JP2506060B2 - 赤血球及びその転換法 - Google Patents

赤血球及びその転換法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輸血療法に使用させるた
めに或る亜型の血液型A赤血球を型O細胞に転換する方
法に関する。さらに詳細には本発明は細胞がそれらの細
胞的機能を失わない条件下で或る亜型A赤血球を型O細
胞に転換する方法に関してそれらは酸素の吸着及び放出
に好適でありそれにより細胞は型O血液の方法で輸血さ
れうる。本発明は又このような赤血球亜型を型O細胞に
転換することにより得られる生成物に関する。
【0002】
【従来の技術】輸血療法において良く知られているよう
に、受血者の血液型と血液銀行で利用しうる血液の型と
を合わせる必要がある。従って例えば型A血液の受血者
は型Aの血液を安全に輸血されるに過ぎない。この例外
は型Oの血液である。その赤血球はO受血者と同じく型
A、型B及び型ABの受血者に安全に輸血されうる。
【0003】全血液又はその少なくとも赤血球成分を蓄
える血液銀行又は他の設備の操業において各型の血液の
供給を維持する必要がある。O型の供血者が少数なので
O型の血液のみを維持することは従来不可能であった。
それ故O型の供血者の血液は主としてO型の受血者に用
いられてきた。一方多数の供血者はA、BまたはABの
血液を有しそして時々過剰のこれらの型の血液が存在す
ることがある。そのため需要に供給を調節することが望
ましくなってきた。特にA、B又はAB型の血液をO型
の血液型一普偏的な供血者に転換することが望まれてい
た。
【0004】ABO血液群系が発見された初めてのもの
でありそして血液の輸血という点から極めて重要なもの
の一つである。血液型A、B及びOの個人はそれぞれ
A、B及びH抗原を表す。これらの抗原は赤血球のみな
らずすべての内皮細胞そして殆どの上皮細胞の表面にも
見い出される。さらにA、B及びH抗原性を有する糖蛋
白質は又メンデル優性として遺伝されたそれらが名付け
られた血液群の物質又は要素を分泌する能力を有するこ
れら個人の組織液及び分泌物に見い出される。
【0005】血液群物質は糖蛋白質であるが細胞膜より
得られたABH活性物質は糖脂質及び糖蛋白質であると
思われる。
【0006】ABH決定子の構造を決定するために多く
の作業が行われてきた。ペプチド骨格に結合された1種
以上の炭水化物鎖を含んでいるだろう全分子の血液群特
異性はこれら鎖の非還元末端に位置するこれら単糖類の
性質及び連鎖により定められることが分かった。しばし
ば免疫優性又は免疫決定性糖と呼ばれる各特異性のため
の最も重要な糖は次のものであることが分かった。H抗
原についてはフコース;A抗原についてはN−アセチル
−ガラクトースアミン;そして型B抗原についてはガラ
クトースである。さらに最近では赤血球細胞膜から得ら
れるABH活性糖脂質に関する研究は又同一の連鎖によ
り隣接した糖に結合された炭水化物鎖の還元末端におけ
る同一の免疫優性の糖の存在を示す。
【0007】炭水化物鎖は次に蛋白質またはセルアミド
(膜の脂質二重層に埋め込まれている)の何れかに結合
する。炭水化物部分の長さは変化してよくそしてそれは
直鎖又は枝分れ鎖の構造を有してもよい。従って今まで
血液群活性A糖脂質の4変種、Bの2種及びHの3種が
赤血球細胞膜から単離された。
【0008】これらの研究により細胞にぶら下がってい
る単糖類群の一つの除去により型O細胞に対応する型H
抗原へ型A又は型B抗原を転換しうるであろうことが理
論付けられた。
【0009】B抗原性に関係のあるガラクトース分子が
細胞の生長性及び膜の完全性を保つ条件下で酵素的に型
B細胞から除去され従ってそれらを型O赤血球に転換し
うることが最近示された。その上1ミリリットル量のこ
の酵素的に転換された細胞が元の型B供血者に返された
ときのみならずこの量がA及びB受血者(それらの免疫
系が未転換の型B細胞には耐えられないと思われる)に
輸血されるときにも循環中に通常の如く生存しているこ
とが示された(Goldstein,J.,Sivig
lia,G.,Hurst,R.,Lenny L,及
