JPS6055517B2 - ペニシリンエステルの製法 - Google Patents

ペニシリンエステルの製法

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JPS6055517B2
JPS6055517B2 JP51149645A JP14964576A JPS6055517B2 JP S6055517 B2 JPS6055517 B2 JP S6055517B2 JP 51149645 A JP51149645 A JP 51149645A JP 14964576 A JP14964576 A JP 14964576A JP S6055517 B2 JPS6055517 B2 JP S6055517B2
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シドニー・エドワード・カランダ
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Beecham Group PLC
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D499/00Heterocyclic compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. penicillins, penems; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、或る経口的に吸収しうるペニシリンエステル
の製法に関する。
さらに詳しくは、本発明は相転移触媒の存在下原(Pa
rent)ペニシリンのエステル化による、或る経口的
に吸収しうるペニシリンエステルの製造jに関する。
触媒として第4級アンモニウム塩または第3級アミンの
存在下単純な有機酸塩とアルキルハライドとを反応させ
て相当する酸アルキルエステルを得ることは、例えばヘ
ニス(Hennis)ら「アイ・アンド・イー・シー・
プロダクト●リサーチ●アンド●デベロツプメント(I
ar)DElClPrOductResearchaI
ldDevelOpment)」ヱ(2)96−101
(1968)より知られている。
この論文において、例えば、触媒として相違する第3″
級アミンの存在下有機溶媒中で酢酸ナトリウムと塩化ベ
ンジルとを反応させ。そして酢酸ベンジルが満足した収
量で数種のケースで得られた。また、触媒として、トリ
エチルアミンおよびヨウ化アルキルの存在下または対応
する予め形成された第4級塩の存在下有機溶媒中で安息
香酸ナトリウムと塩化n−ブチルとを反応させ、そして
安息香酸n−ブチルが満足しうる収量で数種のケースで
得られた。6−〔D−α−アミノフェニルアセトアミド
〕ペニシラン酸のフタリジルエステル(以下、アンピシ
リン フタリジルエステルと呼ぶ)は、下記の式(4)
で示されるが、英国特許136467鰐に示されている
このペニシリンエステルは、経口投与されたとき、原ペ
ニシリンすなわち6−〔D−α−アミノフェニルアセト
アミド〕ペニシリラン酸(以下、アンピシリンと呼ぶ)
の高い血清濃度を生じさせる。前記特許に開示されたこ
の化合物の製法の一つは、式(B)(ただし式中、Xは
アミノ基、保護されたアミノ基またはアミノ基へ転化し
うる基である)で示される化合物またはその反応性エス
テル化誘導体と、式(C)で示される化合物またはその
反応性エステル化誘導体とを反応させ、そしてもしXが
アミノ基でないならば、次に中性または酸性の条件下で
それをアミノ基へ転化させることにより成る。
アンピシリンのフタリジルエステルおよび或る他のペニ
シリンエステルは、相転移触媒(Phasetrans
fercatalyst)を用いて2相系中で原ペニシ
リンをエステル化することにより製造されることが見い
出された。
この反応は、エステル生成物を良好な収量で生じさせる
。また、エステル化が大規模で実施されるとき、この反
応技術の使用は、それと結合した機械的問題を減少させ
た点で、従来のエステル化技術よりも有利である。ペニ
シリンエステルの製造に相転移触媒を用いることは、文
