JPS6043217A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS6043217A JPS6043217A JP58150155A JP15015583A JPS6043217A JP S6043217 A JPS6043217 A JP S6043217A JP 58150155 A JP58150155 A JP 58150155A JP 15015583 A JP15015583 A JP 15015583A JP S6043217 A JPS6043217 A JP S6043217A
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- G—PHYSICS
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- Lubricants (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は磁気記録媒体に関する。更に詳しく小分散剤に
よって磁性体粉末の配向性が改善さＩｔているため、大
きなヒステリシス角形比を有し、しかも耐摩耗性の優れ
た磁気記録媒体に関する。
よって磁性体粉末の配向性が改善さＩｔているため、大
きなヒステリシス角形比を有し、しかも耐摩耗性の優れ
た磁気記録媒体に関する。
磁気記録媒体は、一般に、磁性体粉末と樹脂等から製造
される磁性塗料をポリエステルフィルム等の基体上に種
々の方法で塗布することによって製造されている。
される磁性塗料をポリエステルフィルム等の基体上に種
々の方法で塗布することによって製造されている。
しかるに、磁性塗料中における磁性体粉末の分散性が不
均一である場合には、得られる磁気記録媒体中の磁性体
粉末の配向性が低下し、その結果、ヒステリシス角形比
が減少すると共に、ノイズ特性の低下、再生出力の減少
を招く。
均一である場合には、得られる磁気記録媒体中の磁性体
粉末の配向性が低下し、その結果、ヒステリシス角形比
が減少すると共に、ノイズ特性の低下、再生出力の減少
を招く。
このため、磁性体塗料中には、磁性体粉末の分散性を向
上せしめるべく、界面活性剤等の分散剤が添加されるの
が普通である。
上せしめるべく、界面活性剤等の分散剤が添加されるの
が普通である。
しかしながら、今日まで知られている分散剤の多くは、
その添加量が増すに従って、分散剤が磁気記録媒体表面
に滲出した。！ｌ）（ブリード現象）、磁気記録媒体フ
ィルムが癒着しだシ（ブロッキング現象）、塗膜が軟化
する等によって耐摩耗性が低下するという問題があった
。
その添加量が増すに従って、分散剤が磁気記録媒体表面
に滲出した。！ｌ）（ブリード現象）、磁気記録媒体フ
ィルムが癒着しだシ（ブロッキング現象）、塗膜が軟化
する等によって耐摩耗性が低下するという問題があった
。
例えば、本発明者等は、磁性体粉末の分散剤として、モ
ノアルキルもしくはモノアルキルフェニルポリエチレン
グリコールのリン酸エステルを用いると、磁気塗料中の
磁性体粉末の分散性が向上するため、磁気記録媒体のヒ
ステリシス角形比が著しく増大することを見い出した。
ノアルキルもしくはモノアルキルフェニルポリエチレン
グリコールのリン酸エステルを用いると、磁気塗料中の
磁性体粉末の分散性が向上するため、磁気記録媒体のヒ
ステリシス角形比が著しく増大することを見い出した。
しかし、この分散剤は、その添加量を増大させると、塗
膜にブリード１ノロツキング、軟化等の不都合な現象が
現れ、塗膜の耐摩耗性が激減するという欠点があった。
膜にブリード１ノロツキング、軟化等の不都合な現象が
現れ、塗膜の耐摩耗性が激減するという欠点があった。
このため、このような欠点を克服した、ヒスプリシス角
形比および耐摩耗性のいずれも大きい磁気記録媒体の開
発が望まれていた。
形比および耐摩耗性のいずれも大きい磁気記録媒体の開
発が望まれていた。
本発明はヒステリシス角形比および耐摩耗性の大きな磁
気記録媒体を提供することを目的とする。
気記録媒体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重かた
結果、レシチンと特定のリン酸ニスデルからなる分散剤
を用いて、磁気塗料中に磁性粉末を分散させると、得ら
れる磁気記録媒体が高いヒステリシス角形比および耐摩
耗性を有するという事実を見出し、本発明を完成した。
結果、レシチンと特定のリン酸ニスデルからなる分散剤
を用いて、磁気塗料中に磁性粉末を分散させると、得ら
れる磁気記録媒体が高いヒステリシス角形比および耐摩