びReichL.,Science 215 168,
1982)又米国特許第4,330,619号はα−ガ
ラクトシダーゼを用いてB赤血球をO赤血球に転換する
方法が開示されている。
【0010】特にA抗原の場合型A抗原のN−アセチル
ガラクトースアミン部分が酵素的に除去されそれにより
型A抗原が型H抗原に転換されるのではないかと予想さ
れていた。この酵素的転換を達成させそして輸血しうる
品質の細胞を生成する試みが従来なされている。Lev
y及びAnimoff,Journal of Bio
logical Chemistry vol,25
5,No.24,1980年12月25日、11737
〜42ページ参照。
【0011】しかしこれは不成功であった。それはこれ
らの被処理細胞が未だ人間の抗A抗血清により凝集され
た(16倍迄の希釈)のでA抗原性の部分的な除去が用
いられた細菌性酵素により達成されただけだからであ
る。この細胞は型O及びBの受血者への輸血には生育し
えない。それはそれらが輸血反応及び受血者の免疫系に
よる破壊を含めて未処理型A赤血球と同じ効果を生じさ
せると思われるからである。
【0012】その上この細菌性酵素は顕著な量(0.1
%)のシアリダーゼとして知られている他の酵素により
汚染されている。シアリダーゼによる赤血球の処理はそ
れらの早熟な老化をもたらす。即ちすべての人間の血清
によるこれらの細胞の凝集をもたらす潜在性抗原の顕在
化は輸血の次の循環からのそれらの早い除去を生じさせ
る。従ってたとえすべてのA抗原性が除去されたとして
も細菌性酵素に存在するシリアリダーゼはこの被処理細
胞を輸血に適さないようにする。
【0013】A1 ,A中間体即ちAint及びA2 とし
て知られている血液型Aの3種の認められた主な亜型が
ある。亜型を区別する定量的及び定性的な相違がある。
1細胞はAint細胞よりもより抗原的なA部位即ち
末端N−アセチルガラクトースアミン残基を有しそして
Aint細胞は次にA2 赤血球よりもそうである。定性
的にA抗原の形成に関係のあるトランスフエラーゼ酵素
はA1 、Aint及びA2 の個人において互いに生化学
的に相違する。これは3種の亜型について遺伝子的基礎
を暗示しており即ちA遺伝子座が3種の共通な遺伝子座
に分割されそれぞれ異なった亜型を表しそしてそれぞれ
の座はそれ自体の特異的なトランスフエラーゼ酵素にコ
ードする。
【0014】Aint及びA2 個人の数は異なった人種
において広く変化する。例えばA2の頻度は白人(英国
人)においてA1 の約30%でありそして東洋人(日本
人)では1%より少ない。Aintの頻度は白人でAの
約1〜2.5%東洋人で0.5%に過ぎないが黒人では
1〜32%に及ぶ。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】それ故A及びB型細胞
の或る亜型からの基質のA抗原決定子の末端部分を除去
する一方赤血球をそのまま残して得られた組成物が輸血
療法に用いられうる方法を提供するのが本発明の目的で
ある。特に或る亜型A及びAB細胞をO型細胞としそれ
により細胞がそのまま残りそしてもしあるとしても殆ど
溶血素を行わずそして得られた組成物が輸血療法に用い
られうるのがのが本発明の目的である。又特にA及びA
B細胞の或る亜型をO型細胞に転換しそれにより細胞が
そのままで残りそしてもしあるとしても殆ど溶血素を行
わずそして得られた組成物が輸血療法に用いられうるの
が本発明の目的である。
【0016】本発明はA(中間体)即ちAint及びA
2 細胞及び対応するAB細胞即ちAintB及びA 2
細胞のO細胞への転換に関する。O細胞へ転換されるこ
れらの細胞は以下「Aint−A2 細胞」と名付けられ
そしてこの用語は対応するB細胞例えばA2 B細胞も含
むのである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば (i)Aint又はA赤血球をpH5.6〜5.8に
平衡させ、 (ii)次に該Aint又はA赤血球中のA抗原をH
抗原に転換するのに充分な時間上述の平衡されたAin
t又はA赤血球と細菌以外の酵素源から得られたα−
N−アセチルガラクトースアミニダーゼ酵素とを接触さ
