JPS604941B2 - ラテツクス凝集反応用試薬 - Google Patents

ラテツクス凝集反応用試薬

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JPS604941B2
JPS604941B2 JP6850479A JP6850479A JPS604941B2 JP S604941 B2 JPS604941 B2 JP S604941B2 JP 6850479 A JP6850479 A JP 6850479A JP 6850479 A JP6850479 A JP 6850479A JP S604941 B2 JPS604941 B2 JP S604941B2
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孝一 近藤
勇 吉田
孝 小林
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラテックス凝集反応用試薬に関する。
近年、免疫学的な手法を用いた臨床検査診断法は、特異
的でしかも高感度であるため繁用されるようになった。
とりわけ抗原もしくは抗体で感作したラテックスの凝集
反応を利用する測定法は簡便であり、しかも非常に短時
間で測定結果を得ることができるという利点を有する。
しかしながら尿、血清あるいは血酸などの体液中の免疫
学的活性物質の測定に際して、従来のラテックス診断剤
は非特異的な凝集反応を生じ易く、このためいよいよ臨
床診断を謀まらせることがあった。本発明者らは上記し
た欠点を克服すべく鋭意研究した結果、一般式〔式中、
RIは水素原子、低級アルキル基または低級ァルキル基
により薄換されていてもよいァミ/基を示し、R2およ
びR3はそれぞれ水素原子または低級アルキル基を示す
〕で表わされる化合物およびジ低級アルキルスルホキシ
ドの1種または2種以上の存在下にラテックス凝集反応
を行なうことにより、上記した非特異凝集反応を防止で
きるという意外な知見を得、さらに研究を進めて本発明
を完成するに至った。
すなわち、本発明は、上記−般式(1)で表わされる化
合物およびジ低級アルキルスルホキシドの1種または2
種以上を配合してなるラテツクス凝集反応用試薬である
前記一般式(1)に関し、R1、R2、R3としての低
級アルキル基は、炭素数2以下のものが好ましく、とり
わけメチル基が有利である。
RIとしてのアミノ基は1もしくは2個の低級アルキル
基により置換されていてもよく、この低級ァルキル基は
炭素数2以下のものとりわけメチル基が好ましい。ジ低
級アルキルスルホキシドにおける低級アルキル基として
は、炭素数2以下のものとりわけメチル基が好都合であ
る。化合物(1)およびジ低級ァルキルスルホキシドの
代表例としては、たとえば尿素、N−メチル尿素、N・
N′−ジメチル尿素、N−メチルホルムアミド、N・N
−ジメチルホルムアミド、N・N−ジエチルホルムアミ
ド、Nーメチルアセタミド、N・N−ジメチルアセタミ
ド、N・N−ジエチルアセタミド、ジメチルスルホキシ
ド、ジエチルスルホキシドなどが挙げられる。これらの
化合物は、その1種を用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。とりわけ、尿素とN・N−ジメチルホルムア
ミドとを組み合せて使用するのが最も有利である。本発
明においては、上記した化合物の1種または2種以上(
以下、本化合物と略称する)の存在下にラテックス凝集
反応を行なうことにより、非特異凝集反応を防止するこ
とができ、ラテックス凝集反応の偽陽I性を減少させて
信頼度を顕著に向上させることができる。
本化合物は、被検液混合後の凝集反応系における濃度と
して、約1〜13%(以下、パーセントは、重量/容量
パーセントである)、とりわけ約2〜7%程度、ラテッ
クス凝集反応系に存在させるのがよい。本発明は、対応
する抗原もしくは抗体で感作したラテックス粒子との凝
