JPS6245530A - 肝実質細胞増殖因子 - Google Patents

肝実質細胞増殖因子

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JPS6245530A
JPS6245530A JP60186146A JP18614685A JPS6245530A JP S6245530 A JPS6245530 A JP S6245530A JP 60186146 A JP60186146 A JP 60186146A JP 18614685 A JP18614685 A JP 18614685A JP S6245530 A JPS6245530 A JP S6245530A
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JP
Japan
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hgf
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hepatic parenchymal
platelet
parenchymal cell
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Toshiichi Nakamura
敏一 中村
Akira Ichihara
明 市原
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、肝実質細胞増殖因子(hepatocyte
growth  factor : HG F ) 、
詳しくは肝実質細胞を生体外(in  vitro )
で培養でき、これにより該細胞の維持、増殖を可能とす
る新しい生理活性を有する蛋白質に関する。
従  来  の  技  術 肝臓は、生体中で最も高度に分化の進んだ最大の原性器
官である。これは主に各秤栄養素(糖Y1、蛋白質、脂
質、ビタミン、ホルモン等)の処理(代1)、貯蔵、解
毒、分解、排泄等の重要な多種の機能を兼ね備えており
、なかでも生体内中間代謝の中心的役割を果たすことが
知られている。
また該肝臓の機能は、肝臓を構成する各肝実¥i細胞が
夫々担っていることが知られている。しかるに生体内(
in  vivo)において肝臓は各種のホルモンをは
じめとする極めて複雑な環境下におかれており、これを
構成する上記肝実質細胞の拡能専の研究は甚だ困難であ
る。
従って本発明者は、上記肝実質細胞を、生体内ど同等の
機能を維持した状態で、単純な生体外の系で再現するこ
とができれば、上記した肝機能の研究、あるいは種々の
ホルモン類、薬物等の肝実質細胞に対する作用等の研究
に極めて有用であるとの観点から、上記肝実質細胞を、
安定に継代培養できる生体外培養系の確立を目的として
鋭意研究を重ねてきた。
しかしながら、肝実質細胞は近年組織培養技術の急速な
発展に伴い、既に確立された各種の株細胞が活発に増殖
する哺乳動物血清の存在下でも、全く増殖が認められず
、通常約1週間で脱落が起り、その生体外長期継代培養
は不可能であった。
また本発明者らの研究によって、公知の各種株細胞の増
殖を支持する因子(growth  factor)等
、例えば線維芽細胞増殖因子(fibroblast 
 growthfactor ; F G F 、 G
ospodarowicz、 D 、、J 。
(3iol、Chem、 250.2515 (197
5))、血小板由来成長因子(platelet −d
erived growthfactor: PDGF
、 Ross 、 R,、et  al、p roc。
Natl、Acad、Sci、 USA、、71 、1
207(1974>)、ソマトメジン(somatom
edines ;Van  Wyk、J、  J、et
  at、、Rec、  Prog。
t−1ormone  Res、30,259  (1
974))  、インスリン様成長因子(insuli
n 1ike  growthfactor: IGF
lRinderknecht 、 E、 et  at
、。
J、Biol、 Chem、、253.2769(19
78)、マルチプリケーション ステイムレーティング
 アクティビティ(multiplicationst
imulating  activity : M S
 A 、 o ulak、 x 。
C,et  al、、J、 Ce1l 、 Physi
ol、 8上。
153(1973))、 トロンビン(thrombi
n )、トランスフェリン(transferrin 
)等は、いずれも上記肝実質細胞の増殖には、効果を奏
しえないことが確認された。僅かにインスリン(ins
ulin )及び表皮成長因子(epidermal 
gro*th  factor:EGF、 Carpe
