JPS6044141B2 - デザイン用積層板 - Google Patents

デザイン用積層板

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Publication number
JPS6044141B2
JPS6044141B2 JP6896083A JP6896083A JPS6044141B2 JP S6044141 B2 JPS6044141 B2 JP S6044141B2 JP 6896083 A JP6896083 A JP 6896083A JP 6896083 A JP6896083 A JP 6896083A JP S6044141 B2 JPS6044141 B2 JP S6044141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
adhesive
design
surface layer
base layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP6896083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5920657A (ja
Inventor
義剛 岡
栄二 真田
哲男 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP6896083A priority Critical patent/JPS6044141B2/ja
Publication of JPS5920657A publication Critical patent/JPS5920657A/ja
Publication of JPS6044141B2 publication Critical patent/JPS6044141B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デザイン用積層板に関する。
更に詳しくは、本発明は実質的に透明で耐水性の合成樹
脂基層と、筆記可能に表面処理した合成樹脂表層と、こ
れら両層を接着する接着層とを備え、該接着層が前記基
層との接着面で剥離するようにしたことを特徴とするデ
ザイン用積層板に関する。
本発明に係るデザイン用積層板は、例えば、筆記可能な
表層に文字、図形等のデザインを直接描き、その必要な
箇所をカットし、更にそのカットによつて表出した透明
基層に所望の水性絵具を付し、残つた表層を取り除いて
透明基層を表にすれば、好適な色彩デザイン原稿とする
ことができる−ようなものである。
従来この種の原稿を作るのに、原稿作成者は、透明な合
成樹脂フィルムとトレーシングフィルムとを接着剤を用
いてはり合せたり、又合成樹脂フいた。
従つて従来のデザイン用積層板の製作は非常に不便であ
り、原稿作成者の技術の差によつて素材にムラができた
りする欠点があつた。本発明の主目的は、この問題点を
解決するデザイン用積層板の提供にある。
本発明の他の目的の一つは、動画作成時のごとくほとん
ど同一のパターンをわずかに変更して連続的に作成する
場合にその変更が容易なデザイン用積層板の提供にある
本発明の他の目的のもう一つは、原稿用紙の手作りの手
間をはぶかせ、且つ大量生産によつて非常に安価になる
デザイン用積層板の提供にある。
本発明に係るデザイン用積層板の主要な構成上の特徴の
一つは基層に表面を剥離可能に接着させたことにあり、
構成上の特徴のもう一つは前記表層の一方表面を筆記可
能にしたことにある。本発明に係るデザイン用積層板は
、全体として透明又は半透明(透明度が約50%以上)
に作られることが望ましい。それは原画を下に敷き直接
写しとりによつて表層の表面に下絵を描くことが多く、
更にその下絵は離面から直接又は該下絵に光を当て透カ
ルて見る必要があるからである。また板厚はデザイン原
稿作成において取扱いが容易であり且つ安価に量産でき
る約35〜約300ミクロン程度に形成される。本発明
において表層の表面を筆記可能に処理したことは、表層
の表面を鉛筆、ボールペン、筆等によつて筆記が容易で
あり原画(デザイン)の下絵が線画できるように例えば
粗面化処理したことを意味する。
前述の粗面化処理の具体例としては、表層表面をサンド
ブラストによつて粗面化する方法、又は表面に無機のシ
リカ、タルク等の約2〜1轍ミクロン程度の微粉末を均
一に分散させた合成樹脂被膜を塗布によつて形成させ表
層表面を粗面化する方法等がある。
本発明において表層はデザイン用に普通用いられる色材
が水性の絵具であるから耐水性であることが望ましい。
この表層の素材としては、延伸ポリプロピレン、ポリエ
チレン、テレフタレート、ポリブチレン●テレフタレー
ト、ポリエチレン・フタレート、セルロースブチレート
、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート
、硬質ポリ塩化ビニル等が挙げられる。最も好ましいも
のはポリエチレン・テレフタレートである。表層の厚さ
は約9〜100ミクロン、好ましくは約12〜60ミク
ロンである。本発明において実質的に透明な基層は、特
にデザインを写真にとる場合に不都合を生じない程度の
透明度を備え、且つデザインの基板としての適当な強度
を備え、更に一般に用いられる水性の絵具の塗着性がよ
