JPS6058235B2 - ポリカルボン酸ポリグリシジルエステルの製造方法 - Google Patents

ポリカルボン酸ポリグリシジルエステルの製造方法

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JPS6058235B2
JPS6058235B2 JP51007084A JP708476A JPS6058235B2 JP S6058235 B2 JPS6058235 B2 JP S6058235B2 JP 51007084 A JP51007084 A JP 51007084A JP 708476 A JP708476 A JP 708476A JP S6058235 B2 JPS6058235 B2 JP S6058235B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/12Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms
    • C07D303/16Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms by esterified hydroxyl radicals

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリカルボン酸ポリアルキルエステルとグリ
シドールとのエステル交換反応によるポリカルボン酸ポ
リグリシジルエステルの製造方法に関する。
ポリカルボン酸ポリグリシジルエステルの製造方法とし
ては、既に数種の方法が知られている。
次の4つの製造方法が、゜゜デイ アンゲバンデマクロ
モレキユラー ケミー(Die/1V1ge−WarK
llteMakrOmOlekulareChemie
)3X1(1973)、83−113頁゛の概論の概要
中に述べられている。(a)グリシドールと酸クロライ
ドとの反応、(b)エピク山レヒドリンと酸との反応、
(c)エピクロルヒドリンと酸と反応し、それから脱ハ
ロゲン化水素する、(d)アリルエステルのエポキシ化
、 上記反応のうちで、カセイソーダ溶液の存在下で、塩化
水素の脱離を伴つたエピク山レヒドリンとカルボン酸と
の反応だけが、工業的に受けいれることができる。
それ故現在までは、ジカルボン酸ジグリシジルエステル
を、工業的規模では、もつぱらこの方法によつて得てい
る。しかしながら、この方法によつて得られた生成物は
、脂肪族基に結合した塩素、即ち加水分解の可能な塩素
、を含まない形で製造することは出来ないという欠点を
有し、このことが、樹脂の電気的性質をより不良にし、
塩素の腐食促進作用という理由で、ある用途、特に電気
的または電子的部品を注型したり、内包させたりする為
には、非常に不適当であつた。(d)に述べた方法、即
ち、アリルエステルのエポキシ化は、この反応が、技術
的に難しい為、グリシジルエステルの製造にはめつたに
使用されていない。英国特許第1118206号明細書
に、モノカルボン酸又はジカルボン酸のエステル(例え
ば、実施例6のジメチルテレフタレート)をエポキシド
ーアルコールと、アルカリ性触媒の存在下、エステル交
換反応させる、エポキシドーエステルの製法が既に述べ
られている。
グリシドールはまた、この目的に適するエポキシドーア
ルコールとして一般的に述べられているが、それに相当
する具体例は記載されていない。しかしながら、本発明
者らの実験では、例えば、ジメチルテレフタレートとグ
リシドールとのアルカリ性触媒の存在下でのエステル交
換反応は、大量の重合性固体生成物に加えて、ジグリシ
ジルテレフタレートとグリシジルメチルテレフタレート
のおよそ当量部からなり、低エポキシド合量を有する反
応混合物のみが得られるという理由で実施することが出
来ないということを明らかにした。更に、メタアクリル
酸メチルと当量より少いグリシドールとを、酸化タリウ
ム触媒の存在下、エステル交換反応することによつてグ
リシジルメタクリレートを製造することが、フランス特
許第2088971号明細書の実施例8に述べられてい
る。
エステル交換反応中に生じたメタノールは、過剰に存在
するメタアクリル酸メチルと共沸点に留去される。使用
したグリシドールに基づいたグリシジルメタクリレート
の収率は、理論収量のわずか65%である。このことは
、グリシドールの重合する傾向を考慮にいれると理解す
ることができる。ジカルボン酸ジアルキルエステルとグ
リシドールとのエステル交換反応でジカルボン酸ジグリ
シジルエステルを与えることは、困難性が増大し、そし
てそれ故収率は65%よりかなり低いであろうというこ
とは、エステル成分の2官能性の理由で、それ故最初か
ら期待することが出来た。ポリカルボン酸ポリアルキル
エステル、特にジカルボン酸ジアルキルエステルとグリ
シドールとのエステル交換反応で、相当するカルボン酸
ポリグリシジルエステルを得ることは、エステル交換反
応が、少くとも理論量のグリシドール好ましくは理論量
より過剰のグリシドールと、そしてエステル交換反応の
触媒としてのタリウム化合物の存在下、好ましくは有機
溶媒中で、そしてエステル交換反応中に生じたアルコー
ルを反応混合物から連続的に除去し、そしてエステル交
換反応温度をエステル交換反応中に反応混合物からグリ
シドールが除かれないように調整して実施した時、驚く
べきことに高収率、高エポキシド含量で達成されること
を本発明者らはみいだした。
本発明は、 次式■: (式中、Aは、後記式1と同じ意味を表わし、Rは、炭
素原子数1乃至7好ましくは炭素原子数1乃至4のアル
キル基を表わす。
)で表わされるポリカルボン酸ポリアルキルエステルと
、少くとも理論量のグリシドールとを、触媒としてタリ
ウム化合物の存在下、50乃至120℃の温度で、エス
テル交換反応させ、エステル交換反応中に生じたアルコ
ールを反応混合物から連続的に除去することを特徴とす
る。次式1: (式中、Aは、単結合又は好ましくはn価の芳香族基、
芳香脂肪族基、脂肪族基、環状脂肪族基、複素環式基、
複素環式脂肪族基または複素環式芳香族基を表わし、そ
してnは、2、3または4の整数を表わす。
)て表わされる、ポリカルボン酸ポリグリシジルエステ
ルの製造方法である。次式■a: (式中、Aは後記式1aと同じ意味を表わしR及びR″
は、炭素原子数1乃至4のアルキル基を表わす。
)で表わされる化合物と、少くとも理論量のグリシドー
ルとを、触媒としてタリウム化合物の存在下に、50乃
至120℃の温度で、エステル交・換反応をし、そして
エステル交換反応中に生成したアルコールを、反応混合
物から絶えず除去することを特徴とする、次式1a: (式中、Aは、2価の芳香族基、芳香脂肪族基、脂肪族
基、環状脂肪族基、複素環式基、複素環式脂肪族基また
は複素環式芳香族基を表わす。
