JPS6043476B2 - スエ−ド調シ−ト状物の製法 - Google Patents

スエ−ド調シ−ト状物の製法

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JPS6043476B2
JPS6043476B2 JP1329878A JP1329878A JPS6043476B2 JP S6043476 B2 JPS6043476 B2 JP S6043476B2 JP 1329878 A JP1329878 A JP 1329878A JP 1329878 A JP1329878 A JP 1329878A JP S6043476 B2 JPS6043476 B2 JP S6043476B2
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fiber
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徹 武村
孝志 節家
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は天然皮革様の感触を有するシート状構造物の製
造方法に関するものてある。
天然皮革様の感触、殊にスエード調の感触を有するシー
ト状構造物を得るには一般に0.5デニール以下の繊維
からシート状構造物を製造することが必須とされており
、かような極細繊維を使用することにより、初めて天然
皮革に類似した独特のぬめり感と所謂ライテイングイフ
エクトを有するシートが得られる。
しかしながら極細繊維を直接シート化することは極めて
困難なこととされており、例えば0.5デニールの短繊
維をカードにかけてウェブ形成を行なおうとすると、該
短繊維のほとんどがカードの中に沈んでしまつて出てこ
なくなり、実際上ウエツプ形成は不可能である。
このような極細繊維の直接的なウェブ形成の困難さを回
避する為に、比較的単繊維繊度の大きい複合繊維からな
る短繊維を作り、これで常法によりウェブを形成した后
、各複合成分毎に分割するか又は一方の複合成分を溶解
除去することによつて単繊維繊度の小さい短繊維からな
る不織布を製造する方法も提案されている。
しカルながら複合繊維を分割処理して細繊度繊維を得る
方法ては、実際上分割数に制約があり、高々5分割がそ
の上限である為、細繊度繊維が得難いという問題点があ
る。
即ちカード機の通過性からみてほゝ゛下限の繊度と推察
される1.0デニールの複合糸を利用した場合でも、分
割処理により得られる細繊度繊維のデニールは0.2デ
ニールに過ぎす、それ以下の細繊度繊維を得ることは実
際上不可能である。従つて限られる細繊度繊維からのシ
ートの品質の多様性は自ずと制約され、この方法を工業
化することは著しく困難てある。又多芯構造を有する鞘
芯型複合繊維から常法によりシートを形成し、該シート
を鞘成分の溶解剤又は分解剤て処理して鞘成分を除去る
方法では0.01デニール程合の極細繊維からなるシー
トが得jられるが、この方法では鞘成分を除去する為、
シート組織は極めて粗な状態となる。例えば複合糸のカ
ートウニップをニードルパンチにより緻密化して見掛密
度O、40g/cTlのシートを得ても、その50%を
溶出すれば最終的に得られるシートの見掛門密度はO、
20y/a1になつてしまうのである。天然皮革が通例
0.50ダ/d以上の見掛密度を有することを勘案すれ
ば、複合繊維の鞘成分溶解除去処理により得られるシー
トの風合が天然皮革のそれと比較して不充分なことは明
瞭である。従つて粗な組織を有する極細繊維シートを后
処理により緻密化する試みも行なわれているが未だ不満
足なものである。
例えばニードルパンチ処理を今一度施せば、シートの見
掛密度は増大するもの)、極細繊維はニードルにより損
傷しシート表面が毛羽立ち外観が著るしく損なわれる。
又他の試みとして粗な極細繊維シートに収縮処理を施し
て緻密化することも考えられるが、通例、鞘成分ポリマ
ーの溶出処理の際に、芯成分ポリマーは既に収縮してい
