JPS6058890B2 - 抗生物質細粒剤の製造法およびそれを用いる複粒剤 - Google Patents

抗生物質細粒剤の製造法およびそれを用いる複粒剤

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JPS6058890B2
JPS6058890B2 JP13110978A JP13110978A JPS6058890B2 JP S6058890 B2 JPS6058890 B2 JP S6058890B2 JP 13110978 A JP13110978 A JP 13110978A JP 13110978 A JP13110978 A JP 13110978A JP S6058890 B2 JPS6058890 B2 JP S6058890B2
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正樹 長谷川
満 福島
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【発明の詳細な説明】 本発明は、抗生物質細粒剤の製造法に関するもので、
特に安定かつ均一な抗生物質細粒剤を得ることを目的と
し、さらにそれを用いる複粒剤を提供するものである。
従来より、アンピンリン、アモキシシリン、シクラシ
シリン、シクロキサンリン、クロキサシリン、セフアレ
キシンなどのβ−ラクタム系抗生物質、キタサマイシン
、スピラマイシン、エリスロマイシンなどのマクロラー
ド系抗生物質、その他クロラムフエニコール、テトラサ
イクリンなどの種々の経口用抗生物質は、その性質を適
宜、無水、水和物、エステルや塩化合物となして、より
良好な経口用の性質となして利用しているものであるが
、これらの抗生物質は一般に粉体状であり、極めてその
取扱いが不便であり、特に飛散し易く、他剤を汚染した
り、また苦味の著しく強いもので、さらに空気中の水分
と直接接触するためにその力価の劣化を生じ易いもので
あつた。従つて、これらの粉体について、マイクロカプ
セル化法やその他の製剤上の種々の造粒法を用いて改善
する方法が行なわれているものである。(「造粒便覧」
昭和50年5月、株式会社オーム発行、参照)が、しカ
ルマイクロカプセル化法において得られるそのカプセル
体は、本来使用されたそのカプセル被覆材が著しい半透
性を示すために、防湿効果、安定性においても良好でな
く、特にシロツプ剤とした際に主薬の苦味や安定性を改
善したものでなく、またその他の製剤上の造粒法におい
ては、一般に粉砕した精製白精、クエン酸ソーダ、サッ
カリンソーダ、その他賦形剤などをその主薬たる抗生物
質と混合して練合機中の湿潤液とともに練合造粒するか
、または流動床造粒機中に加えて湿潤液を噴霧して造粒
する方法などが挙られるが、上記練合法では水、アルコ
ールなどの溶媒に結合剤を溶解し、この溶液を湿潤液と
して主薬、賦形剤などの混合物を練合せしめ、整粒する
ものであるが、その際長時間の練合を行なうために主薬
たる抗生物質の安定性が損われ、かつアンピシリンやア
モキシシリンでは糖類との配合禁忌もあり、また、この
糖類も微細な接触面積の大きいものであり、その保存性
は悪く、例えばアンピシリン・三水和物やアモキシシリ
ン・三水和物の場合には、その製造1週間後に80〜9
0%、4週間後に50〜60%の活性しか有しておらず
、著しく安定性の悪いものであり、また流動床造粒法に
おいても、上記練合法と同様に必要とする粒径に整粒す
るものて、しかしその流動床造粒による粒子はその粒子
内結合法が弱いためにその比容積が大きく、大粒径のも
のが得られ易く、均一の粒径のものを得難く、また小粒
径のものもその結合性のために粉つぼくなるものであり
、特にこの粉つぽい場合には調剤に際して飛散し易く、
他剤を汚染することとなり、また分包剤とする際もその
シール部分に粉末が付着し易いものとなり、さらにアン
ピシリンやアモキシシリンと糖類との配合禁忌の点や、
熱風下の長時間乾燥による主薬の活性劣化の種々の不適
当な点を有しているもので、例えば製造1週間後80%
程度、4週間後50%程度の残存活性しか保持し得ない
ものであつた。また、β−ラクタム系抗生物質である種
々のペニシリンを用いて、これをエチルセルロースおよ
び硬化油とともに揮発性有機溶媒中に懸濁せしめ、この
懸濁液を噴霧乾燥せしめてなる方法(特公昭46−10
877号)が知られているが、この方法においても噴霧
乾燥条件ての送風温度は約100′C以上であり、かつ
ペニシリンの懸濁液となして用いねばならず、そのため
にペニシリンの活性劣化を生じる欠点を有してなるもの
である。さらに粒子状の糖類、例えば砂糖、マンニトー
ルまたはソルビトールを核物質として、これに結合剤お
よびペニシリンを含有する溶液または懸濁液を付着せし
めてなる糖類核物質とペニシリンおよび結合剤の被覆層
