JPS6053554A - ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 - Google Patents

ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物

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Publication number
JPS6053554A
JPS6053554A JP16024083A JP16024083A JPS6053554A JP S6053554 A JPS6053554 A JP S6053554A JP 16024083 A JP16024083 A JP 16024083A JP 16024083 A JP16024083 A JP 16024083A JP S6053554 A JPS6053554 A JP S6053554A
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JP
Japan
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weight
polymer
polyphenylene ether
composition
content
Prior art date
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Pending
Application number
JP16024083A
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English (en)
Inventor
Masaaki Motai
政明 馬渡
Nobuyuki Katsuki
勝木 延行
Mitsuo Abe
阿部 充雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐熱性、耐衝撃性、成形異方性、耐溶剤性なら
びに成形品表面光沢の改良されたポリフェニレンエーテ
ル樹脂組成物に関する。
ポリフェニレンエーテルは耐熱性、機械的性質及び電気
的性質等に優れた樹脂として広く知られている。ところ
がこのポリフェニレンエーテルは耐衝撃性が低く、加工
性、耐薬品性が劣り、高温で熱変色しグル化が起る等の
欠点を有しているため、単独では殆ど使用されておらず
、通常はポリスチレン、ゴム変性ポリスチレンとの組成
物からなる変性ポリフェニレンエーテル樹脂として使用
されている。この変性Iリフェニレンエーテル樹脂は優
れた耐熱性、機械的性質、電気的性質ならびに加工性等
を有するために、自動車用部品、事務機器、電気器具部
品等に幅広く使用されている。
通常、コゞム変性ポリスチレンは、ゴム質重合体をスチ
レンモノマーに溶解させた後、塊状・懸濁重合、溶液重
合等で得られる。この為、溶液粘度を考慮し相転移を有
利に導くため、使用するゴム質重合体の量は自ずと限定
され、通常はゴム変性ポリスチレンとポリフェニレンエ
ーテルの組成物の耐衝撃性を改良するため、この組成物
にゴム状弾性体を配合することが行なわれている。とこ
ろが、この場合、組成物が変色し易い、耐衝撃性がまだ
充分には得られない、加工性が劣るなどの欠点を有して
いる。
又、コム変性ポリスチレンとポリフェニレンエーテルと
の組成物は成形異方性が強く、射出成型方向に対して平
行方向及び垂直方向の耐衝撃性の差が大きい。この様に
衝撃強度の成形異方性が大きい場合には、見掛は上の衝
撃強度が大きい場合でも実用上の成形物の破壊は、最も
弱いところに生じるため、実用的には低い衝撃強度を有
するものになってしまう。
更ニコム変性ポリスチレンとポリフェニレンエーテルと
の組成物は耐溶剤性が悪く、また成形品表面光沢も劣る
という欠点を有している。例えば、この組成物をガソリ
ン中に浸すと数時間で成形品表面に亀裂が生じ、ガソリ
ンを含んで膨潤するという現象が現われ、耐溶剤性を要
求される分野での使用が大きく制限される。
そこで、本発明者らは耐熱性、耐衝撃性、成形異方性、
耐溶剤性ならびに成形品表面光沢の改良されたポリフェ
ニレンエーテル樹脂組成物について鋭意研究した結果、
ビニルシアン化合物含量が特定分布を有する組成の組成
物によって、上記改良が充分なされることを見出し、本
発明を完成するに至った。
本発明の目的は、耐熱性、耐衝撃性、成形品異方性、耐
溶剤性ならびに成形品表面光沢の改良がなされたポリノ
エニレンエーテル樹脂組成物を提供することにある。
即ち、本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物は、
ポリフェニレンエーテルの存在下で、しかもゴム質重合
体の存在下又は非存在下で、芳香族ビニル化合物、ビニ
ルシアン化合物及び必要に応じてこれらと共重合可能な
他のビニル単量体からなる単量体混合物を重合してなる
