JPS6050206B2 - 樹脂性バインダ−およびその製法 - Google Patents

樹脂性バインダ−およびその製法

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JPS6050206B2
JPS6050206B2 JP53069952A JP6995278A JPS6050206B2 JP S6050206 B2 JPS6050206 B2 JP S6050206B2 JP 53069952 A JP53069952 A JP 53069952A JP 6995278 A JP6995278 A JP 6995278A JP S6050206 B2 JPS6050206 B2 JP S6050206B2
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ヴエルネル・テ−オド−ル・ラウデンブツシユ
ペトリユス・ゲラルデユス・コ−イマンス
ゲラルデユス・コルネリス・マリア・シクスロイルス
ジヨセフア・マリア・エリサベト・セ−レン・クリユイツセン
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/14Polycondensates modified by chemical after-treatment
    • C08G59/1433Polycondensates modified by chemical after-treatment with organic low-molecular-weight compounds
    • C08G59/1438Polycondensates modified by chemical after-treatment with organic low-molecular-weight compounds containing oxygen
    • C08G59/145Compounds containing one epoxy group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カソード電着操作により物品を被覆を施すと
きに有利に使用できる新規な第3アミノ基含有樹脂性バ
インダーに関するものである。
本発明はまた該バイングーの製法、にも関する。第3ア
ミノ基含有樹脂性バインダーを用いて電導性物品上にカ
ソード電着操作により被覆を施すことは既に公知である
。一般にこの場合には、塩の形の前記樹脂性バインダー
と架橋剤とを含む水性被覆組成物の中に前記物品を浸漬
し、そして該物品(カソード)とアノードとの間に電流
を通すォ゜のである。これによつて該物品上に該樹脂性
バインダーが電着する。次いで該物品にスト−ピング(
StOving)を行なつて該物品上の該樹脂性バイン
ダーを硬化または架橋させるのである。第3アミノ基を
含む公知樹脂性バインダーの例として、次式(I)で表
示できるものがあげられる。
A,−B、→C,−B,升MA,(I) 上式(I)において、mは0、または1〜6の整数であ
り;各A1は、同一または相異なる第3アミノ基であり
;B1(ここに各B,は同一または相異なるものであつ
てよい)は、次式(■)の基であり;nは0)または1
〜10の整数であり; Rは2価フェノールの炭化水素残基であり;C1(ここ
に各C1は同一または相異なるものであつてよい)は、
グリシジルエーテル基と反応し得るサイト (Site
)を少なくとも2つ有する化合物から導かれた基である
この型の樹脂性バインダーの例には、英国特許第146
1823号明細書に記載のバインダー(ここにC,はジ
アミンまたは第1モノアミンから導かれた基である)が
あげられる。
この公知バインダーの欠点は、裸鋼(Barestee
l)基体(すなわちホスフェート化処理がなされていな
い鋼である素地金属)上に、耐蝕性の低い、粗い、かつ
付着性の劣つた被覆しか形成できないことである。この
ような公知の樹脂性バインダーに不飽和脂肪酸の残基を
導入することも既に提案されており、これはたとえば英
国特許第1307585号明細書に記載されョている。
この公知バインダーは裸鋼基体上に平滑な被覆を形成し
得るものであるけれども、この被覆は耐蝕性が低いとい
う欠点を有する。もしこのようなバインダーが、C6−
C2Oカルボン酸のグリシジルエステルから導かれた少
なくとも1つの基を含むものであるならば、このバイン
ダーを使用した場合には、裸鋼基体上への電着操作を行
なつたときでさえ、形成された被覆は平滑であり、光沢
がよく、かつ耐蝕性が良好であることが此度見出された
したがつて本発明は、次式 A −B +C −B )MA(■) (ここにmは0、または1〜6の整数であり;各Aは同
一または相異なる第3アミノ基であり;B(ここに各B
は同一または相異なるものであつてよい)は次式の基で
あり; nは0、または1〜10の整数であり; Rは2価フェノールの炭化水素残基であり;C(ここに
各Cは同一または相異なるものであつてよい)は、グリ
シジルエーテル基と反応し得る少なくとも2つのサイト
を有する化合物から導かれた基であり;ただし基AsB
..Cのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの基
R1で置換されており、しかして基R1は次式を有する
ものであり; R2はC6−C2Oアルキル基である) を有することを特徴とする樹脂性バインダーに関するも
のである。
基R1は基A,.B..Cのうちの少なくとも1つに直
接結合していてもよく、あるいは中間基を介して間接的
に結合していてもよい。
好ましくは、該中間基はジーまたはトリカルボン酸の残
基である。mは好ましくは1〜3の整数である。nは好
ましくは1〜4の整数である。R2は好ましくは第2ま
たは第3C8−ClOアルキル基である。次に、式(■
)のバインダーのうちの好ましい樹脂性バインダーにつ
いて、該樹脂性バインダーの製法と一緒に、詳細に説明
する。一般に基R1は、次式 (ここにR2はC6−C2Oアルキル基好ましくは第2
または第3C8−ClOアルキル基である)のグリシジ
ルエステルと、第1または第2アミノ基、ヒドロキシル
基または酸性基(たとえばカルボン酸基)との反応によ
り導入できる。
この反応*8はこのバインダーの製造のときに最終段階
として実施でき、すなわち式(1)の樹脂性バインダー
を直接または間接的に式(■)のグリシジルエステルと
反応させることにより製造でき、あるいは、バインダー
の製造のときに使用される原料成分類のうちの少なくと
も1つを式(■)のグリシジルエステルと、前もつて反
応させること(Pre−Reacting)により製造