るので該極細繊維シートの収縮率は小さく収縮処理によ
るシートの緻密化はあまり期待できない。
これらの欠点を改良する為、極細繊維シートはエラスト
マー樹脂との複合体として使用されることが不可欠とさ
れているが、それは該シートの品質の多様性を自ずと制
約するものである。
即ち、エラストマー樹脂が繊維組織に入いる為得られる
シートの風合には必然的に樹脂の風合が具備され、ドレ
ープ性も低下する。従つて該シートはドレープ性が重視
される分野ではその用途が制限される。上述した如く、
スエード調シート材料の製造方法に関する従来技術では
、得られる製品の品質の−多様性が欠如していることが
その最大の問題点であり、それは必然的に用途範囲をせ
ばめ経済的に極めて不利な状況をもたらす。
本発明者等はこの問題点が極細繊維のシート形成技術の
未熟さにあると考えた。
即ち従来のスエ!−ド調シート材料の製造技術は、極細
繊維の製造方法にその開発の重点がおかれ、そのシート
形成方法に関しては何ら革新的技術が開発されていない
のである。本発明はかかる従来法の欠点を解消した皮革
様jシート状構造物の製造方法に関するものであり、そ
の発明の要旨とするところは、編物、織物、又は不織布
からなる基布上に0.5デニール以下の分繊された極細
繊維からなるフロックを直接積層し、次いで該極細繊維
フロック層側から微細な高1圧液体流を噴射することに
よつて前記極細繊維フロックと基布とを交絡一体化せし
めることを特徴とするスエード調シート状物の製法にあ
る。
以下本発明を更に詳細に説明すると、本発明で使用する
極細短繊維からなるフロックは以下の如き種々の方法で
製造することができる。すなわち、(イ)繊維形成性重
合体をろ過精度15p以上の金属繊維シート焼結板より
なる紡糸口金を用いて湿式紡糸し、延伸し、切断する方
法、(ロ)繊維形成性重合体を孔径50μ以下の紡糸口
金を用いて湿式紡糸し、延伸し、さらに加圧スチーム中
で延伸し、切断する方法、j(ハ)繊維形成性重合体を
孔径40μ以下の紡糸口金を用いて湿式紡糸し、延伸し
、切断する方法、(ニ)ポリエチレンテレフタレート未
延伸糸を超延伸後切断するか、又は超延伸後更に通常の
延伸を行なつてから切断する方法、(ホ)特公昭43−
7411号公報に記載されている如き溶解性の異なる2
種のポリマーからなる多芯複合繊維を切断前又は切断後
に鞘成分を溶解除去する方法、(へ)特公昭40−27
91号公報に記載されている如き溶解性の異なる2種の
ポリマーからなる複合紡糸繊維を切断前又は切断後にい
づれか一方のポリマー成分を溶解除去する方法、(ト)
特公昭48−28005号公報に記載されている如き、
互いに相溶性の小さい2種のポリマーからなる易分割性
複合繊維を切断前又は切断後に機械的作用及び/又は膨
潤剤の作用により分割する方法等である。
尚極細繊維の繊維長の選定に際しては、フロックの分散
性、得られる製品の品質等に留意する必要がある。
即ち、繊維長は長い程均一分散性が低下する傾向及び噴
射流体処理による基布内への貫通性は低下する傾向が認
められる。その反面実質的に充分な貫通性を与えて得ら
れる製品は繊維長が長いためにヌメリ感、ライテイング
イフエクトと云つた風合、感触に関する性能を多様化す
ることが可能となる。又、繊維長を短かくすれば極細短
繊維の分散性は向上し、基布上へのフロックの積層も比
較的良好となるのであるが、その反面流体噴射時に極細
短繊維の貫通による脱落が多くなり、又繊維間の交絡性
が低下して得られる製品の風合、感触の多様化がその毛
足が短かいことに基因して制約をうけることになるので
ある。
極細短繊維の繊維長は、上に述べた製造の容易さ、及び
製品の性能を勘案して大体1〜1−の範囲に選定される
具体的には単繊維デニールにより適切な繊維長の範囲も
変化する。
例えば0.5デニールの極細短繊維の好適繊維長範囲は
2〜1Dwt,0.2デニールの極細短繊維では2〜5
mg,0.05デーニールの極細短繊維では1〜3?,
0.05デニール未満の極細短繊維では1〜2瓢である
