JPS6042293B2 - 空気噴射ノズルによる空気式紡績方法 - Google Patents

空気噴射ノズルによる空気式紡績方法

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JPS6042293B2
JPS6042293B2 JP51030203A JP3020376A JPS6042293B2 JP S6042293 B2 JPS6042293 B2 JP S6042293B2 JP 51030203 A JP51030203 A JP 51030203A JP 3020376 A JP3020376 A JP 3020376A JP S6042293 B2 JPS6042293 B2 JP S6042293B2
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JP
Japan
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nozzle
air injection
spinning
fiber bundle
air
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JP51030203A
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English (en)
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JPS52114742A (en
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俊文 森橋
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は供給されるステープルファイバー束に空気噴射
ノズルを作用させて紡績糸を得るいわゆる空気式紡績機
において安定した紡出を可能にする方法に関するもので
ある。
第1図においてシノ捲ボビン1より供給されるステープ
ルファイバー束Sはバックローラ2、エプロン3、及び
フロントローラ4を経て第1の空気噴射ノズルNiへ吸
引供給され、続いて解撚管5第2の空気噴射ノズルN2
を経て紡績糸Yとしてデリベリローラ6により引出され
、駆動ローラ7により表面駆動する捲取パッケージ8に
捲取られる。
上記紡績装置における紡績糸の生成過程は概ね次の通り
である。
即ち、第2ノズルN2でステープルファイバー束に付与
された強度の仮世を解撚管5を通して糸切れの発生しな
い程度の1世状態として第1ノズルの領域へと伝播させ
る。即ち、解撚管5の部分で急激な撚戻し作用が働くこ
とにより、該撚り戻し作用によつて、ファイバー間の膨
張、拡大が起こり、第1ノズルNi内でのスリップ・ず
れの発生し易い状態を創成させるのてある。従つて上記
解撚管5は、例えば、第1ノズルNiの内径Dよりも小
さい内径を有する円筒体であつて、この解撚管の内周面
に、ステープルファイバー束のバルーンによつて該ファ
イバ束が機械的に衝突することにより、撚戻し作用が働
く。
さらに効果的には解撚管内周面に、ファイバ束進行方・
向に平行な溝を複数箇所に設け、内周面を凹凸状とすれ
はファイバ束と内周面間の摩擦力、抵抗力も大きくなり
より効果的である。なお、第2ノズルN2の構成は、第
1ノズルNiとほぼ同じであるが、第1ノズルと反対方
向の空気旋回流を生じ、させるために、ノズル内の空気
噴射孔に接線的開口位置が第1ノズルNi内の開口位置
とは異なる。上記第1ノズルの領域中においては、フロ
ントローラから供給されるステーブルファイバーを甘撚
状に撚り込み、甘撚り状のステーブルファイバー束に上
記甘撚りと一定のバランスを保つて糸切れを起こさない
ように第1ノズルN1を作用して上記甘撚り状のステー
ブルファイバー束のファイバ間にファイバのスリップ・
ずれを生じさせる。
即ち、上記スリップ・ずれによつて、ファイバーの一部
に撚り逃げが発生するのである。上記甘撚にする理由は
この撚り逃げが生じ易くするためで、第2ノズルN2で
付与される強度の撚りが、そのま)フロントローラ近傍
まで伝播したのでは、撚り逃げが発生しにくく、第2ノ
ズルを通過したファイバ束全体が平行状態となり撚りの
ないま)で、従つて糸とはなり得ないのである。上記フ
ァイバー間ににスリップ・ずれの生じたステーブルファ
イバー束が第2ノズルを通過する時、該ステーブルファ
イバー束に仮撚による多大の撚り戻しを作用させ、第2
ノズルによつてステーブルファイバー束に挿入された上
記仮撚が零に戻る時、スリップ・ずれの生じたファイバ
ーが、スリップ・ずれの生じていないファイバーとバラ
ンスを取り、実撚りの挿入された紡績糸が得られる。即
ち、糸の内層部がほぼ無撚状で平行なファイバ束で、該
ファイバ束の外層部に上記撚り逃げしたファイバが実撚
りで巻付いた形態の糸となる。
従つて上記第1ノズルN1の機能は第2ノズルN2から
伝播かれた撚りにブレーキをかけ、同時にフロントロー
ラ4と第1ノズルN1間で発生したファイバー端をファ
イバ束の撚りに対してスリップさせて撚り込み第2ノズ
ル通過後適正な糸をつくる働きをする。それ故、第1ノ
ズルにおいてはファイバーはよく回転されしかもそのバ
ルーンやイナーシャも強いものでなければならない。即
ち旋回力あるいは回転力が大きいことが重要であ!り、
しかもフロントローラのニップ点を出たステーブルファ
イバー束は偏平状に巾が広がつた状態であるため、第1
ノズルN1のファイバ束通過道10内にファイバを供給
するためには第1ノズルN1の入側に吸引力を生じさせ
ねばならず、十分くな回転力と吸引力を生じなければな
らない。本発明は以上の要求に応えるためになされたも
ので、特に紡出番手Neとそれに適する第1ノズルN1
の内径Dの関係を3.29e−0.。25Ne+0.7
3≦D≦3.29e−0.。
2ゝ8+1.33とし、上記第1および第2の空気噴射
ノズルの空気圧を何れも2k91cIL〜6kgIdの
範囲としてNelO〜NelOOの紡出番手の紡績糸を
紡出するようにしたものである。
なお上記式中のeは自然対数の底である。以下図面と共
に詳述する。
第2図、第3図は第1ノズルN1の空気噴射孔9の開口
