JPS6048304B2

JPS6048304B2 - 外面研摩装置

Info

Publication number: JPS6048304B2
Application number: JP3492980A
Authority: JP
Inventors: 正志宮崎
Original assignee: SEIKOO DENSHI BUHIN KK
Current assignee: SEIKOO DENSHI BUHIN KK
Priority date: 1980-03-19
Filing date: 1980-03-19
Publication date: 1985-10-26
Also published as: JPS56134166A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は電気的なパルスによつて主要機構の作動を自動
ホ■御し、被加工部材の稜線部分等をいかなる形状にも
加工可能とする外面研摩装置に関するものてある。

従来の特に斜面研摩は手作業によつて行なうため、寸法
的に満足できても均一に加工することができす、しかも
複雑な形状のものは困難であつた。

また、この種の装置を自動化したものも開発されてはい
るが、そのほとんどが被加工物をセットするチャック台
座とこの台座に相対する研削ホィール取付部材を座標Ｘ
軸方向、Ｙ軸方向へクカスするように構成され、かつ研
削ホィールが旋回するように構成されたものであるため
、機械の可動範囲が広くなりがちで大型なものであつた
。しかも前記３点制御のため、なだらかな運動をさせる
ときには複雑かつ困難な制御が必要としていた。本発明
は上記の欠点をすべて解消するために、小型でしかも自
動的にいかなる形状の稜線部分をも均一に斜面研摩加工
する研摩機を提供することを目的とする。

以下本発明の構造について、図面を参照して詳細に説明
する。

第１図は本発明研摩機の側面図、第２図は平面図、第３
図は一部を拡大した側面図、第４図は一部を拡大した斜
視図を示し、１は筐体で、この筐体層内には揺動板２を
駆動させる駆動モータＭ１と、被加工部材３を保持する
エアーチャック４を駆動させるステップモータＭ２とを
備えている。

前記被加工部材３を保持するエアーチャック４は、ステ
ップモータＭ２のモータ軸上に設置さ’れ、また、揺動
板２は筐体１上にあつて、前記ステップモータＭ２のモ
ータ軸を芯に回転できるように設置されている。そして
前記揺動板２の回転は、揺動板２の下面に取付けた扇形
歯車５と、駆動モータＭ１のモータ軸歯車６の噛合いに
よつて一行われ、従つて、揺動板２の回転範囲は扇形歯
車５の範囲内に制限されている。また、前記揺動板２の
側端には、回転移動を安定させるため、筐体１上を滑る
ローラ７が設けられている。さらに揺動板２の上には、
エアーチャック４に相対して直角方向に水平てかつ直線
状に往復移動自在に設置されたスライド台８を有し、さ
らにこのスライド台８上には、角度決め部材９ａが固定
されており、その角度決め部材９ａの片側には、ホィー
ル取付台１１を前記エアーチャック４に対し、角度調節
自在に取付けるための角度決め９ｂが固定されている。
前記角度調節は、ホィール軸が揺動板２に対して０〜
９０゜の範囲に角度設定できるようになつている。そし
て前記スライド台８は、揺動一板２の側端に設置した
駆動モータＭ３よりカムフォロア１２を介して回転運動
から直線往復運動に換え、一定量動くようになつている
。なお実施例ては角度決め部材９ａを介してスライド台
８を第２図矢印Ａ方向へスライドするようにしてある。
前記角度決め９ｂには、角度決め台１０が調節自在に固
定され、この角度決め台１０には、移動案内台１３ａか
取付けられている。そして移動案内台１３ａ上には、ホ
ィール取付台１１と、そのホィール１５を回転駆動する
モータＭ４とを備えたホィール支持板１３ｃ）および、
このホィール支持板１３ｃを支持し、かつ前記案内台１
３ａ上をスライドする移動台１３ｂが固定されている。
この移動台１３ｂは、エアーシリンダ１４によつて第１
図矢印Ｂ方向に移動するようになつている。またホィー
ル取付台１２の先端にはホィール１５が取付けられてお
り、駆動モータＭ４によつて回転する。さらにホィール
支持板１３ｃの片側下面には、エアーシリンダ１４が備
えつけてあり、このエアーシリンダ１４はエアーチャッ
ク４に保持．された被加工部材３を加工する位置までホ
ィール１５を移動させ、加工終了時には静止位置まて戻
す働きをしている。また、エアーシリンタ１４は加工圧
を任意に制御することができる圧力制御弁を持つており
、適正加工圧を維持しながら加工て．きるようになつて
いる。他方エアーチャック４の下方には、歯車１６が取
付けられており、ステップモータＭ２に取付けられてい
る歯車１７によつて連結され、設定角だけ回転するよう
になつている。そして歯車１６と１７は、ステップモー
タＭ −，２と前記駆動モータＭ１と共に、前記筺体１
の中に納められている。次に本発明研摩機の作動につい
て説明すると、まず必要とする斜面の角度を角度決め９
ｂにより配定する。