できる。換言すれば、好ましい樹脂性バインダーは、フ
(a)第2モノアミンと、 (b)2価フェノールのジグリシジルエーテルと、(C
)グリシジルエーテル基と反応し得るサイトを少なくと
も2つ有する化合物と、(d)少なくとも1つのグリシ
ジルエステル7とを1段階またはそれ以上の段階にわた
つて反応させ、しかして各反応体は、反応体(b)のエ
ポキシ当量値が反応体(a)および(c)の反応サイト
の数に実質的に等しくなるような使用量で使用すること
により製造できる。
j 当業者には明らかなように、ここに示した構造式は
、1種々の反応生成物からなる混合物ョの平均構造を示
す式である。
式(■)の樹脂性バインダーを製造するためのもう1つ
の適当な方法(方法1)は、式(1)の樹脂性バインダ
ーを、(4)式(■)のグリシジルエステル、または(
B)環式カルボン酸無水物および式(■)のグリシジル
エステルと反応させることである。
式(■)の樹脂性バインダーは、次式 (ここにnおよびRは既述の意味を有する)のジグリシ
ジルエーテルと、第2モノアミンと、かつ任意的に、1
グリシジルエーテル基と反応し得るサイトを少なくとも
2つ有する化合物ョとを反応させ、しかしてこのとき各
反応体を、該ジグリシジルエーテル基のエポキシ当量値
が他の反応・体の中の反応サイトの数に実質的に等しく
なるような使用量(すなわち理論当量値からのずれが一
般に10%以下であるような使用量)で使用することに
より製造できる。
各反応体の使用量は、次(1)の樹脂性バインダーにお
ける所望m値に左右されて種々変わるであろう。
たとえば、m=0である樹脂性バインダーは、ジグリシ
ジルエーテル約2エポキシ当量を第2モノアミン約2モ
ルと反応させることにより製造できる。m=1である樹
脂性バインダーは、ジグリシジルエーテル約4当量を第
2モノアミン約2モルおよび1グリシジルエーテル基と
反応し得るサイトを少なくとも2つ有する化合物ョ約1
モルと反応させることにより製造できる。m=2である
樹脂性バインダーは、ジグリシジルエーテル約6エポキ
シ当量を、第2モノアミン約2モルおよび7グリシジル
エーテル基と反応し得るサイトを少なくとも2つ有する
化合物ョ約2モルと反応させることにより製造できる。
m=3である樹脂性バインダーは、ジグリシジルエーテ
ル約8エポキシ当量を、第2モノアミン約2モルおよび
1グリシジルエーテル基と反応し得るサイトを少なくと
も2つ有する化合物ョ約3モルと反応させることにより
製造できる。式(■)のジグリシジルエーテルは周知化
合物であつて、これは一般に、分子当りグリシジル基を
平均1個よりも多く有する種々の該化合物の混合物の形
で市販されている。
理論的にいえば、2価フェノールのジグリシジルエーテ
ルは分子当り2個のエポキシ基を有する筈であるが、実
際には、該化合物の末端グリシジル基のうちの若干がそ
の製造時に水和して次式の基になつている場合があり得
る。したがつて、ジグリシジルエーテルの使用量は、そ
のエポキシ当量値を考慮して決定すべきである。
好ましいジグリシジルエーテルは、Rとして次式の基を
有する該エーテルである。上式において各R3は同一ま
たは相異なるものであつてよく、そしてこれはHまたは
C1−C4アルキル基を表わす。
最も好ましいジグリシジルエーテルは、両方のR3基が
メチル基である該エーテルである。nは平均値はO〜4
であることが好まい。適当な第2モノアミンは複素環式
アミンたとえばピペリジン、モルホリン;ジアルキルア
ミンたとえばジ(C1−C6)アルキルアミン(たとえ
ばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン
、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、メチルエチルア
ミン);ジアルカノールアミンたとえばジ(C1−C6
)アルカノールアミン(たとえばジエタノールアミン、
ジプロパノールアミンたとえばジイソプロパノールアミ
ン);N−アルキルーアルカノールアミンたとえばN−
(C1−C6)アルキル(C1−C6)アルカノールア
ミン(たとえばN−メチルーエタノールアミン)。
この第2モノアミンは置換基をもつていてもよく、この
置換基の例にはアルコキシ基、カルボキシル基があげら
れる。式(1)から明らかなように、このような樹脂性
バインダーは、方法1(A)または(B)において反応
させることができる第2ヒドロキシル基を少なくとも2
つ有するものである。しかしながら、第2モノアミンと
してアルカノールアミンを使用するのが一般に好ましい
と考えられる。なぜならば、その結果得られる樹脂性バ
インダーが追加量のヒドロキシル基を有するものであり
、この追加量のヒドロキシル基もまた方法1(A)また
は(B)において反応可能なものであり、したがつて方
法(A)または(B)において一層多くの成分を反応さ
せることが可能になり、それゆえにRRl基の他の若干
の未反応ヒドロキシル基をも有する式(■)の樹脂性バ
インダーョの製造が可能になり、そしてこの若干個の未
反応ヒドロキシル基が存在することは、このバインダー
をカソード電着プロセスに使用するときに有利なことで
.あると考えられるからである。最も好ましい第2モノ
アミンはジエタノールアミンおよびジイソプロパノール
アミンである。グリシジルエーテル基と反応し得るサイ
トを少なくとも2つ有しそしてそれゆえに結合基7(1
1nkinggr0ups)C1またはCを形成し得る
化合物の好ましい例にはポリオール、および5ポリオー
ルとポリカルボン酸無水物とのアダクト、およびポリカ
ルボン酸があげられる。
好ましいものは、反応サイトとして1個またはそれ以上
の第27アミノ基を有するか、または第2アミノ基を少
なくとも2個有するアミンである。このポリオールの例
は次のものがあげられる:アルキレングリコールおよび
ポリオキシアルキレングリコールたとえばへキシレング
リコール、ポリオキシエチレンフグリコール、ポリオキ
シプロピレングリコール;多価フェノールたとえばジフ
エニロールメタン、ジフエニロールプロパン。ポリカル
ボン酸およびその無水物の例には次のものがあげられる
:マレイン酸、コハク酸、ドデセニルコハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフ
タル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、
トリメリト酸およびそれらの無水物。分子当り1個また
はそれ以上の第1アミン基、または少なくとも2個の第
2アミン基を有するアミンの例には次のものがあげられ
る:C2−ClOアルキレン第1ジアミンたとえばエチ