献に報告されていなかつたと考えられる。
従つて、本発明は式(1) * 〔ただし式中、R1は式R3−CH(R4)−CO−N
H−(ただし式中、R3はフェニル基、p−ヒドロキシ
フェニル基、シクロヘキサジエニル基または2−あるい
は3−チエニル基であり、そしてR4はアミノ基または
保護されたアミノ基である)で示される基でありそして
R2は式(■)または(■A)ただし式中、R7および
R8は同一または異なりそして水素原子、メチル基また
はメトキシ基であり、R9はアセトキシ基、ピバロイル
オキシ基またはエトキシカルボニルオキシ基であり、そ
してRは水素原子またはメチル基である)で示される基
である〕で示される化合物を製造する方法において、式
(■)(ただし式中、R1は式(1)について規定した
通りであり、Aは塩形成イオンである)で示される化合
物の水溶液と、式R2OH(ただし式中、R2は式(1
)について規定した通りである)で示される化合物また
はその反応性エステル化誘導体の水不混和性有機溶媒中
の溶液とを、相転移触媒の存在下反応させることより成
る。
前述の方法において、R1が保護されたアミノ基R4を
含むとき、方法は通常、アミノ基を脱保護する任意の工
程を伴ない、相当するα−アミノペニシリン エステル
を得る。
この脱保護工程が酸加水分解により行なわれるとき、所
望のα−アミノペニシリンエステルの酸付加塩が形成さ
れることは理解されよう。R1において*印をつけられ
た炭素原子は、D配置にある。
本明細書において用いられる「相転移触媒」とは、本発
明の方法て用いられる水不混和性溶媒中で式(■)で示
される化合物の溶解度を増大させる化合物を意味する。
R1は保護されたアミノ基R4を含んでもよい。適当な
保護されたアミノ基R,の例は、ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ(R,=NHCO2CH2Ph)基または置
換されたベンジルオキシカルボニルアミノ基を含み、そ
れは接触水素化によりアミノ基に転化されるものであり
、さらに温和な加水分解でアミノ基を再生する種々の基
を含む。温和な酸の加水分解により次にNH2に転化さ
れうる保護されたアミノ基の例は、式(■)(ただし式
中、Raはアルキル基、アラルキル基またはアリール基
であり、Rbはアルキル基、アラルキル基、アリール基
、アルコキシ基、アラルコキシ基またはアミノ基であり
、Rcは水素原子またはアルキル基、アラルキル基また
はアリール基であり、またはRaあるいはRbの何れか
とともにRcはカルボサイクリツク環である)で示され
るエナミン基またはその互変異性基を含む。
好ましくは、R4は(1−メトキシカルボニルプロペン
ー2−イル)アミノ基、すなわちRaがメチル基であり
、RCが水素原子でありそしてRbがメトキシ基である
式(■)で示される基である。エステル化反応の後にN
H2に転化しうるR,基の他の例は、アジド基である。
この例では、NH2への最終の転化は、接触水素化また
は電解還元の何れかにより実施される。本方法で用いら
れる保護されたアミノ基R,の実際の選択は、もち論、
形成されるペニシリンエステルの性質により影響される
例えば、エステール基R2が式(■)で示されるフタリ
ジル型の基であるとき、保護されたアミノ基は、それを
アミノ基へ転化するアルカリ性加水分解を必要とするも
のであつてはならない。それは、このエステル基の加水
分解はこのような条件下で生ずるからで−ある。フタリ
ジル エステル基については、もし水素化が保護された
アミノ基をアミノ基へ転化するのに必要ならば、例えば
ベンジルオキシカルボニルアミノ保護アミノ基の場合、
この水素化中にエステル基の実質的な分解を避けるよう
に注意しなければならない。フタリジル型のエステル基
について、特別に好適な保護されたアミノ基R,は(1
−メトキシカルボニルプロペンー2−イル)アミノ基で
あることが分つた。R2が前述のように式(■)で示さ
れた基のとき、それは最も好適にはフタリジル基または
5・6−ジメトキシフタリジル基である。
前述の式R9−CH(R)−の好適なR2基の例は、下
記の基jを含む。アセトキシメチル基、α−アセトキシ
