JPS5818282Y2 - 保護装置付コンデンサ - Google Patents
保護装置付コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5818282Y2 JPS5818282Y2 JP3839676U JP3839676U JPS5818282Y2 JP S5818282 Y2 JPS5818282 Y2 JP S5818282Y2 JP 3839676 U JP3839676 U JP 3839676U JP 3839676 U JP3839676 U JP 3839676U JP S5818282 Y2 JPS5818282 Y2 JP S5818282Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- capacitor
- stopper
- fixing plate
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は絶縁破壊時の爆発を未然に防止するようにした
保護装置付コンデンサに関する。
保護装置付コンデンサに関する。
一般にＭＰコンデンサ、紙コンデンサ、フィルムコンデ
ンサが特性の劣化、周囲温度の過昇、過電圧印加などの
原因で絶縁破壊した場合、含浸剤の流出やコンデンサの
焼損あるいは併設機器、部品などに火災事故が発生する
危険性がある。
ンサが特性の劣化、周囲温度の過昇、過電圧印加などの
原因で絶縁破壊した場合、含浸剤の流出やコンデンサの
焼損あるいは併設機器、部品などに火災事故が発生する
危険性がある。
このためにこのような事故を未然に防止することが必要
となり５種々の保護装置付コンデンサが提案されている
。
となり５種々の保護装置付コンデンサが提案されている
。
近年保護装置付コンデンサの傾向としては、熱的作用に
よって低融点可溶合金を溶解させるかまたは温度ヒユー
ズを切断させるかによって電流遮断を行なうようにした
ものからコンデンサ外装容器の膨張力を利用し、電極線
を機械的に切断させ電流遮断を行ないコンデンサの絶縁
破壊時に爆発を未然に防止するようにした構造へ移行し
ており確実な動作を行なう点で大きな進歩を見せてきて
いる。
よって低融点可溶合金を溶解させるかまたは温度ヒユー
ズを切断させるかによって電流遮断を行なうようにした
ものからコンデンサ外装容器の膨張力を利用し、電極線
を機械的に切断させ電流遮断を行ないコンデンサの絶縁
破壊時に爆発を未然に防止するようにした構造へ移行し
ており確実な動作を行なう点で大きな進歩を見せてきて
いる。
しかしながら、現在提案されているものは電極線断線後
、コンデンサの冷却によって一旦膨張した部分が元に戻
った場合断線部が再び接触し再爆発の危険性を完全に除
去し得ない欠点がある。
、コンデンサの冷却によって一旦膨張した部分が元に戻
った場合断線部が再び接触し再爆発の危険性を完全に除
去し得ない欠点がある。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、外部端子と
コンデンサ素子を接続した少なくとも一方のリード線の
途中に固定板を介して配設するストッパーを弾性力のあ
るものにすることによって一旦切断したリード線が再び
接触することのないようにした高性能な保護装置付コン
デンサを提供するものである。
コンデンサ素子を接続した少なくとも一方のリード線の
途中に固定板を介して配設するストッパーを弾性力のあ
るものにすることによって一旦切断したリード線が再び
接触することのないようにした高性能な保護装置付コン
デンサを提供するものである。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して謂明する。
すなわち、第１図に示すごとく外部端子Ｉａ、Ｉｂを一
体固着してなる封口板２の裏面に一定間隔を設けて第２
図に示すごとく該封口板２と同径の大きさで任意の箇所
に複数個の含浸剤流入孔兼排気孔３ａ 、 ３ｂ 、
３ｃ・・・・・・とリード線挿通孔４ａ、４ｂを有する
剛質の絶縁物からなる固定板５を配設し、該固定板５の
裏面のリード線挿通孔４ａ部に第３図に示すごとく一端
よりすこし離れた部分より下方に傾斜した弾力性を有す
る例えばリン青銅などよりなるストッパー６の一端を固
着して配設する。
体固着してなる封口板２の裏面に一定間隔を設けて第２
図に示すごとく該封口板２と同径の大きさで任意の箇所
に複数個の含浸剤流入孔兼排気孔３ａ 、 ３ｂ 、
３ｃ・・・・・・とリード線挿通孔４ａ、４ｂを有する
剛質の絶縁物からなる固定板５を配設し、該固定板５の
裏面のリード線挿通孔４ａ部に第３図に示すごとく一端
よりすこし離れた部分より下方に傾斜した弾力性を有す
る例えばリン青銅などよりなるストッパー６の一端を固
着して配設する。
しかしてコンデンサ素子７より導出したリード線８ａを
前記ストッパー６に溶接または半田付などで中継固着し
、前記リード線挿通孔４ａを挿通し、前記外部端子１ａ
と接続し前記コンデンサ素子７をケース９に収納し、前
記固定板５をケース９に固定するとともに該ケース９開
口部を前記封口板２にて密閉してなるものである。
前記ストッパー６に溶接または半田付などで中継固着し
