JPH04187630A - 経口用固形製剤及びその製造法 - Google Patents

経口用固形製剤及びその製造法

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JPH04187630A
JPH04187630A JP31483890A JP31483890A JPH04187630A JP H04187630 A JPH04187630 A JP H04187630A JP 31483890 A JP31483890 A JP 31483890A JP 31483890 A JP31483890 A JP 31483890A JP H04187630 A JPH04187630 A JP H04187630A
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由明 小笠原
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景山 真二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は不快な味か隠蔽された経口用固形製剤に関し、
更に詳しくは薬物の不快な味を除去すると共に、小児に
おいても服用しやすく、かつハイオアへイラビリティー
の高い経口用固形製剤に関する。
(従来の技術) 従来、不快な味を呈する薬物を含む経口用固形製剤の味
のマスキング方法としては、糖衣掛けや水溶性セルロー
スエーテル、腸溶性基剤によるフィルムコーティングか
一般的な方法であり、特に錠剤においてはこのような方
法か最も効果的な方法であるとされている。
しかしなから、顆粒剤、散剤、細粒のような剤型におい
ては粒子の表面積が著しく大きくなるため、十分なマス
キング効果を上げるためにはコーテイング量を増加させ
なければならず、その結果として被膜形成高分子の粘着
性による粒子同士の付着あるいは凝集か起こり易いとい
う欠点を有する。従って、得られたコーティング粒子は
粒径か大きくなり、サラツキ感を生し、飲みにくくなる
ため、小児などには不向きなものとなる。
また、前述の粘着を防止するためにタルク、酸化チタン
および二酸化ケイ素のような無機系の物質を添加するこ
とは公知であるが、これらの付着凝集防止剤では上記の
欠点を取り除くには不十分である。
このような状況において、最近顆粒剤、散剤、細粒にお
けるマスキング方法として、相分離誘起剤にリン脂質を
用いたエチルセルロースマイクロカプセル化法(特公昭
6O−45845) 、薬物を酸化チタン、タルク、ワ
ックスとともに高速気流中で衝突させて被膜を形成さぜ
る方法(特開昭63−301815)、薬物と高分子結
合剤との懸濁液を胃溶性高分子化合物粒子の粉床に落下
させて被膜を形成させる方法(特開昭63−27761
6)なとの開示かあるが、いずれも特殊な装置や操作、
技術か必要であり、またエチルセルロースやワックスを
用いた場合、不快な味は除去できるが、服用した場合に
薬物の吸収か抑制されなとの難点かある。
(発明か解決しようとする課題) 従って、本発明は固形製剤特に顆粒剤、散剤および細粒
なと比較的粒径の小さい製剤を被膜形成高分子て被覆し
た経口用固形剤において、製造のために特殊な装置や操
作を必要とせず、かつ粒子の付着凝集かなく、しかも薬
物の吸収性のよい経口用固形製剤及びその製法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、既存の設備を用いた顆粒剤、散剤、細粒
のフィルムコーティングにおいて、粒子同士の付着凝集
を防止する添加剤を種々検討した結果、ある種のデンプ
ン類およびセルロース類に極めて優れた付着凝集防止効
果のあることを見い出し、本発明を完成した。
本発明は、不快な味を呈する薬物を含む顆粒剤、散剤、
細粒に被膜形成高分子を有機溶媒に溶解しだ液または水
に懸濁した液に付着凝集防止剤を分散させた液を既存の
フィルムコーティング装置を用いてコーティングを行う
ことを特徴とする不快な味か隠蔽された経口用固形製剤
及びその製造方法である。
本発明における薬物とは、すべての薬物を指すが、特に
経口投与時に不快な味を呈する薬物例えば、マクロライ
ド系抗生物質(エリスロマイシン)、β−ラクタム系抗
生物質(ペニシリン、セファロスポリン誘導体)、ビタ
ミンにコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、硝酸
チアミン、塩酸ピリドキシン、リン酸すホフラビンなど
)、抗潰瘍剤(シメチジン、2−N−(3−C3−(1
−ピペリジノメチル)フェノキシ〕プロピル)アミノ−
5−アミノ−1,3,4−チアジアゾールなど)、抗ア
レルギー剤(タザノラスト)その池塩化ベルベリン、硫
酸キニーネなどを挙げることかできる。
本発明における被膜形成高分子とは、ジメチルアミノエ
