JPS60138733A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPS60138733A JPS60138733A JP24639383A JP24639383A JPS60138733A JP S60138733 A JPS60138733 A JP S60138733A JP 24639383 A JP24639383 A JP 24639383A JP 24639383 A JP24639383 A JP 24639383A JP S60138733 A JPS60138733 A JP S60138733A
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- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording medium
- smoother
- magnetic recording
- ferrite
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- Pending
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- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、特に配向処理
工程を改良した磁気記録媒体の製造方法に係わる。
工程を改良した磁気記録媒体の製造方法に係わる。
近年、次世代VTRとして8ミリビデオの開発が盛んに
行われている。この8ミリビデオに使用されるテープは
、現在市販されているビデオテープの少なくとも2倍の
記録密度が必要とされている。このようなことから、磁
気記録媒体の記録密度を向上させるため、磁性粉の微細
化がなされ、かつ出力、S/Nを向上させる目的で配向
処理が盛んに行われている。
行われている。この8ミリビデオに使用されるテープは
、現在市販されているビデオテープの少なくとも2倍の
記録密度が必要とされている。このようなことから、磁
気記録媒体の記録密度を向上させるため、磁性粉の微細
化がなされ、かつ出力、S/Nを向上させる目的で配向
処理が盛んに行われている。
しかしながら、配向処理に関しては、磁性粉の微細化に
伴って益々困難になっている。また、高配向させること
により面荒れの問題等から配向率の向上には自ずと限界
があった。即ち、高配向化は出力、S/Nの向上を目的
としたものであるが、高配向化は磁気による凝集も同時
に起こるため、面荒れと共にノイズも増大するという問
題が生じる。つまり、磁性塗料は一般に静置すると、磁
気による再凝集が起り易く、この状態で塗膜を形成した
場合、凝集塊からくる特性劣化が現われ、前記高配向処
理では一層磁気による凝集が顕著とことjから、高密度
の磁気記録媒体の製造が困難となる。
伴って益々困難になっている。また、高配向させること
により面荒れの問題等から配向率の向上には自ずと限界
があった。即ち、高配向化は出力、S/Nの向上を目的
としたものであるが、高配向化は磁気による凝集も同時
に起こるため、面荒れと共にノイズも増大するという問
題が生じる。つまり、磁性塗料は一般に静置すると、磁
気による再凝集が起り易く、この状態で塗膜を形成した
場合、凝集塊からくる特性劣化が現われ、前記高配向処
理では一層磁気による凝集が顕著とことjから、高密度
の磁気記録媒体の製造が困難となる。
本発明は面荒れやノイズの増大を招くことなく、均一な
配向がなされた磁気記録媒体の製造方法を提供しようと
するものである。
配向がなされた磁気記録媒体の製造方法を提供しようと
するものである。
本発明は、六方晶フェライト微粉米粉を結着用樹脂中に
分散させた磁性塗料を非磁性の基体上に塗布し、配向を
施して磁気記録媒体を製造するに際し、前記配向処理を
、少なくとも一つ以上のスムーザを使用して床式11磁
性塗膜に当て、最終スムーザの通過後10秒以内に磁性
塗膜中の残留溶剤が20%以下となるように乾燥するこ
とを特徴とする磁気記録媒体の製造方法である。こうし
た本発明によれば、磁性塗料を非磁性基体上に塗布した
後、その未乾燥磁性塗膜に少なくとも一つ以上のスムー
ザを当て最終スムーザの通過後10秒以内に磁性塗膜中
の残留溶剤が20%以下となるように乾燥することによ
って、塗膜の表面を平滑1ヒできると共に、未乾燥磁性
塗膜中の磁性粉を均一に分散し、かつ該磁性粉が再凝集
する前に乾燥により固定化できる。その結果、面荒れが
なく、均一に配向がなされた出力、S/Nの優れた磁気
記録媒体を製造できる。また、未乾燥磁性塗膜の前記乾
燥工程において、その一部又は全部を磁場中で行なえば
、磁性塗膜中の磁性粉が更に整然と配向され、高配向化
された一層出力、S/Nの優れた磁気記録媒体を製造で
きる。
分散させた磁性塗料を非磁性の基体上に塗布し、配向を
施して磁気記録媒体を製造するに際し、前記配向処理を
、少なくとも一つ以上のスムーザを使用して床式11磁
性塗膜に当て、最終スムーザの通過後10秒以内に磁性
塗膜中の残留溶剤が20%以下となるように乾燥するこ
とを特徴とする磁気記録媒体の製造方法である。こうし
た本発明によれば、磁性塗料を非磁性基体上に塗布した
後、その未乾燥磁性塗膜に少なくとも一つ以上のスムー
ザを当て最終スムーザの通過後10秒以内に磁性塗膜中
の残留溶剤が20%以下となるように乾燥することによ
って、塗膜の表面を平滑1ヒできると共に、未乾燥磁性
塗膜中の磁性粉を均一に分散し、かつ該磁性粉が再凝集
する前に乾燥により固定化できる。その結果、面荒れが
なく、均一に配向がなされた出力、S/Nの優れた磁気
記録媒体を製造できる。また、未乾燥磁性塗膜の前記乾
燥工程において、その一部又は全部を磁場中で行なえば
、磁性塗膜中の磁性粉が更に整然と配向され、高配向化