、前記リード線挿通孔４ａを挿通し、前記外部端子１ａ
と接続し前記コンデンサ素子７をケース９に収納し、前
記固定板５をケース９に固定するとともに該ケース９開
口部を前記封口板２にて密閉してなるものである。
８ｂはリード線であるなお、この場合リード線８ａを引
張りながらストッパー６の他端を固定板５の裏面に接触
させ外部端子１ａと接続させ、リード線８ａが外部端子
１ａとストッパー６までの間でゆるみを持たせないよう
にしておくことが肝要である。
張りながらストッパー６の他端を固定板５の裏面に接触
させ外部端子１ａと接続させ、リード線８ａが外部端子
１ａとストッパー６までの間でゆるみを持たせないよう
にしておくことが肝要である。
以上のごとく構成してなる保護装置付コンデンサにおい
て、コンデンサ素子７の特性劣化、周囲温度の過昇また
は過電圧印加などの原因により最終的にガスが充満しケ
ース９と封口板２に引張力が加わるが、ケース９が丸形
のためにふくれにくく、固定数５に設けた含浸剤流入孔
兼排気孔４ ａ ｔ４ｂ 、 ４ｃ・・・・・・を通し
て封口板２に加わった膨張力によって封口板２がふくれ
る。
て、コンデンサ素子７の特性劣化、周囲温度の過昇また
は過電圧印加などの原因により最終的にガスが充満しケ
ース９と封口板２に引張力が加わるが、ケース９が丸形
のためにふくれにくく、固定数５に設けた含浸剤流入孔
兼排気孔４ ａ ｔ４ｂ 、 ４ｃ・・・・・・を通し
て封口板２に加わった膨張力によって封口板２がふくれ
る。
しかして固定板５およびストッパー６の存在によってそ
の力は外部端子１ａとストッパー６間のリード線１ａに
集中する。
の力は外部端子１ａとストッパー６間のリード線１ａに
集中する。
該リード線１ａは外部端子１ａとストッパー６間でゆる
みがなく構成されているためリード線８ａはその力に耐
え得なくなり、ついには切断しコンデンサ素子７と外部
端子１ａとか電気的に遮断されることになり回路が開放
しコンデンサの爆発、併設機器の焼損を未然に防止でき
る。
みがなく構成されているためリード線８ａはその力に耐
え得なくなり、ついには切断しコンデンサ素子７と外部
端子１ａとか電気的に遮断されることになり回路が開放
しコンデンサの爆発、併設機器の焼損を未然に防止でき
る。
また一旦ふくらんだ封口板２がコンデンサ温度の常温化
によってたまたま元に戻った場合でも、リード線８ａの
切断によって固定板５の裏面に接触しているストッパー
６の他端が弾力性によって反発し固定板５と離れた元の
状態となりリード線２ａの切断部両端の距離を充分に保
持できるので、切断されたリード線８ａが再び接触する
危険性を皆無にすることができるなどの利点を有してい
る。
によってたまたま元に戻った場合でも、リード線８ａの
切断によって固定板５の裏面に接触しているストッパー
６の他端が弾力性によって反発し固定板５と離れた元の
状態となりリード線２ａの切断部両端の距離を充分に保
持できるので、切断されたリード線８ａが再び接触する
危険性を皆無にすることができるなどの利点を有してい
る。
なお上記実施例においてストッパーを金属に限定して訣
明したが、樹脂などの絶縁物を用いる場合のストッパー
１０とリード線との中継固着は第４図に示すごとく貫通
孔１１に金属性ハトメ１２を配し、リード線１３を貫通
しハトメ１２部に半田１４付を行なうようにしてもよい
。
明したが、樹脂などの絶縁物を用いる場合のストッパー
１０とリード線との中継固着は第４図に示すごとく貫通
孔１１に金属性ハトメ１２を配し、リード線１３を貫通
しハトメ１２部に半田１４付を行なうようにしてもよい
。
以上述べたごとく本考案によれば封目板とＩＪ−ド線を
導出したコンデンサ素子間に固定板を配設し、前記リー
ド線を固定板に設けたリード線挿通孔を通し５．さらに
固定板の裏面に配設した弾力性を有するストッパーに中
継固着し外部端子に接続しケース開口端部を巻締め封口
板にて密閉することによって外部端子とストッパー間の
リード線をコンデンサの絶縁破壊時に完全に切断させ、
あわせてストッパーの作用によって再び切断されたリー
ド線が接続することのない安全性の高い保護装置付コン
デンサを提供することができる。
導出したコンデンサ素子間に固定板を配設し、前記リー
ド線を固定板に設けたリード線挿通孔を通し５．さらに
固定板の裏面に配設した弾力性を有するストッパーに中
継固着し外部端子に接続しケース開口端部を巻締め封口
板にて密閉することによって外部端子とストッパー間の
リード線をコンデンサの絶縁破壊時に完全に切断させ、
あわせてストッパーの作用によって再び切断されたリー
ド線が接続することのない安全性の高い保護装置付コン
デンサを提供することができる。
第１図〜第３図は本考案の一実施例を示すもので第１図
は保護装置付コンデンサを示す断面図、第２図は固定板
を示す平面図、第３図はストッパーを示す側面図、第４
図は本考案の他の実施例を示す保護装置付コンデンサの
ストッパ一部を示す断面図である。 １ａ、１ｂ・・・・・・外部端子、２・・・・・・封口
板、４ａ。 ４ｂ・・・・・・リード線挿通孔、５・・・・・・固定
板、６，１０・・・・・・ストッパー ９・・・・・・
ケース、８ａ、１３・・・・・・リード線、１１・・・
・・・貫通孔、１２・・・・・・ハトメ、１４・・・・
・・半田。