レンジアミン、へキシレンジアミン(1・6−ジアミノ
ヘキサン);ポリ(C2−ClO)アルキレンポリアミ
ンたとえばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、ピペラジン、N−(2−アミノエチル)ピペラジ
ン;ポリエーテル第1ジアミンたとえば4・9ージオキ
サー1・12−ドデカンジアミン;第1モノ(C1−C
6)アルキルーおよび(C1−C6)アルカノ−ルーア
ミンたとえばメチルアミン、ブチルアミン、モノエタノ
ールアミン、モノ−イソプロパノールアミン。これらの
うちでアルカノールアミンが一層好ましい。この型のア
ミンはさらに第3アミン基をも含むものであつてもよく
、その例には1−(N−N−ジメチル)一3−アミノプ
ロパン、1−(N4pN−ジエチル)アミノー4−アミ
ノブタンおよび1−NIN−ビス(3−アミノプロピル
)メチルアミンがあげられる。前記の第1モノアミンは
さらにアルコキシ基、カルボキシル基またはスルホニル
基で置換されていてもよく、この型のアミンの例には次
のものがあげられる:3−エトキシプロピルアミン、グ
リシン、アラニン、p−アミノ安息香酸、スルファ、ニ
ル酸、スルフアニルアミド。
内蔵(ビルトイン)基の形て酸性基を存在させることに
より、架橋用樹脂による硬化反応が一層改善できる。内
蔵基の形のスルホン酸基は室温においては脱活性状態に
なるようにしておくのが好ましく、そしてこ.の室温時
脱活性処理は、当該樹脂性バインダーを過剰量のグリシ
ジルエステルと反応させることにより実施するのが好ま
しい。スト−ピング温度において該スルホン酸基は1解
放ョされ(すなわち遊離状態になり)、硬化性改善効果
を発揮できる1ようになる。式(■)の樹脂性バインダ
ーの製造操作は、高温たとえば50〜150℃において
、グリコールエーテルやケトンの如き非反応性溶媒の存
在下に実施できる。
グリコールエーテルは一般に100℃以下の温度におい
て非反応性である。容易に理解され得るように、次のも
のも使用てきる:式(■)を有する種々のジグリシジル
エーテルの混合物:種々の第2モノアミンの混合物;お
よび/または、グリシジル基と反応し得る反応サイトを
少なくとも2つ有する種々の化合物の混合物。たとえば
、好ましい成分(c)は、(1)モノアルカノールアミ
ンと、 フ(2)ジ第2アミンと、 (3) カルボキシル基−またはスルホニル基置換第1
モノアミンたとえばスルフアニル酸との混合物である。
式(1)の樹脂性バインダーはその後に式7(■)のグ
リシジルエステルでエーテル化できる〔方法1(A)〕
好ましいグリシジルエステルは、カルボキシル基がアル
ファー分枝炭素原子(すなわち第3級または第4級炭素
原子)に付いている飽和脂肪族モノカルボン酸(このカ
ルボンa酸は好ましくは分子当り炭素原子を9〜11個
有するものである)のグリシジルエステルである。グリ
シジルエステルの使用量はかなり広い範囲内において種
々変えることができ、そしてこの使用量は、式(1)の
樹脂性バインダー中の0利用できる反応サイトの数ョに
応じて適宜決定できるであろう。この反応は50〜15
0℃の温度において、グリコールエーテルやケトンの如
き非反応性溶媒の存在下に実施できる。触媒も使用でき
、その例には次のものがあげられる:第4級アンモニウ
ム塩またはハイドロオキサイド、ホスホニウム塩、第3
アミン、ホスフィンまたはその塩、アルカリ金属水酸化
物、ハロゲン化リチウム、モノカルボン酸の第一錫塩。
あるいは式(1)の樹脂性バインダーは、環式カルボン
酸無水物および式(■)のグリシジルエステルと反応さ
せることができる〔方法1(B)〕。
この場合に好ましいグリシジルエステルは、既述の該エ
ステルである。好ましい環式カルボン酸無水物(これは
カルボン酸基をもつていてもよい)は、脂肪族環式ジカ
ルボン酸の無水物(たとえばマレイン酸、コハク酸、ド
デセニルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸の無水物)
、炭素環式酸無水物たとえば芳香族または環式脂肪族ジ
カルボン酸の無水物(たとえばフタル酸、テトラヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、エンドメチレンテト
ラヒドロフタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ
フタル酸の無水物)である。カルボン酸基をも含む酸無
水物の例にはトリメント酸無水物があげられ、さらにま
た、マレイン酸無水物とエチレン型不飽和脂肪酸とのア
ダクトがあげられる。酸無水物の使用量はかなり広い範
囲にわたつて種々変えることができ、しかしてこの使用
量は式(1)の樹脂性バインダー2の反応サイトの数に
左右されるが、式(1)の樹脂性バインダー1モル当り
0.5〜4.5モル使用するのが適当であろう。酸無水
物とグリシジルエステルとの使用量はかなり広い範囲内
で種々変えることができるが、カルボン酸基を実質的に
含まない式(■)の樹脂性バインダーが得られるような
使用量であることが好ましい。この反応は50〜150
℃の温度において行なうのが有利であり、しかして該反
応はグリコールエーテルやケトンの如き非反応性溶媒の
存在下に実施できる。式(■)の樹脂性バインダーを製
造するためのもう1つの有利な方法(方法■)について
説明する。
この方法は、式(■)のジグリシジルエーテルと、第2
モノアミンと、かつ任意的に0グリシジルエーテル基と
反応し得るサイトを少なくとも2つ有する化合物ョとを
反応させることからなるものである。ただし、これらの
反応体のうちの少なくとも1つは、既述の少なくとも1
つのR1基で置換されたものでなければならない。各反
応体の使用量は、ジグリシジルエーテルのエポキシ当量
値が他の反応体の反応サイトの数に実質的に等しくなる
ような量であるべきである。方法■は、式(■)を有し
かつm=1〜6である樹脂性バインダーを、次の各物質
を反応させることにより製造するときに特に有利に利用
できる製法てある。
(a)第2モノアミン、 (b)式(■)のジグリシジルエーテル、および次の成
分(c)と(d)との反応生成物:(C)グリシジル基
と反応し得るサイトを少なくとも3つ有する化合物〔成
分(c)と成分(d)との使用量は、グリシジルエーテ
ル基と反応し得るサイトを少なくとも2つ有する反応生
成牝が得られるような量であるべきである〕、および(
d)式(■)のグリシジルエステル。
前記の好ましい方法(■)において、各反応体の使用量
は、式(1)の樹脂性バインダーの製造(前記の説明参
照)の場合と同様に、所望樹脂性バインダー生成物のm
