JPS6059348A - 写真印画用ポリエステルフイルム - Google Patents

写真印画用ポリエステルフイルム

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JPS6059348A
JPS6059348A JP58168830A JP16883083A JPS6059348A JP S6059348 A JPS6059348 A JP S6059348A JP 58168830 A JP58168830 A JP 58168830A JP 16883083 A JP16883083 A JP 16883083A JP S6059348 A JPS6059348 A JP S6059348A
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polyester film
polyester
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film
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Hikoichi Nagano
長野 日子一
Osamu Makimura
牧村 修
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Kazuo Murauchi
村内 一夫
Akito Hamano
明人 濱野
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/91Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by subbing layers or subbing means

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は写真印画用ポリエステルフィルムに関する。
写真印画紙は、支持体である紙の上に写真乳剤層ケ設け
たものが古くから使用されている。紙は外g、g触、機
械的性質、価格等において多くの利点を有しているが、
現像処理時に多量の処理液を吸収する欠点があり、支持
体として紙の処理液吸収性ヲ低下させることが望まれて
いる。その方法の一つは紙にサイジングを施すことであ
って。
バライタ紙として知られているが、バライタ紙は処理液
吸収性?低下させるIこは不十分であって。
迅速々現像処理には不向きであった。またサイジング剤
としてステアリン酸ナトリウムなどの脂肪酸面けんが使
用されているが、このサイジング剤は固状であるために
原紙を製造する際にサイジング剤の溶解、保温が必要と
なり、取扱いが煩雑である2いう欠点がある。支持体の
処理液吸収性全低下きせる他の方法として1紙の表裏ケ
ポリオレフイン樹脂などの耐水性皮膜で被覆することが
知られており、この方法では紙中への処理液の浸透は紙
の端部切断面のみからであって、迅速な現像処理が可能
となる。しかしながらこの方法においても切断面からの
処理液の浸透を完全に防止することができず、水洗で十
分に除去しきれなかった処理液が熱および経時によって
変色し、いわゆるエツジ汚れとなり、このエツジ汚れは
写真の白グチ部に茶色のシミ状汚れとなって写真の価値
を著しく低下させる。
上記のように従来の方法はいずれも迅速処理のための紙
の処理液吸収性を低下させるには不十分であるので、そ
の対策が要望されていた。
本発明者らは上記の問題?解決するために鋭意研究した
結果、現像処理全迅速に行なうことができ、かつ現像後
の保存中に変色することのない写真印画用材料を発明す
るに至ったのである。
丁なわちこの発明は、全光線透過率50%以下のポリエ
ステルフィルムの表面に、高分子材料の溶液、エマルジ
ョンまたは分散体ケ塗布して下引層葡設け、この下引層
の上に写真乳剤層を設けたこと1[徴とする写真印画用
ポリエステルフィルムである。
この発明の支持体となるポリエヌテルフイルム114成
するポリエステルは、芳香族二塩基酸またはそのエステ
ル形成性誘導体と、ジオールまたはそのエステル形成性
誘導体とから縮重合される高融点、高結晶性の線状飽和
ポリエステルであり。
このようなポリエステルとしては、ポリエチレンテレフ
タv−)、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレン
