JPH0514500Y2 - - Google Patents

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JPH0514500Y2
JPH0514500Y2 JP17468282U JP17468282U JPH0514500Y2 JP H0514500 Y2 JPH0514500 Y2 JP H0514500Y2 JP 17468282 U JP17468282 U JP 17468282U JP 17468282 U JP17468282 U JP 17468282U JP H0514500 Y2 JPH0514500 Y2 JP H0514500Y2
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JP
Japan
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plate
capacitor
insulating plate
lead
explosion
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JP17468282U
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JPS5978624U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙コンデンサ、金属化誘電体を使用し
たコンデンサ、有機フイルムコンデンサなど(以
下コンデンサという)の密閉容器内に発生した事
故などにより爆発、火災などの外部に与える大き
な事故を未然に防止するための防爆装置に係るも
のである。
コンデンサのように完全密閉された容器を使用
したものは内部においてコロナ放電あるいは絶縁
破壊を起こすと、充填された充填剤などが分解し
て発生したガスのため内部圧力が上昇し、遂には
爆発、火災などの事故に至ことがある。これを防
止するため従来のコンデンサにはいろいろ提案さ
れた装置が用いられているが、これらの装置は信
頼度に乏しいなどの欠点があつた。そのため実開
昭57−108328号公報にみられるように絶縁板に設
けた切込み部を架橋するように2枚のリード板を
配置し、該リード板をコンデンサ素子と端子間に
結線したものが考案されているが、組立、取扱い
中に絶縁板が折れ易いなどの欠点があつた。
本考案は上記の欠点を排除した経済的に優れ信
頼度の高いコンデンサの防爆装置を提供しようと
するものである。
すなわち、コンデンサ内部の絶縁破壊などの異
常により内部圧力が上昇し所定圧力を越えること
を利用して内部の電路を遮断し、爆発を未然に防
ぐコンデンサの防爆装置である。
以下、本考案を第1図〜第8図に示す実施例に
ついて説明する。
第1図はコンデンサ要部の断面図、第2図は第
1図のA−A′断面図で、1はコンデンサの容器、
2は容器1の上蓋、3は容器1に収容されたコン
デンサ素子、4はコンデンサ素子3から出ている
引出リード、5は端子とコンデンサ素子3とを接
続する引出リード、6はプレスボードなどの絶縁
板、7は碍子などの絶縁材料からなるブツシン
グ、8は端子、9は絶縁板10を容器1に竪持す
る支持金具、11は支持金具9と絶縁板10とを
固着するリベツトなどの部品、12はコンデンサ
などの許容電流に耐えかつ切れ易いように薄層平
板にした金属からなるリード板、12cは貫通
孔、13は金属製L形平板、13cは貫通孔で、
上記リード板12の接触する端面13aにリード
板12が切れ易いように歯形を設けている。な
お、10は第4図に示すように絶縁板で、10a
は絶縁板10の略中央部に所定の圧力で破断する
ようにその形状を設定した橋絡部、10bは切欠
部、10c,10dは絶縁板10に設けた貫通
孔、14はリード板12および金属製L形平板1
3を絶縁板10に固着するためのハトメ、リベツ
トなどの圧着金具である。15は絶縁板10のほ
ぼ中央部に設けた橋絡部10aと平行に配置し、
しかも橋絡部10aとリード板12を除き、切欠
部10bを架橋する凸部を設けた補強板で、支持
金具9に絶縁板10とともに圧着金具16で固着
され、第5図に示すように組立てられる。15d
は貫通孔で、この近辺に接着剤を塗布し絶縁板1
0と補強板15とをより強固に補強してもよい。
本考案のコンデンサの防爆装置は、上記のよう
に構成されているので、コンデンサの内部が許容
圧力を越えて容器1の側周壁(胴)の部分が外方
に向つて応力を受けてふくれると、容器1の内壁
に固定された支持金具9で両端を支持されている
絶縁板10が水平方向に引張られて絶縁板10の
橋絡部10aが破断される。絶縁板10がその橋
絡部10aで破断分離されるとリード板12が切
断される、あるいはL形平板13を介してリード
板12が引張られて遂にはL形平板13の歯形端
面13aによりリード板12が同様に切断され
る。
この場合、リード板12の両端は第3図に示す
ように各々コンデンサ素子3に接続され、かつ橋