ポリンエニレンエーテル樹脂組成物であって、該組成物
からポリフェニレンエーテルを除いた熱可塑性樹脂部分
中の全遊離重合体は(A)ビニルシアン化合物含量1重
量%以上で10重量係未満の組成の重合体成分を1〜5
0重量%、(B)ビニルシアン化合物含量10重量−以
上で20重量係未満の組成の重合体成分を1〜70重量
%、(C)ビニルシアン化合物含量20重量−以上で4
0重量%未満の組成の重合体成分を5〜90重量%、及
び、0)ビニルシアン化合物含量10重量%以上の組成
の重合体成分を0〜70重量%含み、且つ全遊離重合体
中のビニル77ン化合物含量は10〜40重量%である
ことを特徴とするものである。
尿発明で使用するポリフェニレンエーテルは、一般式: %式% (式中、Xは水素、塩素、臭素あるいは沃素であり、R
は炭化水素基、炭化水素オキシ基並びにハロゲン草子と
フェノール核との間に少なくとも2個の炭素原子を有す
るハロケゞン比炭化水素基及びハロゲン化炭化水素オキ
シ基から選ばれる1価の置換基であり、R1はRと同じ
があるいはハロゲン原子であり、R2及びR3はそれぞ
れR1と同じかあるいは水素である。但し、R,R,、
R2及びR3は何れも第3級炭素原子を有しないもので
ある。)で表わされるフェノール化合物の少なくとも1
種を公知の触媒の存在下で酸化カップリング重合して得
られるものである。
前記フェノール化合物のうち特に好ましいものは、一般
式: (式中、R′及びR1/はそれぞれ炭素数1〜8の炭化
水素基から選ばれる1価の置換基であ5NR2’及びR
3′はそれぞれ炭素数1〜8の炭化水素基から選ばれる
1価の置換基あるいは水素である。)で表わされるフェ
ノール化合物であυ、最も好ましいフェノール化合物の
具体例とし7ては、2.6−シメチルノエノール、2,
6−ジニチルフエノール、2−メチル−6−エチルフエ
ノール、2−メチル−6−アリルフェノール、2−メチ
ル−6−フェニルフェノール、2,6−ノフエニルフエ
ノール、2,6−シブチルフェノール、2−メチル−6
−プロピロフェノール、2,3.6−ドリメチルフエノ
ール、2.3−ツメチル−6−エチルフエノール等が挙
げられる。
本発明で使用するポリソエニレンエーテルの極限粘度〔
η〕(クロロホルム中30℃測定)は特に限定されない
が、好ましくは0820〜1.0 dl、4j。
更に好ましくは0.30〜0.70 dllgである。
本発明の組成物を得るには、ポリフェニレンエーテルの
1種又は2種以上の存在下で、芳香族ビニル化合物、ビ
ニルシアン化合物及び必要に応じてこれらと共重合可能
な他のビニル単量体を重合させるが、この場合、ゴム質
重合体の存在下又は非存在下で重合を行なう。
本発明で使用するゴム質重合体は、Iリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリα−オレフィン;エチレン−プロピ
レンのランダム共重合体及びブロック共重合体、エチレ
ン−ブテンのランダム共重合体及びブロック共重合体等
のエチレンとα−オレフィンとの共重合体;エチレン−
メタクリレート、エチレン−ブチルアクリレート等のエ
チレンと不飽和カルボン酸エステルとの共重合体;エチ
レン−酢酸ビニル等のエチレンと脂肪酸ビニルとの共重
合体;アクリル酸のエチル、ゾテル、ヘキシル。
オクチル、2−エチルヘキシル、ラウリルエステル等の
アクリル酸アルキルエステルの重合体;エチレン−プロ
ピレン−エチリデンノルボルネン共重合体、エチレン−
ゾロぎレンーヘキサジエン共重合体等のエチレン−プロ
ピレン−非共役ジェンターポリマー;ポリゲタジエン、
スチレ/−ブタノエンのランダム共重合体及びブロック
共重合体、アクリロニトリルーズタノエン共重合体、ゲ
タジエン−イソプレン共重合体等のジエン系コ゛ム;プ
チレンーイソルン共重合体;およびスチレン等の芳香族
炭化水素とブタジェン、イソプレン等の脂肪族炭化水素
とのブロック共重合体の水素添加物;などであり、これ
らは1種でも2種以上を併せても用いることができる。
好ましく用いられるゴム質重合体はエチレン−プロピレ
ン−非共役ジェンターポリマー及びジエン系ゴムである
。更に好ましくはポリブタジェン及ヒスチレンーブタジ
エン共重合体である。又、ゴム質重合体は、グルを含ん
だものも、成形品表面光沢、耐溶剤性、成形異方性の改
良の面からは、好んで使用される。
本発明で使用する芳香族ビニル化合物は、スチレン、α
−メチルスチレン、メチルスチノン、ビニルキンレン、
モノクロルスチレン、ノクロルスチレン、モツプロムス
チレン、ジグロムスチレン、p−ターシャ!J−7”−
1−ルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレン等
であり、これらは1種でも2種以上を併せても用いるこ
とができる。好ましく用いられる芳香族ビニル化合物は
スチレンであシ、2種以上の芳香族ビニル化合物を併用
する場合にもスチレンを50重重量板上の割合で用いる
ことが好ましい。
