JPS6045613B2 - シス−3−ヘキセン−1,6−ジオ−ルの製造法 - Google Patents

シス−3−ヘキセン−1,6−ジオ−ルの製造法

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JPS6045613B2
JPS6045613B2 JP10738678A JP10738678A JPS6045613B2 JP S6045613 B2 JPS6045613 B2 JP S6045613B2 JP 10738678 A JP10738678 A JP 10738678A JP 10738678 A JP10738678 A JP 10738678A JP S6045613 B2 JPS6045613 B2 JP S6045613B2
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JP
Japan
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hexene
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diol
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JP10738678A
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JPS5533460A (en
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稔 内多
量之 中川
謙治 森
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シスー3−ヘキセンー1、6−ジオールの製
造法に関する。
本発明のシスー3−ヘキセンー1、6−ジオールは、1
、4−シクロヘキサジエンに過酸化物を反応させ、次い
で得られる1、2−エポキシー4−シクロヘキセンを酸
化開裂し、更に得られるシスー3−ヘキセンー1、6−
ジアールを単離した後或いは単離することなく還元する
ことにより製造される。
1、4−シクロヘキサジエンと過酸化物との反応に於て
、過酸化物としては通常の有機もしくは無機の過酸化物
を広く使用でき、具体的には過安息香酸、m−クロル過
安息香酸等の過安息香酸類、過蟻酸、過酢酸、過プロピ
オン酸等の過低級脂肪酸類、過酸化水素等を例示できる
これらのうちて過安息香酸、m−クロル過安息香酸等の
過安息香酸類が好ましい。斯かる過酸化物を1、4−シ
クロヘキサジエンに対して通常等モル〜過剰量、好まし
くは等モル〜1.5倍モル量用いるのがよい。該反応は
不活性溶媒中にて行なわれる。不活性溶媒としては具体
的には水、ジクロルメタン、クロロホルム、1、2−ジ
クロルエタン等のハロゲン化炭化水素類、ヘキサン、シ
クロヘキサン、石油エーテル等の飽和炭化水素類、ジエ
チルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチレンリン酸トリアミド等を例示できる。これらのう
ちでジクロルメタン、クロロホルム、112−ジクロル
エタン等のハロゲン化炭化水素類が好ましい。該反応は
通常−30℃〜室温、好ましくは0〜5℃にて行なわれ
、通常0.5〜6時間程度で反応は完了する。斯くして
1、2−エポキシー4−シクロヘキセンが生成する。j
1、2−エポキシー4−シクロヘキセンの酸化開裂は不
活性溶媒中退ヨード酸類の存在下にて行なわれる。過ヨ
ード酸類としては過ヨード酸、過ヨード酸ナトリウム、
過ヨード酸カリウム等の過ヨード酸塩を例示できる。斯
かる過ヨード酸類を71、2−エポキシー4−シクロヘ
キセン対して通常等モル〜過剰量、好ましくは等モル〜
1、晧モル量用いるのがよい。不活性溶媒としては1,
4ーシクロヘキサジエンと過酸化物との反応に於いて用
いられる不活性溶媒をいずれも使用できる。これらのう
ちで水、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルス
ルホキシド及びジメチルホルムアミドが好ましい。該反
応は通常−30℃〜室温、好ましくは0〜10゜Cにて
行なわれ、通常5〜6紛程度で反応は終了する。斯くし
てシスー3−ヘキセンー1,6−ジアールが生成する。
シスー3−ヘキセンー1,6−ジアールの還元には二重
結合を還元しないでアルデヒド基のみを還元し得る方法
をいずれも適用でき、例えば接触還元による方法、還元
剤を使用する方法を挙げることができる。
水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム
等の還元剤によりシスー3ーヘキセンー1,6−ジアー
ルを還元するのが好ましい。還元剤をシスー3−ヘキセ
ンー1,6−ジアールに対して通常等モル〜過剰量、好
ましくは等モル〜1.5倍モル量用いるのがよい。上記
還元剤による還元は不活性溶媒中にて行なわれる。;不
活性溶媒としては前記エーテル類、前記飽和炭化水素類
、前記芳香族炭化水素類、メタノール、エタノール、プ
ロパノール等の低級アルコール類を例示できる。これら
のうちでエーテル類が好ましい。該還元反応は通常−3