エチル基、ピバロイルオキシメチル基、α−ピバロイル
オキシエチル基、エトキシカルボニルオキシメチル基お
よびα一エトキシカルボニルオキシエチル基。本発明の
方法において原料として用いられる式(■)で示される
化合物において、Aは塩形成イオンである。
最も好適なイオンAは、アルカリおよびアルカリ土類の
金属イオン例えばナトリウムおよびカリウムのイオン、
そして一般に好ましい・イオンAはナトリウムイオンで
ある。式(■)で示される化合物と、式820Hの化合
物またはその反応性エステル化誘導体とを反応させる。
本明細書で用いられる「反応性エステル化誘導体」とは
、式(■)で示される化合物と反応するときエステル結
合の形成とともに縮合反応に参加する誘導体を意味する
。このようなR2OH誘導体の例は、基R2X(ただし
、xは求核性基により容易に置換されうる基である)例
えばアルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニル
オキシ基またはハロゲン原子を含む。しばしば、Xは単
にハロゲン原子例えばしゆう素またはよう素である。本
発明の方法において特に有用であることが分つた相転移
触媒の例は、第4級アンモニウム塩、第3級アミンおよ
びクラウン(CrOwrl)エーテルである。
しかし、明かなように、或る低分子量第4級アンモニウ
ム塩および第3級アミンは、触媒としては用いられない
。相転移触媒が第4級アンモニウム塩のとき、好適な触
媒は、式(■)(ただし式中、Y−は陰イオンであり、
Rl。
およびRllはC1−18有機基であり、Rl2はC1
−10アルキル基であり、Rl3はC1−5アルキル基
であり、Rll、Rl.およびR,3およびそれらが結
合した窒素原子はピリジンを形成し、Rl。、Rll、
Rl2、Rl3N+は少くとも9個の炭素原子を含む)
で示されるものを包含する。C1−18有機基であるR
lOおよびRllの基の好適な例は、C1−18直鎖ア
ルキル基であり、そしてさらに一般には、1個以上のヘ
テロ原子を含みそして飽和炭素原子を通して窒素原子に
結合したC1−18炭化水素基である。
しばしば、Rl。は前述の如くC1−18有機基であり
、そしてRllはC1〜10直鎖アルキル基である。第
4級アンモニウム塩は、有機ハライドとともに第3級ア
ミンを加熱することにより通常作られるので、陰イオン
Yは通常ハライド例えば塩化物またはしゆう化物、好ま
しくはしゆう化物である。
しかし、他の通常用いられている陰イオン例えば無機酸
から形成されたものは、それらが選ばれた反応条件下で
不活性であるならば、もし所望ならば用いられる。式(
V)で示される好適な化合物は、陽イオンから誘導され
たもの、テトラブチルアンモニウム、テトラプロピルア
ンモニウム、トリブチルアンモニウムおよびトリオクチ
ルメチルアンモニウムである。
特に好適な第4級アンモニウム塩触媒はテトラブチルア
ンモニウムブロマイドであることが分つた。
セチルピリジニウムプロマイドはまた本発明の方法にお
いて有利に用いられる。相転移触媒はまた、第3級アミ
ンであり、その場合好適な触媒は式只,,Rl,Rl6
N(ただし、R基はそれぞれC1−12アルキル基であ
る)で示されるアミンを含み、そのアミンは少くとも7
個の炭素原子を含まねばならない。
好ましくは、少くともRl,およびRl,は、C,−1
0直鎖アルキル基である。特に有用な第3級アミン相転
移触媒は、ジオクチルメチルアミンである。クラウンエ
ーテルは、また有用な相転移触媒であることが分つた。
好適なりラウンエーテルの例は、ジペンゾー18−クラ
ウンー6、およびジシクロヘキシルー18−クラウンー
6である。式(■)で示される化合物は水溶液に容易に
溶け、そして事実しばしばこの形に作られる。
化合物R2OHまたはその反応性エステル化誘導体は、
容易に水不混和性溶媒中に溶ける。相転移触媒の使用の
一つの利点は、2種の反応剤がともにこれらの異なつた
溶媒系中で反応することである。触媒は作用して、水不
混和性溶媒中の式(■)で示される化合物の溶解度を増
大させ、そしてその化合物はR2OH化合物と反応して
(アミノ保護された)エステルを形成する。このエステ
ルはそれ自体水不混和性溶媒に容易に溶けて、方法の終
