JPS6054824A

JPS6054824A - 射出成形機

Info

Publication number: JPS6054824A
Application number: JP16434283A
Authority: JP
Inventors: Hikari Toyoda; 豊田　光; Yukio Ii; 伊井　幸雄
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd; Fuji Seiki KK
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd; Fuji Seiki KK
Priority date: 1983-09-07
Filing date: 1983-09-07
Publication date: 1985-03-29
Also published as: JPH0254766B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、金型キャビティ内から空気や成形材料から出
るガス体を真空吸引によシ排出する空気抜き機構を備え
た射出成形機に関するものである。

（発明が解決すべき従来技術の問題点）プラスチックス
の射出成形において、金型キャビティ内の空気や材料樹
脂から出るガス、空気、水分等のガス体は種々の成形不
良現象の原因となる。そこで、従来、第１図に示すよう
に、可塑化装置１の射出ノズル２が摺動可能なカバー壁
２４によシ、射出ノズル２側に金型キャビティ１４と固
定プラテン３に設けた真空吸引用孔１８とに連通した密
閉空間２５を形成し、この密閉空間２５を通し金型キャ
ビティ１４がら空気を抜こうとする方法がある。しかし
、この従来方法で社、射出前に金型キャビティ１４がら
空気を抜くことができるが、射出中に材料樹脂から出た
ガス体は抜くことができないという不具合があった。

また、第２図に示すように、金型１１に突出ピン２６お
よびその係合孔２７と、これらの隙間２８を介して金型
キャビティ１４に連通する真空吸引用孔１８とを設け、
あるいは、第３図に示すように、可動側金型１１に、真
空吸引用孔１８と、エヤペントスリット２１を備え、該
スリット２１を介して金型キャビティ１４および真空吸
引用孔１８を連通するエヤベント１７とを設け、隙間２
８やエヤベントスリット２１を通し金型キャビティ１４
がら空気やガス体を抜こうとする方法があや。しかし、
この従来方法のいずれも、厘締動作が完了した状態で狭
い隙間２８やエヤベントスリット２１を通し空気等を抜
くため、金型キャビティ内の真空度を上げるのに要する
時間は５〜１０秒と長く、射出速度を低速にする必要が
あシ、成形サイクルを短縮することができないという不
具合を免れなかった。

（発明の目的）本発明は、前記従来の問題点を解決するために創案され
たもので、金型キャビティ内に射出前に存在する空気を
高速で抜く構成とすることによシ、空気抜きを効率良く
行なって、成形品の不良現象（ガス焼は等）を生じるこ
となく高速射出を行なえるようにすることを目的とする
。

（発明の構成）本発明の射出成形機は、金型のパーティング面に、金型
キャビティを取）囲む無端環状の気密材を装着し、該気
密材と金型キャビティとの間に、エヤベントスリットを
備え該エヤベントスリットを介して金型キャビティ内に
連通し、かつ、真空吸引用孔と連通したエヤベントを設
けると共に、前記気密材が金型のパーティング面間に挾
まれた位置で型締動作を一時停止する型締装置を設けた
ことを特徴とする。

（実施例）゛以下、本発明の一実施例を、固定側金型と射出ノズルと
を射出のつど係脱する方式の射出成形機を示す第４図〜
第６図によシ説明すると、図中１は射出ノズル２を備え
た前後進可能な可塑化装置である。３は固定プラテンで
、該固定プラテン３には、タイバーを介して型締装置４
のトグルサポートが連結されている。５は移動シリンダ
で、可塑化装置１と固定プラテン３との間に該可塑化装
置１を前後進させるために配設されている。６は固定プ
ラテン３に装着された金型で、該金型６には、成形品の
一面を形成する型彫込み部７とパーティング面８が形成
されると共に、移動シリンダ５によル可塑化装置１を介
して前進可能なスプルーブツシュ９が装着されている。

このスプルーブツシュ９の先端は、後退限位置において
固定側金型６のパーティング面８と同一レベルとなシ、
前進限位置において該パーティング面８から長さＳだけ
突出する構成となっている。１０はタイバーに摺動可能
に装着された可動プラテンである。