よりなる経口投与用顆粒およびその製造法(特開開昭5
2一83916号)が知られているが、このものは、上
記の従来の流動床造粒法を何んら異なるものでなく、ま
た主薬たるペニシリンを結合剤とともに湿潤液中に溶解
または懸濁せしめて、これを噴霧するものであるために
、主薬の活性劣化を生ぜせしめるのみでなく、噴霧する
ためにこの溶液は可能な低粘性の溶液として使用しねば
ならなく、かつその低粘性たる希釈溶液状態のために多
量の溶液を用いねば充分な被覆を行なえるものでなく、
噴霧量が著しく多くなる欠点を有し、さらに核物質の表
面がヌレを生じ難いために主薬の付着が困難であり、そ
のために多量の結合剤を必要とするもので、それらの結
果、不要の造粒が進行して整粒後の微粉発生を生じたり
、または多核性となつた大粒径の顆粒状のものも生じる
こととなり、そのために目的とする粒径の収率の低下を
生じるもので、さらにまたこの方法では78〜80℃の
熱風下長時間流動造粒させることを必要とし、またその
ために結晶水を有する主薬の場合には適用し難いもので
あるなどの種々の欠点を有していた。さらにまた、この
ような流動床造粒法の欠点を改善するために、使用する
湿潤液を、その蒸気となし、この蒸気と核物質との接触
を行なわせてヌレを生ぜせしめてなる方法(特開昭51
−114380号)が知られているが、しかしこの方法
においては湿潤液たる有機溶媒を飽和の状態として使用
しねばならず、それによる操作は著しく不便なものであ
つた。
本発明者らは、種々の抗生物質について、日本抗生物質
基準における細粒剤の規定(32メッシュ径5%以下、
32〜150メッシュ径75%以上、200メッシュ径
10%以下)に良好に適すし、かつ主薬の力価を劣化せ
しめない、優れた抗生物質細粒剤について種々研究した
結果、42〜80メッシュ径の結晶性物質をその核物質
として用い、これに、水、アセトンー水、アルコ−ルー
水、アセトン−アルコール、アセトン−アルコールー水
系の媒体またはこれらの媒体とメチレンクロライドやク
ロロホルムとの混合媒体、さらにこれらの媒体に結合剤
を溶解した溶液を湿潤液として添加し、その結晶性核物
質の表面にヌレを生せせしめ、次いでこれに抗生物質を
添加、混合し、これを室温下、フニキユラー(Funi
cuIar)状態にて旋回流動し、乾燥することによつ
て、その個々の結晶性核物質の表面上に良好に抗生物質
は保持された単核性の抗生物質細粒剤が得られ、かつ抗
生物質の力価劣化を生じることなく、さらに糖類核物質
を用いても、通常の配合禁忌の性質を有するにかかわら
ず、極めて保存性の良好なものであり、さらにまた得ら
れた剤は上記の細粒剤の規定に良く合致する極めて良好
なものであることを見い出した。
また密封系の状態においては、その結晶性核物質に、抗
生物質を加え、それに湿潤液を添加せしめてもほぼ同様
に良好な剤が得られることを見い出した。さらにこのよ
うにして得られた細粒剤は、必要に応じて公知の被覆剤
を用いて被覆することにより、使用した被覆剤の目的、
性質に合致した良好な細粒剤か得られ、特に被覆剤とし
て生体内において不溶性または腸溶性の被覆剤を用いて
得られる細粒剤の被覆処理物とその細粒剤とよりなる複
粒剤か極めて良好な特好性効果を示す優れた製剤である
ことを見い出した。本発明は上記の知見に基いて完成さ
れたもので、42〜80メッシュ径を有する結晶性核物
質に、湿潤液を添加しながら、抗生物質の存在下旋回流
動して該結晶性核物質の表面上に抗生物質を保持させて
、抗生物質:該結晶性核物質=1:9〜5:4の比率の
抗生物質細粒剤を得ることを特徴とする抗生物質細粒剤
の製造法てある。
次に本発明を実施するに当つて、まず使用される42〜
80メッシュ径を有する結晶性核物質とは、好ましくは
白糖結晶、結晶性の乳糖、マンニトールやソルビトール
などの結晶性糖類の42〜80メッシュ径になしたもの
が使用されるもので、上記の糖類は例示であつて、その
他上記の粒径を有する結晶性物質であれば使用し得るも
ので、またこれらの結晶性核物質は好ましくは単一種の
ものを用いるもので、さらに粒径が大きい場合にはボー
ルミル、ハンマーミルまたはロータリーグラニユーレー
ターなどの公知の装置を用いて目的とする粒径までに粉
砕または整粒処理すればよい。
この際に、42メッシュより大きい粒径の核物質を用い
れば、何んら目的とする細粒剤は得られす、また得られ
た剤においては良好に抗生物質が設こされるものでなく
、さらに80メッシュより小さい粒径の核物においては
、核同志の付着や得られた剤の付着を生ずるものである
。次いで、この核物質に、抗生物質を加えて、次いで湿
潤液を添加するか、または該核物質に湿潤液を添加し、
次いで抗生物質を加えてなるものであるが、使用される
抗生物質としては、特に限定されるものではないが、経
口用抗生物質であればよく、例えば後述実施例の如くの