)で表わされる、ジカルボン酸ジグリシジルエステルの
製造方法に関する。好ましくは、本発明による方法は、
R及びR″か炭素原子数1乃至4のアルキル基を表わす
前記式■aのジカルボン酸ジアルキルエステルを、アル
キルエステル基の1当量につき1.05乃至1.5モル
のグリシドールと、酸化タリウム、タリウム塩、、タリ
ウム錯体、又は有機タリウム化合物の存在下、有機溶媒
中、60乃至90゜Cの温度範囲でエステル交換反応を
することを特徴とする、Aが芳香族又は脂肪族基を表わ
す前記式1aのジカルボン酸ジグリシジルエステルの製
造方法に関する。
特に、本発明による方法の具体例は、出発物質として芳
香族ジカルボン酸のジメチルエステル又はジエチルエス
テルが使用される。
エステル交換反応は、常にエポキシド化合物の多少の明
白な重合を伴うので、エステル交換反応は、出来るたけ
早くそして穏やかな反応条件下で行うべきである。
最も有利な触媒を選ぶことと、最適の反応温度を維持す
ることに加えて、理論量より過剰のグリシドールを使用
し、そしてエステル交換反応中に生成されるアルコール
だけを絶え.ず反応混合物から除去することが、重要で
ある。本発明による方法において、グリシドールの理論
量より過剰は、アルキルエステル基の1当量につきグリ
シドールの1.5モル以上にすることもできるが、しか
しこれによつて何ら重要な利益は得.られない。エステ
ル交換反応は、好ましくは、反応成分を少くとも一部溶
解する有機溶媒中で行なわれる。
グリシドールに溶解するかまたは部分的に溶解する、液
体ポリカルボン酸ポリアルキルエステルま−たは固体ポ
リカルボン酸ポリアルキルエステルが使用される時は、
エステル交換反応は、溶媒を添加しなくても実施するこ
とができる。好ましい有機溶媒は、エステル交換反応中
に生成するアルコールの沸点とグリシドールの沸点との
間に沸点を有する溶媒である。このことは、グリシドー
ルが溶液中に留まつていて、エステル交換反応中に生成
したアルコールだけを反応混合物から留去することを確
実にするため゛である。上限としては、グリシドール〔
76『Hgで162乃至163℃(分解);13wtH
gで54℃〕と同じ沸点を有する溶媒が適する。
可能な溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、
トリメチルベンゼン及びクロロベンゼンのような芳香族
炭化水素が特に挙げられる。更に溶媒としては、また次
の化合物を使用することができる。
高級脂肪族エーテルニジプロピルエーテル、ジブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、環状
エーテルニジオキサン、トリオキサンケトンニメチルエ
チルケトン、 シクロヘキサン、 アセトニトリル、 ジメチルホルムアミド、 溶媒は、適切には、ジカルボン酸ジアルキルエステルと
グリシドールの全重量に基づいて、重量でO市倍乃至1
皓使用する。
エステル交換反応は、50乃至120℃の温度範囲で行
う。
本発明のエステル交換反応にとつては、反応温度は、好
ましくは60乃至90℃である。エステル交換反応触媒
として使用するタリウム化合物は、ジカルボン酸ジアル
キルエステル1モルにつき、好ましくは、10−2乃至
10−3モル濃度で使用する。好ましいタリウム化合物
としては、酸化タリウム、タリウム塩、タリウム錯化合
物及び炭素原子にタリウムが結合している有機タリウム
化合物が挙げられる。本発明方法において、酸化タリウ
ム、タリウム(1)アセテートまたはタリウム(■)ア
セテートそして特に硝酸タリウムが好ましいエステル交
換反応触媒として使用される。
好ましいポリカルボン酸ジアルキルエステルは、芳香族
、芳香脂肪族、脂肪族、環状脂肪族、複素環、複素環一
脂肪族、複素環一芳香族等のポリカルボン酸、特に炭素
原子数4までのアルキル基を含むジカルボン酸等のポリ
アルキルエステルである。
芳香族または脂肪族ジカルボン酸のジメチルエステル及
びジエチルエステルが、本発明による方法に好ましく使
用される。好ましいアルキルエステルは、例えば後に述
べるポリカルボン酸から得られる。
芳香族ジカルボン酸としては、次の化合物が挙げられる
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、2●5−ジメ
チルーテレフタル酸、ナフタレンー2●6−ジカルボン
酸、ナフタレンー1・8−ジカルボン酸、ナフタレンー
2●3−ジカルボン酸、4●4′−ジカルボン酸ジフェ
ニルエーテル、ジフェニルー4●4″−ジカルボン酸、
ジフェニルー2●2−ジカルボン酸、テトラクロフタル
酸、2・5−ジクロロテレフタル酸、芳香族トリカルボ
ン酸及びテトラカルボン酸としては、次の化合物が挙げ
られる。
ベンゼントリカルボン酸:トリメシン酸、トリメリット
酸、ヘミ−メリット酸、ベンゼンテトラカルボン酸:ベ
ンゼンー1●2●3◆4−テトラカルボン酸、ベンゼ゛
ンー1●2●3●5−テトラカルボ゛ン酸、ピロメリッ
ト酸、ベンゾフェノンー3・3″・4●4″−テトラカ
ルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸、ペリレンテト
ラカルボン酸、または例えばベンゾフェノンテトラカル
ボン酸のような次式:(式中、Xは、カルボニル基、ス
ルホニル基またはメチレン基、または、エーテル酸素原
子を表わす。
)で表わされるテトラカルボン酸、更に、無水トリメリ
ット酸2モルとグリコール1モルとを反応させて得られ
る、次式: (式中Rは、未置換又は置換グリコールの2価の基を表
わす。
)で表わされるテトラカルボン酸がまた好ましい。芳香
脂肪族ジカルボン酸としては、次の化合物が挙げられる
0−、m一及びpーフェニレンジ酢酸、カテコ−ルー0
・O−ジ酢酸、ハイドロキノンー0・0−ジ酢酸、レゾ
ルシノ−ルー0・0−ジ酢酸、脂肪族ジカルボン酸のジ
アルキルエステルは、未置換又はアルキル置換した及び
/又はフェニル置換した飽和又は未飽和脂肪ジカルボン
酸から得られる。
そのような、ジカルボン酸としては次の化合物が挙げら
れる。シユウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、2
・2・4−トリメチルアジピン酸及び2・4・4トリメ
チルアジピン酸並びにこれらの2つの異性体唆含む混合
物、セバシン酸、フマル酸マレイン酸、またはアクリロ
ニトリルもしくはアクリル酸エステルをケトン、窒素化
合物、ジオールまたはジチオールのような活性化するこ
との出来る水素原子を有する化合物と付加反応すること
によつて得られるジカルボン酸。
環状脂肪族ジカルボン酸としては、次の化合物が挙げら
れる。
テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、
異性化した4−メチルーテトラヒドロフタル酸、エンド
メチレンテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸
、メチルヘキサヒドロフタル酸、エンドメチレンーヘキ
サヒドロフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサ
ヒドロイソフタル酸更に、例えば、チオフェンー2・5
−ジカルボン酸、フランー2●5−ジカルボン酸、フラ
ンー3●4−ジカルボン酸及びピラジンー2●3−ジカ
ルボン酸及び5位にアルキル基で置換又は未置換の1●
3−ビスー(カルボキシエチル)−ヒダントインのよう
な、複素環式環を含むジカルボン酸のジアルキルエステ
ル並びにヒダントイン環を含む他のジカルボン酸エステ
ルも又使用することができる。
ポリグリシジルエステルは、液体又は固体であつて、蒸
留、抽出、昇華及び再結晶ような通常の方法によつて、
精製することができる。
しかしながら、多くの場合、本発明方法により得られた
生成物の精製は、得られた生成物が比較的純粋な形であ
りそして工業的要求に適しているという理由で、省略す
ることが出来る。それ故、これらは、特に電気的又は電
子的部品を内包させたり、埋封するのに適している。実
施例1 テレフタル酸ジグリシジルエステルの製造次の装置:上
部に40℃に加熱される還流冷却器Aが取付けてある充
填塔が、攪拌機と温度計とを備えた反応容器上に位置し
ている。
還流冷却器の上端は、15℃の水で冷却されている下降
冷却器Bに曲つたガラス管を介して結合している。受器
は氷で冷却してある。上記装置中で、ジメチルテレフタ
レート194y(1.0モル)を、酸化タリウム2.9
yの存在下、m−キシレン1200m1中でグリシドー
ル177.6y(2.4モル)とエステル交換反応させ
た。
反応混合物を攪拌しながら、油浴中で内部温度80℃に
加熱し、そして生じたメタノールを、100一120w
$THgの圧力下、蒸気の形で、加熱した冷却器Aを通
つて、蒸気が凝縮される冷却器B中に導く。
m−キシレンは、冷却器Aから充填塔にまで還流する。
反応の最初の最後の両方では、反応混合物は酸化タリウ
ム触媒が懸濁している純粋な溶液からなる。時々、混合
物から試料を抜き取り、薄層フロマトグラフイーで検査
した。反応の経過は、このようにして、追求することが
できる。14時間後、ジメチルテレフタレートはなくな
り、中間体として生成する微量のテレフタル酸メチルグ
リシジルジエステルのみを検出することができた。
触媒を熱溶液からp別した。テレフタル酸ジグリシジル
エステルが冷蔵庫中に一晩おくことによつて枦液から結
晶化した。これをろ過し、そして沖塊を少量のm−キシ
レンで洗い、55℃真空容器中で乾燥した。融点103
〜106℃、エポキシド含量6.75当量/K9(理論
量:7.19)の生成物216.7y(理論量の77.
9%)を得た。
更にジグリシジルテルフタレートは、母液から次のよう
にして分離することができる。
過剰のグリシドールを除去する為、溶液を100m1の
水で3回抽出し、それからその溶液をロータリエバポレ
ーターで乾燥するまで濃縮する。この残留分(61.5
m9)を300m1のイソプロパノールから再結晶して
、融点103〜106℃でエポキシド含量6.90当量
/K9の物質を更に46.0ダ得た。テレフタル酸ジグ
リシジルエステルの全収率は、262.7fI(理論の
94.4%)であつた。実施例2テレフタル酸ジグリシ
ジルエステルの製造反応を実施例1の方法て、蒸留した
ばかりのグリシドールと溶媒としてキシレン異性体の混
合物を使用して実施した場合は、融点108゜C(エポ
キシド含量:7.16当量/Kg)の最初の晶出分22
2.7y(理論の80.0%)と融点108゜C(エポ
キシド含量:7.08当量/Kg)の第2晶出分31.
6ダ(理論の11.3%)を得た。
実施例3 テレフタル酸ジグリシジルエステルの製造194q(1
.00モル)のジメチルテレフタレートを、実施例1で
述べた装置中で、グリシドール162.8y(2.20
モル)とm−キシレン1200m1中80℃で三酸化二
タリウム(Tl2O3)2.90yの存在下反応させた
24時間後、出発物質はなく、微量のグリシジルメチル
チレフタレートのみが薄層クロマトグラフィーで検出で
きた。
触媒を熱溶液からp別した。p液を冷却すると、ジグリ
シジルテレフタレートの結晶が析出した。冷蔵庫中で冷
却後、酒過し、65℃で真空乾燥器中にて乾燥し、10
1〜105゜Cの融点を有し、6.84エポキシド当量
/Kgを有する物質222.7ダ(理論量の80%)を
得た。母液を100mtの水で3回抽出し、ロータリー
エバポレーター中で乾燥するまで濃縮した。残留分をイ
ソプロパノールから2回再給晶し、融点100〜103
ノC1エポキシド含量6.72当量/K9の生成物を更
に22.4y(理論量の8.0%)得た。実施例4テレ
フタル酸ジグリシジルエステルの製造ジメチルテレフタ
レート97.0y(0.50モル)を実施例1に述べた
装置中で、500m1のトルエン中80℃で、三酸化二
タリウム1.47yの存在下、グリシドール148q(
2.00モル)とエステル交換反応させる。
その際生じたメタノールは48℃に加熱した冷却器を通
して、150〜200wnHgの圧力下で排出させる。
反応時間8眉時間後、ジメチルテレフタレートはなくな
り、僅かのグリシジルメチルテレフタレートのみが薄層
クロマトグラムで検出された。触媒を熱溶液から沖過し
て除き、そして冷却後、分液ロード中で、80m1の水
で3回抽出した。3相に分離した。
水相を分離して除き、そして、各回100m1のトルエ
ンて2回以上抽出した。最初分離した二つの有機相と抽
出物とを合せた後、その合せた抽出物を、浴温60℃で
10Tn!NHgの圧力下、ロータリーエバポレーター
中で濃縮した。エポキシド含量6.61当量/Kgの粗
製物125.9yを得た。イソプロパノール650mt
で再結晶し、融点103〜106゜C1エポキシド含量
6.81当量/Kgのジグリシジルテレフタレート10
0.0y(理論の72.2%)を得た。実施例5 テレフタル酸ジグリシジルエステルの製造 斗358
.2y(0.30モル)のジメチルテレフタレートを、
実施例1に述べた装置中で、m−キシレン360m1中
、80℃で、タリウム(1)アセテート0.45yの存
在下、グリシドール53.3fI(0.72モル)とエ
ステル交換反応させた。
托時間の反応時間後、出発物質はなく、ほんの僅かのグ
リシジルメチルテレフタレートを検出した。混合物を僅
かの濁りを除去する為に枦過し、そして戸液は、水50
m1で3回抽出した。溶液をロータリーエバポレーター
中で濃縮後、粗製物は、イソプロパノールから再結晶し
た。融点103〜105℃、エポキシド含量6.86当
量/K9の最初の晶出分65.5y(理論量78.5%
)、並びに融点100−102℃、エポキシド含量6.
