JPH0436105Y2 - - Google Patents

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JPH0436105Y2
JPH0436105Y2 JP1986110462U JP11046286U JPH0436105Y2 JP H0436105 Y2 JPH0436105 Y2 JP H0436105Y2 JP 1986110462 U JP1986110462 U JP 1986110462U JP 11046286 U JP11046286 U JP 11046286U JP H0436105 Y2 JPH0436105 Y2 JP H0436105Y2
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fuse
capacitor element
capacitor
resin
cathode
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はヒユーズ付きチツプ状コンデンサに関
し、特にヒユーズを外装樹脂に内蔵させた構造の
コンデンサに関する。
〔従来の技術〕
一般に固体電解コンデンサは、種々の電子回路
に使用されており、故障率は小さいが、万一故障
が起きた場合の故障モードは短絡故障が多く、大
きな短絡電流が流れるとコンデンサ素子が発熱し
焼損に至ることもある。この過度の短絡電流によ
る故障発生の際には、回路構成素子を保護するた
め故障モードを短絡(シヨート)から解放(オー
プン)にすることが必要で、一般的にヒユーズを
用いる手段が知られている。従来技術としては、
例えば実公昭54−21730号公報のように低融点金
属をヒユーズとして内蔵させた固体電解コンデン
サがある。
上述した従来のコンデンサはヒユーズとして、
例えば融点が290℃程度のはんだを用いているが、
このものは、例えば第3図に示すように、単にヒ
ユーズとしての低融点金属13を陽性リード12
および陰極層14を有するコンデンサ素子11と
陰極外部リード端子16との間に介在させ、はん
だ19でリード線16にはんだ付けした後、外装
樹脂18で外装している。コンデンサ素子1とヒ
ユーズの低融点金属23とははんだ層21により
接続され陰極外部リード線16は直接に、また陽
極リード12は陽極リード端子13を介してリー
ドフレーム22に接続されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のヒユーズ付きコンデンサにおいて、
短絡電流が流れた際に、熱膨張する溶融金属23
が、その膨張により生ずる外装樹脂18の亀裂部
分または、陰極リード端子16と外装樹脂18の
境界間隙部分より外に吹き出すことにより電流が
遮断される。一方、チツプ状コンデンサは小型化
の要求から外装樹脂18の厚みが小さいため、こ
の吹き出しの可能性が大きい。従つて、安全装置
動作の不完全さ、および、吹き出した溶融金属
が、他の配線回路を短絡させて、二次災害が発生
する欠点がある。
本考案は、短絡時にヒユーズ分断が確実で、溶
融金属が吹き出して二次災害を発生することのな
いヒユーズ付きチツプ状コンデンサを提供するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決する本考案の手段は、コンデ
ンサ素子に陽極および陰極リード端子を接続し、
樹脂外装して成るチツプ状固体電解コンデンサに
おいて、コンデンサ素子陰極部と陰極リード端子
の接続部を絶縁して介挿された絶縁体と、前記コ
ンデンサ素子陰極部と陰極リード端子を橋絡接続
するヒユーズと、前記ヒユーズを被着して絶縁す
る弾性樹脂とを有することを特徴とするヒユーズ
付きチツプ状固体電解コンデンサ、である。
〔作用〕
コンデンサに過大電流が流れてヒユーズが溶融
した際、ヒユーズは弾性体で被覆されているの
で、ヒユーズの熱膨張を吸収して溶融金属の外部
への吹き出しを防止し、また溶融金属は表面張力
により球状に溶断し、電流が確実に遮断される。
〔実施例〕
つぎに、本考案を実施例により図面を参照して
説明する。第1図は本考案の一実施例の内部構造
を示す斜視図、第2図は第1図の−断面図で
ある。両図において、陰極層4が形成されたコン
デンサ素子1には陽極リード2が植設される。陽
極リード2はタンタル固体電解コンデンサの場合
はタンタル線である。陽極リード2には板状の陽
極リード端子3が溶接により固着される。段差部
6aが形成された変形板状の陰極リード端子6
は、コンデンサ素子1に絶縁接着剤7を介して段
差部6aにおいて固着される。この時、コンデン
サ素子1と陰極リード端子6とは互いに導通しな
いように構成される。ヒユーズ5は陰極リード端
子6とコンデンサ素子1とにはんだ9により両端
において固着され、さらにヒユーズ5の上面にシ
