JPS6044916B2 - 新抗生物質sf−2050b物質及びその製造法 - Google Patents

新抗生物質sf−2050b物質及びその製造法

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JPS6044916B2
JPS6044916B2 JP53028324A JP2832478A JPS6044916B2 JP S6044916 B2 JPS6044916 B2 JP S6044916B2 JP 53028324 A JP53028324 A JP 53028324A JP 2832478 A JP2832478 A JP 2832478A JP S6044916 B2 JPS6044916 B2 JP S6044916B2
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富造 丹羽
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規坊主物質及びその製造法に関する。
更に詳しく述べれば、放線菌を培養して得られる新坑生
物質SF−205B物質に関する。本発明者らは、既知
坑生物質の耐性菌を含む種々のグラム陰性菌及びグラム
陽性菌に坑菌活性を有する新規かつ有用な坑生物質を探
索した結果、ストレプトミセス属に属する放線菌を栄養
培地中で培養させることによつて、新坑生物鄭F一20
50B物質が生産されることを見出し、SF−205B
物質を単離してその理化学的、生化学的性状を確定する
ことによつて本発明を完成させた。本発明に使用される
SF−205B物質生産菌の一例としては茨城県の土壌
より新たに分離されたSF−20印株がある。SF−2
05吋の菌学的性状は下記の通りである。I 形 態 気菌糸の着生は一般に貧弱である。
比較的着生のよいスターチ寒天、チロシン寒天、シユク
ロース硝酸塩寒天等で観察すると分枝は単純分枝で車軸
分枝はみられず、気菌糸の先端は直状となる。菌核等の
特殊構造は観察されない。電子顕微鏡での観察による胞
子の表面構造は平滑型である。
胞子は惰円型ないし短円筒型で、大きさは0.5〜0.
8×0.8〜1.4ミクロンで通常10胞子以上連鎖す
る。各種培地上の生育状態 色の記載について〔 〕内に示す標準はコンテイナ一
・コーポレーシヨン・オブ・アメリカ社製のカラー・ハ
ーモニイ一・マニユアルを用いた。
培養温度は28℃で、観察は14〜21EI培養後に行
つた。生理的性質 (1)生育温度範囲:スターチ寒天において20培C〜
.33゜Cの温度範囲て生育し、特に25〜30′Cが
最適温度てある。
(2)ゼラチンの液化:陽性(20℃、14日培養)(
3)スターチの加水分解:陽性(281C)(4)脱脂
乳の凝固:陰性(28℃)脱脂乳のペプトン化:陽性(
28℃) (5)メラニン様色素の生成:陰性 I 炭素源の利用性(ブリードハム・ゴツトリーブ寒天
培地、28℃培養)(1)利用する:D−グルコース、
ラムノース、(2)利用が疑わしい:D−キシロース、
L−アラビノース、(3)利用しない:D−フラグドー
ズ、D−マンニトール、I−イノシトール、シユクロー
ス、ラフイノース、V全細胞加水分解物中のジアミノビ
メリン酸(DAP):LL型以上の性状を要約すると、
SF−2050株はストレプトミセス属に属し、気菌糸
先端は直状で胞子表面構造は平滑型の形態を有する。
気菌糸色調は初期白色一淡黄色で、成熟するにつれてシ
ェルピックとなり、時に黄色を帯びる。トレスナ一とバ
ッカス〔H.D.TRESNERandE.J.BAC
KUS:Appl.MlcrObjOl.ll,335
(1963)〕のRedないしYellOwシリーズに