74当量/K9の第2の晶出分を得た。実施例6〜21
触媒を種々変えた例、 反応を実施例5と同じ条件で、タリウム(1)アセテー
トの代りに、当量のタリウム化合物を使用して実施した
場合は、次の表中に掲けた収率が得られた。
比較例 英国特許第1118206号明細書に従つて、実施例1
に述べた装置中で、ジメチルテレフタレート48.5y
(イ).25モル)を、300m1のm−キシレン中8
0℃で、ナトリウムメチラート(ナトリウム0.086
yとメタノール8.6mtより調整した)の存在下、グ
リシドール44.4y(0.60モル)とエステル交換
反応させた。
反応時間2乃至3時間後、既にフラスコの壁に、重合性
固体生成物が付着し、そしてこの生成物量は、6時間の
全反応時間後非常に増大した。6時間後、反応混合物の
溶解した成分は、エポキシド含量を決定する為検査した
0.90当量/Kgと反応の最初に検査した1.62当
量/K9の値と比較して、非常に減じていた。
6時間後、ほんの僅かのジメチルテレフタレートが薄層
クロマトグラムで認めることが出来たということは確か
である。
しかしながら、クロマトグラムスポットの強さを根拠と
して、目的としたジグリシジルテレフタレートに加えて
、およそ等量の1個がエステル交換したジエステル、即
ち、テレフタル酸グリシジルメチルジエステルの存在を
明らかにすることが出来た。これと比較した、本発明方
法により行つた、実施例1による方法の場合においては
、u時間にわたる全反応時間で、溶液中のエポキシド含
量の合計は、1.60から1.74当量/K9に増大し
た。
というのは、メタノールを留去したので、結果としてエ
ポキシド濃度が増大した。もし、留出物を考慮にいれて
、数字の計算をしなおすと、実施例1においては、全エ
ポキシド含量は一定であつた。実施例22フタル酸ジグ
リシジルエステルの製造 実施例1に述べた装置中で、ジメチルフタレートの58
.2y(0.30モル)をm−キシレン300m1中、
80゜Cで、1(0C0CH3)3・!い。
00.82yの存在下、蒸留したてのグリシドール53
.3y(0.72モル)とエステル交換反応させた。
6.時間後、中間体とした形成したほんの僅かのメチル
グリシジルフタレートが薄層クロマトグラムで認めるこ
とが出来た。
更に、ジメチルフタレートは、存在していなかつた。溶
液は、僅かの濁りを除く為ろ過し、泊液は、40mLの
水で5回抽出し、溶液は、水流ポンプでの真空下、70
℃で、ロータリーエバポレーター中で濃縮した。粗製物
78.6y(理論の94.2%)を得た。更に、水相を
クロロホルムで抽出し、4.4yの生成物を分離し、主
量と一緒にした。溶媒の残りを除去する為、生成物は、
空気の漏れる管を有する蒸留装置中で、0.01Tvn
Hgの圧力下、75℃で1時間後処理した。残留分:室
温で液体で、エポキシド含量7.14当量/K9(理論
値:7.19エポキシド当量/K9)を有する、粗製ジ
グリシジルフタレート80.8y(理論量:98.6y
)、精製の為、生成物6.35gを、0.016順Hg
の圧力下バルブ テユーブオープン(Bulbtube
Oven)中て蒸留した。5.33yの留出物を得た(
オープン温度167℃でのこの蒸留の大部分)。
計算すると、これは、理論量の83.9%の収率に相当
する。実施例23コハク酸ジグリシジルエステルの製造 実施例1と同様に、コハク酸ジメチルエステル36.5
y(イ).25モル)を、m−キシレン300mt中、
80℃で三酸化二タリウム0.73yの存在下、グリシ
ドール44.4y(0.60モル)とエステル交換反応
させた。
9時間後、コハク酸ジメチルエステルは存在せず、ほん
の僅かの混合エステルが、薄層クロマトグラムで認めた
触媒を熱溶液からp過して除き、炉液を浴温60℃で、
ロータリーエバポレーター中濃縮し、粗製物58.6f
が残つた。粗製物6.20yをバルブテユーブオーブン
(BulbtubeOven)中で0.04wnHgの
圧力下、オープン温度210OC付近で蒸留し、ガスク
ロマトグラフィーによつて純度97%以上の留出物4.
