JPS5938682B2 - 絶縁電線・ケ−ブル - Google Patents

絶縁電線・ケ−ブル

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JPS5938682B2
JPS5938682B2 JP51125946A JP12594676A JPS5938682B2 JP S5938682 B2 JPS5938682 B2 JP S5938682B2 JP 51125946 A JP51125946 A JP 51125946A JP 12594676 A JP12594676 A JP 12594676A JP S5938682 B2 JPS5938682 B2 JP S5938682B2
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JP
Japan
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insulated wire
cable
weight
coating layer
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JP51125946A
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JPS5350485A (en
Inventor
七郎 川和田
紀雄 高畑
正信 吾妻
隆雄 大西
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導体上にゴム・プラスチック絶縁被覆層を設
け、更に該絶縁被覆層上に介在物を介して保護シースを
設けて成る絶縁電線・ケーブルの改良に関するものであ
る。
たとえば、複数本のゴム・プラスチック絶縁線心を集合
あるいは撚合せ、更にこれらを任意の保護シースにて一
括被覆せしめて成る電線・ケーブルにおいては、上記集
合あるいは撚合せられた絶縁線心の形崩れ、配置乱れを
防止する目的で、あるいは電線・ケーブルの外形を所望
の外形とする目的で絶縁線心と保護シースとの間に任意
の介在物が介在されることは知るところである。
そして、上記介在物がシュート、紙、ポリプロピレン等
の繊維状体あるいは紐状体により構成される所謂ジャケ
ットタイプのケーブル、あるいは押出成形されたゴム・
プラスチック組成物より構成される所謂充実タイプのケ
ーブルとの二通りとがあることも知るところである。
然るにこの種電線・ケーブルにおいては、その端末ある
いは接続処理が非常に面倒且つ困難であると云う難点が
あることも知るところである。
更に詳しくは、この種電線・ケーブルの端末あるいは絶
縁処理に当つては、その処理すべき部分の保護シース、
介在物及び絶縁被覆層を順次段剥することを要し、而し
て上記保護シース、介在物及び絶縁被覆層の剥取りは、
まず電線・ケーブルの端末より所定の長さのところをナ
イフで介在物、絶縁被覆層及び導体には傷を付けないよ
うにして該保護シース、介在物及び絶縁被覆層に傷を付
け、次いで当該保護シース、介在物及び絶縁被覆層を順
次介在物、絶縁被覆層及び導体上から剥取ることで遂行
される力ζ特に介在物を絶縁被覆層上より剥取る作業が
難しく、初心者等にあつてはこの時に絶縁被覆層にまで
傷を付けてしまい易かつた。無論、このように絶縁被覆
層にまで傷を付けてしまつた部分においては、使用不可
であることは言うまでもなく、従つてこのような場合に
は当該部分において導体まで完全に切断してしまつて、
再度処理をし直す必要がある。困に、介在物及び導体の
場合には、少しの傷ならそのまま使えないこともないが
、絶縁被覆層の場合には少しの傷でも使用不可となつて
しまう。
又、介在物が特にジユート、紙あるいはプラスチツク繊
維の場合には、除去された介在物が飛散し易く、そのた
めに作業遂行の妨げとなるばかりでなく、付近に任意の
電気機器等が存在する場合においては、該機一器に飛散
した介在物が付着して当該機器に故障を誘発させてしま
う憂いがある。一方、最近の建築物における高層化は益
々進む傾向にあり、この事に伴ない建築物における防火
対策が大きな社会問題となつている。策して、電線・ケ
ーブルにおいては、火災時に燃焼損傷するばかりでなく
、延焼の伝幡路となつて火災を更に大きくする要困とな
つている問題が提起され、その難燃化の要望が極めて強
くなつて来ている。
電線・ケーブルの燃焼時は、その絶縁被覆層及びシース
の材料にも依存することは勿論であるが、介在物がジユ
ート、紙、ポリブロピレン繊維等の可燃物の場合は勿論
のこと、ゴム・プラスチツクの押出介在物の場合でもそ
れが燃焼し易いものの場合には、当該介在物がケーブル
の燃焼性を決定する大きな要因となつている。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであつて、特に