耗性を有するという事実を見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末と；〔式中、
Ｂ−４ｐ Ｒ２＋ Ｒ５は互に同一であっても、異なっ
てもよく、Ｒ，、Ｒ２，Ｒ３はＲ４０（−ＣＨ２ＣＨ２
Ｏ九（Ｒ４は炭素数８〜２０個のアルキル基又はアルキ
ル基部分の炭素数が８〜２０個のアルキルフェニル基を
、ｎは２〜１０の数を表わす。以下同じ。）又はＨＯ−
を表わす。但し、Ｒ１、Ｒ２１Ｒ３の少なくとも１種は
Ｒ４０そＣＨ２ＣＨ２０−）ｎである。〕で示されるリ
ン酸エステルと；レシチンと；結合材とから成ることを
特徴とする。
Ｂ−４ｐ Ｒ２＋ Ｒ５は互に同一であっても、異なっ
てもよく、Ｒ，、Ｒ２，Ｒ３はＲ４０（−ＣＨ２ＣＨ２
Ｏ九（Ｒ４は炭素数８〜２０個のアルキル基又はアルキ
ル基部分の炭素数が８〜２０個のアルキルフェニル基を
、ｎは２〜１０の数を表わす。以下同じ。）又はＨＯ−
を表わす。但し、Ｒ１、Ｒ２１Ｒ３の少なくとも１種は
Ｒ４０そＣＨ２ＣＨ２０−）ｎである。〕で示されるリ
ン酸エステルと；レシチンと；結合材とから成ることを
特徴とする。
用いる磁性体粉末は、当業者に知られたいかなる磁気記
録用磁性体粉末であってもよく、好ましくは磁気特性の
侵れた７−Ｆｅ２０５１ Ｃｏ被着ｙ−Ｆｅ２０５など
の針状結晶、金属磁性体または一般式ＭＯ・ｎ （Ｆｅ
２Ｏ３） （式中、ＭはＢａ ｔ Ｓｒ ｅ Ｐｂ 拳
ＣＩＬのいずれか１種、ｎはＦ〜６の数を表オフし、Ｆ
ｅの一部はＴｉ ＋ Ｃｏ ＊ Ｚｎ 、 Ｉｎ 、
Ｍｔｔ 、 Ｃｕ ｒ Ｇｅ ＋ Ｎｂ等の遷移金属で
置換されていてもよい。）で示される六方晶フェライト
粉末である。特に好ましくは、高密度垂直磁化記録に適
する、平均Ｎ＜ｘ径ｏ、ｏ ｉ〜０．３μｍ、保磁力２
００〜２００００ｅの六方晶系フェライト粉末が用いら
れる。
録用磁性体粉末であってもよく、好ましくは磁気特性の
侵れた７−Ｆｅ２０５１ Ｃｏ被着ｙ−Ｆｅ２０５など
の針状結晶、金属磁性体または一般式ＭＯ・ｎ （Ｆｅ
２Ｏ３） （式中、ＭはＢａ ｔ Ｓｒ ｅ Ｐｂ 拳
ＣＩＬのいずれか１種、ｎはＦ〜６の数を表オフし、Ｆ
ｅの一部はＴｉ ＋ Ｃｏ ＊ Ｚｎ 、 Ｉｎ 、
Ｍｔｔ 、 Ｃｕ ｒ Ｇｅ ＋ Ｎｂ等の遷移金属で
置換されていてもよい。）で示される六方晶フェライト
粉末である。特に好ましくは、高密度垂直磁化記録に適
する、平均Ｎ＜ｘ径ｏ、ｏ ｉ〜０．３μｍ、保磁力２
００〜２００００ｅの六方晶系フェライト粉末が用いら
れる。
六方晶系フェライトの平均粒径を０．０１〜０．３μｍ
とするのは、平均粒径が０．０１μｍ未満では磁気１己
録に要する強い磁性を呈さす、また０、３μｍを超える
と、高密度記録を有利に行い難くなる力）らである。ま
た、保磁力を２００〜２００００ａとするのは、保磁力
が２０００ｐ未満では記録密度を高めることができず、
一方、２００００ｅを超えると磁気言己録ヘッドが飽和
してしまうからである。
とするのは、平均粒径が０．０１μｍ未満では磁気１己
録に要する強い磁性を呈さす、また０、３μｍを超える
と、高密度記録を有利に行い難くなる力）らである。ま
た、保磁力を２００〜２００００ａとするのは、保磁力
が２０００ｐ未満では記録密度を高めることができず、
一方、２００００ｅを超えると磁気言己録ヘッドが飽和
してしまうからである。
分散剤としては、リン酸エステルとレシチンカ；併用さ
れる。このうち、リン酸エステルは磁ＩＥ体粉末の分散
性を高め、ヒステリシス角形比をｊ着火せしめる成分で
あシ、レシグーンはゾｌｊ １７およびブロッキングを
防止し、磁気記録媒体の面十久性を向上せしめる成分で
ある。
れる。このうち、リン酸エステルは磁ＩＥ体粉末の分散
性を高め、ヒステリシス角形比をｊ着火せしめる成分で
あシ、レシグーンはゾｌｊ １７およびブロッキングを
防止し、磁気記録媒体の面十久性を向上せしめる成分で
ある。
用いるリン酸エステルは、式：
〔式中、ＲｌＤ Ｒ２，Ｒ３は互に同一であっても、異
なってもよく、Ｒ１＋ Ｒ２ｅ Ｒ３はＲ４０−Ｅ−Ｃ
Ｈ２Ｃ）Ｉ、、Ｏ−３−。
なってもよく、Ｒ１＋ Ｒ２ｅ Ｒ３はＲ４０−Ｅ−Ｃ
Ｈ２Ｃ）Ｉ、、Ｏ−３−。
（Ｒ４は炭素数８〜２０個のアルキル基又はアルキル基
部分の炭素数が８〜２０個のアルキルフェニル基を、ｎ
は２〜１０の数を表わす。以下同じ。）又はＨＯ−を表
わす。但し、Ｒ１＋ Ｒ２ｐ Ｒｓの少なくとも１種け
Ｒ４０ＣＣＨ２ＣＨ２０−）ｎである。〕で示される。
部分の炭素数が８〜２０個のアルキルフェニル基を、ｎ
は２〜１０の数を表わす。以下同じ。）又はＨＯ−を表
わす。但し、Ｒ１＋ Ｒ２ｐ Ｒｓの少なくとも１種け
