JPS605623B2 - 有色顔料組成物およびその製造法 - Google Patents

有色顔料組成物およびその製造法

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JPS605623B2
JPS605623B2 JP51014309A JP1430976A JPS605623B2 JP S605623 B2 JPS605623 B2 JP S605623B2 JP 51014309 A JP51014309 A JP 51014309A JP 1430976 A JP1430976 A JP 1430976A JP S605623 B2 JPS605623 B2 JP S605623B2
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政章 堀野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は有色顔料組成物およびその製造法、詳しくは光
沢性または高光沢性と透明性とを有して居り、且つ化粧
料や塗料などに用いたとき沈降、偏析、色分かれ、色む
ら等を生じない有色顔料組成物およびこのような顔料組
成物を製造する方法に関するものである。
従来一般に提供されている酸化チタンコーテッド雲母、
酸化チタンコーテツドバリウムサルフェート、酸化チタ
ンコーテッドタルク、オキシ塩化ビスマスコーテツド雲
母、オキシ塩化ビスマス等の真珠光沢顔料は、配向した
場合に銀色を呈するが充分な透明感がなく単に光輝性の
みを呈するものが殆んどである。
特にそれらの使用濃度が3%タ以上になると酸化チタン
やオキシ塩化ビスマスの影響が強く現われ、被覆力が増
大して透明感が極度に減少するという欠点があり、殊に
ビスマス系光沢顔料の場合化粧料においては法則制によ
り20%以上使用できないという欠点をもっている。即
0ち、真珠光沢顔料は光輝性を有しているが本質的に透
明感を有するものではなく、油膜的つやを呈し得ないも
のであって、従って油膜的つやと透明感とを同時に満足
するものはなかった。更に従釆の真珠光沢顔料をイ劫姓
料に用いた場合、肌にルーセント感を与えつやおよびは
りをもたせるいう効果を得るのが著しく困難であるばか
りか、経時変化するため粉体および有色顔料とそれらの
白色シルバー系の真珠光沢顔料を用いたイけ鉾料にあっ
ては、濡れ、親和性、色調、透明性の相違により光沢顔
料が浮き立って見え色調と真珠光沢顔料とが分離して感
じられるという欠点がありメークアップ効果を損うもの
であった。また、粉体或いは有色顔料を用いた化粧料に
あっては、使用される真珠光沢顔料の結晶形、親和性、
比重、粒度分布、表面活性等の相異により製造時、保管
時、輸送時に沈降、偏析、色分れ、色むらを生じ、品質
の低下の原因となるばかりか、化粧料に適用したとき経
時変化を免かれない等の欠点があった。更にまた、前記
の酸化チタンのほかにアルミニウム、ジルコニウムなど
の金属酸化物の層を雲母の表面に被覆して作られる従来
の真珠光沢顔料は、基本的には被覆層と雲母との光の屈
折率の差を利用し、また被覆層の厚みの違いを利用して
干渉色の光沢を得るものであって、雲母本来の透明性は
袷んど活用されない。
また、製造面から見ても溶媒を使用して金属酸化物を雲
母表面に附着させ次で洗浄、乾燥する工程を含んでいて
複雑である。本発明はこのような従来の諸欠点を除去し
、光沢性または高光沢性と透明性とを兼備し、しかも経
時変化を生じることがない有色顔料組成物およびこのよ
うな顔料組成物を簡単な工程で製造する方法を提供する
ことを目的として発明されたものである。
即ち、この目的を達成するため本発明に係る有色顔料組
成物は、雲母と有色金属酸化物との微粉末の分散混合物
が焼結されてなること、および更にその表面に水不溶‘
性樹脂、アルコール可溶性樹脂、水不落性繊維素の一種
または二種以上の混合3物よりなる薄膜が被着されてい
ることを特徴としている。
また、本発明に係る有色顔料組成物の製造方法は、平均
粒径3なし、し50仏の微粉末雲母と平均粒径0.2な
し、し10山の微粉末有色金属酸化物の一種または二種
以上とを9.7:0.3ないし6:4 4の重量割合で
混合して分散混合物を作り、この分散混合物を300な
いし200000で1ないし24間競結すること、およ
び更に水不濠性樹脂、アルコール可溶性樹脂、水不溶性
繊維素の一種または二種以上の混合物を溶液状態で前記
焼結物質の表面に被着することを特徴としている。本発
明においては雲母として白雲母、黒雲母、絹雲母、金雲
母、リチャ雲母、ソーダ雲母、チンワルド雲母、合成雲
母、ハロィドマィカ或いはこれらを変成したものが適用
され、それらの微粉末を濃度3〜4%の硫酸、塩酸また
はこれれらの混酸あるいは硝酸、クロム混酸等の無機酸
の水溶液で処理して不純物を除去し、その後水洗し乾燥
したものを使用する。
この微粉末雲母は平均粒径が3ないし50A程度のもの
を使用するものであって、特に表面がなるべく平滑でし
かも厚さが可能な限り薄いものが好ましい。例えば厚さ
が0.05〜0.5レ程度のものを適用した場合、透明
性とつやの優れた顔料となり、また平均粒径が30仏以
上となると透明性を有すると同時に光輝性および金属感
を有する顔料となる。また、本発明に適用される有色金
属酸化物としては種々なものがあるが、一般的には弁柄
、黄色酸化鉄、酸化クロム、二酸化マンガン、鉄黒、酸
化コバルト、酸化タングステン、酸化鋼、酸化ニッケル
、酸化バナジウム、黄土等が好ましく、平均粒径が0.
