JPS6046575A - ２色電子記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＋８）　発明の技術分野 本発明は電子写真記録法、又は静電記録法等による２色
電子記録装置に係り、特に混色のない鮮明な２色の情報
を記録し得る装置に関するものである。

（ｂｌ　技術の背景 セレン（Ｓｅ）等の光導電体層が形成された感光ドラム
の全面をコロナ放電により帯電し、該感光ドラム上にＯ
Ｆ　Ｔ　（Ｏｐｔｉｃａｌ　Ｆｉｂｅｒ　Ｔｕｂｅ）或
いはレーザ等の光を照射して情報潜像を形成する。次い
で該情報潜像部分にトナーを静電誘導によって被着現像
してトナー情報像を形成する。このトナー情報像が形成
された感光ドラムは転写部に回転されて印刷用紙上に未
定着のトナー情報像を転写し、更に印刷用紙上の未定着
のトナー情報像を熱圧着等によって定着する電子記録装
置は周知で有り、種々のものが提案されている。そして
近年、記録情報の多様化に伴って２色以上の情報を記録
し得る電子記録装置が要望されている。

ｆＣ）　従来技術と問題点 第１図は従来の２色電子写真記録装置を説明するための
模式図、第２図乃至第６図は第１図の装置の感光ドラム
の潜像形成媒体（以下感光体と称する）に２色のトナー
情報像を形成する際の電位分布状態図である。

これらの模式図、及び電位分布状態図で示されるように
、従来の２色電子写真記録装置は、セレン（Ｓｅ）等の
感光体２が形成された感光ドラム１上に、帯電コロトロ
ン３によって第２図に示す電位’Ｊｓを帯電させる。次
いでかかる感光体２上に、例えばＯＦ　Ｔ　（Ｏｐｔｉ
ｃａｌ　Ｆｉｂｅｒ　Ｔｕｂｅ）からなる第１露光手段
４により、第１の色情報に対応するネガ露光を行って第
１の色情報潜像を形成する。即ちこの時、前記感光体２
上の露光部分の帯電電位が第３図に示すように略Ｏｖに
低下して第１の色情報潜像２１が形成される。次ぎに該
第１の色情報潜像２１に、例えば赤色トナーを含む２成
分現像剤を用いた第１の現像器５により磁気ブラシ現像
を行って第１の色トナー像を形成する。この時第４図に
示すように前記第１の色情報潜像部１１に適当な現像バ
イアス電位ＶＢ、を印加することにより該潜像部２１に
第１の色トナー像２２が形成される。その後前記第１の
色トナー像２２が形１成された感光体２上にＯＦＴ等か
らなる第２の露光手段６により、第２の色情報に対応す
るネガ露光を行って第５図に示すように、前記感光体２
に略ＯＶに電位が低下した第２の色情報潜像２３を形成
する。次ぎに該第２の色情報層１象２３に、例えば前記
第１の色トナー像２２を破壊することのないソフトタッ
チなトナー現像を可能とする１成分磁性トナー（例えば
黒色）を用いた第２の現像器７によって第２の色トナー
像を形成する。即ち、第６図に示すように適当な現像バ
イアス電位ＶＢ２を印加することにより該潜像部２３に
第２の色トナー像２４が形成される。

このようにして感光体１上に形成された第１及び第２の
色トナー像２２．２４は転写部８において、トナーの電
荷とは逆極性の電荷が与えられた記録用紙１０上に転写
される。この転写された未定着トナー像は、定着部９に
おいて熱圧着等により記録用紙１０上に定着される。一
方記録用紙ｌｏ上に転写されずに感光体２上に残留した
前記各トナーは、除電器１１によりその電荷が中和され
、クリーナ１２によって感光体１上より拭い去る。更に
感光体１上の全電荷は除電ランプ１３によって消去され
、以下上記の記録操作が繰り返されるようになっている
。