了時にそれは水性相から容易に分離される。方法におい
て、水性溶媒中の式(■)で示される化合物の濃度は、
好適には5〜25%WIVの範囲であり、特に好適には
20〜25%である。
本発明の方法の利点の一つは、このように比較的稀釈さ
れた水の濃度が用いられることである。好適な水不混合
性有機溶媒は、エステル化剤R2OHおよび式(1)で
示される反応生成物の両者がかなり溶けるものを含み、
そして従つて塩素化された炭化水素溶媒例えばメチレン
ジクロライドおよびクロロホルム、普通のエステル溶媒
例えば酢酸エチルおよび酢酸イソプロピル、およびメチ
ルイソブチルケトンを含む。
有機溶媒中のエステル化剤の濃度は、好適には5−25
%WIVl゛特に好ましくは約10%である。
一般に、濃度は余り高くてはいけない。それは、得られ
る溶液が余りにも粘稠になり容易に攪拌できないからで
ある。反応媒体中の相転移触媒の濃度は、しばしば式・
(■)で示される化合物に対して0.05〜0.5のモ
ル比の範囲、好ましくは0.1〜0.2のモル比の範囲
である。
一般に、もし触媒の濃度が限定された0.5モルの比よ
り実質的に高いならば、若干の触媒は生成物に混入され
勝ちである。同様に、もし触媒濃度が限定された0.0
5モルの比よりも実質的に低ければ、反応速度はしばし
ばペニシリン合成に好適な温度は許容され得ない程遅く
なる。方法は、10〜35℃の範囲の温度で通常実施さ
れる。
このような範囲はかなりの反応速度をもたらBすが、一
方ペニシリンの分解に依存する温度を制限する。このよ
うな条件下、反応時間は通常2〜1m間である。好まし
くは、温度は20〜25℃である。この温度で、反応時
間はしばしば約5〜6時間である。相転移反応が完了し
た後、(アミノ保護された)エステルを含む有機相は通
常水性相から分離され、そしてもし存在するならば保護
されたアミノ基は通常知られているやり方で脱保護され
る。
もしこの脱保護が酸加水分解により実施されるならば、
得られるアミノ基は酸付加塩として存在し、ぞしてペニ
シリンエステル生成物はそれ自体で単離されることは、
もち論理解されよう。最も好適な酸付加塩は塩酸塩であ
るが、他の有機および無機の酸との塩が通常のやり方で
形成される。所望のペニシリンエステル、またはその酸
付加塩は、適当なときに、通常のやり方で有機相から単
離される。アンピシリンのフタリジルエステルは、本発
明の方法により製造される。
特に好ましいエステルの一つである。従つて、一つの好
ましい態様において、本発明は、「D−N−(1−メト
キシカルボニルプロペンー2−イル)一α−アミノフェ
ニルアセトアミド〕ペニシラン酸の塩の水溶液と、水不
混和性有;機溶媒中のブロモフタリドの溶液とを、相転
移触媒の存在下反応させることより成る、〔D−N−(
1−メトキシカルボニルプロペンー2−イイル)一α−
アミノフェニルアセトアミド〕ペニシラン酸のフタリジ
ルエステルの製法をもたらす。?アンピシリンのフタリ
ジルエステルは、例えばアミノ保護基を除く温和な酸加
水分解の後に酸付加塩として、通常のやり方で前述の方
法の有機相に形成されたN一保護されたエステルから単
離される。
こ本発明に用いられるペニシラン酸の塩は、好適
にはナトリウム塩でする。式(■)て示される化合物、
R2OH化合物およびその反応性エステル化誘導体は、
当業者にとり公知であり、任意の公知の方法により作ら
れう3る。
第4級アンモニウム塩および第3級アミンの相転移触媒
は、簡単に、第4級アンモニウム塩および第3級アミン
の合成に用いられる普通知られている技法により作られ
る。
4クラウムエーテル相転移触媒は
、例えばシー・ジエー●ペダーセン(C.J.Pede
rsen)、J.AmlChem,.SOc,.襲、7
017(1967)に記載されたように、作られる。本
明細書中に述べられた2種の特定のクラウンエーテルは
、アルドリツチ●ケミカル●カンノず二ー●インコーポ
゛レテツド(A]DrichChemicalCO.■
Nc.)から市販されている。他の態様において、本発
明は、本発明の方法により作られるならば、規定された
式(1)で示される化合物をもたらす。
