JP6375385B2 - 溶解と非溶解両方のビスマスを含む導電性基材のための水性ディップコーティング組成物 - Google Patents
溶解と非溶解両方のビスマスを含む導電性基材のための水性ディップコーティング組成物 Download PDFInfo
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Description
(A1)少なくとも1つのカソード析出性の結合剤、および
(A2)任意に少なくとも1つの架橋剤
を含み、pHが4.0〜6.5の範囲である水性コーティング組成物(A)であって、
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも30ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも130ppmのビスマスを含み、
(A5)ビスマスを錯化するのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤をさらに含み、
少なくとも1つの錯化剤(A5)が、コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全量に対して少なくとも5モル%の割合で水性コーティング組成物(A)中に存在する水性コーティング組成物(A)である。
本発明にしたがって使用される適切な導電性基材は、日常的に用いられる当業者に公知の導電性基材のすべてである。本発明にしたがって使用される導電性基材は、好ましくは、鋼、好ましくは、冷延鋼板、ディップ亜鉛メッキ鋼、合金メッキ鋼(例えば、Galvalume、Galvannealed、またはGalfanなど)およびアルミナイズド鋼などのメッキ鋼からなる群から選択される鋼、アルミニウム、およびマグネシウムからなる群から選択される;メッキ鋼およびアルミニウムが、特に適している。さらに、熱間圧延鋼、高強度鋼、Zn/Mg合金、およびZn/Ni合金が基材として適している。特に適した基材は、自動車生産用のボディーまたは完全ボディーの部材である。本発明の方法はまた、コイルコーティング用に使用することができる。当該の導電性基材が使用される前に、基材は、好ましくは、清浄化および/または脱グリースされる。
本発明にしたがって使用される水性コーティング組成物(A)は、成分(A1)としての少なくとも1つのカソード析出性の結合剤および任意に成分(A2)としての少なくとも1つの架橋剤とを含む。
a)飽和もしくは不飽和モノカルボン酸(例えば、安息香酸、アマニ油脂肪酸、2−エチルヘキサン酸、バーサチック酸)、多様な鎖長を有する脂肪族、脂環式および/または芳香族ジカルボン酸(例えば、アジピン酸、セバシン酸、イソフタル酸、または二量体脂肪酸)、ヒドロキシアルキルカルボン酸(例えば、乳酸、ジメチロールプロピオン酸)、およびカルボキシル含有ポリエステルスなどのカルボキシル基を含む化合物、あるいは
b)ジエチルアミンまたはエチルヘキシルアミンまたは第2級アミノ基を有するジアミン、例えば、ジメチルエチレンジアミンなどのN,N’−ジアルキルアルキレンジアミン、N,N’−ジメチルポリオキシプロピレンジアミンなどのN,N’−ジアルキルポリオキシアルキレンアミン、ビス−N,N’−シアンエチル−エチレンジアミンなどのシアンアルキル化アルキレンジアミン、ビス−N,N’−シアンエチルポリオキシプロピレンジアミンなどのシアンアルキル化ポリオキシアルキレンアミン、バーサミドなどのポリアミノアミド、例えば、特にジアミン(例えば、ヘキサメチレンジアミン)、ポリカルボン酸、特に二量体脂肪酸、およびモノカルボン酸、特に脂肪酸のアミノ末端反応生成物、または1モルのジアミノヘキサンと2モルのモノグリシジルエーテル、またはモノグリシジルエステル、特にバーサチック酸などのα−分枝脂肪酸のグリシジルエステルとの反応生成物などのアミノ基を含む化合物、あるいは
c)ネオペンチルグリコール、ビスエトキシル化ネオペンチルグリコール、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバラート、ジメチルヒダントイン−N−N’−ジエタノール、ヘキサン−1,6−ジオール、ヘキサン−2,5−ジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,1−イソプロピリデンビス(p−フェノキシ)−2−プロパノール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、またはトリエタノールアミン、メチルジエタノールアミンなどのアミノアルコール、またはアミノメチルプロパン−1,3−ジオールメチルイソブチルケチミンもしくはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンシクロヘキサノンケチミンなどのヒドロキシル含有アルキルケチミン、およびまた多様な官能基および分子量を有するポリグリコールエーテル、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカプロラクタムポリオールなどのヒドロキシル基を含む化合物、あるいは
d)ナトリウムメトキシドの存在下でエポキシ樹脂のヒドロキシル基によってエステル交換される飽和もしくは不飽和脂肪酸メチルエステル。
本発明の水性コーティング組成物(A)は、導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするのに適しており、このことは、この組成物(A)が、導電性基材の基材面に電着の形態で少なくとも部分的に施用されるのに適していることを意味する。好ましくは、本発明の水性コーティング組成物(A)全体が、カソード析出性である。
