JPS6048890B2 - 樹脂モ−ルド変成器 - Google Patents
樹脂モ−ルド変成器Info
- Publication number
- JPS6048890B2 JPS6048890B2 JP53079759A JP7975978A JPS6048890B2 JP S6048890 B2 JPS6048890 B2 JP S6048890B2 JP 53079759 A JP53079759 A JP 53079759A JP 7975978 A JP7975978 A JP 7975978A JP S6048890 B2 JPS6048890 B2 JP S6048890B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- transformer
- coil
- molded
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄心とコイルを合成樹脂により一体にモールド
した樹脂モールド変成器に係り、特に高圧端子と接地間
の外部閃絡電圧の向上を計つた樹脂モールド変成器に関
する。
した樹脂モールド変成器に係り、特に高圧端子と接地間
の外部閃絡電圧の向上を計つた樹脂モールド変成器に関
する。
従来、樹脂モールド変成器の構成としてはコイルのみを
合成樹脂にてモールドし、そのモールドしたコイルに鉄
心を組立る鉄心露出形やコイルと鉄心をあらかじめ組立
て、これらを一体に合成樹脂でモールドする全モールド
形等がある。
合成樹脂にてモールドし、そのモールドしたコイルに鉄
心を組立る鉄心露出形やコイルと鉄心をあらかじめ組立
て、これらを一体に合成樹脂でモールドする全モールド
形等がある。
これらの構成において、鉄心露出形はその構造上高圧端
子と鉄心間の所定絶縁距離を確保するためには必然的に
外形寸法が大きくなる。これに対し、全モールド形の様
に鉄心が合成樹脂で覆われて絶縁された構造であれば高
圧端子と鉄心間の絶縁距離の短縮が計れ変成器が小形と
なる。従つて、配電盤に収納する樹脂モールド変成器に
、全モールド形を用いると鉄心露出形に比べ配電盤全体
の小形化が計れ非常に有効である。ところで、この種の
樹脂モールド変成器は第１図に示すように鉄心１と、こ
の鉄心１に巻回された低圧コイル２の一端が接地されベ
ースと同電位となつている。尚４は高圧コイル、７は高
圧端子、８は低圧端子である。この様な構成においては
、鉄心１が接地されているため高圧端子７と鉄心１間に
１００％の電位がかかることになる。従つて鉄心１が背
面電極として作用するので、高圧端子７とベース間の滑
面絶縁距離を増しても比例的には外部閃絡電圧の向上は
計れない。この従来の鉄心１の接地状態における外部閃
絡電圧向上策として鉄心１の外周を覆つている合成樹脂
の被覆を厚くする方法がある。しかしながら、全モール
ド形として鉄心露出形に比べ変成器の小形化を計りなが
ら、一方ではより高い外部閃絡電圧を得るために合成樹
脂被覆を厚くして大形化させていることになる。本発明
は全モールド形の変成器において、小さな外形寸法でよ
り高い外部閃絡電圧の得られる樹脂モールド変成器を得
ることを目的とする。
子と鉄心間の所定絶縁距離を確保するためには必然的に
外形寸法が大きくなる。これに対し、全モールド形の様
に鉄心が合成樹脂で覆われて絶縁された構造であれば高
圧端子と鉄心間の絶縁距離の短縮が計れ変成器が小形と
なる。従つて、配電盤に収納する樹脂モールド変成器に
、全モールド形を用いると鉄心露出形に比べ配電盤全体
の小形化が計れ非常に有効である。ところで、この種の
樹脂モールド変成器は第１図に示すように鉄心１と、こ
の鉄心１に巻回された低圧コイル２の一端が接地されベ
ースと同電位となつている。尚４は高圧コイル、７は高
圧端子、８は低圧端子である。この様な構成においては
、鉄心１が接地されているため高圧端子７と鉄心１間に
１００％の電位がかかることになる。従つて鉄心１が背
面電極として作用するので、高圧端子７とベース間の滑
面絶縁距離を増しても比例的には外部閃絡電圧の向上は
計れない。この従来の鉄心１の接地状態における外部閃
絡電圧向上策として鉄心１の外周を覆つている合成樹脂
の被覆を厚くする方法がある。しかしながら、全モール
ド形として鉄心露出形に比べ変成器の小形化を計りなが
ら、一方ではより高い外部閃絡電圧を得るために合成樹
脂被覆を厚くして大形化させていることになる。本発明
は全モールド形の変成器において、小さな外形寸法でよ
り高い外部閃絡電圧の得られる樹脂モールド変成器を得
ることを目的とする。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明すノる。第
２図は全モールド形の樹脂モールド変成器の正面部断面
図、第３図は第２図の側面断面図てある。
２図は全モールド形の樹脂モールド変成器の正面部断面
図、第３図は第２図の側面断面図てある。
１は三脚の鉄心で、この鉄心１の主脚の外周に低圧コイ
ル２が巻回されており、この低圧コイ６ル２の外周に所
定の絶縁物３を介して高圧コイル４が巻回されている。
ル２が巻回されており、この低圧コイ６ル２の外周に所
定の絶縁物３を介して高圧コイル４が巻回されている。
これらコイル２、４は低圧コイル２と鉄心１間に挿入さ
れた絶縁ツメ物５を介して鉄心１に機械的に固定される
。また鉄心１は図示していないがモールド用型に絶縁ツ
メ物６ａ，６ｂ，６ｃを介在して固定されている。そし
てこれら全体を合成樹脂９によりモールドし、モールド
外被の下部にベース１０を取付けて樹脂モールドの変成
器が構成される。尚、７は高圧端子、８は低圧端子であ
る。この樹脂モールド変成器は第４図に示すように、鉄
心１は接地せず、低圧コイル２の一端のみを接地する。
従つて高圧端子７に電圧を印加した場合、高圧コイル４
と鉄心１間の静電容量ＣＰＣ）鉄心１と低圧コイル２間
の静電容量Ｃｓｃの分圧比により鉄心１には電位を与え
ることができる。これらの静電容量Ｃｐｃ，Ｃｓｃは各
々の間隔やコイル幅を変える等関係位置を任意に選ぶこ
とにより適当容量にすることが出来、鉄心１の電位を最
