JP2964059B2 - 模様入り極薄金属手箔の製造方法 - Google Patents
模様入り極薄金属手箔の製造方法Info
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- JP2964059B2 JP2964059B2 JP5226437A JP22643793A JP2964059B2 JP 2964059 B2 JP2964059 B2 JP 2964059B2 JP 5226437 A JP5226437 A JP 5226437A JP 22643793 A JP22643793 A JP 22643793A JP 2964059 B2 JP2964059 B2 JP 2964059B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚さ約0.1〜4
ミクロンの極薄金属手箔に文字、図形もしくはこれらの
結合又はこれらと色彩との結合からなる模様(以下、
「模様」という。)を昇華性染料により昇華転写印刷し
た模様入り極薄金属手箔の製造方法に関するものであ
る。
ミクロンの極薄金属手箔に文字、図形もしくはこれらの
結合又はこれらと色彩との結合からなる模様(以下、
「模様」という。)を昇華性染料により昇華転写印刷し
た模様入り極薄金属手箔の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、我が国において、「金箔」
に代表される金、銀、銅、アルミニウム又はこれらの合
金を打ち延ばして得られる厚さ約0.1〜4ミクロンの
極薄金属手箔は、古くから装飾用途に用いられており、
現在に到っては、その殆ど全てが石川県下で製造されて
いる。金、銀、銅、アルミニウム又はこれらの合金を打
ち延ばして得られる厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金
属手箔は、通常、金合わせ→延金→澄打ち→仕立て→引
き入れ→打ち前→箔移しの工程を経て製造されており、
この製造法によるものは、「手箔」と呼ばれ、10.9
cm角、12.7cm角、15.8cm角及び21.2
cm角の4種類があり、10.9cm角のものが汎用さ
れている。なお、この厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄
金属手箔は、極めて薄いものであるから、その取扱いに
当たっては、熟練と細心の注意が必須(事実、着物、帯
等への適用に当たって殆ど密閉状態の室内で熟練者が
「箔はし」と呼ばれる竹製のはしを用いて取り扱ってい
る。)とされている。本発明は、上記の通りの厚さ約
0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔を対象とするもので
ある。
に代表される金、銀、銅、アルミニウム又はこれらの合
金を打ち延ばして得られる厚さ約0.1〜4ミクロンの
極薄金属手箔は、古くから装飾用途に用いられており、
現在に到っては、その殆ど全てが石川県下で製造されて
いる。金、銀、銅、アルミニウム又はこれらの合金を打
ち延ばして得られる厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金
属手箔は、通常、金合わせ→延金→澄打ち→仕立て→引
き入れ→打ち前→箔移しの工程を経て製造されており、
この製造法によるものは、「手箔」と呼ばれ、10.9
cm角、12.7cm角、15.8cm角及び21.2
cm角の4種類があり、10.9cm角のものが汎用さ
れている。なお、この厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄
金属手箔は、極めて薄いものであるから、その取扱いに
当たっては、熟練と細心の注意が必須(事実、着物、帯
等への適用に当たって殆ど密閉状態の室内で熟練者が
「箔はし」と呼ばれる竹製のはしを用いて取り扱ってい
る。)とされている。本発明は、上記の通りの厚さ約
0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔を対象とするもので
ある。
【0003】従来、厚さ約8ミクロン以下(最も薄いも
のは厚さ約0.1ミクロン)の極薄金属手箔に着色した
り模様を施したりするに当たっては、染料によって着色
した合成樹脂液に浸漬して引き上げ加熱乾燥することに
よって両面を単一色に着色する方法(この着色法は「ど
ぼづけ法」と呼ばれており、どぼづけ法によって着色さ
れた手箔は「着色箔」と呼ばれている。)、硫黄を用い
て表面をいぶすことによって濃淡の縞模様を形成する方
法及び前記2つのケースを組み合わせて両面を暗い単一
色に着色するとともに濃淡の縞模様を形成させ虹彩様の
外観を呈させる方法等が採られている。
のは厚さ約0.1ミクロン)の極薄金属手箔に着色した
り模様を施したりするに当たっては、染料によって着色
した合成樹脂液に浸漬して引き上げ加熱乾燥することに
よって両面を単一色に着色する方法(この着色法は「ど