このやり方で作られた式(1)で示fれる化合物中のR
1が、限定されたようにR3CH(R,)CONH−(
ただし、R4は保護されたアミノ基である)であるとき
、式(1)で示される化合物は通常次に、R4がアミノ
基である式(1)で示されれる対応する化合物に転化さ
れる。
それ故、本発明は、このやり方で作られるならばいつで
も、式(1)で示されるこのような「R4アミノ」化合
物をもたらす。下記の実施例は、本発明を説明する。
実施例1 (1)ナトリウムー〔D−N−(1−メトキシカルボニ
ルプロペンー2−イル)−α−アミノフェニルアセトア
ミド〕ペニシラネートの製造5℃に冷した水(60m1
)中の6−アミノペニシラン酸(21.69、0.1μ
)のスラリイを、10%水酸化ナトリウム溶液により処
理して、PH7.8て透明な溶液を得た。
アセトン(85m1)を加え、溶液を−18℃に冷却し
た。同時に、−35℃で、アセトン(170m1)中の
エチルクロロホルメート(10.0m1)およびジアミ
ノプロパノール(イ).2m1)の混合物へ、ナトリウ
ムD−N−(1−メトキシカルボニループロペンー2−
イル)−α−アミノフェニルアセテート(27.1y)
を加えることにより、混合無水物を作つた。
約1紛後、これを6−アミノペニシラン酸溶液へ加えた
。約1紛後、ナトリウムー〔D−N−(1−メトキシカ
ルボニルプロペンー2−イル)−α−アミノフェニルア
セトアミド〕ペニシラナートを含有する溶液を減圧下部
分的に濃縮して、大部分のアセトンを除去した。(11
)(1)の生成物のエステル化 ナトリウムー〔D−N−(1−メトキシカルボニルプロ
ペンー2−イル)−α−アミノフェニルアセトアミド〕
ベニシラネートの溶液に、メチレンジクロライド(20
0m1)、重炭酸ナトリウム(20y)、塩化ナトリウ
ム(30y)、テトラブチルアンモニウムブロマイド(
6y)、およびメチレンジクロライド(100m1)中
のブロモフタリド(34fI)を加えた。
反応混合物を約5時間20〜25℃で攪拌し、水.(1
00mt)を加え、下方のメチレンジクロライド相を単
離した。
これを2%水性重炭酸ナトリウムで洗い、そしてN一保
護されたアンピシリンフタリジルエステルを含んだ。(
Iii) (Ii)の生成物の加水分解N一保護された
アンピシリンフタリジルエステルを含むMDC溶液に、
約10℃で、水(400m1)ヘプタン(300m1)
および18%塩酸(30m1)を加えた。
1.5時間後、下方の水性相を単離し、メチレンジクロ
ライドおよびヘプタンの1対1混合物(400m1)で
洗つた。
(Iv)アンピシリンのフタリジルエステルの抽出(塩
酸塩として)水溶液に、攪拌しつつ、メチレンジクロラ
イド(400wLL)および塩化ナトリウム(40y)
を加えた。
メチレンジクロライド溶液を単離し、稀釈塩化ナトリウ
ム溶液で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥した。生成物で
あるアンピシリンフタリジルエステル塩酸塩をヘプタン
(400m1)の添加により沈でんさせ、ろ過し、ヘプ
タンにより洗い、5(代)で乾燥した。
収量:40.2f 分析(HPLC):94.9% 6−N植からの収率:74% 実施例2 実施例1のやり方の数種の変法を実施し、そして或る場
合には生成物を単離せず、収率をメチレンジクロライド
溶液の旋光度の測定により求めた。
他の第4級塩を調べた。実施例3 第4級アンモニウム塩の代りに下記の第3級アミンまた
はその塩酸塩を用いた以外は、実施例1のやり方を繰返
した。
6−M仏の溶解のために、トリエチルアミンをまた水酸
化ナトリウムの代りに用いた。
下記の結果が得られた。実施例1におけるように、約0
.02モル(すなわち、0.2モル当量)の触媒を用い
た。実施例4 テトラブチルアンモニウムブロマイドの代りにジシクロ
ヘキシル18−クラウンー6(6f1約0.02モル)
を用いる以外は、実施例1のやり方を繰返した。
アンピシリン フタリジルエステル塩酸塩の収率は、6
0%であつた。実施例5 下記の第4級アンモニウム塩によりテトラブチルアンモ
ニウムブロマイドを置換する以外は、実施例1のやり方
を繰返し、そしてアンピシリンフタリジル エステル塩