62fを得た。計算すると、収率は理論の76.0%で
あつた。生成物は、室温で結晶形に固化し、エポキシド
含量8.68当量/Kg(理論値:8.69)を有する
。蒸留した生成物2.0yを6倍量のイソプロパノール
から2回再結晶した。56〜60′Cの融点を有する結
果を得た。
元素分析値:ClOHl4O6(分子量230.22)
実施例24トリメシン酸トリグリシジルエステルの製造
実施例1に述べた装置中で、50.4g(4).2モル
)のトリメシン酸トリメチルエステルを、キシレン(異
性体の混合物)360mt中80℃で、酸化タリウム0
.84yの存在下、グリシドール53.3y(イ).7
2モル)と反応させた。
7時間後、薄層クロマトグラムは、トリメシン酸トリメ
チルエステルはなく、完全にエステル交換していない中
間生成物へほんの僅かを示した。
反応を1(転)間後で終了した。触媒は、熱溶液から沖
過して除いた。
冷却後、”澄明な黄色沖液は、100m1蒸留水で3回
振盪して抽出した。この操作で、過剰のグリシドールが
除かれた。生成物相は、それから硫酸ソーダで乾燥し、
枦液し、溶液を浴温60℃、ロータリーエバポレーター
中で蒸発させた。最後の溶媒残留分は、60℃、高真空
下除去した。収率:融点74〜77.5℃、エポキシド
含量8.0当量/K9(理論の100%)の結晶トリメ
シン酸トリグリシジルエステル69.0f(理論の91
.2%)、微量分析とNMRスペクトルで、生成物の構
造を確ノ認した。
実施例25 トリメリット酸トリグリシジルエステルの製造実施例1
に述べた装置中で、トリメリット酸トリメチルエステル
37.8y(0●15モル)を、キシレン(異性体の混
合物)270m1中、80゜Cで、酸化タリウム0.6
3yの存在下、グリシドール40.0y(イ).54モ
ル)と反応させた。
14.時間後、薄層クロマトグラムは、トリメリット酸
トリメチルエステルはなく、完全にエステル交換してい
ない、中間体の僅か痕跡を示した。
そして反応を中止した。触媒を熱溶液から?ろ過して除
いた。
p液を冷却し、幾らかの生成物は、油状物として沈澱し
た。油状物を分離した;?液(キシレン溶液)と油状物
(クロロホルム100m1に溶解した)とを、同じ方法
で、別々に更に処理をした:分離した溶液は、通剰のグ
リシドールを除去する為水10077!lで3回振盪し
て、抽出した。それから、硫酸ソーダで乾燥し、沖過し
、溶媒を60℃の浴温でロータリーエバポレーター中で
蒸発させ、そして60℃高真空下で完全に除去した。収
率:キシレン溶液から、エポキシド含量7.85当量/
K9(理論値の99.05%)の淡黄色の非常に僅かに
濁つた油状物として、トリメリット酸トリグリシジルエ
ステルCA)26.1y(理論量の46.1%)を得た
更に油状物として沈澱した部分から、エポキシド含量6
.40当量/K9(理論の80.7%)の黄色油状物と
して、トリメリット酸トリグリシジルエステル(B)1
2.7V(理論量の22.3%)を得た。
従つて、合計収率は、38.8y(理論量の68.4%
)てエポキシド含量(平均値)は、7.38当量/Kg
(理論値の93.06%)である。実施例26 トリメリット酸トリグリシジルエステルの製造実施例1
て述べた装置中で、トリメリット酸トリメチルエステル
50.4g(0.2モル)を、キシレン(異性体の混合
物)360m1中、80℃で、タリウム(1)アセテー
ト0.45qの存在下、グリシドール53.3y(0.
72モル)と反応させた。
7時間後、薄層クロマトグラムは、トリメリット酸トリ
メチルエステルを示さず、そして事実上、更に不完全に
エステル交換反応をした中間体生成物も示さなかつた。
そして、反応を中止した。反応溶液は、過剰のグリシド
ールと触媒を除く為、100m1の水で3回振盪するこ
とにより抽出し、そしてキシレン相を硫酸ソーダで乾燥
し、枦過し、浴温60℃、ロータリーエバポレーター中
で溶媒を蒸発させた。
最終溶媒残分は、60℃、高真空下で除去した。水抽出
物は、その後沈澱した、油状部分を含み、そしてこれを
クロロホルム200mLに溶解し、100m1の水で2
回洗い、硫酸ソーダで乾燥し、ろ過し、60℃で蒸発さ
せた。収率:キシレン溶液から、エポキシド含量8.0
当量/K9(理論値の100%)の淡黄色油状物として
、トリメリット酸トリグリシジルエステルの38.5y
(理論量の50.9%)を得た。
更に、油状物として沈澱した部分から、エポキシド含量
7.24当量/K9(理論値の91.4%)の黄色油状
物として、トリメリット酸トリグリシジルエステル(B
)を更に19.8y(理論量の26.2%)を得た。従
つて、合計収率は、58.3y(理論量の77%)でエ
ポキシド含量(平均値)は、7.75当量/K9(理論
の97.8%)であつた。実施例27 ピロメリット酸テトラグリシジルエステルの製造実施例
1に述べた装置中で、ピロメリット酸テトラメチルエス
テル62.05y(0.2モル)を、キシレン(異性体
の混合物)480m1中、80゜Cで、酸化タリウム1
.12yの存在下、グリシドール71.1f1(4).
96モル)と反応させた。
8.峙間後、薄層クロマトグラムは、ピロメリット酸テ
トラメチルエステルを示せず、僅かの痕跡の不完全エス
テル交換反応をした中間体生成物を示した。
そして反応を中止した。反応溶液をクロロホルム600
m1で希釈した。
触媒を枦過して除き、そして過剰のグリシドールを除去
する為、戸液を浴温60℃で、ロータリーエバポレータ
ー中蒸発、そして、最後に、60℃高真空下て除去した
。固体残留分(92.6f:理論量の96.7%)を熱
クロロホルム300m1中に溶解した。冷却後、無色の
結晶ピロメリット酸テトラグリシジルエステルCA)6
1.6V析出した;136℃(鋭くない)までの融点;
エポキシド含量8.36当量/K9(理論値の100%
)、母液は、100m1の水で3回振盪して抽出し、生
成物相は、流酸ナトリウムで乾燥し、枦過しそして、最
初ロータリーエバポレーター中そしてそれから60℃高
真空下で蒸発した。収率:しばらくして、結晶形に固化
する殆ど無色の油状物として、ピロメリット酸テトラク
リシジルエステル(B)を更に23.5y(理論量の2
4.6%);エポキシド含量7.67当量/K9(理論
の91.7%)、従つて、合計収率は85.1y(理論
量の89%)であり、そしてエポキシド含量(平均値)
は、8.16当量/K9(理論値の97.6%)である
実施例28イソフタル酸ジグリシジルエステルの製造実
施例1のように、ジメチルイソフタレート233y(1
.20モル)を、m−キシレン1200m1中、80℃
で、T1(0C0CH3)31?203.24qの存在
下、6時間にわたつて、蒸留したばかりのグリシドール
213y(2.88モル)とエステル交換反応させた。
反応混合物は、200mLの水で3回抽出しそして、キ
シレン相は、ロータリーエバポレーター中で濃縮した。
そして、340.5qの残留分を得、それを空気の漏れ
る管を使用して、高真空下、75℃て後処理した。収率
;冷却して固化する、粗製ジグリシジルイソタレート3
28.0y(理論量の98.2%)エポキシド含量:6
.59当量/Kg(理論値:7.19エポキシド当量/
Kg)更に精製の為、粗製物4.26qをバルブチュー
ブオープン(BlllbtubeO■En)中、0.0
1TmnHgの圧力下、オープン最高温度200℃で蒸
留した。
収率:3.49y(理論量の80.5%)。留出物1.