2ないし10仏程度のものの一種または二種以上の混合
物を使用するものである。
そして、前記の微粉末義母と微粉末有色金属酸化物とを
9.7:0.3ないし6:4程度の重量割合で混合し均
一に分散混合した分散混合物を作り、これを300なし
、し2000qCで1なし、し24時間程度焼結するこ
とによって本発明の有色顔料組成物を得るのである。
尚、糠縞は常圧(760側Hg)ないし70仇吻Hgの
減圧状態または100なし、し90の気圧の加圧状態の
いずれであってもよく、また雰囲気は酸化、還元、不活
性のいずれであってもよい。ここで、微粉末雲母と微粉
末有色金属酸化物との分散混合物を競結すると、雲母の
結晶に含まれる水分子が脱水し、この脱水個所に金属酸
化物の分子(×)がイオン結合により結合するもので、
これを絹雲母について示すと、K20一X−3り203
−×−笹i02の如く一種のスピネル構造に類似の構造
を形成するのである。即ち、雲母と有色の金属酸化物と
が乾式条件下の固相反応により焼結されることによって
、雲母の結晶格子中に金属酸化物が埋入され、従って化
学的に変化させられた結晶構造を構成しているものであ
る。このような暁結物質、即ち第1、3番目の発明に係
る有色顔料組成物は、雲母固有の平滑表面反射による光
沢を有して居り、雲母と金属酸化物との混合系からなる
比較品と本発明品とをX線回析したところ、金属酸化物
と雲母のそれぞれのピークがシフトし或いは本発明品で
は全く新しい個所にピークが現出するなど両者はピーク
の現出個所が異なり、また水系、非水系において比重、
溶媒との親和性などに相異があり、比較品では両者が完
全に分離するのに対して本発明品では全〈斯る現象が現
れなかった事実よりして本発明品は結晶構造が化学的に
変化させられている新規な物質であることが証明された
そして、本発明による有色顔料組成物は脆弱で容易に粉
砕できるとともに分散性が良好で、化粧料、塗料、装飾
物等に有効且つ容易に適用され、特に雲母と金属酸化物
とが単に混合しているものでなく両者が一体構造化して
いるものであるために偏析、色分れを生じることがなく
、しかも雲母の透明性を活かした光沢感(つや)を有す
るものである。
また製造にあたって有色金属酸化物の種類、混合割合、
加熱時間、加熱温度、糠結雰囲気を調整することによっ
て暁結するだけの簡単な手段で任意の色の顔料組成物が
得られるのも特徴の一つである。また、本発明による有
色顔料組成物は皮層刺激性、毒性が全くなく、健康肌の
女性83名の前膳部に対する貼布試験において2岬時間
、7幼時間後の判定で何等の異常も認められなかったこ
とからも高い安全性を有するものである。
そして、かかる有色顔料組成物を配合した化粧料、塗料
等は製品の外観色と塗布色とが一致し、更に光沢感(つ
や)を与えるばかりか、耐熱性にも優れて居り、且つま
た強制振動試験、エージンク試験例えば40qo〜−1
000で6ケ月保存に対しても有色顔料組成物の沈降、
偏析、色分かれ、光沢色調の変化が全く認められず、安
定性にすぐれていることが確認された。次に本発明で第
二の特徴としている第2、4番目の発明に係る有色雲母
顔料組成物は、水不溶性樹脂、アルコール可溶性樹脂、
水不溶性繊維素の一種または二種以上の混合物からなる
コーテング材を使用し揮発性有機溶媒の存在下において
処理し有色雲母顔料組成物の表面にコーテング材の薄膜
を被着形成するもので、この薄膜の光の反射、屈折の相
乗効果によって透明感、光沢が一段と増大した高光沢性
を有する有色顔料組成物を得ることができるのである。
ここで用いられる水不溶性樹脂としてはアルキツド、ポ
リエステル、アクリル、ポリウレタン、ポリアミド、ェ
ポキシ、シクロヘキサンの樹脂が例示され、アルコール
可溶性樹脂としてはメタアクリル酸ェステル重合体、ピ
ニルピロリドン、酢酸ビニル共重合物、ポリビニルアセ
タールジェチルアミノアセテート、フェノール樹脂、シ
ョ糖脂肪酸ェステル、ショ糖安息香酸ェステル、2メチ
