JPS605186B2 - 立体模様付化粧板の製法 - Google Patents

立体模様付化粧板の製法

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Publication number
JPS605186B2
JPS605186B2 JP53085319A JP8531978A JPS605186B2 JP S605186 B2 JPS605186 B2 JP S605186B2 JP 53085319 A JP53085319 A JP 53085319A JP 8531978 A JP8531978 A JP 8531978A JP S605186 B2 JPS605186 B2 JP S605186B2
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JP
Japan
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prepreg
decorative board
metal foil
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thermosetting resin
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Expired
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JP53085319A
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English (en)
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JPS5511865A (en
Inventor
壮一 堀端
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は立体模様付化粧板の製法に関するものである
立体模様付化粧板は、これまでつぎのようにして製造さ
れていた。
すなわち、第1の方法は、熱硬化性樹脂を含浸した基材
を型盤で挟んで熱圧成形して化粧板化する際に、使用す
る型盤の盤面に凹状模様を形成し、熱圧成形により化粧
板の表面に凸状模様を転写形成する方法である。この方
法によれば、基村中に含浸された樹脂が型盤の凹状模様
中に流入せずに、基材の端面から流失するため、希望す
る凸状模様の感じが充分表現できないという問題があっ
た。第2の方法は、熱硬化性樹脂板の表面自体に彫刻を
施すことにより立体模様を形成する方法である。しかし
ながら、この方法も大量生産には不適であり、得られた
立体模様付化粧板のコストが高くなるという問題があっ
た。また、上記のいずれの方法によっても、化粧板の表
面全体(凸状模様も含む)に光沢を付与することができ
ないため、外観も悪くなるという問題があった。そこで
、この発明は、所望の立体模様を忠実に、かつ安価に形
成することができ、そのうえ化粧板表面の外観を向上さ
せることができる立体模様付化粧板の製法を提供するこ
とを目的とするものである。
この発明の特徴は、熱硬化性樹脂含浸基材の表面にシル
クスクリーン印刷により凸状模様を形成し、この熱硬化
性樹脂含浸基材の表面に金属箔を配設するとともに、裏
面に芯基体を配設して熱硬化性樹脂含浸基材を挟むよう
にし、その状態で上記の凸状模様の変形を防ぎながら加
熱加圧成形することにより金属箔、熱硬化性樹脂含浸基
材および芯基体を一体化し、ついで金属箔を剥離するこ
とにより立体模様付化粧板を得ることにある。
すなわち、このようにすることにより、所望の立体(凸
状)模様を化粧板の表面に、忠実に、かつ安価に形成す
ることができ、そのうえ金属箔表面の転写により化粧板
表面に光沢等も付与することができる。つぎに、この発
明を詳しく説明する。
この発明で用いる熱硬化性樹脂舎浸基材(以下ブリプレ
グと略す)とは、紙、布のようなシート状基材に熱硬化
性樹脂を含浸させたものをいう。
熱硬化性樹脂としては、一般に熱硬化性樹脂積層板に用
いられる樹脂、例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂、
ュリア樹脂等が用いられる。このプリプレグの表面に凸
状模様を形成するには、合成樹脂印刷インキ(熱硬化性
樹脂をビヒルクとして用いた印刷インキ)を用い、スク
リーン印刷により凸状に盛り上げた印刷を行ない、それ
を乾燥し、または硬化反応を進行させて半硬化または硬
化状態にすることにより行うことができる。
その他にも、硬化した樹脂、無機固形物(貝、石、金属
等)、粉体、天然有機素材(木材、つき板「布等)等を
プリプレグ表面に固定することによっても行うことがで
きる。また、これらの凸状模様形成材を単にプリプレグ
表面に戦遣し、プリプレグと芯基体と金属箔を一体化す
る際に凸状模様を固定させるようにしてもよい。プリプ
レグの表面に配設される金属箔としては、銅箔、ベリリ
ウム箔、ステンレス箔、亜鉛箔等があげられ、繊密な平
滑表面を有する状態または艶消しをした状態等で用いら
れる。
プリプレグの裏面に配設される芯基体としては、最初か
ら剛性をもっている熱硬化性樹脂積層板、スレート板、
チップボード、合板、金属板および天然板のような剛体
板や、熱圧成形により硬化して剛体板になるような芯基
体用プリプレグが用いられる。芯基体として芯基体用プ
リブレグを用いる場合には、そのようなプリプレグを複
数枚重ね合わせて用いられるが、その場合、成形後の芯
基体の板厚が1.6側以下になるようにその枚数を選ぶ
ことが好ましい。これは、芯基体用ブリプレグの枚数が
多くなると成形中に凸状模様が芯基体用プリプレグ中に
埋没してしまう傾向があるからである。上記のようにし
て凸状模様が形成されたプリプレグを用いて立体模様付
化粧板を製造するには、まず、プリプレグの表面に金属
箔を配設するとともに、裏面に芯基体を配設してプリプ
レグを挟み、これを一対の型盤で挟んで熱圧成形するこ
とにより、プリプレグを硬化させて金属箔、プリプレグ
および芯基体を一体化する。この場合、ブリプレグの凸
状模様がプリプレグ中に埋没したり、凸状模様が成形体
表面に圧接して押し潰されたりしないように、加圧は弾
性のある型盤で行うことが好ましい。また、金型により
一体化を行うときは、凸状模様の変形を防ぐために金型
