JPS6040660B2 - 偏向装置 - Google Patents
偏向装置Info
- Publication number
- JPS6040660B2 JPS6040660B2 JP652978A JP652978A JPS6040660B2 JP S6040660 B2 JPS6040660 B2 JP S6040660B2 JP 652978 A JP652978 A JP 652978A JP 652978 A JP652978 A JP 652978A JP S6040660 B2 JPS6040660 B2 JP S6040660B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- magnetic field
- magnetic core
- tube axis
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特に水平方向の一直線上に3つの電子ビームが
並ぶようにしたいわゆるィンラィン形のカラー受像管に
使用して好適な偏向装置に関し、ダイナミックコンパー
ゼンスを容易となし、又は省略化できるようになし、電
子ビームのスポット形状にほとんど悪影響を及ぼさない
ようにしたものである。
並ぶようにしたいわゆるィンラィン形のカラー受像管に
使用して好適な偏向装置に関し、ダイナミックコンパー
ゼンスを容易となし、又は省略化できるようになし、電
子ビームのスポット形状にほとんど悪影響を及ぼさない
ようにしたものである。
以下本発明による偏向装置を図面について説明すると、
第1図は本発明による偏向装置の一例を114o偏向用
のものに使用する場合について示す正面図である。
第1図は本発明による偏向装置の一例を114o偏向用
のものに使用する場合について示す正面図である。
1は水平偏向コイルであって、これは鞍形に巻菱されて
いる。
いる。
2は垂直偏向コイルであって、これはトロイダル状に巻
袋されている。
袋されている。
3はラッパ状をなした磁気コアを示し、互に同一形状に
構成された上部コア3aと下部コア3bとが接合面4a
,4bにて互いに連結(接着)されて合体されることに
より構成されている。
構成された上部コア3aと下部コア3bとが接合面4a
,4bにて互いに連結(接着)されて合体されることに
より構成されている。
従って第2図において斜線(ハッチング)にて示されて
いる断面は実際上は上部コア3aと下部ア3bとの接合
面である。第1図においては上部コア3aに対する両コ
ィルー及び2を省略してあるが、勿論下部コア3Mこ対
すると同様に巻装される。又上述したように上下の各コ
アは互に同一形状に構成されるので、以下上部コァ3a
について説明する。尚コア3の中心軸貝0ちカラー受像
管(図示せず)の管軸をZ、この軸線Z上のコア3の後
端(受像管の電子銃に近い側の端部)と対向する位置(
点)を乙、更にコア3の前端(受像管のファンネル部に
近い側の端部)と対向する位置(点)をZmaxとする
。本発明においては、上部コア3aの内面において、そ
の前部のほぼ水平位置(左右位置)に夫々凸部5を形成
し、上部コア3aの後部のほぼ垂直位置に凸部6を形成
したものである。
いる断面は実際上は上部コア3aと下部ア3bとの接合
面である。第1図においては上部コア3aに対する両コ
ィルー及び2を省略してあるが、勿論下部コア3Mこ対
すると同様に巻装される。又上述したように上下の各コ
アは互に同一形状に構成されるので、以下上部コァ3a
について説明する。尚コア3の中心軸貝0ちカラー受像
管(図示せず)の管軸をZ、この軸線Z上のコア3の後
端(受像管の電子銃に近い側の端部)と対向する位置(
点)を乙、更にコア3の前端(受像管のファンネル部に
近い側の端部)と対向する位置(点)をZmaxとする
。本発明においては、上部コア3aの内面において、そ
の前部のほぼ水平位置(左右位置)に夫々凸部5を形成
し、上部コア3aの後部のほぼ垂直位置に凸部6を形成
したものである。
図示の例においてはこの前部の凸部5は左右に夫々1個
所宛形成した場合であり、そのZ軸より見た角8,は8
,=20o以内に選ばれる。又上部コア3aのZ軸に沿
う方向の長さをloとするとき、この凸部5のZ鞠に沿
う方向の長さ1・は、1・〒亀。程度に選ぶを可とする
。第2図において点線より内側の部分が凸部5である。