アンピシリン、アモキシシリン、クロキサシリン、ジク
ロキサシリン、シクラシリン、カルペニシリン、セフア
レキシンなどがβ−ラクタム系抗生物質やマクロライド
系やテトラサイクリン系抗生物質などが挙られ、これら
は適宜無水、水和物、エステル誘導性などの形にて使用
されるもので、該核物質表面上に付着せしめるために、
この核物質よりも小さい粒径の微粉末状のものが用いら
れるものて、通常抗生物質の結晶または非晶系物質を公
知の粉砕装置を用いて微粉末化せしめた100〜200
メッシュ程度のものを用いるか、または微末化せしめた
抗生物質を結合剤を用いて造粒して50〜10メッシュ
径程度に整粒したものを用いればよい。
またこの造粒、整粒に当つては、結合剤の溶液を用いて
練合造粒、乾式造粒などの公知の手段を用いればよく、
またその際の結合剤としては例えばエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒド
ロキシプロピルスターチ、ポリビニルアセタールジエチ
ルアミノアセテート、セ”ルロースアセテートジブチル
アミノヒドロキシプロピルエーテル、2−メチルー5−
ビニルピリジンメタアクリレートーメタアクリル酸コポ
リマーなどが用いられ、これをアルコール、アセトン、
アルコ−ルーアセトンなどの溶媒やこれらとの含.水溶
媒さらにメチレンクロライドやクロロホルムとの混合溶
媒を用いて1〜5%液として溶解せしめて使用するもの
である。また乾式造粒においては、好ましくはステアリ
ン酸マグネシウムやステアリン酸カルシウムなどの製剤
上許容される通常ノの添加剤を用いる。このようにして
抗生物質と該核物質とが使用されるものであるが、その
際両者の使用比率としては1:9〜5:4であり、この
際に1:9以上の抗生物質比率が著しく少量のときは得
られた細粒剤中の抗生物質含量が少なく、使用の際の必
要投与量が著しく大量となり不適当てあり、かつその細
粒剤における核物質表面上の抗生物質付着状態がまばら
になる欠点を有し、また5:4以下の抗生物質の比率が
大量のときは、抗生物質の核物質表面への付着が困難と
なり、そのために多量の結合剤や湿潤液を必要とし、さ
らに得られた粒も大粒経になり目的とする細粒剤を得難
いものとなるものである。さらに、使用する湿潤液とし
ては、用いる抗生物質をその結晶性核物質表面上ヘヌレ
を生せせしめて抗生物質層を設けてなるために使用する
ものであつて、揮発性の良好な媒体であればよく、例え
ば水、アルコール、アセトン、アルコ−ルーアセトン、
アルコ−ルー水、アセトンー水、アルコ−ルーアセトン
ー水などの媒体、またはこの媒体にメチレンクロライド
やクロロホルムなどを混合し、適宜界面活性剤例えばス
パン20、スパン60、ツイーン80などを用いて分散
良好となした混合媒体などが挙られる。
またこの湿潤液は、目的となす抗生物質細粒剤の結合性
を良好とするために、結合剤を適宜溶解せしめることが
好ましく、またこの際に使用する結合剤としては、粘着
性を示すポリマーが使用されるもので、例えばエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロ
ピルスターチ、セルロースアセテート、セルロースアセ
テートジブチルアミノヒドロキシプロピルエーテルなど
のポリマーが挙られ、一般に1〜5%溶液状態にて使用
され、また50〜70%白糖単シロツプが20%アラビ
アゴム溶液も使.用し得る。次いで、本発明における製
造実施操作について例示すれば、まず目的として使用す
る流動床中に、該核物質を加え、その床内に旋回流動の
ための回転を例えは130〜300r′Pmの条件にて
与えて螺!旋状回転気流を生せせしめ、この際に湿潤液
を、例えば使用した核物質1〜1.5k9当り150〜
300m1程度の割合にて湿潤液を使用して、例えば湿
潤液噴霧条件として5〜15mL/分程度にて該核物質
の表面に、抗生物質を添加した際にフニキユラー・(F
urllcuIar)状態になる程度のヌレを生ぜせし
める。
また、上記の螺旋状回転気流を生せせしめるに当つては
、床内に少なくとも上下2段の羽根例えば長さ15C7
y11巾2〜5C71の羽根を有し、少なくとも下段の
羽根は床平面に対し約45℃の角度のねじれを有し、ま
たその上段の羽根は床平面に平行であつて、この攪拌羽
根による攪拌の際の室温度の空気攪拌せしめるか、床下
部よりの室温度のスリットによる空気注入の際の空気攪
拌せしめてなる2種の回転と攪拌による気流の変化をも
つて行なわせしめるものであつて、床内において、核物
質の粒子に上下動とともに遠心求心動を与えるものであ
る。次いでこの状態下、抗生物質の粉末状ノ物を、使用
した該核物質の比率に応じた量を例えば10〜50y/
分の条件下にて加えればよく、次いでさらに必要に応じ
て湿潤液を加えてその核物質と抗生物質、またはその抗
生物質層中の結合性を良好にせしめるために行なつても
