JPS6041714Y2 - 防爆装置付コンデンサ - Google Patents

防爆装置付コンデンサ

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JPS6041714Y2
JPS6041714Y2 JP13722177U JP13722177U JPS6041714Y2 JP S6041714 Y2 JPS6041714 Y2 JP S6041714Y2 JP 13722177 U JP13722177 U JP 13722177U JP 13722177 U JP13722177 U JP 13722177U JP S6041714 Y2 JPS6041714 Y2 JP S6041714Y2
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JP
Japan
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electrode plate
fixed
support plate
insulating support
capacitor
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Expired
Application number
JP13722177U
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English (en)
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JPS5463139U (ja
Inventor
正一 安藤
治雄 河野
Original Assignee
マルコン電子株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5463139U publication Critical patent/JPS5463139U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケース内部に短絡装置を備えることによってコ
ンデンサ素子の劣化に起因して誘発される爆発や併設設
備の損傷および火災事故を未然に防止した防爆装置付コ
ンデンサに関する。
一般に防爆装置付コンデンサとしてはケース胴体および
上蓋の膨張作用を利用しケース内部に備えた電極部の一
部としての切断片を機械的に切断し、回路から電流を遮
断するようにした構造のものが多用されている。
しかしながらこれら構造のものは、ケースの膨張作用を
利用して切断片部を容易に切断する必要から切断片に弱
点部を形成するなどケース膨張時に切断しやすい構造に
しているため流せる電流値にもおのずと限度があった。
したがって転流用コンデンサなどのような、例えば10
0A以上の電流を流すようなものでは、それに耐えるだ
けの切断片の断面積が必要であり、切断片自体を大きく
するかまたは切断片の厚さを厚くしなければならず防爆
装置の大形化によってコンデンサとしての大形化を招く
ことはもとより切断片の引張り強度を強くし、コンデン
サ異常時におけるケースの膨張を純らせ切断片が切断す
る以前にケースのはめ合わせ部やその他の弱点部から含
浸剤の漏れを引起こしたり、あるいは爆発したりする危
険性を有しており、さらに使用時切断片に電流が流れる
ため抵抗損もそれだけ大きくなりいずれにしても転流用
などの大電流用コンデンサへの適用は困難であった。
そのため実開昭50−18951号公報に開示されたよ
うに断面楕円形密閉ケースの長径方向の内周部に一端を
絶縁支持した一対の金属短絡片を一定量隔隔てて対向配
設するとともに、コンデンサ素子のリード線をそれぞれ
前記金属短絡片に接続した、ケース内部に短絡装置を備
えたものが提案されている。
第1図は上記構成になる楕円形コンデンサの開蓋状態を
示すもので、1はケース、2はコンデンサ素子、3は金
属短絡片、4は絶縁部、5はリード線である。
しかしてこのような構成になるコンデンサにおいて内圧
上昇した場合、ケース1が楕円形であるため第2図に示
すようにケース1の長径方向の元の寸法AはA′寸法に
縮小し、反面短径方向の元の寸法Bはその分だけ膨張し
B′寸法となる結果、金属短絡片3がお互いに接近しつ
いに接触し、短絡することによって爆発を未然に防止す
るようにしたものであり、大電流用コンデンサへの適用
が可能な構造として有効である。
しかしながら、その効果もケース形状として楕円形のも
のに限定されたもので角形形状のケースからなる構造に
おいては、該公報に開示された内容では防爆機能として
なんら有効なものとは言えなかった。
すなわち角形ケースの場合内圧上昇時のケース変形状態
は四方綿体にふくれる結果、膨張度合が増すにしたがっ
て一対の金属短絡片間の距離は拡大し、結局防爆装置を
取付けないものと同じ結果となっていた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものでケース胴体の
膨張作用による引張り状態によって両電極を短絡させる
短絡装置をケース内部に具備することによって内圧上昇
時すみやかにしかも確実に防爆機能を発揮できる。
特に多角ケース使用の大電流用で顕著な効果を奏する防
爆装置付コンデンサを提供するものである。
以下本考案の一実施例について図面を参照して説明する
すなわち第3図に示すようにコンデンサ素子11を収納
したケース胴体12の開口部近傍に、第4図に示すよう
なコ字状絶縁支持体13の先端に例えば軟鋼・銅などか
らなる第1電極板14を固着し、他端に固定具19を固
着し、該第1電極板14の固着によって形成し空隙部1
5に第5図に示すように他端に固定具19を固着した絶
縁支持体16の一端に固着し先端が前記空隙部15の幅
寸法Xより広幅で、かつ長さ方向の断面形状がコ字状の
例えば軟鋼・銅などからなる第2電極板17を遊嵌し、
第6図に示すように前記絶縁支持体16を前記コ字状絶
縁支持体13裏面に位置させ、前記第2電極板17を前
記コ字状絶縁支持体13表面で前記第1電極板14と対
向させて前記固定具19相互またはそれぞれ単独で水平
方向に動かすことによって前記第1電極板14と前記第
2電極板17とを離合可能とした短絡装置18を取着す
る。