更に後部の凸部6は垂直方向のものを中心として等角間
隔に3個設けた場合であるが、これも3個に限られるこ
とはない。
所宛形成した場合であり、そのZ軸より見た角8,は8
,=20o以内に選ばれる。又上部コア3aのZ軸に沿
う方向の長さをloとするとき、この凸部5のZ鞠に沿
う方向の長さ1・は、1・〒亀。程度に選ぶを可とする
。第2図において点線より内側の部分が凸部5である。
更に後部の凸部6は垂直方向のものを中心として等角間
隔に3個設けた場合であるが、これも3個に限られるこ
とはない。
尚この凸部6の左右外側面の水平面よりのなす角82
は6y以上に選ばれる。その他、凸部6のなす角03、
凸部6間の間隔a4等の一例を第1図に示す。又この後
部の凸部6のZ軸に沿う方向の長さ12は12芋き10
に選ぶことができる。尚図面に示す実施例では後部の凸
部6間を、他の部分より肉厚に形成している。第5図で
点線より内側の部分7がこの肉厚部である。そして垂直
偏向コイル2はトロイダル状に各凸部6間と、凸部5と
6との間におて夫々巻袋され、従って図示の例では4分
割された状態で巻愛され、各凸部5,6の上には巻袋こ
れない。鞍形状に巻装された水平偏向コイル1は、左右
の凸部5の内面に沿うようにして配置される。従って凸
部5はコア3の内面には露呈されないが、後部の凸部6
は垂直コイル2間より内面に露呈される。このような構
成によるコア3内の磁界の状態を第6図以下を用いて説
明する。水平コイル1及び垂直コイル2に基づいて夫々
生ずる磁力線を実線にて夫々符号8及び9を付して示し
、従来の偏向装置による磁力線を点線にて示す。水平コ
イル1による磁力線8は位置Zmaxに近い側では第6
図に示す如く前部の一対の凸部5及び5によりピンクッ
ションの度合が従来のそれより強くなり、位置乙に近い
側では第7図に示す如く後部の凸部6によりバレルの度
合が従来のそれより強くなる。又垂直コイル2による磁
力線9は位置Zmaxに近い側では左右一対の凸部5及
び5により第8図に示す如くコアの中心部が密、周辺部
が粗になって全体としてバレルになる傾向が生じ、位置
Zoに近い側では第9図に示す如く後部の凸部6により
コァ3の中心部が粗、周辺部が密になって全体としてピ
ンクッションになる傾向が生じる。第10図はこの状態
を、機軸にZ軸をとり、縦鯛に磁界歪係数舎をとって示
したものである。
は6y以上に選ばれる。その他、凸部6のなす角03、
凸部6間の間隔a4等の一例を第1図に示す。又この後
部の凸部6のZ軸に沿う方向の長さ12は12芋き10
に選ぶことができる。尚図面に示す実施例では後部の凸
部6間を、他の部分より肉厚に形成している。第5図で
点線より内側の部分7がこの肉厚部である。そして垂直
偏向コイル2はトロイダル状に各凸部6間と、凸部5と
6との間におて夫々巻袋され、従って図示の例では4分
割された状態で巻愛され、各凸部5,6の上には巻袋こ
れない。鞍形状に巻装された水平偏向コイル1は、左右
の凸部5の内面に沿うようにして配置される。従って凸
部5はコア3の内面には露呈されないが、後部の凸部6
は垂直コイル2間より内面に露呈される。このような構
成によるコア3内の磁界の状態を第6図以下を用いて説
明する。水平コイル1及び垂直コイル2に基づいて夫々
生ずる磁力線を実線にて夫々符号8及び9を付して示し
、従来の偏向装置による磁力線を点線にて示す。水平コ
イル1による磁力線8は位置Zmaxに近い側では第6
図に示す如く前部の一対の凸部5及び5によりピンクッ
ションの度合が従来のそれより強くなり、位置乙に近い
側では第7図に示す如く後部の凸部6によりバレルの度
合が従来のそれより強くなる。又垂直コイル2による磁
力線9は位置Zmaxに近い側では左右一対の凸部5及
び5により第8図に示す如くコアの中心部が密、周辺部
が粗になって全体としてバレルになる傾向が生じ、位置
Zoに近い側では第9図に示す如く後部の凸部6により
コァ3の中心部が粗、周辺部が密になって全体としてピ
ンクッションになる傾向が生じる。第10図はこの状態
を、機軸にZ軸をとり、縦鯛に磁界歪係数舎をとって示
したものである。
この図において点線曲線10は水平コイル1による磁界
歪係数、11は垂直コイル2によるそれを示す。尚この
磁界歪係数舎を表わす基となる偏向コイルの巻線の電流
分布Nj8はNiB=A,cosa十んcos30十A