集を利用して0甫乳動物とりわけヒトの体液(尿、血清
、皿糠など)中の免疫学的活性物質を検出する反応のい
ずれにおいても適用することができる。
かかる免疫学的活性物質の代表例としては、血清蛋白た
とえばヒトィムノグロブリンG、ヒトイムノグロブリン
M、ヒトイムノグロプリンA、ヒトアルブミン、ヒトフ
イブリノーゲン(フィブリンおよびそれらの分解産物)
、Q−フェトプロティン、C反応性蛋白、32ーミクロ
グロブリン、ミオグロビンなど;ホルモン類たとえばヒ
ト胎盤性性腺刺戟ホルモン(以下HCGと略称する)、
ヒト胎盤性ラクトーゲン、インスリン、ステロイドなど
:イムノグロブリン分画とりわけ主としてイムノグロプ
リンGもしくはィムノグロプリンMに属する特異抗体(
たとえば抗ウイルス抗体、リウマチ因子)などが挙げら
れる。本発明において本化合物をラテックス凝集反応系
に存在させるには、本化合物をラテツクス粒子を含有す
る診断剤に添加しておいてもよく、被検液用の希釈液に
配合してもよい。
すなわち本願における「ラテックス凝集反応用試薬」は
感作ラテックス粒子を含有する診断剤ならびに被検液用
希釈液などを総称するものである。免疫学的活性物質に
対応する抗原もしくは抗体を感作させるラテックスとし
ては、たとえばスチレンもしくはその誘導体(メチルス
チレン、エチルスチレソ、クロロスチレンなど)、オレ
フイン(エチレン、プロピレンなど)、アクリル酸もし
くはそのエステル(メチルエステル、エチルエステルな
ど)、メタクリル酸もしくはその誘導体(エチルヱステ
ル、アクリ。
ニトリル、アクリルアミド)、ジエン(ブタジエン、ク
ロロプレン、イソプレンなど)、塩化ビニル、塩化ピニ
リデン、酢酸ビニルなどの均一重合体もしくは共重合体
のラテックスなどが挙げられ、とりわけスチレン、クロ
ロスチレン、アクリル酸、ビニルトルェン、メタクリル
酸メチルヱステルなどの均一重合体もしくは共重合体ラ
テツクスが有利に用いられる。上記ラテックス粒子を免
疫学的活性物質に対応する抗原もしくは抗体で感作する
処理は、自体公知の手法により行なうことができる。処
理条件は感作物質、ラテックス粒子の物理的化学的性質
により若干異なるが、例えば抗体で感作する場合は、次
のような方法で感作させることができる。抗血清を通常
の方法で塩折し、得られたy−グ。プリン画分を約0.
01〜1%の濃度になるように解約7〜9の0.005
〜0.2Mの緩衝液に溶解させる。緩衝液としては、グ
リシン緩衝液、リン酸緩衝液、ホゥ酸緩衝液もしくはN
−2ーハィドロキシェチルピベラジンーN′−2ーェタ
ンスルホン酸(以下、へべスと略称する)緩衝液などの
グッド緩衝液が有利に用いられる。この溶液に約0.1
〜10%のラテックス粒子浮遊液を加えて、室温で約1
〜6時間もしくは約37〜60つ○で約0.5〜3時間
、静暦もしくは縄洋下でインキュベートして感作したの
ち、遠心分離する。かくして得られる感作ラテックス粒
子を、本化合物を添加した緩衝液に再浮遊させることに
より、診断用試薬が得られる。緩衝液としては、上託し
たPHが約7〜9のグリシン緩衝液、リン酸緩衝液、ホ
ウ酸緩衝液もしくはへべス緩衝液などのグッド緩衝液な
どが好都合に用いられる。本診断剤における本化合物お
よび感作ラテツクス粒子の好ましい濃度は、ラテツクス
凝集反応にさし、して被検液を希釈するか否かにより異
なるが、通常の希釈液で希釈した被検液と混合する診断
剤の場合は、本化合物を前記した濃度範囲(約1〜13
%とりわけ約2〜7%)の約4倍濃度、感作ラテックス
粒子を約0.9〜1.4%程度含有させるのがよい。被
検液を希釈することなく直酸被検液と混合するタイプの
診断剤の場合は、本化合物を該濃度範囲(約1〜13%
とりわけ約2〜7%)の約2倍濃度、感作ラテックス粒
子を約0.4〜0.7%程度含有させたものが好都合に
用いられる。本化合物を被検液の希釈液に含有させる場
合、基本組成としては通常の被検液希釈用緩衝液のいず