ぼづけ法」と呼ばれており、どぼづけ法によって着色さ
れた手箔は「着色箔」と呼ばれている。)、硫黄を用い
て表面をいぶすことによって濃淡の縞模様を形成する方
法及び前記2つのケースを組み合わせて両面を暗い単一
色に着色するとともに濃淡の縞模様を形成させ虹彩様の
外観を呈させる方法等が採られている。
【0004】また、蒸着法やスパッタリング法により製
造される金属箔では、特公昭43−2600号公報、実
開昭54−178785号公報及び実開昭60−162
098号公報等に見られる通り、あらかじめ透明フィル
ムの被蒸着面にグラビア印刷技術によって所要の色彩・
模様を印刷して置いてから蒸着又はスパッタリングによ
り金属箔を形成することによって、透明フィルム側から
目視される模様を付与する方法が採られているが、この
方法は金属箔に模様を付与するものではない。なお、本
発明者は30余年にわたり着色箔の製造・販売に従事し
ているが、厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔に
多彩な模様を印刷技術によって付与した例を知らない。
造される金属箔では、特公昭43−2600号公報、実
開昭54−178785号公報及び実開昭60−162
098号公報等に見られる通り、あらかじめ透明フィル
ムの被蒸着面にグラビア印刷技術によって所要の色彩・
模様を印刷して置いてから蒸着又はスパッタリングによ
り金属箔を形成することによって、透明フィルム側から
目視される模様を付与する方法が採られているが、この
方法は金属箔に模様を付与するものではない。なお、本
発明者は30余年にわたり着色箔の製造・販売に従事し
ているが、厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔に
多彩な模様を印刷技術によって付与した例を知らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、かかる現
況に鑑み、厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔に
多彩な模様を印刷技術によって付与すべく、種々の印刷
技術について検討してきたが、その一環として、一旦、
転写紙に昇華性染料により摸様を印刷し、その後、熱と
圧力を加えることにより転写紙に印刷された模様を布地
に昇華転写させる印刷技術(一般に、「テキスタイルプ
リント」と呼ばれている。)を応用しようと試みた。し
かし、約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔と上記転写
紙とを重ね合わせて、熱を加えて圧接する場合には、転
写紙と極薄金属手箔とが密着して接着状態となり、これ
らを剥がすことは容易でなく、無理に剥がそうとする
と、極薄金属手箔が破れてばらばらになってしまうとい
う問題点があった。
況に鑑み、厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔に
多彩な模様を印刷技術によって付与すべく、種々の印刷
技術について検討してきたが、その一環として、一旦、
転写紙に昇華性染料により摸様を印刷し、その後、熱と
圧力を加えることにより転写紙に印刷された模様を布地
に昇華転写させる印刷技術(一般に、「テキスタイルプ
リント」と呼ばれている。)を応用しようと試みた。し
かし、約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔と上記転写
紙とを重ね合わせて、熱を加えて圧接する場合には、転
写紙と極薄金属手箔とが密着して接着状態となり、これ
らを剥がすことは容易でなく、無理に剥がそうとする
と、極薄金属手箔が破れてばらばらになってしまうとい
う問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解消し、
厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔に昇華転写印
刷技術の適用を可能とすることによって多彩な模様が印
刷された模様入り極薄金属手箔の製造方法を提供するこ
とを技術的課題とするものである。
厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手箔に昇華転写印
刷技術の適用を可能とすることによって多彩な模様が印
刷された模様入り極薄金属手箔の製造方法を提供するこ
とを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る模様入り極
薄金属手箔の製造方法は、厚さ約0.1〜4ミクロンの
極薄金属手箔1を中空状鉄板に張り付けて極薄金属手箔
1の少なくとも一面に昇華転写できる樹脂を塗布してコ
ーティング層2を形成し、当該金属手箔1のコーティン
グ層2面に昇華した染料が透過できる離型材4を重ね合
わせ、さらに、当該離型材4面に昇華性分散染料により
模様3を印刷した転写紙5の印刷面51を向けて重ね合
