JP7191393B2 - 伸縮式スタンド - Google Patents

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Description

本発明は、テレスコピック式の支柱を有する伸縮式スタンドに関するものである。
マイクスタンド、譜面台、カメラの雲台、点滴スタンドなど、高さを調整することが要請されるスタンドには、テレスコピック式の支柱が採用されているものが多い。従来、テレスコピック式の支柱を有する伸縮式スタンドにおける高さ調整は、相対的にスライドする二つの部分の位置関係を手操作で変化させ、その位置関係をロック機構で維持させることにより行っていた。例えば、特許文献1のスタンドでは、支柱の上部に設けられた操作レバーを握ることによりロックを解除した状態で、外パイプに対して内パイプをスライドさせて高さを調整する。
このように、手操作で部材をスライドさせて高さ調整を行う場合、スライドさせる長さの調整がしにくく、支柱を最適な高さに調整することが困難であるという問題があった。特に、テレスコピック式の支柱が三段以上の場合、すなわち、相対的にスライドする二つの部分の組み合わせが二つ以上の場合、部材を相対的にスライドさせる作業を二カ所以上で行う必要があるため、高さ調整がより困難である。
実公昭63-32405号公報
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、テレスコピック式の支柱の高さ調整がより容易な伸縮式スタンドの提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる伸縮式スタンドは、
「設置面に設置されるベース部と、
一つ以上の筒部及び該筒部に挿入される支柱先端部を有してテレスコピック式に伸縮し、前記ベース部の上面部から立設している伸縮支柱部と、
前記ベース部の上面部を、軸受け部を介して回転自在に貫通している回転軸部と、
前記ベース部の上面部より上方で、前記回転軸部の上端に固定されている操作ハンドルと、
前記ベース部の上面部より下方の空間であるベース内空間において、前記回転軸部の回転を、軸方向が直交するピニオンの回転に変換する歯車機構と、
前記ベース内空間に設けられており、円筒状で、内周面に螺旋状溝が形成されているラックケースと、
前記ピニオンと噛み合い、前記ピニオンの一方向への回転により前記ラックケースに進入して前記螺旋状溝に保持される一方で、前記ピニオンの反対方向への回転により前記ラックケースから引き出されて前記ベース部の上面部に向かって送られるラックと、を備え
該ラックにおいて、前記ラックケースから引き出される側の端部であるラック前端は、前記ベース部の上面部を貫通している孔部を介して前記伸縮支柱部の前記筒部に挿入された上で、前記支柱先端部の下端に固定されている」ものである。
本構成の伸縮式スタンドでは、テレスコピック式の伸縮支柱部を、ラックとピニオン機構を使用して伸縮させる。すなわち、伸縮支柱部における支柱先端部を、ラックによって押し上げ、或いは、ラックによって引き下げることにより筒部に対して昇降させる。具体的には、操作ハンドルを回転させると、その回転が歯車機構を介してピニオンの回転に変換される。ピニオンの回転に伴い、螺旋状溝に保持されていたラックがラックケースから引き出されて前進すると、前進方向の端部であるラック前端が固定されている支柱先端部が押し上げられる。これにより、筒部に対して支柱先端部がスライドしつつ上昇するため、伸縮支柱部が長くなる。一方、操作ハンドルを反対方向に回転させると、ピニオンの反対方向への回転に伴い、ラックがラックケースケース内に引き入れられ、支柱先端部が引き下げられることとなるため、伸縮支柱部が短くなる。
このように、本構成の伸縮式スタンドでは、操作ハンドルを回転させる操作のみで伸縮支柱部の長さ(高さ)を調整することができ、従来の伸縮式スタンドとは異なり、相対的にスライドする二つの部分の位置関係を手作業で変化させる作業を要しないため、調整作業が非常に容易である。また、伸縮支柱部の長さが、ピニオンとラックの噛み合いによって調整されるため、精密に、且つ、任意の長さに、調整を行うことができる。
加えて、操作ハンドルの回転に伴い伸縮支柱部の長さを変化させている途中で、操作ハンドルの回転を止めれば、ピニオンとラックの噛み合いにより、その時点での長さで伸縮支柱部の長さが維持される。すなわち、従来の伸縮式スタンドとは異なり、相対的にスライドする二つの部分の位置関係を維持するためのロック機構を必要としないため、構成が簡易である。また、従来の伸縮式スタンドでは、ロック機構が伸縮支柱部の中途に設けられているため外観も劣るものであったところ、本構成ではそのようなロック機構がないためすっきりした外観を呈している。
