JPS6022596Y2 - 密閉型コンデンサの安全装置 - Google Patents

密閉型コンデンサの安全装置

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JPS6022596Y2
JPS6022596Y2 JP722677U JP722677U JPS6022596Y2 JP S6022596 Y2 JPS6022596 Y2 JP S6022596Y2 JP 722677 U JP722677 U JP 722677U JP 722677 U JP722677 U JP 722677U JP S6022596 Y2 JPS6022596 Y2 JP S6022596Y2
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JP
Japan
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metal conductor
conductor foil
plate
safety device
foil
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JP722677U
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English (en)
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JPS53102040U (ja
Inventor
満昭 佐藤
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 本考案は密閉型コンデンサの安全装置に関するものであ
る。
コンデンサの寿命末期における破壊の多くは誘電体の劣
化に伴う異常温度上昇とガスの蓄積であり、ガスの蓄積
によるケース内部の過圧によってケースが破裂すると含
浸剤を流出、発火、発煙等により併設機器に事故の発生
するおそれがある。
そのために、ケースが破裂するのを未然に防止する安全
装置を設けることが行なわれているが本考案はその改良
に関するものである。
本考案の改良の対象となる従来のこの種の装置を第1図
〜第4図について説明する。
同図において、1はコンデンサ素子2を収納するケース
、3はケース1の上端開口部を覆う密閉蓋、4は上記密
閉蓋3に取付けた外部端子である。
第3図は安全装置を示しており、5はフェノール積層板
等の絶縁支持板、6は銅、翁銅等よりなる金属導体箔で
、その両端は取付具7により絶縁支持板5に取付けられ
ている。
61は金属導体箔6に設けた切込みで、切断される弱点
部である。
8は絶縁支持板5にリベットまたはハトメ等の取付具9
により取付けた支持金具で、この支持金具8には半田付
しやすいように孔10が設けである。
この第3図に示す安全装置が第11図に示すようにコン
デンサのケース1の内壁に半田付けされる竺 11はコ
ンデンサ素子2より引出されたリード線で、このリード
線11は上記金属導体箔6の一端に接続され、でいる。
12はリード線11の紙チューブである。
13は金属導体箔6の他端と外部端子4とを接続するリ
ード線で、14はその紙チューブである。
このコンデンサにおいて、前述のような劣化が生じ、コ
ンデンサのケース1内の内圧が高まり、第2図に示すよ
うにケース1にふくらみが生じたときは、金属導体箔6
に引張り力が加わり、その力により金属導体箔6が切断
され、ケース1の破裂前に電源から切り離すことができ
、破裂による事故の発生を未然に防止することができる
ところで上記の構造においては、誘電体の劣化により温
度が異常上昇してケースおよび絶縁油が膨張し、同時に
発生する多量のガスによってケースを膨張変形させるの
であるが、金属導体箔6が切断された後は時間が経過す
ると冷却収縮する。
この冷却収縮の度合は、ケース1の底面の縦横の比率が
大きい程、また、高さが高い程、著しい。
このようにケースの膨張によって切断された金属導体箔
6はケースの収縮によって切断された部分が再接触した
り、あるいは近接してアークが発生したりすることがあ
る。
この再接触を防止するために、金属導体箔6にたるみを
もたせ、切断後にたれ下るようにすることも考えられる
が、このようにすると、安全装置の早期作動(金属導体
箔6の早期切断)がおくれる危険がある。
本考案は上記のような欠点のない安全装置を提供するこ
とを目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案の密閉型コンデンサの安全装置は、コンデンサ素
子と外部端子とをケース内壁に固着された絶縁支持板間
に取付けた切断可能な弱点部を有する金属導体箔を介し
て接続し、該金属導体箔に加えられる引張力によって前
記金属導体箔の弱点部を切断する安全装置において、前
記金属導体箔を可撓性と弾性とを有する板状絶縁体の中
央部に設けた貫通孔に該金属導体箔の前記弱点部が接す
るように通過させ、前記板状絶縁体と前記金属導体箔が