テレフタレ−1・、ポリエチレン−2,6−ナフタレー
ト等が例示され、さらに上記単独重合体ケ主成分とする
共重合体、あるいは小割合の他の樹脂との混合物が上記
ポリエステルに含1れる。上記の線状飽和ポリエステル
を溶融押出し、常法によってフィルム状とし、さらに延
伸、熱処理して配向結晶化、熱結晶化させてポリエステ
ルフィルム會得る。
上記のようにして得られるポリエステ)Vフィルレムは
透照性であるが、この発明においては全光線透過率が5
0%以下、好ましくは40〜0%である。全光線透過率
が50%に越えると、画像力(不鮮明となって好1しく
ない。
ポリエステルフィルムの全光線透過率を50%以下にす
るには、製膜前のポリエステルに有機物、または無機物
の微粒子を混合分散させることである。有機物としては
、ポリエステルと相溶性の良くないものが好ましく、ナ
イロン6、ナイロン12゜ナイロン66、ポリメタキシ
リレンジアミンナトのポリアミド系樹脂、ポリエチレン
、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリテ
トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン・テ
I・ラフルオロエチレン共重合体、ポリ3弗化塩化エチ
レンなどの弗素系樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル・ブタジェン・スチレン共重合体などのスチVン系樹
脂、ポリ塩化ビニル−ポリ塩化ビニリデンなどの塩素系
樹脂、ポリエーテルイミド、ポリヌルホン、ポリエーテ
ルスフレホン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレ
ンスルヒト、ポリイミドなどの耐熱性樹脂が例示される
。また無機物としては、タルク、カオリン、カオリンク
レー、ジ−クライト、沸石、ケイ酸アlレミニウム、活
性白土、硫酸バリウム、亜鉛華、酸化チタン。
チタン雲母箔、炭酸ナトリウム、酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム、硫酸カルシウム、ケイ砂。
水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、シリカ、ガラスピ
ーズ、リン酸カルシウムなどが例示される。
上記有機物の場合は、ポリエステルの溶融混合時−押出
し時に1重合缶の攪拌翼や、押出機のスクリューの回転
力による剪断力を受けてポリエステル中に微粒子となっ
て分散させる。またスタティックミキサを使用して分散
させてもよい。無機物の場合には、予め粉砕された平均
粒径50ミクロン以下、好ましくは0.1〜10ミクロ
ンの微粒子が混合される。上記の有機物および無機物の
添加量は、ポリエステルに対して01重量%以上、好ま
しくは05〜10重量%である。白色度や不透明度を高
くするには添加量が多いことが望ましいが、添゛加量が
多くなり過ぎるとフィルムの製膜性や物性が低下するの
で好ましくない。
ポリエステルフィルムの全光線透過率を50%以下にす
る他の方法としては、ポリエステルフィルムの表面に印
刷インキr印刷してもよい。印刷インキは白色であると
不透明となり易いが、白色インキだけで不透明性が不十
分の場合は一黒、紺、青、赤などのインキで重ね刷りを
行なうことによって不透明性にすることができる。印刷
インキの印刷面に写真乳剤層を設けてもよいし、印刷面
と反対側のポリエステルフィルム面に写真乳剤層を設け
てもよい。
通常のポリエステルフィルムは、接着性に乏しく、感光
材料とゼラチンとを主成分とする写真乳剤への濡れ特性
が悪く、写真乳剤の均一な薄層を形成することができな
いが、この発明はポリエステルフィルムに下引層?形成
することによって写真乳剤全均一に塗布することができ
、かつポリエステルフィルムに対する接着性を向上させ
たものである。
下引層は、ポリエステル系樹脂および塩化ビニリデン系
樹脂などからなる高分子材料の溶液、エマルジョンまた
は分散液をポリエステルフィルム面に塗布して形成きれ
る。
下引層のポリエステル系樹脂はm=塩基酸とグリコール
力・らなり、水に可溶、乳化または分散できるポリエス
テル樹脂であり一例えば二塩基酸は全ジカルボン酸の5
0〜0.5モル%がヌルホン酸基含有のジカルボン酸で
))す、これら2種のジカルボン酸成分とグリコール成