従来、ラックとピニオン機構は、ピニオンの回転運動をラックの直線運動に変換する機構であった。これに対し、本構成では、ラックは伸縮支柱部において直線運動するものの、支柱先端部を押し上げる際には、ラックはベース内空間のラックケースから引き出されて上方の伸縮支柱部に供給され、支柱先端部を引き下げる際に余剰となったラックは、ラックケース内の螺旋状溝に保持させる。このように、ピニオンと噛み合わせるラックの軌道を湾曲させ、螺旋状に保持させる本発明は、非常に斬新である。
本発明にかかる伸縮式スタンドは、上記構成に加え、
「前記回転軸部と一体的に回転すると共に、外周面が前記回転軸部の下端に向かう方向に拡径するテーパ面である外周テーパ面となっている回転制動体を、更に具備し、
前記軸受け部は、その内周面に、前記回転軸部の回転に伴い前記外周テーパ面と当接して摩擦抵抗を生じさせるテーパ面である内周テーパ面を有している」ものとすることができる。
マイクロフォンなど伸縮支柱部の先端に取り付けられる物の重量が大きい場合は、ラックとピニオンの噛み合いによる摩擦抵抗のみによっては、伸縮支柱部の長さを維持することができないおそれがある。本構成では、回転軸部と一体的に回転する回転制動体を有しており、回転制動体の外周テーパ面が、軸受け部の内周テーパ面と当接する。これにより、操作ハンドルで回転軸部を回転させたときに、回転する回転制動体の外周テーパ面と、回転しない軸受け部の内周テーパ面との間で摩擦抵抗が生じる。従って、この摩擦抵抗によって、操作ハンドルの回転を止めた時点での回転軸部の回転角度を維持し、ひいては、歯車機構を介して回転軸部の回転が伝達されるピニオンの回転角度を維持することができるため、ピニオンから送り出されたラックの戻りを防止して、伸縮支柱部の長さを維持することができる。
本発明にかかる伸縮式スタンドは、上記構成に加え、
「前記ラックの幅方向における側部が挿通されるスリットを有し、前記ラックの前記ピニオンとの噛み合いを案内するラックガイドを備える」ものとすることができる。
上記のように、ベース内空間に位置するラックケースの螺旋状溝に保持されていたラックが、ピニオンとの噛み合いによって、ベース部の上面部から立設している伸縮支柱部に向かって上方に送られるため、ラックの軌道は湾曲する。本構成では、ラックの幅方向における側部を挿通させるスリットを有するラックガイドで、ラックの軌道を案内する。これにより、軌道が湾曲しているラックの歯を、ピニオンの歯と確実に噛み合わせることができる。
本発明にかかる伸縮式スタンドは、上記構成に加え、
「前記ラックガイドは、前記スリットに挿通されている部分の前記ラックを直線状に保持する平面部を有しており、
該平面部に保持されている部分の前記ラックが前記ピニオンと噛み合う」ものとすることができる。
本構成では、ラックガイドにおいてラックをスリットに挿入して保持する部分が平面部となっており、この部分でラックが直線状となる。そして、平面部に保持されている部分のラックが、ピニオンと噛み合う。つまり、湾曲しているラックの軌道において、部分的にラックを直線状として、この部分でピニオンと噛み合わせている。これにより、本来は直線運動をしつつピニオンと噛み合うように設計されているラックの歯を、確実かつスムーズにピニオンの歯と噛み合わせることができるため、ピニオンとラックの噛み合いに伴う異音の発生が抑制されている。
以上のように、本発明によれば、テレスコピック式の支柱の高さ調整がより容易な伸縮式スタンドを、提供することができる。
(a)本発明の一実施形態の伸縮式スタンドについて伸縮支柱部が最短である状態の斜視図であり、(b)同じ伸縮式スタンドについて伸縮支柱部が最長である状態の斜視図である。 (a)図1の伸縮式スタンドにおける操作ハンドルの回転軸部周りの構成を示す一部分解縦断面図であり、(b)同一視野の組立断面図である。 (a)図1の伸縮式スタンドにおける回転制動体の斜視図であり、(b)回転制動体の一部切り欠き斜視図である。 図1の伸縮式スタンドのベース部を、設置面側から見た図である。 (a)図1の伸縮式スタンドのベース内空間における構成を、第一側壁部側から見た図であり、(b)第一側壁側を透過させた同一視野の図である。 図1の伸縮式スタンドのベース内空間における構成の分解斜視図である。 図1の伸縮式スタンドにおけるラックガイドとラックとの関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である伸縮式スタンド1について、図面を用いて具体的に説明する。本実施形態の伸縮式スタンド1は、マイクフォンを保持する伸縮スタンド(マイクスタンド)に本発明を提要したものである。