わせた後、当該転写紙5側から熱を加えて圧接すること
により当該コーティング層2面に模様3を昇華転写印刷
するようにしたものである。
薄金属手箔の製造方法は、厚さ約0.1〜4ミクロンの
極薄金属手箔1を中空状鉄板に張り付けて極薄金属手箔
1の少なくとも一面に昇華転写できる樹脂を塗布してコ
ーティング層2を形成し、当該金属手箔1のコーティン
グ層2面に昇華した染料が透過できる離型材4を重ね合
わせ、さらに、当該離型材4面に昇華性分散染料により
模様3を印刷した転写紙5の印刷面51を向けて重ね合
わせた後、当該転写紙5側から熱を加えて圧接すること
により当該コーティング層2面に模様3を昇華転写印刷
するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の代表的な実施態様
を図に基づき説明する。図1は、本発明における模様入
り極薄金属手箔の実施態様を模型的に示した縦断面説明
図、図2は、本発明に係る模様入り極薄金属手箔の製造
過程を模型的に示した縦断面説明図であり、図1及び図
2において、1は、厚さ約0.1〜4ミクロンの金、
銀、銅、アルミニウム又はこれらの合金を用いた手箔、
2は、手箔1の上下面をポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フェノール・メラミン樹脂等の昇華転写できる樹脂
(以下、「コート剤」という。)を塗布して形成したコ
ーティング層、3は、昇華性分散染料によりコーティン
グ層2面に昇華転写印刷された模様である。なお、コー
ト剤には光硬化性樹脂を使用することもできる。4は、
上・下側のコーティング層2にそれぞれ重ね合わせた、
絹、木綿或いはウール等の天然繊維製布地又は天然セル
ロース繊維を原料とする和紙や洋紙等の天然繊維製紙か
らなる離型材、5は、上・下側の離型材4にそれぞれ重
ね合わせた、昇華性分散染料により模様3が印刷されて
いる転写紙であり、51は当該転写紙5の印刷面であ
る。なお、昇華性分散染料は常法によりインク化された
市販品を用いればよい。6は、上・下側のコーティング
層2に、それぞれ離型材4、転写紙5を順次重ね合わせ
ることにより形成される積層体であり、7は、熱プレス
機(図示せず。)の熱板である。天然繊維製布地を用い
る場合には、特に必要とはしないが、天然繊維製紙を用
いる場合にはシリコンやワックス等を用いて離型加工を
施して置く必要がある。なお、天然繊維製布地にシリコ
ンやワックス等を用いて離型加工を施せば、より優れた
離型性が得られる。
を図に基づき説明する。図1は、本発明における模様入
り極薄金属手箔の実施態様を模型的に示した縦断面説明
図、図2は、本発明に係る模様入り極薄金属手箔の製造
過程を模型的に示した縦断面説明図であり、図1及び図
2において、1は、厚さ約0.1〜4ミクロンの金、
銀、銅、アルミニウム又はこれらの合金を用いた手箔、
2は、手箔1の上下面をポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、フェノール・メラミン樹脂等の昇華転写できる樹脂
(以下、「コート剤」という。)を塗布して形成したコ
ーティング層、3は、昇華性分散染料によりコーティン
グ層2面に昇華転写印刷された模様である。なお、コー
ト剤には光硬化性樹脂を使用することもできる。4は、
上・下側のコーティング層2にそれぞれ重ね合わせた、
絹、木綿或いはウール等の天然繊維製布地又は天然セル
ロース繊維を原料とする和紙や洋紙等の天然繊維製紙か
らなる離型材、5は、上・下側の離型材4にそれぞれ重
ね合わせた、昇華性分散染料により模様3が印刷されて
いる転写紙であり、51は当該転写紙5の印刷面であ
る。なお、昇華性分散染料は常法によりインク化された
市販品を用いればよい。6は、上・下側のコーティング
層2に、それぞれ離型材4、転写紙5を順次重ね合わせ
ることにより形成される積層体であり、7は、熱プレス
機(図示せず。)の熱板である。天然繊維製布地を用い
る場合には、特に必要とはしないが、天然繊維製紙を用
いる場合にはシリコンやワックス等を用いて離型加工を
施して置く必要がある。なお、天然繊維製布地にシリコ
ンやワックス等を用いて離型加工を施せば、より優れた
離型性が得られる。
【0009】先ず、手箔1とほぼ同形の鉄板(図示せ
ず)を周囲に約1cmの糊代を残して矩形に打ち抜いて
中空にし、この中空状鉄板に手箔1を張り付け、コート
剤で満たされた容器に浸ける。そして、引き上げ、焼付
け乾燥して、図2の(a)に示すように、手箔1の上下
面にコーティング層2を形成する。このとき、手箔1と
上・下側のコーティング層2を加えた合計厚みは約40
〜80ミクロン程度とするのが好ましい。次に、図2の
(b)に示すように、上・下側のコーティング層2面に
それぞれ離型材4を重ね合わせ、さらに、図2の(c)
に示すように、上・下側の離型材4面に転写紙5の印刷
面51を向けてそれぞれ重ね合わせて、積層体6を得
る。そして、熱プレス機を操作することにより、約16
0〜200°Cに加熱した上下の熱板7を作動させ、積
