JPH0336073Y2 - - Google Patents

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JPH0336073Y2
JPH0336073Y2 JP1982132377U JP13237782U JPH0336073Y2 JP H0336073 Y2 JPH0336073 Y2 JP H0336073Y2 JP 1982132377 U JP1982132377 U JP 1982132377U JP 13237782 U JP13237782 U JP 13237782U JP H0336073 Y2 JPH0336073 Y2 JP H0336073Y2
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JP
Japan
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metal terminal
spring
contact piece
heating element
partition wall
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JP1982132377U
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JPS5936592U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発熱体素子の異常時にこの発熱体素子
に流れる電流を遮断するようにした発熱体素子の
安全構造に関する。
従来より、この種の発熱体素子の安全構造とし
ては、例えば第1図aに示すように、デイスク状
の正特性サーミスタ素体1の一方の主面に形成さ
れた電極膜2にリード端子3を半田4で半田付け
するとともに、上記正特性サーミスタ素体1の他
方の主面に形成された電極膜5にスプリング端子
6を低融点半田7で半田付けし、上記正特性サー
ミスタ素体1が異常により過熱したときには、第
1図bに示すように、上記低融点半田7が溶解し
てスプリング端子6が電極膜5から離れ、リード
端子3およびスプリング端子6が取り付けられた
プリント基板8の回路に異常電流が流れたり、正
特性サーミスタ素体1そのものが破懐して飛散し
たりするのを防止するようにした正特性サーミス
タ素子が一般に知られている。
ところで、上記の如き正特性サーミスタ素子に
おいては正特性サーミスタ素体1と低融点半田7
の熱膨張の差が大きく、上記正特性サーミスタ素
体1の電極膜5と低融点半田7の界面の強度が劣
化し、上記正特性サーミスタ素体1が異常状態で
なくてもスプリング端子6が外れて誤動作が発生
することがあつた。
また、上記のように、スプリング端子6と低融
点半田7とを使用する代りに、第2図aおよび第
2図bに示すように、リード端子11,11の一
部に極細部11a,11aを形成し、この極細部
11a,11aにヒユーズ機能を持たせることも
行われている。
上記のようにリード端子11,11の一部に極
細部11a,11aを設けた場合、これら極細部
11a,11aが切断されないと正特性サーミス
タ素体1に流れる電流が遮断されないために異常
電流が流れたり、リード端子11,11の極細部
11a,11aの成形が困難でしかも容易に変形
するため、取扱いにも注意を要する等の欠点があ
つた。
本考案の目的は、半田付け部分の劣化がなく、
発熱体素子に異常が発生したときに確実に発熱体
素子への給電を遮断することができる誤動作のな
い、信頼性の高い発熱体素子の安全構造を提供す
ることである。
このため、本考案は、外装ケース内に設けた仕
切壁で仕切られた一つの区画内にて、板状の発熱
体素子を一対の金属端子板の間に、一方の金属端
子板を上記仕切壁に当接させて挾持し、外装ケー
スの上記区画に隣接するいま一つの区画にバネ性
を有する金属からなるバネ端子をその一端に設け
たリード片状の接触片と一方の上記金属端子板と
の間にギヤツプを持たせて固定し、上記仕切壁に
設けた窓を通して一方の上記金属端子板に向かつ
て弾性変形させて上記金属端子板とほぼ同じ熱膨
張率を有する低融点半田でバネ端子の接触片を一
方の上記金属板に半田付けし、発熱体素子の異常
発熱時に上記接触片が自己の持つバネ性により上
記金属端子板から離脱するようにしたことを特徴
としている。
以下、本考案を正特性サーミスタ素子に適用し
た実施例について図面を参照して詳細に説明す
る。
以下、本考案を正特性サーミスタ素子に適用し
た実施例について図面を参照して詳細に説明す
る。
第3図に示すように、相対向する両主面に夫々
電極膜21および22を形成してなるデイスク状
の正特性サーミスタ素体23は、板バネ24のバ
ネ力により、一対の金属端子板25,26の間に
挾持された状態で仕切壁33で仕切られた外装ケ
ース27内の一つの区画28に収容されている。
外装ケース27内の上記区画28に上記仕切壁
33を間にして隣接するいま一つの区画29に
は、燐青銅等のバネ性を有する金属からなるバネ
端子31が、その一端に設けたリード片状の接触
片31aと金属端子板26との間に後述するギヤ
ツプを持たせて固定されている。
一方、バネ端子31の上記接触片31aは、上
記仕切壁33に設けた窓33aを通して金属端子
板26に向つて弾性変形させ、低融点半田32に
より、上記接触片31aを金属端子板26に半田
付けしている。
上記金属端子板25,26は、第4図に示すよ
うに、いずれも上記正特性サーミスタ素体23と
ほゞ等しい直径を有する円板である。金属端子板
25はその周縁から径方向に突出するほゞ一定巾
を有するリード片25a、および上記正特性サー
ミスタ素体23の電極膜21に向つて押し出され
た半球状の突起25b,…,25bを有する。ま
た、いま一つの金属端子板26は、上記正特性サ
ーミスタ素体23の電極膜22に向つて押し出さ
れた半球状の突起26a,…,26aを有する。
一方、バネ端子31は、金属端子板25の上記
リード片25aとほゞ等しい巾を有し、その一端
には、円弧状に湾曲する巾広の接触片31aを有
する。
以上に説明した正特性サーミスタ素体23、金
属端子板25および26は、第3図に示すよう
に、金属端子板25のリード片25aを外装ケー
ス27から外部に突出させて、上記外装ケース2
7とその蓋体27aに設けた仕切壁33により区
画される区画28内に、既に述べたように、板バ
ネ24のバネ力により、上記金属端子板25,2
6間に正特性サーミスタ素体23を挾持するとと
もに、上記金属端子板26が仕切壁33に当接し
た状態で収容している。
また、バネ端子31は、上記外装ケース27の
いま一つの区画29からリード片25aと同一の
向きに突出するとともに、その接触片31aと上
記金属端子板31aとの間に、第5図に示すよう