伸縮式スタンド1は、伸縮支柱部10と、クランプ90と、ベース部20と、回転軸部31と、操作ハンドル40と、歯車機構と、ラックRと、ピニオン44と、ラックケース71と、インナーケース72と、ラックガイド80と、内部構成支持体と、制動機構と、を具備している。
ベース上面部21は円形の平板であり、側面部22は上端から下端に向かって断面円が徐々に拡径している筒状である。つまり、ベース上面部21及び側面部22で形成される形状は、底面の平らな椀を伏せたような形状である。そして、ベース上面部21の下方において側面部22で囲まれている空間が、ベース内空間Sである。側面部22の下端からは、内フランジ部23が延出している。なお、本実施形態のベース上面部21が本発明の「ベース部の上面部」に相当する。
このようなベース部20は、ベース上面部21が水平となるように設置面に設置される。本実施形態では、内フランジ部23に複数のネジ孔23hが形成されており、ネジ軸部の端部にゴム等のクッション部を有する脚部(図示を省略)をネジ孔23hに留め付けることにより、脚部を使用してベース部20を設置面に設置することができる。脚部のネジ軸部の長さは、ネジ孔23hにおける雌ネジの長さに相当する長さとすることができる。或いは、脚部のネジ軸部の長さを、ネジ孔23hを貫通して延び出す長さとすれば、設置面が水平ではない場合であっても、内フランジ部23から設置面側に延び出しているネジ軸部の長さを変化させることにより、脚部によってベース上面部21が水平となるように調整することができる。
なお、側面部22の下端においてベース内空間Sを閉塞する底面部を設けてもよい。この場合、底面部は側面部22の下端の外径より僅かに径の小さい円形の平板とし、内フランジ部23のネジ孔23hに対応する位置に貫通孔を設ければ、底面部の周縁部を内フランジ部23に重ね合わせた状態で、上記の脚部のネジ軸部によって底面部を内フランジ部23に取り付けることができる。
伸縮支柱部10は、二つの筒部(第一筒部11、及び第二筒部12)と支柱先端部13を有しており、テレスコピック式に伸縮する。第一筒部11及び第二筒部12はそれぞれ円筒状であり、第二筒部12の外径は第一筒部11の内径より僅かに小さい。支柱先端部13は円柱状または円筒状とすることができ、支柱先端部13の外径は第二筒部12の内径より僅かに小さい。このような構成により、入れ子式に第二筒部12は第一筒部11に挿入され、支柱先端部13は第二筒部12に挿入される。
第一筒部11の上端には、短い筒状の第一端部材11eが外側から嵌め込まれており、第一端部材11eの上端の内径は第一筒部11の内径より小さい。そして、第二筒部12の下端の外径は、第一筒部11の内径より小さいが第一端部材11eの上端の内径より大きく形成されている。これにより、第二筒部12は第一筒部11内をスライドさせることができるが、第一筒部11からの引き抜きが、第二筒部12の下端と第一端部材11eの上端との係合により防止されている。
同様に、第二筒部12の上端には、短い筒状の第二端部材12eが外側から嵌め込まれており、第二端部材12eの上端の内径は第二筒部12の内径より小さい。そして、支柱先端部13の下端の外径は、第二筒部12の内径より小さいが第二端部材12eの上端の内径より大きく形成されている。これにより、支柱先端部13は第二筒部12の内部をスライドさせることができるが、第二筒部12からの引き抜きが、支柱先端部13の下端と第二筒部12の上端との係合により防止されている。第二端部材12eの外径は、第一筒部11の内径より大きく設定されている。更に、支柱先端部13の上端には、短い筒状の第三端部材13eが外側から嵌め込まれている。第三端部材13eの外径は、第二筒部12の内径より大きく設定されている。
また、第二筒部12の外周面には、中心軸に平行な直線状の溝12gが凹設されており、この溝12gに嵌入される突起が第一端部材11eの内側から突出している(図面に表れていない)。これにより、第二筒部12は、溝12gに突起を嵌入させた状態を維持しつつ、中心軸周りに回転することなく、第一筒部11に対して相対的にスライドする。同様に、支柱先端部13の外周面には、中心軸に平行な直線状の溝13gが凹設されており、この溝13gに嵌入される突起が第二端部材12eの内側から突出している。これにより、支柱先端部13は、溝13gに突起を嵌入させた状態を維持しつつ、中心軸周りに回転することなく、第二筒部12に対して相対的にスライドする。