ル−5ビニルーピリジンメチルアクリレートメタアクリ
ル酸コポリマ等の樹脂が例示され、また水不溶性繊維系
としてはエチルセルロース、プロピルセルロース、ブチ
ルセルロース等が例示される。
揮発性有機溶媒としてはアセトン、酢酸エチルエステル
、インプロピルアルコール、エチルアルコール等が例示
され、これらの揮発性有機溶媒にコーテング材を0.1
なし、し2の重量%程度混合溶解した溶液に第3番目の
発明で得られた齢縞物質即ち有色顔料組成物の5なし、
し4の重量%程度を縄拝しながら徐々に添加して更に1
0分間ないし4時間蝿拝した後、鷹拝しながら必要なら
ば加溢して溶媒を揮発させ有色顔料組成物の表面に厚さ
1なし、し10A程度のコーテング材の薄膜を形成する
ものでこの薄膜は第1番目の発明に係る顔料組成物を保
護するとともに透明感、光沢を更に増大し高光沢性を有
する有色顔料組成物となすものである。この有色顔料組
成物は第1番目の発明に係る有色顔料組成物よりも光輝
性、光沢があるばかりか、これと同程度に脆弱であって
特に粉砕工程を必要とせずにメークアップ料、化粧基剤
、塗料、装飾品、その他着色基剤とともに混合燈梓する
ことによって容易に徴分砕されて分散するものである。
またこれらの有色顔料組成物はいずれも前述のように皮
膚刺激性、毒性が全くなく、化粧料、塗料等に配合して
安全に使用できるものである。0 尚、雲母と有色顔料
組成物とは雲母本来の透明性を活かし且つ徴粉化が容易
であるように平均粒蓬をそれぞれ3なし、し50仏、0
.2ないし10ムとしたものであり、また両者の特性を
失うことなく焼結を可能ならしめるため混合割合を9.
7:0.3ないし6:4とした。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 平均径0.2山の弁柄と鉄黒とを7:3(重量割合)で
混合したものを粉砕機で分散混合し、平均粒径3仏、厚
さ0.05仏の絹雲母200部を4%の塩酸水溶液中で
3粉ご間加溢し精製水で水洗、乾燥したものと4:6(
80多:120夕)の割合でブレンダを用いて均一に分
散混合する。
この分散混合物を酸化雰囲気において70ぴ気圧、50
0ooで5時間齢結して黒色の光沢性を有する顔料組成
物189夕を得た。実施例 2 平均粒径0.2ムの酸化クロムと弁柄とを6:4(重量
割合)で混合したものを粉砕機で分散混合し、平均粒径
30山、厚さ0.4山の白雲母20碇歌を3%の硝酸水
溶液中で5000で40分間加溢し精製水で水洗、乾燥
したものと3.5〜6.5(70夕;130夕)の割合
でブレンダを用いて均一に混合する。
この分散混合物を還元雰囲気において圧、3000oo
で10時間焼結して緑色の光沢性を有する顔料組成物1
92夕を得た。実施例 3 平均粒径0.2仏の弁柄と酸化クロムとを8:2(重量
割合)で混合したものを粉砕機で粉砕し、平均粒径30
仏、厚さ0.05一の白雲母200部を3%の硫酸水溶
液中で60ooで40分間加溢し精製水で水洗・乾燥さ
せたものと3:7(60タ:140夕)の割合でブレン
ダを用いて均一に分散混合する。
この分散混合物を酸化雰囲気において常圧1350oo
で1朝寺間糠結して濃肌色の光沢性を有する顔料組成物
190夕を得た。実施例 4 実施例3で得られた焼結物質を4%ポリビニルアセター
ル化ジェチルアミノアセテートのインプロピルアルコー
ル溶液50助けこ添加し30分間燭拝した後に揮発性ア
ルコールを燈拝しながら完全に気化させて高光沢性を有
する顔料組成物を得た。
実施例 5平均粒径5ムの弁柄と黄土とを6:4(重量
割合)で混合したものを粉砕機で分散混合し、平均粒径
10ム、厚さ0.1〆の鱗雲母リチャ雲母20礎部を3
%の硫酸水溶液中で60午0で30分加溢し水洗・乾燥
させたものと1:9(20タ:180夕)の割合でブレ
ンダで混合し、70仇肋Hgの大気雰囲気において15
0ぴ○で9時間暁結して淡い肌色をした光沢性を有する
顔料組成物194夕を得た。