く、更に耐水性を備えていることが必要である。
かような目的に合う素材としては延伸ポリプロピレン、
ポリエチレン◆テレフタレート、セルローストリアセテ
ート等の合成樹脂材又はガラス、セラミック等の無機材
が挙げられる。基層の厚さは表層より厚い方が好ましく
、約25〜180ミクロン程度が適切な値である。しか
しそれらの値より若干厚くてもよい。本発明において両
層を接着する接着層とは、表層と基層とを実質的に接着
する層を意味し、具体的には後述する接着面での剥離性
の付与と製造上の簡便さを考慮して感圧性接着剤薄層を
用いるのが好ましい。
この接着層の厚さは約1〜20ミクロンが好ましく、素
材は粘着剤として常温て感圧接着性を有し、実質的に透
明な天然ゴム、合成ゴム及びポリアクリル酸、シリコー
ン樹脂等の合成樹脂を含む感圧接着剤が挙げられる。本
発明において接着層は基層との接着面で剥離するように
したことは、表層と基層とを剥離しようとした場合、必
ず両端を接着している接着層が基層から離れる、すなわ
ち接着層が表層に接着された状態で離れるようにしたこ
とを意味する。
つまり接着層と基層との結合は剥離性の接着であり、且
つ接着層と表層との結合は前記剥離性の接着より接着強
度が大きいことが必要である。従つてこのような目的に
接着層の材質が表層・基層に対する接着に上述の差異を
つけることができないときは、表層の裏面をサンドブラ
スト法又は溶剤エッチング法にて粗面化するか、コロナ
放電にて酸化処理するか又は接着力を増すアンダー・コ
ーティングを施す必要がある。アンダー・コーティング
には線状ポリエステルとポリウレタン化合物との混合物
が好ましいものとして挙げられる。もちろん接着層の材
質自体が表層・基層に対して上述の接着条件をつけるこ
とができるときには、上記の表層裏面に処理を施す必要
がない。以下図に示す実施例に基いて本発明を詳述する
なおこれによつて本発明が限定されるものではない。第
1〜7図において1は厚さ約105ミクロンのデザイン
用合成樹脂製積層板で、上方より順次上表層2、第1接
着層3、基層牡第2接着層3″及び下表層2″を積層し
て構成されている。
前記上表層2は二軸延伸ポリプロピレンからなる約20
ミクロン程度の厚さの層の上面に合成樹脂ラツカ中にシ
リカ、タルク等の微粉末を分散させて塗布し約4ミクロ
ン程度の粗面化した被膜を形成して筆記可能性及び耐水
性を付与し、更に下面をコロナ放電処理している。なお
このコロナ放電処理における水に対する接触角(コンタ
クトアングル)は78水以下にされた。前記第1接着層
3は、ニトロセルロース・アクリル酸系ポリマー及び活
性イソシアネート基を有するポリウレタン初期縮合物よ
りなる厚みが約6ミクロンの透明な感圧性接着剤であり
、二軸延伸ポリプロピレンのなめらかな平面に対しては
剥離性を備え且つ破断が容易である。
前記基層4は二軸延伸プロピレンの約75ミクロンのな
めらかな透明層で、耐水性を備えている。
従つて前記第1接着層3はその上・下接着面のうち基層
4との接着面である下接着面において剥離可能となる。
前記第2接着層3″及び下表層2″は前記第1接着層3
及び上表層2と同じものを基層4を基準にして対称に積
層されたもので説明を省略する。
続いて以上において説明したデザイン用合成樹脂製積層
板1を用いてデザイン原稿の作成方法を説明する。まず
デザイン用合成樹脂製積層板1の上表層2の表面5に直
接原稿(正規の下絵)を鉛筆で画線6する(第1図)。
次いだ積層板1の上下を逆にしてその画線6を下表層2
″の表層5″から見えるようにし、画線6をその下表層
2″の表面5″に写しとるようにして画線6″する(第
2図)。続いて前記画線6を付した上表層2を矢印A方
向に基層4より取り去るが、第1接着層3は基層4との
接着面にて剥離できるように設けられているので、該第
1接着層が上表層2と共に基層4よりはがれる(第3及
び4図)。そして下表層2″をその画線6″に沿つてナ
イフでカットし、そのカットされた下表層2″の一部を
矢印B方向へ引張り上げる(第5図)。
ここにおいて前述の説明の通り剥離面は第2接着層3″
と基層4との接着面にあり、且つ第2接着層3″の膜破
断がきわめて容易であるから、カットされた下表層2″
とそれに対応する第2接着層3″のみが剥離される。次
に所定の色7を上方から吹付けによつて塗布し、残りの
下表層2″を同じように引張り上けて剥離する(第6図
)。なお色の塗布に当つては第2接着層3″の一部が基
層4上に残ることがないので色の付着性がよい。もちろ
ん第2接着層3″もいつしよに剥離され、カットされた
形に相当する色7のみが基層4上に残つて、第4図にお
ける下表層2″の筆記可能に処理した表面に形成された
画線6″に対応した着色原稿ができあがる。しかも第4
図のごとき基層4と、下表層2″と、これらの両端を接
着する第2接着層3″とを備え、該接着層が前記基層と
の接着面で剥離する積層板に加えて、第1〜3図のごと
く基層4に接着層3を介して上表層2を積層すると共に
、その剥離面を基層4と接着層4との接着面としている
ので、右左の位置関係の正しい着色原稿が作成可能とな
る。つまり第1図のごとく上表層2の筆記可能に処理し
た表面に画線6を正図で形成すれば、第7図のごとく矢
印D方向から見て正図の着色の着色デザイン原稿ができ
あがる。なお、第2図における画線6″の作成は省略で