本発明で使用するビニルシアン化合物は、アクリロニト
リル、メタクリレートリル等であり、好ましくはアクリ
ロニトリルである。
本発明で使用する芳香族ビニル化合物及びビニルシアン
化合物と共重合可能な他のビニル単量体としては、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、プロピレンアク
リレート、グチルアクリレート、アミルアクリレート、
ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エ
チルへキシルアクリレート、シクロへキシルアクリレー
ト、ドデシルアクリレート、オクタデシルアクリレート
、フェニルアクリレート、ペンノルアクリレート等のア
クリル酸のアルキルエステル、メチルメタクリレ−1・
、エチルメタクリレート、プロピレンメタクリレート、
ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシ
ルメタクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチ
ルへキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリ
レート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ートiのメタクリル酸アルキルエステル、無水マレイン
酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等の不飽和酸無
水物、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和酸等があげ
られこれらは1種でも2種以上を併せても用いることが
できる。この共重合可能な他のビニル単量体は、単量体
混合物中に、好ましくは50重量%以下、更に好ましく
は30重量%以下の割合で配合される。
本発明組成物における前記熱可塑性樹脂部分とは、ポリ
フェニレンエーテルを除いた組成分構成部分を意味し、
このうち、全遊離重合体とは、熱可塑性樹脂部分のメチ
ルエチル可溶部分を意味する。また、これらと区別する
ため、本発明において、後述する樹脂質重合体とは、芳
香族ビニル化合物、ビニルシアン化合物及びこれらと共
重合可能な他の単量体からなる単量体混合物を重合して
なる重合体、即ち前記熱可塑性樹脂部分からゴム質重合
体を除いた重合体部分を意味するものとする。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物の組成は、
ゴム質重合体を0〜80重量含み、かつ全遊離重合体中
のビニルシアン化合物含量が10〜40重量%である熱
可塑性樹脂部分10〜95重量%、及びポリフェニレン
エーテル部分90〜5重量−の範囲内に入る様に重合を
行なったものが好ましい。耐衝撃性の面からは、ゴム質
重合体の存在下で重合が行なわれたものが好ましいが、
本発明組成物中の5ゴム質重合体の含量が80重量%を
超えると、耐熱性、耐衝撃性、成形品表面光沢が劣る。
全遊離重合体中のビニルシアン化合物含量は、好ましく
は15〜35重量%、更に好ましくは15〜30重量%
であフ、特に好ましくは20〜28重量%である。ビニ
ルシアン化合物の含量が10重量−未満では、成形品表
面光沢、耐衝撃性、成形異方性、耐溶剤性が劣る。又4
0重量%を超えると、成形品表面光沢、耐衝撃性、成形
異方性、耐熱性が劣る。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物はビニルシ
アン化合物が全遊離重合体中に組成分布を有することが
特徴であり、全遊離重合体中のビニルシアン化合物含量
の異なる重合体成分の組成は、(4)ビニルシアン化合
物含量1重量%以上で10重量%未満の組成の重合体成
分が1〜50重量%であり、好ましくは5〜30重量%
である。1重量%未満では耐熱性、耐衝撃性、成形異方
性、成形品表面光沢が劣る。又50重量%を超えると耐
溶剤性、成形異方性が劣る。但)ビニルシアン化合物含
量10重量%以上で20重量%未満の組成の重合体成分
が1〜70重量%であり、好ましくは5〜70重量%、
更に好ましくは10〜50重量%である。1重量−未満
では耐熱性、耐衝撃性が劣り、70重量%を超えると耐
溶剤性が劣る。(Qビニルシアン化合物含量20重量%
以上で40重量%未満の組成の重合体成分が5〜90重
量%であり、好ましくは10〜80重量%、更に好まし
くは20〜80重量%である。5重量%未満では耐溶剤
性が劣り、90重量%を超えると耐熱性、耐衝撃性、成
形異方性、成形品表面光沢が劣る。
Φ)ビニルシアン化合物含量40重量%以上の組成の重
量体成分が0〜70重量%であり、好ましくは0〜20
重量%、更に好ましくは含まないものである。70重量
%を超えると耐熱性、耐衝撃性、成形異方性、成形品表