リコン樹脂等よりなる弾性を有する絶縁性の弾性
樹脂10を配設し、ヒユーズ5を弾性樹脂10で
被覆する。上記のように形成された各部材1,
2,3,4,5,6,7,9,10をトランスフ
アーモールト等の手段によりエポキシ樹脂等より
なる外装樹脂8で絶縁外装し、さらに陽、陰極リ
ード端子3,6に第1,2図に示すようにコの字
状に折り曲げて成形しヒユーズ付きチツプ状固体
電解コンデンサが完成される。
この完成されたコンデンサに、過大電流が流れ
た際には、従来の弾性の低い樹脂でヒユーズが覆
われている場合は、ヒユーズが溶けても周囲が硬
いため、ヒユーズの原型を保ち、電気的な接続を
保持し続けるので、溶断しないことがあつたが、
本考案では柔軟性のある弾性体10でヒユーズ5
が覆われているので、ヒユーズ5が溶けるとヒユ
ーズ5自体の表面張力により球状に溶断し容易に
分断ができ、オープン状態にできた。さらに弾性
体10量を適当に調整することによつてヒユーズ
5が発熱により熱膨張しても、膨張体積を吸収で
きるので外装樹脂8外部への吹き出しを防ぐこと
ができた。
また、従来の構造ではヒユーズとしての低融点
金属23がむき出しの状態で樹脂外装をするため
に、外装時の樹脂の圧力でヒユーズなる低融点金
属23の中央部がコンデンサ素子11に接触し、
溶断特性が変わる場合があり、ひいては溶断前に
焼損を起こす場合があつた。これを防ぐためには
コンデンサ素子11とヒユーズなる低融点金属2
3の中央部をできるだけ離せば良いが、それによ
つてコンデンサの形状が大きくなり、小型化要求
の強いチツプ状コンデンサにとつては問題とな
る。これに対して本考案ではヒユーズを絶縁性の
弾性体10で被着しているので、ヒユーズ5をコ
ンデンサ素子1に近接させて付けても、ヒユーズ
5の中央部とコンデンサ素子1との接触は起ら
ず、溶断特性の変化はなかつた。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ヒユーズを絶
縁性の弾性樹脂で被覆することにより、ヒユーズ
の分断が確実で、焼損の危険性がなく、溶融金属
が吹き出して二次災害の発生が確実に防止され、
しかも小形化の容易なヒユーズ付きチツプ状固体
電解コンデンサを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の内部構造を示す斜
視図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
従来のヒユーズ付き固体電解コンデンサの断面図
である。 1……コンデンサ素子、2……陽極リード、3
……陽極リード端子、4……陰極層、5……ヒユ
ーズ、6……陰極リード端子、7……絶縁接着
剤、8……外装樹脂、9……はんだ、10……弾
性樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサ素子に陽極および陰極リード端子を
    接続し、樹脂外装して成るチツプ状固体電解コン
    デンサにおいて、コンデンサ素子陰極部と陰極リ
    ード端子の接続部を絶縁して介挿された絶縁体
    と、前記コンデンサ素子陰極部と陰極リード端子
    を橋絡接続するヒユーズと、前記ヒユーズを被着
    して絶縁する弾性樹脂とを有することを特徴とす
    るヒユーズ付きチツプ状固体電解コンデンサ。
JP1986110462U 1986-07-17 1986-07-17 Expired JPH0436105Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2777512B2 (ja) * 1992-11-20 1998-07-16 ローム株式会社 モールド型固体電解コンデンサの構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4107762A (en) * 1977-05-16 1978-08-15 Sprague Electric Company Solid electrolyte capacitor package with an exothermically-alloyable fuse
US4547830A (en) * 1979-09-11 1985-10-15 Rohm Company Limited Device for protection of a semiconductor device
JPS61128511A (ja) * 1984-11-28 1986-06-16 日本電気株式会社 ヒユ−ズ付き固体電解コンデンサ

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JPS6316432U (ja) 1988-02-03

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