JPS6044921B2 - 長さ調節可能のテレスコープ式支柱 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、家具、殊に高さ調節可能のテーブル用の長さ
調節可能のテレスコープ式支柱であつて、多角形横断面
の外管を有し、該外管内に内管が回動不能に、しかし軸
方向で移動可能に案内されており、この場合内管と外管
との間に案内体が設けられており、該案内体は少なくと
も部分的に外管の内側の横断面角隅部内へ係合しており
、かつこれらの管の内室に昇降装置が配置されており、
該昇降装置は操作部材によつて縦方向調節位置に固定可
能である形式のものに関する。

テレスコープ式支柱であつて、内管と外管との間に転動
体による案内機構が設けられており、この場合転動体は
ケージ内に案内されており、かつ該ケージは少なくとも
１つのばねに懸架されているものは公知である。

この案内機構はたんに製作費が極めて高いばかりでなく
、案内体用のケージを付加的に用いていることにより比
較的大きな構造スペースを必要とする。外管内に内管を
回動不能に案内するために内管は案内体のための適当な
転動軌動を有していなければならず、かつまた内！管輪
部は外管の輪部にほぼ適合するものでなければならない
。本発明の課題は、内管と外管とが回動不能に、しかし
軸方向ては移動可能に互いに内外で案内されておりかつ
組立が簡単であり、かつ家具部分と：の結合が容易であ
る簡単な長さ調節可能のテレスコープ式支柱の構造を提
供することにある。

この課題は本発明によれば、内管が円形シリンダ形の横
断面を有していてかつ切欠部を有しており、該切欠部内
へ案内体が係合していることによ弓つて解決されている
。このようなテレスコープ式支柱において内管が管状に
構成されていることは、たんに、内管の製作が安価に達
成されるという利点だけでなく、これにより椅子柱の極
めてコンパクトな構成が保証されるという利点を有して
いる。それというのは内管の外径は外管の内径よりもた
んに僅かな程度だけ小さく製作すればよいからである。
このことは、就中、内管がその切欠５部内に案内体を支
持し、従つてこれらの案内体のためにケージを必要とし
ないということ基づく。さらに、回動不能に互いに滑り
合うテレスコープ管を有するこのように構成されたテレ
スコープ式支柱はコンパクトな構造を有する。それとい
うのＯは内管の内径は昇降装置の外径に容易に適合させ
ることができるからである。 外管内における内管の極
めて良好な案内は、本発明の一実施例によれば、内管の
切欠部が孔によつて形成されており、該孔は外管内にあ
る、内管５の内側に管端部に又はその近くに配置されて
いることによつて、達成されている。

これらの切欠部の製作は極めて簡単であり、かつ外管内
における内管の良好な案内を保証する。それというのは
これらの切欠部は内管内の下端部の範囲内に配置さノれ
るからである。内管と外管との間の回動を防止するため
の簡単なしかし極めて精確な構成をうるために、本発明
の別の一実施例によれば、少くとも２つの切欠部が内管
に配置されており、この場合内管に配置された案内体が
外管と向き合つている角隅部内へ係合している。案内体
として球を使用した場合、切欠部の直径を球の直径より
も小さく製作することができる。球が切欠部のシヤープ
なエツジ上に当らないようにするために、本発明の一実
施例によれば、各切欠部は截頭円錐状に製作されている
。 本発明の一実施例によれば、切欠部の直径は案内球
の直径に対して、昇降装置の容器壁が案内球のための半
径方向側のストツパ一を形成するように、選ばれている
。

： 本発明の一実施例によれば、案内体は円錐形に
製作されており、かつ外管の内側角隅角度に適合する円
錐頂角を有しており、かつ円錐頂点が外管の一つの角隅
部へ向いている。 案内体を軸方向で長い案内シユ一と
して製作すｉ ることも勿論可能である。

案内体と内管との結合は、案内体がその底面に単数又は
複数の円筒形の付加部を有していて該付加部を有してい
て該付加部を以つて切欠部内へ係合するようにすること
によつて、簡単に行なうことができる。回動不能の、し
かし軸方向では互いに移動可能の管を有する長さ調節可
能のテレスコープ式支柱は、各テーブルに２つのテレス
コープ式支柱を配置する場合にも有利である。