面光沢が劣る。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物における前
記熱可塑性樹脂部分とポリフェニレンエーテル部分との
組成は、重量比で熱可塑性樹脂部分/ホリフェニレンエ
ーテル10〜95/90〜5、更には40〜90/60
〜ioとなっていることが好ましい。熱可塑性樹脂部分
が10重量%未満であると、成形品表面光沢、耐溶剤性
が劣り、95重量%を超えると、耐熱性の改良効果が劣
る。
溶液粘度、反応性の面から工業的に有利な範囲は、ポリ
フェニレンエーテル部分が60重量%以下、更には50
重量−以下であることが好ましい。
本発明のポリフェニレンエーテル組成物を得る方法とし
ては、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、塊状・溶液重合
、塊状・懸濁重合、乳化重合、乳化・懸濁重合等がある
塊状重合、溶液重合、懸濁重合、塊状・溶液重合、塊状
・懸濁重合を用いる場合、使用するゴム質重合体の量は
20重量%以下であることが好ましい。又、ゴムの粒子
径は0.5〜10μの範囲であることが、耐衝撃性の点
から好ましい。ポリフェニレンエーテルの添加は、重合
前又は重合初期に一括して添加してもよく、分割して添
加してもよく、又は相転移後に一括もしくは分割して添
加してもよいが、ゴム質重合体を存在させる場合は、機
械的強度、耐熱性の面から相転移後に添加した方が好ま
しい。ポリフェニレンエーテルの添加に際しては、単量
体及び/又は有機溶剤等に溶解して添加しても、又は粉
体状態で添加してもよい。
重合に際しては、一般に用いられる有機溶剤、パーオキ
サイド類、懸濁剤、分子量調節剤等の重合薬品が適宜に
使用される。又、押出機等の内部で反応させることも好
ましい結果を与える。
一方、乳化重合、乳化・懸濁重合等に基づいて得る場合
、ポリフェニレンエーテルは単量体及び/又は有機溶剤
等に溶解し、更に必要に応じて公知の乳化剤、懸濁剤を
加えて重合系に添加されるが、この添加方法として、重
合前又は重合中に一括して添加してもよく、一部を重合
中に分割して添加してもよい。ゴム質重合体を添加する
場合は、ラテックス状態のものが使用される。ゴム質重
合体ラテックスを得る方法としては、乳化重合によって
得られるゴム質重合体ラテックスを使用する方法、他の
重合法で得られる固形状ゴム質重合体を単量体及び/又
は有機溶剤に溶解した後、エマルジョン化したゴム質重
合体ラテックスを使用する方法等がある。ゴムの粒子径
は0.05〜1μの範囲であることが、耐衝撃性、成形
異方性、耐溶剤性、成形品表面光沢の面から好ましい。
重合に際しては、有機ハイドロパーオキサイド類と還元
剤の組合せのレドックス系開始剤、過硫酸塩、他の・ぐ
−オキサイド類等の開始剤、分子量調節剤、乳化剤等の
公知の乳化重合薬品を使用することができる。
本発明のポリスエニレンエーテル樹脂組成物においては
、前記全遊離重合体中でビニルシアン化合物が特定範囲
の組成分布を有していることが必要であるが、前述のビ
ニルシアン化合物含量の分布は、重合に際して単量体組
成をこの様な分布を得る様に適宜変化させて重合させる
ことによって、得ることができる。仕込の各単量体比と
生成する樹脂質重合体の組成は、一般に用いられる共重
合組成式によってめることができる。
単量体の添加方法としては、 ■ 単量体混合物を添加する方法、 ■ 単量体を混合せずにそれぞれ単独で添加する方法、 ■ ■と■の方法を組合わせた方法、 ■ 2回分以上に分割して段階的に添加する、上記■、
■または■の方法、 ■ 連続的に添加する、上記■、■または■の方法、あ
るいは ■ 上記■〜■を組合わせた方法、 などを用いることができる。
本発明の全遊離重合体中の組成分布の測定方法としでは
例えばPolymer Journal Vol、6 
、 Nu 6+532〜536(1974)記載の方法
(実施例で後述する)で測定することができる。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物は本発明の
範囲を超えない限り2種以上を併せて用いてもよい。更
に、ポリフェニレンエーテル組成物に本発明に係るポリ
フェニレンエーテル及び/又は熱可塑性樹脂部分を混合
使用することもできる。
又、本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物は、以
下に示すスチレン系樹脂と混合して使用することもでき
る。スチレン系樹、脂としては、芳香族ビニル化合物の
重合体あるいは芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の
単量との共重合体がある。ここで使用される単量体とし
ては、前記芳香族ビニル化合物及びビニルシアン化合物
と共重合可能な単量体として例示した化合物群のうちか
ら選択して用いることができる。又、スチレン系樹脂は
必要に応じて前記例示したゴム質重合体を含むものも包