よく、次いでこ・れを室温にて乾燥すればよく、このよ
うにして得られた抗生物質細粒剤は、個々の核物質ごと
に、その表面に抗生物質の層を湿潤被覆せしめて設した
単核性の抗生物質細粒剤であつて、その設された層は通
常核物質の厚さの約1紛の1〜10紛の1程度の層を形
成しているものであり、なおこの厚さ以上の層を形成す
ることは湿潤液と抗生物質の使用料によつて適宜なし得
るもので、またこの抗生物質細粒剤は従来の造粒物に比
べて極めて良好な安定性を有し、かつ細粒として良好な
粒子分布を有するものであつた。さらに、この抗生物質
細粒剤は、必要に応じて被覆剤を用いて、その表面に被
覆せしめるのであるが、その際は上記の製造実施操作と
同様の操作に従つて、その床中にこの抗生物質細粒剤を
加えて螺旋状回転気流下被覆剤を溶解した溶液を噴霧せ
しめて被覆すれはよく、また使用される被覆剤としては
通常製剤上許容されている被覆剤を用いればよく、例え
ばエチルセルロース、2−メチルー5−ビニルピリジン
メチルアリレートーメタアクリル酸コポリマー、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレート、セルロース
アセテートフタレートなどの生体内不溶性または腸溶性
ポリマーが有利に使用され、これらの被覆剤はアセトン
、アルコールまたは含水状態の溶媒を用いてなる1〜5
%液として使用される。
また、その使用量としては、得られる抗生物質細粒剤の
被覆剤処理物の重量当り2〜5%程度の被覆剤量を用い
ることが好ましい。このようにして得られた抗生物質細
粒剤の被覆剤処理物は抗生物質自体の苦味の改良や吸湿
による力価の劣化の改善をもたらすものであり、さらに
この抗生物質細粒剤の被覆処理物はその抗生物質細粒剤
と同様に単核性状のものであり、その処理による被覆剤
は通常全量に対し2〜5%程度が投与後に良好な主薬の
溶出を与えるものであり、またこの抗生物質細粒剤とこ
の抗生物質細粒剤の被覆剤処理物とよりなる複粒剤、通
常2:8〜8:2、好ましくは5:5の比率からなる複
粒剤において、特にその被覆剤としてエチルセルロース
、セルロースアセテートフタレートなどの生体内不溶性
または腸溶性ポリマーを使用した場合に良好な持効性作
用を有する優れた製剤が得られるものてある。
さらにこれらの細粒剤や複粒剤において、この抗生物質
を例えばジクロキサシリン1重量部に対しアンピシリン
0.5〜2重量部の比率からなるものとしての合剤やア
ンピシリン1重量部に対してセフアレキシン0.5〜2
重量部の比率からなるものとしての合剤などの種々の合
剤として、また持効性の合剤として使用してもよい。さ
らにこれらの抗生物質細粒剤やその複覆剤処理物は、単
一剤または合剤として、カプセル剤やシロツプ剤の形で
経口用製剤となせばよく、またこれらの製剤は適宜10
0mg力価、125mg力価、250mg力価、500
mg力価などの種々の力価を有する製剤として製品化さ
れるものてあり、その際には製剤上許容されている色素
、香味料、甘味料、増量剤、安定化剤、賦形剤などを必
要に応じて混合すれはよく、通常成人1回当り500m
g力価〜1000m9力価程度を経口投与するものてあ
る。次に本発明を具体的に述べるに当つて種々の実施例
を挙けるが、本発明は何んらこれらの実施例にて限定さ
れるものではない。
実施例1 白糖(42〜80メッシュ径指品)1595gをニユー
グラニュルマシンNGMK−360(大和化工機社製)
中に加えてこれを平面に対し45℃のねじれ角度を有す
る不投羽根(長さ15CTr11巾5cm)と平行な上
段羽根(長さ15cm1巾2〜5cm)からなる攪拌用
羽根にて300r′Pmの回転条件下旋回流動せしめ、
これに70%アセトンー水混液よりなる湿潤液150m
1を2分間で加えて白糖を均一に湿潤せしめ、次いでこ
れにアモキシシリン・3水和物(200メッシュ径以下
)200g力価(重量254q)を加え、さらにアモキ
シシリン・3水和物の粉が飛散しない状態までに湿潤液
を加え(100m1使用)、その湿潤複覆物を得、これ
をミゼツトドライヤー(不二パウダル社製)にて乾燥し
てアモキシシリン・3水和物の細粒剤を得た。
なお上記の温度条件は28℃付近にて行なつたものであ
る。この様にして得られたアモキシシリン・3水和物の
細粒剤は第1図に示す顕微鏡写真(倍率40倍)の通り
、その白糖結晶の表面にアモキシシリン・3水和物の層
を設した単核状のものであることが明らかである。
なお、対象として、核物質である白糖結晶の顕微鏡写真
(倍率4@)は第2図に示す通りであり、また従来の多
核状の造粒物(色素使用:Y−5)の顕微鏡写真(倍率
4皓)は第3図に示す通りである。また、この本発明の
アモキシシリン・3水和物の細粒剤と、公知の練合造粒
や流動床造粒による造粒剤とを比較すれば、次の通りで
ある。
(1)各々の比容積、粒度分布、溶解性〔造粒物(10
