JPS6041406B2 - 有極電磁継電器 - Google Patents

有極電磁継電器

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JPS6041406B2
JPS6041406B2 JP11843179A JP11843179A JPS6041406B2 JP S6041406 B2 JPS6041406 B2 JP S6041406B2 JP 11843179 A JP11843179 A JP 11843179A JP 11843179 A JP11843179 A JP 11843179A JP S6041406 B2 JPS6041406 B2 JP S6041406B2
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JP
Japan
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armature
iron core
permanent magnet
contact
protrusion
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JP11843179A
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JPS5641628A (en
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真樹 荒尾
一挙 友広
広志 二宮
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は有極電磁継電器、とくにアマチュアに永久磁石
を設け、このアマチュアをその中央で揺動自在にヒンジ
したラッチング型の有極電磁継電器に関するものである
一般に、希士類磁石以外の永久磁石は磁性体と直接接触
しあるいはこれを繰り返えすと、接触減磁が生じるとい
う性質があり、この接触減磁により電磁石としての動作
特性の劣化をきたすという問題がある。
他方、希士類磁石は接触減磁を生じる心配はないが、高
価でかつ形状的な制約があるため、上記形式の電磁石装
置に使用するのは好ましくないoまた、永久磁石と磁性
体とが直接接触すると、保磁力が強くなり過ぎ、動作時
および復帰時における感応電圧が高くなるという欠点が
ある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、接触減磁
を生ずることなく、適正な保磁力を有する電磁石装置を
提供することを目的とする。以下、本発明を−実施例で
ある添付図面にしたがって説明する。第1図〜第4図は
本発明をDIP型有極電磁継電器に適用したものを示し
、1は10本の端子2〜11をかに足状にインサート成
形したベース、22は底力バー、23は口字形のアマチ
ュア、30は電磁石、39はシールドケースである。
ベース1は上方が関口した略箱形のもので、その対向す
る二側面には切欠部12,12とその下方に凹所13,
13とが形成され、4隅部にはコイル端子2,3,10
,11の内端部の一部2a,3a,10a,11aが上
方に突出し、かつ中央部上下面には上記コイル端子2,
3,10,11の内端部の池部と端子4,5,8,9の
内端部とが露出している。
また、ベース1の底部には導電材料からなるシールド板
14(第3,4図参照)がインサート成形され、このシ
ールド板14は端子6,7と導適している。上記端子5
,8の内端都下面には接触片15,16がスポット溶唆
され、これと対応する端子4,9の内端都下面には固定
接点17,18が溶接され、この固定接点17,18に
上記接触片15,16の先端が氏接するようになってい
る。底力バー22は合成樹脂板からなり、その外周端部
がベース1の下面に設けた凹所19に鉄合して、上記援
触片15,16および固定接点17,18の下面をおお
うようになっている。
アマチュア23(第5図〜第7図参照)の対向する二辺
には、棒状の永久磁石24,25がその両端部上面が露
出するようにかつN極・S極を逆向きにしてインサート
成形されており、一方の永久磁石25側の端部上面には
ストツパである突部23aが一体に設けられている(第
3図、第6図参照)。
また、他の対向する二辺の上面にはV字状のヒンジ溝2
6,26が、下面には円弧状に轡曲した膨出部27,2
7が形成されており、上記永久磁石24,25を有する
二辺の下面には操作片28,29が一体成形されている
。アマチュア23はベース1内に収納されるとともに、
操作片28,29がベース1を貫通して接触片15,1
6の先端部上面に当接するようになっている(第3図参
照)。電磁石30は第8図〜第12図に示すごとく、下
面に勾配面を有するH形状の鉄心31にコイルスプール
32とその両側に支持部33,33とを一体成形したも
ので、上記支持部33,33の両外側面には突片34,
34が突設され、この突片34,34の片側側面にはV
字状の突縁34a,34aが形成されている。
また、上記支持部33,33の下面にはV字状のヒンジ
突起35,35が一体に設けられており、上記鉄心31
の片側端部の下面にはコイルスプール32と一体にスト
ッバである突部32aが設けられている。上記コイルス
プール32にはコイル36が巻回されており、その引出
線は端子2,3あるいは10,11の内端部2a,3a
あるいは10a,11aに接続され、その後これら端子
2,3,10,11の内端部2a,3a,10a,11
aは内方に直角に折曲されている。また、コイル端子2