任意に成分(A6)から(A8)および任意に(A1)および/または(A2)の少なくとも1つの存在下で、少なくとも1つの水不溶性ビスマス化合物を、この化合物とビスマスを錯化するのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤(A5)との部分反応によって、水中で部分的に転換して少なくとも1つの水溶性ビスマス化合物(A3)にしてコーティング組成物(A)の少なくとも成分(A3)、(A4)、および(A5)ならびにまた任意に成分(A6)から(A8)および/または任意に(A1)および/または(A2)の少なくとも1つを含む混合物を得、および
任意に成分(A6)から(A8)の少なくとも1つの存在下で、任意に生成混合物を少なくとも成分(A1)および任意に成分(A2)と混合してコーティング組成物(A)を得ることによって取得可能である。
本発明のコーティング組成物(A)は、
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも30ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも130ppmのビスマスを含む。
本発明のコーティング組成物(A)は、
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも30ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも130ppmのビスマスを含む。
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも200ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも300ppmのビスマスを含む。
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも150ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも250ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも400ppmのビスマスを含む。
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも200ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも300ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも500ppmのビスマスを含む。
本発明の水性コーティング組成物(A)は、成分(A5)としてビスマスを錯化するのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤を含み、少なくとも1つの錯化剤(A5)が、コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全量に対して少なくとも5モル%の割合で水性コーティング組成物(A)中に存在する。
mは0または1であり、
RaおよびRbは、それぞれの場合互いに独立に、Hおよび少なくとも1つのOH基で任意に置換されるC1〜6脂肪族基からなる群から選択され、
R2、R3、R4、およびR5は、それぞれの場合互いに独立に、Hであるか、または少なくとも1つのOH基で任意に置換されるC1〜6脂肪族基であり、
nは1または2であり、
oは1または2であり、
pは0、1、2、または3であり、
R6は、C(=O)OH、S(=O)2OH、P(=O)(OH)2、NR7R8または少なくとも1つのOH基で置換されるC1〜6脂肪族基であり、
ここでR7およびR8は、それぞれの場合互いに独立に、Hおよび少なくとも1つのOH基で任意に置換されるC1〜6脂肪族基からなる群から選択され、
ただし、基R7およびR8のうちの少なくとも1つの基は、少なくとも1つのOH基で任意に置換されるC1〜6脂肪族基である。]。
さらに、所望の用途に応じて、本発明にしたがって使用される水性コーティング組成物(A)は、少なくとも1つの顔料(A6)を含むことができる。
水性コーティング組成物(A)中に任意に存在するジルコニウムイオンのモル割合は、好ましくは、それぞれの場合水性組成物(A)の全質量に対して、水性コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全モル量の、好ましくは、少なくとも1/100未満、好ましくは、少なくとも1/200未満、より好ましくは、少なくとも1/300または1/400または1/500または1/600または1/700または1/800または1/900または1/1000未満である。さらに特に好ましくは、コーティング組成物(A)は、ジルコニウムイオンを含まない。
本発明のさらなる主題は、本発明の水性コーティング組成物(A)を製造するための方法であり、その方法は、少なくとも工程(0):
(0)任意に、成分(A6)から(A8)のうちの少なくとも1つおよび任意に(A1)および/または(A2)の存在下で、少なくとも1つの水不溶性ビスマス化合物を、この化合物とビスマスが錯化されるのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤(A5)との部分反応によって、水中で部分的に転換して少なくとも1つの水溶性ビスマス化合物(A3)にしてコーティング組成物(A)の少なくとも成分(A3)、(A4)、および(A5)、およびまた任意に、成分(A6)から(A8)のうちの少なくとも1つおよび/または任意に(A1)および/または(A2)を含む混合物を得る工程を含む。