0mg力価相当)をL型試験管(頚2亡、高78萌、長
さ1587r$L径)に入れ、蒸留水15m1を加えて
37±1℃の恒温浴中で振盪し、経時的にサンプリング
几、これをろ過後?液について262r1m波長にて吸
光度を測定してその溶解時間を示めた〕第1表に示す。
その結果、本発明の細粒剤は、何んら整粒工ノ 程を
要すことなく、32〜100メッシュの範囲で粒径の整
つた粒を高収率で得たものであつた。(Ii)各々の安
定性〔造粒物をガラスピンに各々100Vすつ入れ、密
閉状態にて65゜C保存による残存活性(Baclll
ussubtillsATCC6633菌によるバイオ
アツセイ法)を測定〕を第2表に示す。(なお、各々製
造時の活性値を100%としたものである。
)その結果、本発明の細粒剤は、特に公知方法と同様に
白糖を用いているものであるが、本発明では結晶の大な
る白糖を使用したために、そのアモキシシリンの劣化を
著しく改善した保存性の良好なものであると認められる
なお、対照として用いた公知の練合造粒および流動床造
粒に関しては、次の通り行なつたものである。公知の練
合造粒について、 アモキシシリン・3水和物119.05fI1精製白糖
〔サンプルミルKnw−1型(不二パウダル社製)にて
の10〜20μ粉砕物〕780.25y1サッカリン酸
ソーダ(10〜20μ粉砕物)6.0y1クエン酸ソー
ダ(10〜20μ粉砕物)2.0y1安息香酸ソーダ2
.0yおよびスプレードライアラビアゴム56.3yを
練合機(品川練合機AM2?)に加えて5分間混合せし
め、これにシリコンKM−68−1F(信.越化学社製
)0.3fIを溶解した30%メタノール水溶液200
m1を加えて1紛間練合し、次いてこれを40′Cl2
時間乾燥し、サンプルミルD−02型(3.5喘径:岡
田精工社製)にて破砕して練合造粒による造粒剤を得た
(その力価は96.7m9力価/.y1理論値は100
.3mg力価/Mgてある)。
公知の流動床造粒についてアモキシシリン・3水和物1
190.5y1精製白糖(10〜20μ粉砕物)780
2.5y1スプレードライアラビアゴム500.0y1
サッカリン酸ソーダ(10〜420p粉砕物)60.0
g、クエン酸ソーダ(10〜20μ粉砕物)40.0y
1および安息香酸ソーダ20.0fをミックスウェル■
型(徳寿工作所社製)にて2紛間混合した後、これをニ
ュースピードドライヤーFD−STREA−7型(富土
産業社製)に加えた。
一方クエン酸20.0y1スプレードライアラビアゴム
63.0yを30%メタノール水溶液2′に溶解し、さ
らにこれにシリコーンKM−錦−1F3.0fを溶解し
て湿潤液を上記のニュースピードドライヤー内に噴霧せ
しめ(条件:噴霧時間608?、液流量計40〜50m
1/分、ミキシングタイム5分、送風温度70℃、停止
温度45〜48℃、時間35〜40分間)、次いで乾燥
して流動床造粒による造粒剤を得た(そ)の力価は98
.4m9力価/′、理論値は100.3mg力価/ダで
ある)。実施例2 実施例1のアモキシシリン・3水和物の代りにアンピシ
リン・3水和物(200メッシュ径以下)・を用いて、
実施例1と同様にしてアンピシリン・3水和物の細粒剤
を得た。
このアンピシリン・3水和物の細粒剤の粒度分布は32
〜48メッシュ74%、48〜100メッシュ22%、
100メッシュ以下4%であり、極めて良好な製剤てあ
つた。また、実施例1のアモキシシリン・3水和物の代
りにアンピシリン・3水和物を用いて、公知の練合造粒
および流動床造粒を行なつて、各々のアンピシリン・3
水和物の造粒物を得、各々の安定性(SarClrla
luteaATCC934l菌によるバイオアツセイ法
)を求めた結果、第3表に示す通りであつて、本発明の
アンピシリン・3水和物の細粒剤は極めて良好な安定性
を示すものであつた。
実施例3アモキシシリン・3水和物(200メッシュ径
以下)50y力価、ヒドロキシプロピルスターチ186
y1およびサッカリンソーダとグリチルリチン酸よりな
る矯味剤5yを■型混合機に加えてl紛間混合した。
一方、白糖(42〜80メッシュ径結晶)250yを遠
心流動型コーティング造粒機CF−360(フロイント
産業社製)に加え、ローターを回転させながら、これに
4%ヒドロキシプロピルセルロース水溶液を7m1/分
の条件下3分間噴霧し、その白糖が均一に湿潤したとき
に、上記の先に調整したアモキシシリン・3水和物混合
末を12.5V/分の条件下で散布しつつ湿潤液を7m
1/分にて噴霧せしめて造粒し、アモキシシリン・3水
和物の細粒剤を得た。上記の実施条件は次の通りである
このようにして得られたアモキシシリン●3水和物の細
粒剤の比容積は1.3mU9、粒度分布は32〜48メ
ッシュ90%、48〜100メッシュ10%、溶解性は
5″00″であり、さらにその保存性において65℃下
、造製後1週間にて99.5%、2週間にて−101.