00yをシクロヘキサン4m1とベンゼン3m1の混合
物から再結晶した。融点73〜74゜Cの結晶を得た。
元素分析値:Cl4Hl4O6(分子量278.26)
実施例29アジピン酸ジグリシジルエステルの製造 実施例1のように、アジピン酸ジメチルエステル34.
8y(0.20モル)を、m−キシレン200m1中、
808Cで、n(0C0CH3)31?200.51g
の存在下蒸留したてのグリシドール35.5V・(イ)
.48モル)とエステル交換反応させた。
反応は、ガスクロマトグラフィーで追跡した。1m間後
、濁りを除く為、溶液をろ過し、そして50wL1の水
で3回抽出した。
一緒にした水相をm−キシレン100m1で3回すすい
だ。乾燥後、キシレン溶液を硫酸ソーダで乾燥し、ロー
タリーエバポレーター中でキシレンを除去し、エポキシ
ド含量6.31当量/K9の粗製物48.3yを得た。
2.21Vの粗製物を、0.05?Hgの圧力下、最高
温度200VCで、バルブチューブオープン(BuIb
tubeOven)中、高真空中蒸留し、1.75yの
留出物を得た。
計算すると、これは理論量の74.1%の収率に相当す
る。エポキシド含量:7.58当量/K9(理論値:7
.75エポキシド当量/K9)粗製物の本体を、蒸留装
置中、161〜163℃/0.015顛Hgで蒸留した
収率:理論の63.2%、元素分析値:Cl2Hl8O
6(分子量258.27)HヒNMRスペクトルから得
た、分析データは、アジピン酸ジグリシジルエステルの
構造式と一致した。留出物をシクロヘキサノンとベンゼ
ンの混合物から2度再結晶し(その溶液は、約20℃で
飽和する必要がある。
)、冷蔵庫中で冷却し、真空中30℃で乾燥後、43〜
47℃の融点を有する結晶を得た。実施例30実施例1
のように、シユウ酸ジエチル204.4f(1.40モ
ル)を、メシチレン1400m1中、80℃で、n(0
C0CH3)31聞H2O3.78Vの存在下、蒸留し
たてのグリシドール248.5V(3.36モル)と必
要とされ60〜80W$LHgの圧力下エステル交換反
応させノた。
反応は、ガスクロマトグラフィーで追跡した。
5時間後反応は完了した。
濁りを除く為、溶液を沖過し、濃縮し、ベンゼン110
0m1から再結晶した。収率:融点95〜部℃の結晶生
成物150.6VS(理論量の53.2%)。母液を各
回1007F!tの水で1回振盪して抽出し、水相をベ
ンゼンで抽出し、その有機相をベンゼン相の主量に加え
た。
270m1に濃縮後、融点87〜92℃の結晶生成物4
7.4y(理論の16.7%)が析出し9た。
元素分析値:C8HlOO6(分子量202.16)H
−NMRスペクトルから得た分析データは、シユウ酸ジ
グリシジルエステルの構造式と一致した。
実施例31 シユウ酸ジグリシジルエステルの製造 実施例1のように、シユウ酸ジエチル29.2y(4)
.20モル)を、200m1のクロロベンゼン中、80
℃で、1(0C0CH3)3.1?200.54Vの存
在中、120〜140mHgに維持した圧力下、蒸留し
たばかりのグリシドール35.5y(0.48モル)と
エステル交換反応させた。
反応は、ガスクロマトグラフィーで追跡し、4時間後に
は既に完了していた。冷却して、溶液から生成物が析出
し、p過し、ヘキサンで洗浄し、55゜C真空中で乾燥
した。収率:86〜96℃の融点とエポキシド含量9.
50当量/K9(理論値:9.90エポキシド当量/K
9)を有する結晶生成物26.2f1(理論量の64.
8%)。母液を40m1の水て4回抽出し、有機相をそ
れからロータリーエバポルーター中で濃縮した。
残留分9.7yは、イソプロパノール50mLから再結
晶した。収率:融点77〜83℃、エポキシド含量9.
62当量/Kgの結晶生成物6.8y(理論量16.9
%)。実施例32シユウ酸ジグリシジルエステルの製造 実施例1のように、シユウ酸ジブチル244.6y(1
.21モル)をメシチレン1200m1中、80′Cで
、60〜80wrmHgの圧力下、T1((1)0CH
3)3.1↓鴇03.27vの存在中、蒸留したばかり
のグリシドール.214.8q(2.90モル)とエス
テル交換反応させた。
反応は、ガスクロマトグラフィーで追跡したが比較的ゆ
つくり進行した。反応時間24時間後、反応溶液を沖過
し、濃縮し、ベンゼン400mtから再結晶した。結晶
生成物を酒過し、ベンゼンとへ!キサンで洗浄し、55
℃の真空中で乾燥した。収率:86〜89℃の融点とエ
ポキシド含量9.26当量/K9(理論値:9.90エ
ポキシド当量/K9)を有する結晶生成物44.7y実
施例33 マロン酸ジグリシジルエステルの製造 実施例1のように、マロン酸ジメチルエステル66.0
g(0.50モル)を、m−キシレン450m1中、8
0℃で、TI(0C0CH3)3.1?201.35y
の存在中、5時間の間、蒸留したばかりのグリシドール
88.8y(1.20モル)とエステル交換反応させた
ジメチルエステルはなく、中間体として形成ししたほん
の僅かのメチルグリシジルエステルを、ガスクロマトグ
ラフィーで検知することができた。主成分は、マロン酸
ジグリシジルエステルから成つている。冷却し、生成物
を油状物として分離し)た。キシレンをロータリーエバ
ポレーター中で除去し、残留分をベンゼンに溶解し、そ
してその溶液を、各回50m1の水で4回抽出した。水
相は、ベンゼン60m1で2回抽出した。ベンゼン相を
全て合せて、ロータリーエバポレーター中60゜Cで濃
縮し門た。エポキシド含量8.22当量/K9(理論値
:9.26エポキシド当量/K9)の油状粗製物94.
