JPS6051110B2 - 電子写真複写機の加熱定着装置 - Google Patents

電子写真複写機の加熱定着装置

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JPS6051110B2
JPS6051110B2 JP54075886A JP7588679A JPS6051110B2 JP S6051110 B2 JPS6051110 B2 JP S6051110B2 JP 54075886 A JP54075886 A JP 54075886A JP 7588679 A JP7588679 A JP 7588679A JP S6051110 B2 JPS6051110 B2 JP S6051110B2
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JP
Japan
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fixing
temperature
drive means
fixing roller
speed
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JP54075886A
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稔 本村
潔 柴田
俊夫 渡辺
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB08224957A priority patent/GB2103152B/en
Priority to US06/158,381 priority patent/US4316719A/en
Priority to FR8013190A priority patent/FR2459502A1/fr
Priority to DE3022311A priority patent/DE3022311C2/de
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Priority to US06/298,771 priority patent/US4362502A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真複写機において複写紙上のトナー像
を定着ローラに導いて加熱定着するようにした加熱定着
装置に関する。
或る先行技術では、静電写真複写機の電源の投−入によ
つて、定着ローラが定着に適した比較的大きな速度で回
転駆動される。
このような先行技術では、電源投入前においては、前回
の複写動作によつて定着ローラ上にトナーが残留付着し
た凝固しており、このトナーによつて一対の定着ローラ
.が相互に接着している。電源投入と同時に定着ローラ
が回転することによつて、定着ローラがトナーの軟化温
度または溶融温度に達する前に定着ローラが駆動される
ことになる。そのため定着ローラに付着して凝固してい
るトナーによつて、ロー!ラが損傷する。定着ローラ上
のトナーを除去しかつ定着ローラへの複写紙の巻付きを
防止するために、定着ローラの表面に摺接する剥がし板
が設けられた加熱定着装置があるけれども、この場合に
は、定着ローラ表面と、剥がし板とにわたつて付ク着凝
固しているトナーが軟化溶融するに至るまでに、定着ロ
ーラが回転駆動されるので、剥がし板が定着ローラと共
に回動して、剥がし板と定着ローラ表面との角度が適正
な角度からずれてしまい、また剥がし板や定着ローラが
損傷することになる。また、定着ローラ表面上の凝固し
ているトナーが剥がし板にわたつて付着している場合、
定着ローラが回転し始めるときに異常音が発生し、また
定着ローラの回転中においても定着ローラ表面上のトナ
ーが剥がし板に当つて異常音が発生する。定着ローラは
定着に適した比較的高速度の回転であるので、騒音が大
きい。他の先行技術では、電子写真複写機の電源投入)
後、定着ローラの表面が定着に適した温度に達して初め
て、定着ローラが定着に適した比較的大きい速度で回転
駆動される。
このような先行技術では、定着ローラが、一旦、定着に
適した温度にまで加熱されると、それ以後は定着ローラ
は常に定・着に適した比較的大きい速度で回転され続け
るので、定着ローラが損傷し、また騒音が大きい。しか
も、定着ローラが定着に適した温度に達して回転駆動を
始めた直後に定着を行なう場合には、定着ローラ表面の
温度むらが定着ローラの回転によ・つて充分に無くなつ
ていないので、良好な定着状態を複写紙全面にわたつて
得ることができず、定着品質のむらを生じるおそれがあ
る。さらに、定着ローラは定着に適した温度に達するま
て静止しているので、定着ローラ相互の圧接力によつて
定着ローラが変形する。本発明の主な目的は、定着ロー
ラに付着したトナーに起因する損傷を防ぎ、かつ良好な
定着性能を得るようにした電子写真複写機の加熱定着装
置を提供することである。
第1図は本発明の一実施例の簡略化した側面図であり、