しかしながら、上記した従来の２色電子写真記録装置の
構成にあっては、第１の色トナー像２２のの形成に引き
続いて第２の色情報潜像２３部に第２の色トナー像２４
を現像形成する際に、第６図に示すように第１の色情報
潜像２１部位に形成された第１の色トナー像２２の電位
Ｖｔと、第２の色情報潜像２３部に対する第２現像時の
現像バイアス電位ｖＢ２との電位差によって既に現像形
成された第１の色トナー像２２上にも第２の色トナー２
４ａが付着され、その結果前記第１の色トナー像２２が
混色化されるといった情報記録上好ましくない欠点があ
った。

そこで本発明者等はかかる欠点を解消するために、前記
第１図に示す装置の感光ドラム１に対する第１の現像器
５と第２の露光手段６との間に、再帯電器を設けた記録
装置を提案している。そして第７図に示すように帯電コ
ロトロン３によって所定電位ＶＳＩが帯電された感光ド
ラム】の感光体２上に、第１露光手段４により第１の色
情報に対応するネガ露光を行って露光部分の帯電電位が
略Ｏνに低下した第１の色情報潜像２１を形成する。

その第１の色情報層＃２２１部に例えば赤色トナーを含
む２成分現像剤を用いた第１の現像器５により適当な現
像バイアス電位νＢ１を印加して第１の色トナー像２２
を形成する。次ぎに第２の露光手段６により、第２の色
情報に対応するネガ露光を行うに先立って、再帯電器に
より第８図に示すように第１の色トナー像２２の電位ν
ｔと感光ドラム１の感光体２の帯電電位ＶＳ、とを同一
電位レベルにすると共に、１成分磁性トナーからなる第
２の色トナー像を、良好に形成する必要潜像強度を得る
ために、該感光体２の帯電電位ＶＳ、を所望に高めた電
位Ｖｓ２にする。１かる後該感光体２上に第２の露光手
段６により、第９図に示すように略Ｏｖに電位が低下し
た第２の色情報潜像２３を形成し、更に該第２の色情報
潜像２３部に、１成分磁性トナーを用いた第２のトナー
現像器７によって第１０図に示すように適当な現像バイ
アス電位ＶＢ２を印加して第２の色１ナー像２４を形成
することにより、混色を防１にして良好な２色のトナー
像２２．２４が得られる２色電子写真記録装置を提案し
ている。

とごろが上記の装置構成においては、感光体２に対する
再帯電量が大きい場合や感光体２の特性の差異によって
、再帯電時に第１の色トナー像２２を形成しているｌ〜
ルナ−が放電を起こし、該第１の色トナー像２２の電位
Ｖ（の上昇が阻止され易い不都合があり、これに起因し
て第１の色トナー像２２の電位Ｖｔと感光体２の帯電電
位ｖＳ１　とを同一電位レベルにすることが困難となり
、第２の色情報潜像２３部に第２の色トナー像２４を現
像形成する際に、既に現像形成された第１の色トナー像
２２上にも第２の色］・ナーが付着され、混色が発生す
る欠点があっノこ。

又一方、第２現像にソフトタッチ現像が可能で、必要潜
像強度が第１現像よりも小さくてすむ場合には、第２潜
像が必要以上に大きくなる場合があり、第２現像時に第
２潜像部がトナーとの異常放電によって破壊されたり、
更に第２現像に２成分現像剤を用いて磁気ブラシ現像を
行うと、第２潜像部にキャリヤが付着し良好な記録が得
られ難い不都合があった。

ｆｄ＋　発明の目的 本発明は上記従来の欠点に鑑み、第２の露光手段により
、第２の色情報に対応するネガ露光を行うに先立って、
除電器により第１の色トナー像の電位Ｖｔと感光ドラム
の感光体の帯電電位ＶＳとを容易に同一電位レベルにし
て混色記録を防止した新規な２色電子記録装置を提供す
ることを目的とするものである。