。このようにして得られる極細短繊維は、分繊された基
布に積層される。
積層は実質的に平滑な多孔性の支持体上に載置した基布
上に振い落されて積層されるが、積極的に空気輸送によ
つて供給する場合もある。積層状態を安定化させるため
に支持体を介して吸引箱の設置は有効である。このよう
な積層方法は、直接基布上に湿式抄造する場合とか、湿
式抄造ウェブを調製して積層する場合に比し積層迄の工
程が簡略であり、浮遊選別の工程が取れるので、未分繊
繊維、カットミス、もつれ、ゴミ等が除去され、基布上
に積層された極細繊維層は非常にきれいなものとなり、
シートの部分的な欠点が少なくなると云う特徴を有して
いる。積層すべき繊維基布としては、編物、織物、不織
布等構造の比較的安定しているものであればいかなるも
のでもよいが該布帛を適宜選択することにより最終製品
の性能、風合にかなり広範囲の多様性を持たせることが
可能である。
即ち、比較的見掛密度が大きく、目付も大きい基布を用
いれは、極細短繊維ウェブと基布との積層体を后述する
噴射液体て処理したとき極細短繊維は基布を貫通するこ
となく該基布の片面の構成繊維とのみ交絡し合うので得
られるシートは片面にのみ極細短繊維層を有するシート
となる。
一方、比較的見掛密度が小さく目付も小さい基布を用い
れは、該基布と極細短繊維ウェブとの積層体に液体噴射
処理を施こすど極細短繊維の一部は、噴射液体の作用に
より、基布を貫通して該基布の反対側の面にまで達する
ので得られるシートはその両面に極細短繊維層を有する
シートとなるのである。又潜在的な収縮性を有する布帛
を用いれは、極細短繊維と該布帛の交絡一体化された複
合シートを該布帛が収縮するような条件下に、例えば熱
あるいは膨潤剤で処理することにより、複合シートは収
縮し、緻密化するので、極細短繊維は布帛中に高密度に
分布し、天然皮革に認められるぬめり感、あるいはライ
テイングイフエクトといつた効果が一層高度に発現され
ることになるのである。
尚高度の収縮率を有する布帛を使用した場合得られる複
合シートは、しばしばその風合が硬くなリドレープ性が
若干損われるという現象が認められるのでこのような時
には、一旦、収縮させた複合シートの組織を若干緩めて
やれば、柔軟でドレープ性に優れた複合シートとするこ
とができる。この目的の為には布帛として、潜在的自発
伸長性を有する高収縮性ポリエチレンテレフタレート繊
維から構成される布帛を使用すればよい。又収縮させた
複合シートを加熱下に多少伸張してやればよい。本発明
に於ける極細短繊維ウェブと繊維布帛との一体化は液体
噴射処理によつて行なう。
液体噴射処理はネットあるいはロール等の支持部材にの
せた積層体に直接流体を噴射する。
この場合用いる支持部材としては実質的に表面平滑で支
持部材の模様が積層体に形成されることなく、しかも噴
射された液体が速やかに除かれるようなものであればど
のようなものでも用いることができる。又ネット上処理
の場合にはサクションを使用すると除水をより有効に行
なうことができる。
支持部材の凹凸が大きい場合には、液体噴射処理により
積層体に模様が形成されるので、その用途範囲が著るし
く限定され、汎用性のある布帛が得られないので、本発
明においては好ましくなノい。又噴射された流体は速か
に積層体中から除かれる必要があり、もし、流体が積層
体中に部分的に停滞するならは液体噴射による交絡一体
化効果は流体の停滞部で小さくなるとともに、顕著な斑
が門生じる。
液体が積層体中に大部分停滞し、積層体が液体中に浸漬
された状態になればもはや液体噴射による交絡一体化効
果は認められず、更に極細短繊維が積層体より剥離・流
出する。従つて、噴射された液体は積層体中から速かに
除かれなけれフばならない。液体噴射処理に使用する液
体は処理繊維の溶媒以外ならいずれの液体をも使用する
ことができるが、水又は温水が取扱いの容易さから好適
である。
又液体に少量の添加剤を入れ、流体噴射の効果を上げる
こともできる。これは旧来からトムズ効果として知られ
ているものであり、液体に少量の添加剤を入れることに