0%、3週間にて100.2%、4週間にて99.7%
であり、特に極めて良好な粒度分布性を示し、かつ安定
なものであつた。
実施例4 実施例3のアモキシシリン・3水和物の代りにアンピシ
リン・3水和物を用いて、以下同様に行なつて、アンピ
シリン●3水和物の細粒剤(粒度分布:32〜48メッ
シュ89%、48〜100メッシュ9%、100メッシ
ュ以下2%、保存性:1週間後101.3%、2週間後
99.7%、3週間後100.9%、4週間後99.4
%)を得た。
実施例5 実施例1の湿潤液の代りに、下記の種々の湿潤液を用い
て、実施例1と同様に行なつて、良好なアモキシシリン
・3水和物の細粒剤(粒度分布:32〜48メッシュ7
0〜75%、48〜100メッシュ18〜21%、保存
性:4週間後約100%残存活性有り)を得た。
11%ヒドロキシプロピルセルロース含有アセトンー水
溶液(アセトンニ水=7:3)250m121%ヒドロ
キシプロピルセルロース含有メチレンクロライド−アセ
トンー水溶液(メチレンクロライドニアセトンニ水=2
:5:3)250m133.6%スパン6へ2.5%ツ
イーン80を用いて乳化せしめたメチレンクロライド−
アセトンー水溶液(メチレンクロライドニアセトンニ水
=2:5:3)250mL45%スパン20を用いて乳
化せしめたメチレンクロライドニアセトンー水溶液(メ
チレンクロライドニアセトンニ水=2:5:3)250
7n1550%白糖単シロツプ200m1実施例6 シクラシリン無水物(200メッシュ径以下)400y
力価(重量400y)とステアリン酸マグネシウム4y
とを混合し、これをダイケンプレス(ダイケン社製)に
て乾式造粒し、これを50メッシュ整粒した。
また、白糖(42〜80メッシュ径結晶)1420Vを
ニユーグラニユールマシンNGMK−360に加え、3
00rpmの条件下、旋回流動せしめながら70%アセ
トンー水溶液よりなる湿潤液200mtを2分間で加え
、白糖を均一に湿潤せしめ、これに上記の50メッシュ
整粒したシクラシリンを加えて、その後乾燥してシクラ
シリン無水物の細粒剤(粒度分布:32〜48メッシュ
74%、48〜100メッシュ16%)を得た。
また湿潤液は合計300mt使用した。
実施例7 ヒドロキシプロピルセルロース6ダを70%メタノール
水溶液200m1に溶解し、これをアモキシシリン・3
水和物(200メッシュ径以下)400ダカ価に加えて
練合、乾燥し、これを50メッシュ整粒し″た。
白糖結晶(42〜80メッシュ径)1360qをニユー
グラニユールマシンNGMK−360内に加え、これを
300rpmの条件下、旋回流動せしめながら、70%
アセトンー水溶液よりなる湿潤液を徐々に注加・し、白
糖を均一に湿潤せしめたとき、上記の50メッシュ整粒
したアモキシシリン・3水和物を加え、さらに粉が飛散
しなくなるまで湿潤液を注加せしめて、アモキシシリン
・3水和物の細粒剤(粒度分散:32〜48メッシュ7
6%、48〜100メツシフユ21%、100メッシュ
以下3%)を得た。
使用湿潤液量は300mLであつた。実施例8 白糖(42〜80メッシュ径結晶)1642q170%
アセトンー水溶液よりなる湿潤液、アンピシリン無水物
(200メッシュ径以下)200y力価を用いて、実施
例1と同様に行なつて、アンピシリン無水物の細粒剤(
粒度分布:32〜48メッシュ73%、48〜100メ
ッシュ19%、100メッシュ以下8%)を得た。
また使用湿潤液量は、前半にて150m1、後半にて1
00m1を使用した。実施例9 実施例5のアモキシシリン・3水和物の代りにシクラシ
リン無水物(200メッシュ径以下)200y力価、白
糖(42〜80メッシュ径結晶)1630yを用い、そ
の種々の湿潤液を用いて同様に行なつて、良好な粒度分
布を有するシクラシリン無水物の細粒剤を得た。
実施例10 アンピシリン・3水和物(200メッシュ径以下)10
00y力価とステアリン酸マグネシウム10yとを混合
し、これを乾式造粒し、50メッシュ整粒した。
この50メッシュ整粒アンピシリン・3水和物と白糖(
42〜80メッシュ径結晶)800yとを用いて、実施
例6と同様に行なつて、アンピシリン・3水和物の細粒
剤(粒度分布:32〜48メッシュ71%、48〜10
0メッシュ24%、100メッシュ以下5%)を得た。