属する。裏面は黄色〜淡褐色で可溶性色素はいずれの培
地においても生成しない。本発明者らはSF−2050
株をストレプトミセス◆エスピ一●SF−2050(S
treptOmycesSp.SF一2050)と称す
ることにした。
本菌株は微工研に寄託されており、その微工研申請書受
理番号は第4358号である。SF−20印株は他のス
トレプトミセス属の菌株の場合にみられるように、その
性状が変化しやすく、例えば紫外部、エツクス線、高周
波、放射.能、薬品等を用いる人工的変異手段で変異し
うるものであり、いずれの変異株であつてもSF−20
5B物質の生産能を有するストレプトミセス属の菌はす
べて本発明の方法に使用することが出来る。
本発明の方法では、前記菌株を通常の微生物が利用しう
る栄養物を含有する培地で培養する。
栄養源としては、従来のストレプトミセス属の菌の培養
に利用されている公知のものが使用できる。例えば、炭
素源として、グルコール、グリセロール、澱粉、水あめ
、糖みつ、大豆油等を使用しうる。また窒素源として、
大豆粉、小麦胚芽、肉工キズ、ペプトン、酵母工キズ、
コーンステイーブリカ一、硫酸アンモニウム、硝酸ナト
リウム等を使用しうる。その他、必要に応じて、炭酸カ
ルシーウム、食塩、塩化カリ、塩化コバルト、燐酸塩等
の無機塩類を添加するほか、菌の発育を助け、SF−2
05能物質の生産を促進するごとき有機及び無機物適当
に添加することが出来る。特にコバルトイオンの添加は
生産性向上に有効である。培養法としては、一般坑生物
質生産の方法と同じく、液体培養法、特に深部培養法が
最も適している。培養は好気的条件下で行われ、培養に
適当な温度は22〜30℃であるが、多くの場合、28
゜C付近で培養する。SF−2050B物質の生産は振
盪培養、タンク培養共に1〜4日で蓄積が最高に達する
。SF−205B物質の検定は次の方法で行つた。
検定菌としてバチルス●ステアローモフイルス(Bac
illusstearOthermOphilus)を
用い、検定用培地としてグルコース0.1%、トリフト
ン0.5%、酵母工キズ0.25%、寒天1.5%(P
H7.O)の組成からなる培地を使用した。検定はペー
パーデイスク平板法で行ない、、55℃、16〜比時間
培養後阻止円を測定した。SF−205巾物質は主とし
て培養p液中に蓄積される。
培養液中のSF−205B物質は、後記する理化学性状
を有するので、その性状に従つて抽出、精製することが
可能であり、以下に示す方法が効率的である。すなわち
、有効成分を含む培養物から固形分を淵去し、泊液を活
性炭に吸着させ、50%アセトン水で溶出させる。有効
成分を含む分画を濃縮し、アセトンを留去後、ベンジル
ジメチルアンモニウム クロライドあるいはテトラ−n
−ブチルアンモニウム ハイドロゲ゛ンスルフアートの
ような第四級アンモニウム塩を含むハロゲノアルカン、
例えばジグ町レメタンで有効成分を抽出後、ヨウ化ソー
ダを含む水で再抽出し、凍結乾燥してSF−205(ト
)物質の粗製物を得る。さらに精製するにはDEAE−
セフアデツクスA−25、QAE一セフアデツクスA−
25、DEAE−セルロース、ダウエツクス1×2のよ
うな陰イオン交換担体を用いたクロマトグラフイ一を繰
返すことによりSF−205B物質を得ることができる
。このほか、バイオゲルP−2のようなゲルろ過剤、ア
ンバーライトXADのような多孔性樹脂あるいはセルロ
ースカラム等を適宜使用することにより精製が可能であ
る。かくして得られたSF−205B物質の粉末を各種
の溶剤系での薄層クロマトグラフイ一に付したところ、
いずれの系においても単一のスポツトを示した。SF−
205B物質は以下に示すごとく室温以上の高温及び酸
性では極度に不安定なため、培養液から単離するに当つ