伸縮支柱部10は、ベース上面部21に貫設された孔部25に第一筒部11の基端部11bの一部を挿入した状態で、ベース上面部21に固定されている。これにより、伸縮支柱部10は、ベース上面部21と直角をなすようにベース上面部21から立設している。支柱先端部13の先端には、クランプ90が取り付けられており、ここにマイクロフォンを挟持させることができる。
ベース上面部21には、孔部25とは別の孔部26が貫設されており、この孔部26の内部には、回転軸部31を回転自在にベース上面部21に支持させるための軸受け部5が固定されている。軸受け部5は、円筒状のハウジング51hと、回転軸部31に当接させる軸受け51bとからなり、ハウジング51hの上端に軸受け51bが嵌め込まれている。ハウジング51hの内周面は、軸受け51bとの境界から下端に向かって拡径するテーパ面であり、これを内周テーパ面51tと称する。
一方、回転軸部31は、その一端に操作ハンドル40が回転軸部31と同心に一体回転するように固定されている。従って、ベース上面部21に回転軸部31を支持させた状態では、操作ハンドル40を回転させることにより、ベース部20の上面より上方から回転軸部31を回転させることができる。操作ハンドル40は回転軸部31よりかなり大径である。なお、操作ハンドル40が取り付けられる回転軸部31が、本発明の「回転軸部」に相当する。
回転軸部31において操作ハンドル40が固定されている側の端部を上端、反対側の端部を下端とすると、操作ハンドル40より下端側に、軸受け51bの回転部に上方から当接して回転軸部31の孔部26への挿入長さを規制するフランジ部31fが形成されている。更に、フランジ部31fより下端側では、回転伝達ピン56が、回転軸部31の回転中心軸に直交する方向に回転軸部31を貫通している。回転伝達ピン56は回転軸部31の直径より長く、両端側が同じ長さだけ回転軸部31から露出している。
軸受け部5のハウジング51hには、下端側から回転制動体52が挿入される。回転制動体52は、筒状の樹脂製であり、具体的には、機械的強度や耐摩耗性に優れるポリアミド樹脂(MCナイロン(登録商標))で形成されている。回転制動体52の外周面は、上端から下端に向かって拡径するテーパ面であり、これを外周テーパ面52tと称する。外周テーパ面52tの傾斜角度は、ハウジング51hの内周テーパ面51tの傾斜角度と等しい。従って、回転制動体52をハウジング51hに下端側から挿入すると、その外周テーパ面52tはハウジング51hの内周テーパ面51tにぴったりと当接する。また、外周テーパ面52tの軸方向の長さは、内周テーパ面51tの軸方向の長さより僅かに小さい。これにより、ハウジング51hの下端と回転制動体52の下端を一致させると、回転制動体52の上端と軸受け51bとの間には僅かに隙間が形成される。
回転制動体52の内径は、回転軸部31の直径より大きいが、上端側と下端側で径が異なっており、下端から上端に向かう途中に径が不連続に縮小する縮径段部52rを備えている。回転制動体52において縮径段部52rより上端側には、上端に開放し直径方向に延びるスリット52sが形成されている。このスリット52sは、上記の回転伝達ピン56を挿入するためのものである。スリット52sに回転伝達ピン56を挿入することにより、回転制動体52は回転軸部31と一体的に回転する。スリット52sの深さは、回転伝達ピン56の直径より少し大きい。従って、回転制動体52は、スリット52sの深さの余剰の範囲内で、僅かに上下動することができる。
回転制動体52において縮径段部52rより下端側の内周面と回転軸部31との間の空隙には、下端からコイルバネ58が挿入される。コイルバネ58は圧縮コイルバネであり、図2(a)に示すように、自然長で回転制動体52の下端より外方に露出する。回転軸部31の下端、すなわち、ベース上面部21より下方のベース内空間Sに延び出している端部には、回転軸部31と同心に一体回転するように第一傘歯車41が固定されている。第一傘歯車41の回転軸部31への取り付けに伴い、図2(b)に示すように、コイルバネ58は縮径段部52rと第一傘歯車41との間で圧縮される。この圧縮状態で、コイルバネ58は回転制動体52の下端よりごく僅かに露出している。図2(b)では、コイルバネ58が露出している程度を誇張して図示している。
回転軸部31の回転は、ベース内空間Sにおいて、歯車機構によりピニオン44の回転に変換される。歯車機構は、上記の第一傘歯車41に加えて、第二傘歯車42と第一平歯車43を備えている。
第二傘歯車42、第一平歯車43、及びピニオン44は、内部構成支持体によってベース上面部21に支持されている。内部構成支持体は、ベース内空間Sに存在する各構成をベース部20に支持させるための構成であり、天壁部60、第一側壁部61、及び第二側壁部62を備えている。天壁部60、第一側壁部61、及び第二側壁部62は、それぞれ略四角形の平板であり、天壁部60はベース内空間Sにおいてベース上面部21に当接させた状態で、ベース上面部21に固定されている。第一側壁部61及び第二側壁部62は、互いに平行で、かつ、それぞれ天壁部60と直角をなすように天壁部60に固定されることにより、ベース内空間Sに垂下している。
