JPS6045589B2 - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JPS6045589B2
JPS6045589B2 JP14416980A JP14416980A JPS6045589B2 JP S6045589 B2 JPS6045589 B2 JP S6045589B2 JP 14416980 A JP14416980 A JP 14416980A JP 14416980 A JP14416980 A JP 14416980A JP S6045589 B2 JPS6045589 B2 JP S6045589B2
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JP
Japan
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injected
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thin
synthetic resin
board
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JP14416980A
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JPS5766964A (en
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勉 渡辺
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は床材や天井材、壁材等の建材、或いは家具、
キャビネット等の化粧材に適した合成樹脂注入処理木材
薄板からなる化粧板の製造方法に関するものである。
従来から、この種の化粧板を得るには、木材薄板に合
成樹脂液を注入硬化させたのち、この樹脂注入処理木材
薄板を複数枚、寄せ木或いは市松調に組合せて形成する
ことが行われているが、木材薄板に合成樹脂液を注入す
る際に木口面、即ち、木材薄板の繊維方向と直交する切
断端面側からの樹脂の注入が他の面、即ち、木材薄板の
表裏面及び側面に現出した板目面や柾目面からの注入に
比べて導管や仮導管が開口している関係上、著しく注入
量、注入速度が大となり、第4図に示すように木口部分
a、aと他の部分とに注入ムラが生じて不均一な外観を
呈し、商品価値が低下するという問題点を有するばかり
でなく、樹脂注入処理木材薄板は樹脂液の注入硬化後に
おいては極めて固く、適宜大きさや形状に切断する際に
割れや欠けが発生し易いと共にその切断処理も困難であ
つて化粧板の製造が煩雑となる欠点を有する。
さらに、木材薄板に樹脂液を注入させたのちに硬化さ
せる際、熱圧硬化の場合には注入樹脂の粘度が一旦低く
なつて木材薄板の端面から流出する現象が生じ、特にそ
の流出現象は木口面において最も激しく生じて物性及ひ
化粧性が低下すると共に樹脂の損失となつて不経済であ
り、又、木口面に流出した樹脂がそのまま硬化して木材
薄板に付着し、その除去に手間を要する等の欠点がある
本発明はこのような欠点をなくするために、複数枚の
木材薄板の木口面同志を合成樹脂液の通過を防止する接
着剤によつて接合することにより、合成樹脂注入処理時
における木口面からの樹脂の注入を阻止すると共に樹脂
の硬化時においては樹脂の流出を阻止し、接合木材薄板
全体の樹脂注入を均一化してカスレやムラのない美麗な
化粧板を得ることができる化粧板の製造方法を提供する
ものである。本発明の実施例を図面について説明すると
、適宜厚さを有する複数枚の木材薄板1a,1b,1c
,1dをその木口面を対向させて直列状態に配設し、対
向する木口面同志を後に注入される合成樹脂液の通過を
防止する接着剤2によソー体的に接着して連結する。
使用される木材薄板としては、ロータリー単板、スライ
ス単板、リード単板のいずれでもよく、また、予め着色
或いは漂白処理を施したものであつてもよい。
又、注入合成樹脂液の通過を防止する接着剤としては該
樹脂液に不溶又は難溶の接着剤が使用され、例えば、注
入合成樹脂液がポリエステル樹脂、MMA等のような非
水性の場合には尿素樹脂系接着剤を、注入合成樹脂液が
フェノール、メラミン等のように水溶性の場合にはウレ
タン系接着剤を使用する。
なお、尿素酢ヒ系接着剤を使用した場合には水溶性フェ
ノールを注入すると該フェノール樹脂に接着剤が溶け込
む虞れがあるが、注入処理時間を短かくすることにより
尿素酢ビ系接着剤でも充分な接着能力を発揮させること
ができる。このような接着剤2によつて接続された複数
枚の木材薄板において、最外部の木材薄板1a,1dの
木口面が外部に露出した状態となるので、好ましくはそ
の木口面にウレタン系、アミン系の塗料又はCMC,P
VA等の合成樹脂系統の液状物を塗布して注入合成樹脂
液の通過を阻止するに充分な被膜3,3を形成しておく
次いで、こうして木口面を互いに接着した接続木材薄板
Aに合成樹脂液を注入する。
この注入方法としては、加圧注入、減圧注入或いは減圧
加圧注入等の方法を採用する。
注入合成樹脂液としては、縮合型合成樹脂液、附加重合
型合成樹脂液或いは水溶液型、溶液型合成樹脂液のいず
れであつてもよい。
なお、このような合成樹脂液に適宜の溶剤、可塑剤、硬
化罪、顔料、染料等の着色剤その他の添加物を混入して
もよい。
特に付加重合型合成樹脂液の場合、この樹脂液に油溶性
染料、アルコール性染料、有機顔料等を混合して着色し
、縮合型合成樹脂液の場合、この樹脂液に水溶性染料、
有機顔料等を分散して着色すればよい。
接続木材薄板Aは木口面に合成樹脂液の通過を阻止す
る接着剤2や塗膜3を設けているので、合成樹脂液は木
口面以外の面から接続木材薄板Aの内部に浸入し、該接
続木材薄板Aに全体的に均一な合成樹脂液の注入が行わ
れる。
こうして、合成樹脂液の注入処理が行われた接続木材
薄板Aは、次いでホットブレス等により熱圧硬化又は電
子線、放射線等ての加熱により硬化される。
フ この時、該接続木材薄板Aを基材B上に載置したの