工程(0)を実施した後に得られた混合物を、少なくとも成分(A1)および任意に成分(A2)およびまた任意に、成分(A6)から(A8)のうちの少なくとも1つと混合してコーティング組成物(A)を得る工程のような少なくとも1つのさらなる工程を含む。
本発明のさらなる主題は、導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための、本発明のコーティング組成物(A)、または導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするために本発明の方法で使用される水性コーティング組成物(A)の使用である。
本発明のさらなる主題は、少なくとも1つの工程(1):
(1)カソードとして接続された導電性基材を本発明の水性コーティング組成物(A)に接触させる工程を含む、
導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための方法である。
(1)カソードとして接続された導電性基材を本発明の水性コーティング組成物(A)に、
すなわち、pHが4.0〜6.5の範囲であり、以下の成分:
(A1)少なくとも1つのカソード析出性の結合剤、および
(A2)任意に少なくとも1つの架橋剤
とを含み、
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも30ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも130ppmのビスマスを含み、
(A5)ビスマスを錯化するのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤をさらに含み、
前記少なくとも1つの錯化剤(A5)が、コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全質量に対して少なくとも5モル%の割合で水性コーティング組成物(A)中に存在する水性コーティング組成物に、
接触させる工程であって、工程(1)が少なくとも2つの連続する段階(1a)および(1b):
(1a)少なくとも5秒間にわたり印加される1〜50Vの範囲の印加電圧での段階、および
(1b)50〜400Vの範囲の印加電圧での段階であり、ただし、段階(1b)で印加される電圧が段階(1a)で印加される電圧より少なくとも10V大であることを条件とする段階
で実施される工程を含む、導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための方法である。
導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための本発明の方法は、少なくとも1つの工程(1)を含み、これは、カソードとして接続された導電性基材を水性コーティング組成物(A)と接触させる工程である。
本発明の方法の工程(1)は、以下のような少なくとも2つの連続する段階(1a)および(1b):
(1a)少なくとも5秒間にわたり印加される1〜50Vの範囲の印加電圧での段階、および
(1b)50〜400Vの範囲の印加電圧での段階であり、ただし、段階(1b)で印加される電圧が段階(1a)で印加される電圧より少なくとも10V大であることを条件とする段階で実施される。
段階(1a)の実行中では、対応するビスマス富化層が、導電性基材上の予備析出層として形成され、これは、例えば、蛍光X線分析によって検出可能であり、定量可能である。本明細書でのビスマスは、好ましくは、金属ビスマス(0)の形態であるが、あるいはまたはさらには、3価の形態および/または他の酸化状態で存在することもできる。この予備析出層は、詳細には、コーティング組成物中に存在する成分(A1)および任意に(A2)および/または(A5)および/または(A6)をほとんど含まない。適切に形成されたビスマス富化層は、好ましくは、腐食防止効果を発揮し、この効果の優秀性は、付加ビスマス相に比例している(表面積1m2当りのビスマスのmgでの)。好ましい付加層は、表面積1m2当り少なくとも10または少なくとも20または少なくとも30、より好ましくは、少なくとも40または少なくとも50、より具体的には、少なくとも100または少なくとも180mgのビスマス(金属として計算された)である。
段階(1b)の実行中では、実際のディップワニスコーティングが、ディップワニス成分、より具体的には、(A1)および任意に(A2)および/または(A5)の析出によって、段階(1a)後に得られた予備析出層上に形成される。このコーティングも、ビスマスを含み、このビスマスは、3価の形態またはあるいはもしくはさらに他の酸化状態で存在してもよい。このビスマスは、本発明の方法の下流の任意の養生工程または架橋工程(6)における触媒として働くことができる。したがって、コーティング組成物(A)の生成において、好ましくは、かかる触媒の組み込みを省略することも可能である。
本発明の方法は、任意に、上に記載されたように2つの段階、(1a)および(1b)を伴う、好ましくは、工程(1)に続く以下のような工程(2):
(2)析出したコーティング組成物(A)を養生する前に、コーティング組成物(A)で少なくとも部分的にコートされた基材を水性ゾルーゲル組成物に接触させる工程
をさらに含む。
少なくとも1つの化合物Si(X1)3(R1)
[式中、その中のR1は、第1級アミノ基、第2級アミノ基、エポキシド基、およびエチレン性不飽和二重結合を有する基からなる群から選択される少なくとも1つの反応性官能基を有する非加水分解性有機基である]、
より具体的には、少なくとも1つの化合物Si(X1)3(R1)
[式中、その中のR1は、反応性官能基として少なくとも1つのエポキシド基を有する非加水分解性有機基であり、X1は、例えば、O−C1〜6アルキル基などの加水分解性基である]、およびさらに、