,3,10,11の内端部の池部にはサージ電圧吸収用
のダイオード37,38が接続されている(第4図参照
)。この電磁石30はアマチュア23の上面に戦贋され
、ヒンジ溝26,26とヒンジ突起35,35とが係合
するとともに、電磁石30の支持部33,33の突片3
4,34がベース1の切欠部12,12および凹所13
,13に圧入され、突片34,34の突縁34a,34
aが切欠部12,12の片側側面12a,12aに圧着
することによって電磁石30はベース1に固定される。
この状態でアマチュア23はベース1と電磁石30との
間に保持され、かつアマチュア23は操作片28,29
と接触片15,16との当接および永久磁石24または
25の吸収力により上方へ押し上げられるため、アマチ
ュア23のヒンジ溝26は電磁石30のヒンジ突起35
と常時係合して、アマチュア23は上記ヒンジ溝26を
支点として揺動自在となっている。シールドケース39
は一枚の金属板を深絞り加工したもので、上記ベース1
の外周に鮫合し、対向する二辺の下端に設けた突起40
,40をベース1外周面の凹溝21,21を介して端子
6,7にスポット溶接することにより、シールドケース
39は端子6,7に電気的にかつ機械的に固定される。
このシールドケース39はベース1上に組み込まれたア
マチュア23および電磁石30の上面を被い、外部磁束
に対して磁気シールドするとともに、ベース1にインサ
ート成形されたシールド板14とともに静電シールドを
も兼ねるようになつている。つぎに、上記構成からなる
有極電磁継鰭器の動作を説明する。
まず、常態においてはたとえばアマチュア23の永久磁
石24の磁束により永久磁石24を鉄心31とが吸引し
合い、アマチュア23はヒンジ溝26を支点として第3
図中右回り方向に揺動した状態にあり、かつ鉄○31の
下面の突部32aとアマチュア23の上面とが当俵して
鉄031と永久磁石24との間には所定の間隙が設けら
れている。
そして、アマチュア23の一方の操作片29が接触片1
6を下方に孫ませて接点18は関離した状態にあり、他
方の操作片28は接触片15から離れているため接点1
7は閉成している。いま、コイル36に永久磁石24の
磁束とは反対方向に励磁する電流を流すと、永久磁石2
4と鉄心31とが反発するとともに、永久磁石25が鉄
心31に吸引され、アマチュア23はヒンジ溝26を支
点として第3図中左回り方向に揺動する。この揺動にと
もない、アマチュア23の一方の操作片29はそれまで
接触片16を押し下げていた押圧力を解除するため、接
点18が閉成するとともに、他方の操作片28が接触片
15を下方に榛ませ接点17を関離させる。コイル36
への通電を停止しても、永久磁石25の磁束によりアマ
チュア23は動作状態を保持し、コイル36に永久磁石
25の磁束とは反対方向に励磁する電流を流すことによ
り、アマチュア23はヒンジ溝26を支点として第3図
中右回り方向に揺動し、接点18が開離するとともに務
点17が閉成する。上記動作において、初期状態(アマ
チュア23が第3図中右回り方向に揺動した状態)にお
いては鉄031下面の突部32aがアマチュア23の上
面に当接し、動作状態(アマチュア23が第3図中左回
り方向に揺動した状態)においてはアマチュア23上面
の突部23aが鉄心31の下面に当援するので、鉄心3
1と永久磁石24,25とが直接接触せず、永久磁石2
4,25が希±類磁石以外の場合であっても接触減磁が
生じることがない。
しかも、永久磁石24,25と鉄心31との間の保磁力
が上記突部23a,32aによる隙間によって緩和され
、適正な保磁力となる。また、上記突部23a,32a
の突出量は同一であるため、アマチュア23の揺動角度
は左回りおよび右回りでバランスがとれる。ところで、
永久磁石24,25としては予め着滋したものをアマチ
ュア23と一体成形する場合に限らず、まず禾着磁の永
久磁石をアマチュア23と一体成形し、上記電磁継電器
Aを完全に組込んだ状態で、外部より上記永久磁石24
,25を着磁するようにしてもよい。
この方法を第13図、第14図にしたがって詳述する。
まず、未着磁の永久磁石24,25が組み込まれている
電磁継電器Aを第13図に示す着磁装置内に設置し、永
久磁石24,25が互いに逆方向に磁化されるように最
大限に着磁する。
なお、肴磁装置は図示のごとく直流磁界を用いるものに
限らず、十分な能力を持った永久磁石を用いても可能で
ある。上記のように最大限に着磁された状態では、電磁
終電器Aは目標の動作特性が得られていない。つぎに、
この亀滋継電器Aを第14図に示す減滋装置内に設置し
、電磁継電器Aの端子を図示しない動作特性検出装置に
接続する。
ここで、永久磁石24が鉄D31と閉回路をつくる動作
をセット、永久磁石25が鉄心31と閉回路をつくる動
作をリセツトと呼べば、上記のごとく永久磁石24,2
5が最大限に着磁されている状態では、セット電圧、リ
セット電圧とも目標値を上まわっている。そこで、まず
セット電圧を目標値まで下げるために、永久磁石25を
適当量減磁する。このとき、永久磁石24,25の相対
的関係により、リセット電圧は大きくなる。つぎに、リ
セット電圧を目標値まで下げるために、永久磁石24を
適当量減磁する。このとき、永久磁石24,25の相対
的関係により、セット電圧が再び目標値を上まわる場合
があるが、その場合も上記手順を繰り返すことにより、
セット電圧、リセット電圧とも目標値以内におさめるこ
とができる。すなわち、下記のループを繰り返すことに
より最終的に目的を達する。第14図の減磁装置は、交