分とが共重合されたポリエステル共重合体である。
上記スルホン酸金属塩含有ジカルボン酸としては、ヌル
ホテレフクル酸、5−スルホイソフタル酸、4−スルホ
フタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン
酸、5(4−ヌルホフエノキシ〕イソフタル酸等の金属
塩があげられ、特に好ましいのは5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル酸である。
これらのスルホン酸金属塩含有シカ7レポン酸は、全ジ
カルボン酸成分に対して50〜0.5モル%、好ましく
は20〜1モル%であり、50モル%を越えると水に対
する分散性は良くなるとしても共重合体の耐水性が低下
する。ポリエステル共重合体の水に対する分散性は、共
重合組成、水溶性有機化合物の種類および量などによっ
て異なるが、上記7.ルホン酸金属塩基含有ジカルボン
酸成分の量は水に対する分散性を損わない限り、少ない
方がよい。
7、)Vホン酸金属塩基?含まない通常ジカルボン酸と
しては、芳香族、脂肪族、脂環族のそれぞれのジカルボ
ン酸が用いられる。芳香族ジカルボン酸トしては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸などケあげることができる。これ
らの芳香族ジカルボン酸は全ジカルボン酸成分の40モ
ル%以上であることが好1しく、40モル%未満である
とポリエステル共重合体の機械的強度や耐水性が低下す
る。
脂肪族、脂環族のジカルボン酸としては、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシンi[1,3−シクロベンクンジカル
ボン酸、1.2−シクロヘキサンジカルボン酸、1.9
−シクロジカルボン酸、]、、]4−シクロヘキサンジ
カルボンなどがあげられる。これらの非芳香族ジカルボ
ン酸成分ケ加えると接着性能が高められる場合もあるが
、一般にはポリエステル共重合体の機械的強度や耐水性
は悪くなる。
上記ジカルボン酸混合物に反応させるグリコール成分と
しては一炭素数2〜8個の脂肪族グリコール、および6
〜12個の脂環族グリコール、および両者の混合物であ
り、エチレングリコール、】、2−プロピレングリコー
ル%1.3−プロパンジオール、】、4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1.6−ヘキサンジオー
ル、1,2−シクロヘキサンジメタツール、 1.4−
シクロヘキサンジメタツール、p−キシリレングリコー
ルなどがあげられる。炭素数4個以上の脂肪族ジオール
としては、ジエチレングリコール、トリエチレングIJ
 コールなどがあげられ、1だボリエーテルトシてはポ
リエチレングリコール、ポリプロピレンゲリコール、ポ
リテトラメチレンゲリコールなどがあげられる。
ポリエステル共重合体は、通常の溶融重縮合によって得
られる。すなわち前述のジカルボン酸成分およびグリコ
ール成分kU接反応資せ水を留去してエステル化したの
ち重縮合全行なう直接エステル化法、あるいはジカルボ
ン酸成分のジメチルエステルとグリコール成分k 反応
させ、メチルアルコールケ留去してエステル交換7行な
ったのち軍縮合葡行なうエステル交換法によって得られ
る。
このほかに溶液重縮合や界面重縮合などによっても重合
体が1■られ、この発明は上記いずれかの方法に限定さ
れるものではない。溶融重縮合の際には、必要に応じて
酸化防止剤、滑り剤、無機微粒子、帯電防止剤ケ加える
ことができる。前述したポリエチレングリコールなどの
ポリエーテルは。
溶融重縮合の際あるいは重合後に溶融ブレンドして添加
することができる。
また下引層の塩化ビニリデン系樹脂としては。
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン・アクリル酸エス
テル共重合体、塩化ビニリデン・メタクリル酸エステル
共重合体、塩化ビニリデン・7クリロニ) IJN共重
合体、またはこれら共重合体にアクリル酸−メククリル
酸−クロトン酸などの不飽和モノカルボン酸、不飽和ジ
カルボン酸の成分を含む三元、四元共重合体があげられ
る。共重合体中の塩化ビニリデンの含有量は70モル%
以上。
特に87〜92モル%が好ましい。92七ル%孕越える
と水性乳化液がゲル化し易くなり、コーティング剤とし