ｔｅｌ　発明の構成 そしてこの目的は本発明によれば、帯電された潜像形成
媒体上に第１の色情報に対応する潜像を形成する手段と
、該潜像を第１の色トナー像化する第１の現像手段と、
該第１の１色トナー像が形成された潜像形成媒体上に第
２の色情報に対応する潜像を形成する手段と、該潜像を
第２の色トナー像化する第°２の現像手段と、上記潜像
形成媒体上に形成された第１、第２の色トナー像を記録
用紙−にに転写する転写手段とを備えた装置構成におい
て、上記第１の現像手段と第２の潜像形成手段との間に
、前記潜像形成媒体の電位を減衰制御するコロナ放電器
、或いは光照射機構等からなる電位減衰手段を備えて成
ることを特徴とする２色電子記録装置を提供することに
よって達成される。

ｆｆｌ　発明の実施例 以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１１図は本発明に係る２色電子写真記録装置の一実施
例を示す模式図、第１２図乃至第１７図は第１１図の装
置により感光ドラムの潜像形成媒体（以下感光体と称す
る）に２色のトナー情報像を形成する際の電位分布状態
を示す図である。尚、第１１図において第１図と同等の
機能を示す部分には同一符号を付した。

第１１図に示す本発明の２色電子写真記録装置が第１図
に示す従来の２色電子写真記録装置と異なる特徴点は、
感光ドラム１に対する第１の現像器５と第２の露光手段
６との間に、帯電電位を任意の値に減衰制御するグリッ
ド付きコロナ放電器等からなる除電制御器３１を設けた
ことである。

しかして本発明の装置において２色の情報を記録する場
合、まず感光ドラム１の感光体２表面に帯電器３により
第１２図に示すように均一に所定の電位νｓ１を帯電す
る。次いでかかる感光体２上に、霞光量で初期帯電電位
Ｖｓｌを消去できるように制御した例えばＯＦ　Ｔ　（
Ｏｐｔｉｃａｌ　Ｆｉｂｅｒ　Ｔｕｂｅ）からなる第１
露光手段４により、第１の色情報に対応するネガ露光を
行って感光体２上の露光部分の帯電電位が第１３図に示
すように略Ｏｖとした第１の色情報潜像２１を形成する
。次いで該第１の色情報潜像２１に、例えば赤色トナー
を含む２成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式の第１
の現像器５により第１４図に示すように適当な現像バイ
アス電位ＶＢ、を印加し、現像を行って第１の色トナー
像２２を形成する。この時の第１の色トナー像２２の電
位はＶｔとなる。次ぎにグリッド付きコロナ放電器等か
らなる除電制御器３１のグリッド電圧を前記第１の色ト
ナー像２２の電位Ｖｔと同電位に設定し、へ〇コロナ放
電を施して第１５図に示すように第１の色トナー像２２
周辺の感光体２の電位Ｖｓを当該第１の色トナー像２２
の電位νｔと同電位になるように減衰させて電位ｖｔ１
に揃える。引き続いて後述する第２の現像に必要な潜像
強度が得られるように露光量を制御した第２の露光手段
６により、第２の色情報に対応するネガ露光を行って感
光体２上の露光部分の帯電電位を第１６図に示すように
略Ｏｖより高い所定電位Ｖｋを有する第２の色情報潜像
２３を形成する。しかる後、該第２の色情報潜像２３を
、例えばトナー粒径と同粒径とした鉄（Ｆｅ）粉等から
なるキャリヤを含む２成分現像剤（黒色）を用いたソフ
ト磁気ブラシ現像方式の第２の現像器７により、第１７
図に示すように上記感光体２の電位Ｖｓｔと同電位の現
像バイアス電位ｖＢ２を印加した状態で現像を行って第
２の色トナー像２４を形成することにより、混色が防止
され廷２色のトナー像２２゜２４が得られる。以下従来
と同様に感光体１上に形成された第１及び第２の色トナ
ー像２２．２４を転写部８において、記録用紙１０上に
転写し、定着部９において熱圧着等により記録用紙１０
上に定着すれば、混色のない鮮明な２色の情報を記録す
ることが可能となる。