第一側壁部61には、軸受け32bを介して回転自在に回転軸部32が貫通している。回転軸部32の両端部のうち、第一側壁部61から第二側壁部62とは反対側に向かって延び出している端部に、回転軸部32と同心に一体回転するように第二傘歯車42が固定されている。第二傘歯車42は、第一傘歯車41の歯と噛み合う傘歯車であり、第二傘歯車42の回転中心軸は、第一傘歯車41の回転中心軸と直交している。ベース上面部21を水平としたとき、第一傘歯車41の回転中心軸は鉛直方向となるため、第二傘歯車42の回転中心軸は水平方向となる。第二傘歯車42の径及び歯数は、第一傘歯車41と等しい。回転軸部32において、第一側壁部61から第二側壁部62に向かって延び出している部分には、回転軸部32と同心に一体回転するように第一平歯車43が固定されている。つまり、第一平歯車43は、第一側壁部61と第二側壁部62との間の空間に位置している。第一平歯車43は、第一傘歯車41及び第二傘歯車42よりかなり大径で、歯数が多い。回転軸部32の端部32eは、第二側壁部62に回転自在に支持されている。
ピニオン44は、第一平歯車43と噛み合う平歯車である。従って、ピニオン44の回転中心軸33は、第一平歯車43の回転中心軸と平行であり、操作ハンドル40によって回転させる回転軸部31の回転中心軸と直交している。従って、ベース上面部21を水平としたとき、ピニオン44の回転中心軸は水平方向となる。ピニオン44の回転軸部33は、その両端部がそれぞれ第一側壁部61及び第二側壁部62によって回転自在に支持されている。ピニオン44の径は第一平歯車43よりかなり小径であり、歯数も少ない。
第一側壁部61と第二側壁部62との間の空間には、円筒状のラックケース71が、その一方の端部71eが第二側壁部62に固定されることにより、ピニオン44と隣接するように位置している。ラックケース71の内周面には、開端から第二側壁部62に向かって傾斜しつつ旋回する螺旋状溝71gが、一定の幅で形成されている。ラックケース71の開端において螺旋状溝71gが開始する部分には、螺旋状溝71gの幅と同一深さの切欠きが形成されている。
この螺旋状溝71gは、ラックRを保持させるものである。ラックRは、細長い帯体Rbに、ピニオン44の歯と噛み合う歯Rtが列設されたものである。本実施形態のラックRは樹脂製であり、湾曲させることができる。ラックRは、幅方向の両端である一対の側辺のそれぞれに沿って、歯Rtが形成されていない側部平端部(図面に表れていない)を有している。
ラックRは、ラックケース71に隣接しているピニオン44と噛み合い、ピニオン44の一方向への回転に伴って、切欠きを介してラックケース71に進入して螺旋状溝71gに保持される(図6を参照)。一方、螺旋状溝71gに保持されていたラックRは、ピニオン44の反対方向への回転に伴い、ラックケース71から引き出される。本実施形態では、円筒状のインナーケース72がラックケース71の内部に挿入されている。インナーケース72の外径は、ラックケース71の内径より僅かに小さい。このようなインナーケース72がラックケース71の内部に挿入されていることにより、螺旋状溝71gに保持されているラックRの浮き上がりが防止されるため、ラックRが螺旋状溝71gに沿ってスムーズに移動する。
なお、ラックケース71及びインナーケース72は、それぞれ一方の端部71e,72eが全周にわたり、第二側壁部62に形成されている円形溝62r,62iに嵌め込まれた状態で、第二側壁部62に固定されている。
ラックケース71から引き出される方向のラックRの動きを「前進」と称し、前進方向におけるラックRの端部を「前端」と称すると、ラックRの前端は、ベース上面部21を貫通している上記の孔部25を介して、伸縮支柱部10における第一筒部11及び第二筒部12の内部空間に挿通された上で、支柱先端部13の下端に固定されている。
上述したように、ベース上面部21を水平としたとき、ピニオン44の回転中心軸は水平であるから、ピニオン44と噛み合って前進するラックRの軌道を、ベース上面部21に向かわせることができる。つまり、切欠きを介してラックケース71から引き出されたラックRの軌道は、ピニオン44を経て湾曲し、ベース上面部21に向かって上方に送られる。