nter、 G、 et  at、Ann、 Rev。
Biochem、、48,193 (1979))に、
肝実質細胞のDNA合成の促進活性が認められたが、こ
れ等もまたその利用により上記肝実質細胞の生体外継代
培養は困難であった。
本発明者らは引続く研究において、肝実質細胞は、上記
の通り血清自体の存在下では全く増殖し得ないにかかわ
らず、該血清中に含まれるある特定の蛋白成分の存在下
において生体外で極めて良好に増殖し、継代培養が行な
い得ることを見い出し、該特定の血清成分の分離に成功
し、この知見に基づ〈発明を先に完成したく特開昭60
−45534号公報)。
発明が解決しようとする問題点 更に本発明者らは引続き鋭意研究を重ねた結果、吐乳動
物の血小板より、特定の蛋白質性の肝実質細胞増殖因子
を単離するに成功し、これが生体外において肝実質細胞
を極めて良好に増殖させる活性を有することを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、下記理化学的性質及び生理活性を有
する塩基性蛋白質であることを特徴とする肝実質細胞増
殖因子く以下rHGFJと呼ぶ)に係る。
a )SDS−PAGEによる推定分子量が約2700
0である、 b)陽イオン交換樹脂(モノS;ファルマシア社製)及
びヘパリンに吸着する、 c)70〜100℃、20分間の加熱処理により肝実質
細胞増殖活性が失活する、 d)1N酢酸水溶液による20℃、5時間の’B=によ
り肝実質細胞増殖活性が失活する、e)トリプシン消化
(10μg/噌、2時間、37℃)により肝実質細胞増
殖活性が失活する、f)肝実質細胞を生体外において増
殖させる活性を有する。
本発明のHG Fは、例えば哺乳動物の血小(々より高
収率で単離され、且つ上記特性を有する点において特徴
付けられる。従来、吐乳動物の血小板由来の物質につい
ても各種の研究がなされているが、該血小板由来物質中
に上記肝実質細胞の増殖活性を有する因子が存在するこ
とは全く知られておらず、勿論かかる因子を血小板より
分離した例は皆無であり、また現在までに血小板より分
餌8れた既知の物質は、いずれも上記活性を有していな
い。更に、前記の血小板に由来するPDGFは、tl維
芽細胞、例えばBa1b 103T3細胞を生体外で増
殖させる活性を有することにより特徴付けられるが、本
発明のHGFは該活性を有していない。
本発明HGFの上記特性及びその他の性状については、
後記実施例において詳述する。
本・発明のHGFは急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、劇症
肝炎等の肝疾患の治療薬や創傷治療薬として、また上記
各疾忠の診断薬として有用である。更に該HGFの利用
によれば、ヒトをはじめとして各種動物由来の肝実質細
胞を、該HGFの存在下に生体外で極めて容易に増殖、
維持することができ、かくして増殖、維持される肝実質
細胞は、例えば肝機能等の基礎的研究用に、また各種ホ
ルモン若しくは薬剤等の肝実質細胞に対する作用の研究
用に、肝疾患治療薬等のスクリーニング試験用に、更に
発癌試験用及び肝炎ウィルスの生体外培養における宿主
細胞としても極めて有用である。本発明はかかる有用な
生理活性物質を提供するものである。
以下、本発明のHGFの製造方法につき詳述づる。
本発明HGFは、例えば哺乳動物の血小板より効率よく
、しかも高収率で単離することができる。
ここで原料として用いられる哺乳動物の血小板どしては
、特に限定はなく例えばヒト、ウマ、ウシ、ブタ、ヒツ
ジ、ウサギ、マウス等に由来する血小板をいずれも利用
することができる。之等の血小板は、その起源とする哺
乳動物の血液より、常法に従い分離される。
本発明HGFは、上記により分離された血小板に、好ま
しくは適当な溶剤中で血小板凝集活性化物質を作用させ
て目的とする1@G Fを血小板外に放出させ、これを
精製することにより単離される。
ここで用いられる血小板凝集活性化物質としては、公知
のもの、例えばコラーゲン、トロンビン、1−O−ヘキ
サデカノイル−又は1−○−オクタデカノイルー2−0
−アセチル−5n−グリセロ−3−ホスホコリン等の血
小板活性化因子(PAF)等を例示できる。また溶媒と
しては、血小板を破壊しない等張渡であればよく、その
具体例としては、例えば生理食塩水、リン酸緩衝生理食
塩水(PBS)等を例示できる。
HGFの精製は、該HGFの物理的、化学的性質を利用
した各種の分離手段により実施することができる。該方
法としては具体的には例えば通常の蛋白沈澱剤による処
理、限外濾過、分子ふるいクロマトグラフィー(ゲル清
適)、遠心分離、電気泳動、イオン交換クロマトグラフ
ィー、アフィニティークロマトグラフィー、逆相クロマ
トグラフィー、疎水性クロマトグラフィー、透析法、こ
れらの組み合せ等が挙げられる。特に好ましい精製手段
の一例としては、陽イオン交換クロマトグラフィーとヘ