部を明確にするようにした断面図である。
即ち、第1ノズルN1はファイバー通過道1ノ0に空気
噴射孔9がファイバー進行方向に対して角度θでかつ内
壁11に接線的に開口している。12は噴射空気供給源
であり、Dはノズル内径である。
従つて上記空気噴射孔9から噴射される空気によりステ
ーブルファイバー束は通過道10の内壁11に沿う旋回
力が付与される。今、第1ノズルの噴射空気流によるフ
ァイバーの回転力を高めるためには第1ノズル内径Dを
大きくすることが考えられる。
第1ノズル内径Dを゛大きくすると、ファイバーの回転
力は高められファイバー間のスリップ・ずれ量が大きく
なるが、第2ノズルからの撚りをフロントローラ近傍ま
で伝播させるためには第2ノズルの空気圧を高めなけれ
ばならない。又、ノズル内径を大きくすると、吸引力が
低下するため、何らかの処置をする必要がある。以上の
ことは実験的に確められている。
即ち第4図、第5図において、紡出番手Ne45に対し
て第1ノズル内径Dを2.2φにすると紡出可能範囲は
大きいが1.5φでは紡出可能範囲が狭くなつており、
第1ノズルにおけるファイバーの撚り数も内径Dの増加
と共に減少しており第2ノズルからの撚りにブレーキが
働いていることも確認される。なおP1は第1ノズル空
気圧、P2は第2ノズル空気圧である。また第4図にお
ける1.5φ、1.8φ、2.2φの線上の斜線は、該
斜線部分から上方の範囲が紡出可能範囲であることを示
すものてある。
即ち、横軸に紡出番手Ne..縦軸に第1ノズル内径D
mmをとると、第6図示の如く、各紡出番手に対する紡
出可能なノズル内径Dは3.29e−0.。
25Ne+0.73≦D≦3.29e−0.。
5Ne+1.33即ち斜線で示した範囲とすることによ
つて紡出が可能となるものであり、実際に紡出番手Ne
lO〜NelOOに対してノズル内径Dをで、かつ、2
k9ノd≦P1≦6k9ノDl2k9kd≦P2≦6k
9ノdて紡出したところ良質な安定した紡出が行われた
なる範囲では紡出不可能であつた。
以上のように本発明では、紡出番手Neに対する第1ノ
ズル内径Dを第6図に示した範囲のノズルとし、該ノズ
ルにステーブルファイバー束を供給することによりファ
イバ束の旋回力、あるいは回転力を紡出糸に適したもの
とすることができ安定した紡績が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空気式紡績機の概略構成図、第2図、第3図は
第1ノズル断面図、第4図はノズル内径の変化による紡
出可能範囲を示すグラフ、第5図はノズル内径の変化に
よる第1ノズル内でのファイバーの撚り数変化を示すグ
ラフ、第6図は本発明の紡出番手とノズル内径の関係を
示すグラフである。 1・・ウノ巻ボビン、2・・・バックローラ、3・・・
工フロン、4・・・フロントローラ、5・・・解撚管、
6・・・デリベリローラ、7・・・駆動ローラ、8・・
・巻取パッケージ、9・・・空気噴射孔、10・・・フ
ァイバ束通過道、11・・・内壁、N1・・・第1ノズ
ル、N2・・・第2ノズル、D・・・第1ノズル内径、
P1・・・第1ノズル空気圧、P2・・・第2ノズル空
気圧、Ne・・・紡出番手、S・・・ステーブルファイ
バー束、Y・・・紡績糸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シノ捲ボビンより供給されるステープルファイバー
    束がバックローラ、エプロン、及びフロントローラを経
    て第1の空気噴射ノズルへ吸引供給され、続いて解撚管
    、第2の空気噴射ノズルを経て紡績糸としてデリベリロ
    ーラにより引出され、駆動ローラにより表面駆動される
    捲取パッケージに捲取られるような紡績を行う際、上記
    第1の空気噴射ノズルにおいて、紡出される糸番手Ne
    に対して3.29e^−^0^.^0^2^5^N^e
    +0.73≦D≦3.29e^−^0^.^0^2^5
    ^N^e+1.33となる内径Dmmを有する上記ファ
    イバ束通過道の内壁に接線的に開口する空気噴射孔より
    噴射される空気流によつてステープルファイバー束が上
    記通過道の内壁に沿つて旋回するようにする一方、上記
    第1及び第2の空気噴射ノズルの空気圧を何れも2kg
    /cm^2〜6kg/cm^2の範囲としてNe10〜
    Ne100の紡出番手の紡績糸を紡出することを特徴と
    する空気噴射ノズルによる空気式紡績方法。
JP51030203A 1976-03-19 1976-03-19 空気噴射ノズルによる空気式紡績方法 Expired JPS6042293B2 (ja)

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JPS52114742A JPS52114742A (en) 1977-09-26
JPS6042293B2 true JPS6042293B2 (ja) 1985-09-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5263311A (en) * 1989-09-08 1993-11-23 Institute Of Textile Technology Method and apparatus for modifying spun textile yarn
JP2007505226A (ja) * 2003-09-12 2007-03-08 マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト 空気精紡法によって粗紡糸を製造するための練条機・粗紡機組み合わせ体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50100327A (ja) * 1974-01-09 1975-08-08
JPS51212A (ja) * 1974-06-18 1976-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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