このようなラックRの軌道を案内し、ラックRとピニオン44との噛み合いをスムーズにするために、本実施形態ではラックガイド80を備えている。ラックガイド80は、第一側壁部61に片持ち状態で保持されることにより、ピニオン44に近接して配されているブロック状の部材である。ラックガイド80においてピニオン44と対面している面には、ピニオン44との干渉を避けるために円弧状に凹設された円弧面部81部と、ラックRを当接させる平面部87が形成されており、円弧面部81部と平面部87との間にスリット85が形成されている。
このスリット85に、ラックRの両側辺に沿ってそれぞれ形成されている側部平端部のうちの一方を挿入させると、ラックRにおける帯体Rbの背面(歯が形成されていない方の面)が平面部87に当接した状態となり、この部分でラックRは直線状となる。円弧面部81大きさは、平面部87に当接した状態で直線状に保持されているラックRが、円弧面部81が最も深く凹んでいる部分において露出するように形成されている(図7参照)。これにより、円弧面部81がピニオン44の歯面に沿うようにラックガイド80を配置すると、平面部87に当接して直線状に保持されている部分のラックRの歯Rtを、ピニオン44の歯と噛み合わせることができる。
次に、上記構成の伸縮式スタンド1の動作について説明する。まず、伸縮式スタンド1のベース部20を設置面に設置し、上述したようにベース上面部21が水平となるように調整する。これにより、ベース上面部21から伸縮支柱部10が鉛直に立設している状態となる。ここでは、伸縮式スタンド1の高さ調整を開始する時点で、伸縮支柱部10の長さが最短となっているものとして説明する。この状態では、図1(a)に示すように、第二筒部12は第一筒部11に最も深くまで挿入されており、支柱先端部13は第二筒部12に最も深くまで挿入されている。
操作ハンドル40を一方向に回転させると(ここでは、時計周り)、その回転が第一傘歯車41、第二傘歯車42、及び第一平歯車43を介してピニオン44に伝達される。ピニオン44の回転に伴い、ピニオン44と噛み合うラックRはラックケース71から引き出され、ベース上面部21に向かって送られる(前進する)。ラックRの前端は、伸縮支柱部10の内部において支柱先端部13の下端に固定されているため、支柱先端部13はラックRによって下方から押し上げられる。これにより、支柱先端部13は第二筒部12に対してスライドしつつ上昇する。
第二筒部12内を上昇した支柱先端部13の下端が第二端部材12eに達すると、支柱先端部13の下端が第二端部材12eの上端と係合する。その結果、操作ハンドル40を同一方向に回転させる操作を更に続けることにより、ラックRによって押し上げられる支柱先端部13は、第二筒部12を引き上げながら上昇する。これにより、第二筒部12は第一筒部11に対してスライドしつつ上昇する。第一筒部11内を上昇した第二筒部12の下端が第一端部材11eに達すると、第二筒部12の下端が第一端部の上端と係合する。これにより、伸縮支柱部10の長さは最長となる。操作ハンドル40は、これ以上は同一方向(ここでは、時計周り)に回転しない。
なお、ラックRの長さは、このように伸縮支柱部10の長さが最長となった状態で、ラックケース71の螺旋状溝71gに保持されている部分が残るように設定されている。
操作ハンドル40を反対方向に回転させると(ここでは、反時計周り)、その回転が第一傘歯車41、第二傘歯車42、及び第一平歯車43を介してピニオン44に伝達される。ピニオン44の反対方向への回転に伴い、ラックRはラックケース71に進入する方向に送られ、螺旋状溝71gに保持されている部分が長くなる。これに伴い、伸縮支柱部10においてラックRの前端が固定されている支柱先端部13に対して、下方に引き下げる力が作用するため、支柱先端部13は第二筒部12に対してスライドしつつ下降する。
支柱先端部13の上端には、第二筒部12より大径の第三端部材13eが固定されているため、第三端部材13eが第二筒部12の上端に当接するまで、支柱先端部13は第二筒部12内を下降する。更に同一方向に操作ハンドル40を回転させ続けることにより(ここでは、反時計周り)、ラックRによって引き下げられる支柱先端部13は、第三端部材13eで第二筒部12を押し下げながら下降する。これにより、第二筒部12は支柱先端部13と共に第一筒部11に対してスライドしつつ下降する。第二筒部12の上端には、第一筒部11より大径の第二端部材12eが固定されているため、第二端部材12eが第一筒部11の上端に当接するまで、第二筒部12は第一筒部11内を下降する。第二端部材12eが第一筒部11の上端に当接すると、伸縮支柱部10の長さは最短となる。操作ハンドル40は、これ以上は同一方向(ここでは、反時計周り)に回転しない。