れを用いてもよく、たとえばグリシン緩衝液、ホゥ酸緩
衝液、リン酸緩衝液、へべス緩衝液などのグッド緩衝液
などが好都合に用いられ、解約6〜9、濃度約0.05
〜0.3Mが好ましく、とりわけ0.1Mグリシン緩衝
液(pH8.2)、0.1Mへべス緩衝液(pH7.5
)などが有利に用いられる。
これらの緩衝液に本化合物を前記濃度範囲(約1〜13
%とりわけ約2〜7%)の約4倍濃度含有させるのが好
ましい。上託した診断用試薬は、所望により血清アルブ
ミン好ましくは牛血清アルブミンを約0.01〜0.2
%程度含有させてもよく、また防腐剤たとえばアジ化ナ
トリウムを約0.02〜0.2%程度添加してもよい。
本発明の試薬は自体公知の手法たとえばスライド法、試
験管法などのいずれにも利用可能である。
また被検液は適当な炉過材で前処理してもよく、未炉過
のまま反応に供してもよい。本発明によれば、ラテック
ス凝集反応における非特異的凝集反応を顕著に防止する
ことができ、これにより測定の信頼度を大きく向上させ
ることができる。
以下に、本発明の効果を実施例および実験例によりさら
に具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を制限す
るものではない。
実施例 1 oグリシン 3.75タo尿
素 60夕。
アジ化ナトリウム 0.5夕を400
の‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを8.2に
調整したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用
希釈液実施例 −2 oへべス(ドータイト試薬) 11.9多oN・N
一ジメチルホルムアミド 100夕。
アジ化ナトリウム 0.5夕を400
肌の蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを7.5に調
整したのち蒸留水で全量を500叫とした被検液用希釈
液実施例 3 oグリシン 7.5夕oN・
N一ジメチルアセトアミド 75夕。
アジ化ナトリウム 0‐5夕を400
の‘の蒸留水に溶解し、N一NaOHで舟を8.6に調
整したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用希
釈液実施例 4 oへべス(ドータィト試薬) 5.95タoジメ
チルスルホキシド 100夕。
アジ化ナトリウム 0.5夕を400の
‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを7.2に調
整したのち蒸留水で全量を500叫とした被検液用希釈
液実施例 5 oへべス(ドータィト試薬) 11.9タo尿素
50夕oN・N一ジメチ
ルホルムアミド 50夕。
アジ化ナトリリム 0.5夕を400の
‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHで肉を7.5に調整
したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用希釈
液実施例 6 oグリシン 3.75タo
N・N一ジメチルホルムアミド 50夕。
アジ化ナトリウム 0‐5夕を400
のとの蒸留水に溶解し、N−NaOHで−を8.0に調
整したのち蒸留水で全量を500机とした被検液用希釈
液実施例 7 oグリシン 7.5夕oN・
N一ジメチルホルムアミド 50夕。
アジ化ナトリウム 0‐5夕を400
の‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHでPHを7.8に
調整したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用
希釈液実施例 8 oへべス(ドータィト試薬) 11.9タoジエチ
ルスルホキシド 30夕。
アジ化ナトリワム 0.5夕を400
の‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを7.5に
調整したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用
希釈液実施例 9 oへべス(ドータィト試薬) 11.9タoN−
メチル尿素 75夕。
アジ化ナトリウム 0.5夕を400
の‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHでPHを8.2に
調整したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用
希釈液実施例 10 oグリシン 3.75タo
N−メチルホルムアミド 100多〇アジ化ナ
トリウム 0‐5夕 2を400私
の蒸留水に溶解し、N−NaOHで斑を8.6に調整し
たのち蒸留水で全量を500の‘とした彼検液用希釈液
実施例 11oグリシン
3.75夕 20N−メチルアセトアミド
75夕。
アジ化ナトリワム 0.5夕を400
肌の蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを8.6に調
整したのち蒸留水で全量を500の‘とした被検液用希
釈液 3実施例 1
2{1} 家免を免疫して得られた抗C反応性蛋白血清
を常法により硫酸アンモニウムで塩析して得たyーグロ
ブリン画分を透析後、pH8.2の0.01Mリン酸緩
衝液に溶解した0.2%ンーグロブリン3溶液10の‘
に、等容量の2%ポリスチレンラテックス液(粒子径0
.2仏、pH8.2の0.01Mリン酸緩衝液で分散)
を加えて37o0で2時間、ときどき振浸しながら感作
させた。1200仇pmで1粉ご間遠0分離し沈殿状の
抗C反応性製白抗体感作ラチテックス粒子を得た。
■ oグリシン 3.75
タo尿素 30夕oN・N
一ジメチルホルムアミド 25夕o牛血清アルブミ
ン 0.25夕。
アジ化ナトリつム 0.25夕を400
叫の蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを8.2に調
整したのち蒸留水で全量を500の‘とした溶液に、上
記{…こおいて調整した感作ラテックス粒子を0.6%
の濃度に分散させ、抗C反応性蛋白抗体感作ラテックス
を含有するC反応性蛋白測定用診断剤を得た。実施例
13 ‘1} 家免を免疫して得られた抗ヒトフィブリノ−ゲ
ン血清を常法により硫酸アンモニウムで塩析して得たy
ーグロブリン画分を透析後、pH8.0の0.01Mリ
ン酸緩衝液に溶解した0.2%y−グロブリン溶液10
の‘に、等容量の2%ポリスチレンラテックス液(粒子
径0.25仏、pH8.2の0.01Mリン酸緩衝液で
分散)を加えて室温で6時間、ときどき振浸しながら感
作させた。
1000仇pmで18分間遠心分離し、沈殿状の抗ヒト
フィブリノーゲン抗体感作ラテックス粒子を得た。
■ oへべス(ドータィト試薬) 5.95タo
尿素 25夕oN・N−ジ
メチルホルムアミド 25タo牛血清アルブミン
0.25夕。
アジ化ナトリウム 0‐25夕を400
のとの蒸留水に溶解し、N−NaOHでpHを7.5に
調整したのち蒸留水で全量を500泌とした溶液に、上
記{1}において調整した感作ラテックス粒子を0.6
%の濃度になるように分散させ、フイブリノーゲン、フ
イブリンおよびそれらの分解産物測定用診断剤を得た。
実施例 14 【11ヒトy−グロブリン(Cohnのフラクシヨンロ
)をpH8.0の0.01Mリン酸緩衝液に溶解して0
.3%溶液とし、その10の‘に等容量の2%ポリスチ
レンラテツクス液(粒子径0.15仏、pH8.0の0
.01Mリン酸緩衝液で分散)を加えて5がoで2時間
、ときどき振溢しながら感作させた。
1500仇pmで30分間遠心分離し、沈殿状のりゥマ
チ因子検出用ヒトy−グロブリン感作ラテックス粒子を
得た。
(21 oグリシン 3.