せてO赤血球を製造し、 (iii)該O赤血球から該酵素を除去し、そして (iv)該O赤血球をpH7.2〜7.4に再平衡させ
る方法により上述の目的は達成される。
【0018】本方法は鳥類の肝臓から得られたα−N−
アセチルガラクトースアミニダーゼを用いて好ましくは
行われる。種々の鳥類の肝臓が用いられニワトリ、七面
鳥、鳩などのそれらを含む。これらの源から得られるα
−N−アセチルガラクトースアミニダーゼは酵素的転換
の点で優れた活性を有することが分かった。活性成分が
他の肝臓蛋白質から分離出来てそれにより反応物が他の
源例えば細菌及び哺乳動物の肝臓から得られるN−アセ
チルガラクトースアミニダーゼより純粋なのでこの酵素
源がさらに好ましい。その結果N−アセチルガラクトー
スアミン部分の開裂が一層良好に達成されそれにより純
粋でしかも一層生物学的に両立しうる生成物が得られ
る。本発明の転換された細胞は天然に生じたO型赤血球
の形で働きそして輸血療法に用いられうる。
【0019】原料の赤血球の抗原性に応じて異なった生
成物が得られる。従ってA2 B赤血球から出発するとき
型B赤血球は(a)A抗原性の不存在、(b)天然に生
ずるA2 B細胞より大きいH抗原性、(c)B抗原性の
存在および(d)天然に生ずるA2 B赤血球の60〜9
0%のアデノシン−5′−三燐酸(ATP)含量による
特徴をもって生成される。
【0020】この転換されたA2 B赤血球はさらに天然
に生ずるA2 B赤血球の60〜90%の2,3−ジホス
ホグリセリン酸(2,3DPG)含量により特徴付けら
れうる。一般にこの転換されたA2 B赤血球(いまでは
B赤血球)は全細胞ヘモグロビンの重量に基づいて0.
1〜1%の範囲の天然に生ずるA2 B細胞のメト−ヘモ
グロビン含量に比べて赤血球中の全ヘモグロビンの2〜
6%のメト−ヘモグロビン含量を有する。好ましくはそ
れぞれのATP及び2,3−DPG含量は70〜90%
の範囲そして特に80〜90%である。
【0021】酵素的転換が又B型ではないAint−A
2 細胞について行われるとき生成物はさらに (a)末端α−フコース部分、 (b)O抗原性 (c)A抗原性の不存在、および (d)天然に生ずるO赤血球の60〜90%のアデノシ
ン−5′−三燐酸(ATP)含量 により特徴付けられる型O赤血球である。
【0022】A2 B赤血球から誘導される型B赤血球の
場合のように2,3−DPG含量は普通天然に生ずるB
赤血球のそれの60〜90%である。同様にATP及び
2,3−DPG含量が天然に生ずる赤血球のそれの70
〜90%そして特に80〜90%の範囲にあることが好
ましい。これらの含量は重量または容量基準の何れかで
示されることが出来そして含量は一般に生化学的方法に
より求められる。これはATPについてはSigma
Technical Bulletin No.366
−UVそして2,3−DPGについてはSigma T
echnical Bulletin No.35−U
Vに示されている。
【0023】A2 B赤血球から誘導されたB赤血球は好
ましくは天然に生ずるA2 B細胞よりも少なくとも20
%大きいH抗原性を有する。H抗原性は植物Uiex
europaeusの種子から得られるレクチンにより
測定されうる。
【0024】転換されたA2 B赤血球はB抗原性により
特徴付けられる。このB抗原性は人間の抗B抗血清との
反応により求められる。同様にAint−A2 赤血球か
ら誘導されたO赤血球は少なくとも2,000,000
個の末端α−フコース部分により特徴付けられる。A抗
原性の不存在は人間の抗A抗血清との反応の不存在によ
り明らかとなる。
【0025】この方法の結果として回収されるO細胞に
は元のAint−A2 細胞に存在した末端的にα−連鎖
したN−アセチルガラクトースアミン部分が実質的に存
在しない。
【0026】もしA2 B細胞がB細胞に転換されるなら
ばこれらは次に米国特許第4,330,619号の方法
によりO細胞に転換されうる。
【0027】本発明の方法においてα−N−アセチルガ
ラクトースアミニダーゼが酵素として用いられる。それ
は遊離の酵素の形でも又は支持体上に支持されていても