より液体のノズル内流動における乱流摩擦損失が大巾に
低下する現象を利用したものである。液体に水を使用し
た場合、添加剤としてはポリエチレンオキサイド、ポリ
アクリルアミド等が数十〜数百Ppmの添加量で用いら
れる。噴射液体の形状は細い柱状流が好ましく、噴射ノ
ズルの孔径は通常0.06〜1.h望ましくは0.1〜
0.3顛である。
使用する液体の圧力は通常5〜50k9/C7llであ
るがウェブの処理速度に応じて異なり処理速度が大きく
なるにしたがつて好適圧力は高くなり100k9/Cr
l−Gあるいはそれ以上が適当な場合もある。
噴射孔とウェブの間の距離は1〜15CTL程度が適当
てあり、距離が大きくなると、噴射液体へ空気か混入し
噴射液体による交絡一体化効果が減少する。本発明は以
上の説明から明らかなように、基布上への極細繊維フロ
ックの積層及びそれに引続く液体噴射処理を基本的な構
成とするが、上記工程を繰り返すこもできる。
即ち、上記の工程で一旦得られる複合シート状構造物上
に極細繊維フロックを積層させ、液体噴射処理を再度行
なえばシート中に極細短繊維の占める割合がより大きい
複合シート状構造物が得られる。かくして得られる一体
化された複合シート状構造物は直接乾燥されるか、ある
いはシート材料に収縮性シートを使用した場合は前述し
た如き収縮.処理を施した後乾燥される。
そして必要に応じてヒートセット後極細短繊維側が起毛
処理される。本発明では天然皮革様のシート材料が繊維
のみから製造され、樹脂との複合化は本質的に不要であ
る。即ち本発明による皮革様シート材料は極細短繊維と
一般繊維基布とを交絡一体化処理して得られるので、シ
ートの感触は極細短繊維により天然皮革様となり、シー
トの強伸度等機械的な性能は使用する布帛の性状により
任意に規制することが可z能であり、例えば編物、織物
を使用すれば、衣料用途として充分な機械的な性能を付
与することができるのである。
又その風合も使用する基布の性状により任意に規制しう
る。
即ち従来の衣料用途の人工皮革は極細短繊維とエラスト
マー樹脂の複合体である為、その風合は樹脂のそれが加
味され殊にドレープ性の点で性能が不足するという欠へ
が認められているが、本発明では、ドレープ性に優れた
布帛と極細短繊維を複合化することにより、極めてドレ
ープ性に優れる天然皮革様シートを製造することが可能
である。そしてさらに強度の基布と極細繊維の一体化を
ノ行なうためにはエラストマー樹脂による加工も行なわ
れる。
しかしながら本発明による複合シートは一体化が充分に
行なわれており用いられるエラストマー樹脂の量もw重
量%以下で充分である。更に、本発明によるシート材料
ではその厚みを・任意に規制しうる。即ち従来の衣料用
人工皮革のシート厚みが0.5T0n以上であり、それ
以下のシートを製造することは実際上困難であつたが、
本発明ては、使用する繊維布帛の厚みを規制することに
より、製品のシートの厚みを任意に規制するこ・とが可
能であり0.5顛未満の皮革様シート材料を提供するこ
とも容易である。次に本発明のシート状物の連続製造プ
ロセスを図に基ずいて説明する。
まず極細繊維束1がカッター2によつて切断されフロッ
ク化される。切断された極細繊維は一部チップ状に集束
状態で残る場合に次のもみほぐし工程3でほぐされて分
繊された後、分散タンク4に導かれ、ここで充分に分散
されたフロックは空気流によつて運ばれ次の積層工程に
行く。分散タンク4ては送風機16により空気が供給さ
れゴミとか、固まり等のシート形成工程で斑の原因とな
るものが除かれる。供給された繊維束1が湿潤状態の場
合には空気の加熱機15から熱風が供給されここで乾燥
が行なわれる。固まりは分繊繊維に比して乾き難く分離
が容易になると云う利点がある。空気流で運ばれた分散
繊維は積層ボックス7でネットコンベアー6上の基布5
上に積層される。
このとき積層を容易にするためにサクションボックス8
が用いられる。積層後、すみやかにシャワーノズル9で
ウエツテイングし極細繊維層を安定化させる。続いてサ
クションボックス11上に設置された高圧水をノズル1