以上のように、本実施形態の伸縮式スタンド1によれば、操作ハンドル40を回転させる操作のみで、伸縮支柱部10の長さを変化させ、ひいては、クランプ90に挟持されているマイクロフォンの高さを調整することができる。そして、操作ハンドル40の回転に伴い、伸縮支柱部10の長さを“一方向に”変化させながら、その途中で操作ハンドル40の回転を止めれば、伸縮支柱部10の長さをそのときの長さに維持することができる。すなわち、従来、テレスコピック式に伸縮するスタンドでは、スライドする二つの部分をそれぞれ把持して、相対的にスライドさせることによって長さを調整する必要があったところ、伸縮式スタンド1によれば、操作ハンドル40を回転させる操作のみで足りる。そのため、伸縮式スタンド1の高さの調整が極めて容易である。
特に、本実施形態では、操作ハンドル40の回転により回転する第一傘歯車41、及びこれと噛み合う第二傘歯車42の径に比べて、操作ハンドル40の径をかなり大きく設定している。そのため、小さな力で容易に操作ハンドル40を回転させることができる。
そして、伸縮支柱部10の長さ(高さ)は、ピニオン44とラックRの噛み合いによって調整されるため、二つの部分の相対的なスライドを手操作で行っていた従来とは異なり、精密に、且つ、任意の長さに、伸縮支柱部10の長さ(高さ)を調整することができる。特に、本実施形態では、操作ハンドル40の回転軸部31の回転をピニオン44の回転に変換するに当たり、ピニオン44よりかなり大径で歯数が多い第一平歯車43を介在させている。そのため、ピニオン44との噛み合いによるラックRの移動速度を増速することができ、ひいては、伸縮支柱部10の長さ(高さ)調整を短時間で行うことができる。
加えて、操作ハンドル40の回転に伴い伸縮支柱部10の長さを変化させながら、その途中で操作ハンドル40の回転を止めれば、伸縮支柱部10の長さは、ピニオン44とラックRとの噛み合いによって、その長さに維持される。すなわち、テレスコピック式に伸縮する従来のスタンドとは異なり、相対的にスライドする二つの部分の位置関係を維持するためのロック機構を必要としない。ロック機構を必要としていた従来の伸縮式スタンドでは、ロック機構は伸縮支柱部の中途に設けられていたため外観が悪く、相対的にスライドする二つの部分の組み合わせの数だけロック機構の数も必要であったため、構成も複雑であった。これに対し、ロック機構を必要としない本実施形態の伸縮式スタンド1は、構成が簡易であると共に、外観が非常にすっきりとしている利点を有している。
ここで、マイクロフォンの重量が大きい場合、ラックRとピニオン44の噛み合いによる摩擦抵抗の大きさとの関係によっては、ピニオン44とラックRとの噛み合いのみによっては伸縮支柱部10の長さを維持することができないおそれがある。そのため、本実施形態の伸縮スタンド1は、クランプ90に取り付けられるマイクロフォンの重量が大きい場合であっても、伸縮支柱部10の長さを、ピニオン44から前進方向に送り出されているラックRの長さに応じた長さに維持するための制動機構を備えている。
この制動機構は、回転軸部31の軸受け部5、及び、その内部に配された回転制動体52とコイルバネ58からなる。具体的には、ピニオン44を回転させるために操作ハンドル40を回転させたとき、回転軸部31が回転するのに伴い、回転伝達ピン56を介して回転制動体52が一体的に回転する。これにより、回転する回転制動体52の外周テーパ面52tと、回転しないハウジング51hの内周テーパ面51tとの境界面に摩擦抵抗が生じる。支柱先端部13を上昇させる方向及び下降させる方向の何れにおいても、この摩擦抵抗により、操作ハンドル40の回転を止めた時点で回転軸部31の回転角度を維持することができ、ひいては、第一傘歯車41、第二傘歯車42、第一平歯車43、及びピニオン44の回転角度が維持される。そのため、ピニオン44との噛み合いにより上方に送り出されているラックRの長さに応じた長さに、伸縮支柱部10の長さが維持される。
特に、本実施形態では、回転制動体52と回転軸部31との間にコイルバネ58が配されており、圧縮されたコイルバネ58が元に戻ろうとする力が縮径段部52rに作用することにより、回転制動体52に対してハウジング51hの奥に押し込むような力が作用する。これにより、回転制動体52の外周テーパ面52tをハウジング51hの内周テーパ面51tに確実に密着させ、適切な大きさの摩擦抵抗を生じさせることができる。
従来、ラックとピニオン機構は、ピニオンによる回転運動をラックの直線運動に変換する機構であったところ、本実施形態ではラックRの軌道を湾曲させている点で、非常に斬新である。特に、本実施形態では、ラックRにおいてピニオン44と噛み合う部分を、ラックガイド80のスリット85及び平面部87によって直線状に保持している。そのため、本来は直線運動をしつつピニオンと噛み合うように設計されているラックRの歯Rtを、確実かつスムーズにピニオン44の歯と噛み合わせることができ、ピニオン44とラックRの噛み合いに伴う異音の発生が抑制されている。
