JPS6043395A - エリスロポエチンの製造法 - Google Patents

エリスロポエチンの製造法

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JPS6043395A
JPS6043395A JP15214383A JP15214383A JPS6043395A JP S6043395 A JPS6043395 A JP S6043395A JP 15214383 A JP15214383 A JP 15214383A JP 15214383 A JP15214383 A JP 15214383A JP S6043395 A JPS6043395 A JP S6043395A
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JP
Japan
Prior art keywords
erythropoietin
cells
culture
cell
tumor cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP15214383A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsunobu Hozumi
穂積 龍信
Chikao Nakayama
中山 智加男
Hideki Yanagi
秀樹 柳
Shigeo Ogino
荻野 重男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒト肝細胞癌よりエリスロボエチソを製造する
方法に関する エリスロポエチンは腎で産生されると考えられている分
子量約86,000の糖蛋白質で、赤血球系へと方向づ
けられた幹細胞に働き、前赤芽球に分化させることによ
り赤血球産生を促進させ、赤血球の産生量を調節する作
用をもつ一柵のホルモンであり、赤血球数を一定に保つ
のに必須の物質である。
一般に、生体が貧面杖態に陥いると、貧血の程度に応じ
て血中エリスロポエチン1度が増加し、貧血を改善させ
ようとする生体の恒常性機構が働く。しかし、慢性腎不
全に伴なう貧血症においては、腎の破壊によりエリスロ
ポエチンの産生が認められず、したがって血中エリスロ
ポエチン濃度は増加しない。このため、慢性腎不全患者
に不足のエリスロポエチンを補う意味でヱリスロボエチ
ンを授与すれば、慢性腎不全に伴なう貧血は改善される
ことが期待されており、エリスロポエチンは臨床的に慢
性腎不全に伴なう貧血の治療薬としての用途を有するも
のである。
慢性腎不全の患者の多くは難治性の貧血症を併発してお
り、このため、慢性腎不全に伴う貧血の治療薬としてエ
リスロボエチンが大11 ニ供給されることが切望され
ているが、現在のところエリスロポエチンの大数純化は
成功していなL)、l 従来、エリスロボエチンの製造法としては再生不良性貧
血患者の尿から製造する方法(J。
Bjol、 Cbam、 252巻5558頁1977
年)、貧血動物(例えばヒツジ)の血”tから精製する
方法(Proc、 Nat、 Acad、 8ci、 
USA 58巻697頁1971年)、ヒト腎細胞癌の
細胞培養物から製造する方法(Endocrinol、
 99巻504頁、1976年及び特開昭54−557
90号公報)が知られているが、エリスロポエチンを貧
血症の治療薬きしてヒトに投与することを考えると、貧
血動物の血壊を原料とすることは抗原性の点で問題があ
り、また再生不良性貧血患者尿は安定的な大礒確保が困
難であるし、ヒト腎細胞癌の組織培養物を原料とする方
法においてもその産生量は十分とはいえず、エリスロボ
エチンの大嵐純化を困難にしている。
本発明者らはエリスロボエチンの大は生産を可能にすべ
く、鋭意研究を重ねた結果、ヒト肝細胞癌の細胞培養物
中に高濃度のヒトエリスロポエチンが産生きれているこ
とを見い出し、本スロポエチンを採取するときからなる
エリスロホエチンの製造方法に関するものである。
従来、ある種の肝細胞癌をヌードマウスに移値したとこ
ろ、エリスロポエチン産生を認めろことがあることは知
られている(日本血液学会雑誌42巻 241頁 19
79年)が、肝細胞癌を細胞培養した場合のエリスロボ
エチン産生性については全く知らねておらず本発明IJ
肝細胞癌を細胞培養しその培養物からエリスロボエチン
を回収する方法をはじめて提供する゛ものである。
本発明(7)[料であるエリスロボエチン産生細胞は肝
癌患者より摘出された1lIllN細胞であって、該細
胞が増殖しうる動物に継代移植して維持することができ
るものである。
このような動物にヒト肝細胞癌を移植すると、該細胞は
次第に増殖し腫瘍を形成する。形成した腫瘍を動物より
摘出17、トリプシンとコうゲナーゼの酵素液で処理し
腫瘍細胞を分離した後、インビトロで培養することによ
り培養液中に多量のエリスロボエチンを産生せしめるこ
とができる、ここで注目すべきことは、該細胞を移植さ
れた動物は、そのヘマトクリット値からみると典型的な
多血症を示しているとはいえず、がっ実際その面浦中に
エリスロポエチン活性は検出できないにもかかわらず、
形成した腫)醪より腫瘍細胞を分離しインビトロ培養す
ることによりはじめて多量のエリスロボエチンの産生が
なされることである、即ち、ヒト肝細胞癌を移植された
動物中ではエリスロポエチンの産生は明確ではなかった
が、これをインビトロの培養系に移すことによって、は
じめて、エリスaポエチンの産生が増大することが本発