よい。支持体は可溶性の支持体例えばデキストラン又は
ポリエチレングリコールであっても又は不溶性の支持体
例えばセルロース及びアクリルアミド、デキストラン、
アガロースの交叉結合重合体であってもよい。
【0028】H抗原型における非溶血素赤血球の実現は
厳密なpH5.6〜5.8へ酵素の不存在下Aint−
2 赤血球の最初に平衡化することにより行われる。平
衡は望ましくは0.05〜0.10Mの濃度の二塩基性
燐酸ナトリウム及び0.15Mの濃度の塩化ナトリウム
に加えて0.02〜0.05Mの濃度くえん酸を含むp
H5.6〜5.8のくえん酸塩・燐酸塩緩衝液を用いて
行われる。
【0029】平衡は通常少なくとも5分間好ましくは1
5分以下の時間緩衝液溶液中に赤血球を懸濁することに
より行われる。本発明の好ましい態様によれば緩衝液は
赤血球から除去されそして新しい緩衝液が再び加えられ
て少なくとも5分間そして好ましくは15分以内の時間
接触する。望ましくは他の新しいアリコート又は緩衝液
と赤血球との第三の接触が行われそしてこの第三の接触
は又少なくとも5分間そして好ましくは15分間以内で
ある。
【0030】緩衝液と赤血球との全接触時間は2時間以
内であることを生体外のテストは示しているが生体内を
考慮すると接触時間は2時間を超えず好ましくは1/2
時間より短くなくそして好ましくは1時間より長くない
ことが好ましい。目的が細胞体をそのままにしてA抗原
をH抗原に転換しそれにより輸血療法に用いられるとき
細胞がその通常の機能特に酵素の吸着及び放出を行うこ
とが出来ることを記憶しておくべきである。
【0031】酵素による赤血球の接触が細胞が5.6〜
5.8に平衡された後にのみ生ずることは本発明の極め
て重要な他の特徴である。換言すれば赤血球はpH低下
物質(緩衝液)と混合している間酵素とは最初に接触し
ない。
【0032】5.6〜5.8への平衡は20°〜26℃
好ましくは室温で行われる。大気圧以下及び大気圧以上
の圧力は必要とせず大気圧が用いられる。
【0033】赤血球が5.6〜5.8に平衡されるとH
型抗原へのA型抗原の酵素的転換は簡単になる。酵素的
反応は細胞100〜1,000μl当たり12〜250
酵素単位を用い遊離又は支持された型のα−N−アセチ
ルガラクトースアミニダーゼを用いることにより行われ
る。好ましくは酵素は細胞800〜1,000μl当た
り160〜200単位の量で存在する。酵素的転換は3
0〜150分好ましくは45〜60分26〜37℃好ま
しくは32〜37℃で行われる。
【0034】上述したように酵素は遊離の酵素の形又は
支持された酵素の形であり、支持体は可溶性又は不溶性
の支持体である。デキストランは好ましい可溶性の支持
体であり特に分子量の平均が20,000〜80,00
0のデキストランがそうである。他の好ましい可溶性の
支持体は平均分子量が10,000〜80,000のポ
リエチレングリコールである。固体(不溶性)の支持体
は交叉結合したデキストラン、アガロース及びセルロー
スを含む。
【0035】酵素処理の次に酵素は赤血球から除去され
そして赤血球は緩衝液により洗滌されそして15〜30
分間緩衝液と接触させたままにしておき次に最後の洗滌
を行うことによりpH7.2〜7.4に再平衡される。
洗滌はpHを7.2〜7.4に調節しそして酵素及び遊
離のN−アセチルガラクトースアミニダーゼを除去する
という二つの目的のためである。用いられうる洗滌溶液
は下記の緩衝液を含むものを含む。濃度0.9%の塩化
ナトリウムおよび3部の一塩基性塩に対する7部の二塩
基性塩の比の濃度0.01Mの燐酸カリウムを含む燐酸
塩緩衝の食塩水。洗滌は20°〜26℃好ましくは室温
で少なくとも3回好ましくは3〜5回行われる。洗滌が
洗滌溶液中に酵素の存在をもはや認めなくなる迄行うべ
きであることを除いて洗滌の回数については何も要求さ
れない。
【0036】次に細胞はH抗原の形でありそして輸血療
法に用いられうる。輸血に用いる目的のため細胞は生理
学上許容されうる媒体により希釈される。生理学上許容
しうる媒体は0.9%塩化ナトリウムよりなる滅菌等張
性食塩溶液および0.2%デトストロースを含む滅菌等
張性食塩溶液を含む。一般的に媒体中の細胞の濃度は4