流電源にても可能であるが、直流電源の場合は着磁装置
と兼用することができる。
上記のごとく、調整減磁と安定減磁とを兼ねた着磁・減
磁方法、すなわち電磁継電器に組み込まれた未着磁の永
久磁石を最大限まで着磁した後、動作特性をチェックし
ながら各永久磁石を独立して減磁する方法で永久磁石2
4,25を構成するようにすれば、既に着磁した永久磁
石を電磁継電器に組み込む方法に比べて、動作特性のバ
ラッキをなくし、さらに、電磁継電器の組立前に着磁す
ると、鉄粉等が永久磁石に付着するため動作に支障をき
たす心配があるが、上記のごとく着磁を組立後に行なえ
ばこのような心配はない。
第15図、第16図は本発明におけるストツパの他の実
施例を示し、第15図のものはアマチュア23の両端部
上面に同一高さの突部23a,23aを設けたもので、
第16図のものは鉄心31の両端部下面に同一高さの突
部32a,32aを設けたものである。
上記し、ずれの実施例においても、永久磁石24,25
と鉄心31とは直接接触せずそのため接触減磁や動作不
良をきたす心配はない。しかも、上記突部32a,23
aがアマチュア23のヒンジ点から最も離れた位置に設
けられているので、操作片28,29に作用する接触片
15,16のばね力が大きくても、ヒンジ溝26とヒン
ジ突起35との係合が外れる心配がない。なお、本発明
におけるバネ負荷系としては、接触片に限らず別個に板
バネを設けてもよい。
また、電磁石3Mこヒンジ突起35を設け、かつアマチ
ュア23にヒンジ溝26を設けたものに限らず、これと
は逆に、電磁石3川こヒンジ溝26を、アマチュア23
にヒンジ突起35を設けてもよい。以上の説明で明らか
なように、本発明によれば鉄心と永久磁石とが所定の間
隙をもって対向するように位置規制し、鉄心と永久磁石
とが直接接触しないようにしたので、接触減磁をきたす
ことなく、動作特性の劣化を防止することができるとと
もに、直接接触による高保磁力を緩和し、適正な保磁力
を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる電磁継電器の分解斜視図、第2
図はシールドケースを取外した状態の平面図、第3図は
第2図のm−m線断面図、第4図は第2図のW−W線断
面図、第5図〜第7図はそれぞれアマチュアの平面図、
正面図、底面図、第8図〜第12図はそれぞれ電磁石の
平面図、底面図、第8図のX−X線断面図、正面図、背
面図、第13図、第14図は永久磁石の着磁・減磁方法
を示す概略平面図、第15図、第16図は本発明の他の
実施例の断面図である。 1……ベース、23……アマチュア、23a……突部(
ストッパ)、24,25……永久磁石、26・・・・・
・ヒンジ溝、30・・・・・・電磁石、31・・・・・
・鉄心、32……コイルスプール、32a……突部(ス
トツパ)、35・・・・・・ヒンジ突起、36・・・・
・・コィ/し第2図 第3図 第4図 第6図 第1図 第5図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベースとベース上に固定されるH型鉄心と、鉄心に
    一体成形されたコイルスプールと、鉄心の下面両端部に
    コイルスプールとともに一体成形されたヒンジ部と、コ
    イルスプールに巻回された励磁コイルと、口字形に一体
    成形され、上記ベースと鉄心との間に設けられるアマチ
    ユアと、アマチユアの対向する二辺に両端部上面が露出
    するように設けられた2個の永久磁石と、アマチユアの
    上記永久磁石を有しない二辺の上面中央に設けられ、上
    記ヒンジ部と揺動自在に係合するヒンジ部と、鉄心の下
    面あるいはアマチユアの上面の少なくとも一方に、鉄心
    と永久磁石とが吸引し合つた状態において、鉄心下面ま
    たはアマチユア上面に当接して鉄心下面と永久磁石上面
    との間に所定の間隙をもたせるよう上記ヒンジ部両側最
    端部に配置した位置規制用ストツパと、アマチユアの上
    記ストツパと上記ヒンジ部との間に設けた操作片と、こ
    の操作片を上方に付勢する接触片と、からなる有極電磁
    継電器。 2 上記ストツパを、鉄心の片側端部の下面にコイルス
    プールと一体に突設した突部と、該突部とは反対側のア
    マチユアの上面に一体に突設した突部とで構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の有極電磁継電
    器。
JP11843179A 1979-09-13 1979-09-13 有極電磁継電器 Expired JPS6041406B2 (ja)

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JPS5641628A JPS5641628A (en) 1981-04-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6396107U (ja) * 1986-12-11 1988-06-21
JPH0510081Y2 (ja) * 1985-07-12 1993-03-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510081Y2 (ja) * 1985-07-12 1993-03-12
JPS6396107U (ja) * 1986-12-11 1988-06-21

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