保護シースと絶縁被覆層間に設けられた介在物の剥ぎ取
りが極めて容易で、しかも難燃性にも優れた絶縁電線・
ケーブルの提供を目的とし、その要旨とするところは、
導体上にゴム・プラスチツク絶縁被覆層を形成せしめて
成る絶縁線心と該絶縁線心上に介在物を介して形成せし
められたシースとより成り、上記介在物は50〜80重
量%の無機質部材を混入せしめた30〜150%伸び並
びに30以上の酸素指数を有する発泡物質より成る点に
ある。
上記発泡物質として具体的には、一般に周知のビニル係
重合体(例えば、ポリ塩化ビニル、ビニルー酢酸ビニル
共重合体、エチレンー酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト
共重合体等)或はオレフイン系重合体(例えば、エチレ
ンー酢酸ビニル共重合体、エチレンープロピレン共重合
体、エチレン−ブテン共重合体、エチレンーヘキセン共
重合体、エチレンーエチルアクリレート等)に、これま
た周知の発泡剤、例えばアゾジカルボン酸アミドを添加
して成るもの等が使用される。
また、上記無機質部材として具体的には、例えば粉末或
は鱗片状の水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、無水或は含水酸、タルク、クレー、硫酸
アルミニウム、硫酸カルシウム、あるいは微小ガラス中
空球体等が使用される。
上記介在物として特に50〜80重量%の無機質部材を
混入せしめた30〜150%伸び並びに30以上の酸素
指数を有する物質に限定された理由は、次の通りである
即ち、本発明絶縁電線・ケーブルは介在物を引き裂き容
易でしかも難燃性に優れた物質で構成せしめることで、
前記の目的を達成せしめんとしたものであるが、本発明
者等の幾多の実験により、上記介在物として上記の条件
の物質を使用するときに、この種電線・ケーブルの諸特
性を何等損なうことなくして最も容易に介在物を剥離し
得、しかも所望の難燃性を奏し得ることを発見したので
ある。
まず、無機質部材の量を50〜80重量%としたのは、
介在物の伸び並びに酸素指数との兼ね合いからである。
つまり、30〜150%の伸び並びに30以上の酸素指
数を有する介在物とするには、無機質部材の混入範囲を
50〜80重量%とするのか適当である。ところで、無
機質部材の混入量と介在物の伸び並びに酸素指数との関
係は、発泡物質として前記各物質のうち何を採るかによ
つて若干変つて来ることは言うまでもない。
しかしながら、発泡物質として前記各物質のうちのいず
れを採るにせよ、無機質部材の混入量を50〜80重量
%の範囲で選択する限り、介在物においては30〜15
001)の伸びと30以上の酸素指数を確保できること
を本発明者らは確認済である。つまり、前記の50〜8
0重量%と言う数値は、前述の各発泡物質を総括的に見
て、30〜150%の伸びと30以上の酸素指数を確保
するに有効な範囲を表わすものである。
又、介在物の伸びを30〜150f)としたのは、伸び
が30%以下の場合には介在物が必要以上の脆さを呈し
、その結果、電線・ケーブル自体の機械的強度及び曲げ
特性に不安を呈してしまうこととなり、その製造時、布
設時、あるいはドラムへの巻取り時等に破損してしまう
危険性をはらんでしまい、又、10%以上の場合には介
在物の弓き裂き除去に必要以上の労力を要し、これを設
けた効果がかなり低下してしまい、結局、伸びが30〜
150%の時に介在物は所望の効果を奏し得ることにあ
る。
又、酸素指数を30以上とした理由は、次の通りである
つまり、難燃性はそのものの酸素指数に比例して良くな
り、 して、一般的には酸素指数が約22以上の材料
であれば、通常必要とする難燃性を奏し得る。
しかし乍ら、本発明電線・ケーブルのように可燃性物質
である絶縁被覆層と隣接して使用される場合には、酸素
指数は少なくとも30ないと十分な難燃効果は期待でき
ない。
又、介在物として特に発泡物質を用いる理由は、電線・
ケーブルの軽量化並びに経済性を考慮してのことにある
即ち、前述の如く介在物として多量の無機質部材を混入
せしめたものを用いた場合には、当該介在物の、延いて
は電線・ケーブルの重量がどうしても大きくなつてしま
うので、これを改善する意味で発泡物質を採用した。又
発泡物質であれば、当該物質の実質的使用量も少なくて
すみ、それだけ経済的でもある。
次に:添付の図面を参照し乍ら、本発明電線・ケーブル
の実施例を説明するが、本発明が本実施例をもつて限定
的に解釈されるものでないことは言うまでもない。本実
施例以外にも幾つかの実施例が想到されるであろうが、
それらが本質的に本発明の技術範囲内に属する以上、勿
論それらは本発明の一部である。
たとえば、後述の実施例の介在物組成に、さらに任意の
レジン、可塑性、安定剤、着色剤、滑剤、難燃剤等を併
用して成る介在物を採用したものでも、該介在物におけ