0〜70%好ましくは40〜45%である。これらの条
件は新しいしかも融解したパックされた赤血球の輸血に
用いられるのに等しい。本発明の細胞は公知のパックさ
れた細胞が輸血されるのと同じやり方で輸血されうる。
【0037】処理後アデノシン−5′−三燐酸(AT
P)含量が60%以上残り2,3−ジホスホグリセリン
酸(2,3DPG)含量が又60%以上残ることが細胞
代謝の研究で示される。これは細胞の形の維持及び通常
の酵素結合及び交換を行わせる。
【0038】本方法により用いられる緩衝液及び培養条
件は3時間以内の培養で80〜90%又はそれ以上の保
持のATP含量及び70〜90%の2,3DPGがある
生成物をもたらす。
【0039】酵素としてα−N−アセチルガラクトース
アミニダーゼを用いることによりH活性へのAint−
2 細胞の完全な転換が得られた。この転換に必要な時
間は酵素に依存しそして酵素の量の増大により減少す
る。これらの細胞の顕微鏡的検査はそれらに大きな形態
学上の異常性がなくそしてそれらが球状赤血球円板赤血
球交換をしうることを示す。3膜成分、Rh及びMおよ
びN抗原及びシアル酸は元のA細胞と転換されたH細胞
との間に大きな変化を示さない。又型A2 B細胞がこの
酵素によりBHに転換されるとき細胞のB活性の水準に
変化がなくそしてB及びO(H)細胞が酵素により影響
を受けないそれらの活性を有することが分かっている。
転換された細胞は自己由来の血漿によりチエックされそ
して汎凝集化を示さない。
【0040】酵素が支持された酵素の形で用いられると
き転換が行われるのが望まれる。好ましくは支持体は可
溶性支持体でありそして最も好ましくは分子量20,0
00〜80,000のデキストランである。酵素は共有
結合材として臭化シアノゲンを用いて溶性支持体に付着
する。しかし未結合の材料から酵素デキストランの共役
を離すために粗製酵素標品をデキストランに結合する前
にセファデックスG−100ゲル濾過を用いる簡単な精
製法にかける必要があろう。
【0041】精製条件は完全に未結合材料のないデキス
トラン又は外の可溶性支持体に共有的に結合した酵素の
生成物の使用を可能にする。酵素・可溶性支持体の共役
例えば酵素デキストラン共役は遊離の酵素標品と同じ特
異性及び能力(赤血球の表面からのA決定子の除去のた
めの)を有しそして活性の損失なしに再使用されそして
貯えられうる。この共役の使用は望ましい。それはそれ
らが繰り返して用いられそしてそれらの使用が遊離の酵
素が用いられるときのような原料酵素材料中の不純物に
よる副反応により特徴付けられないからである。これら
の不純物は一層容易にコントロールされてカップリング
のために僅かに部分的に精製された標品のみの使用を可
能にする。
【0042】不動化された酵素は一層容易にそれらの基
質から分離されて遊離の酵素標品のグリコシダーゼ分子
又は汚染蛋白質の若干が非可逆的に細胞構造に結合しそ
れにより潜在的に抗体生成物質を導入するかまたは細胞
の膜を損ずるような厳しい洗滌条件の下においてのみ除
去されうるような可能性を最小にする。
【0043】新しいニワトリの肝臓から無関係の脂肪を
取り去りそしてアセトンによる抽出により又は凍結乾燥
により脱水する。乾燥且粉末になったニワトリの肝臓
(140g)を4℃pH4.0の0.01M酢酸ナトリ
ウムと混合しそして沈降(2〜16時間)させられる細
い懸濁液を得るためにブレンダー(10〜30分間)に
かけられる。上澄み液の回収は遠心分離により行われ
る。
【0044】次に固体の硫酸アンモニウムを徐々に上澄
み液に加えて濃度30%とする。得られた沈澱物を遠沈
により除去し硫酸アンモニウムを再び加えて最後の濃度
を50%として他の酵素及び蛋白質の混合物の一部とし
て用いられる酵素α−N−アセチルガラクトースアミニ
ダーゼを含む沈澱物を生ずる。沈澱物を遠心分離により
ペレットとしpH5.0の0.01M酢酸ナトリウムに
ついて透析して付着した硫酸アンモニウムを除去しそし
てペレットを溶解させる。溶解した混合物を先ずイオン
交換クロマトグラフィにかけ次にゲル濾過により汚染し
た物質を次α−N−アセチルガラクトースアミニダーゼ
から分ける。