パリンアフイニテイクロマトグラテイーとを組合せた方
法を例示できる。
該陽イオン交換クロマトグラティーに用いられる担体と
しては、蛋白分離のために用いられている通常の各種陽
イオン交換クロマトグラフィー用の担体をいずれも用い
ることができる。その具体例としては、例えばCM−セ
ルロース(ワット7ン社!’l) 、CM−セファデッ
クス(ファルマシア社’l)、P−セルロース(ワット
マン社製)、CM−トEパール(CM −T oyop
earl、東洋ソーダー社製)、SP−トヨバール(S
P−Toyopearl、同上社製)、モノS (Mo
no S、ファルマシア社製)等の陽イオン交換樹脂を
例示できる。
ヘバリンアフイニテイクロマトグラフイーに用いられる
担体としては、例えばセルロース、セファデックス、セ
ファロース、ポリアクリルアミド、ポリスチレン等の各
種の不溶性担体にヘパリンを共有結合により不溶化させ
た担体であればいずれも使用できる。
上記精製手段により精製された本発明のHG Fは、通
常の蛋白質の純度検定手段、例えば5O3−PAGE、
逆相高速液体クロマトグラフィー害により均一な単品で
あることが確認される。
以下に参考例及び実施例を示し、本発明をより具体的に
述べるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1 <HGF活性の測定〉 ウィスター系雄ラット(180〜200(+ )を用い
、コラーゲン還流法(T anaka、)(、et  
at、。
J、 3iochem、  (Tokyo) 、 84
.937〜946 (1978))により肝実質細胞を
分離、調製した。この肝実質細胞を5%牛血清及び10
−’Mゼインリンを添加したウィリアムスE培地(フロ
ーラボラトリー社製)に懸濁させ、12ウェル−マルチ
プレート(リンブロン社製)に3.3X10’個/ c
m2の低濃度でまき込み、5%炭酸ガス及び30%酸素
ガスの存在下で培養した。培養4時間後、培地を5%牛
血清及び5×10−7Mデキサメサゾンを含むウィリア
ムスE培地に変換し、同時に所定量の被検試料〈本発明
HGF又は他の各種増殖因子〉を添加した。20時間後
、更に同−培地交換及び試料の添加を行なつた。
12時間後、3日−チミジンの2.5μC1/mD (
54,2Ci /m mol )を添加し、24時間培
養した。尚、上記3H−チミジンによるラベルの15分
前にアフイデイコリンの5μ(J/mQを添加した群を
コントロール群とした。上記24時間の培養によるラベ
ル後、細胞をPBSで洗い、冷10%トリクロル酢酸(
TCA)水溶液で固定した。細胞を1ウェル当り0.5
mQの1N水酸化ヅトリウム水溶液により可溶化し、一
部をとって蛋白質をローリ−法に従って測定した。残液
にTCAを20%となるように添加し、TC△不溶性画
分を遠心沈澱により集め、5%TCA水溶液で洗浄後、
10%TCA水溶液1鵬を加え、90℃で15分間煮沸
し、上清画分の放射能をトルエン−エタノール系シンチ
レータ−により測定した。
被検試料により肝実質細胞DNAに取込まれた3日−チ
ミジン吊をコントロールとのカウントの差として求め、
これを肝実質細胞1mo蛋白員当りに換算してDNA合
成活性(dpm /mgi白)とし、これを被検試料の
HGF活性の指標とした。
尚、HGF活性を単位(U)で示す場合は、同一試験に
おいてEGF20nM鵬を用いた場合のDNA合成活性
(EGFは該用量で最大活性を示す)の50%に相当す
る活性を1単位として定義する。
参考例2 <PDGF活性の測定〉 PDGF活性の測定は、Ba1b /c 3T3細胞の
DNA合成促進活性により行なった。
即ち、該3T3細胞を、10%0%牛血清むダルベツコ
改質MEM培地(DME、日本産業社製〉に懸濁させ、
12ウエルーマルヂプレートに1.25X10’個/m
!2の濃度でまき込み、5%炭酸ガスの存在下で4〜5
日培養した。次いで0.5%牛血清を含むD Ivl 
Eに培地交換し、同時に所定量の被検試料を添加して2
0時間培養後、3日−チミジン54.2Ci /m m
olを添加(2,5μCi/鴨)し、更に4時間培養を
続けた。尚、上記3日−チミジンによるラベルの15分
前にハイドロキシウレア25m〜1を添加した群をコン
トロール群とした。上記4時間の培養によ。
るラベル後、細胞をPBSで洗い、冷10%TCA水溶
液で固定し、更に5%TCA水溶液で2回洗浄した。
細胞を1ウェル当り0.5mGの0.1N水す春化ナト
リウム水溶液によって可溶化し、その放)1能をトルエ
ン−エタノール系シンチレータ−によりヨ陽定した。被
検試料により3T3細胞DNAにとり込まれた3日−チ
ミジン吊をコントロールとのカウントの差として求め、
これをウェル当りに換のしてDNA合成活性(dl)m
/ウェル)とし、これを被検試料のPDGF活性の指標
とした。
