JPS6043650B2 - スイツチングレギユレ−タ類のチヨ−クコイル - Google Patents
スイツチングレギユレ−タ類のチヨ−クコイルInfo
- Publication number
- JPS6043650B2 JPS6043650B2 JP8143081A JP8143081A JPS6043650B2 JP S6043650 B2 JPS6043650 B2 JP S6043650B2 JP 8143081 A JP8143081 A JP 8143081A JP 8143081 A JP8143081 A JP 8143081A JP S6043650 B2 JPS6043650 B2 JP S6043650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- iron core
- gap
- choke coil
- gap plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F3/00—Cores, Yokes, or armatures
- H01F3/10—Composite arrangements of magnetic circuits
- H01F3/14—Constrictions; Gaps, e.g. air-gaps
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスイッチングレギュレータ等において平滑用
として用いられるチョークコイルに関する。
として用いられるチョークコイルに関する。
一般にスイッチングレギュレータ等に用いられる平滑
用チョークコイルは直流電流が交流に重畳されて流れて
おり、そのためチョークコイルに使用されている鉄芯は
磁気飽和を防ぐため磁気回路にギャップ、すなわち空隙
部が設けられている。
用チョークコイルは直流電流が交流に重畳されて流れて
おり、そのためチョークコイルに使用されている鉄芯は
磁気飽和を防ぐため磁気回路にギャップ、すなわち空隙
部が設けられている。
しかし、従来のチョークコイルの鉄芯のギャップは単な
る空隙のみか或いは非磁性体のギャップ板を挿入するの
みの構成であつた。そのため、従来の鉄芯を有するコイ
ルでは重畳される直流電流に対してコイルのインダクタ
ンス値の変化量は小さいという問題がある。しかるに、
スイッチングレギュレータの平滑コイルとしての特性値
は重畳された直流電流が小さくなつた時にはチョークコ
イルのインダクタンス値が大きくなつた方がダミーロー
ドを減らす上からも良く、そのような特性を有すること
が要望される。そこで本発明は上記の欠点を改善し、直
流重畳電流が小である場合にはインダクタンスの大きい
チョークコイルを提供しようとするものである。 第１
図は定格直流重畳電流２ＱＡ）インダクタンス値１００
μＨにて設計されたチョークコイルの特性を示すもので
、横軸に直流重畳電流をとり、縦軸にインダクタンス値
をとつたものである。
る空隙のみか或いは非磁性体のギャップ板を挿入するの
みの構成であつた。そのため、従来の鉄芯を有するコイ
ルでは重畳される直流電流に対してコイルのインダクタ
ンス値の変化量は小さいという問題がある。しかるに、
スイッチングレギュレータの平滑コイルとしての特性値
は重畳された直流電流が小さくなつた時にはチョークコ
イルのインダクタンス値が大きくなつた方がダミーロー
ドを減らす上からも良く、そのような特性を有すること
が要望される。そこで本発明は上記の欠点を改善し、直
流重畳電流が小である場合にはインダクタンスの大きい
チョークコイルを提供しようとするものである。 第１
図は定格直流重畳電流２ＱＡ）インダクタンス値１００
μＨにて設計されたチョークコイルの特性を示すもので
、横軸に直流重畳電流をとり、縦軸にインダクタンス値
をとつたものである。
しかして、同図中曲線Ａは従来のチョークコイルの特性
を、曲線Ｂは本発明のチョークコイルの特性を示す。
次に本発明の実施例を図面に沿つて説明する。
を、曲線Ｂは本発明のチョークコイルの特性を示す。
次に本発明の実施例を図面に沿つて説明する。
第２図は本発明の第１実施例を示す。同図中１はリン
グ状に形成されたトロイダル鉄芯で、その一部に空隙部
１’が形成されている。そして、この空隙部１’におい
て鉄芯１の半径方向外側には非磁性体のギャップ板２が
挿入され、かつ半径方向内側には磁性体からなるギャッ
プ板３が挿入されている。この場合、磁性体ギャップ板
３の材質としては、例えばパーマロイ、Ｓｉ−Ｆｅ合金
など’を用いると好適である。 本発明では上記のよう
に一方の空隙部１’に磁性体ギャップ板３を、また空隙
部１’内の他方に非磁性体ギャップ板２を挿入し、この
鉄芯にコイル（図示せず）を巻回してチョークコイルを
構成・しているため、このチョークコイルをスイッチン
グレギュレータの平滑回路に用いた場合、直流重畳電流
が小なる場合は鉄芯中の流れる磁束は主として磁性体ギ