第2図はその一部の斜視図である。
加熱定着装置1は電子写真複写機の機体から側方(第1
図の紙面表側)に引出すことができる。第3図は定着ロ
ーラ3,4の軸線を含む切断図で切断して展関した断面
図である。
加熱定着装置1の枠体2には、水平軸線を有する互いに
平行な一対の定着ローラ3,4が設けられる。定着ロー
ラ3は加熱定着装置1の枠体2に回転自在に枢支される
。この定着ローラ3内には、ヒータ5が内挿される。他
方の定着ローラ4は、レバー6に枢支される。レバー6
の一端部は、ピン8によつて枠体2に枢支され、このレ
バー6の他端部は、ばね9によつて定着ローラ4が定着
ローラ3に圧接するようにばね付勢される。複写紙の搬
送経路は、第1図において参照符10で示される。
複写紙は矢符11方向に一対の定着ローラ3,4に導か
れる。この定着ローラ3,4間に導かれる複写紙上には
、原稿に対応したトナー像が形成されている。定着ロー
ラ3の下流側.には、定着ローラ3に付着したトナーを
除去しかつ定着ローラ3に巻付いた複写紙を剥離するた
めの剥がし板12が設けられる。定着ローラ3の一端部
には、スプロケットホィール14が固着される。枠体2
には、定着ローラ3,4と平行に枢支された回転軸15
が枢支され、この回転軸15にはスプロケットホィール
16が固着される。スプロケットホィール14,16に
はチエン17が巻掛けられる。このチエン17に関連し
て、そのチエン17に張力を与えるためのスプロケット
ホィール18が設けられる。電子写真複写機の機体には
、軸受19によつて回転軸20が回転自在に枢支され、
この回転軸20と一体的にスプロケットホィール21が
設けられる。
回転軸20には、一方向クラッチ22を介してスプロケ
ットホィール23が嵌挿される。このスプロケットホィ
ール23には、チエン24が巻掛けられる。このチエン
24は、モータを含む主駆動手段25によつて駆動され
る。一方向クラッチ22は、チエン24から回転軸20
に、矢符26方向の回転力を伝達する。このチエン24
の走行方向26は、定着ローラ3の回転方向27に対応
し、これによつて複写紙が矢符11方向に搬送される。
回転軸15,20の間には一方向クラッチ30が介在さ
れ、この一方向クラッチ30は、回転方向28に回転す
る回転軸20から回転軸15に回転力を伝達する。
回転軸15は、加熱定着装置1が機体から引出されると
きに一方向クラッチ30との嵌合を脱し、加熱定着装置
1が機体に装着されるときに軸15が一方向クラッチ3
0に嵌合する。機体には、スプロケットホィール33が
枢支される。このスプロケットホィール33とスプロケ
ットホィール21との間には、チエン34が巻掛けられ
る。
スプロケットホィール33と一体的な歯車32は、低速
駆動手段35の出力軸36に遊嵌された歯車37に噛合
う。歯車37と低速駆動手段35との間には、電磁クラ
ッチ38が設けられる。低速駆動手段35は、モータ3
9と、このモータ39に連結された減速歯車列40とか
ら成る。第4図は、本発明の一実施例の電気回路図てあ
る。定着ローラ3に内蔵されたヒータ5は電源42と温
度制御回路43とに接続される。定着ローラ3の表面に
は、サーミスタなどの温度検出素子44が接触され、定
着ローラ3の表面温度が検出される。温度制御回路43
は、温度検出素子44からの出力に応答して、ヒータ5
による定着ローラ3の表面温度が定着に適した温度(た
とえば1800C)に一定に保たれるように、ヒータ5
の付勢電力を制御する。温度制御回路43の一方の出力
ライン11は、温度検出素子44によつて検出される定
着ローラ3の表面温度が設定温度(たとえば100℃)
未満においてローレベルであり、100℃以上において
ハイレベルである。温度制御回路43の他方の出力ライ
ン12は、温度検出素子44によつて検出される定着ロ
ーラ3の表面温度が180℃未満においてローレベルで
あり、180℃以上においてハイレベルである。前述の
如くたとえば100℃である設定温度は、少なくとも常
温で凝固しているトナーが加熱されることによつて軟化
する温度以上であつて、かつ定着に適した温度(たとえ
ば前述のとおり180℃)未満であつて、その定着に適
した温度にまで昇温する期間中、定着ローラ3,4が後
述のように低速回転することによつて定着ローラ3,4
の表面の温度むらが無くなるような温度範囲内におJい
て、定められる。
したがつて定着ローラ3の表面温度が設定温度に達した
後から、その設定温度よりも高い定着に適した温度(た
とえば前述のとおり180℃)に達するまでの期間中に
おいて、定着ローラ3,4が低速回転駆動されるので、
定着7ローラ3,4の表面温度の分布が周方向に均一と
なつて温度むらが無くなり、これによつて、定着ローラ
3の表面温度が定着に適した温度に達した直後において
定着動作を行なつても、良好な定着性能を達成すること
ができるようになる。フ 第1表は、第1図〜第4図の実施例における定着ローラ
3の表面温度の変化に従う主駆動手段25、低速駆動手
段35および電磁クラッチ38の動作状態を示す。
主駆動手段25および低速駆動手段35のRONJは能