Ｒ４０ＣＣＨ２ＣＨ２０−）ｎである。〕で示される。
前記式中のＲ４のアルキル基の炭素数を８〜２０個とす
るのは、アルキル基が炭素数８個未満もしくは２０個を
超えると、リン酸エステルの分散能が低下し、得られる
磁気記録媒体のヒステリシス角形比が減少するからであ
る。
るのは、アルキル基が炭素数８個未満もしくは２０個を
超えると、リン酸エステルの分散能が低下し、得られる
磁気記録媒体のヒステリシス角形比が減少するからであ
る。
同様の理由によって、磁気記録媒体のヒステリシス角形
比を高めるべく、エチレンオキシド単位の繰り返し数ｎ
は２〜１０に選ばれる。
比を高めるべく、エチレンオキシド単位の繰り返し数ｎ
は２〜１０に選ばれる。
レシチンとしては、大豆油レシチン、卵黄レシチン、肝
臓レシチン等が挙げられる。レシチンは、式： で示される化合物であシ、通常Ｒ５は炭素数１１〜１８
のアルキル基である。
臓レシチン等が挙げられる。レシチンは、式： で示される化合物であシ、通常Ｒ５は炭素数１１〜１８
のアルキル基である。
リン酸エステルとレシチンから成る分散剤の含有量は磁
性体粉末１００重量部に対して２〜６重量部であるのが
好ましく、またリン酸エステルとレシチンの含有重量比
は５：１〜１：１であることが好ましい。分散剤含有量
が２重量未満では、磁性体粉末に対する分散能が小さく
、一方、６７ｔＣ−、ｆｆｉ：部を超えると、耐摩耗性
が減少するからであり、また、リン酸エステルとレシチ
ンの含有量比が１未満であると角形比が減少し、５を超
えると耐摩粍性が低下するためである。
性体粉末１００重量部に対して２〜６重量部であるのが
好ましく、またリン酸エステルとレシチンの含有重量比
は５：１〜１：１であることが好ましい。分散剤含有量
が２重量未満では、磁性体粉末に対する分散能が小さく
、一方、６７ｔＣ−、ｆｆｉ：部を超えると、耐摩耗性
が減少するからであり、また、リン酸エステルとレシチ
ンの含有量比が１未満であると角形比が減少し、５を超
えると耐摩粍性が低下するためである。
用いる結合材としては、例えば、塩化ビニル系、アクリ
ル系、ポリウレタン系および繊維素系等の公知の重合体
を挙げることができる。結合剤の含有量は、通常、磁性
体粉末ｉｏｏ重量部に対して、１５〜２５重量部とする
。
ル系、ポリウレタン系および繊維素系等の公知の重合体
を挙げることができる。結合剤の含有量は、通常、磁性
体粉末ｉｏｏ重量部に対して、１５〜２５重量部とする
。
本発明の磁気記録媒体は、例えば次のようにして得るこ
とが出来る。先ず磁性体粉末、結合剤、リン酸エステル
とレシチンとからなる分散剤をそれぞれ適量秤量し、こ
れをテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、酢酸ブ
チル、トルエン、シクロヘキサン等から成る適切な溶媒
に加えて、磁気塗料を調製する。次に、この磁気塗料を
例えばポリエステルフィルム等の支持体表面に公知の方
法で塗布し、乾燥することによって本発明の磁気記録媒
体が得られる。
とが出来る。先ず磁性体粉末、結合剤、リン酸エステル
とレシチンとからなる分散剤をそれぞれ適量秤量し、こ
れをテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、酢酸ブ
チル、トルエン、シクロヘキサン等から成る適切な溶媒
に加えて、磁気塗料を調製する。次に、この磁気塗料を
例えばポリエステルフィルム等の支持体表面に公知の方
法で塗布し、乾燥することによって本発明の磁気記録媒
体が得られる。
以上の説明から明らかな通シ、本発明の磁気記録媒体は
■分散能の優れたリン酸エステルを分散剤として用いる
ので、磁性体の配向性が改善され、その結果、大きなヒ
ステリシス角形比を有し、しかも■レシチンを併用して
いるので、比較的高い分散剤濃度においても、塗膜がブ
リード、ブロッキング、軟化等を起すことがなく、その
結果、耐摩耗性に優れるという効果を奏し、その工業的
価値は極めて犬である。
■分散能の優れたリン酸エステルを分散剤として用いる
ので、磁性体の配向性が改善され、その結果、大きなヒ
ステリシス角形比を有し、しかも■レシチンを併用して
いるので、比較的高い分散剤濃度においても、塗膜がブ
リード、ブロッキング、軟化等を起すことがなく、その
結果、耐摩耗性に優れるという効果を奏し、その工業的
価値は極めて犬である。
以下、本発明の磁気記録媒体を実施例に沿って詳説する
。
。
先ず、粒径Ｏ１０８μｍ、保磁力８０００ｅのｎ ａ
（ＣＯＴ ｓ ） ｏ、５Ｆ ｅ ＋ ＋ ｏ １９粉
末１００重敗部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体１０