１１は可動プラテン１０に装着された金型で、該金型１
１には、成形品の他面を形成する型彫込み部１２とパー
ティング面１３が形成されている。

パーティング面１３には、型彫込み部７，１２から構成
される金型キャビティ１４群を取シ囲む無端環状の気密
材１５が装着されている。この気密材１５は、型締装置
４によシ金ｍ’６．　ｉ　ｉのパーティング面８，１３
間がスゲルーブツシュ突出量Ｓだけ開いた状態で金型キ
ャビティ４内を大気から遮断し、該金型キャビティ１４
内の真空度を維持できるよう、例えば０リング等で構成
されていを備え、該エヤベントスリット１６を介して各
金型キャビティ１４内に連通するエヤベント１７が設け
られている。エヤベント１７には真空吸引用孔１８が接
続されている。金型キャビティ１４群の中心部には、前
記スプルーブツシュ９内に臨ませたコールトス２グウエ
ル１９が設けられると共に、該コールドスラグウェル１
９と各金型キャビティ１４を連通させるランナー２０と
ゲート２１が設けられている。

型締装置４は、トグルサポートと可動プラテン１０との
間に配設された補助シリンダ２２とトグル機構２３と、
該トグル機構２３を作動させるためにトグルサポートに
装着された主型締シリンダ２４（ピストンロッドのみ図
示）とから構成されている。この型締装置４は、補助シ
リンダ２２による第一型締の工程中、可動側金型１１の
パーティング面１３が固定側金型６のパーティング面８
と接触する手前で、可動プラテン前進推力を移動シリン
ダ５の可塑化装置前進推力よシ小さくし、タイマーで設
定された一定の時間経過後再び大きくて第一型締を再開
し、次いで主型締シリンダ２４によシ第二型締を行なっ
て型締を完了する構成となっている。

（作　用）屋締め開始と同時に、移動シリンダ５によシ可塑化装置
１が前進させられて、スプルーブツシュ９が該可塑化装
置１の射出ノズル２によシ固定側金型のバースイング面
から押し出されているから、該スプルーブツシュ９の突
出量Ｓよシ距離をおいた固定側金型６のパーティング面
８の手前で、可動プラテン前進推力が可塑化装置前進推
力（スプルーブツシュ突出力）よシ小さくされると、可
動側金型１１は、そのパーティング面１３にてスプルー
ブツシュ９に当って停止する。このため、金型６，１１
のパーティング面８，１３間は、スプルーブツシュ突出
量Ｓだけ開く。ところで、その開き量を、金型６，１１
のパーティング面８゜１３間に気密材１５が挾まれてそ
のシール効果が得られるようスプルーブツシュ突出量の
調節によ力設定しておけば、金型６，１１のパーティン
グ面８．１３間が開いていながら、金型キャビティ１４
群は、気密材１５によシ大気よシ遮断されることになる
。

型締めの一時停止が開始すると同時に、真空ポンプによ
り真空吸引用孔１８を介して真空吸引を開始する。タイ
マーがタイムアツプすると、型締装置４によシ型締め動
作が再び行なわれ、型締めが完了した後可塑化装置１に
よシ射出が行なわれるが、その射出完了まで真空吸引を
継続する。

従って、型締めの一時停止中においては金型６゜１１の
パーティング面８，１３間がＳだけ開いているため、キ
ャビティ１４内の空気は、後述の如く高速で外部排出さ
れる。これによりキャピテイ１４内は真空になっている
が、なおも真空吸引は成形樹脂の流れの末端に位置する
エヤベントスリット１６を通してキャビティ１４に対す
る成形樹脂の射出充填完了まで継続されている。このだ
め、溶融樹脂中に溶は込んでおり、射出と同時にキャビ
ティ１４内に噴出するガス、空気、水分等は、エヤベン
ト１７と真空吸引用孔１８を介して、速かにかつ確実に
外部へ排出される。