5cos50十………にて表わされ、磁界鰍数舎〉〇の
ときピンクッション磁界と地、群〇のとき小嚇界となり
、岩=。のとき、理想コサィン巻きで一様な磁界となる
ことは既に知られている。
歪係数、11は垂直コイル2によるそれを示す。尚この
磁界歪係数舎を表わす基となる偏向コイルの巻線の電流
分布Nj8はNiB=A,cosa十んcos30十A
5cos50十………にて表わされ、磁界鰍数舎〉〇の
ときピンクッション磁界と地、群〇のとき小嚇界となり
、岩=。のとき、理想コサィン巻きで一様な磁界となる
ことは既に知られている。
第10図において一点鎖線12は従来の偏向装置の垂直
偏向コイルによる磁界歪係数舎を示したもので、従来で
はこのようにZ軸の延長方向に関してほぼ一様なバレル
磁界であった。
偏向コイルによる磁界歪係数舎を示したもので、従来で
はこのようにZ軸の延長方向に関してほぼ一様なバレル
磁界であった。
本発明によれば上述したように水平磁界について見れば
Z軸上に関し、乙に近い側ではバレル磁界となり、Zm
axに近い側でピンクッション磁界となるので、これに
よりダイナミックコンパーゼンスを容易となし、又はこ
れ省略してこのコンパーゼンスを自動化させることも可
能となる特徴を有する。
Z軸上に関し、乙に近い側ではバレル磁界となり、Zm
axに近い側でピンクッション磁界となるので、これに
よりダイナミックコンパーゼンスを容易となし、又はこ
れ省略してこのコンパーゼンスを自動化させることも可
能となる特徴を有する。
更に従来では垂直磁界は第10図の曲線12に示すよう
に、Z軸に沿ってほぼ一定の大きさのバレル磁界歪係数
を有しており、前後の磁界の分布状態を変更させること
が困難であったが、本発明によれば、曲線11に示すよ
うに垂直磁界についてもZo及びZmaxに夫々に近い
側で磁界分布を変更することができ、従って水平及び垂
直の磁界の分布が互に異なる為(即ち位置乙に近い側で
は水平磁界はバレルであるが、垂直磁界はピンクッショ
ンである等)、互の磁界のキャンセルにより電子ビーム
のフオーカスに悪影響を与えることがなく、ほぼ理想的
なビームスポットを得ることが可能となる特徴を有する
。
に、Z軸に沿ってほぼ一定の大きさのバレル磁界歪係数
を有しており、前後の磁界の分布状態を変更させること
が困難であったが、本発明によれば、曲線11に示すよ
うに垂直磁界についてもZo及びZmaxに夫々に近い
側で磁界分布を変更することができ、従って水平及び垂
直の磁界の分布が互に異なる為(即ち位置乙に近い側で
は水平磁界はバレルであるが、垂直磁界はピンクッショ
ンである等)、互の磁界のキャンセルにより電子ビーム
のフオーカスに悪影響を与えることがなく、ほぼ理想的
なビームスポットを得ることが可能となる特徴を有する
。
又第1図よりしても明らかなように、コア3の凸部6が
コイル2間より外部(コア内)に突出した状態となるの
で、それ丈けコア3がカラー受像管の管壁に近接するこ
ととなり、よってそれ丈け偏向能率が増大し、換言すれ
ばそれ丈け電力消費を逓減できる特徴を有する。
コイル2間より外部(コア内)に突出した状態となるの
で、それ丈けコア3がカラー受像管の管壁に近接するこ
ととなり、よってそれ丈け偏向能率が増大し、換言すれ
ばそれ丈け電力消費を逓減できる特徴を有する。
尚図面に示す実施例では前部凸部5は上部コア3a則ち
コア全体について左右に1個宛、後部凸部6は3個宛設
けた場合であるが、これらの数は限定されるものではな
いこと勿論である。
コア全体について左右に1個宛、後部凸部6は3個宛設
けた場合であるが、これらの数は限定されるものではな
いこと勿論である。
第1図は本発明による偏向装置のコイルの一部を除去し
て示す正面図、第2図はそのA−A線上の断面図、第3
図はB−B線上の一部分の断面図、第4図はC−C線上
の一部分の断面図、第5図はD−D線上の一部分の断面
図、第6図乃至第9図は夫々磁界の状態を示す正面図、
第10図はその磁界歪係数を示す曲線図である。 1は水平コイル、2は垂直コイル、3はラッパ状磁気コ
ア、5及び6は夫々凸部である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図
て示す正面図、第2図はそのA−A線上の断面図、第3
図はB−B線上の一部分の断面図、第4図はC−C線上
の一部分の断面図、第5図はD−D線上の一部分の断面