0から噴射させ、貫通一体化させる。このようにして出
来たシートをさらに緻密化するために熱水12中に通し
て収縮処理を施す。
その後乾燥機13で乾燥し、次いで捲取機14で捲取ら
れる。収縮処理を行なう前にさらに同一面又は/及ひ裏
面に極細繊維の再積層を行つて貫通一体化処理の回数を
増すことは任意に行なわれる。続いて必要に応じて熱処
理、エラストマー加工、起毛等が行なわれる。このよう
にして得られたシート状物は柔軟でドレープ性に優れぬ
めり感の強い天然皮革様の風合を有するものである。以
下実施例により説明するが、実施例により本発明が制限
されるものではない。実施例 アクリロニトリル9踵量%、酢酸ビニル7重量%を含み
、25℃ジメチルホルムアミド中で測定した極限粘度が
1.7のアクリロニトリル系共重合体をジメチルアセト
アミドに溶解して重合体濃度16重量%の原液を調製し
、孔径30μ、孔数50000の金属製紡糸口金を用い
てジメチルアミド3鍾量%40℃水溶液中に引取速度8
m/Mjnで湿式紡糸した。
引続いて沸水中で4ゐ倍160℃乾熱で1.皓延伸して
、単繊維繊度が0.095デニール、総繊度が4750
デニールの極細繊維トウを得た。このトウをアニーリン
グ処理して20%収縮後、1.1倍沸水中で延伸してト
ウを整えた後、長さ3rT1/mに切断した。
出来たフロックは40%0wfの水分を含んでおりチッ
プ状のものが非常に多いものであつた。続いて2個の歯
車の間を通して分繊し90℃の熱風を供給している分散
タンク4に送り込んて乾燥と分散と集塊物の分離を同時
に行つてきれいに分散された極細繊維が60メッシュの
金網からなるネットコンベアー上に供給された沸水収縮
率35%のポリエステルフィラメントからなる40デニ
ール/24フィラメントのフィラメントヤーンからなる
150c71/540100PSの編地上に積層し、ネ
ットを介して設置したサクションボックス8により吸引
させながらその上から水を噴霧して積層状態を安定化さ
せ続いて噴射流体処理を行つた。噴射流体処理は極細繊
維層の側から孔径0.1顛孔間距離0.8w0nの液体
流噴射ノズルを用いて10kg/Cfl−Gの圧力で水
流を噴射した。続いて連続的に20k9/Clt−G及
び35k9/Cfi−Gの圧力で水流処理を行つた。噴
射ノズルとネットコンベアーの距離は4C7nでネット
コンベアー速度は毎分師であつた。同様な処理を再度繰
返し行つて目付130g/イの複合シートを得た。
続いて沸水中で収縮させ、乾燥後張力下に150℃で熱
処理して目付180y/イの非常にドレープ性に優れ、
表面が極細繊維で覆われたぬめり感のあるスエード調の
複合シートが・得られた。このシートは、繊維のもつれ
、塊等によるシート欠点は全く認められなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシート状物の連続製造装置の一例を示
す一部縦断側面図で、同図において1は・極細繊維トウ
、2はカッター、3はギヤー分繊機、4は分数ボックス
、5は基布、6はネットコンベアー、7は積層ボックス
、8はサクションボックス、9はシャワーノズル、10
は高圧水噴射ノズル、11はサクションボックス、12
は熱)水、13は乾燥機、14は捲取機である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編物、織物、又は不織布からなる基布上に0.5デ
    ニール以下の分繊された極細繊維からなるフロックを直
    接積層し、次いで該極細繊維フロック層側から微細な高
    圧液体流を噴射することによつて前記極細繊維フロック
    と基布とを交絡一体化せしめることを特徴とするスエー
    ド調シート状物の製法。
JP1329878A 1978-02-08 1978-02-08 スエ−ド調シ−ト状物の製法 Expired JPS6043476B2 (ja)

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