層体6の転写紙5側から約2〜5kg/cm2の圧力で
約30秒間圧接する(以下、「熱圧接」ともいう。)。
この熱と圧力により、転写紙5の印刷面51の昇華性分
散染料が昇華し、昇華した分散染料が離型材4を透過し
て、コーティング層2面に昇華転写され、印刷面51の
模様3が印刷される。その後、離型材4をコーティング
層2から剥離することにより、図1に示す、コーティン
グ層2面に模様3が印刷された極薄金属手箔が得られ
る。
ず)を周囲に約1cmの糊代を残して矩形に打ち抜いて
中空にし、この中空状鉄板に手箔1を張り付け、コート
剤で満たされた容器に浸ける。そして、引き上げ、焼付
け乾燥して、図2の(a)に示すように、手箔1の上下
面にコーティング層2を形成する。このとき、手箔1と
上・下側のコーティング層2を加えた合計厚みは約40
〜80ミクロン程度とするのが好ましい。次に、図2の
(b)に示すように、上・下側のコーティング層2面に
それぞれ離型材4を重ね合わせ、さらに、図2の(c)
に示すように、上・下側の離型材4面に転写紙5の印刷
面51を向けてそれぞれ重ね合わせて、積層体6を得
る。そして、熱プレス機を操作することにより、約16
0〜200°Cに加熱した上下の熱板7を作動させ、積
層体6の転写紙5側から約2〜5kg/cm2の圧力で
約30秒間圧接する(以下、「熱圧接」ともいう。)。
この熱と圧力により、転写紙5の印刷面51の昇華性分
散染料が昇華し、昇華した分散染料が離型材4を透過し
て、コーティング層2面に昇華転写され、印刷面51の
模様3が印刷される。その後、離型材4をコーティング
層2から剥離することにより、図1に示す、コーティン
グ層2面に模様3が印刷された極薄金属手箔が得られ
る。
【0010】このように、本発明においては、コーティ
ング層2と転写紙5との間に、昇華性染料を透過させる
離型材4を配置したので、昇華した分散染料は、離型材
4に昇華転写されることなく、離型材4の隙間を通り抜
けて、コーティング層2面に昇華転写されることによ
り、当該コーティング層2面に印刷面51の模様3を得
ることができる。そして、前記離型材4の存在によっ
て、コーティング層2と転写紙5とが接着されるのを防
ぐことができ、コーティング層2から転写紙5を容易に
剥がすことができるから、手箔1が破れることはない。
ング層2と転写紙5との間に、昇華性染料を透過させる
離型材4を配置したので、昇華した分散染料は、離型材
4に昇華転写されることなく、離型材4の隙間を通り抜
けて、コーティング層2面に昇華転写されることによ
り、当該コーティング層2面に印刷面51の模様3を得
ることができる。そして、前記離型材4の存在によっ
て、コーティング層2と転写紙5とが接着されるのを防
ぐことができ、コーティング層2から転写紙5を容易に
剥がすことができるから、手箔1が破れることはない。
【0011】図3は、本発明における模様入り極薄金属
手箔の実施態様を模型的に示した縦断面説明図であり、
図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。この態様に
おいては、図3に示すように、手箔1の片面のみにコー
ティング層2を形成し、このコーティング層2面に模様
3を昇華転写印刷するようにしており、手箔1を張り付
けた前記鉄板のコーティングしない面側の中空部をポリ
エステルフィルム等で覆った後に、コート剤で満たされ
た容器に浸けることにより手箔1の片面のみにコート剤
を塗布することができる。
手箔の実施態様を模型的に示した縦断面説明図であり、
図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。この態様に
おいては、図3に示すように、手箔1の片面のみにコー
ティング層2を形成し、このコーティング層2面に模様
3を昇華転写印刷するようにしており、手箔1を張り付
けた前記鉄板のコーティングしない面側の中空部をポリ
エステルフィルム等で覆った後に、コート剤で満たされ
た容器に浸けることにより手箔1の片面のみにコート剤
を塗布することができる。
【0012】
【作用】本発明においては、昇華転写できる樹脂により
コーティングされた厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金
属手箔と転写紙との間に昇華した染料が透過できる離型
材を配置したので、熱プレス機等で当該転写紙側から熱
を加えた状態に転写紙と極薄金属手箔とを圧接し、転写
紙の模様を極薄金属手箔のコーティング層面に昇華転写
印刷した後、転写紙を極薄金属手箔のコーティング層か
ら容易に剥がすことができるから、当該極薄金属手箔が
破れることはない。
コーティングされた厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金
属手箔と転写紙との間に昇華した染料が透過できる離型
材を配置したので、熱プレス機等で当該転写紙側から熱
を加えた状態に転写紙と極薄金属手箔とを圧接し、転写
紙の模様を極薄金属手箔のコーティング層面に昇華転写