実施例11 アンピシリン無水物(200メッシュ径以下)50クカ
価、ヒドロキシプロピルスターチ196yおよび矯味剤
5yを■型混合機に加え、1紛間混合せしめた。
一方、白糖(50〜80メッシュ径結晶)250yを遠
心流動型コーティング造粒機?F−360に加え、ロー
ターを回転させながら、4%ヒドロキシプロピルセルロ
ース水溶液を7m1/分の条件下噴霧せしめながら、そ
の白糖が均一に湿潤したときに、上記のアンピシリン無
水物混合物を12.5V/分の条件下加え、造粒せしめ
てアンビシリン無水物のI細粒剤(粒度分布:32〜4
8メッシュ94%、48〜100メッシュ6%)を得た
また上記の各実施条件は次の通りてある。
実施例12−″− ジクロキサシリン・ナトリウム(200メッシュ径以下
)140′をヒドロキシプロピルスターチ400y1粉
末白糖460yをV型混合機にて混合し、これを100
メッシュ整粒した。
一方、42〜80メッシュ径の白糖1000qを、遠心
流動型コーティング造粒機CF−36晒に加え、ロータ
ーを回転せしめながら、4%ヒドロキシプロビルセルロ
ース水溶液からなる湿潤液を7m1/分の条件下1紛間
噴霧し、その白糖を十分に湿潤せしめた後、これに10
0メッシュ整粒ジクロキサシリン・ナトリウム混合物を
加えつつ、これに噴霧条件10m1/分として湿潤液を
噴霧せしめながら50y/分の条件下加えて、ジクロキ
サシリン・ナトリウムの細粒剤(粒度分布:32メッシ
ュ以上0.5%、32〜42メッシュ46.7%、42
〜48メッシュ42.6%、48〜60メッシュ8.7
%、60メッシュ以下1.5%)を得た。
また使用した湿濶液量は160m1であ”り、上記の実
施条件は次の通りである。噴霧空気圧0.8kgIcI
i1噴霧空気量25e/分、ローター回転数160r′
Pmlスリット空気量120e/分、スリット空気温度
26℃。実施例13 実施例12の白糖結晶の代りに、42〜80メッシュ径
の乳糖結晶1000yを用いて、以下実施例12と同様
に行なつて、ジクロキサシリン・ナトリウムの細粒剤(
粒度分布:32メッシュ以上0.5%、32〜42メッ
シュ9.8%、42〜48メッシュ40.4%、48〜
60メッシュ8.3%、60メッシュ以下1.0%)を
得た。
また使用した湿潤液量は210m1であつた。実施例1
4実施例12の実施条件下、42〜80メッシュ径の白
糖結晶1000y120%アラビアコム含有40%エタ
ノール水溶液からなる湿潤液700m11アンピシリン
・3水和物300yとヒドロキシプロピルスターチ70
0yとを■型混合機にて混合した100メッシュ整粒ア
ンピシリン・3水和物混合物を用いて、以下実施例12
と同様に行なつて、32〜60メッシュの良好なアンピ
シリン・3水和物の細粒剤を得た。
実施例15実施例12の実施条件下、42〜80メッシ
ュ径の乳糖結晶1000y14%ヒドロキシプロピルセ
ルロース水溶液からなる湿潤液210m11アンピシリ
ン・3水和物300ダ、コーンスターチ680y1矯味
剤20yを混合してアトマイザー粉砕したアンピシリン
・3水和物混合粉末を用いて、実施してアンピシリン・
3水和物の細粒剤(粒度分布:32メッシュ以上0.7
%、32〜42メッシュ31.0%、42〜48メッシ
ュ58.8%、48〜60メッシュ9.1%、60メッ
シュ以下0.6%)を得た。
実施例16 実施例12の実施条件下、42〜80メッシュ径の白糖
結晶1000y12%エチルセルロースエタノール溶液
からなる湿潤液(エチルセルロースニ45cpS)29
0m11アモキシシリン・3水和物400y1ラブリワ
ツクス600yを混合して100メッシュ整粒したアモ
キシシリン・3水和物の混合物を用いて、実施してアモ
キシシリン・3水和物の細粒剤(粒度分布:32メッシ
ュ以上0.6%、32〜42メッシュ32.5%、42
〜48メッシュ57.7%、48〜60メッシュ8.2
%、60メッシュ以下1.0%)を得た。
実施例17実施例12の実施条件下、42〜80メッシ
ュ径の白糖結晶10009、2%エチルセルロースエタ
ノール溶液からなる湿潤液320m1、セフアレキシン
・1水和物400yとラブリワツクス600yを混合し
て100メッシュ整流したセフアレキシン●1水和物の
混合物を用いて、実施してセフアレキシン・1水和物の
