JP2969717B2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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JP2969717B2 JP1136290A JP1136290A JP2969717B2 JP 2969717 B2 JP2969717 B2 JP 2969717B2 JP 1136290 A JP1136290 A JP 1136290A JP 1136290 A JP1136290 A JP 1136290A JP 2969717 B2 JP2969717 B2 JP 2969717B2
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弘 椚原
俊之 北川
欽文 佐伯
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンデンサ素子と、このコンデンサ素子を
内蔵する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開
口部を封口する封口体とを備えた電解コンデンサに関す
るものである。
従来の技術 従来のこの種の電解コンデンサは、第5図に示すよう
な構成となっていた。すなわち、コンデンサ素子1を内
蔵する有底円筒状の金属ケース2と、この金属ケース2
の開口部を封口する封口ゴム3および、封口板4と、前
記コンデンサ素子1から導出されたリード線5に接続さ
れるリード端子6とを備え、そして異常時における金属
ケース1の内圧上昇による爆発を防ぐため、金属ケース
1の底部に防爆弁7を設けていた。
しかしながら、この構成では、金属ケース1の底部に
防爆弁7を設けているため、ショートによる発火やガス
噴出による二次災害の危険性があり、これを防止するた
め、実開昭57−26835号公報に示されているように、す
なわち第6図に示すような安全装置付き電解コンデンサ
が提案されている。つまり、この第6図に示す電解コン
デンサは、コンデンサ素子8を金属ケース9内に樹脂よ
りなる固定剤10によって位置決め固定し、そして前記コ
ンデンサ素子8の少なくとも片方の側面部に当接するよ
うに有底円筒状の内ケース11を被せてコンデンサ素子8
の端面と内ケース11の有底部11aとの間に空間部12を形
成し、かつ前記コンデンサ素子8からは一対のリード線
13,13aを導出するとともに、この一対のリード線13,13a
は金属ケース9の外部に位置する一対のリード端子14,1
4aに接続し、さらに前記一対のリード線13,13aのうち、
一方のリード線13の途中にリード線よりなる電気接点部
15を設け、かつこの電気接点部15と対向するように前記
内ケース11の有底部11aにゴムよりなる安全弁16を設
け、異常時において内ケース11の内圧が上昇した場合に
は、この安全弁16が内圧により押し上げられて前記リー
ド線よりなる電気接点部15を切断して開放し、電流を遮
断するようにしていた。
しかしながら、上記従来の安全装置付き電解コンデン
サは、ゴムよりなる安全弁16のみでリード線よりなる電
気接点部15を切断して開放し、電流を遮断する構成であ
るため、ゴムよりなる安全弁16のみでは確実な切断が行
なわれない可能性があり、この場合、この種の電解コン
デンサは、金属ケース9に防爆弁を設けていないため、
異常時においては内圧がどんどん上昇して遂には電解コ
ンデンサが爆発を起こし、その他の電子部品を破損させ
てしまうという問題点を有していた。
また、この安全装置付き電解コンデンサは、金属ケー
ス9と内ケース11からなる二重ケース構成としているた
め、従来の防爆弁付き電解コンデンサに比べ、電解コン
デンサ自体の外径ならびに高さも大きなものとなり、し
かも従来の防爆弁付き電解コンデンサとは、内部の構成
が大巾に異なるため、既存の部品を流用できないだけで
なく、工法自体も変える必要があり、コスト的な面で非
常に不合理なものであった。
このような問題点を解決するために、本発明者らは種
々検討を重ねた結果、第7図に示すような安全装置付き
電解コンデンサを開発した。
すなわち、この第7図に示す安全装置付き電解コンデ
ンサは、コンデンサ素子21と、このコンデンサ素子を内
蔵する有底円筒状の金属ケース22と、この金属ケース22
の開口部を封口する封口体23とを備え、前記封口体23と
は別個に硬質樹脂よりなる補強部材24を介して金属ケー
ス22内に端子板25を配設し、この端子板25に、前記コン
デンサ素子21より導出された一対のリード線26,26aと電
気的に接続され、かつ外部引き出しリード端子27,27aと
接続される一対のリード板28,28aを取り付け、この一対
のリード板28,28aにおける一方のリード板28と、前記コ
ンデンサ素子21より導出された一対のリード線26,26aに
おける一方のリード線26との間に薄肉部を有するリード
線よりなる電気接点部29と対向して前記端子板25に、異
常時の内圧上昇によって動作し、電気接点部29を開放し
て電流を遮断する安全装置30を配設し、かつこの安全装
置30はゴム弁31と、このゴム弁31の先端に取り付けら
れ、かつ前記電気接点部の29の薄肉部を切断する絶縁セ
ラミックス,もしくは硬質樹脂製の切断片32とにより構
成していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の第7図に示す安全装置付き
電解コンデンサでは、安全装置30にセラミックス,もし
くは硬質樹脂製の切断片32やゴム弁31を必要とするた
め、部材点数が多くなるだけでなく、作業性に難があ
り、コスト面で不合理であった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、部品点
数の削減と作業性の向上がはかれ、しかも従来の安全装
置付き電解コンデンサと同様の効果を奏する電解コンデ
ンサを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の電解コンデンサ
は、異常時の内圧上昇に伴い、金属ケース内に設けら