任意に少なくとも1つのさらなる化合物Si(X1)3(R1)
[式中、その中のR1は、第1級アミノ基および第2級アミノ基からなる群から選択される少なくとも1つの反応性官能基を有する非加水分解性有機基であり、X1は、例えば、O−C1〜6アルキル基などの加水分解性基である]、
および任意に少なくとも1つの化合物Si(X1)4
[式中、X1は、例えば、O−C1〜6アルキル基などの加水分解性基である]、
および任意に少なくとも1つの化合物Si(X1)3(R1)
[式中、その中のR1は、例えば、C1〜10アルキル基などの反応性官能基を有さない非加水分解性有機基であり、X1は、例えば、O−C1〜6アルキル基などの加水分解性基である]、
および任意に少なくとも1つの化合物Zr(X1)4
[式中、X1は、例えば、O−C1〜6アルキル基などの加水分解性基である]と水との反応
によって取得可能である。
(3)工程(1)または工程(2)の後に取得可能である、水性コーティング組成物(A)で少なくとも部分的にコートされた基材を水および/または限外ろ過液ですすぐ工程
のような工程(3)をさらに含む。
(4)工程(1)または工程(2)または工程(3)後に取得可能である水性コーティング組成物(A)で少なくとも部分的にコートされた基材を、好ましくは30秒から最長1時間にわたって、より好ましくは、30秒から最長30分間にわたって水および/または限外ろ過液と接触させる
という工程(4)をさらに含むことができる。
(4a)工程(1)または工程(2)または工程(3)または工程(4)後に取得可能である水性コーティング組成物(A)で少なくとも部分的にコートされた基材を、水溶液または水性分散液、好ましくは、少なくとも1つの架橋触媒(V)、好ましくは、結合剤(A1)の反応性官能基を架橋するのに適している少なくとも1つの架橋触媒(V)、より具体的には、結合剤(A1)として使用されるエポキシド系ポリマー樹脂および/またはアクリラート系ポリマー樹脂の水溶液と接触させる
という工程(4a)をさらに含むことができる。
(5)本発明で用いる水性コーティング組成物(A)で少なくとも部分的にコートされ、工程(1)および/または(2)および/または(3)および/または(4)および/または(4a)後に取得可能な基材に少なくとも1つのさらなるコーティング膜を施用する
工程のような、好ましくは、工程(1)および/または(2)および/または(3)および/または(4)および/または(4a)に続き、好ましくは、任意の工程(6)の前に実施される少なくとも1つの工程(5)をさらに含む。
(6)工程(1)および/または任意に(2)および/または(3)および/または(4)および/または(4a)の後に基材に少なくとも部分的に施用された水性コーティング組成物(A)、または工程(1)および/または任意に(2)および/または(3)および/または(4)および/または(4a)および/または(5)の後に基材に少なくとも部分的に施用されたコーティングを養生する
工程のような少なくとも1つの工程(6)をさらに含む。
本発明のさらなる主題は、本発明の水性コーティング組成物(A)で少なくとも部分的にコートされた導電性基材、または導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための本発明の方法によって取得可能である少なくとも部分的にコートされた導電性基材である。
本発明のさらなる主題は、導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための本発明の方法の実行中に本発明のコーティング組成物(A)の成分(A3)および/または(A4)の濃度を調整および/または維持するための方法である。
事前に選択した時間間隔でコーティング組成物(A)の全質量に対してのコーティング組成物(A)中の成分(A3)および/または(A4)のppm割合の決定を実施し、
および
コーティング組成物(A)中の成分(A5)の割合を、成分(A3)のppm割合がコーティング組成物(A)中のこの成分に対する事前に選択した設定点の値より低くなる前に増加させる、
または
コーティング組成物(A)中の成分(A4)の割合を、成分(A4)のppm割合がコーティング組成物(A)中のこの成分に対する事前に選択した設定点の値より低くなる前に増加させることが想定される。
1.DIN EN ISO 9227 NSSによる塩散布ミスト試験
塩散布ミスト試験は、基材上のコーティングの耐食性を決定するために使用される。DIN EN ISO 9227 NSS(日付:2012年9月1日)にしたがって、塩散布ミスト試験が、発明のコーティング組成物または比較のコーティング組成物でコートされた導電性基材である冷間圧延鋼(CRS)に対して実施される。この試験では、分析下の試料は、6.5〜7.2の範囲の制御pHで504または1008時間にわたり温度35℃で強度5%の通常の塩溶液による連続的なミスト雰囲気が存在するチャンバ内に存在する。分析下の試料上にミストが堆積し、塩水の腐食性膜で試料を覆う。
糸状腐食の決定は、基材上のコーティングの耐食性を確認するのに使用される。この決定は、発明のコーティング組成物または比較のコーティング組成物でコートされた導電性基材のアルミニウム(ALU)に対してDIN EN 3665(1997年8月1日)によって1008時間にわたり実施される。この時間の経過で、当該のコーティングは、コーティングに対して付けられた損傷ラインから出発してラインまたは糸の形態を取る腐食によって穿掘される。最大糸長[mm]が、DIN EN 3665(方法3)にしたがって測定される。平均糸長[mm]が、PAPP WT 3102(Daimler)(日付:2006年12月21日)にしたがって決定される。最大および平均糸長は、コーティングの耐食性の尺度である。