印刷した後、転写紙を極薄金属手箔のコーティング層か
ら容易に剥がすことができるから、当該極薄金属手箔が
破れることはない。
【0013】また、離型材は昇華した分散染料を透過さ
せるので、転写紙に印刷された模様の色調を損なうこと
なくコーティング層面に転写印刷することができる。な
お、天然繊維製布地は、200°C前後の熱ではコーテ
ィング層に付着しないが、天然繊維製紙は、200°C
程度でコーティング層に付着することがあるので、前記
の通り、離型加工を施している。
せるので、転写紙に印刷された模様の色調を損なうこと
なくコーティング層面に転写印刷することができる。な
お、天然繊維製布地は、200°C前後の熱ではコーテ
ィング層に付着しないが、天然繊維製紙は、200°C
程度でコーティング層に付着することがあるので、前記
の通り、離型加工を施している。
【0014】
【実施例】次に、本発明の代表的な実施例を挙げる。 実施例1. 本実施例の模様入り極薄金属手箔は、厚さ約0.1ミク
ロンで12.7cm角の金箔(手箔)1の上下面に模様
3を昇華転写印刷したものである(図1及び図2参
照)。先ず、厚さ約0.1ミクロンの金箔1の上下面に
ポリエステル樹脂を塗布し、コーティング層2を形成し
て金箔1と上・下側のコーティング層2との合計厚みを
約50ミクロンとした。次に、上・下側のコーティング
層2面に、離型材としてワックスを塗布した絹布地4を
それぞれ重ね合わせ、さらに、上・下側の絹布地4面に
昇華性分散染料(セリコールSUBインキ 色番号16
7−赤,221−黄色,391−藍,911−墨:商品
名:帝国インキ製造株式会社製)により模様3が印刷さ
れた転写紙5の印刷面51を向けてそれぞれ重ね合わ
せ、温度約200°C、圧力約2kg/cm2の条件下
で約30秒間熱圧接した後、転写紙5及び絹布地4をコ
ーティング層2面からそれぞれ剥離した。その結果、金
箔1は破壊することなく、その上・下側のコーティング
層2面に綺麗な模様3が昇華転写印刷された金箔を得る
ことができた。
ロンで12.7cm角の金箔(手箔)1の上下面に模様
3を昇華転写印刷したものである(図1及び図2参
照)。先ず、厚さ約0.1ミクロンの金箔1の上下面に
ポリエステル樹脂を塗布し、コーティング層2を形成し
て金箔1と上・下側のコーティング層2との合計厚みを
約50ミクロンとした。次に、上・下側のコーティング
層2面に、離型材としてワックスを塗布した絹布地4を
それぞれ重ね合わせ、さらに、上・下側の絹布地4面に
昇華性分散染料(セリコールSUBインキ 色番号16
7−赤,221−黄色,391−藍,911−墨:商品
名:帝国インキ製造株式会社製)により模様3が印刷さ
れた転写紙5の印刷面51を向けてそれぞれ重ね合わ
せ、温度約200°C、圧力約2kg/cm2の条件下
で約30秒間熱圧接した後、転写紙5及び絹布地4をコ
ーティング層2面からそれぞれ剥離した。その結果、金
箔1は破壊することなく、その上・下側のコーティング
層2面に綺麗な模様3が昇華転写印刷された金箔を得る
ことができた。
【0015】実施例2. 本実施例の模様入り極薄金属手箔は、厚さ4ミクロンで
12.7cm角の銀箔(手箔)の片面に模様を昇華転写
印刷したものであり、銀箔の上下面にポリエステル樹脂
によりコーティング層を形成して合計厚みを約80ミク
ロンとし、コーティング層の片面に離型材としてウール
布地を重ね合わせ、さらに、実施例1と同じ転写紙を重
ね合わせて、温度約160°C、圧力約5kg/cm2
の条件下で、約30秒間熱圧接した後、転写紙及びウー
ル布地をコーティング層面から剥離した。その結果、銀
箔は破壊することなく、その片面のコーティング層面に
綺麗な模様が昇華転写印刷された銀箔を得ることができ
た。
12.7cm角の銀箔(手箔)の片面に模様を昇華転写
印刷したものであり、銀箔の上下面にポリエステル樹脂
によりコーティング層を形成して合計厚みを約80ミク
ロンとし、コーティング層の片面に離型材としてウール
布地を重ね合わせ、さらに、実施例1と同じ転写紙を重
ね合わせて、温度約160°C、圧力約5kg/cm2
の条件下で、約30秒間熱圧接した後、転写紙及びウー
ル布地をコーティング層面から剥離した。その結果、銀
箔は破壊することなく、その片面のコーティング層面に
綺麗な模様が昇華転写印刷された銀箔を得ることができ
た。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、取扱いに当たって熟練
と細心の注意を要し、密閉状態の室内で熟練者が「箔は
し」と呼ばれる竹製のはしを用いて取り扱わなければな
らないほど極めて薄い厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄
金属手箔を昇華転写できるコート剤でコーティングし、
このコーティング層面に昇華した分散染料が透過できる
離型材を重ね合わせ、転写紙に印刷された模様をコーテ
ィング層面に転写印刷するようにしたので、容易に模様
入り極薄金属手箔を得ることができる。また、所要の模