少くともその片側で沿接するようその端部を一体的に前
記絶縁支持板に固着したことを特徴とする。
以下その実施例を図面について説明する。
第5図ないし第8図は本考案の第1実施例を示している
同図において5ないし9は第1図〜4図の従来の構造と
異なるところはない。
本考案においては、ゴム板など可撓性と弾性とを有する
板状絶縁体15にって金属導体箔6の切断部分を分離し
て再接触およびアークの発生を防止しようとするもので
ある。
板状絶縁体15は第8図に示すように、可撓性と弾性と
を有する方形のゴム板よりなり、中央に金属導体箔6が
通過するスリット状の貫通孔16を有し、その片側には
取付具7(ビス)が通過するビス孔17が設けである。
この板状絶縁体15を金属導体箔6に沿接してその下か
らビス孔17を通して取付具7によって絶縁支持板5に
固定し、貫通孔16に金属導体箔6を通して板状絶縁体
15の片側を金属導体箔6の上に位置するようにする。
金属導体箔6は板状絶縁体15を斜方向に通過するので
貫通孔16は斜孔にしである。
なお、切込み61(弱点部)は貫通孔16に位置するこ
とが好ましい。
第9図ないし第12図は本考案の第2の実施例である。
この実施例は板状絶縁体18を中心の部分で折返し、重
ね合せた状態で両端を取付具7で固定している。
19は金属導体箔6が通過する貫通孔で板状絶縁体18
を折返す部分に垂直に設けである。
20は取付具7を通すビス孔である。〔考案の効果〕 本考案の安全装置は以上の構成を有するので金属導体箔
6に引張力が作用して切込み61のところで切断される
と、第1実施例においては第7図に示すように、板状絶
縁体15を固定していない右側の金属導体箔6は板状絶
縁体15の弾性によって下方に押下げられ、左側の金属
導体箔6と板状絶縁体15を介して絶縁されらる。
したがってケース1の収縮によって切断された左右の金
属導体箔6が近接しても再接触したり、アークが発生し
たり、することはない。
また、第2実施例においては、第11図に示すように、
切断された金属導体箔6の片方は板状絶縁体18によっ
て包被されているので、再接触およびアーク発生のおそ
れはない。
以上述べたように、本考案の安全装置は第1図ないし第
4図に示す従来の安全装置のもつ欠点を解消して、密閉
型コンデンサの安全性と信頼度を高めるすぐれた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図:安全性を備えた従来の密閉型コンデンサの側面
断面図、第2図:第1図の密閉型コンデンサの安全装置
が動作したときの側面断面図、第3図:従来の安全装置
の斜視図、第4図:第3図の側面図、第5図:本考案の
安全装置の第1実施例の平面図、第6図:第5図の側面
図、第7図:第5図の安全装置が動作したときの側面図
、第8図:第5図の安全装置における板状絶縁体の平面
図および側面図、第9図二本考案の安全装置の第2実施
例の平面図、第10図:第9図の側面図、第11図:第
9図の安全装置が作動したときの側面図、第12図:第
9図の安全装置における板状絶縁体の平面図および側面
図。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・コンデンサ素子
、3・・・・・・密閉蓋、4・・・・・・外部端子、5
・・・・・・絶縁支持板、6・・・・・・金属導体箔、
61・・・・・・切込み(弱点部)、7.9・・・・・
・取付部、8・・・・・・支持金具、10・・・・・・
孔、11,13・・・・・・リード線、12.14・・
・・・・紙チューブ。 15.18・・・・・・板状絶縁体、16,19・・・
・・・貫通孔、 17゜ 20・・・・・・ビス孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンデンサ素子と外部端子とをケース内壁に固着された
    絶縁支持板間に取付けた切断可能な弱点“部を有する金
    属導体箔を介して接続し、該金属導体箔に加えられる引
    張力によって前記金属導体、箔・。 の弱点部を切断する安全装置において、前記金属導体箔
    を可撓性と弾性とを有する板状絶縁体の中央部に設けた
    貫通孔に、該金属導体箔の前記弱点部が接するように通
    過させ、前記板状絶縁体と前記金属導体箔が少くともそ
    の片側で沿接するようその端部を一体曲番と前記絶縁支
    持板に固定したことを特徴とする密閉型コンデンサの安
    全装置。
JP722677U 1977-01-24 1977-01-24 密閉型コンデンサの安全装置 Expired JPS6022596Y2 (ja)

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JPS53102040U JPS53102040U (ja) 1978-08-17
JPS6022596Y2 true JPS6022596Y2 (ja) 1985-07-05

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