．２重量部、ホリウレタン樹脂８．２重量部、大豆油レ
シチン（構成脂肪酸のＲ５が炭素数１１〜１８のアルキ
ル基であるもの）１．５重量部と下記のアルキルフェニ
ル、＋９１Ｊエチレングリコールのリン酸モノエステル
を主成分とするリン酸エステル２．５重量部を、メチル
エチルケトン１５０重量部、トルエン１００重溝部。
（ＣＯＴ ｓ ） ｏ、５Ｆ ｅ ＋ ＋ ｏ １９粉
末１００重敗部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体１０
．２重量部、ホリウレタン樹脂８．２重量部、大豆油レ
シチン（構成脂肪酸のＲ５が炭素数１１〜１８のアルキ
ル基であるもの）１．５重量部と下記のアルキルフェニ
ル、＋９１Ｊエチレングリコールのリン酸モノエステル
を主成分とするリン酸エステル２．５重量部を、メチル
エチルケトン１５０重量部、トルエン１００重溝部。
シクロヘキサン５０重量部から成る混合溶媒に添加し、
サンドグラインダーポット中で分散処理し、それぞれ含
有するリン酸エステルの種類のみが異なる２２種類の磁
気塗料を調製した。
サンドグラインダーポット中で分散処理し、それぞれ含
有するリン酸エステルの種類のみが異なる２２種類の磁
気塗料を調製した。
これら磁気塗料のうち、１１種類については、ＦｉＬ記
アルキルフェニルＩリエチレングリゴールのリン酸モノ
エステルの構造要素のｎの数が全て９であり、構造要素
Ｒ４中のアルキル基の炭素数が、第１表の試料番号１〜
１１に示すように、４〜２４である異なるリン酸エステ
ルを含み、他の１１種類については、第１表の試料番号
１２〜２２に示すように、アルキル基の炭素数が全て９
（すなわちノニルフェニル基）であシ、ｎの数が０〜１
８までそれぞれ異なるリン酸エステルを含むものである
。
アルキルフェニルＩリエチレングリゴールのリン酸モノ
エステルの構造要素のｎの数が全て９であり、構造要素
Ｒ４中のアルキル基の炭素数が、第１表の試料番号１〜
１１に示すように、４〜２４である異なるリン酸エステ
ルを含み、他の１１種類については、第１表の試料番号
１２〜２２に示すように、アルキル基の炭素数が全て９
（すなわちノニルフェニル基）であシ、ｎの数が０〜１
８までそれぞれ異なるリン酸エステルを含むものである
。
次に、得られた２２種類の磁気塗料を、それぞれ、ポリ
エステルフィルム上に塗布し、乾燥・平滑化処理して、
厚さ３μｍの塗膜からなる２２種類の磁気記録媒体とし
た。
エステルフィルム上に塗布し、乾燥・平滑化処理して、
厚さ３μｍの塗膜からなる２２種類の磁気記録媒体とし
た。
これら磁気記録媒体につ話、ヒステリシス角形比を測定
した結果を第１表に示す。
した結果を第１表に示す。
また、角形比測定結果は、リン酸エステルのアルキル基
の炭素数の関数として、第１図に、また、ｎの数の関数
として第２図に示した。
の炭素数の関数として、第１図に、また、ｎの数の関数
として第２図に示した。
第１表、第１図および第２図から明らかな通り、分散剤
中のアルキルフェニルポリエチレングリコールのリン酸
モノエステルのアルキル基の炭素数は８〜２０個で、エ
チレンオキシド単位繰返し数ｎは２〜１０の範囲で、大
きな角形比を示したつまた、これらの磁気記録媒体につ
いて、耐摩耗量の測定を行った。この測定は、磁気テー
プをエンドレス状に接続して、これをテープレコーダー
上で、速行スピード約５ ｍ／ ｓｅｃ 、 １００時
間の走行後の磁気記録媒体の減量をめてることによって
行った。摩耗量は試験番号１〜２２のいずれの試料も２
１１ｎ９以下であシ、優れた耐摩耗性を示した。
中のアルキルフェニルポリエチレングリコールのリン酸
モノエステルのアルキル基の炭素数は８〜２０個で、エ
チレンオキシド単位繰返し数ｎは２〜１０の範囲で、大
きな角形比を示したつまた、これらの磁気記録媒体につ
いて、耐摩耗量の測定を行った。この測定は、磁気テー
プをエンドレス状に接続して、これをテープレコーダー
上で、速行スピード約５ ｍ／ ｓｅｃ 、 １００時
間の走行後の磁気記録媒体の減量をめてることによって
行った。摩耗量は試験番号１〜２２のいずれの試料も２
１１ｎ９以下であシ、優れた耐摩耗性を示した。
第１表
実施−例１４〜２０：分散剤含有量と角形比・耐リン酸
エステルの種類、およびリン酸エステルとレシチンから
成る分散剤の添加量以外は、実施例１と同様にして磁気
塗料を得、塗布、乾燥・平滑化処理を行って、本発明の
磁気記録媒体を得た。
エステルの種類、およびリン酸エステルとレシチンから
成る分散剤の添加量以外は、実施例１と同様にして磁気
塗料を得、塗布、乾燥・平滑化処理を行って、本発明の