それというのは、ハンドレバーを１つのロツドを介して
互いに連結することができ、これにより、操作時に両ハ
ンドレバーの同期旋回が保証されるからである。次に図
示の実施例につき本発明を説明する。第１図及び第２図
に示すテレスコープ支柱は外管１を有し、これは正方形
横断面を有しかつ下端部には円錐部２を有している。外
管上端部に設けられている、プラスチツクから成る滑動
スリーブ７は内管３の外径に適合していてかつ外管１に
不動に結合されている。内管３内には昇降装置（持上装
置）が配置されており、その容器８は内管内に回動可能
に配置されており、これに対してピストンロツド９は円
錐部２内に回動不能に取付けられている。球６として製
作された案内体を受容するために内管３はその下端部に
切欠部５を有しており、これらの切欠部は孔として製作
されてお−り、かつ球６よりも小さい直径を有している
。円錐部２は外管１内にろう接され又は溶接されている
。このようなテレスコープ支柱の特に強い片側負荷に対
して、内管３と外管１との間に、ケージ２０内に配置さ
れた二ードル２１による付加的の案内装置を設けるのが
有利である。外管１と内管３との間の回動不能の結合は
、切欠部５内に配置された球６によつて行なわれる。こ
の場合切欠部５の直径は、球６が外管１の内壁に接触す
るように定められており、かつまた孔５は球６のための
支承エツジが一平面内に位置するように加工される。ハ
ンドレバー１０の旋回により、第７図かられかるように
、容器８はこれに回動不能に接しているピストン２３と
共にピストンロツド２２に対して回動せしめられ、これ
により、弁板２４がピストン２３に対して相対的に運動
を行ない、ピストン２３の通路２５が開かれる。

通路２５が開くと、昇降装置の圧力ガス充填部の内部圧
力がピストンロツドに作用し、これにより内管３が外管
１から走出する。この場合内管３は、球６として製作さ
れた案内体により回動不能に外管１内を案内される。テ
ーブル板もしくはその取付板を受容するために内管３は
円錐部４を有している。外管１の円錐部２はテーブル脚
部との結合に役立つ。第３図の実施例は、第１図および
第２図の実施例に対して、主に、内管３内にある切欠部
１１が截頭円錐形に製作されておりかつ球６が内管３内
に幾分有利な当付面を有している点で、異なつている。
第４図の実施例では外管１２は六角形横断面を有してい
る。

切欠部５はこの場合幾分大きく設計されており、かつ球
６は昇降装置の容器８の壁に半径方向で接触している。
第５図には円錐状に製作された案内体１３が示されてい
る。

この場合これらの円錐状の案内体１３は円錐状付加部１
４を有しており、これらの付加部を以つて案内体は内管
３の相応する切欠部５内に係合している。この案内体１
３の円錐頂角は、この場合、その円錐面が外管１の内面
に適合しかつ円錐頂点（尖端）が外管の１つの角隅内へ
係合するように、設計されている。第５ａ図には２つの
付加部１４を有する細長い案内シユ一１３ａが示されて
いる。第６図によれば、テレスコープ式支柱は２脚テー
ブル用い配置されており、この場合両方のハンドレバー
１０は連桿もしくはロツド１５を介して互いに同期的に
旋回可能である。

２脚テーブルの組立ては、外管１に結合された円錐部２
をテーブル水平脚１６内へと差し込むことにより、簡単
な形式で行なわれる。

このためにこのテーブル水平脚は２つの大きさの異なつ
た、円錐部２に適合する孔を有している。両方のテーブ
ル水平脚１６，１６″は結合管１７にねじ結合されてい
る。内管３の円錐部４はテーブル板に結合される取付板
１８を支持している。テーブル板の高さを調節するには
、ロツド１５により左側のテレスコープ式支柱のハンド
レバー１０と右側のテレスコープ式支柱のハンドレバー
１『とを旋回させ、これにより両昇降装置の遮断弁を開
かせる。

