JPS6053063B2 - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS6053063B2 JPS6053063B2 JP6224079A JP6224079A JPS6053063B2 JP S6053063 B2 JPS6053063 B2 JP S6053063B2 JP 6224079 A JP6224079 A JP 6224079A JP 6224079 A JP6224079 A JP 6224079A JP S6053063 B2 JPS6053063 B2 JP S6053063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- coating
- polyethylene
- resin composition
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通信ケーブル用電線の絶縁被覆に特に好適な
高密度ポリエチレン系樹脂組成物に関する。
高密度ポリエチレン系樹脂組成物に関する。
従来、通信ケーブル用電線の絶縁被覆に低密度ポリエ
チレンが使われているが、表面肌の滑らかさのため摩擦
が少ないにもかかわらず表面硬度が低いので撚りをかけ
る際にクラックが発生することがあり電気絶縁性も稍不
足し漏電するという問題があつた。
チレンが使われているが、表面肌の滑らかさのため摩擦
が少ないにもかかわらず表面硬度が低いので撚りをかけ
る際にクラックが発生することがあり電気絶縁性も稍不
足し漏電するという問題があつた。
一方、高密度ポリエチレンは表面硬度は高いが2000
〜3000wL/minという高速被覆では表面肌が粗
になり撚りをかける際に摩擦が強くなつてクラックが発
生し勝ちであつた。 本発明はこれらの問題を鑑み表面
硬度の高い高密度ポリエチレンで高速被覆しても表面肌
を滑らかにすべく種々検討して到達したものでありその
要旨は、密度0.950〜0.965g/c7j)メル
トインデックス20〜35f/ l0minのポリエチ
レンIA)45〜75重量%、密度0.930〜0.9
40y/a1)ハイロードメルトインデックス3〜6ダ
/ 10minのポリエチレン(B)25〜55重量%
からなる樹脂合計量10腫量部当り、ヒドロキシステア
リン酸カルシウム65〜85重量%、ステアリン酸カル
シウム15〜35重量%からなる共沈混合物0.05〜
0.5重量部を含んでなることを特徴とす樹脂組成物、
である。 本発明で用いるポリエチレン囚はいわばハイ
メルトの、ポリエチレン(B)はいわばローメルトのポ
リエチレンであるが、ポリマー(2)の密度は0.95
0〜0.965f/Cd)ポリマー(B)の密度は0.
930〜0.940ダ/c7lの範囲であつてこの範囲
未満では被覆にクラックが入り易く、この範囲を越える
と被覆の表面肌が粗になり撚りをかける際に摩擦が強く
なつてクラックが発生し勝ちである。
〜3000wL/minという高速被覆では表面肌が粗
になり撚りをかける際に摩擦が強くなつてクラックが発
生し勝ちであつた。 本発明はこれらの問題を鑑み表面
硬度の高い高密度ポリエチレンで高速被覆しても表面肌
を滑らかにすべく種々検討して到達したものでありその
要旨は、密度0.950〜0.965g/c7j)メル
トインデックス20〜35f/ l0minのポリエチ
レンIA)45〜75重量%、密度0.930〜0.9
40y/a1)ハイロードメルトインデックス3〜6ダ
/ 10minのポリエチレン(B)25〜55重量%
からなる樹脂合計量10腫量部当り、ヒドロキシステア
リン酸カルシウム65〜85重量%、ステアリン酸カル
シウム15〜35重量%からなる共沈混合物0.05〜
0.5重量部を含んでなることを特徴とす樹脂組成物、
である。 本発明で用いるポリエチレン囚はいわばハイ
メルトの、ポリエチレン(B)はいわばローメルトのポ
リエチレンであるが、ポリマー(2)の密度は0.95
0〜0.965f/Cd)ポリマー(B)の密度は0.