ャップ板３の方を通るため、チョークコイル全体として
のインダクタンスは大きく、直流重畳電流が大きくなる
と磁性体ギャップ板３の部分での磁束は飽和し、次第に
非磁性体ギャップ板２を有する鉄芯部分に磁束が流れる
ため、チョークコイル全体としてのインダクタンスは通
常の設計値を保持し、ほぼ理想的なインダクタンス特性
を有せしめることができる。
グ状に形成されたトロイダル鉄芯で、その一部に空隙部
１’が形成されている。そして、この空隙部１’におい
て鉄芯１の半径方向外側には非磁性体のギャップ板２が
挿入され、かつ半径方向内側には磁性体からなるギャッ
プ板３が挿入されている。この場合、磁性体ギャップ板
３の材質としては、例えばパーマロイ、Ｓｉ−Ｆｅ合金
など’を用いると好適である。 本発明では上記のよう
に一方の空隙部１’に磁性体ギャップ板３を、また空隙
部１’内の他方に非磁性体ギャップ板２を挿入し、この
鉄芯にコイル（図示せず）を巻回してチョークコイルを
構成・しているため、このチョークコイルをスイッチン
グレギュレータの平滑回路に用いた場合、直流重畳電流
が小なる場合は鉄芯中の流れる磁束は主として磁性体ギ
ャップ板３の方を通るため、チョークコイル全体として
のインダクタンスは大きく、直流重畳電流が大きくなる
と磁性体ギャップ板３の部分での磁束は飽和し、次第に
非磁性体ギャップ板２を有する鉄芯部分に磁束が流れる
ため、チョークコイル全体としてのインダクタンスは通
常の設計値を保持し、ほぼ理想的なインダクタンス特性
を有せしめることができる。
第１図のＢ曲線は前述の定格のチョークコイルの本発明
によるチョークコイルの特性を示す。第３図は本発明の
第２実施例を示すもので、鉄芯１の外側に磁性体ギャッ
プ板３を、また内側に非磁性体ギャップ板２を配置せし
めた点が前述の実施例と異なつている。
によるチョークコイルの特性を示す。第３図は本発明の
第２実施例を示すもので、鉄芯１の外側に磁性体ギャッ
プ板３を、また内側に非磁性体ギャップ板２を配置せし
めた点が前述の実施例と異なつている。
なお、他の構成、作用等は前述の実施例と同様であるた
め、説明の重複を避ける観発明の詳細な説明は省略する
。
め、説明の重複を避ける観発明の詳細な説明は省略する
。
第４図は本発明の第３実施例を示すもので、この実施例
ではトロイダル鉄芯は２つのトロイダル鉄芯１ａ，１ｂ
からなり、一方のトロイダル鉄芯１ａの空隙部に磁性体
ギャップ板３が、他方のトロイダル鉄芯１ｂの空隙部に
非磁性体ギャップ板２が配置されている点に特徴を有し
ている。
ではトロイダル鉄芯は２つのトロイダル鉄芯１ａ，１ｂ
からなり、一方のトロイダル鉄芯１ａの空隙部に磁性体
ギャップ板３が、他方のトロイダル鉄芯１ｂの空隙部に
非磁性体ギャップ板２が配置されている点に特徴を有し
ている。
すなわち換言すると、トロイダル鉄芯１の厚み方向の一
側に磁性体ギャップ板３が、他側に非磁性体ギャップ板
２が設けられている。第５図は本発明の第４実施例で、
トロイダル鉄芯１は単一の鉄芯からなり、かつ空隙部の
上部に非磁性体ギャップ板２を、下部に磁性体ギャップ
板３を挿入したものである。
側に磁性体ギャップ板３が、他側に非磁性体ギャップ板
２が設けられている。第５図は本発明の第４実施例で、
トロイダル鉄芯１は単一の鉄芯からなり、かつ空隙部の
上部に非磁性体ギャップ板２を、下部に磁性体ギャップ
板３を挿入したものである。
以上の通り本発明によれば、鉄芯に形成された空隙部に
、非磁性体ギャップ板と磁性体ギャップ板とが空隙部に
対して磁気回路における磁気抵抗的に互いに並列接続と
なるように挿入して空隙部を充填し、この鉄芯にコイル
を巻回して構成したから、直流重畳電流による磁束が小
なる場合は主として空隙部の磁性体ギャップ板を通して
磁束が流れるのでインダクタンス値が大きく、また、直
流重畳電流が増大するにつれて磁性体ギャップ板が磁気
飽和し非磁性体ギャップ板を流れる磁束が主流となるの
で、インダクタンス値が小さくなる特性を得ることがで
き、定格直流重畳電流が流れた際にインダクタンスの値
を設計値に保持できる理想的な特性を得ることができる
利点がある。
、非磁性体ギャップ板と磁性体ギャップ板とが空隙部に
対して磁気回路における磁気抵抗的に互いに並列接続と
なるように挿入して空隙部を充填し、この鉄芯にコイル
を巻回して構成したから、直流重畳電流による磁束が小
なる場合は主として空隙部の磁性体ギャップ板を通して
磁束が流れるのでインダクタンス値が大きく、また、直
流重畳電流が増大するにつれて磁性体ギャップ板が磁気
飽和し非磁性体ギャップ板を流れる磁束が主流となるの
で、インダクタンス値が小さくなる特性を得ることがで
き、定格直流重畳電流が流れた際にインダクタンスの値
を設計値に保持できる理想的な特性を得ることができる
利点がある。
また、空隙部を非磁性体ギャップ板と磁性体ギャップ板
とで充填する構造であるため、機械的な強度が高いとい
う利点もある。尚、上記各実施例においてはトロイダル