て早く使用しなければならない。また72モル%未満で
あると写真乳剤層との接着力が低下する。
下引層ケ構成する高分子材料としては一上記のポリエス
テル系樹脂および塩化ビニリデン系樹脂のほかに、アク
リル系樹脂、ポリウレタン系樹脂なども使用することが
できる。
上記下引層の高分子材料は水系分散体として使用される
ことが好ましい。丁なわち前述のポリエステル系樹脂の
場合は、ポリエステル共重合体と。
水溶性有機化合物と會50〜200°Cであらかじめ混
合し−これに水を加え攪拌して分散する方法、または逆
に一混合物ヶ水に加えて攪拌、分散する方法、またはポ
リエステル共重合体と水溶性有機化合物と水との共存下
で40〜J20°Cで攪拌する方法などがある。上記の
水溶性有機化合物としては、脂肪族および脂環族の下ル
コール、エーテル。
エステル、およびケトン化合物などであり、メタノール
、エクノーjV、イソプロパノ−)V−n−ブタノール
などの1価アルコール類、エチレングリコール、プロピ
レングリコールなどのグリコール類、メチルセロソルブ
、エチルセロソルブ、n−ブチルセロソルブなどのグリ
コール誘導体、ジオキサンーテl−ラヒト゛ロフランな
どのエーテル類、酢酸エチルなどのエステル類、メチル
エチルケトン等のケトン類などである。これらの水溶性
有機化合物は、単独または2種以上の混合で使用される
。水への分散性、フィルムへの塗布性からいえばブチル
セロソルブ、エチルセロソルブが好ましい。
上記の水系分散体における(5)ポリエステル共重合体
と、[相]水溶性有機化合物と−(0水との配合比は、
水系分散体の安定性、塗布液の安全性、濡れ性、塗布量
などを考慮して下記+11. +21式を満足する必要
がある。
fil (A)/(a=100/(20〜5000)(
2)■/(C)=100/(50〜10000 )(1
b’5tcfCA)10n(i00/20 ’c越える
場合は、水系分散体の分散性が低下する。1だ(A)/
(至)が10015000未満の場合ヤ−[2]式ニオ
ケア)(81/ (c)カ10015(1−越える場合
は一水系分散体中の水溶性有機化合物の量が多くなり過
ぎて、インラインコートする際に防爆孕配慮する必要が
あり−またコヌト的にも筒くなるので溶剤回収を考える
必要がある。(f3/(C)が] OO/10000未
満の場合は、塗料液としての表面張力が高くなり、フィ
ルムへの濡れ性が悪くなり−かつ塗布斑が生じ易くなる
。この場合界面活性剤ケ添加することによって濡れ性は
改善されるが、界面活性剤の添加量が多いと接着性や耐
水性が低下する。
上記の高分子材料の水系分散体をポリエステルフィルム
に塗布するには、未延伸−一軸延伸あるいは二軸延伸の
いずれの状態でもよく−その塗布はインラインコート、
オフラインコートのいスレでもよい。
下引層音形成する高分子材料溶液の溶媒としては一ベン
ゼン、トルエン、キシレン−メチルエチルケトン、ジメ
チルホルムアミドなどの有i溶剤1であり、これら溶液
をインライン方式、オフライン方式によって塗布される
ポリエステルフィルムに塗布される高分子材料の塗布量
は一二軸延伸後のフィルムに換算して0.0]〜5 E
l/nl’である。二軸延伸後にさらに一軸延伸をして
得られるテンシライズドフィルムの場合は一製品フイル
ムに対して塗布量は0.01〜0,5gΔノtが好まし
b0塗布量が0.01 fl/ytf未満の場合は写真
乳剤層との接着性が十分ではない。塗布量が1g/n?
を越える場合は、水系分散体に無機化合物。
有機化合物の微粒子を添加することによって滑り性−耐
ブロツキング性ケ改良することができる。
ポリエステルフィルムに水系分散体を均一に塗布し易く
するために、水系分散体にメチルアルコール、エチルア
ルコールなどの有機溶剤ケ添加して表面張力を下げれば
よい。またポリエステルフィルムに表面処理?施しても
よく一表面処理としては、火炎処理、柴外線照射、プラ
ズマ処卯、コロナ処理などの放電処理、電子線や放射線
による11(柚、1処ill、化学薬品処理などがある
。上記各処理のうちコロナ放電処理が「1n便、短時間
で効果的である。
ポリエステルフィルムの表面に水系分散体全塗布するに
は、公知の任意の方法が適用でき、塗布法としては、ロ
ールコート法、グラビアコート法、ロールプラッシュ法
、スプレーコート法、エアナイフ1m1−) 法、含浸
法およびカーテンコート法すど力司j、独でまたは組合
せて適用される。