チルメタアクリレート・メタアクリル酸共重合体(オイ
ドラギットE:レーム・ファーム社製)、ポリビニルア
セタールジエチルアミノアセテーh(AEA  三共製
)、アクリル酸エチル・メタアクリル酸共重合体(7r
イトラギットNE:レーム・ファーム社製)、アクリル
酸エチル・メタアクリル酸メチル・メタアクリル酸塩化
トリメチルアンモニウムエチル共重合体(オイドラキソ
トRL、オイドラキットR8:レーム・ファーム社製)
やエチルセルロース等の水不溶性高分子、或はメタアク
リル酸・アクリル酸エチル共重合体(オイドラキノトL
30D−55レーム・ファーム社製)、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースフタレート(HP−55:信越化
学製)、ヒトロキシプロピルメチルセルロースアセテー
トサクシネー1− (AQOAT :信越化学製)なと
の腸溶性高分子を単独で用いるが、または水溶性高分子
であるヒドロキシプロピルメチルセルロース(TC−5
:信越化学製)ヒドロキシプロピルセルロース(HPC
:日本曹達製)、ポリエチレングリコール(PEG60
00)と組み合わせて用いることかできる。
付着凝集防止剤とは、平均粒径15μm以下のコメデン
プン(ミクロパール 島田化学製)及びトウモロコシデ
ンプンの如き澱粉類や、平均粒径25μm以下の重質微
結晶セルロース(アビセルN1:脂化成製)であり、こ
れらのうち1種または2種以上を被膜形成高分子の有機
溶媒溶液または水分散液中に分散して用いる。
各成分の組成は、被膜形成高分子では、最終固形製剤の
重量に対して、少なくとも5%以上ないと目的とする被
膜は形成されず、また40%以上では薬物の溶出が抑制
されすぎてしまうので好ましくない。また、付着凝集防
止剤は被膜形成高分子1重量部に対して、少なくとも0
.4部以上添加しないと粒子同士の付着凝縮を防止する
ことが出来ず、また3、0部以上添加すると固形分か多
すぎて充分な被膜か形成出来ない。
従って、各成分の組成は、最終固形製剤の重量に対して
、被膜形成高分子か5〜40%、好ましくは10〜20
%、付着凝集防止剤か2〜60%、好ましくは5〜30
%含有される。
フィルムコーティングは、流動層コーテイング機または
撹拌流動コーテイング機なと通常の装置を用いて、あら
かしめ押出し造粒、高速撹拌造粒または流動層造粒なと
常法により調製した不快な味を呈する薬物を含む顆粒剤
、散剤、細粒に付着凝集防止剤を含有した被膜形成高分
子液をコーティングすることによって、はとんど付着凝
集か起こることなく、不快な味をマスキングした製剤を
得ることができる。
本発明の経口用固形剤は、そのまま顆粒剤、散剤、細粒
として服用することかできるが、特に、小児へ投与する
場合は甘味成分を配合してドライシロップ剤を調製する
こともできる。
(発明の効果) 本発明によれば、特殊な装置、操作、技術を用いること
なく、通常のフィルムコーティング技術により、不快な
味か隠蔽され、かつハイオアヘイラビリティーの高い経
口用固形製剤を高収率で製造することかできる。
(実施例) 以下実施例および試験例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお
、例中、部および%とあるのは、それぞれ重量部および
重量%を表す。
ここて、実施例の態様は、まずはじめに不快な味を呈す
る薬物を含む顆粒剤、散剤、細粒を常法により調製する
(造粒)。次に、これらの固形製剤に被膜形成高分子と
付着凝集防止剤からなるコーテイング液を流動層コーテ
イング機または撹拌流動コーテイング機等の既存のフィ
ルムコーテイング機を用いて通常の被覆操作(マスキン
グフィルムコーティング)を行ったのち、得られたコー
ティング粒を乾燥することによって、不快な味を隠蔽し
た経口用固形製剤を製造するものである。
実施例1 (苦味を呈する薬物を含む細粒の調製)処方 タサノラスト           28.6% 40
0g無水リン酸水素カルシウム    28,3% 3
96g部分アルファー化デンプン    37.1% 
520g低置換低置上ロキシプロピル    4 % 
56gセルロース 造粒 ヒドロキシプロピルセルロース以外の各成分を高速撹拌
造粒機(ハイスピードミキサーFS−GS−5JD;深
江工業(側型)に入れ2分間混合する。これにヒドロキ
シプロピルセルロースをエタノール400−に溶かした
液を滴下して、造粒する。これを通風乾燥機に入れ、5
0°Cて5時間乾燥後、振動篩にて32メツシユを通過
せしめたものを用いた。
(マスキングフィルムコーティング) ・被覆液組成 (オイドラギット NE30D)     (固形分2
9.4g)ヒドロキシプロピルメチル セルロース(TC−5R)        0.15部
 0.6gコメデンプン(ミクロパール)    15
  部60g精製水             60.