様を昇華性分散染料によって転写紙に印刷することによ
り、その模様を昇華転写印刷した模様入り極薄金属手箔
を簡単に得ることができる。
と細心の注意を要し、密閉状態の室内で熟練者が「箔は
し」と呼ばれる竹製のはしを用いて取り扱わなければな
らないほど極めて薄い厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄
金属手箔を昇華転写できるコート剤でコーティングし、
このコーティング層面に昇華した分散染料が透過できる
離型材を重ね合わせ、転写紙に印刷された模様をコーテ
ィング層面に転写印刷するようにしたので、容易に模様
入り極薄金属手箔を得ることができる。また、所要の模
様を昇華性分散染料によって転写紙に印刷することによ
り、その模様を昇華転写印刷した模様入り極薄金属手箔
を簡単に得ることができる。
【図1】本発明における模様入り極薄金属手箔の実施態
様を模型的に示した縦断面説明図である。
様を模型的に示した縦断面説明図である。
【図2】本発明に係る模様入り極薄金属手箔の製造過程
を模型的に示した縦断面説明図である。
を模型的に示した縦断面説明図である。
【図3】本発明における模様入り極薄金属手箔の実施態
様を模型的に示した縦断面説明図である。
様を模型的に示した縦断面説明図である。
1 極薄金属箔(極薄金属手箔) 2 コーティング層 3 模様 4 離型材 5 転写紙 51 印刷面 6 積層体 7 熱板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B44C 1/165 - 1/17 B41M 5/035 B41M 5/38 - 5/40
Claims (4)
- 【請求項1】 厚さ約0.1〜4ミクロンの極薄金属手
箔1を中空状鉄板に張り付けて極薄金属手箔1の少なく
とも一面に昇華転写できる樹脂を塗布してコーティング
層2を形成し、当該金属手箔1のコーティング層2面に
昇華した染料が透過できる離型材4を重ね合わせ、さら
に、当該離型材4面に昇華性分散染料により模様3を印
刷した転写紙5の印刷面51を向けて重ね合わせた後、
当該転写紙5側から熱を加えて圧接することにより当該
コーティング層2面に模様3を昇華転写印刷することを
特徴とする模様入り極薄金属手箔の製造方法。 - 【請求項2】 離型材4が、天然繊維製布地である請求
項1記載の模様入り極薄金属手箔の製造方法。 - 【請求項3】 離型材4が、離型加工を施した天然繊維
製紙である請求項1記載の模様入り極薄金属手箔の製造
方法。 - 【請求項4】 離型材4が、シリコン又はワックスを用
いて離型加工を施した天然繊維製紙である請求項1記載
の模様入り極薄金属手箔の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5226437A JP2964059B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 模様入り極薄金属手箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5226437A JP2964059B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 模様入り極薄金属手箔の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0752532A JPH0752532A (ja) | 1995-02-28 |
| JP2964059B2 true JP2964059B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=16845104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5226437A Expired - Fee Related JP2964059B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 模様入り極薄金属手箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2964059B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002254896A (ja) * | 2001-03-06 | 2002-09-11 | Seiko Epson Corp | 画像形成方法およびこれに用いる転写シートフィルム、並びに画像形成装置 |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP5226437A patent/JP2964059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0752532A (ja) | 1995-02-28 |
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