以上に説明した下引層奮有するポリエステルフィルムに
は、通常の方法にて写真印画用写真乳剤が塗布される。
この発明によって得られた写真印画用フィルムは、従来
のバライク紙による印画紙に比べて、耐水性−耐久性、
耐変色性、寸法安定性2力学的性質に優れ、長期に保存
されるべき写真−地図−文献1図書、法律文書などの用
途に好適である。1だ耐水性、耐薬品性が優れているた
め、現像処理時間が短くなり、インスタント写真などの
印画フィルムとしても好適である。
以下に実施例をあげて説明する。実施例中の測定項目は
次の方法による。
全光線透過率: JIS−に6714に準じて東洋精機
社製ヘーズメータS型ケもって測定した。
写真乳剤層の接層カニポリエステルフィルムに写真乳剤
層?!l−塗布、乾燥後−長さ約10 onのセロハン
粘着テープにチバン社製、商品名エルバックLP−12
)k用いて写真乳剤層面に気泡が入らないように指で押
さえながら貼付け−これ葡ポリエヌテルフイルムと共に
幅20 mlI+の帯状に切り出し。
この試料を万能引張試験機UTiφ−■型(東洋ボール
ドウィン社製)をもって剥離速度1000M1717分
でT型剥離してその接着力をめた。測定雰囲気は温度2
0°C1湿度65%である。
なお−実施例中、「部」−「%」とあるは重量基準であ
る。
実施例1 (1)高分子材料の水系分散体の製造 ジメチルテレフタソー1−11フ部、ジメチルイソフタ
レート117部−エチレングリコール103部、シエチ
レンゲリコール58部、酢酸亜gA0.08部、三酸(
ヒアンチモン0.08部を反応容器に仕込み、40〜2
20°(,3時間エステル交換を行ない、次いで5−ナ
トリウムイソフタル酸9部ケ添加し一220〜260°
C11時間でエステル化反応を行ない−しかるのち減圧
下(0,2〜10 mmI(g )で2時間重縮合反応
ケ行なって1分子量] 8000 +軟化点14.0°
Cのポリエステル共重合体k Tnた。このポリエフ 
テIL’共N合体300部とn−ブチルセロソルブ14
0部と水560部とを容器中に仕込み、80’C。
約3時間攪拌して均一な淡白色の固形分濃度30%の水
系分散体ケ得た。この水系分散体に更に水4500部−
エチルアルコール4500部r加え一固形分濃度3%に
希釈して塗布液とした。
(2)インラインコートフィルムの製造酸化チタンTA
300(i士チタンuW)r2%含有シー固有粘度0.
62のポリエチレンテレフタレートを290°Cで溶融
押出し−15°Cの冷却ロールで冷却して厚さ1550
ミクロンの未延伸フィルムケ得た。この未延伸フイルム
ケ周速の異なる85’C(7) IJ−ル間で縦方向に
3.5倍に一軸延伸し、この−軸延伸フィルムにコロナ
放電処理を行なった。
このコロナ放電処理面に、(1)の塗布液ケエアーナイ
フ方式で塗布し〜 70°Cの熱風で乾燥し−次いでテ
ンクーで98°Cで横方向に3.5倍延伸し−さらに2
00〜2]0’Cで熱固定して厚さ125ミクロンの二
軸延伸ポリエステルフィルムケ得た。なおポリエステル
フィルム上のポリエステル共重合体の塗布量は0.08
 Q /yy?であった。
(3)写真乳剤層の形成 写真乳剤の組成は下記のとおりである。
lk液:蒸留水 400CC (45°C)ゼラチン 55g 臭化カリウム 19.3g ヨウ化カリウム 05I7 B液:蒸留水 100CC (35°C)硝酸銀 251 アンモニア水(比重0.88) 褐色沈澱が再溶解する
1で水會加えて全量を150CCとする A液にB液?1分間で注入し、45°C135分間熟成
したのち冷却凝固して細断した。次いで]5°Cの水で
2時間水洗後、ゼラチン20g’に加え、211”加え
て全乳剤量k 1.11cqとし、50°C140分間
第二熟成ケ行なった。次いで上記写真乳斉1 kファウ
ンテインコータを使用して、上記インラインコートフィ
ルムに塗布して乾燥した。乾燥後の写真乳剤層の厚さは
10ミクロンであった。
上記の工程によって得られた写真印画用ポリエステルフ
イルムの全光線透過率および写真乳剤層の接着力を測定
し、その結果ケ下記第1表に示す。
なお、ポリエステル樹脂系の水系分散体ケインラインコ
ートしないで写真乳剤層を設けたものを比較例】として
その性質を併記した。
第 1 表 実施例2 実施例1において各種のジカルボン酸およびボリオール
ケ配合して各種のポリエステル共重合体を重縮合した以
外は、実施例1と同じにしてポリエチレンテレフタレー
トフィルムに各種水系分散体をオフラインコー1− L