35部 241.4計               
100 部 400g(固形分90g: ・被覆操作 上記造粒物210gを撹拌流動コーテイング機にューマ
ルメライサー NQ −Labo型 不ニパウダル(練
製)に入れ、吸気温度35°C1空気王50mmH2O
、送風量0.5 m”/ min 、回転[500rp
m、スプレー圧1kg/cm’、コーティンダ液量50
3/minの条件により、上記被覆液400gをスプレ
ーコーティングした。
所要時間約80分てコーティングを終了した後、40℃
で一晩通風乾燥して、タサノラストを約20%含有する
苦味マスキング細粒288gを得た。
実施例2 (苦味を呈する薬物を含む細粒の調製)処方 タザノラスト           20% 500g
マンニット             58% 148
0g部分アルファー化デンプン    20% 500
gヒドロキシプロピルセルロース   2%  50部
計             100%  2500g
造粒 ヒドロキシプロピルセルロース以外の各成分を高速撹拌
造粒機(ハイスピードミキサーFS−GS−5JD、深
江工業(側型)に入れ2分間混合する。これにヒドロキ
シプロピルセルロースをエタノール600rI!に溶か
した液を滴下して、造粒する。以下、実施例1と同様に
して細粒を得た。
(マスキングフィルムコーティング) ・被覆液組成 (オイドラギット Eloo) コメデンプン(ミクロパール)16部 800g・被覆
操作 上記造粒物2000gを撹拌流動コーテイング機にュー
マルメライザーNQ−230型:不二バウダル■製)に
入れ、吸気温度40°C1送風量2、5 m3/min
 、回転数250 rpm 、スプレー圧50 Ni/
min 、コーテイング液M 40 cn3/+++i
nの条件により、上記被覆液4800gをスプレーコー
ティングした。
所要時間約2時間でコーティングを終了した後、40℃
で一晩通風乾燥して、WP−833を約13.3%含有
する苦味マスキング細Ffi 2650 gを得た。
実施例3 (苦味を呈する薬物を含む細粒の調製)処方 無水リン酸水素カルシウム      38% 570
g部分アルファー化デンプン      32% 48
0gヒドロキシプロピルセルロース     2% 3
0部計               100% 15
00g造粒 ヒドロキシプロピルセルロース以外の各成分を高速撹拌
造粒機(1ハイスビートミキサーFS−GS−5JD;
深江工業(a)製)に入れ2分間混合する。これにヒド
ロキシプロピルセルロースをエタノール300rrlに
溶かした液を滴下して、造粒する。以下、実施例1と同
様にして細粒を得た。
(マスキングフィルムコーティング) ・被覆液組成 (オイドラギット NE30D)(固形分57g)コメ
デンプン(ミクロパール)   13.4部 67g精
製水             48.4部 242g
計              100 部 500g
(固形分125g) ・被覆操作 上記造粒物375gを流動層コーテイング機(ユニ・ブ
ラット 大川原製作所■製)に入れ、吸気温度400、
排気温度28°、スプレー圧1kg/a+13、コーテ
イング液量10 an3/minの条件により、上記被
覆液500gをスプレーコーティングした。所要時間約
1時間でコーティングを終了した後、40℃で一晩通風
乾燥して、WP−834を約20%含有する苦味マスキ
ング細粒485gを得た。
実施例4 (苦味を呈する薬物を含む顆粒剤の調製)処方 ニコチン酸アミド         40% 200g
乳   糖                   4
6F  230gコーンスターチ          
12%  60gヒドロキシプロピルセルロース   
 2%  10g計               1
00%  500g造粒 ヒドロキシプロピルセルロース以外の各成分を高速撹拌
造粒機にューグラマンーン:犬和化工機(株製)に入れ
、2分間混合物する。これにヒドロキシプロピルセルロ
ースをエタノール15〇−に溶かした液を滴下して練合
した後、これを0.8市のスクリーンを装着した押し出
し造粒機(菊水製作所(株)により押出造粒する。これ
を通風乾燥機に入れ50℃で5時間乾燥後、I8メツシ
ュを通過したものを用いた。
(マスキングフィルムコーティング) ・被覆液組成 (オイトラギット Eloo) 微結晶セルロース(アビセルMOG)  3部 18g
・被覆操作 上記造粒物200gを撹拌流動コーテイング機にューマ
ルメライザー NQ −Labo :不ニパウダル(株
製)に入れ、吸気温度400、空気圧50mmH2O、