75タoN・N−ジメチルホルムアミド 30タo
牛血清アルブミン 0.25夕。
アジ化ナトリウム 0‐25夕を400
机‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHで斑を8.0に調
整したのち蒸留水で全量を500のとした溶液に、上記
‘1)において調整した感作ラテツクス粒子を0.6%
の濃度になるように分散させtリチウム因子検出用診断
剤を得た。実施例 15 【1} 2の9のHCC(50001U′の9)を1の
‘の生理食塩水に溶解し、1の‘のフロィントの完全ア
ジュバンドと混合し、家免に3週間隔で4回以上免疫し
て抗日CG血清を得た。
この抗血清を常法により硫酸アンモニウムで塩折して得
たyーグロブリン画分を透析後、pH8.2の0.01
Mリン酸緩衝液に溶解した0.2%y−グロブリン溶液
lowとに、等容量の2%ポリスチレンラテツクス液(
粒子径0.3仏、pH8.2の0.01Mリン酸緩衝液
で分散)を加えて37o0で2時間、ときどき振溢しな
がら感作ごせた。900仇pmで15分間遠心分離し沈
殿状の抗日CG感作ラテックス粒子を得た。
■ oグリシン 3.75
タo尿素 75夕oN・N
一ジメチルホルムアミド 50タo牛血清アルブミ
ン 0.5夕。アジ化ナトリウム
0.5夕を400地の蒸留水に溶解し、
N−NaOHでpHを8.2に調整したのち蒸留水で全
量を500の‘とした溶液に、上記‘1}‘こおいて調
整した抗日CG感作ラテックス粒子を1%の濃度に分散
させ、抗日CG感作ラテックスを含有する妊娠診断剤を
得た。実施例 16 oへべス(ドータィト試薬) 5.95多o尿素
30夕oN・N−ジメ
チルホルムアミド 25タo牛血清アルブミン
0.25夕。
アジ化ナトリウム 0.25夕を400
の‘の蒸留水に溶解し、N−NaOHでPHを7.5に
調整したのち蒸留水で全量を500の‘とした溶液に、
実施例15【1ーで調製した抗日CG感作ラテックス粒
子を0.6%の濃度になるように分散させ、抗日CG感
作ラテックスを含有する妊娠診断剤を得た。本品は、被
検液を希釈することなく凝集反応に供することができる
。実験例 1 実施例121}で得られた抗C反応性蛋白抗体感作ラテ
ツクス粒子を1.2%の濃度で0.1%牛血清アルブミ
ン、0.1%アジ化ナトリウムを含むpH8.2の0.
1Mグリシジン緩衝液に分散させた。
被検ヒト血清約50ムそを清浄なガラス板上に滴下し、
次に実施例1〜5で述べた希釈液およびコントロールと
して、0.1%アジ化ナトリウムを含むpH8.2の0
.1Mグリシン緩衝液(以下希釈液(以下希釈液Gと略
称する)、0.1%アジ化ナトリウムを含むpH7.5
の0.1Mへべス緩衝液(以下希釈液(以下希釈液日と
略称する)を約25仏メ加え、次に上記感作ラテツクス
浮遊液25ムそを加えて3分間揺動し、凝集の有無を調
べた。また被検液希釈液を用いないシステムについても
、被検血清約50メタに実施例la2}で得られたC反
応性蛋白測定用診断剤約50ム〆を加えて揺動し3分後
の凝集の有無を観察した。結果は表1に示されるとおり
であった。表I C反応性蛋白の検出十:丁場性、士:
凝傷性、‐:陰性(以下同様)表1から明らかなように
、被検液用希釈液あるいはラテックス分散液に尿素、N
・N−ジメチルホルムアミド、N・N−ジメチルアセト
アミドもしくはジメチルスルホキシドを配合していない
場合、通常の毛細管内沈降法による診断結果と比べたと
き偽陽性例が出現した。
これに対し、実施例1〜5の被検液希釈液を用いるシス
テム、実施例la2ーで得られたC反応性蛋白測定用診
断剤を用いるシステムでは毛細管内沈降法による結果と
良い一致を示した。実験例 2 被検ヒト血清約50メタを清浄なガラス板上に滴下し、
ついで実施例13‘2)により得られた抗ヒトフイプリ
ノーゲン抗体感作ラテックス粒子浮遊液を約50rそ加
えて2分間揺動し凝集の有無を調べた。
別にコントロールとして、実施例131}で得られた沈