ち注入合成樹脂液の硬化と同時に接続木材薄板Aを基材
Bに一体的に固着してもよい。
この場合、注入合成樹脂液に接着性を有するものを使
用した場合には基材B上に接続木材薄板A7を直接載置
し、薄板裏面に付着し或いは浸出する注入樹脂液を利用
して両者を接着一体化してもよく、又、基材表面に接着
剤層Cを介して接続木材薄板Aを積層して加熱圧締する
ことにより注入樹脂液の硬化と同時に両者を接着一体化
してもよ“い。
加熱時には、接続木材薄板内部の注入合成樹脂液が木
口面から浸出しようとするが、接着剤2や塗膜3によつ
て阻止されて均一に注入された状態て固化するものであ
る。
このような合成樹脂注入処理接続木材薄板Aを基材B
上に複数枚、並列状態て配設して熱圧硬化処理を行えば
、第3図に示すような寄せ木或いは市松調の化粧板を得
ることができる。
なお、合成樹脂液注入前の接続木材薄板Aを複数枚、
その長さ方向の側端面同志を互いに合成樹脂液の通過を
防止する接着剤により接着して寄せ木調の組合せ木材薄
板を形成したのち合成樹脂液を注入し、これを基材B上
に一体的に貼着して化粧板を構成してもよい。
3 次に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例11.0!Tlm厚のスプルース単板を15α×
15dの正方形に切断した複数枚の薄板を作製したのち
、これらの薄板の木口面同志及び木口面と直角に隣接す
4.る側端面同志をウレタン系接着剤によつて接着して
大市松調の接続木材薄板を得ると共にこの接続木材薄板
の四方端面に注入合成樹脂液の通過を阻1FするPVA
樹脂を塗布する。 次いで、接続木材薄板を減圧釜に入
れ、真空度1001WLHgにて3吟間吸引を行つたの
ち、不飽和ポリエステル樹脂に重量比40%の割合のス
チレンモノマーを混合し且つ硬化剤としてBPOを1重
量%添加してなる合成樹脂液を前記減圧釜に入れ、接続
木材薄板に3紛間、樹脂注入を行つた。
しかるのち、樹脂注入処理接続木材薄板を釜より取り出
し、ホットブレスにより135℃、3kg/CILの熱
圧を1吟間施して注入樹脂を硬化させたところ、ムラの
ない美しいスプルースのWPC化粧板が得られた。実施
例2 前記実施例1で得たスプルースのWPC化粧板を尿素樹
脂接着剤により12T7L厚のラワン合板に貼着したと
ころ、剛性のある化粧板が得られた。
実施例3前記実施例において、釜より取り出した樹脂注
入処理接続木材薄板を、上面に尿素樹脂接着剤を塗布し
た12朗厚の合板上に積層したのち、ホットブレスによ
り135℃、10kg/DllO分間の熱圧を施して一
体的に接着すると同時に注入樹脂の硬化を行つたところ
、本口面からの注入樹脂の浸出が生じていない均一な化
粧性を有する美麗な化粧板が得られた。
以上のように本発明は、木材薄板の木口面に開口した導
管孔或いは仮導管孔を合成樹脂液の通過を防止する接着
剤層てシールすると共に、数枚の木材薄板の木口面同志
を上記接着剤層を介して接合して木口面接続木材薄板を
形成したのち、該接続木材薄板に合成樹脂液を注入、硬
化させることを特徴とする化粧板の製造方法に係るもの
てあるから、樹脂注入処理時において、最も浸入し易い
木口面からの樹脂の注入を阻止して各木材薄板に対する
樹脂の注入を均一に行うことができ、従つて、注入ムラ
のない美麗な寄木調化粧板を得ることができるものであ
り、さらに、注入した樹脂の硬化時においても木口面か
らの樹脂の流出が阻止されて力ズレが生じなく、しかも
隣接する木材薄板間の目地の開きをなくすることができ
ると共に接着剤によつて正確な目地間隔を保持した状態
て固化させることができ、その上、樹脂の流出しが生じ
ないから所定の物性を保持し得ると共に浸出樹脂の除去
作業をする必要がないものてある。
又、複数枚の木材薄板を接続したのちに樹脂注入処理を
行うので、予め所定の長さ及び配設状態に組込むことが
てきて歩止まりが向上し、工数の低減をはかることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はノ接続木
材薄板の平面図、第2図は基材上に合成樹脂注入硬化処
理した接続木材薄板を貼着してなる化粧板の断面図、第
3図は寄せ木調に組合せた樹脂注入処理木材薄板を基材
上に貼着した状態を示す斜視図、第4図は従来の合成樹
脂注入処理木材門薄板の斜視図である。 1a,1b,1c,1d・・・・・・木材薄板、2・・
・接着剤、3・・・・・・被膜、A・・・・・・接続木
材薄板、B・・・・・・基材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 木材薄板に合成樹脂液を注入したのち、該薄板を加
    熱、加圧して注入樹脂液を硬化させる化粧板の製造方法
    において、予め、複数枚の木材薄板をその木口面に開口
    した導管孔或いは仮導管孔を合成樹脂液の通過を防止す
    る接着剤層でシールすると共に該接着剤層を介して上記
    木材薄板の木口面同志を突付けて接合することにより木
    口面接続木材薄板を形成したのち、上記接着剤層によつ
    て木口面からの合成樹脂液の注入を防止しながら該木口
    面接続薄板に合成樹脂液を加圧注入、減圧注入或いは減
    圧加圧注入により木材薄板の表裏面から強制注入し、次
    いで、加熱、加圧して注入樹脂液を硬化させることを特
    徴とする化粧板の製造方法。
JP14416980A 1980-10-14 1980-10-14 化粧板の製造方法 Expired JPS6045589B2 (ja)

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JP14416980A JPS6045589B2 (ja) 1980-10-14 1980-10-14 化粧板の製造方法

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JPS5766964A JPS5766964A (en) 1982-04-23
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