きればそれにこしたことはなく、この場合は直接ナイフ
にて画線6″に相当するカットが付される。更にできあ
がつた着色原稿は他の着色原稿と重ね合せて多色刷原稿
としてもよい、既製の背景原稿の上に重ねてもよい。
なお第6図において、残りの下表層2″全部を第2接着
層3″と共に剥離する前にその下表層2″の一部を更に
カットしてその部分を剥離し、異なる色を塗布してから
残りの下表層2″を第2接着層3″と共の剥離すれば二
色刷原稿ができあがる。
なおデザイン原稿作成に当つては積層板1の構成が基層
4に対して上下対称であるからその表裏を逆にしてもよ
い。
なお以上の実施例では、デザイン原画に対して変更のな
いデザイン原稿の作成方法について説明したが、変更を
行なう場合は、例えば第2図において右左の正しい画線
6に対する右左を逆にする画線6″を下表層2″の表面
5″に作成する代りに変更を加えて同じ面に画線(6、
図示省略)をつくればよい。
また以上の実施例と異なソー方は筆記可能であるが、、
他方を複写可能に処理してもよいし両処理を併用しても
よい。
更に特殊な着色原稿として基層の両面に着色をほどこす
ことも可能である。
なお第1図の合成樹脂製積層板1と同じ構成に゛なる他
の材質の組み合せを次に例示する。
(1)表層 二軸延伸ポリプロピレン 表面:筆記
可能に粗面化処理 裏面:コロナ放電処理 接着層 水添ロジンのエステル化物のような 液
状粘着性附与物を含む天然コム系 粘着剤の層。
基層 ポリ.エチレン・テレフタレート(2)表層の裏
面をコロナ放電処理し更に線状ポリエステル及びポリウ
レタン化合物によるアンダノ 一・コーティングを施す
他の構成は同じ
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明に係るデザイン用合成樹脂製積層板
の一実施例を作成順序に従つて示す断面図である。 1・・・デザイン用合成樹脂製積層板、2・・・上表層
、2Z・・下表層、3・・・第1接着層、3″・・・第
2接着層、4・・・基層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 実質的に透明で耐水性の合成樹脂基層と、筆記可能
    に表面処理した合成樹脂表層と、これら両層を接着する
    接着層とを備え、該接着層が前記基層との接着面で剥離
    するようにしたことを特徴とするデザイン用積層板。
JP6896083A 1983-04-18 1983-04-18 デザイン用積層板 Expired JPS6044141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6896083A JPS6044141B2 (ja) 1983-04-18 1983-04-18 デザイン用積層板

Applications Claiming Priority (1)

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JP6896083A JPS6044141B2 (ja) 1983-04-18 1983-04-18 デザイン用積層板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5920657A JPS5920657A (ja) 1984-02-02
JPS6044141B2 true JPS6044141B2 (ja) 1985-10-02

Family

ID=13388747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6896083A Expired JPS6044141B2 (ja) 1983-04-18 1983-04-18 デザイン用積層板

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JP (1) JPS6044141B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217612A (ja) * 1985-07-16 1987-01-26 Yokogawa Electric Corp ジヤイロコンパス電源供給システム
JPS62121654U (ja) * 1986-01-22 1987-08-01
JPH01123269U (ja) * 1988-02-16 1989-08-22
JPH01267756A (ja) * 1988-04-20 1989-10-25 Nippon Denso Co Ltd コンピュータ制御装置
JPH07212988A (ja) * 1994-01-14 1995-08-11 Fujitsu Ten Ltd マイクロコンピュータの電源装置

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JPH07212988A (ja) * 1994-01-14 1995-08-11 Fujitsu Ten Ltd マイクロコンピュータの電源装置

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JPS5920657A (ja) 1984-02-02

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