の値に応じて適宜決定できる。
たとえばm=1である式(■)の樹脂性バインダーは、
ジグリシジルエーテル約4エポキシ当量と、第2モノア
ミン約2モルと、成分(c)および(d)の反応生成物
約1モルとを反応させること等により得られる。既述の
ジグリシジルエーテル、第2モノアミンおよびグリシジ
ルエステルが、この場合にも有利に使用できる。適当な
タイプ(c)の化合物は、第1アミノ基を少なくとも2
つ有するポリアミン、たとえばC2−ClOアルキレン
第1ジアミン、ポリ(C2−ClO)アルキレンポリア
ミン、既述のタイプのポリエーテル第1ジアミン(ヘキ
サメチレンジアミンが好ましい)および既述のタイプの
環式カルボン酸無水物基およびカルボン酸基を有する化
合物(トリメリト酸無水物、およびトリメリト酸無水物
/ポリオキシアルキレングリコールアダクトが好ましい
)である。このアダクトは、ポリオキシアルキレングリ
コールをトリメリト酸無水物約200モル%と反応させ
ることにより製造できる。化合物(c)がポリアミンで
ある場合には、好ましい前記反応生成物は、アルキレン
第1ジアミン約1モルを式(■)のグリシジルエステル
約2エポキシ当量と反応させることにより得られる。化
合物(c)が前記のトリメリト酸無水物/ポリオキシア
ルキレングリコールアダクトである場合には、好ましい
反応生成物は、該アダクトを式(■)のグリシジルエス
テル約2エポキシ当量と反応させることにより得られる
。上記の方法は数段階プロセスとして実施できる。たと
えば、式(■)のジグリシジ5ルエーテルと第2モノア
ミンとを前もつて反応させておくことができる(Pre
−Reacted)。前記の種々の反応はすべて、高温
たとえば50〜150′Cの温度において、グリコール
エーテルやケトンの如き非反応性溶媒の存在下に実施で
きる。O 成分(c)と成分(d)との反応生成物のう
ちで好ましいものは、次の条件(イ)、(口)をみたす
反応生成物である: (イ)使用される成分(c)が、
グリシジル基と反応し得るサイトを少なくとも3つ有す
るものであること;(口)この反応生成物が、グリシジ
ルエーテル基と反応し得るサイトを2つ有するものであ
ること。
好ましい反応生成物の例には、1・6−ジアミノヘキサ
ン1モルと成分(d)2モルとの反応生成物があげられ
る。しかしながらこのタイプの反応生成物のうちには、
グリシジルエーテル基と反応し得るサイトを2つよりも
多く有する(たとえば3つまたは4つ有する)ものがあ
り、その例にはジエチレントリアミンまたはトリエチレ
ンテトラミン1モルと成分(d)2モルとの反応生成物
があげられるが、これらの反応生成物は反応サイトをそ
れぞれ3つまたは4つ有し、したがつてこれらは、成分
(a)と成分(b)とのアダクトと反応してスター型の
(Star−Shaped)樹脂性バインダーを形成す
るであろう。この1スター型ョ構造は、式(■)の中の
基Cが側鎖−B−Aを1つまたはそれ以上有することを
意味する。式(■)の樹脂性バインダーは、式(■)の
グリシジルエステルから導かれた基を1〜6個好ましく
は2〜4個含有し得る。
一般に、このような−基の存在量(重量)は約10〜5
呼量%(樹脂性バイングーの重量基準)の範囲内で種々
変えることができる。好ましくは、式(■)の樹脂性バ
インダーのヒドロキシル含有量は200〜600111
eq/100y1一層好ましくは200〜400n1e
q/100yてあ7る。これによつて、裸鋼に充分な耐
蝕性が付与できるであろう。さらに、好ましい樹脂性バ
インダーの平均分子量(計算値)は2000〜5000
であり得る。既述の如く式(■)の樹脂性バインダーは
、力3ソート電着プロセスに使用される水性被覆組成物
に配合される成分として特に適当てある。
したがつて本発明はまた、水で希釈できるバインダー濃
厚物(COncentrates)および水性被覆組成
物の如き熱硬化性被覆組成物において、既述の製法に従
3.つて製造できる式(■)の樹脂性バインダーを含有
し、そして当該アミノ基の少なくとも約20%が酸で中
和されたものであることを特徴とする組成物にも関する
。適当な水性被覆組成物は、式(■)の樹脂性バ4Cイ
ンターを約2〜2呼量%含むものである。
この樹脂性バインダーに水溶性を付与してカソード電着
に適したものにする作用を有する前記の酸は、無機酸た
とえば塩酸、硫酸、または有機酸たとえばギ酸、酢酸、
マレイン酸、クエン酸、乳酸であつてよく、しかして乳
酸が好ましい。一般に、アミノ基の20〜100%が酸
により中和される。バインダー濃厚物および水性被覆組
成物は好ましくは架橋剤を含み、その例には次のものが
あげられる:メラミン/ホルムアルデヒド;ベンゾグア
ナミン/ホルムアルデヒド;尿素/ホルムアルデヒド;
およびフェノール/ホルムアルデヒド樹脂があげられる
。アルコキシ化メラミンたとえばヘキ)サメトキシメチ
ルメラミン樹脂が好ましい。架橋剤の適当な使用量は1
〜5呼量%好ましくは5〜25重量%〔式(■)の樹脂
性バインダーの重量基準〕である。この水性組成物は他
の成分を含むことができ、その例には溶媒(たとえばグ
リコールエーテル)、顔料、充填剤、分散剤、安定剤等
があげられる。この水性被覆組成物の好ましい製法は、
グリコールエーテルの如き溶媒に前記樹脂性バインダー
を溶かし、架橋剤および酸を添加し、次いで水(好まし
くは蒸留水)を添加することである。一般にPH値は3
.0〜6.0であるが、6.0よりも上の値であつても
よい。この組成物は、裸鋼基体の被覆のために特に適当
なものであるが、これはまた、ホスフアタイズされた銅
鉄基体の被覆のためにも使用できる。本発明を一層詳細
にかつ具体的に説明するために、次に実施例および参考
例を示す。
ここで使用されたジグリシジルエーテルσポリエーテル
ョという)は、次の性質を有する2・2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン(これは0ビスフェノール
A!として公知である)のポリグリシジルエーテル(市
販品)であつた。
使用された1グリシジルエ】?ルClOEョは、カルボ
キシル基が第3または第4炭素原子に付いCいる飽和脂
肪族モノカルボン酸(このカルボン俊は分子当り炭素原
子を平均1柵有するものであつた)のグリシジルエステ
ル(市販品)であつとこ。
このエステルのエポキシモル量は250であつこO脂肪
族ヒドロキシル含有量は、非揮発物を基準とした値てあ
る。
例1(参考例) ポリエーテルE(17869:2.0エポキシ当量)を
溶融し、そしてジエタノールアミン(210V;2.0
モル)と135タCにおいて5時間反応させた。
かくして得られた樹脂性バインダーの窒素含有量は1.