動化された状態を示し、ROFFJは不能動化された状
態を示す。電磁クラッチ38のRONJは接続状態を示
し、ROFFJは遮断状態を示す。次に、動作を説明す
る。
電子写真複写機の電源を投入すると、温度制御回路43
はヒータ5を電力付勢する。定着ローラ3の表面温度が
、室温から設定温度としての100℃未満の温度にある
期間中には、出力ライン11はローレベルであり、した
がつてANDゲート45の出力はローレベルであり、し
たがつて駆動回路46は不能動化され、電磁クラッチ3
8は消磁され遮断している。また温度制御回路43の出
力ライン12はローレベルであり、したがつてANDゲ
ート47の出力はローレベルであり、したがつて駆動回
路48が不能動化され、主駆動手段25は不能動化され
ている。このようにして定着ローラ3,4は静止してい
る。定着ローラ3の表面温度が100℃以上になる.と
、温度検出素子44からの出力に応答して、温度制御回
路43は、その出力ライン11にハイレベル信号を導出
する。
一方、出力ライン12はローレベルのままであり、した
がつてANDゲート47の出力はローレベルであり、こ
のANDゲー″ト47の出力は反転回路49によつて反
転される。そのため、直列抵抗50と並列コンデンサ5
1とから成る遅延回路52からANDゲート45への入
力信号は、ハイレベルのままである。したがつてAND
ゲート45の出力はハイレベルとなり、これによつて駆
動回路46が能動化され、電磁クラッチ38が励磁され
る。このため電磁クラッチ38は接続状態となる。第3
図を参照して、低速駆動手段35からの回転力は、出力
軸36から電磁クラッチ38、歯車37,32、スプロ
ケットホィール33、チエン3牡スプロケットホィール
21、回転軸20、一方向クラッチ30、回転軸15、
スプロケットホィール16、チエン17およびスプロケ
ットホィール14にこの順序で伝達され、定着ローラ3
が矢符27の方向に回転駆動される。この低速駆動手段
35による定着ローラ3の回転速度は、定着に適して速
度よりも低速度である。一 ヒータ5がさらに電力付勢
されて定着ローラ3が定着に適した温度(すなわち前述
のようにたとえば180℃)に達すると、温度制御回路
43はその定着温度を維持するようにヒータ5を電力付
勢制御する。
したがつて定着ローラ3の表面温度は)常に180℃に
保たれる。定着ローラ3の表面が180℃に維持されて
いるとき、複写動作を行なう時を想定する。この時には
、複写を行なうためプリントボタン53を押圧操作する
。このためフリップフロップ54がセットされ、そのハ
イレベルであるセット出力がANDゲート47に与えら
れる。温度制御回路43からの出力ライン12は、定着
ローラ3の表面温度が180℃であるので、ハイレベル
である。したがつてANDゲート47の出力はハイレベ
ルとなり、そのため駆動回路48が能動化され、主駆動
手段25が能動化される。この主駆動手段25からの動
力は、チエン24からスプロケットホィール23、一方
向クラッチ22、回転軸20、一方向クラッチ30、回
転軸15、スプロケットホィール16、チエン17、お
よびスプロケットホィール14を経て、定着ローラ3に
伝達される。こうして定着ローラ3は定着に適した比較
的高速度で回転駆動される。この回転軸20からの回転
力はまた、スプロケットホィール21、チエン34、ス
プロケットホィール33、歯車32,37に伝達される
このとき、電磁クラッチ38は遮断状態にある。この動
作を述べると、第4図において、プリントボタン53を
押圧することによつて、ANDゲート47の出力はロー
レベルからハイレベルに立上がり、ハイレベルとなる。
ANDゲート47からの立上がり出力は、反転回路49
に与えられ、反転回路49からの出力はハイレベルから
ローレベルへの立下がり信号となる。この立下がり信号
は、遅延回路52に並列に設けられているダイオード5
5の順方向電流となる。したがつて、立下がり波形とそ
れに続くローレベルの信号は、反転回路49からダイオ
ード55を経てANDゲート45に与えられる。換言す
ると、反転回路49からのローレベル信号は、遅延回路
52の動作に無関係に、ANDゲート45に与えられる
。したがつてANDゲート45は、プリントボタン53
の押圧によつて、直ちにローレベルとなり、したがつて
駆動回路46が不能動化され、電磁クラッチ38が遮断
状態となる。複写動作中において、トナー像が形成され
た複写紙は定着ローラ3,4に導かれ、ここで加熱定着
され、電子写真複写機の機体外に排出される。
複写が完了した複写紙の機体外への排出は複写終了信号
発生手段56によつて検出され、複写終了信号発生手段
56は、ハイレベルのパルス状の複写終了信号を導出す
る。そのためフリップフロップ54はリセットされ、応
じてフリップフロップ54からのANDゲート47への
出力はローレベルとなる。これによつて駆動回路48お
よび主駆動手段25は不能動化される。ANDゲート4
7からのローレベル出力は、反転回路49に与えられる
。複写終了信号発生手段56からの出力に起因した.A