ては溶液中のPHが酸性にならないよう細心の注意を払
い溶液操作はすべて低温でかつ迅速に行なうことが肝要
である。また、SF−205B物質は酸性では極めて不
安定なため遊離酸の形で単離することは実質的に困難で
ある。
このためSF−205(ト)物質は最終的に中性水溶液
を凍結乾燥することによつて白色無定形粉末状の塩とし
て得られる。その純度は培養力価により左右されること
がある。塩の種類は精製に使用される陽イオンによつて
規定され、例えば5DEAE−セフアデツクスA−25
のクロマトグラフイ一で食塩水を溶離液として用いれば
ナトリウム塩として得られる。ナトリウム塩以外の医薬
的に受容可能な塩としてカリウムのごときアルカリ金属
塩、カルシウムの如きアルカリ土類金属塩、アOルミニ
ウム、アンモニウム塩等の無機塩又は置換アンモニウム
塩等の有機塩を上記ナトリウム塩を同様な方法で調製す
ることができる。また、ナトリウム塩から他の塩への変
換はダウエツクス50Wのような陽イオン交換樹脂をあ
らかじめ交換する陽イオンて置感した後、ナトリウム塩
の水溶液を通過させることによつても可能である。次に
、これまでに得られた最純品と思われるSF−205B
物質のナトリウム塩の理化学的性状について述べる。
但し、凍結乾燥粉末として得られるため数パーセントの
水または他の不純物が含まれるこもありうる。1SF−
205B物質は元素分析及び電気泳動の結果から2塩基
性酸と考えられ、そのナトリウム塩は実質的にジナトリ
ウム塩である。
2pH6.4のピリジン一酢酸緩衝液中の高圧戸紙電気
泳動でSF−2050?吻質は陽極へ移動し、セフアマ
イシンAの移動度を1.0とした場合の相対移動度は1
.58である。
3粉末は乾燥剤存在下て低温保存すれは比較的安定であ
るが、その水溶液は酸性で極めて不安定、アルカリ性で
不安定であり、PH6.5〜8付近が最も安定であるが
、中性でも高温では速やかに分解する。
また中性水溶液に0.02Mの中性ヒドロキシルアミン
溶液を等量加え、室温に30ノ分以上放置すると坑菌活
性は完全に失活し、305nmの紫外部吸収極大も消失
する。4水に易溶、メタノールに若干可溶、クロロホル
ム、酢酸エチルににはほとんど不溶である。
5SF−2050取吻質は明瞭な融点を示さず、150
2゜C以上で徐々に分解する。
6元素分析値は炭素33.5%、水素3.9%、窒素5
.7%、硫黄13.8%であつた。
71/100Mリン酸緩衝液(PH6.5)中、25μ
Glmlでの紫外部吸収スペクトルは第1図に示3すと
おりで、228nmと305nmに極大吸収を示す。
8臭化カリウム錠での赤外部吸収スペクトルは第2図に
示すとおりである。
9重水中に測定した核磁気共鳴スペクトルは第33図に
示とおりである。
101/100Mリン酸緩衝液(PH6.5)中で測定
した円偏光二色性曲線は第4図に示す通りである。
11セルロース薄層クロマトグラフイ一における43R
,値はつぎのとおりである。
(a) n−ブタノール−n−プロバノール一水(7リ
JメF6)、R,=0.42(b) 80%プロパノール
、R,=0.32(C} アセトニトリル一水(7:3
)、R,=0.6512ウオータス社のマイクロボンダ
バツク(NH2)(4rfrII1×30cTn)を用
いた高速液体クロマトグラフイ一ては、1/100Mリ
ン酸緩衝液(PH6.\流速0.3m1Im1n)で展
関すると保持時間22分208′て溶出されてくる。
13呈色反応 陽性 過マンガン酸カリウム、ヨード反応 陰性 ニ
ンヒドリン14比旋光度〔α〕22D−46ヨ(C=0
.1、Ri2O)SF−205B物質の坑菌活性をペー
パーデイスク法で測定した結果はつぎのとおりである。
又、SF−2050B物質はサージエンドの方法〔M.