送風量0.5 m3/ min 、回転板500 rp
m、スプレー圧1kg/Cll13、コーテイング液量
5an3/minの条件により、上記被覆液600gを
スプレーコーティングした。
所要時間約2時間でコーティングを終了した後、40’
Cて一晩通風乾燥して、ニコチン酸アミドを約16%含
有する苦味マスキング顆粒剤240gを得た。
実施例5 (苦味を呈する薬物を含む細粒の調製)処方 塩化ベルベリン          20% 200g
乳    糖                 50
% 5001(部分アルファー化デンプン     2
6% 260gポリビニルピロリドンに−254% 4
0g計               100% 10
00g造粒 ポリビニルピロリドン以外の各成分を高速撹拌造粒機(
ハイスピードミキサーFSGS−5JD、深江工業(4
fll製)に入れ1分間混合する。これにポリビニルピ
ロリドンをエタノール250m1に溶かした液を滴下し
て、造粒する。以下、実施例Iと同様にして細粒を得た
(マスキングフィルムコーティング) ・被覆液組成 (オイトラキソト RL) PEG  6000          0.7部 4
.2gコーンスターチ          75部 4
5gエタノール            86.8部 
520.8g計              100 
部 600.0g・被覆操作 上記造粒物200gを撹拌流動コーテイング機にューマ
ルメライサー NQ −Labo :不二パウダル(練
製)に入れ、上記被覆液600gを実施例4と同様の条
件によりスプレーフィルムコーティングして、所要時間
約2時間でコーティングを終了した後、40’Cて一晩
通風乾燥りで、塩化ヘルベリンを約143%含有する苦
味マスキング細粒263gを得た。
実施例6 (苦味を呈する薬物を含む細粒の調製)処方 イブプロフェン          100g乳   
 糖                  14部gコ
ーンスター千           52部造粒 ヒドロキシプロピルセルコース以外の各成分を撹拌流動
コーテイング機にューマルメライサーNQ −Labo
 :不ニパウダルj掬製)に入れ5分間流動混合する。
これにヒドロキシプロピルセルロースをエタノール15
0+rlに溶かした液をスプレーして、流動造粒する。
50°C130分乾燥した後、これを取り出し、32メ
ソシユ篩を用いて整粒し、細粒288gを得た。
(マスキングフィルムー−ティング) ・被覆液組成 (オイトラギット NE30D)    (固形分22
.5g)コメデンプン(ミクロパール)   6部 3
7.5g精製水             62部 5
21.5g・被覆操作 上記造粒物150gおよび上記被覆液625gを用いて
、実施例1と同様に操作してイブプロフェン約238%
を含有する苦味マスキング細粒214gを得た。
(トラインロップ剤の調製) 上記苦味マスキング細粒210gと下記の甘味成分を含
む細粒290gを混合してイブプロフェンを10%含有
する小児用トライノロノブ剤を得た。
甘味成分を含む細粒の調製 処方 白糖末             330  gクエン
酸               2.4gクエン酸ナ
トリウム         2.4gヒドロキシプロピ
ルセルロース以外の各成分を撹拌流動造粒コーテイング
機(ユニ一マルメライサーNQ−Labo ;不二パウ
タル+a+製)に入れ、5分間流動混合する。これにヒ
ドロキシプロピルセルロースをエタノール144m7に
溶かした液をスプレーして、流動造粒する。50°C1
30分乾燥した後、取り出し32メツシユ篩を用いて整
粒し、細粒339gを得た。
比較例1 実施例1のマスキングフィルムコーティングにおいて、
付着凝集防止剤であるコメデンプンの代わりにタルクを
用いて、実施例1と同様の条件により苦味マスキングフ
ィルムコーティングを行った。操作中、静電気による帯
電のためフィルムコーテイング機壁面への付着およびス
プレーガンの目詰まりか発生した。また、ケーキングに
よる粒子同士の凝集か起こり、コーティング操作を一時
中断し、機壁面の払い落しおよびスプレーガンの洗浄と
ケーキング粒子のほぐし操作のため、所要時間か約3時
間30分てあった。
比較例2 実施例4のマスキングフィルムコーティングにおいて、
付着凝集防止剤である微結晶セルロース(アビセルM0
6)の代わりにタルクを用いて、同様の条件により苦味
マスキングフィルムコーティングを行った。操作中、静
電気による帯電のためフィルムコーテイング機壁面への
付着か発生した。所要時間は約3時間であった。
(各製剤の比較) 第1表に実施例1および比較例1て得られた苦味コーテ