殿状の感作ラテックス粒子を0.05%牛血清アルブミ
ン、0.05%アジ化ナトリウムを含むpH7.5の0
.08Mへべス緩衝液に0.6%の濃度で分散させた抗
ヒトフィブリノーゲン感作ラテツクス粒子浮遊液を用い
て比較した。結果は表2に示されるとおりであった。表
2 フィブリンおよびフィブリノーゲン分解・産物の検
出表2から明らかなように不一致例(試料番号4、8)
がみられ、これらの試料は抗ヒトフイブリノーゲン抗体
で処理しても吸収されないところから、コントロールを
用いた反応結果が偽陽性であると判断された。
実験例 3 被検ヒト血清約50仏そを清浄なガラス板上に滴下し、
ついで実施例14(2}により得られたヒトy−グロブ
リン感作ラテックス粒子浮遊液を約50仏そ加えて2分
間揺動し凝集の有無を調べた。
別にコントロールとして、実施例14‘1}で得られた
沈殿状の感作ラテックス粒子を0.05%牛血清アルブ
ミン、0.05%アジ化ナトリウムを含むPH8.0の
0.1Mグリシン緩衝液に0.6%の濃度で分散させた
ヒトy−グロブリン感作ラテックス粒子浮遊液を用いて
比較した。結果は表3に示されるとおりであった。表3
リウマチ因子の検出 表3から明らかなように、不一致例(試料番号5、9)
がみられ、これらの試料は通常の希釈液による2ぴ音希
釈法で血清成分の影響を防いだ場合、陰性となり一致し
た。
本発明の診断剤を用いれば、このように被検血清を希釈
することなくIJウマチ因子測定に供することができる
。実験例 4 実施例191}で得られた抗日CG感作ラテックス粒子
を1%の濃度でpH8.2の0.1Mグリシン緩衝液に
分散させた。
被検尿として、非妊娠婦人尿より、非特異的凝集を生じ
やすいlq例を選択した。被検液用希釈液として、実施
例1〜5で述べた希釈液およびコントロールとして、前
記希釈液G、希釈液日を用いた。被検尿2滴を清浄なガ
ラス板上に滴下し、希釈液1滴を加えて混ぜ合せ、つぎ
に上記抗日CO感作ラテックス浮遊液1瓶を加えて3分
間揺動し、凝集の有無を調べた結果を後記表4に示す。
被検液用希釈液が尿素、N・N−ジメチルホルムアミド
、N・N一ジメチルアセトアミドもしくはジメチルスル
ホキシドを含まない場合、非妊娠者であるにもかかわら
ず非特異的凝集反応のため、妊娠であると判定される率
は凝陽性例も含めて希釈液Gで10/10、希釈液日で
10/10であった。
実施例1〜5の希釈液を用いた場合、それぞれの希釈液
で全例陰性となり誤判定例はなかった。
つぎにHCG濃度0.5〜50001U/地の標準溶液
および低HCG量の妊娠初期尿(約11U′の‘)につ
いて、実施例1〜5の希釈液を用いてラテツクス凝集反
応の鋭敏さ(感度)を調べた結果を後記表5に示す。実
験例 5 非妊娠婦人尿20の列こついて、実施例1、2、5の希
釈液およびコントロールとして希釈液G、日を用い、実
験例4で述べた手技で妊娠診断ラテツクス凝集反応を行
なった。
後記表6に示したように20の例中、希釈液Gでは陽性
6例、凝陽性2q例、希釈液日では腸性7例、凝陽・性
19列であった。
実施例1、2、5の被検液用希釈液を用いた場合、全例
が陰性を示した。実験例 6 妊娠診断を受診して臨床診断の結果、妊娠と確定された
200例の婦人尿について、実施例1、2、5の希釈液
を被検液用希釈液に用いて、実験例4で述べた手技でラ
テックス凝集反応を行なった。
それぞれの希釈液において、全例が確定診断の結果と一
致して陽性を示した。実験例 7 非妊娠婦人血清5M例および妊娠と確定診断された婦人
血清5川例について、実施例1、2、5の希釈液を被検
液用希釈液に用いて、実験例4で述べた手技でラテック
ス凝集反応を行なった。
それぞれの希釈液で、非妊娠婦人血清では全例とも陰性
、妊娠血清で全例とも陽・性を示した。表4 非妊娠尿
に対する彼検液用希釈液の表5 標準HCG液および妊
娠初期尿に対する彼検液用希釈液の比較表6 非妊娠婦
人尿200例における彼検液帯希釈液の比較実験例 8 実施例191}で得られた抗日CG感作ラテツクス粒子