適にすることができる。すなわち、Ｃｐｃ６Ｃｓｃの静
電容量の比を上＝Ｋ Ｃｓｃ とすると鉄心の電位Ｖｓｃは下記となる。
れた絶縁ツメ物５を介して鉄心１に機械的に固定される
。また鉄心１は図示していないがモールド用型に絶縁ツ
メ物６ａ，６ｂ，６ｃを介在して固定されている。そし
てこれら全体を合成樹脂９によりモールドし、モールド
外被の下部にベース１０を取付けて樹脂モールドの変成
器が構成される。尚、７は高圧端子、８は低圧端子であ
る。この樹脂モールド変成器は第４図に示すように、鉄
心１は接地せず、低圧コイル２の一端のみを接地する。
従つて高圧端子７に電圧を印加した場合、高圧コイル４
と鉄心１間の静電容量ＣＰＣ）鉄心１と低圧コイル２間
の静電容量Ｃｓｃの分圧比により鉄心１には電位を与え
ることができる。これらの静電容量Ｃｐｃ，Ｃｓｃは各
々の間隔やコイル幅を変える等関係位置を任意に選ぶこ
とにより適当容量にすることが出来、鉄心１の電位を最
適にすることができる。すなわち、Ｃｐｃ６Ｃｓｃの静
電容量の比を上＝Ｋ Ｃｓｃ とすると鉄心の電位Ｖｓｃは下記となる。
但し印加二電圧をＶとする。Ｖ
ＶＳＣ＝ーーＴ
１＋Ｔ
この鉄心電位Ｖｓｃを変化させた場合の衝撃電圧による
外部閃絡試験の一実施結果を表１に示す。
外部閃絡試験の一実施結果を表１に示す。
このように鉄心に電位を与えることにより大巾に外部閃
絡電圧を向上させることができる。このように本発明に
よる樹脂モールド変成器は静電容量の分圧によつて鉄心
に電位を与えるので、変成器に何の処理を施すことなく
、むしろ鉄心の接地仕様、部品を省略することができる
とともに外部閃絡電圧を大巾に向上できる有効な効果を
得ることができる。
絡電圧を向上させることができる。このように本発明に
よる樹脂モールド変成器は静電容量の分圧によつて鉄心
に電位を与えるので、変成器に何の処理を施すことなく
、むしろ鉄心の接地仕様、部品を省略することができる
とともに外部閃絡電圧を大巾に向上できる有効な効果を
得ることができる。
第１図は従来の樹脂モールド変成器の結線図、第２図及
び第３図は本発明による樹脂モールド変成器の正面断面
図及び側面断面図、第４図は本発明による樹脂モールド
変成器の結線図である。 １ ・・・・・・鉄心、２・・・・・・低圧コイル、３
・・・・・・コイル間絶縁物、４・・・・・・高圧コイ
ル、５，６ａ，６ｂ，６ｃ・・・・・・絶縁ツメ物、７
・・・・・・高圧端子、８ ・・・・・・低圧端子、９
・・・・・・合成樹脂、１０・・・・・・ベース。
び第３図は本発明による樹脂モールド変成器の正面断面
図及び側面断面図、第４図は本発明による樹脂モールド
変成器の結線図である。 １ ・・・・・・鉄心、２・・・・・・低圧コイル、３
・・・・・・コイル間絶縁物、４・・・・・・高圧コイ
ル、５，６ａ，６ｂ，６ｃ・・・・・・絶縁ツメ物、７
・・・・・・高圧端子、８ ・・・・・・低圧端子、９
・・・・・・合成樹脂、１０・・・・・・ベース。
Claims (1)
- １ 鉄心、この鉄心に巻回された低圧コイル、この低圧
コイルより絶縁され、その外周に巻回された高圧コイル
を備え、これらを一に合成樹脂によりモールドした変成
器において、前記鉄心は接地しないで、前記低圧コイル
の一端のみを接地したことを特徴とする樹脂モールド変
成器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53079759A JPS6048890B2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 樹脂モ−ルド変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53079759A JPS6048890B2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 樹脂モ−ルド変成器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS558020A JPS558020A (en) | 1980-01-21 |
| JPS6048890B2 true JPS6048890B2 (ja) | 1985-10-30 |
Family
ID=13699139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53079759A Expired JPS6048890B2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 樹脂モ−ルド変成器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6048890B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02143082U (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-04 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5031253A (ja) * | 1973-07-20 | 1975-03-27 |
-
1978
- 1978-07-03 JP JP53079759A patent/JPS6048890B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5031253A (ja) * | 1973-07-20 | 1975-03-27 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02143082U (ja) * | 1989-05-02 | 1990-12-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS558020A (en) | 1980-01-21 |
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