この交互気候試験は、基材上のコーティングの耐食性を試験するのに使用される。交互気候試験は、適切にコートされた冷間圧延鋼(CRS)基材に対して実施される。交互気候試験は、10サイクルで実施される。本明細書の1サイクルは、全部で168時間(1週間)からなり、
a)24時間のDIN EN ISO 9227 NSS(日付:2012年12月1日)による塩散布ミスト試験、
b)続いての8時間の2005年9月、AHT法のDIN EN ISO 6270−2による加熱を含めた貯蔵、
c)続いての16時間の2005年9月、AHT法のDIN EN ISO 6270−2による冷却を含めた貯蔵、
d)b)およびc)の3倍の反復(したがって全部で72時間)、および
e)48時間の2005年9月、AHT法のDIN EN ISO 6270−2による通気気候チャンバを用いる冷却を含めた貯蔵
を包含する。
調査下のコーティングの膜質量(表面積1m2当りのmgで)は、DIN 51001(日付:2003年8月)による波長分散型蛍光X線分析(XFA)によって決定される。この方法では、例えば、コーティングのビスマス含量または、本発明の方法の工程(1)の段階(1a)後に得られるコーティングなどのビスマス含量またはビスマス付加層を決定することができる。同様に、例えば、ジルコニウムなどの他の元素のそれぞれの量を決定することも可能である。蛍光X線分析を実施した場合に得られる信号は、コートされない参照試料の別個に測定された基材に対する値によって補正される。全カウント数(1秒当たりのキロカウント)が、ビスマスなどの分析下のそれぞれの元素に対して決定される。参照試料(コートされない基材)のそれぞれの元素の全カウント数が、当該の試料に対してこの方法で決定されたそれぞれの全カウント数から差し引かれて分析下の元素に対する正味のカウント数が得られる。元素に特有の変換関数(較正測定から得られる)を使用してこれらが膜質量(mg/cm2)に変換される。多数のコートが施用される場合は、それぞれの膜質量が、それぞれの施用後に決定される。次いで、続いてのコートに対して、それぞれの場合の先行膜の全カウント数が参照として用いられる。この決定方法は、本発明の方法の工程(1)の段階(1a)後に得られるコーティングのビスマス含量を決定するのに使用される。
例えば、ビスマス含量などの分析下の試料中のある種の元素量は、DIN EN ISO 11885(日付:2009年9月1日)による誘導結合プラズマ原子発光分光法(ICP−OES)を使用して決定される。使用される試料は、例えば、限外ろ過液試料などのそれぞれの試料の溶液である。この場合の限外ろ過は、1時間で実施される(回路における限外ろ過;限外ろ過メンブラン、Nadir、PVDF、RM−UV 150T)。試料は、浸透液または限外ろ過液から採取される。この試料は、高周波場によって発生するアルゴンプラズマ中の熱励起にかけられ、電子遷移のための発光が、対応波長のスペクトル線として可視化され、光学系を使用して分析される。発光強度とビスマスなどの当該元素濃度の間には直線関係が存在する。実行する前に、公知の元素標準(参照標準)を使用して、較正測定が、分析下の特定試料の関数として実施される。こうした較正は、限外ろ過液中の(A3)量の濃度などの未知溶液の濃度を決定するのに使用することができる。本明細書では、(A)中に溶解形態で存在する成分(A3)は、完全に限外ろ過液内に移されることが仮定される。
1.発明の水性コーティング組成物および比較のコーティング組成物の生成
以下の例示的な発明の水性コーティング組成物および比較のコーティング組成物V1を生成するために使用されるBASFからのCathoGuard(登録商標)520およびCathoGuard(登録商標)800顔料ペーストは、次硝酸ビスマスを含む。当業者には、かかる顔料ペーストの生成は例えば、DE 10 2008 016 220 A1(7頁、表1、バリアントB)から公知である。
結合剤および架橋剤の水性分散液(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)、顔料ペースト(固体含量65.0質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)、および脱イオン水画分を合わせて比較のコーティング組成物V1を形成し、室温(18〜23°C)で撹拌混合する。全部でCathoGuard(登録商標)520 2275g、CathoGuard(登録商標)520顔料ペースト295g、および脱イオン水2430gを使用する。
エチレンジアミン四酢酸の二ナトリウム塩2.29gを脱イオン水961gに溶解して溶液L1を製造する。溶液L1を室温(18〜23°C)で撹拌しながら顔料ペースト(固体含量65.0質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)118gと混合して混合物M2を得る。混合物M2を室温(18〜23°C)で24時間撹拌する。その後、この生成混合物を結合剤と架橋剤(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)の水性分散液886gと混合してコーティング組成物Z1を得る。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とEDTAのモル比は、1:0.25である。
コーティング組成物Z2をコーティング組成物Z1に関して記載された方法と類似の方法で生成するが、ただし、結合剤と架橋剤の水性分散液の添加後に、生成混合物に二フッ化水素アンモニウム0.6g(コーティング組成物の全質量に対してフッ化物200ppmに相当する)をさらに添加する点が相違している。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とEDTAのモル比は、1:0.25である。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とフッ素のモル比は、1:0.87である。