実施例 6 実施例5で得られた暁給物質を3%ブチルセルロースの
インプロピルアルコール溶液500のとに添加し3び分
間燈拝した後に揮発性アルコールを完全に気化させて高
光沢性を有する顔料組成物を得た。
次に本発明の性能および官能試験の結果を示す。
〔試験1〕 本発明における有色顔料組成物の耐光性について次の試
験を行なった。
試料として赤色202号、赤色226号、弁柄と前記実
施例1、2、4、6によって作られた各顔料組成物とを
用いて島津製作所製のキセノンテス夕で光源から40伽
の位置で12時間照射したものとの色差(△E)を算出
した結果は次表の通りであった。上記の表よりして本発
明による顔料組成物は現在市販の無機顔料と同程度であ
り、有色顔料よりもすぐれていることが認められる。
〔試験2〕 官能試験は100名の女性によって行ない、対象者の年
令分布と肌性とは次表の通りである。
また、全女性に各組合せの試料を渡し2ケ月間の連続使
用テストを実施した。比較品(la)、本発明品(ロa
、ma)として次表の処方に従ってフェイスパウダを調
製した。
但し、aは酸化クロムと微粉末黄土と微粉末白雲母との
未焼結混合物(重量割合1.44:0.96:77.6
)、bはaを110030で暁結した焼給物質(本発明
の有色顔料組成物)、Cはbに3%プチルセルロースの
コーティング材を被着した本発明の有色顔料組成物であ
って、表の数値は重量%である。Aを混合機(ナゥター
ミキサ)で1粉ご間混合して取出し、粉砕機で均一に混
合分散する。
この混合物を混合機(ヘンシェルミキサ)に移し鷹拝し
ながらBを加えて更に10分間蝿拝し、次でこれを60
メッシュスクリーンのブロワーシフタを通しフェイスパ
ウダを得る。
la、oa、maの光沢感(つや)、透明感、経時変化
の官能試験を行なった結果は次表の通りである。
この結果から、本発明による有色顔料組成物は比較品と
比べて透明感と経時変化において格段にすぐれているこ
とが判る。
〔試験3〕 比較品(lb)、本発明品(ob)として試験2のla
、oaの処方中、aを市販の真珠光沢顔料(マリンクロ
ット社製)、スベクトラパール)*に、bを実施例2で
作った有色顔料組成物にそれぞれ置き換えて試験2と同
じ方法で調製したフェイスパウダを用い、別の女性10
0名を対象者として官能試験を行なった結果は次表の通
りである。
但し、経時変化において優は変化なし、良は僅かに変化
、可は変化ありを表わしている。〔試験4〕 比較品(lc)、本発明品(oc)として試験2のla
、Daの処方中、aを市販の真珠光沢顔料(マール社製
、ジヱムトーンオパール)に、bを実施例3で作った有
色顔料組成物にそれぞれ置き換えて試験2と同じ方法で
調製したフェイス/ぐゥダを用い、別の女性100名を
対象者として官能試験を行った結果は次表の通りである
但し、官能評価項目は試験3と同じである。〔試験5〕 比較品(ld〉、本発明品(ロd)として試験2のla
、oaの処方中、aを市販の真珠光沢顔料(マール社製
、ジェムトーンサンストーン)に、bを実施例5で作っ
た有色顔料組成物にそれぞれ置き換えて試験2と同じ方
法で調製したフェイス/ゞゥダを用い、別の女性100
名を対象者として官能試験を行った結果は次表の通りで
ある。
但し、官能評価項目は試験3と同じである。〔試験6〕 本発明品(OA、OB、ロC、ロD)として実施例3、
4、5、6で作った有色顔料組成物をそれぞれ試験2の
bの代りに用い試験2と同じ方法で調製したフェイスパ
ウダで、OAとOB、ロCとODの二つのグループ毎に
各100名の女性を対象者とする官能試験を行った結果
は次表の通りである。
但し、官能評価項目は試験3と同じである。・以上の試
験3、4、5の結果から、本発明による有色顔料組成物
を用いたフェイスパゥダは市販の真珠光沢顔料を用いた
ものと比べていずれも光沢感、透明感、経時変化がすぐ
れているばかりか、塗布色と製品の外観色とがよく一致
していることが判る。
また、試験6の結果から第2番目の発明品を用いたフェ
