JPS6025244B2 - 木質模様板及びその製造方法 - Google Patents

木質模様板及びその製造方法

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JPS6025244B2
JPS6025244B2 JP49043749A JP4374974A JPS6025244B2 JP S6025244 B2 JPS6025244 B2 JP S6025244B2 JP 49043749 A JP49043749 A JP 49043749A JP 4374974 A JP4374974 A JP 4374974A JP S6025244 B2 JPS6025244 B2 JP S6025244B2
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synthetic resin
wood
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wood veneers
board
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数枚の合成樹脂注入処理木材単板を平面方向
に組合わせて一体化してなる木質模様板及びその製造方
法に関するものである。
不質模様板は一般に適当な寸法に切断された木材単板を
模様を形成するように仕組んで紙等に接着し、現場にて
貼付ける方法が採用されており、又、銘木等の単板で模
様を構成し、それらを合板等の基板に接着した木質の模
様板も各種市販されている。
しかしこのような太質模様板は、木材の乾湿に伴う膨腸
収縮により各木材単板間に隙間が発生しこれらを床板等
に使用した場合にはその使用場所により硬さ、摩耗性、
吸水性その他の物性が問題となる。
本発明はこのような木貿模様板における木材の諸物性を
改善し、併せて各木材単板間の隙間をなくし、複数枚の
木材単板よりなる一体化された木質模様板及びその製造
方法を提供するものである。
以下に本発明を本発明によって得られる木質模様板の一
例を示す図面に基いて説明する。即ち、1は内部に合成
樹脂液を注入、硬化させた任意形状の複数枚の木材単板
であって、その厚さ方向の切り口を互いに突き合わせ状
態にして平面方向に適宜の模様を構成して配設されてあ
り、されに隣接する木材単板1.1の対向機面間に該木
材単板1内の注入合成樹脂液の鯵出し樹脂液の硬化又は
固化による鯵出合成樹脂層4を設け、この樹脂層4を介
して木材単板1,1間が一体的に接合した木材模様板を
構成してなるものである。このような木質模様板を得る
には、合成樹脂液をその内部に注入してなる任意形状の
複数枚の木材単板1,1を注入合成樹脂液の硬化前にそ
の厚さ方向の切り口を突き付けるようにして接合して、
例えば第1図に示すように適宜の模様を構成するように
平面方向に配して模様板を形成し、該模様板を合板等の
基材3上に戦遣し、あるいは戦直することなく加圧状態
にて加熱し、木材単板1,1中の合成樹脂液の一部を木
材単板1,1の各接合部2,2に鯵出させたのち、木材
単板1,1および各接合部2,2の合成樹脂液を硬化あ
るいは固化させて各木材単板を鯵出合成樹脂層4により
一体的に接合するものである。木材単板に合成樹脂液を
注入するには加圧注入、減圧注入あるいは減圧加圧注入
等の方法が採用出来るが、木材単板中の合成樹脂液の一
部を木材単板間の各接合部に鯵出させるには、最も処理
が容易とされているラワン材においても重量比30%以
上の合成樹脂液を注入する必要があることから注入量の
少ない塗布等の方法は好ましくない。
又、注入される合成樹脂液も特に制限はない。モノマー
の状態でもよいし、これらの初期重合物あるいは複数の
モノマーを混合して得られるコモノマーでもよいし、さ
らにこれらに染料等の着色材を混入したものでもよい。
しかしながら、縮合型の樹脂、熱可塑性型の樹脂を使用
する場合には、木材単板の間の間隙を広くすれば鯵出し
た樹脂か冷却に伴い収縮し表面に凹みを生ずることがあ
る。
この木材単板への合成樹脂液の注入は、複数枚の木材単
板を予めガムテープや紙或いは糸条等によって任意の模
様状に接続しておいて模様板を構成した後に注入するこ
とも可能であり、又、木材単板に樹脂液を注入した後に
該木材単板を合板等の基材上に配列載遣して模様板を構
成してもよい。
しかしながら、いずれにしても樹脂液の硬化は模様板を
構成した後になされる。
なんとなれば、注入された合成樹脂液を硬化させたのち
模様板を機成する方法は、木材単板を互に接合するのに
接着剤を必要とし、しかも接合部に生ずる間隙を完全に
充填することは困難なことであり、又模様を構成する木
材単板片を得るには鏡等の工具類の損傷が非常に多くな
るためである。
このように注入された合成樹脂液はその一部を木材単板
より鯵出させて各接合部を該鯵出合成樹脂液で充填させ
たのち硬化されるが、この為には加圧状態におくことが
必要とされるために、木材単板に注入された合成樹脂液
を硬化するのに効率の高い放射線重合法を採用すること
は困難であり触媒重合法が採用される。
しかし、通常触媒重合法で用いられるような通気性のな
い材料でシールをし、あるいは不活性ガス中で硬化せし
める方法では加圧するので困難であるために、以下の実
施例ではホットプレスを用い加圧、加熱せしめた。
実施例 1 厚さ1.5凧、中100肌、長さ30仇帆のカバ単板に
、ジアリルフタレートブレポリマー:スチレン:過酸化