0℃〜室温、好ましく2は0〜10℃にて行なうのがよ
く、通常1〜5時間程度で反応は完結する。斯くしてシ
スー3−ヘキセンー1,6−ジオールが生成する。斯く
して生成する本発明の化合物は慣用の手段により容易に
単離、精製される。
斯かる手段とし3ては例えば溶媒抽出法、再結晶法、カ
ラムクロマトグラフィー、プリパラテイブ薄層クロマト
グラフィー等を挙げることができる。斯くして得られる
本発明の化合物は、シスニ重結合を有するフエロモンの
合成中間体として有用3てあると共に、それ自身抗菌作
用を有し抗菌剤としても有用である。
以下に製造例を掲げて本発明をよソー層明らかにする。
製造例14・1,4−シクロヘキサジエン収を乾燥ジク
ロルメタン30m1に溶解し0〜5℃に冷却する。
これに攪拌下m−クロル過安息香酸10.1gの乾燥塩
化メチレン100m1溶液を滴下する。0〜5℃で1時
間攪拌する。
反応液を塩化メチレンで希釈し10%炭酸ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥する
。常圧で分留管をつけて塩化メチレンを留去する。残渣
を蒸留して1,2ーエポキシー4−シクロヘキセンを得
る。沸点135〜143′C1収量3.5g1収率73
%NMRスペクトル(60MHz) δ赤デ132.3
6(4H..br.s) 3.00(2H
,.br.s) 5.23(2H,.br
.s)過ヨウ素酸2.8gを水25m1に溶解する。
これに氷冷攪拌下1,2−エポキシー4−シクロヘキセ
ン1.2gを滴下して1紛間攪拌する。反応液を塩化ナ
トリウムで飽和後エーテルで抽出する。硫酸マグネシウ
ムで乾燥後エーテルを留去し、シスー3ーヘキセンー1
,6−ジアール1.2gを得る。精製せずにそのまま次
の反応に用いる。水素化リチウムアルミニウム0.5g
を乾燥テトラヒドロフラン20m1に懸濁する。
これに氷冷攪拌下前記シスー3−ヘキセンー1,6−ジ
アール1.2gの乾燥テトラヒドロフラン15m1溶液
を滴下する。氷冷下2時間攪拌する。飽和硫酸ナトリウ
ム水溶液を滴下し、過剰の水素化リチウムアルミニウム
を分解する。析出物を枦去し、母液を硫酸マグネシウム
で乾燥する。テトラヒドロフランを留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(メルク社製、シリカ
ゲル6へ70〜230メッシュ、40g)で精製する。
クロロホルム−メタノール(20:1)で溶出し、シス
ー3−ヘキセンー1,6−ジオールを得る。沸点105
〜110℃/0.6Wr!!THgl収量1.1g1収
率76%NMRスペクトル(60I1!4Hz) δz?乳2.28(4H,.q..J=曲)
3.56(4H,.t..J=曲)
3.76(2H..br.s) 5.2
0〜5.70(2H,.m) 元素分析値 (C6Hl
2O2として) C(%) H(%) 理論値62.0410.41 実測値61.910.37

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1,4−シクロヘキサジエンに過酸化物を反応させ
    、次いで得られる1,2−エポキシ−4−シクロヘキセ
    ンを酸化開裂し、更に得られるシス−3−ヘキセン−1
    ,6−ジアールを単離した後或いは単離することなく還
    元することによりシス−3−ヘキセン−1,6−ジオー
    ルを得ることを特徴とするシス−3−ヘキセン−1,6
    −ジオールの製造法。
JP10738678A 1978-08-31 1978-08-31 シス−3−ヘキセン−1,6−ジオ−ルの製造法 Expired JPS6045613B2 (ja)

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JP10738678A JPS6045613B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 シス−3−ヘキセン−1,6−ジオ−ルの製造法

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JPS5533460A JPS5533460A (en) 1980-03-08
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JP10738678A Expired JPS6045613B2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 シス−3−ヘキセン−1,6−ジオ−ルの製造法

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JPS5925384A (ja) * 1982-08-04 1984-02-09 T Hasegawa Co Ltd 持続性香気香味賦与乃至変調剤

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JPS5533460A (en) 1980-03-08

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