と、金属箔との間にゴムシートのような適性シートを介
在させることが好ましい。また、1回の熱圧成形によっ
て金属箔、プリプレグおよび芯基体の一体化を同時に多
数組行う場合は、つぎのようにして行う。すなわち、プ
リプレグの表面に金属箔を配設するとともに裏面に芯基
材を配設し、さらに金属箔の上に弾性シートを配設して
1組とし、これを金属プレートを介して複数紙積重ね、
この積層体を一対の型盤の間に挿入して熱圧成形するこ
とにより行る。このような熱圧成形の際に、プリプレグ
表面に配設された金属箔は、プリプレグ表面の凸状模様
に沿って変形し、プリプレグ表面の全体にわたって密着
する。
そして、熱圧成形によるプリプレグの化粧板化に伴って
その金属箔面の状態を化粧板表面に転写する。なお、以
上の場合において、金属箔とプリプレグ表面の間に透明
または透明に近い熱硬化性樹脂含浸シート(オーバーレ
ィ用シート)を配設してもよい。このシートは、凸状模
様を保護するためのものであり、必ずしも用いなくても
よい。また、このシートに代えてプリプレグ表面に透明
性樹脂を塗装してもよい。つぎに、熱圧成形後の成形体
から、金属箔を剥離する。
その結果、表面に金属箔の箔面が転写され、凸状模様部
はもとよりそれ以外の部分も極めて光沢に富む立体模様
付化粧板が得られる。なおこの場合、金属箔として艶消
しの金属箔を用いた場合は、イ凶鑑板表面が艶消し状に
なり、部分的に艶消しがしてある金属箔を用いた場合は
、化粧板表面が部分的に艶消し状になり、特異な外観を
呈するようになる。以上のように、この発明によれば、
所望の立体(凸状)模様が忠実に形成されていて、安価
で、外観のよい化粧板を製造することができる。
つぎに、実施例について説明する。実施例 1 パターン紙にメラミン樹脂ワニスを含浸させてプリプレ
グを得た。
このプリプレグの表面に、メラミン樹脂をビヒクルとし
て用いた印刷インキを用い、シルクスクリーン印刷によ
り厚さ0.5肋の凸状模様を形成した。一方、積層板用
クラフト紙にフェノール樹脂ワニスを含浸させて乾燥し
芯基体用プリプレグを得た。また、化粧板用オーバーレ
ィ紙に、メラミン樹脂ワニスを含浸させて乾燥し、オー
バーレィ用ブリプレグを得た。つぎに、第1図に示すよ
うに、凸状模様1が形成されたブリプレグ2の表面上に
、オーバーレィ用プリプレグ3、アルミ箔4およびシリ
コンゴム弾性体5を順次配設するとともに、裏面に芯基
体用プリブレグ6を5枚重ねたものを配設し、これを一
対の型盤7,8で挟んで熱圧成形した。成形後、成形体
を型盤7,8から外し、さらに弾性体5を除去して冷却
したのち、アルミ箔4を剥離した。その結果、第2図に
示すように美しい凸状模様1を有し、かつ表面が全面に
わたって光沢を有する安価な立体模様付化粧板9を得た
。なお、第2図において、2′は第1図のプリブレグ2
が硬化した表面層、3′は第1図のプリプレグ3が硬化
した透明層、6′は第1図のプリプレグ6が硬化した芯
基体である。実施例 2〜5 アルミ箔に代えてそれぞれ鋼箔、ベリリウム箔、ステン
レス箔および亜鉛箔を用いた。
それ以外は実施例と同様にして同様な立体模様付化粧板
を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製法の一実施例の製造状態説明図、
第2図はそれによって得られた立体模様付化粧板の側断
面図である。 1・・・・・・凸状模様、2・・・・・・プリプレグ、
3・…・・オーバーレイ用プリプレグ、4……アルミ箔
、5…・・・シリコンゴム弾性体、6・・・・・・芯基
材用プリプレグ、7,8・・・・・・型盤。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱硬化性樹脂含浸基材の表面にシルクスクリーン印
    刷により凸状模様を形成し、この熱硬化性樹脂含浸基材
    の表面に金属箔を配設するとともに、裏面に芯基体を配
    設して熱硬化性樹脂含浸基材を挾むようにして、その状
    態で上記の凸状模様の変形を防ぎながら加熱加圧成形す
    ることにより金属箔、熱硬化性樹脂含浸基材および芯基
    体を一体化し、ついで金属箔を剥離することを特徴とす
    る立体模様付化粧板の製法。
JP53085319A 1978-07-12 1978-07-12 立体模様付化粧板の製法 Expired JPS605186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53085319A JPS605186B2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 立体模様付化粧板の製法

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JP53085319A JPS605186B2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 立体模様付化粧板の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5511865A JPS5511865A (en) 1980-01-28
JPS605186B2 true JPS605186B2 (ja) 1985-02-08

Family

ID=13855285

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JP53085319A Expired JPS605186B2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12 立体模様付化粧板の製法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929612U (ja) * 1982-08-18 1984-02-24 ダイキン工業株式会社 ヒ−トポンプ式暖房装置
JPS60244550A (ja) * 1984-05-19 1985-12-04 大建工業株式会社 化粧板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5511865A (en) 1980-01-28

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