ペンゾィル=50:50:5の割合よりなる合成樹脂液
を減圧注入法にて2q時間かけ、上記単板1枚当り30
タ注入した。
この注入単板をステンレスプレート上に各単坂間を突き
つけて模様を構成したのちホットプレスに挿入し、10
【9/地の加圧下で且つ110〜1190の温度で加熱
して注入した合成樹脂液の一部を各単板間の接合面に鯵
出させ、30分間反応させて該合成樹脂液を硬化させた
これを冷却後プレートから滋型させ、第2図に示すよう
な合成樹脂で接合されたシート状の木貿模様板を得た。
実施例 2 実施例1と同一条件にて合成樹脂液を注入したカバ単板
を、15側厚ラワン合板上に模様を構成するように配し
たのちホットプレスに挿入し、10kg/均の加圧下で
且つ110〜11yoの温度条件下で3の片間反応させ
て各単坂内の合成樹脂液及び単板間の接合面に鯵出した
合成樹脂液を硬化させ合板と木質板の接着された第3図
に示すような模様板を得た。
この模様板の表面をサンディング後、、アミノアルキツ
ド樹脂を表面に吹付け塗装することにより表面の平滑な
化粧板を得た。実施例 3 実施例1におけるカバ単板を市松模様に配しこれら裏面
をガムテープで互いに連結接合したのち実施例1と同一
条件にて注入、硬化せしめシート状の模様板を得た。
これの両面をサンディングしたのち酢ピヱマルジョン接
着剤を用いて15側厚ラワン合板に接着し第3図に示す
のと同様の構成の模様板を得た。このように、ガムテー
プを用いて木材単板を所望の模様状に接続したのち合成
樹脂液を注入すると、木材単板の配列作業が容易となる
ものである。
以上の各実施例で示したように、本発明によって得られ
る適宜の外観を呈する木質模様板は、木材単板中に合成
樹脂液が注入され硬化されているために、木材単板の硬
度、耐摩耗性、吸水吸湿性は木材単板より非常に優れた
ものになるのは勿論平面方向に模様状に配列した複数枚
の木材単板間の接合部が注入合成樹脂液の鯵出樹自費夜
‘こよって充填され且つ一体的に固着されているために
、複数枚の木材単板によってあたかも一枚の合成樹脂注
入処理模様板を形成することができ、しかも木材単板間
の接合部にゴミ等が詰まることもなく床板或いは化粧板
として従来の木質模様板が使用できない場所においても
使用できるものである。
又、本発明方法においては、平面方向に模様状に配設し
た複数枚の合成樹脂注入木材単板を加圧加熱して木材単
板中の合成樹脂液の一部を隣接する木材単板の対向端面
間に鯵出させることにより該端面間を一体的に接続させ
るものであるから、木材単板の端面から鯵出する樹脂に
より木材単坂間が確実且つ強固に固着し、平面方向に一
体化した複数枚の木材単板よりなる模様板を接着剤を使
用することなく容易に得ることができると共に接合部分
が樹脂により充填されて該接合部を含む外鏡が美麗な模
様板を形成できるものである。さらに、本発明において
は、合成樹脂液の注入硬化により木材単板の色調が変り
、又樹脂液に種々の着色剤を混入することも可館なため
に銘木イQ乾板を使用せずとも美麗な外観を呈する模様
板を得ることが出来、さらに床板としても耐摩耗性に優
れるために薄い木材単板を使用しても充分使用に耐える
ものであるために合成樹脂液を注入硬化するにもか)わ
らず安価に供v給出釆るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の木質模様板の例示であって、第1図はそ
の平面図、第2図は第1図A一A線における断面図、第
3図は基板上に載遣して加圧、加熱された模様板の断面
図である。 1・…・・木材単板、2・・・・・・接合部、4・・・
・・・鯵出合成樹脂層。 次 ブ 艦Q 次そ凶 次う処

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂が充填され且つ適宜の摸様状に配列した木
    材単板間に該木材単板からの滲み出し合成樹脂を充填し
    て一体化してなることを特徴とする木質模様板。 2 互いにその端面を突き合わせ状態にして平面方向に
    模様状に配列してなる内部に合成樹脂液を注入した複数
    枚の木材単板を加圧状態にて加熱することにより木材単
    板中の合成樹脂液の一部を隣接する木材単板の対向端面
    間に滲出させたのち合成樹脂液を硬化或いは固化させて
    突き合わせ端面間を樹脂により充填し且つ一体的に接合
    することを特徴とする木質模様板の製造方法。
JP49043749A 1974-04-17 1974-04-17 木質模様板及びその製造方法 Expired JPS6025244B2 (ja)

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JPS50135206A JPS50135206A (ja) 1975-10-27
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JPS5689907A (en) * 1979-12-25 1981-07-21 Daiken Trade & Industry Manufacture of smoothly planed board
JPS5692005A (en) * 1979-12-25 1981-07-25 Daiken Trade & Industry Manufacture of smoothly planed board

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