JPS6051469B2 - 6−メチル−4−ピリドン−3−カルボン酸類の製造法 - Google Patents

6−メチル−4−ピリドン−3−カルボン酸類の製造法

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JPS6051469B2
JPS6051469B2 JP6614678A JP6614678A JPS6051469B2 JP S6051469 B2 JPS6051469 B2 JP S6051469B2 JP 6614678 A JP6614678 A JP 6614678A JP 6614678 A JP6614678 A JP 6614678A JP S6051469 B2 JPS6051469 B2 JP S6051469B2
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pyridone
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dimethylamine
compound
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徹朗 宮崎
豊 竹内
紀彦 丹野
久雄 戸引
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は6−メチルー4−ピリドンー3−カルボン酸類
の新規な製造法に関するものである。
さらに詳しく述べれば一般式!ICHNHR 1(’1■−’ /’[゛〜、一ゝ (式中Rはアリール基、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基、複素環基、芳香族アルキル基を表わす)で
示される3−アミノメチレンー6−メチルー4−オキソ
ー 3 ・ 4−ジヒドロー2−ピロン類をジメチルア
ミンで処理し、6−メチルー4−ピリドンー3−カルボ
ン酸類を製造する方法に関するものである。
本発明によつて得られるピリドン類は重要な医薬の中間
体であり、特にペニシリン、セフアロスポリン誘導体の
中間体として近年重要性を増しているものである。
本発明で得られる化合物の製法に関する文献としてJ、
Org、Chem、、vol37、No、8、1145
(1972)があるが、その中には4ーヒドロキシー6
−メチルニコチン酸、1・6−ジメチルー4−ピリドン
ー3−カルボン酸、1−ブチルー6−メチルー4−ピリ
ドンー3−カルボン酸の合成法が記載されている。その
方法は4−ヒドロキシー6−メチルー2−ピロン(化合
物〔1〕と略す)とN●N−ジメチルホルムアミドージ
メチルアセタール(化合物〔2〕と略す)とを反応させ
3−ジメチルアミノメチレンー6−メチルー4−オキソ
ー3・4−ジヒドロー2−ピロン(化合物〔3〕と略す
)を得た後、化合物〔3〕とアンモニアあるいはメチル
アミンやブチルアミン等の1級アミンと反応させ目的物
を得るものである。この方法は緩和な条件の反応であり
良い方法であるが使用原料の化合物〔2〕は製造時の分
離精製が困難で純粋なものを得る事がむつかしくさらに
購入しようにも非常に高価で容易に手に入らないという
製造上の大きな欠点を有している。
但し化合物〔3〕の合成に関しては、MOnatShe
ftefur′゜Chemie..耶963(1975
)に記載がある。
その方法は化合物〔1]とアニリンとオルトギ酸エチル
とを反応させ3−アニリノメチレンー6−メチルー4−
オキソー3◆4−ジヒドロー2−ピロンを得、次いで炭
酸カリ水溶液でホルミル化させ4−ヒドロキシー6−メ
チルー2−ピロンー3−カルボアルデヒドを得、さらに
、これにジメチルアミンと反応させ化合物〔3〕を*8
得るものである。こうして得られた化合物〔3〕を用い
て前記の方法を行えば目的物が得られるわけであるが、
この方法は原料が安価であるというメリットを有してい
るが工程が長く工業的とは言い難い。本発明者らは、目
的物である6−メチルー4−ピリドンー3−カルボン酸
類を安価にできるだけ容易に製造するべく鋭意検討を行
つている間に興味ある事を見いだした。
すなわち本発明者らは前)記の如く容易に合成される3
−アニリノメチレンー6−メチルー4−オキソー3・4
−ジヒドロー2−ピロンを原料として種々検討していた
わけであるが、この化合物にジメチルアミンを作用させ
ると容易に1−フェニルー6−メチルー4−ピリドンー
3−カルボン酸になる事を見いだし、さらにこの反応が
同じ構造を有する他の化合物にも応用される事を確認し
本発明を完成した。しかも驚くべき事にジエチルアミン
、トリエチルアミン、モルホリン、N−メチルモルホリ
ン、苛性ソー゛ダ、テトラメチルグアニジン、ソジウム