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)1.8gを脱イオン水961gに導入して混合物M1を生成する。続いて混合物M1を室温(18〜23°C)で撹拌しながら顔料ペースト(固体含量65.0質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)118gとさらに混合して混合物M2を得る。さらに、混合物M2を酢酸の添加によって酸性化し、次いで室温(18〜23°C)で5日間にわたり撹拌する。続いてこの生成混合物を結合剤と架橋剤の水性分散液886g(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)と混合する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とEDTAのモル比は、1:0.25である。
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)9gを脱イオン水2402.5gに導入して混合物M1を生成する。続いて混合物M1を室温(18〜23°C)で撹拌しながら顔料ペースト(固体含量65.0質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)295gとさらに混合して混合物M2を得る。混合物M2を室温(18〜23°C)で20時間にわたり撹拌する。続いてこの生成混合物を結合剤と架橋剤の水性分散液2215g(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)と混合する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とEDTAのモル比は、1:0.5である。
コーティング組成物Z5をコーティング組成物Z4に関して記載された方法と類似の方法で生成するが、ただし、EDTAの代わりに、市販の製品Quadrol(N,N,N’,N’−テトラキス−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン)を使用する点が相違している。さらに、結合剤と架橋剤の水性分散液を添加する前に、混合物M2を室温(18〜23°C)で26時間にわたり撹拌し、次いで、結合剤と架橋剤の水性分散液の添加に続いて、生成混合物をpH5.7にするような酢酸量と混合する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とQuadrolのモル比は、1:0.5である。
コーティング組成物Z6をコーティング組成物Z4に関して記載された方法と類似の方法で生成するが、ただし、EDTAの代わりに、市販の製品ビシン(N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン)を使用する点が相違している。さらに、結合剤と架橋剤の水性分散液を添加する前に、混合物M2を室温(18〜23°C)で26時間にわたり撹拌し、次いで、結合剤と架橋剤の水性分散液の添加に続いて、生成混合物をpH5.7にするような酢酸量と混合する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とBicine(登録商標)のモル比は、1:0.5である。
コーティング組成物Z7を生成するために、乳酸(D−およびL−乳酸の混合物)8.6gを脱イオン水482.4gと混合する。生成混合物を希薄アンモニア水の添加でpH6.0に調整する。この混合物に結合剤と架橋剤の水性分散液(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)443gおよびまた顔料ペースト(固体含量65.0質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)66gを室温(18〜23℃)で撹拌しながら添加および混合する。さらなる使用の前に、生成コーティング組成物を18〜23℃で24時間にわたり貯蔵する。
コーティング組成物Z8を生成するために、乳酸(D−およびL−乳酸の混合物)2.7gを脱イオン水488.3gと混合する。この混合物に結合剤と架橋剤の水性分散液(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)443gおよびまた顔料ペースト(固体含量65.0質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)66gを室温(18〜23℃)で撹拌しながら添加および混合する。さらなる使用の前に、生成コーティング組成物を18〜23℃で24時間にわたり貯蔵する。
コーティング組成物Z10をコーティング組成物Z4に関して記載された方法と類似の方法で生成するが、ただし、EDTAの代わりに、THEED(N,N,N’,N’−テトラキス−2−ヒドロキシエチルエチレン−ジアミン)7.27gを使用する点が相違している。さらに、結合剤と架橋剤の水性分散液を添加する前に、混合物M2を室温(18〜23°C)で23時間にわたり撹拌する。さらに、結合剤と架橋剤の水性分散液の添加に続いて、酢酸を使用してpH5.7に設定する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とTHEEDのモル比は、1:0.5である。