G.Sargent,JOurnalOfBacter
iOlOgy,95,l493(1968)〕に従つて
測定すると、β−ラクタマーゼ阻害活性を有することが
判明した。すなわち試薬として、A液:ペニシリナーゼ
(米国、カルビオケム社 製)をPH7.O,O.
lMリン酸緩衝液にて 溶解し、下記の測定条件下
で測定し、 490nmの吸光度が約0.5を与え
る活性 になるよう希釈する。
B液:1.3%ペニシリンGカリウム塩の水溶液C液:
PH7.O,O.lMリン酸緩衝液D液:ヨード・酢酸
緩衝液、サージエンドの方 法に従い調整する。
測定操作として、試験管にB液0.5m1とC液2m1
を合せ30℃に予め5分保ち、A液0.5m1を加え3
0゜Cで3紛反応させた後、Dl5mLを加え、1紛後
490nmにおける吸光度を測定する。
ブランク試験としては活性測定と同じてあるが、A液の
みをD液を加えた直後に添加し、以下同様に操作する。
阻害力測定試験としては、そのブランク試験も上記と全
く同様に操作するが、阻害物質をC液で適当に希釈した
液をC液として用いる。上記測定法によりSF−205
巾物質のペニシリナーゼ活性を50%阻害するに要する
濃度を求めると、その値は0.66μGlmLであつた
このようにSF−205B物質は種々のグラム陽性菌及
び陰性菌に対して活性であるばかりでなく、β−ラクタ
マーゼ産性で耐性菌にも有効な価値ある坑生物質てあり
、人間及ひ家畜動物の医薬として、又食品保存や医療器
具の殺菌剤として利用てきる。SF−205B物質は単
独ての使用の外、他の坑生物質、特にβ−ラクタム坑生
物質との併用が効果的である。又、以上述べた理化学的
、生物学的性状を有するSF−2050B物質は文献上
該当するものがなく、従つて本物質の新規性は明らかて
ある。
実施例 {1)SF−205吋の培養 種菌として、ストレプトミセス・エスピ一●SF−20
5唯(微工研菌寄第4358号)を用い、種培地として
、可溶性澱粉1.0%、大豆粉3.0%(殺菌前PH7
.O)を用いた。
種菌1白金耳を50m1太型試験管中、10mLの上記
種培地に接種し、28゜Cで48時間培養する。この種
培養を、500m1坂ロフラスコ中の100mtの種培
地5本に、それぞれ1mtずつ接種し、28℃で27時
間培養する。得られた種培養500m1を更に30eジ
ヤーフアーメンタ一中の20′の種培地に接種し、28
℃て24時間通気攪拌培養を行なう。この種培養151
を3001容量のフアーメンタ一中の生産培地200′
に接種する。生産培地の組成はグルコース2.0%、、
大豆粉1.0%、K2HPO4O.l%、CaCR3O
.O2%、COC′2/61{200.0001%(殺
菌前PH6.5)てある。培養は28゜Cて44時間通
気撹拌方式て行なう。培養後、ケイソウ土を用いて沖過
し、培養淵液1770eを得た。(2)SF−205B
物質の抽出、単離 上記のように得られた培養淵液170′を活性炭素(和
光純薬製)10eの塔にかけ、、有効成分を吸着させ、
12eの水て洗つた後、50%アセトン水で溶出する。
8′ずつの分画を4本とり、活性分画2と3を合併し、
減圧下、38℃でアセトンを留・去して7′に濃縮する
。ついで0.2%(W/)のベンジルジメチルセチルア
ンモニウムクロライドを含有するジクロルメタン7fを
この濃縮液に加え、撹拌して有効成分を抽出し、ジクロ
ルメタン層に1%(W/)のヨウ化ソーダを含有する水
700m1を加えて有効成分を再度水層に転溶する。こ
の水層を減圧下で濃縮してジクロルメタンを完全に留去
してから、予めPH7.2のリン酸緩衝液で緩衝化した
DEAE−セフアデツクスA−25(フアルマシア社製
)の1eの塔にかけて有効成)分を吸着させ、PH7.