00n1eqIyであり、残留エポキシ含有量は0.0
2rneq1y以下であり、脂肪族ヒドロキシル含有量
(計算値)は約6001T1eq/100yであつた。
例2例1記載の方法に従つて製造された樹脂性バインダ
ー(200y;0.1モル)を溶融し、コハク酸無水物
(20y;0.2モル)と145゜Cにおいて5分間混
合した。
グリシジルエステルClOE(60q;0.24エポキ
シ当量)を添加し、この反応を135゜Cにおいて1時
間続けた。その結果得られた樹脂性バインダーは、次の
諸性質を有するものであつた:窒素含有量0.71me
qIy1酸含有量0.04meqIy1脂肪族ヒドロキ
シル含有量(計算値)約430[11eq/100y。
この樹脂性バインダーの約21.4重量%は、前記グリ
シジルエステルから導かれたものであつた。例3 例1記載の方法に従つて製造された樹脂性バインダー(
200q;0.1モル)を溶融し、そしてエーテル化反
応用触媒としてのベンジルジメチルアミン(イ).27
y)の存在下にグリシジルエステルClOE(74.4
q;0.3エポキシ当量)と140゜Cにおいて6時間
反応させた。
その結果得られた樹脂性バインダーは次の性質を有する
ものであつた:窒素含有量0.73meqIq;残留エ
ポキシ当量0.03meq1y:脂肪族ヒドロキシル含
有量(計算値)約440m1eq/100y0この樹脂
性バインダーの約27.1重量%は、前記グリシジルエ
ステルから導かれたものであつた。例4(参考例) ポリエーテルD(566q;1.2エポキシ当量)、ジ
イソプロパノールアミン(79.8y;0.6モル)お
よびイソプロパノールアミン(22.5f1;0.3モ
ル)の混合物を溶融し、そしてこれらの各成分を140
゜Cにおいて3時間相互に反応させた。
その結果得られた樹脂性バインダーは次の性質を有する
ものであつた:窒素含有量1.35meqIy;残留エ
ポキシ含有量0;脂肪族ヒドロキシル含有量(計算値)
約670rneq/100y0例5例4記載の方法に従
つて製造された樹脂性バインダー(223y;0.3モ
ル)を溶融し、次いでトリメリト酸無水物(19.2y
;0.1モル)とグリシジルエステルClOE(62.
5f;0.25エポキシ当量)と乾燥アセトン(40y
)とからなるブレンドを徐々に添加し(所要時間0.時
間)、しかしてこの添加操作は、温度を130.Cに保
ちそしてアセトンを留去させながら行なつた。
添加後に、この反応を135℃において2時間続けた。
その結果得られた樹脂性バインダーは次の性質を有する
ものであつた:窒素含有量0.98rneqIy;酸含
有量0.02rT1eq1y;エポキシ含有量0.08
n1eq1y;脂肪族ヒドロキシル含有量(計算値)約
500rr1eq/100ダ。この樹脂性バインダーの
約20.5重量%は、前記グリシジルエステルから導か
れたものであつた。例6(参考例)(a)ポリエーテル
D(944y;2エポキシ当量)をエチレングリコール
モノブチルエーテル(450y)に溶解し、そしてジイ
ソプロパノールアミン(133y;1.0モル)と80
゜Cにおいて3時間反応させた。
これによりエポキシ基の50%が反応した。その結果得
られた溶液状生成物は次の性質を有するものであつた:
残留エポキシ含有量0.65meqIq(溶液):固体
含有量70.53重量%。(b)前記の溶液状生成物(
615q;0.4エポキシ当量)を、。
ヘキサメチレンジアミン(23.2q;0.2モル)を
エチレングリコールモノブチルエーテル(209)に溶
かして作つた溶液ョに、80℃において1時間を要して
徐々に添加し、その後にこの反応を80′Cにおいて2
時間続けた。その結果得られた樹脂性バインダー溶液は
次の性質を有するものであつた:窒素含有量1.22n
1eq1y(溶液);エポキシ含有量0;固体含有量(
計算値)69.4重量%。例7 例6記載の操作を繰返したが、しかし此度は次)の点が
異なつていた。
すなわち、段階(a)において得られた溶液を段階(b
)において、下記の方法により得られた溶液Sに添加し
た。1・6−ジアミノヘキサン(23.2y;0.2モ
ル)をエチレングリコールモノブチルエーテル(20y
)中で80℃に加熱し、次いでグリシジルエステルCl
OE(100y;0.4エポキシ当量)を80Cにおい
て1時間を要して徐々に加熱した。
この反応を80℃において1時間続けた。これによつて
溶液Sが得られた。その結果得られた樹脂性バインダー
溶液は次の性質を有するものであつた:窒素含有量1.