細粒剤(粒度分布:32メッシュ以上0.3%、32〜
42メッシュ37.4%、42〜48メッシュ56.5
%、48〜60メッシュ5.2%、60メッシュ以下0
.6%)を得た。
参考例1 実施例12の実施条件下、その湿潤液の代りに4%エチ
ルセルロースエタノール溶液からなる被覆液を15mt
/分の条件下にて27分間噴霧せしめ、またその被覆物
としては前記実施例16と同様にして得られたアモキシ
シリン・3水和物の細粒剤540vを用い、かつその際
に静電防止用としてタルク38.1yを用いて、実施し
てアモキシシリン・3水和物の細粒剤の3%エチルセル
ロース被覆物(粒度分布:32メッシュ以上0.5%、
32〜42メッシュ33.0%、42〜48メッシュ5
8.9%、48〜60メッシュ7.2%、60メッシュ
以下0.4%)を得た。
本品のPHl.2およびPH7.5(第一液、第二液)
による溶出試験(ビーカー法、本品400m9、試験液
100m1を用い、100r″Pmの条件にて行なつた
)を行なつた結果、第4図に示す溶出曲線が得られ、図
中0−0は第一液、Δ−Δは第二液による溶出曲線を示
すものであり、その結果第一液に対しては良好に溶出を
示し、また第二液に対しては徐々に溶出を示す徐放性効
果を示すものであることがわかる。参考例2 実施例16と同様にして得られたアモキシシリン・3水
和物の細粒剤250mg力価と、実施例18と同様にし
て得られたアモキシシリン・3水和物の細粒剤の3%エ
チルセルロース被覆物250m9力価からなるアモキシ
シリン・3水和物の被覆剤500m9力価製剤を調剤し
た。
次いで、これを成人に経口投与してその血中濃度を測定
した結果、第5図に示す通りであつて、図中0−0は本
品の血中濃度を示す曲線で、×−×は対照としてのアモ
キシシリン・3水和物そのものを同力価量用いたときの
血中濃度を示す曲線であり、本品は良好な特効性効果を
示すものであつた。参考例3 実施例4と同様にして得られたアンピシリン・3水和物
の細粒剤125m9当り、実施例12と同様にして得ら
れたジクロキサシリン・ナトリウムの細粒剤62.5m
g力価、ステアリン酸マグネシウム6.0ノM9および
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム34.0m9さらに
ヒドロキシプロピルスターチ少量を用いて散剤を調整し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたアモキシシリン・′)3水
和物の細粒剤の顕微鏡写真を示し、第2図は42〜80
メッシュ径の白糖結晶の顕微鏡写真を示し、第3図は従
来の多核状の造粒物の顕微鏡写真を示し、第4図は溶出
曲線を示し、第5図は血中濃度曲線を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 42〜48メッシュ径を有する結晶性核物質に、湿
    潤液を添加しながら、抗生物質の存在下、旋回流動して
    該結晶性核物質の表面上に抗生物質を保持させて抗生物
    質:該結晶性核物質=1:9〜5:4の比率の抗生物質
    細粒剤を得ることを特徴とする抗生物質細粒剤の製造法
    。 2 抗生物質が、未処理の抗生物質または処理された抗
    生物質である特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 処理された抗生物質が未処理の抗生物質の50〜1
    00メッシュ径に造粒したものである特許請求の範囲第
    2項記載の製造法。 4 抗生物質が経口用抗生物質である特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の製造法。 5 経口用抗生物質が、経口用β−ラクタム系抗生物質
    である特許請求の範囲第4項記載の製造法。 6 結晶性核物質が、糖類結晶物である特許請求の範囲
    第1項記載の製造法。 7 湿潤液が、結合剤を含有してもよい媒体である特許
    請求の範囲第1項記載の製造法。 8 抗生物質細粒剤が、単核性抗生物質細粒剤である特
    許請求の範囲第1項ないし第7項いずれかの項記載の製
    造法。
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