JPS6314433Y2 - - Google Patents

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JPS6314433Y2
JPS6314433Y2 JP7409383U JP7409383U JPS6314433Y2 JP S6314433 Y2 JPS6314433 Y2 JP S6314433Y2 JP 7409383 U JP7409383 U JP 7409383U JP 7409383 U JP7409383 U JP 7409383U JP S6314433 Y2 JPS6314433 Y2 JP S6314433Y2
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JP
Japan
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cut
safety device
case
capacitor
case body
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JP7409383U
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English (en)
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JPS59177926U (ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案はケース内部に設けた保安装置を改良し
た保安装置付コンデンサに関する。 従来保安装置付コンデンサとしてはケース胴体
および上蓋の膨張作用を利用しケース内部に設け
た電極部の一部としての切断片を機械的に切断し
回路から電流を遮断するようにした構造のものが
種々提案されている。しかしてこれらの構造のも
のはケースの膨張作用を利用して切断片を容易に
切断する必要から、第1図に示すように切断片1
に切り込み2などの弱点部を形成するなどケース
膨張時に切断しやすい構造にしているため流せる
電流値にもおのずと限度があつた。したがつて転
流用コンデンサをはじめたとえば100A以上の大
電流を流すようなものではそれに耐えるだけの切
断片の断面積が必要であり切断片自体を大きくす
るかまたは切断片の厚さを厚くしなければなら
ず、切断装置の大形化によつて切断片の引張り強
度を強くしコンデンサ異常時におけるケースの膨
張をにぶらせ切断片が切断する以前にケースのは
め合わせ部から含浸剤の漏れをひきおこしたり、
あるいは爆発したりする危険性を有していた。そ
してこの危険性はケースの板厚が薄いものほど顕
著であつた。 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので切断
装置を改良することによつて上記欠点を除去し内
部圧力上昇時容易に確実に切断可能とした保安装
置付コンデンサを提供することを目的とするもの
である。 まず本考案による切断装置の動作原理はハンダ
は容易に堅固に金属を接続することが可能である
がその弱点として剥離および曲げに弱いという欠
点を活用したものである。 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。すなわち第2図に示すようにコンデンサ
素子11を収納したケース胴体12の開口部近傍
の内壁面に第3図に示すように絶縁支持板13,
14間にたとえば銅板からなる2つのL字形金属
片15,16を背中合わせし、合わせ部先端部を
ハンダ17付してなる切断片18の両端部を固定
した保安装置19を配設し、前記切断片18の一
端から他端を介して前記コンデンサ素子11から
導出した引出リード線20をケース上蓋21に一
体固着した外部端子22に接続してなるものであ
る。 以上のように構成してなる保安装置付コンデン
サにおいて内部圧力が上昇した場合ケース胴体1
2の膨張によつて第4図に示すように切断片18
を構成するL字形金属片15,16それぞれの端
部がお互い反対方向に引張られハンダ17付部に
引張力が集中し、ハンダ17の折れまたは剥離に
よつて第5図に示すようにL字形金属片15,1
6は完全に引き離されコンデンサ素子11への電
流は遮断され、よつてケース胴体12およびケー
ス上蓋21の膨張を防止し爆発を末然に防止でき
る効果をいかんなく発揮することはもとより、保
安装置構造として金属片自体を切断するのではな
く金属片同志を接続したハンダ付部のハンダのも
つ欠点すなわち曲げおよび剥離を利用し接続を切
断するようにしたものであるため電流許容によつ
て金属片の断面積を大きくしたとしても切断片の
引張り強度はさほど強くならず切断をにぶらせる
ようなことはないものである。 つぎに第4図に示す本考案(A)になるL字形金属
片15,16を用いた保安装置19と第1図に示
す従来の参考例(B)による切り込み2を設けた切断
片1との破断強度を調べた結果下表のようになつ
た。
【表】 なおこの場合の本考案(A)におけるL字形金属片
15,16および参考例(B)における切断片1の材
質は銅であり厚さは本考案(A)の場合1.0mm,参考
例(B)の場合0.15mmのものを用いた。また(A)におけ
るイ寸法,(B)におけるロ寸法はいずれも25mmで
(A),(B)における固定部間距離はX=33mm,Y=40
mmとしたものを用いた。 上表から明らかなように本考案(A)は参考例(B)と
比較してきわめて大きな電流を許容できる構造で
あるが、参考例(B)の約30〜40%の引張力で破壊す
ることが可能であることを実証した。第6図は切
断片23の他の実施例による構造を示すものでL
字形金属片24,25の背中合わせ部先端に段差
があるものでも同効である。なお26はハンダで
ある。 以上述べたように本考案によればケース胴体の
開口部近傍の内壁面に配設する保安装置として絶
縁支持板間に配設した2つのL字形金属片を背中
合わせし、合わせ部先端部をハンダ付してなる切
断片構造としたことによつて電流許容を大幅に拡
大できるように切断片の断面積を大きくしたとし
ても少ない引張力で容易に切断できる大電流用で
大きな効果を発揮する保安装置付コンデンサを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の参考例による保安装置を構成す
る切断片を示す平面図、第2図〜第5図は本考案
の一実施例に係り第2図は保安装置付コンデンサ
を示す正断面図、第3図は第2図を構成する保安
装置を示す斜視図、第4図は第2図に示すコンデ
ンサが膨張した状態を示す正断面図、第5図は第
2図に示すコンデンサの保安装置が動作した状態
を示す正断面図、第6図は他の実施例に係る切断
片を示す斜視図である。 11……コンデンサ素子、12……ケース胴
体、13,14……絶縁支持板、15,16,2
4,25……L字形金属片、17,26……ハン
ダ、18,23……切断片、19……保安装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサ素子と、該素子を収納したケース胴
    体と、該ケース胴体開口部近傍内壁に配設した絶
    縁支持板間に固定した2つのL字形金属片を背中
    合わせし、該背中合わせ部の先端部をハンダ付し
    て切断片とした保安装置と、前記ケース胴体開口
    部を封止したケース上蓋と、該ケース上蓋に一体
    固着した外部端子と、前記コンデンサ素子から導
    出し前記切断片を介して前記外部端子と接続した
    引出リード線とを具備したことを特徴とする保安
    装置付コンデンサ。
JP7409383U 1983-05-17 1983-05-17 保安装置付コンデンサ Granted JPS59177926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7409383U JPS59177926U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 保安装置付コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7409383U JPS59177926U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 保安装置付コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59177926U JPS59177926U (ja) 1984-11-28
JPS6314433Y2 true JPS6314433Y2 (ja) 1988-04-22

Family

ID=30204194

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JP7409383U Granted JPS59177926U (ja) 1983-05-17 1983-05-17 保安装置付コンデンサ

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JPS59177926U (ja) 1984-11-28

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