【0045】特に1500〜1800単位のα−N−ア
セチルガラクトースアミニダーゼを含む混合物がpH
5.0の0.01M酢酸ナトリウムで平衡した陽イオン
交換剤カルボキシメチルセルローズ(CM−52Wha
tman)のカラム(5×16cm、300ミリリット
ル)に適用される。0.05M酢酸ナトリウム(pH
5.0)によるカラムの洗滌後0.07M酢酸ナトリウ
ムから0.2M酢酸ナトリウム(pH5.0)に及ぶ線
状の勾配が適用され(それぞれ750ミリリットル)α
−N−アセチルガラクトースアミニダーゼを含む蛋白質
フラクションの溶離をもたらす。
【0046】このフラクションは次に0.01M燐酸カ
リウム緩衝液(pH6.0)について透析され同一の緩
衝液により平衡にさせられた陰イオン交換剤ジエチルア
ミノエチルセファデックス(A−50Pharmaci
a)を含むカラム(2.5×13cm,60ミリリット
ル)に適用される。カラムを同一の緩衝液により洗滌す
るとα−N−アセチルガラクトースアミニダーゼ含有フ
ラクションが溶離しそれを濃縮しそして多孔性アガロー
ス(セファデックスG−100Pharmacia)を
含むカラム(2.5×10cm)を通すゲル濾過にかけ
る。酵素を含む溶離帯は濃縮されそして今一度ゲル濾過
を行いこの時はカラム(バイオゲルP−150,Bio
Rad;2.5×150)(多孔質のポリアクリルア
ミド・アガロース混合物含有)を用いる。得られた酵素
フラクションは記述したようにH抗原性へのAint−
2 細胞の転換に用いられうる。
【0047】pH5.7及び32℃で7.6%のα−N
−アセチルガラクトースアミニダーゼの活性で存在する
α−ガラクトーシダーゼを除いて検出しうるエキソグリ
コシダーゼ活性は見い出されない。酵素活性はpH4及
び37℃で蛋白質1mg当たり24〜30単位またはp
H5.7及び32℃で蛋白質1mg当たり3〜4単位で
ある。4℃におけるその等電点はエレクトロフォーカシ
ングにより求めて7.5〜7.8の間である。鳥類の肝
臓からの酵素の標品は公知である(Wong及びWei
ssman,Biochemistry,vol.1
6,No.6,1971,1067〜1072ページ)
が、この公知の方法はこの活性水準又はこのエキソグリ
コシダーゼの不存在で所望の酵素をもたらさない。
【0048】中間体−A2 及びA2 B細胞は1981年
8月に発行されたそのリーフレット1−DL−C−01
にAcugenicsにより述べられたスライド方法に
おいて抗A1 レクチンを用いることによりA1 細胞から
区別される。本方法によれば型A1 及びA1 Bは1分以
内で激しく凝集する。中間体細胞は弱く凝集しそしてA
2 及びA2 B細胞はこの間凝集を示さない。
【0049】本発明の本質及びそれを行う方法を一層良
く説明するために下記の実施例が示される。添付図面は
時間の関数としての凝集単位の名でA2 B細胞のHB細
胞への転換を示しそしてA抗原性が完全にH抗原性
(「O細胞」)に転換されたこと及びB抗原性が一定に
保たれそしてH抗原がO細胞の水準に増大することを示
す。
【0050】
【実施例】前述の如く作られた酵素を用いH活性へのA
int−A2 細胞の完全な転換及びA2 B細胞のそれぞ
れのHB対応物への完全な転換が赤血球凝集定量により
測定される。この転換に必要な時間は再び酵素的に依存
しそして酵素の量の増加により減少し例えばAint細
胞(0.1ミリリットル)のとき90分(7単位)から
60分(12単位)30分(18単位)となる。この代
表的な細胞の酵素処理の結果は表1に示される。処理条
件は32℃における等張性食塩水インキュベーションに
おけるくえん酸塩・燐酸塩緩衝液pH5.7(0.02
Mくえん酸及び0.06M二塩基性燐酸ナトリウム)及
び低速のロータリーミキサーの使用を含む。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】赤血球のA型細胞の或る亜型をO型細胞
に転換してO型細胞として輸血療法に用いることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】A2 B細胞のHBへの酵素転換を示すグラフで