メトキサイド等を作用させても目的物は得られなかつた
。この反応を図式化すると以下の如くになる。図式中の
Rは水素原子、あるいはフェニル、ハロゲン化フェニル
、アルコキシフェニル、ニトロ.化フェニル、アルキル
化フェニル、ナフチル、アンスラニル等のアリール基、
あるいはジクロヘキシルに代表されるシクロアルキル基
あるいはピリジル、メチルピリジル等の置換ピリジル基
、トリアゾリル、テトラゾリル、キナルジル基、ピリミ
ジル基、キノリル基等に代表される複素環基、あるいは
フェネチルに代表される芳香族アルキル(Aralky
り基あるいはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル、ヘキシルに代表されるアルキル基を示す。このう
ちアリール基をもつ原料・ピロン類はMOnatshe
ftefLlr′゜Chemie.s瑯、963(19
75)に記載の方法で容易に合成される。また、このア
リール基をもつ化合物と種々の1級アミンとを反応させ
ると容易にアミノ基が交換され1級アミンに対応するそ
の他の置換基をもつピロン類が合成される。上記の理由
で合成困難なピロン類を得ようとする時は直接合成する
よりも容易にしかも安価に合成される3−アニリノメチ
レンー6−メチルー4−オキソー3●4−ジヒドロー2
−ピロンを合成した後、対応する1級アミンと反応させ
所期のピロン類を合成する方が良い。
また反応は一般に知られた有機溶媒すなわち水、アセト
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、エーテル
、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジオ
キサン等の極性溶媒、あるいはベンゼン、キシレン、ト
ルエン等のような無極性溶媒あるいはそれらの混合溶媒
中で行う事ができるがジメチルアミンは一般的に水溶液
として容易に手に入れることができる為、水中あるいは
水と上記の溶媒の混合系で行う事が好ましくまた経済的
である。
反応温度は−30℃〜200℃まで可能であるが0〜5
0℃が好しくまた工業的に有利である。また反応で用い
るジメチルアミンの量はピロン類に対し0.01モル倍
以上好しくは1〜5モル倍であり、反応終了後にPHを
酸性にすると目的のピリゾン類が析出する。
反応は速かに進行しジメチルアミンを添加すると原料結
晶が溶解する。この時点で反応はほぼ終了し後は時間を
延長してもほとんど収率は変化しない。なお、前記Rで
示される基が水素原子である場合には、本発明方法て得
られる生成物は次式で示されるように、ケト型およびエ
ノール型の互−変異性として存在し得る。
したがつて、本発明はかかるエノール型異性体すなわち
4−ヒドロキシー6−メチルニコチン酸が生成物である
方法をも包含するものである。次に実施例によつて本発
明をさらに詳細に説明するが条件は実施例に限定される
ものではない。
実施例11−フェニルー6−メチルー4−ピリドンー3
−カルボン酸の合成3−アニリノメチレンー6−メチル
ー4−オキソー3・4−ジヒドロー2−ピロンの22.
9y(0.1モル)を水100m1に懸濁させジメチル
アミン水(50Wt%)の18gを添加した。
温度を40〜45゜Cに保つと反応液は均一に溶解した
。2時間同温下に攪拌し終了後減圧でジメチルアミンを
除去した。
硫酸てPHを4に調節し水冷すると結晶が析出した。枦
取し水20m1′8沖洗浄後120がCで乾燥すると目
的物を13.9y得た。収率60.7%M.P.2lr
cl.R.l7lOcln−11640c!n−1NM
R(60MHzd6−DMSO) δ2.2PPM(
31−[)6.9PPM(1H)7.6PPM(5H)
8.4PPM(1H)実施例2 4−ヒドロキシー6−メチルーニコチン酸の合成J.O
rg.Chem.、VOl37、NO.8ll45(1
972)に記載の方法に従つて3−アミノメチレンー6
−メチルー4−オキソー3・4−ジヒドロー2−ピロン
を合成した。
その15.3y(0.1モル)を水100m1に懸濁さ
せジメチルアミン水(50Wt%)の9yを添加し40
〜50℃に2時間保つた。
終了後減圧でジメチルアミンを除去し濃塩酸でPHを2
とした。氷冷し析出した結晶を沖取し水20m1で洗浄
後120℃て乾燥した。6.9yの目的物を得た。
収率45%この化合物は標品とIRNMR融点が一致し
た。
実施例31・6−ジメチルー4−ピリドンー3−カルボ
ン酸の合成3−アニリノメチレンー6−メチルー4−オ
キソー3・4−ジヒドロー2−ピロンの22.9yを旬
憇%のメチルアミン水溶液の80y中に添加攪拌した。
結晶形がすぐ変化したがさらに3紛常温で攪拌した。氷
冷後淵取しP2O,上減圧乾燥し10.85fの3−メ