3Vを得た。分析する目的で、粗製物7.66Vを、1
40℃、0.014w$THgの圧力下、バルブチュー
ブオープン・(Bulbtulx′0ven)中、高真
空下で蒸留した。
収量:6.12y元素分析値:C9Hl。
O6(分子量216.19)H−NMRスペクトルから
得たデータは、マロン酸ジグリシジルエステルの構造式
と一致した。実施例34セバシン酸ジグリシジルエステ
ルの製造 実施例1のように、セバシン酸ジメチルエステル46.
0q(0.20モル)をシクロヘキサノン200m1中
、80℃で、′RI(0C0CH3)3.1?200.
51Vの存在下、蒸留したばかりのグリシドール35.
5V(イ).48モル)とエステル交換反応させた。
反応は、ガスクロマトグラフィーで追跡した。24R間
後、反応溶液を濁りを除去する為ろ過し、各回40m1
の水で4回沖液を抽出し、そしてロータリーエバポレー
タ中で有機相を濃縮した。
0.012Wr!!THgで、90℃までの低沸点部分
を除去した後、エポキシド含量5.40当量/Kg(理
論値:6.32)で室温てゆつくり固化する粗製物64
.6yを残留物として得た。
この生成物の少量を、バルブチューブオープン(Bul
btubeOven)中高真空下で蒸留した。
留出物の1.0yを、シクロヘキサン9Cg)とイソー
プロパノール1娼との混合物9m1から再結晶した。融
点42−43℃の結晶を得た。元素分析値:Cl6H2
8O6(分子量316.39)実施例35フマル酸ジグ
リシジルエステルの製造 実施例1のように、フタル酸ジメチルエステル43.2
y(イ).30モル)を、m−キシレン250m1中、
60′CでTlOCOCH3O.53Vの存在中、蒸留
したばかりのグリシドール53.3V(0.72モル)
をエステル交換反応させた。
反応は、ガスクロマトグラフィーで追跡した。エステル
交換反応は、60℃で非常に急速に進行し、6時間後に
完了した。濁りを除く為、溶液を淵過し、淵液を各回4
0m1の水で4回抽出し、そして、それから、有機相を
ロータリーエバポレーター中で濃縮した。水相をクロロ
ホルムで3回抽出し、抽出物を濃縮し、そして2つの残
留物を一緒にした。
粗製物の収率:室温て固化する生成物72.0y精製の
為、粗製物5.00yをバルブチューブオープン(BL
llbtubeOven)中、0.01Tn1fLHg
下、最高オープン温度180′Cで蒸留した。
収率:エポキシド含量8.56当量/K9(理論値:8
.76)のもの4.12y(理論量の86.6%)エタ
ノールから再結晶後、純生成物は、76〜80℃で融解
した。
元素分析値:ClOHl2O6(分子量228.20)
実施例363●3″●4●4″−ベンゾフェノンーテト
ラカルボン酸テトラグリシジルエステルの製造実施例1
で述べた装置中で、3・3″・4・4″−ベンゾフェノ
ンーテトラカルボン酸テトラメチルエステル62.2q
(0.15モル)を、キシレン(異性体の混合物)36
0m1中、80′Cで、酸化タリウム0.84yの存在
中、グリシドール53.3y(0.72モル)と反応さ
せた。
14B1間後、薄層クロマトグラムは、出発物質はなく
、ほんの僅かの不完全エステル交換反応した中間体生成
物を示し、そして反応を中止した。
反応混合物は、分離する油状部分を含んでいる。
そして、それらを別々に処理した。キシレン溶液は、触
媒を除くために枦過し、過剰のグリシドールを除去する
為、水100m1で3回振盪して抽出し、それから有機
相を硫酸ナトリウムで乾燥し、その後ろ過した。
溶媒は、60′Cの浴温度でロータリーエバポレーター
中で蒸発し、そして60℃で、高真空下で完全に除去し
た。油状部分は、クロロホルム200mtに溶解し、触
媒を除く為溶液を淵過し、それから、キシレン溶液と同
じように処理した。収率:キシレン溶液かな、エポキシ
ド含量6.39当量/K9(理論値の93%)の黄色油
状物として、ベンゾフェノン(テトラカルボン酸テトラ
グリシジルエステル)(A)6.3y(理論の7.2%
)を得た。
更に、油状物として沈澱した部分から、ハチミツ色の油
状物として、ベンゾフェノンテトラカルボン酸テトラグ
リシジルエステル(B)73.4y(理論量の84%)
を得た。エポキシド含量:6.65当量/K9(理論値
の96.8%)従つて、合計収量は、79.6y(理論
量の91.1%)でエポキシド含量(混合法で定めた)
は、6.63当量/K9(理論値の96.5%)であつ
た。
実施例371・1−メチレンービスー〔3−(p−グリ
シジルオキシカルボニルーベンジル)−5●5−ジメチ
ルヒダントイン〕の製造′ 実施例1のように、1●1
−メチレンービスー〔3−p−メトキシカルボニルベン
ジル)−5●5−ジメチルヒダントイン〕を、m−キシ
レン200m1中、80゜Cで、T1(0C0CH3)
3.1?200.14y7の存在中で、蒸留したばかり
のグリシドール9.4y(0.13モル)とエステル交
換反応させた。
8時間後、薄層クロマトグラムで、2つの反応生成物(
メチルグリシジルエステルとジグリシジルエステル)の
ほかに、出発物質を依然として、検知することができた
少量の重合性物質を泊過して除き、更にグリシドール9
.4y(5T1(0C0CH3)3.1ムH2OO.l
4qを?液に加え、更に6.5時間反応を続けた。その
後、ほんの少量のメチルグリシジルエステルを薄層クロ
マトグラムで検知することができた。出発物質は、全て
変換していた。濁りを除く為、溶液を枦過し、枦液を濃
縮し、クロロホルム200m1に溶解し、水50m1で
4回抽出した。濃縮後、高粘度の粗製物24.5yを得
た。溶媒残分を除去する為、生成物5.1yを100℃
、0.17nHg圧力下で後処理した。残留物:エポキ
シド含量2.60当量/K9(理論値:3.08エポキ
シド当量/Kg)のガラス状の塊4.49y元素分析値
:C33H3ρ1。
(分子量648.67)H−NMRスペクトルは、次の
構造式と一致した。実施例 羽 N−N″−ビスー(p−グリシジルオキシカルボニルベ