NDゲート47からのハイレベルからローレベルへの立
下がり出力を受信する反転回路49は、ローレベルから
ハイレベルへの立上がり信号を導出する。この立上がり
信号はダイオード55の逆方向電流である。したがつて
反転回路49からの出力が立上がつた後、遅延回路52
による遅延時間匡1経過してから、ANDゲート45に
は遅延回路52からハイレベル信号が与えられる。しか
るにANDゲート45に与えられる出力ライン11はハ
イレベルである。したがつてANDゲート45の出力は
ハイレベルとなり、電磁クラッチ38は駆動回路46に
よつて励磁されて接続状態となる。このようにして主駆
動手段25が停止した後、遅延回路52によつて定めら
れた遅延時間T1の経過後に電磁クラッチ38が接続状
態となる。これによつて低速駆動手段35からの動力が
定着ローラ3に伝達されて、定着ローラ3が低速駆動さ
れる。遅延時間T1を設定した理由は次の通りである。
主駆動手段25が不能動化された直後においては、チエ
ン24は慣性によつて走行しており、スプロケットホィ
ール23は慣性によつて回転している。もしも、主駆動
手段25が不能動化されると同時に、電磁クラッチ38
が遮断状態から接続状態となると仮定すれば、主駆動手
段25による比較的高速度の大きな回転力が、比較的低
速度で回転している出力軸36に伝達される。出力軸3
6に伝達される回転力の方向は、低速駆動手段35の回
転方向に一致している。この出力軸36をモータ39に
よる回転速度よりも大きい速度で回転するためには、減
速歯車列40が出力軸36とモータ39との間に介在す
ること、およびモータ39が比較的大容量であることに
よつて、大きな回転力が必要である。換言すると、主駆
動手段25が不能動化されると同時に電磁クラッチ38
が接続状態になるとすれば、主駆動手段25からモーク
39までの動力伝達経路に大きな負荷がかかることにな
る。そこで遅延時間T1を設定することによつて、主駆
動手段25が不能動化された後、その慣性による回転が
衰えた状態になつた時、初めて、電磁クラッチ38を接
続状態とし、これによつて主駆動手段25からモータ3
9までの動力伝達経路に過大な負荷がかかることを防ぐ
。本発明の他の実施例として、モータ39は電磁クラッ
チ38の遮断時において不能動化されてもよい。
第5図は本発明の他の実施例の第3図に対応した展開断
面図である。
この実施例で注目すべきjは、前述の電磁クラッチ38
が除去され、低速駆動手段35の出力軸36と歯車37
との間に、一方向クラッチ57が設けられる。またこの
実施例では、第4図の電気回路において、電磁クラッチ
38の代りに、低速駆動手段35のモータ39がフ接続
され、遅延回路52およびダイオード55を省略した反
転回路49の出力をANDゲート45に直接に与える。
その他の構造は前述の実施例と同様であり、この動作は
第2表に示す通りである。なお、この実施例において、
定着ローラ3の表面温度が180℃に維持されていると
きであつて、複写動作時においてはモータ39は電力付
勢されてもよい。本発明の考え方に従えば、主駆動手段
25は、複写動作時における定着動作中のみ能動化され
ればよい。
減速歯車列40は、電磁クラッチ38から、または一方
向クラッチ57から、スプロケットホィール21までの
間に介在されてもよい。以上のように本発明によれば、
トナーが少なくとも軟化するまでは定着ローラは静止さ
れているので、定着ローラに付着して凝固しているトナ
ーの接着力によつて定着ローラ相互に無理なりが作用す
ることがなく、また定着ローラに関連して複写紙を剥離
するための剥がし板などが損傷する虞れがなくなる。し
たがつて定着ローラなどの損傷が防がれ、また異常音が
発生することが防がれる。また定着ローラの表面温度が
設定温度から定着に適した温度になるまでの間、および
定着に適した温度になつた後の定着動作以外では、定着
に適した速度未満の低速度で回転駆動されるので、定着
ローラの表面に温度むらが生じることがなくなり、複写
紙全面にわたつて高品質の定着が達成されるとともに、
定着ローラの変形が防がれ、しかも定着に適した比較的
高速度の回転に起因する”大きな騒音の発生が抑えられ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図は第1図示
の一部の簡略化した分解斜視図、第3図は定着ローラ3
,4の軸線を含む平面で切断した展開断面図、第4図は
主駆動手段25および電磁クラッチ38に関連する電気
回路図、第5図は本発明の他の実施例の展開断面図であ
る。 1・・・・・・加熱定着装置、3,4・・・・・・定着
ローラ、5・・・・・・ヒータ、12・・・・・・剥が
し板、22,30,57・・・・・・一方向クラッチ、
25・・・・・・主駆動手段、35・・・・・・低速駆
動手段、38・・・・・・電磁クラッチ、39・・・・
・・モータ、40・・・・・・減速歯車列、44・・温
度検出素子、52・・・・・・遅延回路、53・・・・
・・プリントボタン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面にトナー像を有する複写紙を、定着に適した温