チルアミノメチレンー6−メチルー4−オキソー3・4
−ジヒドロー2−ピロンを得た。収率65%この化合物
はMOrlatsheftefur′゜Chemie,
.川も963(1975)に記載の方法に従つて合成し
た標品と1.R.NMR融点が一致した。
上記の如く得られた3−メチルアミノメチレン−6−メ
チルー4−オキソー3・4−ジヒドロー2−ピロンの1
0yを水50mtに添加しジメチルアミン水(50Wt
%)を9y添加した。
40〜50℃で2時間反応させ減圧でジメチルアミンを
除去後硫酸でPH3とした。
氷冷し析出した結晶を淵取、水10)mlで洗浄後12
0℃で乾燥した。5.0yの目的物を得た。
収率50%、この化合物は標品と1.R.NMRが一致
した。実施例4 1−シクロヘキシルー6−メチルー4−ピリドンー3−
カルボン酸の合成3−アニリノメチレンー6−メチルー
4−オキソー3・4−ジヒドロー2−ピロンの22.9
yを水100m1に懸濁させ、シクロヘキシルアミン4
9yを添加し常温で3紛攪拌後氷冷した。
結晶を淵取しP2O.上減圧乾燥した。3−シクロヘキ
シルアミノメチレンー6−メチルー4−オキソー3・4
−ジヒドロー2−ピロンの16.1yを得た。
収率70%1.R.1710cTn−11660cm−
1NMR(60MHzd6−DMSO) δ2.2P
PM(3H)1.1〜2.1PPM(10H)8.4P
PM(1H) 上記の如く得られたものの内9.4yを水80yに添加
懸濁させジメチルアミン水(50Wt%)を10y添加
し40〜50℃に2時間保つた。
減圧でジメチルアミンを除き硫酸でPHを3に調節し氷
冷した。析出した結晶を沖取し水10m1で洗浄後12
0゜Cで乾燥した。目的物を6.6y得た。収率70%
1.R.1720cm−11650cm−1NMR(6
0MHzCF3C00H)D6−DMSOではCH3−
が生成物のCH3と重なるδ2.9PPM(3H)1.
1〜2.5PPM(10H)9.2PPM(1H)実施
例5 1−フェネチルー6−メチルー4−ピリドンー3−カル
ボン酸の合成3−アニリノメチレンー6−メチルー4−
オキソー3・4−ジヒドロー2−ピロンの22.9yを
水200m1に懸濁させ常温でフェネチルアミン36.
3yを添加し30分攪拌した。
氷冷し結晶を戸取しP2O,上減圧乾燥した。3−フェ
ネチルアミノメチレンー6−メチルー4−オキソー3・
4−ジヒドロー2−ピロンを22.8f得た。
収率89%1.R.17亀111670C77!−11
師h−1NMR(60MHzd6−DMSO) δ2
.2PPM(3F[)3.0PPM(211)3.9P
PM(2H)5.8PPM(1H)7.3PPM(5H
)8.3PPM(1H)上記の如く得られたものの内1
3.0yを水150m1に懸濁させ、ジメチルアミン水
(50Wt%)の9yを添加し40〜50℃に2時間攪
拌したが完溶しなjかつたのでさらにジメチルアミン水
を36y追加し溶解させさらに1時間反応させた。終了
後ジメチルアミンを減圧で除去し硫酸でPHを3に調節
した。氷冷し析出した結晶を枦取、水洗し120℃で乾
燥した。目的物の1−フェネチルー6−メチルー4−ピ
リドンー3−カルボン酸の10.8yを得た。収率83
%1.R.1710c77!−11640cm−1NM
R(60MHzd6−DMSO) δ2.4PPM(
3H)3.0PPM(州)4.3PPM(州)6.6P
PM(1H)7.2PPM(511)8.4PPM(1
H)実施例6その他のピリゾン類の合成 MOnatshefefur′Chemle.sy啄9
63(1975)に記載の方法に従つて 直 ゛『
一( ))を合成した。
これらの化合物を用い実施例1と同じ操作を行い下記の
結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rはアリール基、水素原子、アルキル基、シクロ
    アルキル基、複素環基、芳香族アルキル基を表わす)で
    示される化合物をジメチルアミンで処理する事を特徴と
    する一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは前述に同じ) で示される化合物を製造する方法。 2 Rで示される基が水素原子である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 Rで示される基がフェニル、ハロゲン化フェニル、
    アルコキシフェニル、ニトロ化フェニル、アルキル化フ
    ェニル、アルキル、シクロアルキル、ピリジルまたはフ
    ェネチル基である特許請求の範囲第1項記載の方法。
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