次にエアーチャック４に被加工部材３をセットし始動ス
イッチを押すと、研摩したい最初の面をステップモータ
Ｍ２に取付けられている歯車１７が、エアーチャックの
下部についた歯車１６を回転させ、ホィール１５側に向
ける。同時に駆動モータＭ１のモータ軸歯車６が、揺動
板２の下面に取付けた扇形歯車５を動かし、揺動板２に
設定した形状に合つた円弧往復運動を与える。また、駆
動モータＭ３はカムフォロア１２を介し）てスライド台
８を水平にかつ直線往復運動させる。そして、エアーシ
リンダー１４によつて制御されたホィール支持板１３ｃ
が、移動台１３ｂと共に移動案内台１３ａの上を下方に
スライドし、ホィール１５が被加工部材３の斜面に接し
て加圧・する。このホィール１５は、下方にスライドす
ると同時に圧力制御弁により適正加工圧を維持する。最
初の斜面加工が終ると、ホィール支持板１３ｃは前記と
逆に上方にスライドし、静止位置で一旦止まり、また下
方にスライドしてホィール１・５が被加工部材３を加圧
する。他方エアーチャック４に保持された被加工部材３
は、ホィール支持板１３ｃが上下する間に、次に加工す
る設定角度のみ回転している。これを繰り返し、必要な
斜面の加工が終ると静止する。なお上記の作動は、斜面
研摩をする被研摩物の縁が曲面になつている場合の実施
例であり、前記縁が直線の場合は、前記揺動板２の揺動
運動のみを停止させて行えはよく、また、被加工物が円
状の場合はエアーチャック４を回転させればよく、従つ
て、各運動機構の運動を制御していかなる形のものでも
加工、研摩することができる。以上のように本発明によ
れは、被加工物を固定するエアーチャックの軸を芯とし
て揺動する揺動板上に、座標Ｘ，，Ｙ方向へ移動調整、
および、チャックに対する角度調整できるホィールを設
置したから小型の斜面研摩装置を得、作業スペースを多
くとることなく、特に小物類のガラス、サファイア等の
研摩を容易に行なうことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明研摩機の側面図、第２図は平面図、第３
図は一部を拡大した側面図、第４図は一部を拡大した斜
視図てある。２・・・・・・揺動板、４・・・・・・エアーチャ
ック、５・・・・・・扇形歯車、６・・・・・・モー
タ軸歯車、８・・・・・・スライド台、９ａ・・・・
・・角度決め部材、９ｂ・・・・・・角度決め、１０・
・・・・・角度決め台、１１・・・・・・ホィール取付
台、１２・・・・・・カムフォロア、１３ａ・・・・・
・移動案内台、１３ｂ・・・・・・移動台、１３ｃ・・
・・・・ホィール支持板、１４・・・・・・エアーシリ
ング、１５・・・・・・ホィール、Ｍ・・・・・・駆動
（ステップ）モータ。

Claims

【特許請求の範囲】１必要とする形状に合わせて被加工物を角度設定する
ため分割回転し得るチャックと、前記チャックの軸を中
心として円弧往復運動をする揺動板と、前記チャックに
対して垂直方向に移動するよう前記揺動板上に設置され
たスライド台と、前記チャックへ相対角度を任意に設定
し得るように前記スライド台上に設置したホィールおよ
び前記ホィールをその回転軸の方向に移動させるシリン
ダーと、前記チャック、揺動板、スライド台およびホィ
ールを自動制御駆動するため前記各個に備えた駆動モー
タとからなる外面研摩装置。２ホィール軸の設定角度は、揺動板に対して０〜９０
゜の範囲に角度設定できる特許請求の範囲第１項記載に
よる外面研摩装置。