930〜0.940ダ/c7lの範囲であつてこの範囲
未満では被覆にクラックが入り易く、この範囲を越える
と被覆の表面肌が粗になり撚りをかける際に摩擦が強く
なつてクラックが発生し勝ちである。
また、ポリエチレン(2)のメルトインデックスは2
0〜35y/10min)ポリマー(B)のハイロード
メルトインデックスは3〜6g/10minの範囲であ
つてこの範囲未満では流動性が不足して被覆が切れ勝ち
で被覆が困難となりこの範囲を越えるとダイノズル近傍
にいわゆるめやにと呼ばれる劣化物が堆積して被覆に付
着したり均一な被覆の障害にもなり易い。
0〜35y/10min)ポリマー(B)のハイロード
メルトインデックスは3〜6g/10minの範囲であ
つてこの範囲未満では流動性が不足して被覆が切れ勝ち
で被覆が困難となりこの範囲を越えるとダイノズル近傍
にいわゆるめやにと呼ばれる劣化物が堆積して被覆に付
着したり均一な被覆の障害にもなり易い。
ポリマー(2)45〜75重量%とポリマー(B)2
5〜55重量%が混合されるが、ポリマー囚が45重量
%未満では流動性が不足して被覆が切れる懸念があり、
ポリマー囚が55重量%を越えると流動性が大きすぎて
偏向のない均一な被覆が困難となる。
5〜55重量%が混合されるが、ポリマー囚が45重量
%未満では流動性が不足して被覆が切れる懸念があり、
ポリマー囚が55重量%を越えると流動性が大きすぎて
偏向のない均一な被覆が困難となる。
さらに本発明ではポリエチレン(4)とポリエチレン(
B)の樹脂合計量10轍量部当り、ヒドロキシステアリ
ン酸カルシウム65〜811%、ステアリン酸カルシウ
ム15〜35重量%からなる共沈混合物0.05〜0.
踵量部を含むことが必要である。
B)の樹脂合計量10轍量部当り、ヒドロキシステアリ
ン酸カルシウム65〜811%、ステアリン酸カルシウ
ム15〜35重量%からなる共沈混合物0.05〜0.
踵量部を含むことが必要である。
ヒドロキシステアリン酸カルシウムが6踵量%未満では
被覆の表面肌の滑らかさが不足し、81量%を越えると
めやにの発生する懸念がある。共沈混合物として0.0
5重量部未満では被覆の表面肌の滑らかさが得られず0
.5重量部を越えると芯線との加熱収縮率が大きくなり
密着性が不十分となる。なおヒドロキシステアリン酸カ
ルシウム及びステアリン酸カルシウムのうちいずれを欠
いてもまた両者の単なる混合でも被覆の表面肌は改良さ
れず、共沈混合物を用いる必要がある。また本発明の樹
脂組成物としては、密度0.940f/c!l以上なら
被覆のクラック発生がさらに防止でき、メルトインデッ
クス0.2〜1.0y/10minなら被覆の表面肌の
滑らかさと被覆の偏肉防止にさ*3らに優れるので好ま
しい。
被覆の表面肌の滑らかさが不足し、81量%を越えると
めやにの発生する懸念がある。共沈混合物として0.0
5重量部未満では被覆の表面肌の滑らかさが得られず0
.5重量部を越えると芯線との加熱収縮率が大きくなり
密着性が不十分となる。なおヒドロキシステアリン酸カ
ルシウム及びステアリン酸カルシウムのうちいずれを欠
いてもまた両者の単なる混合でも被覆の表面肌は改良さ
れず、共沈混合物を用いる必要がある。また本発明の樹
脂組成物としては、密度0.940f/c!l以上なら
被覆のクラック発生がさらに防止でき、メルトインデッ
クス0.2〜1.0y/10minなら被覆の表面肌の
滑らかさと被覆の偏肉防止にさ*3らに優れるので好ま
しい。
なお本発明の樹脂組成物は被覆を発泡させる場合にも使
用できる。以下に実施例、比較例を挙げて本発明をさら
に詳細に説明する。実施例1〜3、比較例1〜4 第1表に示す樹脂組成物を用いて65wRφ押出機で溶
融押出しながら銅芯線に被覆した。
用できる。以下に実施例、比較例を挙げて本発明をさら
に詳細に説明する。実施例1〜3、比較例1〜4 第1表に示す樹脂組成物を用いて65wRφ押出機で溶
融押出しながら銅芯線に被覆した。
その条件は下記のとおりである。押出温度(℃) ;C
1=180、C2=200、C3= 2
10sH=200スクリュウ回転数(RPM);45〜
90芯線径(?);0.408 コア径(1!a);0.720 ダイス;3段テーパー 径(WR);0.7ePS2.&13 テーパー(0);62045 ランド(Tfn) :10510 また成形性、得られた被覆の物性を第2表に示す。
1=180、C2=200、C3= 2
10sH=200スクリュウ回転数(RPM);45〜
90芯線径(?);0.408 コア径(1!a);0.720 ダイス;3段テーパー 径(WR);0.7ePS2.&13 テーパー(0);62045 ランド(Tfn) :10510 また成形性、得られた被覆の物性を第2表に示す。
Claims (1)
- 1 密度0.950〜0.965g/cm^3、メルト
インデックス20〜35g/10minのポリエチレン
(A)45〜75重量%、密度0.930〜0.940
g/cm^3、ハイロードメルトインデックス3〜6g
/10minのポリエチレン(B)25〜55重量%か
らなる樹脂合計量100重量部当り、ヒドロキシステア