向上記ソフト磁気ブラシ現像方式は、鉄（Ｆｅ）粉等か
らなるキャリヤの粒径を１〜ナ一粒径と同程度に小さく
することにより、通常の２成分現像剤を用いた磁気ブラ
シ現像方式のように磁気ブラシで感光ドラム１の感光体
２表面を強く擦らなくてもよいので当該現像をソフトに
行うことができ、既に形成されている第１の色トナー像
２２を破壊することはない。又上記必要潜像強度は通常
の２成分トナーを用いた磁気ブラシ現像方式に比べて約
２とすることができる。

更に第１８図乃至第２３図は本発明に係る２色電子写真
記録装置の第２現像において、１成分磁性トナーを用い
た現像方式を適用し、感光ドラムの潜像形成媒体（以下
感光体と称する）に２色のトナー情頼像を形成する際の
（−の実施例の電位分布状態を示す図である。本実施例
においては、まず第１１図に示す感光ドラム１の感光体
２表面に、帯電器３により第１８図に示すように後述す
る第１現像後の第１の色Ｉ・ナー像２２電位Ｖｔ、が、
ｌ成分磁性トリー−現像方式を通用した第２現像に必要
な潜像強度が得られる電位となる高い電位νｓｏを帯電
する。次いで該感光体２上に過大な潜像と成らないよう
に露光量を制御した例えばＯＦ　Ｔ　（Ｏｐｔｉｃａｌ
Ｆｉｂｅｒ　Ｔｕｈｅ）からなる第１露光手段４により
、第１の色情報に対応するネガ露光を行って感光体２上
の露光部分に、第１９図に示すように帯電゛電位がＶｋ
、の第１の色情報潜像２１を形成する。次いで該第１の
色情報潜像２１に、例えば赤色トナーを含む２成分現像
剤を用いた磁気ブラシ現像方式の第１の現像器５により
、第２０図に示すように適当な現像バイアス電位ＶＢ、
を印加し、現像を行って第１の色トナー像２２を形成す
る。この時の第１の色トナー像２２電位はｖｔｌ　とな
る。次ぎにグリ、ド付きコロナ放電器等からなる除電制
御器３１のグリッド電圧を前記第１の色トナー像２２の
電位ｖ【１と同電位に設定し、ＡＣコロナ放電によって
第２１図に示すように第１の色トナー像２２周辺の感光
体２の電位Ｖｓｏを、Ｖｓｔｌの電位に減衰させて当該
第１の色トナー像２２の電位ｖｔ１に揃える。しかる後
露光量を感光体２上の露光部電位が略Ｏｖに低下し得る
光量以上に制御した第２の露光手段６により、第２の色
情報に対応するネガ露光を行って感光体２上の露光部分
の帯電電位を、第２２図に示すように略Ｏｖとした第２
の色情報潜像２３を形成する。

引き続いて該第２の色情報潜像２３に、前記第１の色ト
ナー像２２を破壊することのないソフトタ１．チな現像
を可能とする１成分磁性トナー（例えば黒色）を用いた
現像方式を適用した第２の現像器７によって、第２３図
に示すように上記感光体２の電位Ｖｓｔｌと同電位の現
像バイアス電位ｖＢ２を印加し、現像を行って第２の色
トナー像２４を形成することにより、混色が防止された
２色のトナー像２２゜２４が得られる。以下従来と同様
に上記感光体１上に形成された第１及び第２の色トナー
像２２．２４を転写部８において、記録用紙１０上に転
写し、定着部９において熱圧着等により記録用紙１０上
に定着すれば、混色のない２色の情報を鮮明に記録する
ことが可能となる。