05rneq1y(溶液)、固体含有量(計算値)73
.5重量%。
この樹脂性バインダーの約17.9重量%は、前記グリ
シジルエステルから導かれたものであつた。
例8(a)乾燥アセトン(300y)にトリメリト酸無
水物(192y;1.0モル)を溶かし、そしてグリシ
ジルエステルClOE(250y;1.0エポキシ当量
)を添加することにより溶液状生成物を製造した。
(b)分子量420のポリプロピレングリコール(21
0ダ;0.5モル)を135℃に加熱し、次いで、前記
段階(a)において得られた溶液状生成物を徐々に添加
し(所要時間は1時間)、しかしてこの添加操作は13
0℃の温度において、アセトンを留去させながら行なつ
た。
前記添加操作終了後に、反応を135℃において3時間
続けた。粘稠液状生成物が得られたが、その酸含有量は
−1.58meqIqであつた。(C)前記の段階(b
)において得られた生成物(130.4y:0.1モル
)を、ポリエーテルD(189y;0.4エポキシ当量
;1モル当りの当量値は約2)およびジエタノールアミ
ン(21.0y;0.2モル)と130℃において2時
間反応させた。
その結果得られた樹脂性バインダーの性質は次のとおり
であつた:窒素含有量0.62meqIy;酸含有量0
.09meq1g;脂肪族ヒドロキシル含有量(計算値
)470rT1eq/100y。この樹脂性バ5インタ
ーの約14.踵量%は、前記グリシジルエステルから導
かれたものであつた。例9 グリシジルエステルClOE(250y;1.0エポキ
シ当量)を、エチレンジアミン(30f:0.5モクル
)の溶液〔溶媒はエチレングリコールモノブチルエーテ
ル(50f)〕に徐々に添加した。
温度は80℃を越えないようにした。かくして得られた
透明な溶液のエポキシ値はOであつた。水(30y)の
中にスルフアニル酸(17.3y;0.1モル)および
ジエタノールアミン(42.0f;0.4モル)を入れ
て作つた溶液をその後に添加し、次いでポリエーテルA
(304y;1.6エポキシ当量)の溶液〔溶媒はエチ
レングリコールモノブチルエーテル(170y)〕を添
加した。反応混合物をその後に80℃において1時間攪
拌し、次いで110℃において2時間攪拌した。かくし
て得られた透明溶液状生成物の性質は次のとおりであつ
た:窒素含有量1.81meqIf;エポキシ含有量0
:残留酸含有量0.10meq1y(溶液);固体含有
量72.0重量%。・この樹脂性バインダーの約38.
踵量%は、前記グリシジルエステルから導かれたもので
あつた。例10(参考例)例1記載の方法に従つて製造
された樹脂性バインダー(200y;0.1モル)を、
トルエン(25y)■およびオクタン酸第一錫(Sta
nnOl]SOctOate;(4).8y)の存在下
にアマニ油脂肪酸(54.6y:0.2モル)と220
℃において1時間反応させた。
この反応は、1エステル化反応により生じた水j(33
5y)およびトルエン(20y)を共沸蒸留により除去
しながら実施した。かくして得られた樹脂性バインダー
の諸性質は次のとおりであつた:窒素含有量0.76m
eqIy;残留酸価0.021T1eq1y0例11〜
20例1〜10において得られた樹脂性バインダーまた
はその溶液を用いて被覆組成物を製造した。
この組成物の一般的製法は次のとおりであつた。すなわ
ち、該樹脂性バインダーを必要に応じて溶媒に溶かし〔
エチレングリコールモノブチルエーテルを使用した。た
だし例14、例15および例18では該エーテル(16
.7y)とイソホロン(8.3y)との混合物を使用し
た〕、次いで架橋剤1シメールー301J(ヘキサメト
キシメチルメラミン)および乳酸を添加し、次いで蒸留
水を徐々に添加した。これらの実施例のすべてにおいて
、各組成物の固体含有量は1呼量%であつた。各成分の
配合量を第1表に示す。例21〜30 例11〜20に記載の方法に従つて製造された被覆組成
物を用いて、1溶媒で脱脂された鋼板J(スチールパネ
ル)上にカソード電着操作を行なつた。
この操作は温度25±1℃、電圧50〜200ボルト(
直流)において行なつた。生じた被覆(被膜)は180
゜Cにおいて3紛間硬化させた(Cured)。その後
に該被覆鋼板の状態を肉眼で検査し、被覆の厚みを測定
した。本発明の組成物または対照組成斗承物を用いて被
覆を施した鋼板に、その後に塩噴霧耐蝕性試験(AST
EM−B−117−64;10日間)を行なつた。対照
組成物を用いて被覆を施した鋼板の外観は、参考例30
の場合を除いて、塩噴霧試験を実施し得る程度の価値の
あるものではなかつた。この試験の結果を第■表に示す
。本発明の組成物を40℃において4週間貯蔵した後に
、前記の種々の操作を繰返したが、この楊合にも実質的
に同じ結果が得られた。
例31 (a)ヘキサメチレンー1・6−ジアミン(116y;
1モル)を、攪拌機、温度計および窒素ブランケットを
備えた反応器中で100′Cに加熱した。
グリシジルエステルClOE(500y;2エポキシ当
量)を100〜110℃の反応温度において滴下漏斗か
ら約卜間を要して徐々に添加し、反応混合物を110℃
において2時間加熱して反応を完了させた。1エポキシ
+NJの含有量(合計含有量)は3.30111eqI
y(全2.02当量)であつた。
(1))ポリエーテルD(2832y:6エポキシ当量
)を反応器内で75テCにおいてエチレングリコールモ
ノブチルエーテル(1610V)に溶解した。この反応
器は攪拌器、窒素ブランケット、および加熱・冷却手段
を備えたものであつた。この溶液にジエタノールアミン
(210y;2モル)、前記の段階(a)において得ら
れたアダクト、および1−NXN−ジメチルアミノー3
−アミノプロパン(102y:1モル)を添加したが、
このとき、冷却により温度を100℃以下に保つた。反
応混合物を95〜100℃において3時間保つた。得ら
れた生成物(溶液)の残留エポキシ含有量はOであり、
N含有量は1.12meqIy,(溶液)であり、固体
含有量(計算値)は70重量%であつた。(c)前記の
段階(b)で得られた最終生成物である溶液(114y
)に、架橋剤(ヘキサメトキシメチルメラミン;20f
)および乳酸(実際には冫9喧量%乳酸水溶液3.8ダ
)を添加し、次いで蒸留水(956y)を徐々に添加す
ることにより水性バインダー溶液を製造した。
この水性バインダー溶液の諸性質は次のとおりであつた
。固体含有量:W重量% JPH:
6.5中和されたNの量(%):30 外観:ミルキーブルーの溶液 貯蔵安定性:40゜Cにおいて40日間貯蔵後にも、
肉眼検査では全く変化を認めず。
3(d)この水性バインダー溶液を用いて、例21〜3