リン酸カルシウム65〜85重量%、ステアリン酸カル
シウム15〜35重量%からなる共沈混合物0.05〜
0.5重量部を含んでなることを特徴とす樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6224079A JPS6053063B2 (ja) | 1979-05-22 | 1979-05-22 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6224079A JPS6053063B2 (ja) | 1979-05-22 | 1979-05-22 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55155038A JPS55155038A (en) | 1980-12-03 |
JPS6053063B2 true JPS6053063B2 (ja) | 1985-11-22 |
Family
ID=13194418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6224079A Expired JPS6053063B2 (ja) | 1979-05-22 | 1979-05-22 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053063B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0286007A (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-27 | Hitachi Cable Ltd | 細径絶縁電線 |
JPH07126447A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-16 | Maruzen Polymer Kk | ポリエチレン樹脂組成物 |
JP2738643B2 (ja) * | 1993-11-29 | 1998-04-08 | 丸善ポリマー株式会社 | 中空成形用ポリエチレン組成物 |
-
1979
- 1979-05-22 JP JP6224079A patent/JPS6053063B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55155038A (en) | 1980-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5817136A (ja) | 低圧法低密度ポリエチレンを含むパイプ成形用ブレンドの押出時の光沢性向上 | |
JP2008524802A (ja) | 難燃性電線 | |
JP2001501247A (ja) | 半導体ポリマー組成物とそれを含有するケーブル外装 | |
JP2001040127A (ja) | 高い加工性及び透過性を有する通気性フィルム用組成物及び通気性フィルムの製造方法 | |
JPS596242A (ja) | 熱変形耐性の熱可塑性半導体組成物 | |
CN110964253B (zh) | 一种高光泽低收缩隔热免喷涂pp复合材料及其制备方法 | |
JPS6053063B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
CA2403976A1 (en) | Improved radiation curable wire and cable insulation compositions | |
JPS61168644A (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
JPS54131792A (en) | Refractory wire | |
JP2014096252A (ja) | シラン架橋ポリエチレンを用いた電線・ケーブル及びその製造方法 | |
JPH0138806B2 (ja) | ||
JPS5846517A (ja) | 架橋ポリオレフイン絶縁電力ケ−ブル | |
JP2000294039A (ja) | 絶縁電線 | |
JPS61148703A (ja) | 電線被覆用エチレン重合体組成物 | |
JP2000344963A (ja) | 難燃性ポリオレフィン樹脂組成物およびそれを用いた電線ケーブル | |
JP3215734B2 (ja) | 積層体及びその製法 | |
JPS634771B2 (ja) | ||
JP6774735B2 (ja) | 電線・ケーブル被覆用ポリオレフィン樹脂組成物および電線・ケーブル | |
JPS5938682B2 (ja) | 絶縁電線・ケ−ブル | |
JP3113297B2 (ja) | 光ファイバユニット | |
JPH02196840A (ja) | 電線被覆用ポリエチレン樹脂組成物 | |
JP3239307B2 (ja) | 難燃・耐火電線 | |
JP5495039B2 (ja) | 絶縁電線およびケーブル | |
JPS61221262A (ja) | 熱可塑性樹脂の加工法 |