イスパウダは第1番目の発明品を用いたものよりも光沢
感、透明感が一段とすぐれていることが実証された。〔
試験7〕 比較品(le)、本発明品(ロe)として次表の処方に
従ってアィシャドウを調整した。
但し、dは市販の真珠光沢顔料(マリンクロット社製、
スベクトラパールBKW)、cは実施例1によって作っ
た有色顔料組成物であって、表の数値は重量%である。
Aを溶解釜に投入し95℃にて完全溶解た後にBを加え
損梓機にて15分間鷹拝する。
この混合物をロール処理して85〜90q 0にて金型
に充填し、固化した後に本軸工程に移しアイシャドウを
得る。女性100名を対象者としてアンダーメーク料(
顔料含有せず)、乳化ファンデーション、フェイスパウ
ダとともにle、ロeのアイシヤドウを渡し、2ケ月間
の連続使用テストを実施した結果は次表の通りである。
但し、官能評価項目【ィ’(〇}0{村(ト}併(11
}Gま試験3と同じである。この結果から、本発明によ
る有色顔料組成物を用いたァィシャドウは市販の真珠光
沢顔料を用いたものと比べて光沢感、透明感、縫時変化
などにすぐれ、且つ塗布色と製品の外観色とがよく一致
していることが判る。〔試験8〕 特関昭49−128027号公報に開示されている鉄含
有雲母鱗片顔料と実施例1で作った有色顔料組成物とを
用い試験7の処方、製法に従って調製したアィシャドウ
の比較品(lf)と本発明品(of)、および樽開昭5
1一143028号公報に開示されている顔料と実施例
2で作った有色顔料組成物とを用い試験2の処方、製法
に従って調製したフェイスバウダの比較品(1g)と本
発明品(0g)について、それぞれ女性100名を対象
者とし2ケ月の連続使用テストを実施した結果は次表の
通りである。
但し、官能評価項目は試験3と同じである。この結果か
ら、本発明による有色顔料組成物を用いたアィシャドウ
、フェイスパウダは特開昭49−128027号公報、
同51−143028号公報に開示されている顔料を用
いたものと比べて光沢感、透明感などにすぐれ、且つ経
時変化もきわめて少ないことが判る。
〔試験9〕 特関昭51一143028号公報の実施例1、3に従っ
て作った顔料からなる比較品(lh、li)と本明細書
の実施例1、2によって作った本発明品(oh、oi)
とを固定用ェポキシ樹脂で固定し「ダイヤモンドカツタ
で切断して透過型電子顕微鏡により観察したところ、次
表の結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 雲母と有色金属酸化物との微粉末の分散混合物が焼
    結されてなることを特徴とする有色顔料組成物。 2 雲母と有色金属酸化物との微粉末の分散混合物が焼
    結されてなり、且つ表面に水不溶性樹脂、アルコール可
    溶性樹脂、水不溶性繊維素の一種または二種以上の混合
    物よりなる薄膜が被着されていることを特徴とする有色
    顔料組成物。 3 平均粒径3ないし50μの微粉末雲母と平均粒径0
    .2ないし10μの微粉末有色金属酸化物の一種または
    二種以上とを9.7〜0.3ないし6:4の重量割合で
    混合して分散混合物を作り、この分散混合物を300な
    いし2000℃で1ないし24時間焼結することを特徴
    とする有色顔料組成物の製造法。 4 片均粒径3ないし50μの微粉末雲母と平均粒径0
    .2ないし10μの微粉末有色金属酸化物の一種または
    二種以上とを9.7:0.3ないし6:4の重量割合で
    混合して分散混合物を作り、この分散混合物を300な
    いし2000℃で1ないし24時間焼結し、更に水不溶
    性樹脂、アルコール可溶性樹脂、水不溶性繊維素の一種
    または二種以上の混合物を溶液状態で前記焼結物質の表
    面に被着することを特徴とする有色顔料組成物の製造法
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