図、第6図乃至第9図は夫々磁界の状態を示す正面図、
第10図はその磁界歪係数を示す曲線図である。 1は水平コイル、2は垂直コイル、3はラッパ状磁気コ
ア、5及び6は夫々凸部である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図
Claims (1)
- 1 ラツパ状をなした磁気コアの内面に、カラー受像管
のフアンネル側の端部と該磁気コアの管軸方向に沿つた
ほぼ中間部分との間において上記コアの肉厚を増大させ
るような形状の前部の凸部を形成し、該前部の凸部を、
上記管軸より見て水平面に対して±20°以内に選定し
、更に上記磁気コアの内面に、上記カラー受像管の電子
銃側端部と上記管軸方向に沿つた略中間部分との間にお
いて上記磁気コアの肉厚を増大させるような形状の後部
の凸部を複数個形成し、該後部の凸部を上記管軸より見
て水平面に対して65°以上の範囲に選定し、上記前部
の凸部上に鞍形の水平偏向コイルを巻装し、上記後部の
凸部間にできた谷部にトロイダル状の垂直偏向コイルを
巻装してなる偏向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP652978A JPS6040660B2 (ja) | 1978-01-24 | 1978-01-24 | 偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP652978A JPS6040660B2 (ja) | 1978-01-24 | 1978-01-24 | 偏向装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54100219A JPS54100219A (en) | 1979-08-07 |
JPS6040660B2 true JPS6040660B2 (ja) | 1985-09-12 |
Family
ID=11640877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP652978A Expired JPS6040660B2 (ja) | 1978-01-24 | 1978-01-24 | 偏向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040660B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000055883A1 (fr) * | 1999-03-15 | 2000-09-21 | Tdk Corporation | Noyau de collier de deviation et procede de production correspondant |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62154439A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-09 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波用偏向ヨ−ク |
-
1978
- 1978-01-24 JP JP652978A patent/JPS6040660B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000055883A1 (fr) * | 1999-03-15 | 2000-09-21 | Tdk Corporation | Noyau de collier de deviation et procede de production correspondant |
US6696907B1 (en) | 1999-03-15 | 2004-02-24 | Tdk Corporation | Core for deflection yoke and its production method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54100219A (en) | 1979-08-07 |
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