    度を有する定着ローラに導いて、定着する電子写真複写
    機の加熱定着装置において、定着ローラの表面温度を検
    出する温度検出素子を設け、前記温度検出素子からの出
    力に応答して、定着ローラの表面温度が、(a)トナー
    の少なくとも軟化温度以上かつ定着に適した温度未満で
    あつてその定着に適した温度に昇温するまでに温度むら
    が無くなる温度範囲内での予め設定された温度未満であ
    るとき、前記定着ローラを静止したままとし、(b)前
    記設定温度から定着に適した温度までの温度範囲である
    とき、定着ローラを定着に適した速度未満の低速度で回
    転駆動し、(c)定着に適した温度であるとき、定着ロ
    ーラを定着時には定着に適した速度で駆動し、定着時以
    外には定着に適した速度未満の低速度で駆動することを
    特徴とする電子写真複写機の加熱定着装置。 2 定着ローラを定着に適した速度で駆動するための主
    駆動手段と、前記主駆動手段と定着ローラとの間に介在
    され、主駆動手段から定着ローラへ回転力を伝達する一
    方向クラッチと、定着ローラを定着に適した速度未満の
    低速度で駆動するための低速駆動手段と、低速駆動手段
    と定着ローラとの間に介在された電磁クラッチと、前記
    温度検出素子からの出力に応答して、定着ローラの表面
    温度が、(a)前記設定温度未満であるとき、主駆動手
    段を不能動化し、かつ電磁クラッチを遮断状態とし、(
    b)前記設定温度から定着に適した温度までの温度範囲
    であるとき、主駆動手段を不能動化し、かつ低速駆動手
    段を能動化し、かつ電磁クラッチを接続状態とし、(c
    )定着に適した温度であるとき、定着時には主駆動手段
    を能動化し、かつ電磁クラッチを遮断状態とし、定着時
    以外には主駆動手段を不能動化し、かつ低速駆動手段を
    能動化し、かつ電磁クラッチを接続状態とする制御手段
    とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    電子写真複写機の加熱定着装置。 3 前記低速駆動手段は、 モータと、 そのモータと電磁クラッチとの間または電磁クラッチと
    定着ローラとの間に介在された減速歯車列とを含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の電子写真複写
    機の加熱定着装置。 4 前記制御手段は、能動化されている主駆動手段が不
    能動化された直後から、その主駆動手段による慣性が衰
    えた時間経過後に、前記電磁クラッチを接続状態にする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の電子写真
    複写機の加熱定着装置。 5 定着ローラを定着に適した速度で駆動するための主
    駆動手段と、前記主駆動手段と定着ローラ間に介在され
    、主駆動手段から定着ローラへ回転力を伝達する第1一
    方向クラッチと、定着ローラを定着に適した速度未満の
    低速度で駆動するための低速駆動手段と、低速駆動手段
    と定着ローラとの間に介在され、低速駆動手段から定着
    ローラへ回転動力を伝達する第2一方向クラッチと、前
    記温度検出素子からの出力に応答して、定着ローラの表
    面温度が、(a)前記設定温度未満であるとき、主駆動
    手段および低速駆動手段を不能動化し、(b)前記設定
    温度から定着に適した温度までの温度範囲であるとき、
    主駆動手段を不能動化し、かつ低速駆動手段を能動化し
    、(c)定着に適した温度であるとき、定着時には主駆
    動手段を能動化し、定着時以外には主駆動手段を不能動
    化し、かつ低速駆動手段を能動化する制御手段とを含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子写真
    複写機の加熱定着装置。
JP54075886A 1979-06-15 1979-06-15 電子写真複写機の加熱定着装置 Expired JPS6051110B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54075886A JPS6051110B2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15 電子写真複写機の加熱定着装置
NL8003377A NL191038C (nl) 1979-06-15 1980-06-10 Fixeer- en verwarmingsinrichting voor een elektrostatische kopieerinrichting.
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