JPS6054887A - 感熱転写媒体 - Google Patents

感熱転写媒体

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JPS6054887A
JPS6054887A JP58162891A JP16289183A JPS6054887A JP S6054887 A JPS6054887 A JP S6054887A JP 58162891 A JP58162891 A JP 58162891A JP 16289183 A JP16289183 A JP 16289183A JP S6054887 A JPS6054887 A JP S6054887A
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Japan
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transfer
color developer
sheet
layer
ester
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Pending
Application number
JP58162891A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Takigawa
滝川 信弘
Takashi Kubo
久保 敬司
Hideo Watanabe
秀夫 渡辺
Minoru Hakiri
稔 羽切
Kanjiro Kawasaki
川崎 寛治郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38235Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by transferable colour-forming materials

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はロイコ染料と顕色剤との間の発色反応を利用し
た感熱転写媒体に関するもので、さらに詳しくは、微少
エネルギーで高濃度の転写画像を与え、さらに多数回の
転写においても均一な濃度の転写画像を与える感熱転写
媒体に関するものである。
〔従来技術〕
従来、感熱転写媒体としては、熱昇華性染料を支持体上
に設けた転写シートと該シート裏面からの熱印字によっ
て熱昇華性染料画像を受容する受容シートからなるもの
や、熱可融性物質と顔料や染料の転写層を支持体に設け
た転写シートと受容シートを組合せたものが知られ、前
者のものは、熱昇華性染料を使用するため、受容シー1
〜上の染料画像が保存性に劣り、転写画像上にオーバー
コートを施さなければならず、また後者のものは、熱可
融性物質中に顔料あるいは染料を分散した転写層である
ため、高濃度画像を得る目的で多量の顔料を含ませると
転写効率が低くなり、結果的に高濃度画像が得にくくな
る他、さらに熱感度を上げるため、多足の熱可融性物質
を使用した場合は、多量の熱可融性物質が受容シート側
に移行するため、転写シートと受容シートを剥離する際
、スムーズに剥離せず、細線の画像部が不鮮明となる等
の欠点があった。
一方、熱により相互に反応して発色する物質をそれぞれ
別々の支持体上に担持せしめ、この担持層を相対向接触
せしめて熱印字を行う感熱転写媒体も知られているが、
この種のものは、反応型であるがために、対面接触時、
単に転写層が受容層に移行するだけでは十分な発色反応
が行われず、低濃度画像となるし、十分な反応を促進す
る目的で、加熱条件をより高温、長時間の熱印字とすれ
ば、受容シー1〜上の画像はより高濃度画像となるもの
の、転写シート上においても発色反応が進行し、画像形
成が起るという欠点が認められる。
〔目 的〕
本発明は、微少熱エネルギーの使用により高濃度の安定
な転写画像を与えると共に、転写層から受容層への少量
のロイコ染料成分の移行によって。
多数回の転写においても均ターな画像濃度を与える感熱
転写媒体を提供する゛ことを目的とする。
〔描 成〕
本発明によれば、ロイコ染料を主成分とする転写層を有
する転写シートと、顕色剤を主成分とする受容層を有す
る受容シートとがらなり、該顕色剤として、融点200
℃以下の熱可融性顕色剤1重量部に対して、一般式、 (式中、R1及びR2は炭素数1〜9のアルキル基、置
換もしくは無置換のフェニル基、置換もしくは無置換の
ベンジル基、又+iシクロヘキシル基を表わし、R3は
水素又はハロゲンを表わす)で表わされる芳香族エステ
ル0.1〜1重量部を組合せたものを用l#すると共に
、該受容層中には吸油量50mQ/100g以上の多孔
質填料を含有させたことを特徴とする感熱転写媒体が提
供される前記一般式で示される芳香族エステルにおいて
、その2つのアルコキシカルボニル基(−COOR1及
びC0OR2)の相・互の位置は、オルト、メタ又はパ
ラ位の関係にあることができる。
本発明の感熱転写媒体は、転写シートに対し受容シート
をその受容層が転写シートの転写層に接触するようにし
て重ね、転写シート裏面あるいは、受容シート裏面から
の熱印字によって受容シート表面に、所望の発色画像が
形成されるが、本発明においては、前記一般式で示す芳
