JPH0714634B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JPH0714634B2
JPH0714634B2 JP27889987A JP27889987A JPH0714634B2 JP H0714634 B2 JPH0714634 B2 JP H0714634B2 JP 27889987 A JP27889987 A JP 27889987A JP 27889987 A JP27889987 A JP 27889987A JP H0714634 B2 JPH0714634 B2 JP H0714634B2
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plastic film
film
decorative
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decorative board
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篤則 村田
増田  稔
明 庭山
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、接着剤を用いて行う化粧板の製造方法に関す
るものであり、この方法で得られた化粧板は木質基材表
面の照りが活かされたリアル感のある化粧板で、尚且つ
化粧層を薄くして、化粧板表面に局部的に加熱加圧され
ても浮いてフクレが生じることがないようにした化粧板
であるので、耐久性、意匠性に優れており、キャビネッ
ト、室内建具造作材、住器等に用いられる。
<従来の技術> 従来の技術としては、塩化ビニル、アクリルフィルム、
ポリエステルフィルム等の裏面に印刷して木質基材に接
着剤を介してラミネートする方法、あるいはトップコー
ト層を再塗装可能な樹脂にしておき、転写後アフター塗
装して表面物性を確保する転写方法がある。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のラミネート方法では、フィルム層が薄いと接着剤
を用いてラミネートした際、フィルムの腰が弱くてチリ
メン状のシワが生じるので、フィルム層は50μ以上と厚
いものになってしまう。よって得られた化粧板の表面に
局部的な加熱加圧を受けた際にフクレが生じる。また転
写による方法ではトップコート層を再塗装可能な樹脂に
しておき、転写後アフター塗装して表面物性を確保しな
ければならないので、トップコート層の樹脂の種類に制
約を受ける。
本発明はこれらの問題点を解決する為になされたもの
で、フィルム層が薄い為にラミネートした際に発生する
チリメン状のシワを防止し、且つ得られた化粧板表面に
局部的な加熱加圧を受けた際にもフクレが生じない化粧
板を得ることを目的としたもので、また転写方法で行う
アフターコート工程の省略、及びVカットの安定性向上
をも目的としたものである。
<問題点を解決するための手段> 本発明に用いる化粧シート(6)は、第1図に示すよう
に、表面の平滑な紙(1)、オレフィン系樹脂(2)、プラス
チックフィルム(3)で構成される複合シート(10)のプ
ラスチックフィルム面に、透明インキで印刷された木目
柄(4)及び透明な接着ニス層(5)が施されている。必要に
よってはプラスチックフィルムの印刷面側にコロナ処理
(9)を施してもよい。
表面の平滑な紙(1)としては、重量が20〜70g/m2のもの
を用い、オレフィン樹脂としては、例えばポリエチレン
樹脂等の離型性を有するものを単体であるいは数種類混
合したものを用い、プラスチックフィルム(3)として
は、例えばポリエステルフィルム、ウレタンフィルム、
及びアクリルフィルム等のトップコート層の役目が果た
せて、エクストルーダーによる貼り合せが可能なフィル
ムを用いる。表面のツヤを調整する必要のある場合はこ
れらのフィルムにあらかじめ、マット剤を混合しておく
ことができる。又Vカット加工を行なうタイプの化粧板
を作る場合は、オレフィン系樹脂の加熱条件を操作する
ことにより、剥離強度を30g〜500g/25mmにすることがで
きる。木目柄(4)はフィルム樹脂と密着性の良好な樹脂
をバインダーとするインキを用いて形成する。又木目柄
によってはプラスチックフィルム(3)が、そのまま接着
剤(7)と接するような場合も考えられるので、ウレタン
エラストマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等を
接着ニス層(5)としてコートしておくと接着不良の心配
がなくなる。
以上のような構成の化粧シートを第2図に示すように接
着剤(7)を介して木質基材(8)にその木目柄形成面(又は
接着ニス層面)を向けて積層し、接着剤(7)が、硬化し
た後に、オレフィン系樹脂(2)とプラスチックフィルム
(3)の界面から表面の平滑な紙(1)とオレフィン系樹脂
(2)(以下(1)(2)の積層物を裏打シート層と称す)を剥
して化粧板を得る。裏打シート層は、表面の保護シート
の役割をするので、できる限り最後に剥がす方が良い。
接着剤(7)は、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エチ
レンビニルアセテート樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル
・酢酸ビニル共重合樹脂及びこれらに硬化剤又は架橋剤
を添加して耐水性あるいは耐熱性を向上させた物が使用