を1%の濃度で0.1%アジ化ナトリウムを含むPH7
.5の0.09Mのホウ酸緩衝液に分散させて妊娠診断
ラテックス凝集反応用診断剤を調製した。
実験例4で述べた被検尿および実施例1〜5の被検液用
希釈液を組合せ被検尿2滴(約50〃夕)に被検液用希
釈液1滴(約25仏そ)を加えて混合し、本診断剤1滴
(約25rそ)を加えてラテックス凝集反応を行ない、
被検液用希釈液の効果について調べた。結果を後記表7
に示したが、被検液用希釈液に尿素、N・N一ジメチル
ホルムアミド、N・N−ジメチルアセトアミドもしくは
ジメチルスルホキシドが含まれていない場合「非妊娠者
であるにもかかわらず非特異的凝集反応のため、妊娠で
あると判定される率は凝陽‘性例も含めて、希釈液Gで
10/10、希釈液日で10/10であった。
実施例1〜5の希釈液を用いた場合、それぞれの希釈液
で全例陰性となり誤判定例はなかった。つぎに非妊娠婦
人尿200例および妊娠と確定診断された尿20の例に
ついて、実施例1〜5の希釈液を被検液用希釈液に用い
てラテックス凝集反応を行なったが、それぞれの被検液
用希釈液で、非妊娠婦人尿では全例とも陰性、妊娠尿で
全例とも陽性を示した。表7 非妊娠尿に対する彼検液
用希釈液の比較実験例 9被検尿2滴(約50仏夕)を
清浄なガラス板上に滴下し、0.1%アジ化ナトリウム
を含むpH8.2の0.1Mグリシン緩衝液(希釈液G
)1滴(約25r〆)を加えて混ぜ合せ、ついて実施例
192iで得られた抗日CO感作ラテックス粒子含有妊
娠診断剤を1滴(約25仏夕)加えて3分間揺動し、凝
集の有無を調べた。
被検液として、非妊娠婦人尿200例および妊娠と確定
診断された尿20q例についてラテックス凝集反応を行
なったところ、非妊娠婦人尿では全例Zとも陰性、妊娠
尿で全例とも陽性を示した。
実験例 10被検尿2滴(約50山夕)を清浄なガラス
板上に滴下し、ついで実施例16により得られた抗日C
G感作ラテックス粒子含有妊娠診断剤を2滴(約50Z
仏そ)加えて3分間揺動し凝集の有無を調べた。
被検尿として、非妊娠婦人尿200例および妊娠と確定
診断された尿20の例についてラテツクス凝集反応を行
なったところ、非妊娠婦人尿では全例とも陰性、妊娠尿
では全例とも陽性を示した。実験例 11被検尿2滴(
約50仏そ)を清浄なガラス板上に滴下し、実施例10
により得られた彼検液用希釈液1滴(約25仏ぞ〕を加
えて混ぜ合せ、ついで実施例1511で得られた抗日C
G感作ラテックス粒子を1%の濃度でpH7.8の0.
1Mグリシン緩衝液に分散させたラテツクス試薬を1滴
(約25仏〆)を加えて3分間揺動し、凝集の有無を調
べた。
被検液として、非妊娠婦人尿200例および妊娠と確定
診断された尿20の例についてラテツクス凝集反応を行
なったところ、非妊娠婦人尿では全例とも陰性、妊娠尿
で全例とも陽I性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子、低級アルキル基または低級
    アルキル基により置換されていてもよいアミノ基を示し
    、R^2およびR^3はそれぞれ水素原子または低級ア
    ルキル基を示す〕で表わされる化合物およびジ低級アル
    キルスルホキシドの1種または2種以上を配合してなる
    ラテツクス凝集反応用試薬。 2 感作ラテツクス粒子を含有してなる特許請求の範囲
    第1項記載の試薬。
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FR8001799A FR2448150A1 (fr) 1979-01-31 1980-01-28 Reactif et procede utilisant ce reactif pour la reaction d'agglutination du latex
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