香族エステルがロイコ染料に対する溶解能が大きいため
に、これを受容層中に顕色剤と組合せて用いることによ
り、感熱転写に際して、転写層中のロイコ染料の融解が
著しく向上し、受容層中の顕色剤との発色反応が円滑に
進行し、その結果、微少エネルギーで高濃度の発色画像
が形成され、さらに、多数回の転写においても、少量の
・ロイコ染料の移行で高濃度画像が形成される。
本発明で使用できる一般式で表わされる芳香族エステル
の主な例は以下の通りである。
m−P・ フタル酸ジシクロヘキシルエステル 66フタル酸ジフ
工ニルエ反チル 73 フタル酸ジー2−クロロフェニルエステル 95フタル
酸ジー4−クロロフェニルエステル 111フタル酸ジ
−パラ−トリルエステル 83フタル酸ジー4−二トロ
ベンジルエステル 154フタル酸ジー2.4.5−ト
リメチルフェニル 118エステル フタル酸ジー5−メチル−2−イソプロピル 84フエ
ニルエステル テレフタル酸ジフェニルエステル 191テレフタル酸
ジメチルエステル 140クロルテレフタル酸ジメチル
エステル 6゜イソフタル酸ジメチルエステル 69 テレフタル酸ジメチルエステル 142これらの芳香族
エステルは、単独又は混合物の形で適用され、熱可融性
顕色剤1重量部に対し、0.1〜1重量部の割合で用い
られる。この割合が0.1重量部より少なくなると画像
濃度が低下する傾向を示し、一方、1重量部を超えるよ
うになると、画像鮮明性が悪くなり、非画像部の地汚れ
を生じるようになるので、芳香族エステルの使用割合は
前記範囲に規定するのがよい。
本発明で用いる転写シートは、紙、合成紙、プラスチッ
クフィルム等の支持体上にロイコ染料を主成分とする転
写層を設けたものである。この場合のロイコ染料として
は、従来より感圧紙や感熱紙に対して用いられてきたも
のがいずれも適用でき、1−リフェニルメタン系、フル
オラン系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピ
ラン系のものが好ましく適用される。これらのロイコ染
料の具体例を以下に示す。
3.3−ビス(P−ジメチルアミノフェニル)−フタリ
ド、 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−シ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラ
フ1〜ン)、 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフェニル、 3.3−ビス(P−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、 − 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリ阻 3−シクロへキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−シメチルフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−クロロ2ルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7,8−ベンズフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−クロルフルオラン、 3−(N−p−hリルーN−エチルアミノ)−6−メチ
ル−7−アこリッフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
、 2− (N−’(3’ −)−リフルオルメチルフェニ
ル)アミノ)−6−ジニチルアミノフルオラン、2− 
(3,6−ビス(ジエチルアミノ)9−(o−クロルア
ニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム)、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−(m−トリクロロメチルア旦
リノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−?−(6−クロルアニリノ)フル
オラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フル
オラン、 3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロへキシルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、 3−(N、N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−(
N。
N−ジベンジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピ
リロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピ
リロスビラン、 3−(2’ −ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2’ −メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド。