磁気記録媒体を得た。
リン酸エステルとしては、ノニルフェニルポリエチレン
クリコール（ｎ＝９）のリン酸モノエステルを主成分と
するものを用い、リン酸エステル／レシチンの重量比を
２．５ ／ １．５の一定とし、分散剤の添加量を変え
ることによシ、リン酸エステルとレシチンの合計が磁性
体粉末１００重量部に対して、第２表に示すように２〜
８重量部となる、それぞれ試料番号２３〜２８の８種類
の磁気記録媒体を得た。
クリコール（ｎ＝９）のリン酸モノエステルを主成分と
するものを用い、リン酸エステル／レシチンの重量比を
２．５ ／ １．５の一定とし、分散剤の添加量を変え
ることによシ、リン酸エステルとレシチンの合計が磁性
体粉末１００重量部に対して、第２表に示すように２〜
８重量部となる、それぞれ試料番号２３〜２８の８種類
の磁気記録媒体を得た。
これら磁気記録媒体につき、実施例】と同様にして、角
形比および摩耗量を測定した。その結果を第２表、第３
図および第４図に示す。
形比および摩耗量を測定した。その結果を第２表、第３
図および第４図に示す。
第２表
第３図は、分散剤の添加量と角形比の関係を、第４図は
分散剤の添加量と摩耗量との関係を示す。
分散剤の添加量と摩耗量との関係を示す。
第２表、第３図および第４図から明らかな通シ、分散剤
の添加量は、２〜６重量部であることが好ましく、６重
量部を超えると耐摩耗性が低下する傾向がある。
の添加量は、２〜６重量部であることが好ましく、６重
量部を超えると耐摩耗性が低下する傾向がある。
リン酸エステルの種類、およびレシチンの添加量以外は
、実施例１と同様にして磁気塗料を得、塗布、乾燥・平
滑化処理を行って、本発明の磁気記録媒体を得た。
、実施例１と同様にして磁気塗料を得、塗布、乾燥・平
滑化処理を行って、本発明の磁気記録媒体を得た。
リン酸エステルはノニルフェニルポリエチレングリコー
ル（ｎ ＝ ９ ）のリン酸モノエステルを主成分とす
るものを用い、磁恍体粉末１００重量部に対するその添
加量金２．５重量部の一定に保ち、レシチンの添加量を
変えて、第３表に表すようにリン酸エステル／レシチン
の重量比が５〜０．５となる、それぞれ７種類の磁気記
録媒体を得た。
ル（ｎ ＝ ９ ）のリン酸モノエステルを主成分とす
るものを用い、磁恍体粉末１００重量部に対するその添
加量金２．５重量部の一定に保ち、レシチンの添加量を
変えて、第３表に表すようにリン酸エステル／レシチン
の重量比が５〜０．５となる、それぞれ７種類の磁気記
録媒体を得た。
これら磁気記録媒体について１．実施例１と同様にして
、角形比および摩耗量を測定した。その結果を第３表、
第５図および第６図に示す。
、角形比および摩耗量を測定した。その結果を第３表、
第５図および第６図に示す。
第３表
第５図はリン酸エステル／レシチンの重量比と角形比と
の関係を、第６図はリン酸エステル／レシチンの重量比
と摩耗量との関係を示す。
の関係を、第６図はリン酸エステル／レシチンの重量比
と摩耗量との関係を示す。
第３表、第５図および第６図から明らかな通り、ソー４
１エステル／レシチンの重量比は、５：１〜１：１であ
ることが好ましい。
１エステル／レシチンの重量比は、５：１〜１：１であ
ることが好ましい。
比較例１０
レシチンを添加しないこと以外は、実施例１２、実施例
１６または実施例２３と同様にして、磁気塗料を得、塗
布、乾燥・平滑化処理を行って、磁気記録媒体を得た。
１６または実施例２３と同様にして、磁気塗料を得、塗
布、乾燥・平滑化処理を行って、磁気記録媒体を得た。
これら磁気記録媒体について、前記実施例１２と同様に
して、角形比および摩耗量を測定したところ、角形比は
０．９２であシ、摩耗量は６５ｒｎｇであった。
して、角形比および摩耗量を測定したところ、角形比は
０．９２であシ、摩耗量は６５ｒｎｇであった。
実施例２８
リン酸エステルとしてトリデシルポリエチレングリコー
ル（ｎ＝５）のリン酸モノエステルを主成分とするもの
を用いたこと以外は、実施例１と同様にして磁気塗料を
得、塗布、乾燥・平滑化処理を行って、本発明の磁気記
録媒体を得た。これら磁気記録媒体について、実施例１
と同様にして、角形比および摩耗量を測定したところ、
角形比は０．９２．摩耗量は５ ｍ９であった。
ル（ｎ＝５）のリン酸モノエステルを主成分とするもの
を用いたこと以外は、実施例１と同様にして磁気塗料を
得、塗布、乾燥・平滑化処理を行って、本発明の磁気記
録媒体を得た。これら磁気記録媒体について、実施例１
と同様にして、角形比および摩耗量を測定したところ、
角形比は０．９２．摩耗量は５ ｍ９であった。
リン酸エステルとして、トリデシルポリエチレングリコ