できる。
<作用> 裏打シート層と木目柄を施したプラスチックフィルム
(以下印刷シート層と称す)を密着させておくと、印刷
シートの腰が強くなる為、30μ以下の薄い印刷シート層
でも、シワなく木質基材にラミネートすることができる
ので、従来は、厚いフィルムをラミネートした化粧板の
場合、局部的な加熱加圧を受けるとフクレが発生した
が、本発明の方法によれば、薄いフィルムの化粧板を得
ることが可能となり、塗装材と同様に加圧部分がへこむ
ことはあってもフィルムが剥離してフクレが出るような
ことがなくなった。又、裏打シート層と印刷シート層の
密着力をコントロールすることによりVカット加工も可
能な化粧板となった。又プラスチックフィルムにより必
要な表面物性が確保されるので、アフター塗装をする必
要もなくなった。
<実施例1> 坪量30g/m2の表面の平滑な紙とマット剤を混合して表面
の光沢を7分ツヤ消に調整した厚さ12μのポリエステル
フィルムを厚さ15μのポリエチレン樹脂のエクストルー
ダーラミネートによって貼り合わせ、複合シートを作製
した。次にポリエステルフィルム面にコロナ処理を施し
た後ポリエステル樹脂をバインダーとするインキで木目
柄を印刷し、さらにその上からウレタンエラストマー樹
脂を接着ニスとして10g/m2(ウェット)塗布して化粧シ
ートを作製した。次にウレタン樹脂のプレポリマーを含
む変性ビニルタイプのエマルジョン系接着剤にエポキシ
系樹脂架橋剤を7部添加した物を用いて、化粧シートの
接着ニス面とラワン合板表面を接着した。
接着剤が硬化した後、裏打シート層を剥して化粧板を得
た。
<実施例2> 実施例1のエクストルーダー加工を施す時にオレフィン
系樹脂への加熱条件を操作することにより、剥離強度30
g/25mm〜500g/25mmに調整し、化粧シートを木質基材に
ラミネートした後で、化粧シートを積層していない方の
面からVカット加工を施し、Vカット部分に接着剤を施
して合板を折り曲げ、接着剤が硬化した後に裏打シート
層を除去してVカット加工製品を得た。
<発明の効果> (1)薄いフィルムをトップ樹脂層とすることができた
為、局部的加熱加圧をしても、フィルムが剥離して、フ
クレが発生するようなことがなくなった。
(2)アフターコートを必要としなくなった為、従来の転
写タイプの化粧板と比べて工程の省略が可能となった。
(3)裏打シート層と印刷シート層の密着により、木質基
材へのラミネートの際にチリメン状のシワを発生させる
ことなくラミネートできるようになった。
(4)裏打シート層に薄紙とオレフィン系樹脂を使用した
為、粘着加工したフィルムを用いた場合よりコストが安
価になった。
(5)裏打シート層が保護フィルムの役目を果たす。
(6)木質材の照りを活したリアル感のある化粧板になっ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法を説明するものであり、第1図は、
化粧シートの構成を示す断面図、第2図は木質基材表面
に化粧シートをラミネートし、裏打シート層を剥した場
合の断面図である。 1……紙、2……オレフィン系樹脂 3……プラスチックフィルム 4……木目柄、5……接着ニス層 6……化粧シート、7……接着剤 8……木質基材、9……コロナ処理面 10……複合シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】20〜70g/m2の表面の平滑な紙の表面に5〜
    30μのプラスチックフィルムを10〜30μのオレフィン系
    樹脂でエクストルーダーラミネートした複合シートのプ
    ラスチックフィルム面に透明インキで木目柄を印刷し、
    更にその上に接着ニス層を施して成る化粧シートを、木
    質基材表面に透明性を有する接着剤を介してその印刷面
    を木質基材に向けて接着し、その後にオレフィン系樹脂
    とプラスチックフィルムの界面から剥すことを特徴とす
    る化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】上記複合シートに於て、プラスチックフィ
    ルムとしてポリエステルフィルムを用いたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の化粧板の製造方法。
  3. 【請求項3】上記複合シートに於て、プラスチックフィ
    ルムとしてウレタンフィルムを用いたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】上記複合シートに於て、プラスチックフィ
    ルムとしてアクリルフィルムを用いたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の化粧板の製造方法。
  5. 【請求項5】オレフィン系樹脂とプラスチックフィルム
    の界面での剥離強度が30g/25mm〜500g/25mmになるよう
    にエクストルーダーラミネートしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の化粧板の製造方法。
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JPH01120327A JPH01120327A (ja) 1989-05-12
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