尚、以上の実施例ではグリッド付きコロナ放電器等から
なる除電制御器３１を用いた場合の例について説明した
が、本発明はこの例に限定されるものではなく、例えば
ＥＬ　（Ｅｌｅｃｔｒｏｌｕｍｉｎｅｓｃｅｎｃｅ　）
素子等を用い、該［！Ｌ素子に印加する電圧や周波数を
可変にして所定電位に光除電する光除電制御器を通用す
ることも可能であり、当該光除電制御器を適用すること
により小型軽量化が図れる利点がある。

（荀　発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係るる２色電
子記録装置の構成によれば、第２の露光手段により、第
２の色情報に対応するネガ露光を形成された第１の色ト
ナー像の電位Ｖｔに感光ドラムの感光体の帯電電位ＶＳ
、を揃えることにより、感光体の特性の差異、除電量の
大小等によ゛る第１の色トナー像のトナ一層が放電する
こともないので、容易に同一電位レベルにすることが可
能となる優れた利点を有する。従って除電制御器によっ
て第１の色トナー像の電位と同一電位レベルにした感光
ドラムの感光体上に第２の露光手段及び第２の現像手段
によって第２の色情報に対応する第２の色トナー像を形
成し、上記感光体上に形成された第１及び第２の色トナ
ー像を転写部において、記録用紙上に転写し、定着部に
おいて熱圧着等により記録用紙上に定着すれば、混色の
ない２色の情報を鮮明に記録することが可能となる。尚
、本発明は実施例で説明した２色電子写真記録方式に限
らず、２色静電記録方式の装置にも適用可能なことは云
うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の２色電子写真記録装置を説明するための
模式図、第２図乃至第６図及び第７図乃至第１０図は第
１図の装置により感光ドラ、ムの潜像形成媒体（感光体
）に２色のトナー情報像を形成する際の電位分布図、第
１１図は本発明に係る２色電子写真記録装置の一実施例
を示す模式図、第１２図乃至第１７図は第１１図の装置
により感光ドラムの潜像形成媒体（感光体）に２色のト
ナー情報像を形成する際の電位分布状態を示す図、第１
８図乃至第２３図は第１１図の装置により感光ドラムの
潜像形成媒体（感光体）に２色のトナー情報像を形成す
る際の伯の実施例の電位分布状態を示す図である。 図面において、１は感光ドラム、２は感光体、３は帯電
器、４は第１の露光手段、５は第１の現像器、６は第２
の露光手段、７は第２の現像器、Ｂは転写部、９は定着
部、１０は記録用紙、１１は除電器、１２はクリーナ、
Ｉ３は除電ランプ、２１は第１の色情報潜像、２２は第
１の色トナー像、２３は第２の色情報潜像、２４は第２
の色トナー像、３１は除電制御器を示す。 第１図 第２図　第３図　第４図 第５［刈　第６図 第７図　第８図 第９図　第１０　［踵 第１１図 第１２図　第１３図 第１５図　第１６図 ■に 第１８図　第１９図 ） ＫＩ Ｑ　Ｏ 第２１図　第２２図 第１１４１：１ 第　１７図 第２０図 第２３　ｉＬ１

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯電された潜像形成媒体上に第１の色情報に対応
   する潜像を形成する手段と、該潜像を第１の色トナー像
   化する第１の現像手段と、該第１の色トナー像が形成さ
   れた潜像形成媒体上に第２の色情報に対応する潜像を形
   成する手段と、該潜像を第２の色トナー像化する第２の
   現像手段と、上記潜像形成媒体上に形成された第１、第
   ２の色トナー像を記録用紙上に転写する転写手段とを備
   えた装置構成において、上記第１の現像手段と第２の潜
   像形成手段との間に、前記潜像形成媒体の電位を減衰制
   御する電位減衰手段を備えて成ることを特徴とする２色
   電子記録装置。
2. （２）上記電位減衰手段がコロナ放電器であることを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の２色電子記
   録装置。
3. （３）上記電位減衰手段が光照射機構であることを特徴
   とする特許請求の範囲第（１１項に記載の２色電子記録
   装置。