実施例1 ■ 100匹のラット(200〜400(+ )から採
血した血液を遠心分離(200Xg、15分)して上清
を得、これを更に遠心分子fl(2500XQ、15分
)して血小板を沈漬として得た。これをリン酸緩衝生理
食塩水(PBS)にて2回遠心洗浄して、99%以上の
純度の血小板を得た。これをPBSに1X10”個/鵬
の濃度に懸濁させ、2単位/鵬のトロンビン(シグマ社
製)の存在下に37℃で15分間インキュベートして、
血小板凝集を誘発させた。
凝集完了後、血小板懸濁液に、フェニルメチルスルホニ
ルフルオリド(PMSF)を最終濃度1mMとなるよう
に加え、遠心分離(15000x9.10分間)して上
清を得た。以下これを「血小板遊出液」という。該血小
板遊出液のHGF活性を下記第1表に示す。
第  1  表 被検試料   添加ffi    DNA合成活性(d
pil/mg蛋白) 無添加             7100インスリン
  10−7 +EGF    20na/mf2  102700血
小板遊出液 80μ!II/m!2  67400■ 
上記■で得た血小板遊出液を、あらかじめ0.15MN
a CQ 、10m MN−2−ヒドロキシエチルピペ
ラジン−N′−2−エタンスルホンM (HEPES)
及び2mMCaCQ2を含む50mMトリス−塩酸緩衝
液(p H=8.5)で平衡化したモノSカラム(Mo
no S :ファルマシア社製、カラムサイズ1X10
Cm)の陽イオン交換クロマトグラフィー(FPLC;
ファルマシア社製)に付し、同緩衝液にて洗浄後、0.
1から1.0MNa CQの直線濃度勾配により溶出さ
せた(流速60m12/hr、2mQ/チューブ)。そ
’7) FA果を第1図に示す。
図において縦軸(1)は280nmにおける吸光度(A
 280)を、(2)はl−I G F活性(DNA合
成活性)を、(3)はPDGF活性(DNA合成活性)
を、また(4)はNaC98度を各々示し、横軸はフラ
クションNo、を示す。
該図よりHGFは、約0.68MのNa095度(フラ
クションNo、26〜30)に溶出され、PDGFとは
明確に区別されることが判る。
■ 上記■のフラクションNo、26〜30の画分を、
1 NHCQにてpH7,5に調製し、蒸留水にて3倍
希釈した。これを0.3MNa CQを含む10III
Mトリスー塩酸緩衝液(p H=7.5)で平衡化した
ヘパリン−セファロースCL−68(ファルマシア社製
、ベッドボリウム2.2mf2)に付し、同緩衝液で洗
浄後、0.3から2.0MNaCQの濃度勾配溶出〈流
速20mQ/hr1.1 mU/チューブ)を行なった
。結果を第2図に示す。
図において(1)は215nmにおける吸光度(A 2
15)を、(2)はHGF活性(DNA合成活性)を、
(3)はNaCQ濃度を各々示し、横軸はフラクション
No、を示す。
該図よりNaC(!1度約IM(フラクションNo、3
7〜40)にHGFを得た。
■ 上記■〜■の精製工程の結果を下記第2表に示す。
第  2  表 精製工程   ■血小板 ■で得た ■で得た遊出液 
 HGF   HGF 蛋白量(mg)   150   0.5   0.0
047総HGF活性 < U )   4649   2941    18
23比活性 (U/mc+蛋白)   31   5882   3
84600精製度     1   188   12
408回収率〈%)   100    63    
 39また上記各工程で得られたHGFの肝実質細胞増
殖に与える効果(HGF活性)の用子依存効果を下記第
3表に示す。
第  3  表 被検試料   添加@     DNA合成活性10μ
g/陽陽2   12500血小板遊出液 20μg/
噌   1650090μ(J /mQ    325
000.2μG /m12   22500■で得たH
GFo、4μg/噌    300001.4μg/m
1247000 6 ng/ mQ     28600■で得た)−I
G F 12μg/n[6250024r+g/ m1
2    56200また上記■で得たHGFと、EG
F及びインスリン(ins)のHGF活性を下記第4表
に示す。
第  4  表 被検試料   添加量    DNA合成活性−(dp
m/m(+蛋白) 無添加              7100Ins 
     10−7M     15300E G F
     20nq/mQ     108300I 
ns+ E G F           陽3400
HG F      5 ng/ mQ     67
4001 ns+ HG F           7
3900E G F + HG F         
 1702001 ns+ E G F + HG F              212900第
4表より、HGF、EGF及びlnsの効果は、各々相
加的であることが判る。