された一層出力、S/Nの優れた磁気記録媒体を製造で
きる。
上記六方晶フェライトとしては、例えばバリウムフェラ
イト、ストロンチウムフェライト、カルシウムフェライ
ト、鉛フェライト又はこれらフェライトを構成する鉄原
子の一部をCo、Ti、Zn、In、Cu%Ge1Nb
の群れから選ばれる少なくとも一種の元素で置換したフ
ェライト等を挙げることができる。こうした六方晶フェ
ライト微粉末のうち、特に0.1μm以下の超微粉末の
六方晶バリウムフェライトを用いると、高密度の磁気記
録媒体を得ることができる。なお、かかる超微粉末の六
方晶バリウムフェライトを従来方法で用いた場合、実質
的な特性向上のための配向が困難となる。
イト、ストロンチウムフェライト、カルシウムフェライ
ト、鉛フェライト又はこれらフェライトを構成する鉄原
子の一部をCo、Ti、Zn、In、Cu%Ge1Nb
の群れから選ばれる少なくとも一種の元素で置換したフ
ェライト等を挙げることができる。こうした六方晶フェ
ライト微粉末のうち、特に0.1μm以下の超微粉末の
六方晶バリウムフェライトを用いると、高密度の磁気記
録媒体を得ることができる。なお、かかる超微粉末の六
方晶バリウムフェライトを従来方法で用いた場合、実質
的な特性向上のための配向が困難となる。
上記結着用樹脂としては、例えば塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ニトロセルロース、ウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂等を挙げることができる。
ル共重合体、ニトロセルロース、ウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂等を挙げることができる。
上記未乾燥磁性塗膜にスムーザを当て、最終スムーザの
通過後での乾燥開始時間を上記10秒以内に限定した理
由は、その乾燥開始時間が10秒を越えると、スムーザ
で分散された磁性粉の再凝集が始まり、面荒れが生じて
磁性粉が均一に分散された配向性の優れた磁気記録媒体
を得ることができなくなるからである。また、乾燥工程
での磁性塗膜中の残留溶剤の量を上記範囲に限定した理
由は、その量が20%を越えると、スムーザで分散した
磁性粉を効果的に固定化できなくなるからである。
通過後での乾燥開始時間を上記10秒以内に限定した理
由は、その乾燥開始時間が10秒を越えると、スムーザ
で分散された磁性粉の再凝集が始まり、面荒れが生じて
磁性粉が均一に分散された配向性の優れた磁気記録媒体
を得ることができなくなるからである。また、乾燥工程
での磁性塗膜中の残留溶剤の量を上記範囲に限定した理
由は、その量が20%を越えると、スムーザで分散した
磁性粉を効果的に固定化できなくなるからである。
上記乾燥工程で磁場を加える場合は、垂直磁場方式が採
用される。
用される。
上記スムーザとしては、フレキシブルなもの、固定型(
例えば金属を加工したもの)でもよく、形状に関しても
、磁性塗膜表面を平滑にできるものであれば特に制限さ
れない。
例えば金属を加工したもの)でもよく、形状に関しても
、磁性塗膜表面を平滑にできるものであれば特に制限さ
れない。
(発明の実施例)
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1〜11
まず、六方晶フェライトバリウムフェライト粉(平均粒
径0.08μm)100重量部にレシチン2重量部、酸
化クロム3.5重量部、ウレタン樹脂10重量部、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体8重量部を添加し、更に固
形分が40重量%となるようにメチルエチルケトン/ト
ルエン/シクロヘキサノン混合溶剤(混合比率1:1:
1)を加え、充分に分散、混合した後、トリレンジイソ
シアネート系硬化剤を前記樹脂に対して20重量%添加
し、再度、混合して磁性塗料を調製した。
径0.08μm)100重量部にレシチン2重量部、酸
化クロム3.5重量部、ウレタン樹脂10重量部、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体8重量部を添加し、更に固
形分が40重量%となるようにメチルエチルケトン/ト
ルエン/シクロヘキサノン混合溶剤(混合比率1:1:
1)を加え、充分に分散、混合した後、トリレンジイソ
シアネート系硬化剤を前記樹脂に対して20重量%添加
し、再度、混合して磁性塗料を調製した。
つづいて、この磁性塗料をポリエステルフィルム上に乾
燥後の厚さが25μmとなるように塗布し、この未乾燥
磁性塗膜を下記表に示す如く最終スムーザの通過後での
乾燥開始時間を規定して配向処理゛を施して磁気記録媒
体を製造した。
燥後の厚さが25μmとなるように塗布し、この未乾燥
磁性塗膜を下記表に示す如く最終スムーザの通過後での
乾燥開始時間を規定して配向処理゛を施して磁気記録媒
体を製造した。
また、前記未乾燥磁性塗膜を同表に示す如く最終スムー
ザの通過後の乾燥時間を規定すると共に、乾燥工程で磁
場を加えることにより磁気記録媒体を製造した。
ザの通過後の乾燥時間を規定すると共に、乾燥工程で磁
場を加えることにより磁気記録媒体を製造した。
しかして、得られた磁気記録媒体についてS/N1及び
エンベロープ変動をテープヘッド相対速度3.75m/
sec、キャリヤ4MHzにて測定した。その結果を同
表に併記した。なお、表中には、最終スムーザの通過後
10秒を越えて乾燥を行なって磁気記録媒体を製造した
例を比較例1〜6として併記した。
エンベロープ変動をテープヘッド相対速度3.75m/
sec、キャリヤ4MHzにて測定した。その結果を同
表に併記した。なお、表中には、最終スムーザの通過後
10秒を越えて乾燥を行なって磁気記録媒体を製造した