伸縮式スタンドがマイクロフォンを保持するマイクスタンドである場合、講演者や演奏者などマイクロフォンを使用する当人とは異なる補助者が、当人の身長に合わせて伸縮式スタンドの高さを調整する場合がある。従来の伸縮式スタンドでは、相対的にスライドする二つの部分の位置関係を手操作で調整し、且つ、その位置関係をロック機構で保持する必要があっため、高さ調整の作業が終わるまで、補助者の姿や補助者の手の動きが目立ちやすく、目障りであった。これに対し、本実施形態の伸縮式スタンド1では、設置面に近いベース部20に設けられた操作ハンドル40を回転させるのみの操作で高さの調整を行うことができるため、補助者の姿や補助者による高さ調整の作業の様子が目立たない利点を有している。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、伸縮支柱部10を構成し、支柱先端部13を相対的にスライドさせる筒部が二つである場合を例示したが、筒部を一つとすることも三つ以上とすることもできる。
また、上記の実施形態では、ベース上面部21及び側面部22の断面の外形が円形であることにより、椀を伏せたような形状である場合を例示した。ベース部は、ベース上面部と設置面との間にベース内空間を設けることができれば、形状は特に限定されず、ベース上面部及び側面部の断面の外形が、四角形など多角形状であるベース部とすることもできる。
1 伸縮式スタンド
10 伸縮支柱部
11 第一筒部(筒部)
12 第二筒部(筒部)
13 支柱先端部
20 ベース部
21 ベース上面部(ベース部の上面部)
25 孔部(ベース部の上面部を貫通している孔部)
31 回転軸部
40 操作ハンドル
44 ピニオン
軸受け部
51t 内周テーパ面
52 回転制動体
52t 外周テーパ面
71 ラックケース
71g 螺旋状溝
80 ラックガイド
85 スリット
87 平面部
R ラック
S ベース内空間

Claims (4)

  1. 設置面に設置されるベース部と、
    一つ以上の筒部及び該筒部に挿入される支柱先端部を有してテレスコピック式に伸縮し、前記ベース部の上面部から立設している伸縮支柱部と、
    前記ベース部の上面部を、軸受け部を介して回転自在に貫通している回転軸部と、
    前記ベース部の上面部より上方で、前記回転軸部の上端に固定されている操作ハンドルと、
    前記ベース部の上面部より下方の空間であるベース内空間において、前記回転軸部の回転を、軸方向が直交するピニオンの回転に変換する歯車機構と、
    前記ベース内空間に設けられており、円筒状で、内周面に螺旋状溝が形成されているラックケースと、
    前記ピニオンと噛み合い、前記ピニオンの一方向への回転により前記ラックケースに進入して前記螺旋状溝に保持される一方で、前記ピニオンの反対方向への回転により前記ラックケースから引き出されて前記ベース部の上面部に向かって送られるラックと、を備え
    該ラックにおいて、前記ラックケースから引き出される側の端部であるラック前端は、前記ベース部の上面部を貫通している孔部を介して前記伸縮支柱部の前記筒部に挿入された上で、前記支柱先端部の下端に固定されている
    ことを特徴とする伸縮式スタンド。
  2. 前記回転軸部と一体的に回転すると共に、外周面が前記回転軸部の下端に向かう方向に拡径するテーパ面である外周テーパ面となっている回転制動体を、更に具備し、
    前記軸受け部は、その内周面に、前記回転軸部の回転に伴い前記外周テーパ面と当接して摩擦抵抗を生じさせるテーパ面である内周テーパ面を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の伸縮式スタンド。
  3. 前記ラックの幅方向における側部が挿通されるスリットを有し、前記ラックの前記ピニオンとの噛み合いを案内するラックガイドを備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の伸縮式スタンド。
  4. 前記ラックガイドは、前記スリットに挿通されている部分の前記ラックを直線状に保持する平面部を有しており、
    該平面部に保持されている部分の前記ラックが前記ピニオンと噛み合う
    ことを特徴とする請求項3に記載の伸縮式スタンド。
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