ール（ｎ＝５）のリン酸ジエステルまだはトリエステル
を用いた場合にも、同様に高い角形比と摩耗Ｉが得られ
る。
ール（ｎ＝５）のリン酸ジエステルまだはトリエステル
を用いた場合にも、同様に高い角形比と摩耗Ｉが得られ
る。
磁性体粉末として、Ｂ ａ （ＣｏＴ １ ）ｏ、ｓＦ
ｅ＋ １０４．粉末の代υに、それぞれ、粒径０．６
＃ ０．４ ｅ Ｏ，２ｔｔｍ を保磁力３２０＝６
５０＝ １５０００ｅの７− Ｆｅ２０ｓ ＋Ｃｏ被着
γ−Ｆｅ２０３およびＦｅを主成分とした磁気チーブ用
の金属磁性体粉末を用いた以外は、実施例１２と同様に
して、各々磁性体粉末の種類が異なる３種類の磁気塗料
を得、乾燥、平滑化処理を行って、本発明の３種類の磁
気記録媒体を得だ。
ｅ＋ １０４．粉末の代υに、それぞれ、粒径０．６
＃ ０．４ ｅ Ｏ，２ｔｔｍ を保磁力３２０＝６
５０＝ １５０００ｅの７− Ｆｅ２０ｓ ＋Ｃｏ被着
γ−Ｆｅ２０３およびＦｅを主成分とした磁気チーブ用
の金属磁性体粉末を用いた以外は、実施例１２と同様に
して、各々磁性体粉末の種類が異なる３種類の磁気塗料
を得、乾燥、平滑化処理を行って、本発明の３種類の磁
気記録媒体を得だ。
一方、これら３種の磁気記録媒体との性能比較用として
、分散剤にレシチンを含まないこと以外は前記の方法と
同様にして、各々、磁性体粉末が異なる３種の磁気記録
媒体を得た。
、分散剤にレシチンを含まないこと以外は前記の方法と
同様にして、各々、磁性体粉末が異なる３種の磁気記録
媒体を得た。
これら、磁気記録媒体について、実施例１２と同様にし
て、角形比および摩耗量を測定した結果を第４表に示す
。
て、角形比および摩耗量を測定した結果を第４表に示す
。
第４表
第４表から明らかな通シ、分散剤がリン酸エステルのみ
であって、レシチンが存在しない場合には、角形比、耐
摩耗性のいずれもが低下し、特に、耐摩耗性の低下が著
しかった。
であって、レシチンが存在しない場合には、角形比、耐
摩耗性のいずれもが低下し、特に、耐摩耗性の低下が著
しかった。
第１図はリン酸エステルの構造要素のアルキル基の炭素
数と磁気記録媒体の角形比の関係を、第２図はリン酸エ
ステルの構造要素のエチレンオキシド繰返し単位数ｎと
磁気記録媒体の角形比の関係を示す本発明の説明図であ
る。 第３図は本発明の磁気記録媒体の分散剤含有量とその角
形比の関係を、第４図は本発明の磁気記録媒体の分散剤
含有量とその耐摩耗性の関係を示す説明図である。 第５図は本発明の磁気記録媒体のリン酸エステル／レシ
チン重量比とその角形比との関係を、第６図は本発明の
磁気記録媒体のリン酸エステル／レシチン重預比とその
耐摩耗量の関係を示す説明スである。
数と磁気記録媒体の角形比の関係を、第２図はリン酸エ
ステルの構造要素のエチレンオキシド繰返し単位数ｎと
磁気記録媒体の角形比の関係を示す本発明の説明図であ
る。 第３図は本発明の磁気記録媒体の分散剤含有量とその角
形比の関係を、第４図は本発明の磁気記録媒体の分散剤
含有量とその耐摩耗性の関係を示す説明図である。 第５図は本発明の磁気記録媒体のリン酸エステル／レシ
チン重量比とその角形比との関係を、第６図は本発明の
磁気記録媒体のリン酸エステル／レシチン重預比とその
耐摩耗量の関係を示す説明スである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、磁性粉末と； 〔式中、Ｒ，、Ｒ２，Ｒ３は互に同一であっても、異な
ってもよく、Ｒ４ｔ Ｒ２ｔ Ｒ３はＲ４０＋ＣＨ２Ｃ
Ｈ２Ｏ＋ｎ（Ｒ４は炭素数８〜２０個のアルキル基又は
アルキル基部分の炭素数が８〜２０個のアルキルフェニ
ル基を、ｎは２〜１０の数を表わす。以下同じ。）又は
ＨＯ−を表わす。但し、Ｒ４＊ Ｒ２＊ Ｒｓの少なく
とも１種はＲ４ｏ＋ｃＨ２ｃｕ２ｏ＋、−ｃある。〕で
示されるリン酸エステルと；レシチンと；結合材とから
成ることを特徴とする磁気記録媒体。 ２、磁性粉末が７− Ｆｅ２０５ｅ ＣＯ被着γ−Ｆｅ
２Ｏ３、金属磁性体粉末、一般式： Ｍｏ−ｎ （Ｆｅ
２Ｏ３） （式中、ＭはＢａ ＊ Ｓｒ ＋ Ｐｂ ｓ
Ｃａのいずれか１種、ｎは５〜６の数を表わし、Ｆｅ
の一部はＴｌ 、 Ｃｏ ＊ Ｚｎ ＋Ｉｎ 、 Ｍｎ
ｅ Ｃｕ ｅ Ｇｅ ＋ Ｎｂ等０遷移金属で置換さ
れていてもよい。）で示される六方晶フェライトの群か
ら選ばれる少なくとも１種の磁性体からなる特許請求の
範囲第１項記載の磁気記録媒体。 ３、 六方晶フェライトが保磁力２００〜２００００ｅ
である特許請求の範囲第２項記載の磁気記録媒体。 ４、磁性粉末１００重量部に対して、リン酸エステルと
レシチンとの和が２〜６重量部である特許請求の範囲第