例を比較例1〜6として併記した。
上記表からあきらかな如く、本発明によれば、いずれも
高いS/Nを有する磁気記録媒体を得ることができる。
高いS/Nを有する磁気記録媒体を得ることができる。
以上詳述した如く、本発明によれば、面荒れやノイズの
増大を招くことなく、均一な配向がなされた高出力性で
S 、/ Nの浸れた磁気記録媒体を簡単に製造しえる
方法を提供できる。
増大を招くことなく、均一な配向がなされた高出力性で
S 、/ Nの浸れた磁気記録媒体を簡単に製造しえる
方法を提供できる。
出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (2)
- (1)六方晶フェライト微粉末粉を結着用樹脂中に分散
させた磁性塗料を非磁性の基体上に塗布し、配向を施し
て磁気記録媒体を製造するに際し、前記配向処理を、少
なくとも一つ以上のスムーザを使用して未乾燥磁性塗膜
に当て、最終スムーザの通過後10秒以内に磁性塗膜中
の残留溶剤が20%以下となるように乾燥することを特
徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - (2)乾燥工程の一部又は全部を磁場中で行なうことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24639383A JPS60138733A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24639383A JPS60138733A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60138733A true JPS60138733A (ja) | 1985-07-23 |
Family
ID=17147852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24639383A Pending JPS60138733A (ja) | 1983-12-27 | 1983-12-27 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60138733A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013070106A (ja) * | 2013-01-23 | 2013-04-18 | Dexerials Corp | 磁性シートの製造方法及び磁性シート |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55129937A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-08 | Toshiba Corp | Production of magnetic recording medium |
JPS5758245A (en) * | 1980-09-22 | 1982-04-07 | Toshiba Corp | Magnetic field orientation device for manufacturing vertical magnetic recording medium |
JPS5758242A (en) * | 1980-09-22 | 1982-04-07 | Toshiba Corp | Magnetic field orientation device for manufacturing vertical magnetic recording medium |
JPS5758244A (en) * | 1980-09-22 | 1982-04-07 | Toshiba Corp | Magnetic field orientation device for manufacturing vertical magnetic recording medium |
JPS5758246A (en) * | 1980-09-22 | 1982-04-07 | Toshiba Corp | Manufacture of vertical magnetic recording medium |
JPS5880136A (ja) * | 1981-11-02 | 1983-05-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録材料の製造方法 |
-
1983
- 1983-12-27 JP JP24639383A patent/JPS60138733A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55129937A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-08 | Toshiba Corp | Production of magnetic recording medium |
JPS5758245A (en) * | 1980-09-22 | 1982-04-07 | Toshiba Corp | Magnetic field orientation device for manufacturing vertical magnetic recording medium |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013070106A (ja) * | 2013-01-23 | 2013-04-18 | Dexerials Corp | 磁性シートの製造方法及び磁性シート |
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