昇降装置の内部圧力により内管３は外管１から、テーブ
ル板が所望の高さに達するまで、走出せしめられる。次
いでハンドレバー）１０，１『をロツド１５を介して出
発位置へ旋回させて戻すことにより、テレスコープ式支
柱はこのときの位置にロツクされる。テーブル板の高さ
を低くするには、遮断弁をロツド１５、ハンドレバー１
０，１『を介して開放させ、かつテーブル板を手で押し
下げる。

所望の位置に達したら、ハンドレバー１０及び１『をそ
れらの出発位置へ旋回させて戻すことにより遮断弁を閉
鎖させる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は長さ調節
可能のテレスコープ式支柱の縦断面図、第２図は第１図
の−線による横断面図、第３図は截頭円錐形に製作され
た切欠部内に配置されている案内球を有するテレスコー
プ式支柱の一実施例の横断面図、第４図は六角形に製作
された外管と、内管内に支承され昇降装置の容器壁に半
径方向で接触している案内球とを有するテレスコープ式
支柱の一実施例の横断面図、第５図は案内体が円錐形に
製作されているテレスコープ式支柱の一実施例の横断面
図、第５ａ図は案内体の別の実施例を示す斜視図、第６
図は２脚テーブルに使用される場合におけるテレスコー
プ式支柱の配置形式を示す図、第７図は本発明のテレス
コープ式支柱内に用いられる昇降装置を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 家具、殊に高さ調節可能のテーブル用の長さ調節可
   能のテレスコープ式支柱であつて、多角形横断面の外管
   １を有し、該外管内に内管３が回動不能に、しかし軸方
   向で移動可能に案内されており、この場合内管と外管と
   の間に案内体が設けられており、該案内体は少なくとも
   部分的に外管１の内側の横断面角隅部内へ係合しており
   、かつこれらの管の内室に昇降装置が配置されており、
   該昇降装置は操作部材１０によつて縦方向調節位置に固
   定可能である形式のものにおいて、内管３が円形リング
   形の横断面を有していてかつ切欠部５、１１を有してお
   り、該切欠部内の案内体６、１３が係合していることを
   特徴とする、長さ調節可能のテレスコープ式支柱。 ２ 内管３の切欠部５が孔によつて形成されており、該
   孔は内管３の内側端部に又は該内側の管端部の近くに設
   けられている特許請求の範囲第１項記載のテレスコープ
   式支柱。 ３ 少なくとも２つの切欠部５、１１が内管３に配置さ
   れており、この場合該切欠部内に配置された案内体６、
   １３が外管１、１２の向合つている角隅内へ係合してい
   る特許請求の範囲第１項記載のテレスコープ式支柱。 ４ 案内体６が案内球である特許請求の範囲第１項記載
   のテレスコープ式支柱。 ５ 切欠部５、１１の直径が球の直径よりも小さい特許
   請求の範囲第４項記載のテレスコープ式支柱。 ６ 切欠部５の直径が案内球６の直径に対して、昇降装
   置の容器８の壁が案内球６のための半径方向内側のスト
   ッパーを形成するように、定められている特許請求の範
   囲第４項記載のテレスコープ式支柱。 ７ 切欠部１１が截頭円錐形に製作されている特許請求
   の範囲第１項記載のテレスコープ式支柱。 ８ 案内体１３が円錐形に製作されており、かつ外管１
   の内側角隅角度に適合した円錐頂角を有しており、かつ
   円錐頂点が外管１、１２の１つの角隅に向いている特許
   請求の範囲第１項記載のテレスコープ式支柱。 ９ 案内体１３がその底面に円筒形付加部１４を有して
   いて該付加部を以つて切欠部５内へ係合している特許請
   求の範囲第８項記載のテレスコープ式支柱。 １０ ２つ又は３つ以上のテレスコープ式支柱が互いに
   不動の相対位置を以つて所属し合つていて、該テレスコ
   ープ式支柱の操作部材１０が１つの共通の制御装置によ
   つて操作可能である特許請求の範囲第１項記載のテレス
   コープ式支柱。 １１ 共通の制御装置１５がロッドを有している特許請
   求の範囲第１０項記載のテレスコープ式支柱。