ある。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)Aint又はA赤血球をpH
    5.6〜5.8に平衡させ、 (ii)次に該Aint又はA赤血球中のA抗原をH
    抗原に転換するのに充分な時間上述の平衡されたAin
    t又はA赤血球と細菌以外の酵素源から得られたα−
    N−アセチルガラクトースアミニダーゼ酵素とを接触さ
    せてO赤血球を製造し、 (iii)該O赤血球から該酵素を除去しそして (iv)該O赤血球をpH7.2〜7.4に再平衡させ
    る方法によって製造される、 (a)少なくとも2,000,000個の末端α−フコ
    ース部分を含み、 (b)末端α−N−アセチルガラクトースアミン部分が
    実質的に存在せずそして (c)天然に生ずるAB赤血球の60〜90%のアデ
    ノシン−5’−三燐酸(ATP)含量を有するO赤血
    球。
  2. 【請求項2】 該赤血球が天然に生ずるO赤血球の70
    〜90%のATP含量を有する請求項1記載の赤血球。
  3. 【請求項3】 該赤血球が天然に生ずるO赤血球の60
    〜90%の2,3−ジホスホグリセリン酸(2,3DP
    G)含量を有する請求項1記載の赤血球。
  4. 【請求項4】 該赤血球が天然に生ずるO赤血球の70
    〜90%の2,3DPG含量を有する請求項3記載の赤
    血球。
  5. 【請求項5】 該赤血球がO抗原性の存在を特徴とする
    請求項1記載の赤血球。
  6. 【請求項6】 (i)Aint又はA赤血球をpH
    5.6〜5.8に平衡させ、 (ii)次に該Aint又はA赤血球中のA抗原をH
    抗原に転換するのに充分な時間上述の平衡されたAin
    t又はA赤血球と細菌以外の酵素源から得られたα−
    N−アセチルガラクトースアミニダーゼ酵素とを接触さ
    せてO赤血球を製造し、 (iii)該O赤血球から該酵素を除去しそして (iv)該O赤血球をpH7.2〜7.4に再平衡させ
    ることよりなる、 (a)少なくとも2,000,000個の末端α−フコ
    ース部分を含み、 (b)末端α−N−アセチルガラクトースアミン部分が
    実質的に存在せずそして (c)天然に生ずるAB赤血球の60〜90%のアデ
    ノシン−5,−三燐酸(ATP)含量を有するO赤血球
    を製造する方法。
  7. 【請求項7】 該α−N−アセチルガラクトースアミニ
    ダーゼが鳥類の肝臓より得られたものである請求項6記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 該α−N−アセチルガラクトースアミニ
    ダーゼがpH4及び37℃で蛋白1ミリリットル当たり
    24〜30単位の酵素活性を有する請求項記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 該α−N−アセチルガラクトースアミニ
    ダーゼがpH5.7及び32℃で蛋白1ミリリットル当
    たり3〜4単位の酵素活性を有する請求項記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 該酵素が4℃で7.5〜7.8の間の
    等電点を有する請求項記載の方法。
  11. 【請求項11】 該酵素が遊離の酵素の形である請求項
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 該酵素が支持された形である請求項
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 該支持体が可溶性支持体である請求項
    12記載の方法。
  14. 【請求項14】 該支持体が不溶性支持体である請求項
    12記載の方法。
  15. 【請求項15】 B型でないAint−A細胞がH抗
    原型に転換される請求項記載の方法。
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