含される。好ましいスチレン系樹脂としては、ポリスチ
レン、ポリクロルスチレン、ポリα−メチルスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、スチレン−α−メチルスチレン共重合体、スチ
レン−α−メチルスチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリロニトリル
−メタクリル酸メチル共重合体等及びこれらのゴム変性
物があシ、これらは1種でも2種以上を併せても用いる
ことができる。前記スチレン系樹脂中のアクリロニトリ
ル含量は40重量%以下、メタクリル酸メチル含量は8
0重重量板下、またスチレン含量は20重量%以上であ
ることが好ましい。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物/ポリフェ
ニレンエーテル/熱可塑性樹脂部分/スチレン系樹脂組
成物の組成物を用いる場合の本発明のポリフェニレンエ
ーテル樹脂組成物を除く成分の組成は、ポリフェニレン
エーテル/樹脂質重合体/スチレン系樹脂−5〜957
95〜510〜90(それぞれ重量%)であることが好
ましい。また、組成物全体において本発明のポリフェニ
レンエーテル樹脂組成物が10重重量板上、更には20
重重量板上、よp更には30重量%以上特に50重量多
以上であることが好ましい。この様な組成物を得る方法
としては以下の方法より選ばれる方法が適宜使用される
■ 各成分を有機溶媒に溶解、膨潤させて混合する方法
■ 各成分をミキサー等で混合した後押出機を用いて溶
融混合後ペレット化する方法。
■ ■を非溶媒を使用して回収した粉体混合物を押出機
を用いて溶融混合後ペレット化する方法。
■ ■の一ミレットに更に熱可塑性樹脂、スチレン系樹
脂、ポリフェニレンエーテル等を加えてミキサー等で混
合した後押出機を用いて溶融混合後ベレット化する方法
■ 及び■〜■のペレットまだは粉体を単独で又は混合
し、あるいは更に各成分を加えて混合後射出成形機を用
いて成形品を得る方法等がある。
又、上記各方法にバンバリー、ニーダ−等の公知の混合
機器を使用することも可能である。又上記ペレットに更
に熱可塑性樹脂部分、スチレン系樹脂、ポリフェニレン
エーテル、又他の重合体を添加混合し押出機で溶融混合
して組成物を得てもよい。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物は射出成形
、シート押出真空成形、異形成形、発泡成形等によって
各種成形品を得ることができる。
又本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物の使用に
際して通常使用される公知の酸化防止剤、紫外線吸収剤
、滑剤、tμ燃剤、帯電防止剤、発泡剤無機フィラー等
を配合することが出来る。
更に要求される性能に応じて他の既知の重合体例えばポ
リブタジェン、ブタジェン−スチレン共重合体、アクリ
ルゴム、エチレン−プロピレン重合体、 EPDM 、
スチレン−ブタジェンブロック重合体、スチレン−ブタ
ジェン−スチレンブロック重合体、スチレン−ブタジェ
ン−スチレンラジアルテレブロック重合体、ポリゾロビ
レン、ブタジェンーアクリロニトリル共重合体、ポリ塩
化ビニル。
ポリカーボネート、 、PET 、 PBT 、ポリア
セタール。
ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン、目
?リスルホン、エチレンー酢酸ヒニル共重合体、ポリイ
ソプレン、天然コゝム、塩素化ブチルゴム、塩素化ポリ
エチレン、 pps樹脂、ポリエーテルエーテルケトン
等と適宜ブ1/ンドして用いてもよい。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するがこれ
らはいずれも例示的なものであって本発明の内容を限定
するものではない。
尚、以下の各側において部及び係はそれぞれ重量部及び
重量%を示す。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製造、実
施例、比較例に用いるポリフェニレンエーテルを以下の
方法で得た。
重合体−A(ポリフェニレンエーテル)2.6−キシレ
ノール、トルエン、臭(1[2m。
ジ−n−ブチルアミン、酸素を用いて〔η〕(クロロホ
ルム溶液、30℃で測定)0.42のポリフェニレンエ
ーテル重合体−人を得た。
重合体B−1(、ff1jフ工ニレンエーテル樹脂組成
物)反応容器に1段目として重合体−A20部、スチレ
ン268部、アクリロニトリル18.72部。
トルエン、t−ドデシルメルカプタン、過酸化ベンゾイ
ルを仕込み、1段目の重合を行なった。2段目としてス
チレン15.2部、アクリロニトリルo、crt2部、
+−ルエン、t−ドデシルメルカプタン、過酸化ベンゾ
イル混合液を連続的に添加しながら重合を行なった。更
に3段目としてスチレン18部、アクリロニトリル0.