１項記載の磁気記録媒体。 ５、リン酸エステルとレシチンの＊撒混合比が５：ｌ〜
１；１である特許請求の範囲第１項記載の磁気記録媒体
。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58150155A JPS6043217A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 磁気記録媒体 |
| US06/631,754 US4540627A (en) | 1983-08-19 | 1984-07-17 | Magnetic recording medium |
| DE8484108671T DE3468569D1 (en) | 1983-08-19 | 1984-07-23 | Magnetic recording medium |
| EP84108671A EP0137926B1 (en) | 1983-08-19 | 1984-07-23 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58150155A JPS6043217A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6043217A true JPS6043217A (ja) | 1985-03-07 |
| JPH0466049B2 JPH0466049B2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=15490701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58150155A Granted JPS6043217A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | 磁気記録媒体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4540627A (ja) |
| EP (1) | EP0137926B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6043217A (ja) |
| DE (1) | DE3468569D1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6218620A (ja) * | 1985-07-17 | 1987-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 塗布型垂直磁気記録媒体 |
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|---|---|---|---|---|
| JPS6013324A (ja) * | 1983-07-02 | 1985-01-23 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| DE3502852C2 (de) * | 1984-02-01 | 1999-06-24 | Tdk Corp | Magnetisches Aufzeichnungsmaterial |
| JPS60242467A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-02 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 金属磁性粉の処理方法 |
| US4714654A (en) * | 1984-12-20 | 1987-12-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic recording medium |
| US4770952A (en) * | 1986-03-27 | 1988-09-13 | Diamond Shamrock Chemicals Company | Magnetic recording media dispersants |
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| DE3825619A1 (de) * | 1988-07-28 | 1990-02-01 | Agfa Gevaert Ag | Verfahren zur herstellung eines magnetischen aufzeichnungstraegers |