明により明らカドjr ’)、ヒト肝細胞癌からのエリ
スロボエチンの採取製造が可能になった。ヒト肝細胞癌
を維持する動物としては、免疫反応の弱い新生期のう1
ソト、マウス、ハムスター、モルモット等(5) また成長したものであっても工、ソウス曽照射や免疫抑
制剤等を投与して免疫能を弱めたもの、更には成長して
も先天的に免疫能の弱いヌードマウス、ヌードラ・ソト
等が選ばれる。細胞培養は、一般に動物細胞の培養に使
用される培地に必要に応じ哺乳動物の血清を加えたもの
を用い、2〜10%の炭酸ガスを導入1.た湿度100
%の大気中で温度8O−4o’cのもとで行なうことが
できる。培養物からのエリスロボエチンの採取は公知の
単離精製法、例えば塩析、透析、限外沖過、凍結乾燥な
どにより可能であり、更にイオン交換クロマトグラフィ
ー、ゲル沖過、アフィニティウロマトグラフィーIt気
泳動等を組合せることにより高度に精製することができ
る。以上のようにして、本発明で得らねたエリスロポエ
チンは、再生不良性貧血患者尿より精製したエリスロボ
エチンを用いて作製したラット抗エリスロボエチン血清
によって中和され、ヒトエリスロポエチンであることが
確認されたう次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
す(6) るが、本発明がこの実施例のみに限定されろものでない
ことはいうまでもない。
1力月後癌塊が2−3g程度の大きさに成長した所で無
菌的に摘出し、メスで数ミリ角に細切しj、:、、これ
を2価金属イオンを除いたリン酸緩衝液中で数回洗浄し
、血液及び大部分の死細胞と細胞や組織等の破片物粒子
を除いた後、0.1%コラゲナーゼで処理し、分離して
くる細胞を集めた。更に0.1%トリプシンを含むイー
グルMEM培地で処理して、前記コラゲナーゼ処理によ
って分離せず強く組織に結合して残った細胞を分離した
1以上の操作によって生細胞のみをきわめて高率に回収
することに成功しtこ、 75 rnt の培養フラス
コに10%牛脂仔而浦面 Fe+、al cal「se
rum:以下FC]8と絡記)添加イーグルhI E 
Afを入れ、これにL配性細胞を加え、5%の炭Oガス
を導入したインキュベーター内で温度37°C1湿度1
00%の条件のもとに培養を行ったっ培養後の培養液を
水に対して透析した後、凍結乾燥して粗エリスロボエチ
ン粉末を得た。
エリスロポエチン活性は福島の方法(福島幸隆、日本血
液学会雑誌44巻、108B頁、1981年)に準じ、
08Hマウス胎児肝細胞への肴本ゝ9F eの取り込み
によって電縫1.た。
肝細胞癌の細胞培養開始後5日目から111日目での培
養液から得た粗エリスロボエチン粉末中のエリスロポエ
チン活性は、106細胞当たり01単位であった。
この粉末を最初の培養液の10倍濃度となるように水で
溶解した溶液50μl (55j 11単位のエリスロ
ポエチンを含む)に、う・v+−抗ヒトエリスロボエチ
ン抗血清を1 μm 加え、4°Cで一晩おいた後、エ
リスロポエチン活性を測定したところ、著しいエリスロ
ボエチン活性の低下がみられ、肝癌由来腫瘍細胞による
エリスロボエチン産生が確認された。
実施例2 実施例1と同様にヌードマウスに移植されたI:I P
 −I −J OK癌塊より生細胞を回収し直径60m
mの培養シャー1/に2.5%のFe2を含ムイーグル
MEMの培地を入れこれに2×106 個の生細胞を植
え込み5%の炭醋ガスを導入したインキュベーター内で
温度a7°C1湿度100%の条件のもとに8日間培養
した。培養液を透析後凍結乾燥11.0.4単位の粗エ
リスロポエチン粉末を得た、 (9完) −5、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ヒト肝細胞癌を細胞培養し、その培養物からエ
    リスロポエチンを採取することを特徴とするエリスロポ
    エチンの製造法
  2. (2) ヒト肝細胞癌を動物に移植17た後、該細胞を
    分離して細胞培養する特許請求の範囲第1第1項又は第
    2項記載の方法
JP15214383A 1983-08-19 1983-08-19 エリスロポエチンの製造法 Pending JPS6043395A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6455190A (en) * 1983-12-13 1989-03-02 Kirin Amgen Inc Preparation of erythropoietin
JPH01257480A (ja) * 1984-12-04 1989-10-13 Genetics Inst Inc エリトロポエチンをコードするdna配列、組換えdnaベクター及び形質転換体

Cited By (3)

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JPS6455190A (en) * 1983-12-13 1989-03-02 Kirin Amgen Inc Preparation of erythropoietin
JPH0655136B2 (ja) * 1983-12-13 1994-07-27 キリン―アムジエン(デラウエア)インコーポレーテツド ヒトエリスロポエチンをコードするdnaにより形質転換されている細胞
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