608部、トルエン。
L−ドデシルメルカプタン過酸化ベンゾイル混合溶液を
連続的に添加しながら重合転化率はぼ100チまで重合
を行ない完結した。得られた重合体溶液を直脱押出機を
用いて揮発分を除去しながら尽レット化し重合体B−1
i製造した。
得られた重合体を溶媒(メチルエチルケトン)分別しア
クリロニトリル−スチレン相(全遊離重合体)′!i−
取シ出しアクリロニトリルの組成分布を以下の方法でめ
た。
全遊離重合体の一部を、一定量メチルエチルケトンに溶
解した均一溶液にシクロヘキサンを少量ずつ添加し沈殿
してきた重合体を各段階で分別しそのもののアクリロニ
トリル含率を窒素分析よ請求め全遊軍合体中のアクリロ
ニトリルの組成分布をめた。
同様の方法で1段目、2段目、3段目のスチレンとアク
リロニトリルの量を変えて表−1に示した重合体を得た
重合体B−11(ポリフェニレンエーテル樹脂組成物)
反応容器に1段目としてスチレン16.75部、アクリ
ロニトリル11.7部、トルエン、t−ドデシルメルカ
プタン、過酸化ベンゾイルを仕込み1段目の重合を行な
った。2段目としてスチレン9.5部、アクリロニトリ
ル0.42部トルエン、を−ドデシルメルカプタン、過
酸化ベンゾイル混合溶液を連続的に添加しながら重合を
行なった。この時点で重合体−A50部を添加し、更に
3段目としてスチレンxi、25部、アクリロニトリル
0.38部、トルエン、t−ドデシルメルカプタン、過
酸化ベンゾイル混合溶液を連続的に添加しながら重合転
化率はぼ100係まで重合を行ない完結した。得られた
重合体溶液を直脱押出機を用いて揮発分を除去しながら
ベレット化し重合体B−11を製造した。
全遊離重合体中のアクリロニトリル量は25チであシ、
全遊離重合体中のアクリロニトリルの組成分布は1%以
上〜10係未満が11%、10%以上〜20チ未満が2
3係、20チ以上〜40%未満が66%、40%以上が
0チであった。
重合体B−12(ポリフェニレンエーテル樹脂組成物)
反応容器に1段目としてポリブタジェン(JSRBR−
OZL ) 6部、スチL/ン18.09部、アクリロ
ニトリル12.64部、トルエン、t−ドデシルメルカ
プタン、過酸化ベンゾイルを仕込み1段目の重合を行な
った。2段目としてスチレン10.26部。
アクリロニトリル0.45部、トルエン、t−ドデシル
メルカプタン、過酸化ベンゾイル混合溶液を連続的に添
加しながら重合を行なった。この時点で重合体A40部
を添加し、更に3段目としてスチレン12.1.5部、
アクリロニトリル0.41部。
トルエン、t−ドデシルメルカプタン、過酸化ベンゾイ
ル混合溶液を連続的に添加しながら重合転化率はぼ10
0係まで重合を行ない完結した。得られた重合体溶液を
直脱押出機を用いて揮発分を除去しながらペレット化し
重合体B−12を製造した。
全遊離重合体中のアクリロニトリル量は25%であり、
全遊離重合体中のアクリロニトリルの組成分布は1チ以
上〜10チ未満が11チ、10チ以上〜20チ未満が2
3係、20チ以上〜40チ未満が66係、40チ以上が
Oチであった。
重合体B−13(ポリフェニレンエーテル樹脂組成物)
重合体B−12を得る方法において各段のスチレン、ア
クリロニトリル量を変えてポリフェニレンエーテル含量
40eI)、ポリブタジェン含量6チ。
全遊離重合体中のアクリロニトリル量は25チ。
全遊離重合体中のアクリロニトリルの組成分布は1幅以
上〜10チ未満が0チ、10チ以上〜20係未満42%
、20チ以上〜40qb未満58係。
40チ以上が0チである重合体B−13を得た。
重合体C(スチレン系樹脂) 表−2に示したスチレン系樹脂を平均粒子径2500X
 、ダル含率80%(トルエン不溶部)のポリブタジェ
ンラテックススチレン、アクリロニトリルを用いて乳化
重合で製造した。
表−2 アクリロニトリル量は窒素分析よりめた。