る無機質部材の総体的量が50〜80重量%で、30〜
15001)の伸び並びに30以上の酸素指数を有し、
さらに発泡したものである以上、それは明らかに本発明
の一部である。
さて、図において1はそれぞれ導体2の周上に所定のポ
リオレフイン絶縁被覆層3を押出形成せしめて成る絶縁
線ノ\ 4はこれらの周上に押出形成された充実介在物
にして、更に詳しくはこれは重合度700のビニルレジ
ン10重量%、ジ(2エチルヘキクル)アジペート14
重量%、三塩基性硫酸塩2重量%、ステアリン酸鉛1重
量%、三塩化アンチモン1重量%、水酸化アルミニウム
72重量% ソジカルボン酸アミド0.2重量%の組成
物より成る。
5は上記介在物4の周上に押出形成されたビニルシース
である。
尚、本実施例の場合、ビニルレジンをベースとして組成
された介在物を使用したが、この場合には、特に価格、
加工性等の点で有利である。
斯様に構成する本実施例絶縁電線・ケーブルによれば、
絶縁線心の周上に適当な引き裂き性を呈する介在物を介
してシースを形成せしめて成ることから、従来その剥離
が面倒且つ困難であつた介在物の剥離は、当該介在物に
対してナイフ等の刃物を若干突き刺す程に切込むことで
、上記介在物を絶縁線心上から容易に剥離することがで
きる。つまり、ナイフ等の刃物を介在物に、これを若干
突き刺す程に切込んだ結果、介在物の表面に若干傷が付
けられるが、当該介在物は前記組成物より成り、而して
非常に引き裂きが容易なものであることから、上記のほ
んの少しの傷でもそこから直ちに引き裂が出来従つて絶
縁線心上から容易に剥離することができるものである。
しかも、介在物は押出成形されて成るものであることか
ら、介在物がシュート、紙あるいはプラスチツク繊維の
場合のように除去された介在物が付近に飛散するような
事もない。
更には、本実施例絶縁電線・ケーブルによれば、難燃性
に優れた介在物を以つて構成されて成ることから、万一
火災に遭遇したとしても、これまでのこの種電線・ケー
ブルのように当該電線・ケーブルが炎の延焼伝幡路を形
成するようなことはなく、従つて防火上の点でも極めて
有用なものである。
更には、介在物として特に発泡物質を使用して成ること
から、前述の通り軽量且つ経済的な電線・ケーブルを奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明絶縁電線 図である。 ・ケーブルの一実施例説明 1:絶縁電線、2:導体、3:絶縁被覆層、4介在物、
5:シース。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導体上にゴム・プラスチック絶縁被覆層を形成せし
    めて成る絶縁線心と該絶縁線心上に介在物を介して形成
    せしめられたシースとより成り、上記介在物は50〜8
    0重量%の無機質部材を混入せしめた30〜150%の
    伸び並びに30以上の酸素指数を有する発泡物資より成
    ることを特徴とする絶縁電線・ケーブル。 2 介在物が50〜80重量%の無機質部材を混入せし
    めた30〜150%伸び並びに30以上の酸素指数を有
    する発泡可塑性ビニルより成る特許請求の範囲第1項記
    載の絶縁電線・ケーブル。
JP51125946A 1976-10-19 1976-10-19 絶縁電線・ケ−ブル Expired JPS5938682B2 (ja)

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JP51125946A JPS5938682B2 (ja) 1976-10-19 1976-10-19 絶縁電線・ケ−ブル

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JP51125946A JPS5938682B2 (ja) 1976-10-19 1976-10-19 絶縁電線・ケ−ブル

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JPS5350485A JPS5350485A (en) 1978-05-08
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ID=14922876

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH081437Y2 (ja) * 1989-11-28 1996-01-17 シャープ株式会社 冷蔵庫内の野菜室の構造

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JPS49129177A (ja) * 1973-04-16 1974-12-11

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