JPS6045076B2 - 装飾板の製造方法 - Google Patents

装飾板の製造方法

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JPS6045076B2
JPS6045076B2 JP53144646A JP14464678A JPS6045076B2 JP S6045076 B2 JPS6045076 B2 JP S6045076B2 JP 53144646 A JP53144646 A JP 53144646A JP 14464678 A JP14464678 A JP 14464678A JP S6045076 B2 JPS6045076 B2 JP S6045076B2
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JP
Japan
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water
board
hydration
decorative board
pattern
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Expired
Application number
JP53144646A
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English (en)
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JPS5571599A (en
Inventor
博雄 江山
孝 各務
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は装飾板の製造方法に関し、その目的は凹凸起伏
の大きな表面に歪みや破損のない意匠的に秀れた絵柄を
有する装飾板を効率よく製造する方法を提供することで
ある。
従来、石膏やセメント等を主成分とし、これに樹脂や補
強材を必要に応じて混入して成る装飾板は、不燃材とし
て壁装材や床材等に利用されている。
しかしながらこの装飾板は一般に表面が凹凸を有するこ
とが多く、良好な絵柄を得ることが難しいい。すなわち
、この表面に直接に印刷する方法や、紙等の支持体に印
刷した画像を装飾板に転写する転写印刷法では表面が複
雑な形状の成形品に精緻で良好な図柄を得ることができ
ない。
また練り込み方法を使用した場合には仕上りを予測する
ことが困難で、絵柄の再現性に乏しく、工業的生産は困
難である。
また水溶性インキにて紙等の基体に印刷し、この基体を
成形して所望の型枠を作成した後、セメント等の水和硬
化素材を流し込んで硬化させ、素材の水分により絵柄を
転写する方法も知られているが、この方法によれば絵柄
がが水溶性であるので、水和硬化素材を型枠に流し込む
際、あるいは水和硬化素材が硬化するまでの間に絵柄が
ブリードしてしまつたり、絵柄が流れて歪んでしまとい
うトラブルが発生し易く、所望の色や絵柄を得ることが
非常に困難であつた。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであつて、基材シ
ート上に水溶性インキからなる絵柄層を設け、その上に
多孔性の樹脂層を形成した転写シートを絵柄層を内側し
て成形するかあるいは所望の形状の型枠中にセットし、
しかる後に水和硬化素材を流し込んで硬化成型すると同
時に絵付をし、その後基材シートを剥離することを特徴
とする装飾板の製造方法を提供するものである。
以下図面に従つて本発明を詳細に説明する。まず、第1
図に示す様に基材シート1の片面に水溶性インキからな
る絵柄層2を形成し、次いでその上に多孔質の樹脂を塗
布して多孔性の樹脂層3を形成して転写シート4とする
。次に第2図に示す様に、絵柄層を内側にしてその転写
シートを所望の形状に成形して型枠とするか、あるいは
第3図に示す様に所望の形状を有する型枠5中に、その
転写シートを絵柄層が型枠とは反対側になるようにセッ
トする。
次に、第4図に示す様に型枠中に水和硬化素材6を流し
込んで自然放置し硬化させる。
水和硬化素材が硬化する過程において、水和硬化素材中
の水分が多孔性の樹脂層3に浸透して水溶性インキの絵
柄層2に達し、最終的には水溶性インキの絵柄層と多孔
性の樹脂層が硬化板の表面層の一部となる。絵柄層は水
溶性ではあるが多孔性の樹脂層に支えられているので水
和硬化素材が流し込まれて拡がつていく際に絵柄層が水
和硬化素材に引つ張られて歪んでしまこともなく、又絵
柄がブリードするというトラブルも生じない。次に、第
5図に示すように基材シートを剥離すると凹凸起状の大
きな表面に歪みや破損のない意匠的に秀れた絵柄を有す
る装飾板が得られる。
なお基材シートは破壊して剥離しても良い。又、インキ
との剥離があまり良好でない基材シートを使用する場合
には、第6図に示すように基材シート1と絵柄層2との
水溶性の剥離二ス層7を設けることもできる。
次に本発明の構成材料を説明する。
基材シートは柔軟性を有し印刷可能なものであれば任意
であり、例えば塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン、アクリル、ポリカーボネート、ポリス
チレン、ポリエステル等のプラスチック●シート、アル
ミ等の金属箔等である。
水溶性インキからなる絵柄層はヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン
、−水溶性アクリル、ヒドロキシメーチルセルロース等
の水溶性樹脂をバインダーとしてインキて形成する。
多孔性の樹脂層は無機質の充填剤を含有する多孔質の樹
脂で形成するものであり、その充填剤の添加量が転写性
に大きな影響を与える。
例えば、.塩酢ビ系樹脂を主バインダーとして場合、充
填剤の量は樹脂10呼量部に対して10唾量部以上必要
であり、アクリル系樹脂を主バインダーとした場合には
30鍾量部以上必要であり、セルロース系樹脂を主バイ
ンダーとした場合には500重量部以・上必要である。
充填剤としては、平均粒径が小さい(20μ以下)のも
のが適しており、例えば炭酸カルシウム、酸性白土、炭
酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、カオリン、ケイ
ソウ土、硫酸バリウム、タルク、ケイ酸カルシウム、水
酸化アルミニウム、スレート粉等が望ましい。
水和硬化素材は型枠への流し込みが可能で、流動性およ
び水和硬化を有するものなら任意てあり、α型あるいは
β型の半水石膏、I型、■型、■型の無水石膏、ボルト
ランドセメント、アルミナセメント、マグネシアセメン
ト、混合セメント等のセメント、あるいはこの石膏やセ