2の20rr1Mのリン酸緩衝液3′で洗浄し、さらに
同じ緩衝液で溶解した0.1Mの食塩水6eで洗浄する
。次いで同じ緩衝液で溶解した0.14Mの食塩水でで
溶出すると、担体量に対して約12〜14倍量{150
m1一分画、フラクシヨンNO.78〜98)にかけて
有効成分が溶出されてくる。この活性フラクシヨン(約
2.1e)を活性炭素30mtの塔のかけて有効成分を
吸着させる。この活性炭塔を水50mLで洗つた後、5
0%アセトン水120m1て有効成分を溶出させる。こ
の溶離液を減圧下で濃縮してアセトンを留去した後凍結
乾燥すると、62mgの粗SF−205B物質ジナトリ
ウム塩が白色粉末として得られた。(3)SF−205
B物質の精製 上記のごとく得られた粗SF−205能物質92mgを
20rr1Mリン酸緩衝液(PH7.2)2m1に溶か
し、予めリン酸緩衝液(PH7.2)で緩衝化したDE
AE−セフアデツクスA−25120mLの塔に通して
有効成分を吸着させ、20rT1Mン酸緩衝液(PH7
.2)600m1で洗浄した後、同じ緩衝液に溶解した
0.1M食塩水で展関すると、担体量に対して18〜2
2倍量(18m1一分画フラクシヨンNO.ll8〜1
46)にかけて有効成分が溶離されてくる。
この活性フラクシヨン480mLを活性炭素10m1の
塔にかけて有効成分を吸着させる。この活性炭素を40
mtの水で洗つた後、50mLの50%アセトン水で有
効成分を溶出させ、ついで減圧下で約3m1まで濃縮し
、凍結乾燥すると、SF一205能物質ナトリウム塩の
白色粉末2.2m9が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はSF−205B物質(ナトリウム塩)の紫外線
吸収スペクトル(PH6.5l/100Mリン酸緩衝液
中25μGlml)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の性質、すなわちpH6.4の高圧濾紙電気泳
    動において陽極に向つて移動し、セフアマイシンAの移
    動度を1.0とした場合に相対移動度1.58を示す二
    塩基性酸で、水溶液から凍結乾燥して得られるナトリウ
    ム塩は白色粉末で、水に易溶、メタノールにやや可溶、
    酢酸エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶で、水溶液
    中の紫外部吸収スペクトルは228nm、305nmに
    極大を有し、第2図で実質的に代表される赤外部吸収ス
    ペクトルを有し、第3図で実質的に代表される核磁気共
    鳴吸収スペクトルを有し、第4図で実質的に示される円
    偏光二色性を有し、元素分析値、炭素33.5%、水素
    3.9%、窒素5.7%、硫黄13.8%を示し、ウオ
    ー太ーズ社の高速液体クロマトグラフィーにおいてマイ
    クロボンダパック(NH_2)4mm×30cmのカラ
    ムで毎分0.3mlのpH6.5の0.01M燐酸緩衝
    液で展開すると、22分20秒の保持時間を有し、セル
    ロース薄層クロマトグラムのRf値は、n−ブタノール
    :n−プロパノール:水=7:7:6で展開した場合0
    .42、80%含水プロパノールで展開した場合0.3
    2、アセトニトリル:水=7:3で展開した場合0.6
    5を示し、ヒドロキシルアミンで容易に失活する性質を
    有する新坑生物質SF−2050B物質及びその塩。 2 ストレプトミセス属に属するSF−2050B物質
    生産菌を培養し、培養物からSF−2050B物質又は
    その塩を採取することを特徴とする新坑生物質SF−2
    050B物質又はその塩の製造法。 3 SF−2050B物質生産菌がストレプトミセス・
    エスピー・SF−2050株である特許請求の範囲第2
    項記載の製造方法。
JP53028324A 1978-02-14 1978-03-14 新抗生物質sf−2050b物質及びその製造法 Expired JPS6044916B2 (ja)

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