■ 上記■で得たHGFの200μQを、0.1(v 
/v )%のトリフルオロ酢酸(TFA)及び10(v
/v)%のアセトニトリル水溶液で平衡化したプロRP
CHR515カラム(P roRP CHR515(C
8) 、ファルマシア社製)の逆相クロマトグラフィー
(FPLC1ファルマシア社製)に付し、平衡化液(A
液)からアセトニトリル50(V/V)の0.1 (v
/v )%TFA液(B液)までの直線濃度勾配(90
分)により溶出させたく流速30−/hr、1m12/
チユーブ)。
その結果を第3図に示す。
図において(1)は215nmにおける吸光度(A 2
15)を、(2)はB液の百分率(8%)を示し、横軸
はフラクションNo、である。
該図より、上記■で得たHGFは、単一の蛋白ピークを
示し、均一であることが判る。
■ 5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動<5O8
−PAGE) 12.5%アクリルアミドを用い、ラムリらの方法(l
 aemmeli et  at、JJature 、
 227 。
680−685 (1970))に従って、上記■で得
たHGFの5DS−PAGEを行なった。泳動後、ゲル
を40%メタノール−10%酢酸で90分にて固定化し
、10%エタノール−5%酢酸で洗浄後、銀染色を行な
った。
ト+GFは、単一のバンドとして染色され、その相対移
動度(Relative movil目y)より、約2
7キロダルトン(KD)の分子量を有すると推定された
その結果を第4図に示す。
図において・は)−IGFを示し、○の1〜6はそれぞ
れ以下の分子量を有する分子量マーカーを示す。
01・・・フォスホリラーゼb  :94KDO2・・
・BSA        ;67KO○3・・・オバア
ルブミン   ;43KD○4・・・炭酸脱水酵素  
  ; 30KD○5・・・大豆トリプシンインヒビタ
ー:20.1KD ○6・・・α−ラクトアルブミン;14.4KD■ H
GFの安定性試験 前記■で得たHGFを、5nq蛋白偵/閾に調製し、以
下の処理によるHGF活性の変化を調べた。
0熱処理 ;70°Cl2O分処理した。
Ovi処理 ;酢酸を1Nとなるように加え、20℃、
5時間処理した。
Oトリプシン処理;トリプシン(シグマ社製)を10μ
g/噌となるように加 え、37℃、2時間処理後、 PMSFを1mMとなるよう に加えて反応を停止した。
結果を下記第5表に示す。なお、第5表におけるラベリ
ングインデックスは、肝実質細胞の増殖を反映する。該
インデックスとは、前記参考例1において24時間の培
養によるラベル後、細胞を冷PBSで2回数洗浄し、固
定化(ジエンダー溶液、5分)後、サクシNR−M2 
(小西六写真工業社製)でコートし、ラジオオートグラ
ムの調製に10日間感光させ、細胞をエオシン染色後、
50個の細胞を測定し、3H−チミジンでラベルされた
核数(%、1abelled  nuclei)の測定
値により表わされる。
第  5  表 試料   DNA合成活性  ラベリングN O,(d
pm /mQ蛋白)インデックス(%)無添加   1
7500     5.35GF 未処理  46400    14.88熱処理   
0.00     1.96酸処理   o、oo  
    o、o。
トリプシン 処理    0.00 一一一一一一一一−−−−−−−−−−−矢一工四)−
【図面の簡単な説明】
第1図はモノSカラムを用いた陽イオン交換クロマトグ
ラフィーによる本発明HGF及び他の因子の溶出曲線を
示すものである。第2図はヘパリン−セファロースCL
−6Bを用いたヘパリン親和性カラムクロマトグラフィ
ーによる本発明HGFの精製を示すグラフである。第3
図はプロRPC)−IR515カラムを用いた逆相クロ
マトグラフィーによる本発明HGFの溶出曲線を示すも
のである。第4図は5DS−PAGEによる本発明HG
Fの推定分子量を求めたグラフである。 (以 上) 二−−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記理化学的性質及び生理活性を有する塩基性蛋
    白質であることを特徴とする肝実質細胞増殖因子。 a)SDS−PAGEによる推定分子量が約27000
    である、 b)陽イオン交換樹脂(モノS;ファルマシア社製)及
    びヘパリンに吸着する、 c)70〜100℃、20分間の加熱処理により肝実質
    細胞増殖活性が失活する、 d)1N酢酸水溶液による20℃、5時間の処理により
    肝実質細胞増殖活性が失活する、 e)トリプシン消化(10μg/ml、2時間、37℃
    )により肝実質細胞増殖活性が失活する、 f)肝実質細胞を生体外において増殖させる活性を有す
    る。
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