3−(2’−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2’−メトキシ−5′−二1〜ロフェニル
)フタリド。
3−(2’ −ヒドロキシ−4′−ジエチルアミノフェ
ニル)−3−(2’ −メ1−キシー57−メチルフェ
ニル)フタリド。
3−(2’ −メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2’ −ヒドロキシ−4′−クロル−5′
−メチルフェニル)フタリド、 本発明においては、前記ロイコ染料は、支持体に対し、
通常0,3〜30g/イ、好ましくは0.5〜20g 
/ rd程度の割合で用いられる。
本発明で用いる受容シートは、紙、合成紙、プラスチッ
クフィルム等の支持体上に、該ロイコ染料に対する顕色
剤を前記芳香族エステルと共に含有する受容層を設けた
ものである。この場合、顕色剤としては、電子受容性物
質、例えばフエノール性物質、有機酸又はその塩もしく
はエステル等が適用され、実用性の点からは、好ましく
は融点200℃以下のものが適用される。本発明で好ま
しく適用される顕色剤の具体例を以下に示す。なお。
カッコ内の数字は融点を示す。
4−1;erl;−ブチルフェノール(98)、4−ヒ
ドロキシジフェニルエーテル(84)、 1−ナフトー
ル(98)、2−ナフト−ル(1,2+、)、メチル−
4−ヒドロキシベンゾニー1−(131)、4−ヒドロ
キシアセトフェノン(109)、2,2′ −ジヒドロ
キシジフェニルエーテル(79)、4−フェニルフェノ
ール(166)、4−1zerl; −オクチルカテコ
ール(109)、 2.2’ −ジヒドロキシジフェニ
ル(103)、4.4′ −メチレンビスフェノール(
160)、 2.2’ −メチレンビス(4−クロロフ
ェノール)(1G4)、2.2′ −メチレンビス(4
−メチル−6−LerL−ブチルフェノール)(125
)、4,4′ −イソプロピリデンジフェノール(1,
56)、4,4′ −イソプロピリデンビス(2−クロ
ロフェノール090)、4,4′−イソプロピリデンビ
ス(2,6−ジブロモフェノール)(172)、4,4
′ −イソ、プロピリデンビス(2−terL−ブチル
フェノール)(110)、4,4′ −イソプロピリデ
ンビス(2−メチルフェノール)(136)、4,4′
−イソプロピリデンビス(2,6−ジメチルフェノール
)(168)、4.4’ −5ecニブチリデンジフェ
ノール(119)、 4.4’ −5ea−ブチリデン
ビス(2−メチルフェノール)(142)、4,4′ 
−シクロへキシリデンジフェノール(180)、4,4
′−シクロへキシリデンビス(2−メチルフェノール)
(1,84)、サリチル酸(163)、サリチル酸メタ
1−リルエステル(771)、サリチル酸フェナシルエ
ステル(110)、4−ヒドロキシ安息香酸メチルエス
テル(13i)、 4−ヒドロキシ安息香酸エチルエス
テル(116)、4−ヒドロキシ安息香酸プロピルエス
テル(98)、4−ヒドロキシ安息香酸イソプロピルエ
ステル(86)、4−ヒドロキシ安息香酸エチルエステ
ル(71)、4−ヒドロキシ安息香酸イソアミルエステ
ル(5o)、4−ヒドロキシ安息香酸フェニルエステル
(1,78)、4−ヒ1(ロキシ安息香酸ベンジルエス
テル(l ] ]、)、]]4−ヒドロキシ安息香酸シ
クロヘキシルエステル19)、5−ヒドロキシサリチル
酸(200)、 5−クロルサリチル酸(172)、3
−クロルサリチル酸(178)、チオサリチル酸(]、
64 )、2−クロロ−5−二1−ロ安息香酸(165
)、4−メトキシフェノール(53)、2−ヒドロキシ
ベンジルアルコール(87)、2,5−ジメチルフェノ
ール(75)、安、ω、香酸(122)、オルトトルイ
ル酸(107)、メタトルイル酸(111)、パラ1〜
ルイル酸(181)、オルトクロル安息香酸(142)
、メタオキシ安息香酸(200)、2,4−ジヒドロキ
シアセ1−フェノン(97)、レゾルシノール・モノベ
ンゾニー1〜(135)、4−ヒドロキシベンゾフェノ
ン(133)、2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン(
144)、2−ナフトイック・アシッド(184)、1
−ヒドロキシ−2−ナフトイック・アシッド(195)
、3,4−ジヒドロキシ安息香酸エチルエステル(] 
28)、3,4−ジヒドロキシ安息香酸フェニルエステ
ル(1,89)、4−ヒドロキシプロピオフェノン(1
,50)、サリシルサリシレ−1〜(1,48)、フタ
ル酸モノベンジルエステル(107)。
本発明においては、前記受容層、必要に応じさらに転写
層に対して吸油M50m Q / 100 g (JI
S K5101法による)以上好ましくは1.50 m
 Q 7100 g以上の多孔質填料を含有させるのが
好ましい。受容層に対して含有させる場合の多孔質填料
は、顕色剤1重量部に対して、0.01重量部以上、通
常0.05〜10重量部、好ましく+io、t〜3重五
部の範囲である。転写層に含有させる場合の多孔質填料
の割合は、ロイコ染料1重量部に対し、0.01〜1重
量部、好ましくは0.03〜0.5重量部である。多孔
質填料の具体例を示すと1例えば、シリカ、ケイ酸アル
ミニウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン樹脂等の無
機及び有機の微粉末が挙げられる。
各支持体に対して転写層及び受容層を設ける場合、その
結合剤としては慣用のものが用いられ、例えば、ポリビ
ニルアルコール、メトキシセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリ1−ン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸
、デンプン、ゼラチン、ポリスチレン、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレートなどのよ
うな水溶性、有機溶剤可溶性又は水性エマルジ旦ン形成
性のものを用いることができるが、殊に、転写層の場合
、融点又は軟化点が50〜130℃を有する樹脂、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、石
油樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール、セル
ロース樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネー1−、ポリエステル、フッ素樹脂、けい素樹脂、天
然ゴム、塩化ゴム、ブタジェンゴム、オレフィンゴム、
フェノールa IIM、ユレア樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリイミド等を結合剤として用いるのが好
ましい。これらの樹脂は単独重合体、共重合体、あるい
は複数の樹脂の混合物の形で適宜用いられ、殊に、Sl
l値(溶解性パラメータ)が8以上、好ましくは9以上
のものの使用が好ましい。これらの樹脂を結着剤として
用いて転写シー1−を作成する場合、その転写形成液は
、溶剤塗布法、ホラ1〜メル1〜塗布法、又は水性エマ
ルジョン塗布法のいずれによっても塗布することができ
る。
なお、前記Sll値は、樹脂の溶解性パラメータを示す
もので、次の式で表わされる。
sp値((Ca1./ cc) ” ) = (E/い
吟E・・・樹脂の凝集エネルギー密度(Cal/mol
e)■・・・樹脂のモル体積(cc / mole)本
発明の感熱転写媒体は、前記した各層形成成分を水等の
溶媒と共に、ボールミル、アトライター等の粉砕混合手
段によって分散溶解せしめて各層形成液を調製し、これ
を各支持体」二に乾燥付着爪0.3〜30 g / H
fとなるように塗布乾燥することによって得ることがで
きる。
本発明で用いる転写シートにおいて、その表面に設ける
転写層は、支持体の全表面にわたって均一に設けたいわ
ゆる無地(無画像)状のものであってもよく、また、あ
らかじめ、所要の画像状に設けたものであってもよい。
無画像の転写層を持つ転写シートは、支持体の表面に、
転写層形成液を単に塗布することによって得ることがで
きる。一方、画像状の転写層を持つものは、支持体の表
面に、転写層形成液を、凸版印刷もしくは、グラビヤ印
刷法などにより、所要の画像(文字を含む)状に塗布す
ることによって得ることができるし、あるいは前記した
転写シートの無画像の転写層の表面に、紙、合成紙、プ
ラスチックフィルム等の適当な支持体面を重ね、その支
持体側又は転写シート側から、タイプライタ−や鉄子な
どの抑圧手段や、熱ヘッドや熱ペン等の加熱畜産手段に
より。
画像状に抑圧し、転写シートの無画像の転写層を他の適
当な支持体表面に画像状に付着させて得ることができる
本発明の感熱転写を行うには、例えば、画像状の転写層
を持つ転写シートを用いる場合、この転写層の面に受容
シートを、その受容層が接触するようにして重ね、これ
を加熱ロール間を通すことによって行うことができ、一
方、無画像の転写層を持つ転写シー1−を用いる場合に
は、転写シートの転写層の面に受容シー1〜の受容層を
重ね、転写シー1−の裏面から、サーマルプリンターを
用いて直接加熱印字することによって行うことができる
し、あるいは、転写シートの転写層の面に受容シートの
受容層を重ねると共に、さらにその転写シートの裏面に
黒色のインクで記載した原図を密着させ、受容シート面
の側から赤外線を照射し、その原図における黒色画像部
のみを選択的に高温に加熱することによって行うことが
できる(なお、この場合の転写シート及び受容シートは
いずれも赤外線に対して透過性のものであることが必要
である)。
本発明におけるような感熱転写においては、前記の操作
を、同一の転写シートを用い、繰返し行うことにより、
多数枚のコピーを容易に得ることができる。また、多色
のコピーを得る場合には、異なる色調のロイコ染料を発
色主成分とした転写シートを作成し、例えば青色のロイ
コ染料による転写シートと赤色のロイコ染料による転写
シー1−を作成し、同一の受容シート」二に転写により
転写画像を形成すれば、同一シート」二に青色と赤色の
発色画像が形成できる。
〔効 果〕
本発明においては、ロイコ染料とその顕色剤とを1.別
々の支持体上に含有せしめているので、従来の感熱紙に
見られたようなその製造時や保存時における発色カブリ
の問題は全く生じず、さらに、得られたコピーは、その
非画像部には顕色剤のみが存在するだけで、ロイコ染料
は存在しないことから、これを加熱しても発色は生じな