0の場合と同様なりソート電着操作を行なつた。
生じた硬化フィルムすなわち硬化被膜(厚み20〜22
マイクロメーター)は平滑でありかつ光沢があつた。塩
噴霧耐蝕性試験の結果は8〜10Tfrm4・(試験当
初からの減少度)であつた。例32 スルフアニルアミドおよびトリメリト酸無水物を含むバ
インダー(a)ポリエーテルD(283.2y;0.6
エポキシ当量)、スルフアニルアミド(34.4q;0
.2モル)およびジエタノールアミン(21.0y;0
.2モル)をジオキサン(148y)に、70〜80℃
において溶解した。
反応混合物を115℃において3時間保つた。分析によ
り0エポキシ+NJの含有量を調べた結果、エポキシの
完全変換が確認された。トリメリト酸無水物(19.2
y;0.1モル)およびグリシジルエステルClOE(
50y;0.2モル)を添力叱、反応混合物を115℃
において2ν時間保つた。
分析により1エポキシ+NJの含有量について再び調べ
た結果、新たな反応(すなわちエポキシ基の完全変換)
は起つていないことが確認された。
真空中でジオキサンを除去し、エチレングリコールモノ
ブチルエーテルを除去して、固体含有量74重量%のバ
インダー溶液を調製した。b)前記の段階(a)で得ら
れたバインダー溶液70gにヘキサメトキシメチルメラ
ミン(5.7y)および乳酸(9鍾量%乳酸水溶液を2
.0y;0.2酸当量)を添加し、次いで蒸留水(44
0g)を徐々に添加することにより、樹脂性アダクトを
l鍾量%含有する水性バインダー溶液を調製した。この
ミルキーブルーのバインダー溶液のPHは3.8であり
、中和度は40%であつた。40℃における4週間貯蔵
の後においても、肉眼では変化は全く認められなかつた
c)この水性バインダー溶液を用いてカソード電着操作
を例21〜30の場合と同様な方法に従つて行ない、該
バインダー溶液の効果を調べた。
得られた硬化フィルム(25マイクロメーター)は平滑
であり、かつ光沢をもつていた。その衝撃抵抗値(エリ
クセン・リバース試験)は〉90k9・C7!(〉N7
TL)であり、メチルエチルケトンー耐蝕性は50ダブ
ルラブ(DOllbler上1b)であり、塩噴霧耐蝕
性試験の結果は5〜10T!n(試験当初からの減少度
)であつた。顔料添加バインダー )1・6−ジアミノヘキサンとグリシジルエステルCl
OEとのアダクトを、例31(a)に記載の方法に従つ
て製造した。
(b)攪拌器、還流冷却器および温度計を備えた反応器
において、ポリエーテルD(2832y;6エポキシ当
量)を120℃においてエチレングリコールモノブチル
エーテル(1432y)に溶解した。
ジエタノールアミン(210f;2.0モル)、エタノ
ールアミン(45.8f;0.75モル)、スルフアニ
ル酸(43.3y;0.25モル)および蒸留水(50
y)からなる均質混合物を1度に添加し、次いで1段階
(a)で製造したアダクトョを添加した。反応混合物を
120℃において3時間保ち、次いで、グリシジルエス
テルCIOE(186y;0.75当量)を添加し、反
応混合物を120℃において、さらに1.5A間保つた
。これによつて得られた溶液状生成物における1エポキ
シ+Nョの含有量は1.35meq1y(固体分)以下
であり、酸含有量は0.04meqIy(固体分)、固
体含有量は72.踵量%であつた。
(c)前記の段階(b)における最終生成物である溶液
165yにヘキサメトキシメチルメラミン(21.1q
)および乳酸(90重量%乳酸水溶液8.3,ダ)を溶
解し、次いで蒸留水(395y)を徐々に添加すること
により水性バインダー溶液(中和度約55%)を製造し
た。(d)顔料入りペイント 前記の段階(c)で得られた水性バインダ−ー溶液(2
00V)にTiO2(36y)、カーボンブラック(2
y)およびクレー(2y)を添加してボールミル中でミ
リングを行なつた。
段階(c)で得られた水性バインダー溶液をさらに39
0y添加し、かつ水(620y)を添加し、かくして得
られた混合物に、均質になるまでボールミル中でミリン
グを行なつた。
最終生成物であるペイントのPHは4.7であつた。(
e)前記のペイントを用いて脱脂鋼板上に150〜20
0Vで2分間カソード電着操作を行なつた。
180′Cにおいて3紛間スト−ピングを行なうことに
より硬化させた。
かくして生じたフィルム(被膜)の諸性質は次のとおり
であつた。
厚み:20−22マイクロメーター メチルエチルケトンー耐蝕性:良好 衝撃抵抗(エリクセン・リバース):〉90k9・Cm
(〉9NrrL,)屈曲試験(コニカルマンドレル):
合格、3Tf0n塩噴霧耐蝕性:〈3T0rL(試験当
初からの減少度)スター型構造を有するバインダーの製
造 尾)トリエチレンテトラミン(146y;1モル)を1
00℃に加熱し、温度を100〜110℃に保ちながら
グリシジルエステルClOE(500y;2エポキシ当
量)を、30分間を要して徐々に添加した。
反応混合物をさらに2時間110℃に保つて反応を完了
させた。得られた生成物は分子当りNH一官能基を平均
4個有するアダクトであつた。
J)ポリエーテルD(189y;0.4エポキシ当量)
を60℃においてエチレングリコールモノブチルエーテ
ル(103y)に溶解した。
ジエタノールアミン(21y;0.2モル)を、5分間
を要して添加し、温度を65℃に1時間保つた。次いで
エポキシ値を測定したが、その値から、反応が実質的に
完了したことが確認された。段階(a)において製造さ
れたアダクト(32.3y;0.2NH当量)を添加し
、反応混合物を120℃に1時間保つた。分析により求
めた5エポキシ+NJの含有量から、反応が実質的に完
了したことが確認された。c)前記の7鍾量%アダクト
溶液(114g)をヘキサメトキシメチルメラミン(2
0y)および乳酸〔90重量%乳酸水溶液5.3y;5
3rT1eq(酸)〕と混合した。次いで蒸留水(91
1g)を徐々に添加した。これによつて、PH5.2の
水溶液状生成物(固体分1呼量%;中和度40%)が得
られた。d)前記の水溶液状生成物を用いて、脱脂鋼板
上にカソード電着操作(2分間;150〜200V)を
行ない、そして硬化操作(180℃;30分間)を行な
つた。
非常に外観の良好なフィルム(被膜)が形成された。厚
み:20マイクロメーター。塩噴霧耐蝕性試験の結果は
5〜10mIn(減少度)であつた。列35 スルフアニルアミドを含むバインダー;フェノール系樹
脂を用いる硬化a)ポリエーテルD(283.2;0,
6当量)およびポリエーテルA(111.6y;0.6
当量)をエチレングリコールモノブチルエーテル(75
y)に75チCにおいて攪拌下に溶かした。
この溶液を50℃に冷却した。エチレングリコールモノ