20は前記ケース胴体12開口部近傍の対向する側面に
設けた固定枠である。
なお前記短絡装置18の取着に際しては前記第1電極板
14と第2電極板17間に一定の間隔Yを設けた状態で
固定具19をケース胴体12側面に固着した固定枠20
に取着するようにする。
しかして前記コンデンサ素子11から導出した引出リー
ド線21を前記第1電極板14と第2電極板17それぞ
れを介してケース上蓋22に一体に固着した外部端子2
3それぞれに電気的に接続した後、ケース胴体12開口
部とケース上蓋22の嵌合部をハンダ付けなどの方法で
密封してなるものである。
なおこの場合外部端子23には短絡電流によって動作す
るたとえばヒユーズ24などを配線しておく。
以上のように構成してなる防爆装置付コンデンサを必要
電気回路に接続して使用する訳であるが、使用中にコン
デンサ素子11が劣化し温度上昇およびガス発生が進行
し最終的には内部圧力上昇現象をきたしケース胴体12
がふくれはじめ第7図に示すようにケース胴体12側壁
に固定されている固定枠20さらには固定具19を介し
てコ字状絶縁支持体13と絶縁支持体16それぞれが引
張られることになり、間隔Yが詰まり第1電極板14と
第2電極板17が接触する。
その結果短絡電流が流れ外部に配設しているヒユーズ2
4が溶断し電気回路からコンデンサへの電流が遮断され
ケース胴体12のふくれは、その時点で停止し爆発およ
び含浸剤漏れならびに火災事故を未然に防止することが
できる。
以上述べたように本考案によればコンデンサ素子を収納
したケース胴体の開口部近傍の対向する両側面に該両側
面に固定具を介して固定した絶縁支持体それぞれと一体
化し一定の距離をもたせて配設した二つの第1電極板と
長さ方向の断面形状がコ字状の第2電極板からなる短絡
装置を配設し、前記コンデンサ素子から導出した一対の
引出リード線を前記二つの電極板それぞれを介して外部
端子に接続し、さらに外部端子にヒユーズを接続スるこ
とによってコンデンサ素子の劣化時に電気回路からすみ
やかにコンデンサへの電流が遮断でき爆発を未然にしか
も確実に防止しうる防爆装置付コンデンサを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の参考例に係わり、第1図は
楕円形コンデンサの開蓋状態の平面図、第2図は第1図
に示すコンデンサの内圧上昇時の状態を示す説明図、第
3図〜第7図は本考案の一実施例に係わり、第3図は防
爆装置付コンデンサを示す断面図、第4図は第3図を構
成する短絡装置の一部構成斜視図、第5図は第3図を構
成する短絡装置の他の部分の構成斜視図、第6図は第4
図および第5図を一体化してなる短絡装置を示す斜視図
、第7図は第3図に示す防爆装置付コンデンサが劣化し
た状態を示す断面図である。 11・・・・・・コンデンサ素子、12・・・・・・ケ
ース胴体、13・・・・・・コ字状絶縁支持体、14・
・・・・・第1電極板、15・・・・・・空隙部、16
・・・・・・絶縁支持体、17・・・・・・第2電極板
、18・・・・・・短絡装置、21・・・・・・引出リ
ード線、22・・・・・・ケース上蓋、23・・・・・
・外部端子、24・・・・・・ヒユーズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コ字状絶縁支持板13と、該コ字状絶縁支持板13の先
    端に固着した第1電極板14と、前記支持板13の他端
    に固着した固定具19と、前記第1電極板14の固着に
    よって形成した空隙部15に遊嵌した先端が該空隙部1
    5の幅寸法より広幅で、かつ長さ方向の断面形状がコ字
    状の第2電極板17と、該第2電極板17の他端に一端
    を固着し前記コ字状絶縁支持板13の裏面に位置した絶
    縁支持板16と、該支持板16の他端に固着した固定具
    19とからなり、前記第2電極板17を前記コ字状絶縁
    支持板13表面で前記第1電極板14と対向させ前記両
    固定具19相互またはそれぞれ単独で水平方向に動かす
    ことによって離合可能とした短絡装置18と、コンデン
    サ素子11を収納したケース胴体12と、前記ケース胴
    体12開口部を密封したケース上蓋22と、該ケース上
    蓋22に固着した外部端子23と、該外部端子23と前
    記コンデンサ素子11を前記第1電極板14および第2
    電極板17それぞれを介して接続した引出リード線21
    と、前記外部端子23と接続したヒユーズ24とを具備
    し、前記第1電極板14と第2電極板17間に一定の間
    隔を設けて前記コ字状絶縁支持板13に固着した固定具
    19と前記絶縁支持板16に固着した固定具19とを前
    記ケース胴体12開口部近傍の対向する側面にそれぞれ
    取着し、前記短絡装置18を前記ケース胴体12と一体
    化したことを特徴とする防爆装置付コンデンサ。
JP13722177U 1977-10-12 1977-10-12 防爆装置付コンデンサ Expired JPS6041714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13722177U JPS6041714Y2 (ja) 1977-10-12 1977-10-12 防爆装置付コンデンサ

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JP13722177U JPS6041714Y2 (ja) 1977-10-12 1977-10-12 防爆装置付コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5463139U JPS5463139U (ja) 1979-05-02
JPS6041714Y2 true JPS6041714Y2 (ja) 1985-12-19

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JP13722177U Expired JPS6041714Y2 (ja) 1977-10-12 1977-10-12 防爆装置付コンデンサ

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