ィング細粒についての粒度分布、平均粒径、細粒収率、
日周一般試験法のパドル法による溶出試験(試験液:9
00rnlの水、回転数:10100r 、 37°C
)でのT5%およびTso、4(薬物か596および8
0%溶出するのに要する時間を示す)、および実際に苦
味コーティング細粒を口に含んたときの苦味を感じるま
での時間を示す。
第1表から、実施例1では細粒収率99,3%と極めて
高収率でマスキング細粒を得ることかでき、一方、一般
に付着防止剤として知られているタルつては、比較例1
の細粒収率53.1%と極めて低く、本発明におけるコ
メデンプンか付着凝集防止効果か優れていることかわか
る。
また、苦味マスキング効果にっていは、コーティング前
の細粒か口中へ投入後、約3秒で強い苦味を感したのに
対して、実施例1の細粒ては、2分以上苦味を抑えるこ
とかでき、苦味マスキング剤として充分満足のいくもの
であった。
また、第2表に実施例4および比較例2て得られた苦味
コーティング顆粒剤についての粒度分布、顆粒収率、日
周一般試験法のパドル法による溶出試験(試験液+90
01nlの水および第−液、回転数:10100r、3
7℃)てのTsxおよびTsost(5%および800
6溶出するのに要する時間を示す)、および実際に苦味
コーティング顆粒を口に含んたときの苦味を感しるまで
の時間を示す。
実施例4ては、顆粒収率か928%と高収率で苦味マス
キング顆粒か得られた。一方、比較例2ては、顆粒か2
〜数個合体しているものか数多く見られ、そのために顆
粒収率か76.6%と低くなったことから、実施例1と
同様に微結晶セルロース(アビセルMO6)か付着凝集
防止剤として極めて優れていることかわかる。また、溶
出試験では、用いたコーティング剤か胃溶性高分子であ
るために、水ではT5Mか4〜5分てあったが、第−液
(pH1,2)では約1分、また、Tll0Nは35分
と極めて速やかにニコチン酸アミドを溶出したことから
、経口投与後に胃内ての速やかな溶出か予想される。苦
味マスキング効果はコーティング前の顆粒か口に含んた
と同時に苦味を感じるのに対して、実施例4ては、4分
以上苦味を抑えることかできた。
第1表 *細粒500■を水10−とともに口中に含み、苦味を
感じるまでの時間を示す。
第1表(つつき) *細粒625■を水]Oiとともに口中に含み、苦味を
感じるまでの時間を示す。
また、内包される薬物は薬物単独または添加剤との造粒
物として、上記絵成物との組合せにより939o以下の
仕置の割合で含有させることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薬剤を内包した高分子被覆固形製剤において、前
    記高分子被覆固形製剤の全重量に基づいて、被覆形成高
    分子5〜40重量%と、平均粒径15μm以下の澱粉類
    及び/または平均粒径25μm以下の重質微結晶セルロ
    ースからなる付着凝集防止剤2〜60重量%とを含有す
    ることを特徴とする経口用固形製剤。
  2. (2)被膜形成高分子の水分散液または被膜形成高分子
    を有機溶媒に溶解した液に、平均粒径15μm以下の澱
    粉類及び/または平均粒径25μm以下の重質微結晶セ
    ルロースからなる付着凝集防止剤を分散させ、しかる後
    、薬物を含む固形製剤の表面を該被膜形成高分子と該付
    着凝集防止剤とでコーティングした後、乾燥することを
    特徴とする経口用固形製剤の製造法。
  3. (3)固形製剤が顆粒剤、散剤または細粒である請求項
    1に記載の経口用固形製剤。
  4. (4)被膜形成高分子が、ジメチルアミノエチルメタア
    クリレート・メタアクリル酸共重合体、ポリビニルアセ
    タールジエチルアミノアセテート、アクリル酸エチル・
    メタアクリル酸メチル共重合体及びアクリル酸エチル・
    メタアクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重
    合体からなる群から選ばれる1種または2種以上の組合
    せである請求項1に記載の経口用固形製剤。
  5. (5)付着凝集防止剤としての澱粉類が、コメデンプン
    またはトウモロコシデンプンである請求項1に記載の経
    口用固形製剤。
  6. (6)コーティング方法が、流動層コーティング法また
    は撹拌流動コーティング法である請求項2に記載の経口
    用固形製剤の製造法。
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