ブチルエーテル(35y)に溶かした形のジエタノール
アミン(31.5y;0.3モル)を添加し、この溶液
状反応混合物を40〜45℃に保つた。この温度維持操
作は、1エポキシ+NJの含有量の測定値(分析値)に
よりエポキシ基の完全変換が確認されるまで行なつた。
ジオキサン(51y)にスルフアニルアミド(25.8
y;0.15モル)、例31(a)記載の製法により製
造されたアダクト (92.4y:0.15モル)、お
よび1−N●N−ジメチルアミノー3−アミノープロパ
ン(15.3y;0.15モル)を溶かしてなる溶液を
、前記反応混合物に添加し、次いで、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル(79y)をさらに追加した。
反応混合物を76〜78℃において2時間攪拌し、次い
で1157Cにおいて1時間攪拌した。得られた生成物
の残留エポキシ含有量は01固体含有量は7唾量%であ
つた。(b)前記の段階(a)における最終生成物であ
る溶液(71.4ダ)に、市販フェノール系樹脂〔商品
名0セタリエツトー100ョ(登録商標);12.5ダ
〕の溶液〔溶媒はエチレングリコールモノブチルエーテ
ル(3.2y)およびイソホロン(1.6y)〕および
乳酸(90重量%乳酸水溶液2.0y)を添加し、次い
で蒸留水(536ダ)を徐々に添加することにより水性
バインダー溶液を製造した。
この水性バインダー溶液は次の諸性質を有するものであ
つた。
固体含有量:1鍾量% PH:6.0 中和されたNの量(%):21.4 外観:ミルキーブルーの溶液 貯蔵安定性:40℃における2週間貯蔵後も、肉
眼では変化を認めず・)前記の水性バインダー溶液を
用いて、例21〜30に記載の場合と同様な方法でカソ
ード電着操作を行ない、該バインダー溶液の適性を調べ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここにmは0、または1ないし6の整数であり;Aは
    同一または相異なる第3アミノ基であり;B(ここに各
    Bは同一または相異なるものであつてよい)は次式▲数
    式、化学式、表等があります▼の基であり; nは0、または1ないし10の整数であり;Rは2価フ
    ェノールの炭化水素残基であり;C(ここに各Cは同一
    または相異なるものであつてよい)は、グリシジルエー
    テル基と反応し得るサイト(site)を少なくとも2
    つ有する化合物から導かれた基である〕の樹脂性バイン
    ダーにおいて、前記の基A、B、Cのうちの少なくとも
    1つが、次式▲数式、化学式、表等があります▼ (ここにR_2はC_6−C_2_0アルキル基である
    )を有する少なくとも1つのR_1基で置換されたもの
    であることを特徴とする樹脂性バインダー。 2 特許請求の範囲第1項記載の樹脂性バインダーにお
    いて、R_2が第2または第3C_3−C_1_0アル
    キル基であることを特徴とする樹脂性バインダー。 3 次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここにmは0、または1ないし6の整数であり:Aは
    同一または相異なる第3アミノ基であり;B(ここに各
    Bは同一または相異なるものであつてよい)は次式▲数
    式、化学式、表等があります▼の基であり; nは0、または1ないし10の整数であり:Rは2価フ
    ェノールの炭化水素残基であり、;C(ここに各Cは同
    一または相異なるものであつてよい)は、グリシジルエ
    ーテル基と反応し得るサイトを少なくとも2つ有する化
    合物から導かれた基である〕を有し、ただし前記の基A
    、B、Cのうちの少なくとも1つが、次式▲数式、化学
    式、表等があります▼ (ここにR_2はC_6−C_2_0アルキル基である
    )を有する少なくとも1つのR_1基で置換されたもの
    である樹脂性バインダーを製造する方法において、(i
    )分子当り7〜21個の炭素原子を有する脂肪族モノカ
    ルボン酸のグリシジルエステル少なくとも1つと、(i
    i)次式▲数式、化学式、表等があります▼ の前記化合物(式中の各記号は既述の意味を有する)ま
    たはその成分の少なくとも1つの中の第1または第2ア
    ミノ基、ヒドロキシル基または酸性基との反応により基
    R_1を導入することを特徴とする樹脂性バインダーの
    製造方法。 4 特許請求の範囲第3項記載の方法において、次式▲
    数式、化学式、表等があります▼ の前記化合物を前記グリシジルエステルおよび環式カル
    ボン酸無水物と反応させることを特徴とする方法。 5 特許請求の範囲第3項記載の方法において、(a)
    第2モノアミン、(b)2価フェノールグリシジルエー
    テル、(c)グリシジルエーテル基と反応し得るサイト
    を少なくとも2つ有する化合物、および(d)少なくと
    も1つの前記グリシジルエステルを1段階またはそれ以
    上の段階において反応させ、この反応における各反応体
    の量は、グリシジルエーテル(b)のエポキシ当量値が
    反応体(a)および(b)の反応サイトの数、または反
    応体(c)と反応体(d)との反応生成物(e)の反応
    サイトの数に実質的に等しくなるような量にし、しかし
    て反応生成物(e)は、グリシジルエーテル基と反応し
    得るサイトを少なくとも2つ有するものであり、そして
    該反応により当該樹脂状バインダーを作ることを特徴と
    する方法。 6 特許請求の範囲第5項記載の方法において、成分(
    a)がジ(ヒドロキシアルキル)アミンであることを特
    徴とする方法。 7 特許請求の範囲第5項または第6項に記載の方法に
    おいて、成分(c)が反応サイトとして、分子当り1個
    またはそれ以上の第1アミン基を有するかまたは少なく
    とも2個の第2アミン基を有するものであることを特徴
    とする方法。 8 特許請求の範囲第7項記載の方法において、成分(
    c)が、(i)モノアルカノールアミンと、 (ii)ジ第2アミンと、 (iii)カルボキシル−またはスルホニル置換第1モ
    ノアミンとの混合物であることを特徴とする方法。 9 特許請求の範囲第8項記載の方法において、成分(
    c)(iii)がスルフアニル酸であることを特徴とす
    る方法。
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