コーティング組成物Z11をコーティング組成物Z4に関して記載された方法と類似の方法で生成するが、ただし、EDTA9gの代わりに、EDTA18gを使用する点が相違している。さらに、結合剤と架橋剤の水性分散液を添加する前に、混合物M2を室温(18〜23°C)で25時間にわたり撹拌する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とEDTAのモル比は、1:1である。
コーティング組成物Z12を、コーティング組成物Z6にビシン(N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン)のさらなる15.06gを添加することによって生成する。さらに、酢酸を添加することによってpH5.55に設定する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とBicine(登録商標)のモル比は、1:2である。
ビシン(N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン)60.24gを脱イオン水2564gに導入して混合物M1を生成する。続いて混合物M1を室温(18〜23°C)で撹拌しながら顔料ペースト(固体含量65質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)800)306gとさらに混合して混合物M2を得る。次いで室温(18〜23°C)で22時間にわたり撹拌する。続いてこの生成混合物を結合剤と架橋剤の水性分散液(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)800)2130gと混合する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とBicineのモル比は、1:6である。
THEED87.26gを脱イオン水2564gに導入して混合物M1を生成し、混合物M1のpHを酢酸の添加によって5.7に調整する。続いて混合物M1に室温(18〜23°C)で撹拌しながら顔料ペースト(固体含量65質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)306gを混合して混合物M2を得る。混合物M2を室温(18〜23°C)で22時間にわたり撹拌する。その後この生成混合物を結合剤と架橋剤の水性分散液(固体含量37.5質量%でBASFから市販の製品CathoGuard(登録商標)520)2130gと混合する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とTHEEDのモル比は、1:6である。
コーティング組成物Z15をコーティング組成物Z13に関して記載された方法と類似の方法で生成するが、ただし、ビシンの代わりに、Quadrol53.99gを使用し、顔料ペーストの添加に続いて、混合物M2のpHを乳酸の添加によって5.68に調整する点が相違している。さらに、結合剤と架橋剤の水性分散液の添加に続いて、pHを乳酸の使用によって5.7に再度調整する。コーティング組成物中のビスマス(金属として計算された)とQuadrol(登録商標)のモル比は、1:3である。
水性コーティング組成物Z1〜Z8およびZ10〜Z15およびまたV1それぞれを、ディップコーティングとして多様な基材に施用した。組成物Z1〜Z8およびZ10〜Z15およびV1それぞれを、上で記載したように生成した直後に多様な基材に施用した。
V1:
段階(1a):120秒にわたり4V(等電位的に)
段階(1b):傾斜電圧:10秒間にわたり電圧260Vまでの直線的増加およびこの電圧における保持時間60秒
Z3:
段階(1a):120秒にわたり0.26A(等電流的に)
段階(1b):傾斜電圧:10秒間にわたり電圧220Vまでの直線的増加およびこの電圧における保持時間120秒
Z6:
段階(1a):120秒にわたり0.22A(等電流的に)
段階(1b):傾斜電圧:10秒間にわたり電圧240Vまでの直線的増加およびこの電圧における保持時間120秒
Z11:
段階(1a):120秒にわたり0.28A(等電流的に)
段階(1b):傾斜電圧:10秒間にわたり電圧240Vまでの直線的増加およびこの電圧における保持時間120秒
Z12:
段階(1a):120秒にわたり0.12A(等電流的に)
段階(1b):傾斜電圧:10秒間にわたり電圧240Vまでの直線的増加およびこの電圧における保持時間90秒
Z13:
段階(1a):120秒にわたり0.15A(等電流的に)
段階(1b):傾斜電圧:10秒間にわたり電圧250Vまでの直線的増加およびこの電圧における保持時間120秒
さらに、本明細書での工程(1)は、ディップコーティング浴温度34℃で実施される。
コーティング組成物V1、Z3、Z6、Z11、Z12、またはZ13のうちの一つでコートされた基材T2またはT3が調査される。
Claims (15)
- 導電性基材を電着材料で少なくとも部分的にコートするための方法であって、
少なくとも工程(1):
(1)カソードとして接続された導電性基材を
(A1)少なくとも1つのカソード析出性の結合剤、および
(A2)任意に少なくとも1つの架橋剤
を含む水性コーティング組成物(A)に接触させる工程を含み、
水性コーティング組成物(A)は、4.0〜6.5の範囲のpHを有し、
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも30ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス
を含む、コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも130ppmのビスマスを含み、
(A5)ビスマスを錯化するのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤をさらに含み、
少なくとも1つの錯化剤(A5)が、コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全量に対して少なくとも5モル%の割合で水性コーティング組成物(A)中に存在し、
工程(1)が少なくとも2つの連続する段階(1a)および(1b):
(1a)少なくとも5秒間にわたり印加される1〜50Vの範囲の印加電圧での段階、および
(1b)50〜400Vの範囲の印加電圧での段階であり、ただし、段階(1b)で印加される電圧が段階(1a)で印加される電圧より少なくとも10V大であることを条件とする段階で実施され、
コーティング組成物(A)が、任意に成分(A1)および/または(A2)の少なくとも1つの存在下で、少なくとも1つの水不溶性ビスマス化合物を、この化合物とビスマスを錯化するのに適した少なくとも1つの少なくとも二座の錯化剤(A5)との部分反応によって、水中で部分的に転換して少なくとも1つの水溶性ビスマス化合物(A3)にしてコーティング組成物(A)の少なくとも成分(A3)、(A4)、および(A5)ならびに任意に(A1)および/または(A2)を含む混合物を得、
任意に生成混合物を少なくとも成分(A1)および任意に成分(A2)と混合してコーティング組成物(A)を得ることによって取得可能である方法。 - 析出電流密度が少なくとも1A/m2になるように電圧が段階(1a)で印加される、請求項1に記載の方法。
- 段階(1a)で印加される電圧が少なくとも5〜300秒の範囲にわたり印加される、請求項1または2に記載の方法。
- 50〜400Vの範囲で段階(1b)で印加される電圧が、段階(1a)を実行した後に0〜300秒の時間間隔で実施され、前記50〜400Vの電圧範囲内の値で10〜300秒の範囲の間維持される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- コーティング組成物(A)が、
(A3)コーティング組成物(A)中に溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも100ppmのビスマス、および
(A4)コーティング組成物(A)中に非溶液の形態でコーティング組成物(A)の全質量に対して少なくとも200ppmのビスマス
を含む、
コーティング組成物(A)の全質量に対して全量で少なくとも300ppmのビスマスを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。 - コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全量内の成分(A4)のモル%の割合が成分(A3)のモル%の割合超である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全量が少なくとも500ppm〜20000ppmの範囲である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 成分(A4)が、ビスマスの酸化物、塩基性酸化物、水酸化物、炭酸塩、塩基性硝酸塩、サリチル酸塩、および塩基性サリチル酸塩、ならびにまたその混合物からなる群から選択される少なくとも1つのビスマス化合物から取得可能である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 成分(A3)および(A5)が、コーティング組成物(A)中で成分(A3)および(A5)の錯体および/または塩の形態で存在する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 成分(A5)が、エチレンジアミン四酢酸、乳酸、N,N,N’,N’−テトラキス−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシンおよびN,N,N’,N’−テトラキス−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンからなる群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記水不溶性ビスマス化合物は、少なくとも1つの顔料(A6)を含む顔料ペーストの一部である、請求項1に記載の方法。
- 水性コーティング組成物(A)中に存在する少なくとも1つのアミノポリカルボン酸のモル割合は、コーティング組成物(A)中に存在するビスマスの全モル量の、好ましくは、少なくとも1/15未満である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法によって取得可能な少なくとも部分的にコートされた導電性基材。
- 請求項13に記載の少なくとも1つの基材から生成される物品または部品。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法の実行中にコーティング組成物(A)中の成分(A3)および/または(A4)の濃度を設定および/または維持するための方法であって、
事前選択された時間間隔で、コーティング組成物(A)の全質量に対するコーティング組成物(A)中の成分(A3)および/または(A4)のppm割合が決定され、ならびに
成分(A3)のppm割合がコーティング組成物(A)中のこの成分に対する事前選択された設定値より低くなる前にコーティング組成物(A)中の成分(A5)の割合が増加されるか、
または成分(A4)のppm割合がコーティング組成物(A)中のこの成分に対する事前選択された設定値より低くなる前にコーティング組成物(A)中の成分(A4)の割合が増加される、方法。
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