い(即ち、完全定若性のものである)。また、少量の加
熱エネルギーによって高濃度画像が得られ、かつ、同一
の転写シー1−を用いて多数枚のコピーが得られるため
経済的でもある。しかもこの場合に得られるコピーは、
転写シートの転写層からの受容シートの受容層へのロイ
コ染料の移行が均一で、転写に際して少量ずつの染料移
行が行われるため、得られるコピーの画像濃度は均一化
されたものである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお
、以下において示す1部」及び「%」はいずれも重量基
僧である。
実施例 I A:転写シー1へ クリスタルバイオレットラクトン 10部塩色ビニル樹
脂 21I MEK 8f3n より成る組成物をボールミルを用いて24時間分散した
後、ワイヤーバーを用いて12μ厚の粗面化したポリエ
ステルフィルムの表面に塗布乾燥して(=J着量10g
/mの転写シート(A−1)を作成した。
B:受容シート 下記成分をボールミルを用いて、10時間混合分散して
受容層形成液を調製した。
4−ヒドロキシ安息香酸n−ブチルエステル 18部ビ
スフェノールl、 3n フタル酸ジフエニルエステル 10!Iシリカ微粉末 
11 rt ポリビニルアルコール 3++ 水 58n 上記のようにして調製した受容層形成液をワイヤーバー
を用いて、上質紙(52g/rrr)の表面に、塗布乾
燥して、付着量が7 g / rrrの受容層を有する
受容シート(B−1)を得た。
実施例 2 受容シー1− (+1−2)の作成: 4−ヒドロキシ安息香酸r1−ブチルエステル 18部
ビスフェノールA 31/ テレフタル酸ジメチルエステル lQnシリカ微粉末 
all ポリビニルアルコール 3n 水 58I! より成る組成物をボールミルを用いてlO時間混合分散
した後、ワイヤーバーを用いて上質紙(52g/イ)の
表面に塗布乾燥して付着量が”Ig/イの受容層を有す
る受容シート(B−2)を得た。
実施例 3 受容シー1−(ロー3)の作成: 4−ヒドロキシ安息香酸n−ブチルエステル 18部ビ
スフェノールA311 イソフタル酸ジメチルエステル 10〃シリカ微粉末 
8Il ポリビニルアルコール 311 水 5811 より成る組成物をボールミルを用いて10時間混合分散
した後、ワイヤーバーを用いて上質紙(52g/イ)の
表面に塗布乾燥して、付着量が7 g / rrrの受
容層を有する受容シート(B−3)を得た。
比較例 1 一方、比較の為に受容シート(B−1)の受容層形成液
中よりフタル酸ジフェニルエステルを除いた以外は同様
にして受容シート(C−1)を得た。
比較例 2 次に下記成分をボールミルを用いて、10時間混合分散
して受容層形成液を調製した。
4−ヒドロキシ安息香酸n−ブチルエステル 18部ビ
スフェノールA 3u フタル酸ジフエニルエステル ’15nシリカ微粉末 
81I ポリビニルアルコール 3n 水 43n 上記の様にして調製した受容層形成液をワイヤーバーを
用いて、上質紙(52g / rrr )の表面に塗布
乾燥して、付着量がlog/rrrの受容層を有する受
容シート(C−2)を得た。
次に、前記のようにして得た転写シート及び受容シー1
〜の塗布面を接触させ、転写シー1−の裏面にサーマル
ヘッドにより1mjの加熱エネルギーを与えたところ、
本発明品は、比較品のものよりも鮮明な青色発色画像が
得られ比較用の感熱記録媒体のものより格段に優れてい
ることがわかった。
次表に実施例及び比較例により得られた画像濃度を示す
。なお、画像濃度はマクベスRD514にて測定したも
のである。
表−1 O・・・・・良 ×・・・・・不良 この様に本発明は熱感度が向上した上1画像鮮明性、地
汚れの良い受容シートである。
特許出願人 株式会社 リ コ − 代理人弁理士 池浦敏明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロイコ染料を主成分とする転写層を有する転写シ
    ートと、顕色剤を主成分とする受容層を有する受容シー
    トとからなり、該顕色剤として、融点200℃以下の熱
    可融性顕色剤1重量部に対して、一般式、 (式中、R1及びI(2は炭素数1〜9のアルキル基、
    置換もしくは無置換のフェニル基、置換もしくは無置換
    のベンジル基、又はシクロヘキシル基を表わし、1(3
    は水素又はハロゲンを表わす)で表わされる芳香族エス
    テル0.1〜1重量部を組合せたものを用いると共に、
    該受容層中には吸油量50mQ/]OOg以」二の多孔
    質填料を含有させたことを特徴とする感熱転写媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0348989A2 (en) * 1988-07-01 1990-01-03 EASTMAN KODAK COMPANY (a New Jersey corporation) Phthalate esters in receiving layer for improved dye density transfer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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