は保護装置付コンデンサを示す断面図、第２図は固定板
を示す平面図、第３図はストッパーを示す側面図、第４
図は本考案の他の実施例を示す保護装置付コンデンサの
ストッパ一部を示す断面図である。 １ａ、１ｂ・・・・・・外部端子、２・・・・・・封口
板、４ａ。 ４ｂ・・・・・・リード線挿通孔、５・・・・・・固定
板、６，１０・・・・・・ストッパー ９・・・・・・
ケース、８ａ、１３・・・・・・リード線、１１・・・
・・・貫通孔、１２・・・・・・ハトメ、１４・・・・
・・半田。
Claims (1)
- コンデンサ素子を収納したケースと、複数の外部端子を
固着し前記ケース開口部を密閉した封目板と、該封目板
の裏面に一定間隔を設けて前記ケースに固定したリード
線挿通孔を有する剛質の固定板と、該固定板の裏面に一
端を固定して配設し、た弾力性を有するストッパーと、
該ストッパーに中継接続させ一端を前記リード線挿通孔
を挿通し前記外部端子の少なくとも一方に他端を前記コ
ンデンサ素子に接続したリード線とを具備してなる保護
装置付コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3839676U JPS5818282Y2 (ja) | 1976-03-29 | 1976-03-29 | 保護装置付コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3839676U JPS5818282Y2 (ja) | 1976-03-29 | 1976-03-29 | 保護装置付コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52128943U JPS52128943U (ja) | 1977-09-30 |
| JPS5818282Y2 true JPS5818282Y2 (ja) | 1983-04-13 |
Family
ID=28497588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3839676U Expired JPS5818282Y2 (ja) | 1976-03-29 | 1976-03-29 | 保護装置付コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5818282Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-03-29 JP JP3839676U patent/JPS5818282Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52128943U (ja) | 1977-09-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3473088A (en) | Pressure-activated fuse for electrical components | |
| US5783987A (en) | Pyrotechnic high-current safety fuse element | |
| JPS617615A (ja) | 乾式コンデンサ回路遮断器 | |
| JPS6346993Y2 (ja) | ||
| GB2233512A (en) | Subminiature fuse | |
| KR840008547A (ko) | 통신 회로용 선로 보호기 | |
| US6388554B1 (en) | Circuit breaker device | |
| JPS5832484B2 (ja) | カアツニオウドウスル シヤダンソウチオユウスル コンデンサ | |
| JPS6235251B2 (ja) | ||
| JPS5818282Y2 (ja) | 保護装置付コンデンサ | |
| EP0677206B1 (en) | A capacitor provided with internal protection | |
| US3964010A (en) | Simple, small-sized fuse | |
| JPS5818284Y2 (ja) | 保護装置付コンデンサ | |
| JPS603576Y2 (ja) | コンデンサ用プロテクタ装置 | |
| EP0121005A1 (en) | Thermal fuse | |
| GB1582054A (en) | Fusible power resistors | |
| JPS6017887Y2 (ja) | 安全装置付きコンデンサ | |
| JPS6128206B2 (ja) | ||
| KR830000889Y1 (ko) | 원통형 컨덴서의 보호장치 | |
| JPH01204326A (ja) | 温度ヒューズ | |
| JPS6022596Y2 (ja) | 密閉型コンデンサの安全装置 | |
| JPH0436105Y2 (ja) | ||
| JPS6041714Y2 (ja) | 防爆装置付コンデンサ | |
| JPS5844589Y2 (ja) | コンデンサ用封口板 | |
| JPS6041631Y2 (ja) | 温度ヒユ−ズ |