重合体C(スチレン系樹脂) 表−3に示したスチレン系樹脂をポリブタジェン、スチ
レン、アクリロニトリルを用いて溶液重合で得た。
表−3 □□ 表−4の組成割合に従って前記各種重合体を混合し混練
シタイゾニ軸押出機を用いて240℃〜280℃の温度
で押出しペレット化した後光分乾燥し射出成形機を用い
て240℃〜280℃で耐衝撃性(成形異方性)、耐熱
性、耐溶剤性、成形品表面光沢測定用試験片を成形し下
記の試験方法に従って測定した。
評価方法 ■耐熱性 成形品を110℃×2時間アニールした後ASTMD 
648に従って厚み死”、264psiで熱変形温度を
測定した。
■耐衝撃性(成形異方性) 成形物(厚み2.4 tm )よシ射出成形方向に対し
て平行方行(イ)及び垂直方向(土)の2試料を切シ出
しASTMD 256に従ってノツチ付で測定した。
■耐薬品性 熱変形温度測定用試験片をガソリン中に5時測定した。
クラックの発生状態は外観を以下の評価基準に従って目
視評価した。
◎;非常に良好 ○;良好 Δ;若干悪い×:悪い ■成形品表面光沢 成形品表面光沢を以下の評価基準に従って目視評価した
◎:非常に良好 ○;良好 △;若干劣る×:悪い 比較例−1で見られる様に全遊離重合体が組成分布を有
しないものは耐衝撃性、成形異方性、耐溶剤性、耐熱性
、成形品表面光沢が劣り、比較例−4に見られる様にビ
ニルシアン化合物が本発明の範囲より少ない場合成形品
表面光沢、耐衝撃性。
成形異方性、耐溶剤性が劣る。比較例−5に見られる様
にビニルシアン化合物が本発明の範囲よシ多い場合成形
品表面光沢、耐衝撃性、成形異方性耐熱性が劣る。比較
例−6に見られる様にビニルシアン化合物を含まないも
のは耐衝撃性、成形異方性、耐溶剤性、耐熱性、成形品
表面光沢が劣る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ポリフェニレンエーテルの存在下で、しかもゴ
    ム質重合体の存在下又は非存在下で、芳香族ビニル化合
    物、ビニルシアン化合物及び必要に応じてこれらと共重
    合可能な他のビニル単量体からなる単量体混合物を重合
    してなるポリフェニレンエーテル樹脂組成物であって、
    該組成物からポリフェニレンエーテルを除いた熱可塑性
    樹脂部分中の全遊離重合体は(A)ビニルシアン化合物
    含量1重量%以上で10重量−未満の組成の重合体成分
    を1〜50重量% 、(B)ビニルシアン化合物含量1
    0重量%以上で20重量%未満の組成の重合体成分を1
    〜70重量%、(C)ビニルシアン化合物含量20重量
    %以上で40重量%未満の組成の重合体成分を5〜90
    重量%、及び、■)ビニルシアン化合物含量40重ff
    i%以上の組成の重合体成分を0〜70重量%含み、且
    つ全遊離重合体中のビニルシアン化合物含量は10〜4
    0重量%であることを特徴トーj’−ルポリフェニレン
    エーテル樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021090730A1 (ja) * 2019-11-05 2021-05-14 三井金属鉱業株式会社 樹脂組成物及び樹脂付銅箔

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021090730A1 (ja) * 2019-11-05 2021-05-14 三井金属鉱業株式会社 樹脂組成物及び樹脂付銅箔
CN114641531A (zh) * 2019-11-05 2022-06-17 三井金属矿业株式会社 树脂组合物及带树脂的铜箔

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