れ、かつクラックを設けた端子板が膨らむことにより、
電気接点部を開放して電流を遮断する安全装置を設けた
ものである。
作用 上記構成によれば、異常が発生した場合は、金属ケー
スの内圧上昇によって、安全装置を構成するクラックを
設けた端子板が膨み、この膨みにより、電気接点部を切
断して電気接点部を開放し、電流を遮断することができ
るため、外部にガスが漏れることなく、安全装置の作動
を確実に行なわせることができるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第1図〜第3図において、41はコンデンサ素子
で、このコンデンサ素子41は有底円筒状のアルミニウム
よりなる金属ケース42内に、樹脂よりなる固定剤43によ
って位置決め固定されている。また前記金属ケース42の
開口部は封口ゴム44およびベークライト等の封口板45よ
りなる封口体46によって封口され、かつこの封口体46と
は別個に、硬質樹脂よりなる補強部材47を介して金属ケ
ース42内に端子板48を配設している。そしてこの端子板
48にはクラック49を設けるとともに、一対のリード板5
0,50aを取り付け、かつこの一対のリード板50,50aの一
端部は、前記封口体46に取り付けた一対の外部引き出し
リード端子51,51aにかしめにより接続されている。また
前記一対のリード板50,50aのうち、一方のリード板50a
の他端部には前記コンデンサ素子41より導出された一対
のリード線52,52aのうち、一方のリード線52aがかしめ
により接続されている。さらに、前記端子板48には、一
対のリード板50,50aの間に位置して内部接続リード端子
53を取り付け、この内部接続リード端子53の一端部に
は、前記コンデンサ素子41より導出された一対のリード
線52,52aのうち、他方のリード線52がかしめにより接続
されている。
また前記一対のリード板50,50aにおける他方のリード
板50と、内部接続リード端子53の他端部との間には、リ
ード線よりなる電気接点部54を接合により取り付け、か
つこの電気接点部54には第2図に示すように薄肉部55を
形成している。
前記クラック49を設けた端子板48と、薄肉部55を設け
ているード線よりなる電気接点部54とにより構成された
安全装置56は、異常時における金属ケース42内の圧力上
昇によって動作するもので、第3図に示すように金属ケ
ース42内の圧力が異常に高まると、端子板48はクラック
49を設けているため、この端子板48が膨み、そして電気
接点部54の薄肉部55を破断する。この場合、端子板48が
割れてガスが噴出するという危険性があるが、金属ケー
ス42の開口部は封口体46により封口されているため、外
部へのガス噴出の危険性はなく、またこの封口体46によ
って、外部に安全装置56が露出することもないため、こ
の電解コンデンサは、基板自立型としても使用すること
ができる。
なお、上記一実施例においては、電気接点部54をリー
ド線で構成したものについて説明したが、第4図に示す
ように、電気接点部54′をAgもしくはCuペーストにより
構成しても上記一実施例と同様の作用効果を奏するもの
である。この第4図において、その他の構成は上記一実
施例と同じである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明の電解コ
ンデンサは、異常時の内圧上昇によって伴い、金属ケー
ス内に設けられ、かつクラックを設けた端子板が膨むこ
とにより、電気接点部を開放して電流を遮断する安全装
置を設けたもので、この安全装置は前記端子板に設けた
クラックと前記電気接点部とで構成しているため、開発
段階での安全装置付き電解コンデンサと比較して、部品
点数の削減と作業性の向上をはかることができるととも
に、コスト面においても非常に効果的なものを得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電解コンデンサの縦断
面図、第2図は第1図のA−A′線断面図、第3図は同
電解コンデンサの安全装置の動作時の状態を示す縦断面
図、第4図は本発明の他の実施例を示す電解コンデンサ
の縦断面図、第5図は従来例を示す電解コンデンサの縦
断面図、第6図は他の従来例を示す安全装置付き電解コ
ンデンサの縦断面図、第7図は本発明の開発段階での安
全装置付き電解コンデンサを示す縦断面図である。 41……コンデンサ素子、42……金属ケース、44……封口
ゴム、45……ベーク板、46……封口体、47……補強部
材、48……端子板、49……クラック、50,50a……一対の
リード板、51,51a……外部引き出しリード端子、52,52a
……一対のリード線、54,54′……電気接点部、56……
安全装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 欽文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 岡田 寿明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサ素子と、このコンデンサ素子を
    内蔵する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開
    口部を封口する封口体とを備え、前記封口体とは別個に
    硬質樹脂よりなる補強部材を介して金属ケース内にクラ
    ックを設けた端子板を配設し、この端子板に、前記コン
    デンサ素子より導出された一対のリード線と電気的に接
    続され、かつ外部引き出しリード端子と接続される一対
    のリード板を取り付け、この一対のリード板における一
    方のリード板と、前記コンデンサ素子より導出された一
    対のリード線における一方のリード線との間に電気接点
    部を設け、さらに異常時の内圧上昇に伴い、前記クラッ
    クを設けた端子板が膨むことにより、前記電気接点部を
    開放して電流を遮断する安全装置を設けた電解コンデン
    サ。
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