| US5079086A (en) * | 1990-10-11 | 1992-01-07 | International Business Machines Corp. | Magnetic recording media |
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| US9205155B2 (en) | 2009-10-30 | 2015-12-08 | General Electric Company | Treating water insoluble nanoparticles with hydrophilic alpha-hydroxyphosphonic acid conjugates, the so modified nanoparticles and their use as contrast agents |
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| CA1003707A (en) * | 1973-01-02 | 1977-01-18 | Duane G. Heikkinen | Fine-metal-particle-based magnetic recording medium of improved environmental stability |
| CA1028208A (en) * | 1973-10-05 | 1978-03-21 | Basf Aktiengesellschaft | Coated magnetic recording media |
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| JPS6047650B2 (ja) * | 1976-06-22 | 1985-10-23 | ソニー株式会社 | 磁気記録媒体とその製法 |
| NL7614182A (nl) * | 1976-12-21 | 1978-06-23 | Philips Nv | Magnetisch registratie-element waarin als dispergeermiddel een zout van een amine en een fosforzure ester wordt toegepast. |
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| JPS5843813B2 (ja) * | 1978-05-12 | 1983-09-29 | ティーディーケイ株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JPS54150104A (en) * | 1978-05-17 | 1979-11-26 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
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-
1983
- 1983-08-19 JP JP58150155A patent/JPS6043217A/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-17 US US06/631,754 patent/US4540627A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-07-23 DE DE8484108671T patent/DE3468569D1/de not_active Expired
- 1984-07-23 EP EP84108671A patent/EP0137926B1/en not_active Expired
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| JPH0514330B2 (ja) * | 1985-07-17 | 1993-02-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0137926A1 (en) | 1985-04-24 |
| US4540627A (en) | 1985-09-10 |
| JPH0466049B2 (ja) | 1992-10-22 |
| EP0137926B1 (en) | 1988-01-07 |
| DE3468569D1 (en) | 1988-02-11 |
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