に、低融点半田32の溶解でギヤツプgが形成さ
れるように、上記外装ケース27に取り付けてい
る。
上記のようにすれば、正特性サーミスタ素体2
3が異常状態となつて高温となると、金属端子板
26も高温となつて低融点半田32が溶解し、第
5図に示すように、バネ端子31の接触片31a
が自己の持つバネ性により、上記金属端子板26
から離れ、バネ端子31と上記金属端子板26と
の導通が断たれることになる。
この場合、上記金属端子板26が仕切壁33に
当接しているので、溶融した低融点半田32は、
上記仕切壁33の窓32aあるいは外装ケース2
7内のいま一つの区画29内に溜まり、溶融した
低融点半田32がバネ端子31と金属端子板25
とを短絡することによつて生じる焼損事故を防止
することができる。また、上記金属端子板26と
低融点半田32とは比較的熱膨張率が近似してお
り、両者の熱膨張率の差による低融点半田32の
強度劣化がなく、低融点半田32が溶解しない限
り、バネ端子31の接触片31aが金属端子板3
1aから離れることはない。
本考案は正特性サーミスタ素子のほかに、負特
性サーミスタ(NTC)やバリスタ等の発熱を伴
う素子の安全構造として広く適用可能である。
また、第3図の実施例において、板バネ24に
代えて、コイルバネ等のバネを使用することも可
能である。
以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、低融点半田とほゞ等しい熱膨張係数を有
する金属端子板を発熱体素子とともに外装ケース
内に固定してこの金属端子板にバネ端子の接触片
を弾性変形させて低融点半田で半田付けするよう
にしたから、金属端子板と低融点半田の熱膨張係
数の差による半田付部分の強度劣化が少なくな
り、発熱体素子の正常動作中にバネ端子が金属端
子板から外れることがなく、しかも、発熱体素子
には直接、バネ端子の半田付けを行わないため、
半田付時の熱シヨツクやフラツクスの影響による
発熱体素子の劣化を防止することができる。
また、本考案によれば、外装ケース内に設けた
仕切壁で仕切られた一つの区画内にて、発熱体素
子を一対の金属端子板の間に、一方の金属端子板
を上記仕切壁に当接させて挾持しているので、熔
融した半田が上記仕切壁の窓あるいは外装ケース
内のいま一つの区画内に溜まり、熔融した半田が
バネ端子と金属端子板とを短絡することによつて
生じる焼損事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の発熱体素子の説明図、第1図
bは第1図aの発熱体素子の動作説明図、第2図
aおよび第2図bは夫々いま一つの従来の発熱体
素子の断面図および側面図、第3図は本発明に係
る安全構造を適用した正特性サーミスタ素子の断
面図、第4図は第3図の正特性サーミスタ素子の
分解斜視図、第5図は第3図の正特性サーミスタ
素子の動作説明図である。 21,22……電極膜、23……正特性サーミ
スタ素体、24……板バネ、25,26……金属
端子板、27……外装ケース、28,29……区
画、31……バネ端子、31a……接触片、32
……低融点半田、33……仕切壁、33a……
窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外装ケース内に設けた仕切壁で仕切られた一つ
    の区画内にて、板状の発熱体素子を一対の金属端
    子板の間に、一方の金属端子板を上記仕切壁に当
    接させて挾持し、外装ケースの上記区画に隣接す
    るいま一つの区画にバネ性を有する金属からなる
    バネ端子をその一端に設けたリード片状の接触片
    と一方の上記金属端子板との間にギヤツプを持た
    せて固定し、上記仕切壁に設けた窓を通して一方
    の上記金属端子板に向かつて弾性変形させて上記
    金属端子板とほぼ同じ熱膨張率を有する低融点半
    田でバネ端子の接触片を一方の上記金属板に半田
    付けし、発熱体素子の異常発熱時に上記接触片が
    自己の持つバネ性により上記金属端子板から離脱
    するようにしたことを特徴とする発熱体素子の安
    全構造。
JP13237782U 1982-08-31 1982-08-31 発熱体素子の安全構造 Granted JPS5936592U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13237782U JPS5936592U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 発熱体素子の安全構造

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JP13237782U JPS5936592U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 発熱体素子の安全構造

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Publication Number Publication Date
JPS5936592U JPS5936592U (ja) 1984-03-07
JPH0336073Y2 true JPH0336073Y2 (ja) 1991-07-31

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ID=30298951

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444941U (ja) * 1987-09-11 1989-03-17
JPS6453332U (ja) * 1987-09-29 1989-04-03
JPH01154952A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Naka Tech Lab 手摺支柱の支持装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5718286A (en) * 1980-07-08 1982-01-30 Seiko Epson Corp Printer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5718286A (en) * 1980-07-08 1982-01-30 Seiko Epson Corp Printer

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JPS5936592U (ja) 1984-03-07

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