第９図は、　澤゛能力毎秒１００　ｃｃの真空ポンプを使用した場合における金型間クリアランスＳと真
空吸引に要する時間との関係を示す。この第９図によれ
ば、Ｓ＝Ｏ，Ｏ・５社では数秒がかっても真空度が上が
らないのに対して、例えばＳ＝０．３社では０．３〜０
．５秒で＃１は真空に達することが分る。つまシ、気密
材１５が金型６，１１のパーティング面８，１３間に挾
まれ、かつ該パーティング面８，１３間が０．１〜１１
ｍ１！程度開いた位置で型締め動作を一時停止すると共
に、真空吸引を行なうことによシ、空気抜きを高速で行
なえるのである。

尚、型締装置４の一時停止機構は、図面に例示したもの
に限らず、例えば停止位置設定用のリミットスイッチを
使用し、これにょシ型締め動作を停止させるようにした
ものであってもよい。型締め動作が完全に停止しなくて
も、金型６，１１のパーティング面８，１３間が例えば
１朋開いた位置で極端に型締速度が低下し、該パーティ
ング面８．１３間が例えば０．１顛開いた位置に達する
までに、高速真空吸引に必要な時間（第９図では０．２
〜１秒）以上の時間がかかつて、型締め動作が実質的に
一時停止していると見られる型締装置も、本発明の型締
装置に含まれる。

気密材１５は、可動側金型１１のパーティング面１３に
装着したが、固定側金型６のパーティング面８に装着し
九シ、該パーティング面８，１３の双方に装着したシ、
その装着方法は何ら限定されない。

また、本発明の射出成形機は、プラスチック、ゴム等の
射出成形ばかシでなく、アルミニウム、亜鉛等のダイキ
ャストにも適用しうるものである。

（発明の効果）以上の通り、本発明は、型締め動作の一時停止中に真空
吸引を高速で行ない、型締め完了後も成形材料の流れの
末端から真空吸引を継続できる構成であるから、金型キ
ャビティ内から空気や成形材料から出るガス体を短時間
にかつ効果的に外部排出できる。このため、高速射出し
ても、ガス焼け、ウェルドマーク、エヤマーク、金型表
面転写不良等の不良現象は生ぜず、成形サイクルの短縮
が充分可能である。成形品の残留応力の解消に有効であ
る。成形品の形状面でエヤペントを設けられない個所の
表面不良やショートショットを容易に解消できる。

また、金型のパーティング面に気密材を装着し、かつエ
ヤペントを設けた構成であるから、既存金型の改造は最
小限で済み、また、気密材は金型キャビティを取シ囲む
限シその形状を問わないから、成形品の形状に充分対応
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図は射出成形機の従来例を示す断
面図、第４図は本発明に係る射出成形機の実施例を示す
第５図のＩＶ−Ｆ／線に沿う断面図、第５図は多数個取
り金型のキャビティ群と空気抜き機構を示す正面図、第
６図は型締装置の概要を示す側面図、第７図、第８図は
同型締装置の作動状況を示す側面図、第９図は金型間ク
リアランスと真空吸引に要する時間との関係を示す線図
である。１・・可塑化装置、２・・射出ノズル、３・・固定プラ
テン、４・−・型締装置、５・・移動シリンダ、６・・
固定側金型、７．１２・・型彫込み部、ｓ、１ａ・・パ
ーティング、９・−スプルーブツシュ、１０・・可動プラテン、１１・・可動側プラテン、１４
・・金型キャビティ、１５・・気密材、１６・・エヤペ
ントスリット、１７・・エヤペント、１８・・真空吸引用孔、１９・中
コールドスラグウェル、２０・・ランナー、２１・・ゲート、２２・・補助シリンダ、２３・・トグル機構、２４・・
主型締シリンダ。第　１（４第　２　図第　４　Ｅ’Ｊ

Claims

【特許請求の範囲】

金型のパーティング面に、金型キャビティを取シ囲む無
端環状の気密材を装着し、該気密材と金型キャビティと
の間に、エヤペントスリットを偏見、該エヤペントスリ
ットを介して金型キャビティ内に連通し、かつ、真空吸
引用孔と連通したエヤペントを設けると共に、前記気密
材が金型のパーティング面間に挾まれた位置で型締動作
を一時停止する型締装置を設けたことを特徴とする射出
成形機。