−実施例1と同じく写真乳剤ケ塗布形成した。これらの
フィルムの接着カケ第2表に示す。
第 2 表 実h !2表中−TPAはテンフタル酸、工PAはイソフタル
酸= SSIは5−ナトリウムスルホイソフタル酸、A
Aはアジピン酸、EGはエチレングリコール。
DECはジエチレングリコール、NPGはネオペンチル
グリコール、 PEGはポリエチレングリコール(分子
量4000)である。
実施例3 実施例1のポリエチレンテレフタレート96部に、ブロ
ック共重合ポリエステル4部ケ混合した。
このブロック共重合ポリエステルは、テレフタル酸、ブ
タンジオール、ポリテトラメチレンゲリコール(分子量
1000 )とから縮重合されたもので。
ブタンジオールとポリテトラメチレングリコールとのモ
ル比は85.7/ 14.3であり、得られた共重合ポ
リエステルの還元比粘度は1.85 dl/ f テア
ツタ。
上記のポリエチレンテレフタレートとブロック共重合ポ
リエステルとの混合物音290°Cで溶融押出して急冷
し、厚さ2.3 rrtyiの未延伸フィルムヶ得。
次いで縦方向と横方向とに延伸倍率8.5倍に逐次二軸
延伸し、熱固定後コロナ放電処理して巻取つた。延伸フ
ィルムの厚さは188ミクロンであった。
この二軸延伸フィルムの表面に、ポリ塩化ビニリデンエ
マlレジョン(商品名クレハDOAX−2.クレハ化学
工業社製)と部品名ミスカシルNP−8(水沢化学社製
)との混合液(固形分比100:0.3、液濃度45%
)をエアナイフコータケもってコート速度5 Q nV
分で塗布したのち、乾燥ゾーンヶ通し、このフイルムヲ
40°C,2日間熟成した。このフィルムに実施例1と
同様に写真乳剤ケ塗布し一乾燥後の厚み5ミクロンの写
真乳斉11層とした。比較例としてポリ塩化ビニリデン
水性エマルジョンケ塗布しないで写真乳剤層を形成した
もの?作った。これらの全光線透過率、接着力の結果?
第3表に示す。
第3表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕全光線透過率50%以下のポリエステルフィルム
    の表面に、高分子材料の溶液、エマルジョン捷たは分散
    体を塗布して下引層を設け、この下引層の上に写真乳剤
    層を設けたことを特徴とする写11c 印画用ポリエス
    テルフィルム。 〔2〕下引層に使用される高分子材料の溶液、エマルジ
    ョンまたは分散体が水系である特許請求の範囲第1項記
    載の写真印画用ポリエステルフィルム。 〔3〕下引層の高分子材料がポリエステル系樹脂または
    塩化ビニリデン系樹脂である特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の写真印画用ポリエステルフィルム。 〔4〕下引層の高分子材料が二塩基酸とグリコールから
    なり、水に可溶、乳化または分散できるポリエステル系
    樹脂である特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の写真印画用ポリエステルフィルム。 〔5〕下引層の高分子材料が、全ジカルボン酸成分の5
    0モル%以下がスルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸で
    ある混合ジカルボン酸トゲリコールと刀・ら共重合され
    たポリエステル系樹脂である特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載の写真印画用ポリエステルフ
    ィルム。 〔6〕(2)全ジカルボン酸成分の20モル%以下がス
    ルホン酸金属塩基含有ジカルボン酸である水に不溶のポ
    リエステル共重合体と、■沸点60〜200°Cの水溶
    液有機化合物と、(0水とを含み、かつ(8)+ 03
    1.15−よび(C)が(A)/(B)=100/(2
    0〜5000)(B)/(C)=100/(50〜1o
    ooo)の配合比ケ満足する水系分散体を塗布して下引
    層ケ形成する特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
    れかに記載の写真印画用ポリエステルフィルム。
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