ンゾイル)−イソホロンジアミンの製造実施例1のよう
に、N−N″−ビス(p−メトキシーカルボニルベンゾ
イル)イソホロンジアミン29.0y(0.06モル)
を、シクロヘキサノン150m1中、80℃で、T1(
0C0CH3)3.リ旦,00.13yの存在中、蒸留
したばかりのグリシドール10.5y(4).14モル
)とエステル交換反応させた。
反応時間2峙間後、薄層クロマトグラムで出発物質を検
知することはできなかつた。メチルグリシジルエ.ステ
ルは、依然として少量存在していた。溶液を沖過し、沖
液を30m1の水で3回抽出し、有機相をロータリーエ
バポレーター中で濃縮し、依然としてシクロヘキサノン
を含んでいる反応生成物51.1yを得た。分析検査の
為、生じた生成物7.0yを、残留シクロヘキサノンを
除去する為、0.08顛Hgの圧力下、100℃、2時
間で後処理した。
エポキシド含量2.84当量/K9(理論値:3.46
エポキシド当量/K9)のガラス状生成物4.6yを得
た。元素分析値:C32H38N2O8(分子量=57
8.66)H−NMRスペクトルは、次の構造式と一致
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中、Aは
    後記式 I と同じ意味を表わし、Rは、炭素原子数1乃
    至4のアルキル基を表わす。 )で表わされるポリカルボン酸ポリアルキルエステルと
    、少くとも理論量のグリシドールとを、触媒としてのタ
    リウム化合物の存在下で、50乃至120℃の温度で、
    エステル交換反応をし、エステル交換反応中に生じたア
    ルコールを反応混合物から、絶えず除去することを特徴
    とする。次式 I :▲数式、化学式、表等があります▼
    ( I )(式中、Aは、単結合またはn価の芳香族基、
    芳香脂肪族基、脂肪族基、環状脂肪族基、複素環式基、
    複素環式脂肪族基または複素環式芳香族基を表わし、そ
    してnは、2、3または4の整数を表わす。 )で表わされるポリカルボン酸ポリグリシジルエステル
    の製造方法。 2 出発物質として上記式IIに於て、 Aが、n価の芳香族基、芳香族脂肪族基、脂肪族基、環
    状脂肪族基、複素環式基、複素環式脂肪族基または複素
    環式芳香族基を表わし、そしてnが2、3または4の整
    数を表わす、化合物を使用することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のポリカルボン酸ポリグリシジルエ
    ステルの製造方法。 3 次式IIa: ROOC−A−COOR′(IIa) (式中、Aは、後記式 I aと同じ意味を表わし、R及
    びR′はそれぞれ炭素原子数1乃至4のアルキル基を表
    わす。 )で表わされるジカルボン酸ジアルキルエステルと少く
    とも理論量のグリシドールとを、触媒としてのタリウム
    化合物の存在下に、50乃至120℃の温度でエステル
    交換反応をし、エステル交換反応中に生じたアルコール
    を、反応混合物から絶えず除去することを特徴とする、
    次式 I a: ▲数式、化学式、表等があります▼( I a)(式中、
    Aは2価の芳香族基、芳香脂肪族基、脂肪族基、環状脂
    肪族基、複素環式基、複素環式脂肪族基または複素環式
    芳香族基を表わす。 )で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジカルボン
    酸ジグリシジルエステルの製造方法。4 Aは後記式
    I aと同じ意味を表わし、R及びR′は、炭素原子数1
    乃至4のアルキル基を表わす、前記式IIaのジカルボン
    酸ジアルキルエステルと、アルキルエステル基の1当量
    あたり1.05乃至1.5モルのグリシドールとを、酸
    化タリウム又はタリウム塩の存在下、60乃至90℃の
    温度で、有機溶媒中、エステル交換反応させることを特
    徴とする、前記式 I aに於て、Aが芳香族又は脂肪族
    基を表わす、特許請求の範囲第3項記載のジカルボン酸
    ジグリシジルエステルの製造方法。 5 出発物質として芳香族ジカルボン酸のジメチルエス
    テルを使用し、エステル交換反応触媒として酸化タリウ
    ム又は酢酸タリウムを使用することを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項又は第3項記載の、芳香族ジカルボン
    酸ジグリシジルエステルの製造方法。 6 Aが後記式 I と同じ意味を表わし、Rが炭素原子
    数1乃至4のアルキル基を表わす、前記式IIのポリカル
    ボン酸ポリアルキルエステルと、アルキルエステル基の
    1当量について、グリシドールの1.05乃至1.5モ
    ルとを、酸化タリウム又はタリウム塩の存在下、60乃
    至90℃の温度範囲で、有機溶媒中で、エステル交換反
    応させることを特徴とする、前記式 I に於て、Aが芳
    香族基を表わし、nが3又は4の整数を表わす、特許請
    求の範囲第1項記載の、ポリカルボン酸ポリグリシジル
    エステルの製造方法。 7 出発物質として、トリメシン酸、トリメリット酸ま
    たはピロメリット酸のメチルエステルを使用し、エステ
    ル交換反応触媒として酸化タリウムまたは酢酸タリウム
    を使用することを特徴とする、特許請求の範囲第6項記
    載のポリカルボン酸ポリグリシジルエステルの製造方法
    。 8 エステル交換反応触媒として、硝酸タリウムを使用
    することを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載のポ
    リカルボン酸ポリグリシジルエステルの製造方法。
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