メントの混)合物等があり、更に必要に応じて硬化促進
剤、抑制剤、バルブ、ガラスセンイ、金属センイ、合成
センイ、天然センイ、石綿、スラグセンイ、岩綿等の補
強材、メチルメタアクリレートブタジエンゴムラテック
ス、スチレンブタジエンゴムテック.ス、酢ビエマルジ
ヨン、エチレン酢ビエマルジヨン、水性アクリル、尿素
、フェノール、メラミン等の合成樹脂よりなる可塑性あ
るいは硬度、耐水性付与剤、川砂、シラスバルーン、タ
ルク、シリカ、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム
、炭酸カルシウム等の充填剤あるいは有機、無機等の着
色剤を混入添加したものが使用できる。
水溶性の剥離ニス層はヒドロキシプロピルセルロース、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、水溶性
アクリル、ヒドロキシメチルセルロース等の水溶性樹脂
を主成分とした任意のニスで形成する。
なお、目的とする成形物がその一部分に逆テーパー状の
形状を有する時は転写シート4の形状を有する時は転写
シート4を目立させることが望ましい。
自立可能な転写シート4はポリエステル、ポリスチロー
ル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ナイロン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、シリコン
等のフィルムよりなる基材を通いたもので、成形後の自
立可能性の点から、その厚さ等は成形物の厚さ等を考慮
して決定すべきであり、例えば縦横各200T!Unl
深さ10TWLの板状の装飾板なら200μ以上のフィ
ルム、縦横各1000Tfrf!11深さ2−の板状の
装飾板なら300μ以上の厚さのフィルムが好ましい。
また成形性の点からは塩化ビニル、スチロールフィルム
、無延伸ポリプロピレン、ポリエチレン等が望ましい。
本発明は以上のような構成であり、絵柄層は多孔性の樹
脂層によつて支えられているので、水和硬化素材が拡散
する際に絵柄層が引つ張られて歪んだり、水和硬化素材
の水分によつて絵柄層がブリードすることなく、成形と
同時に精緻で良好な絵柄を転写することができる。従つ
て最終的に得られる成形物の表面が複雑な3次曲面であ
つても、絵柄のブリードや歪みを発生することはく意匠
的に秀れた装飾板を製造することができるものである。
以下実施例によつて本発明を更に詳細説明する。
〈実施例1〉 厚さ50μの二軸延伸ポリプロピレンフィルムを基材シ
ートとし、その一方のに下記処方のインキで大理石模様
をグラビア印刷機で印刷する。
インキ処方次にその上に下記処方の多孔質樹脂をグラビ
アコートして多孔性の樹脂層を形成し転写シートとした
多孔質樹脂処方 この転写シートを印刷面が上になるようにタイル板の型
枠にセットし、下記処方の水和硬化混合.物をその内に
流し込んで自然硬化させた。
水和硬化混合物処方 硬化後基材シートを剥離したところ、転写シートの絵柄
が硬化板の表面層に一体化した深みのあ・る化粧石膏板
を得た。
更にその上にアクリルウレタン系クリアー塗料をスプレ
ーで100gITr1(Dry)を塗布して表面保護層
とし、大理石模様のタイル調石膏板を得た。
〈実施例2〉厚さ200μの無可塑塩化ビニルシートの
一方の面に下記処方のニスをグラビア印刷機でコートし
て剥離ニス層を形成したものを基材シートとして使用す
る以外は実施例1と同様にして実施例1と同様のタイル
調石膏板を得た。
ニス処方 〈実施例3〉 転写シートを印刷面が上になるように真空成形機でタイ
ル板の形状に成形した後脱型して自立させ、その内に水
和硬化混合物を流し込む以外は実施例2と同様にして実
施例2と同様のタイル調石膏板を得た。
〈比較例〉 実施例1に記載された処方の多孔質樹脂による多孔性の
樹脂層を形成していない転写シートを使用して、実施例
1〜3に記載されている方法と各々同一の工程で石膏板
を製造したが、各れの場合も水和硬化混合物を流し込む
際、あるいは該混合物が硬化する間に絵柄が著しく歪み
かつブリードしてしまい、所望の色、絵柄を有する石膏
板が得られなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は各々本発明の方法の一実施例を示す断
面図で、第1図は転写シートの断面図、第2図は転写シ
ートを成形して自立させた状態の断面図、第3図は転写
シートを金型内面に真空成形した状態の断面図、第4図
は成形された転写シートの内に水和硬化素材を流し込ん
だ状態の断面図、第5図は水和硬化素材が硬化した後基
材シートを剥離している状態の断面図、第6図は剥離ニ
ス層を形成した場合の転写シートの断面図を各々示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材シート上に水溶性インキからなる絵柄層を設け
    、その上に多孔性の樹脂も形成した転写シートを絵柄層
    を内側にして成形するかあるいは所望の形状に型枠中に
    セットし、しかる後に水和硬化素材を流し込んで硬化成
    型すると同時に絵付をし、その後基材シートを剥離する
    ことを特徴とする装飾板の製造方法。 2 基材シートと絵柄層との間に水溶性の剥離ニス層を
    設けることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装
    飾板の製造方法。
JP53144646A 1978-11-22 1978-11-22 装飾板の製造方法 Expired JPS6045076B2 (ja)

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JPS5571599A JPS5571599A (en) 1980-05-29
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030613A (ja) * 1973-07-19 1975-03-26
JPS5252965A (en) * 1975-10-27 1977-04-28 Dainippon Printing Co Ltd Method of producing building decorative plate
JPS5311881A (en) * 1976-07-20 1978-02-02 Sekisui Koji Kk Rectification starting method by heat pump

Patent Citations (3)

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