絡部10aに平行して補強板15が絶縁板10に
接して固着されているので、橋絡部10aがそつ
たり折れたりせず、確実に水平方向に引張られる
ので、橋絡部10aの引張り破断応力が瞬時にリ
ード板12に加わつて切断される。このためアー
クが継続して発生せず安全かつ確実に内部電路が
遮断されるので、爆発、火災などの危険を避ける
ことができる。またコンデンサの組立取扱時に絶
縁板に外力が加わつても橋絡部が破損せず極めて
能率的に生産できるなどの効果がある。
なお、L形平板13の端面13aは歯形なく平
面状であつてもよい。リード板12は薄層平板状
にしたが、L形平板13の端面13aに接する部
分が薄層平板状で他の部分は適当な形状であつて
もよい。要するにコンデンサの許容電流に耐えか
つ切断容易であればその形状にこだわるものでは
ない。L形平板13の歯形端面13aはリード板
12に対して斜めに触れた方がリード板12が切
断され易い。
また絶縁板10にフエノール樹脂と紙基板の積
層板を用い、その繊維の方向をリード板12の架
橋方向に対して直交になるようにすれば作動上有
利になる。またリード板12はコンデンサの中性
点に配置することにより、事故電流が制限される
ことにより絶縁距離を短縮でき防爆装置もより小
形化できる。
第6図〜第8図は他の実施例で、第6図は補強
板15を絶縁板10の上下に互いに反対方向に配
置したもの、第7図は補強板15を一方向で絶縁
板10の上下に配置したもの、第8図は橋絡部1
0aを3箇所設けたもので同様な効果がある。そ
して補強板15の形状は上述のようなT字状に限
らず、山形、π形など適宜設定できる。
叙上のように本考案のコンデンサの防爆装置は
生産性および安全性の面において極めて有利とな
り、工業的ならびに実用的価値の大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例で、第1図
はコンデンサ要部の断面図、第2図は第1図のコ
ンデンサのA−A′断面図、第3図はコンデンサ
の回路図、第4図はコンデンサの防爆装置組立要
部の説明図、第5図は第4図の組立要部で、イは
平面図、ロはイのB−B′断面図、第6図〜第8
図は本考案のコンデンサの防爆装置の他の実施例
で、それぞれイは要部平面図、ロは側面図であ
る。 1……容器、10……絶縁板、10a……橋絡
部、12……リード板、15……補強板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部圧力の上昇により容器の内壁に固定された
    絶縁板が引張られ、所定の圧力に達すると絶縁板
    に設けた橋絡部が破断し、これを架橋するように
    配置したリード板が切断するよう構成されたコン
    デンサの防爆装置において、上記橋絡部と平行に
    かつ絶縁板の少なくとも片面に接し、しかも橋絡
    部とリード板部を除き切欠部を架橋する凸部を設
    けた補強板を配置したことを特徴とするコンデン
    サの防爆装置。
JP17468282U 1982-11-17 1982-11-17 コンデンサの防爆装置 Granted JPS5978624U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17468282U JPS5978624U (ja) 1982-11-17 1982-11-17 コンデンサの防爆装置

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JP17468282U JPS5978624U (ja) 1982-11-17 1982-11-17 コンデンサの防爆装置

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Publication Number Publication Date
JPS5978624U JPS5978624U (ja) 1984-05-28
JPH0514500Y2 true JPH0514500Y2 (ja) 1993-04-19

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ID=30380226

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JP17468282U Granted JPS5978624U (ja) 1982-11-17 1982-11-17 コンデンサの防爆装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414911Y2 (ja) * 1985-05-22 1992-04-03

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JPS5978624U (ja) 1984-05-28

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