鉄芯を含んでなる磁気回路について説明したが、本願の
実施はトロイダル鉄芯のみに限定されるものではなく、
ＥＥ型、ＥＩ型、ＵＵ型、ＵＩ型、ＬＬ型などの鉄芯の
組合せによる通常の閉磁路をなす磁気回路に空隙部を設
けたものであれば、いずれの場合においても実施するこ
とが可能であり、同様の効果を得ることができる。
とで充填する構造であるため、機械的な強度が高いとい
う利点もある。尚、上記各実施例においてはトロイダル
鉄芯を含んでなる磁気回路について説明したが、本願の
実施はトロイダル鉄芯のみに限定されるものではなく、
ＥＥ型、ＥＩ型、ＵＵ型、ＵＩ型、ＬＬ型などの鉄芯の
組合せによる通常の閉磁路をなす磁気回路に空隙部を設
けたものであれば、いずれの場合においても実施するこ
とが可能であり、同様の効果を得ることができる。
第１図はチョークコイルのインダクタンス特性を示し、
第２図イ，口は本発明の第１実施例、第３図イ，口〜第
５図イ，口は本発明の第２乃至第４実施例を示し、イ図
は正面図、口図は平面図である。 １・・・・・・トロイダル鉄芯、２・・・・・・非磁性
体ギャップ板、３・・・・・・磁性体ギャップ板。
第２図イ，口は本発明の第１実施例、第３図イ，口〜第
５図イ，口は本発明の第２乃至第４実施例を示し、イ図
は正面図、口図は平面図である。 １・・・・・・トロイダル鉄芯、２・・・・・・非磁性
体ギャップ板、３・・・・・・磁性体ギャップ板。
Claims (1)
- １ 鉄芯に形成された空隙部に、非磁性体ギャップ板と
磁性体ギャップ板とが空隙部に対して磁気回路における
磁気抵抗的に互いに並列接続となるように挿入して空隙
部を充填し、この鉄芯にコイルを巻回して構成したこと
を特徴とするスイッチングレギュレータ類のチョークコ
イル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143081A JPS6043650B2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | スイツチングレギユレ−タ類のチヨ−クコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143081A JPS6043650B2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | スイツチングレギユレ−タ類のチヨ−クコイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57196513A JPS57196513A (en) | 1982-12-02 |
| JPS6043650B2 true JPS6043650B2 (ja) | 1985-09-30 |
Family
ID=13746154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143081A Expired JPS6043650B2 (ja) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | スイツチングレギユレ−タ類のチヨ−クコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043650B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62105961U (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-06 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0821375A1 (de) * | 1996-07-26 | 1998-01-28 | SIEMENS MATSUSHITA COMPONENTS GmbH & CO. KG | Verwendung einer Entstördrossel in Schaltnetzteilen |
| WO2007004266A1 (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 信号結合装置 |
| CN106128687B (zh) * | 2016-08-01 | 2018-04-24 | 浙江艾默可科技有限公司 | 一种降低非晶铁芯铁损的方法 |
-
1981
- 1981-05-28 JP JP8143081A patent/JPS6043650B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62105961U (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57196513A (en) | 1982-12-02 |
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