酸塩の収率は下記の通りであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )〔式中、R
    _1は式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3はフェニル基、p−ヒドロキシフェニル
    基、シクロヘキサジエニル基または2−もしくは3−チ
    エニル基であり、そしてR_4はアミノ基または保護さ
    れたアミノ基である)で示される基であり、そしてR_
    2は式(II)または(IIA)▲数式、化学式、表等があ
    ります▼▲数式、化学式、表等があります▼(II)(I
    IA) (式中、R^7およびR^8は同一または異なり、水素
    原子、メチル基またはメトキシ基であり、R_9はアセ
    トキシ基、ピバロイルオキシ基またはエトキシカルボニ
    ルオキシ基であり、そしてRは水素原子またはメチル基
    である)で示される基である〕で示される化合物を製造
    する方法において、式(III)▲数式、化学式、表等が
    あります▼(III)(式中、Aは塩形成イオンである)
    で示される化合物の水溶液と、化合物R_2OHまたは
    その反応性エステル化誘導体の水不混和性有機溶媒中の
    溶液とを、相転移触媒の存在下で反応させることを特徴
    とする方法。 2 R_3がフェニル基である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 R_2が、R_7およびR_8がともに水素原子で
    ある式(II)で示される基である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の方法。 4 相転移触媒が第4級アンモニウム塩、第3級アミン
    またはクラウンエーテルである特許請求の範囲第1〜3
    項のいずれか一つの項記載の方法。 5 相転移触媒が式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V)(式中、Y^
    −は陰イオンであり、R_1_0およびR_1_1はC
    _1〜C_1_8有機基であり、R_1_2はC_1〜
    C_1_0アルキル基であり、R_1_3はC_1〜C
    _6アルキル基であり、またはR_1_1、R_1_2
    およびR_1_3およびそれらが結合している窒素原子
    はピリジン環を形成してもよく、そしてR_1_0R_
    1_1R_1_2R_1_3N^+部分は少くとも9個
    の炭素原子を含有する)で示される化合物である特許請
    求の範囲第4項記載の方法。 6 R_1_0およびR_1_1がC_1〜C_1_0
    直鎖アルキル基である特許請求の範囲第5項記載の方法
    。 7 相転移触媒が、その陽イオンがテトラブチルアンモ
    ニウム、テトラプロピルアンモニウム、トリブチルエチ
    ルアンモニウム、トリオクチルメチルアンモニウムから
    選ばれる化合物である特許請求の範囲第6項記載の方法
    。 8 〔D−N−(1−メトキシカルボニルプロペン−2
    −イル)−α−アミノフェニルアセトアミド〕ペニシラ
    ン酸の塩の水溶液と、水不混和性有機溶媒中のブロモフ
    タリドの溶液とを、相転移触媒の存在下で反応させて〔
    D−N−(1−メトキシカルボニルプロペン−2−イル
    )−α−アミノフェニルアセトアミド〕ペニシラン酸の
    フタリジルエステルを製造する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 9 得られた〔D−N−(1−メトキシカルボニルプロ
    ペン−2−イル)−α−アミノフェニルアセトアミド〕
    ペニシラン酸のフタリジルエステルをさらに加水分解し
    てフタリジルアンピシリンまたはその酸付加塩を得る特
    許請求の範囲第8項記載の方法。
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