JPS6040025A - 調理機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、材料を切削するとともに圧搾することにより
ジュース加工を行う一般家庭用の調理機に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来、この種の調理機としては、第１図に示すように、
螺旋状の翼体を有するスクリュー１と、これを内包する
絞り容器２で、パセリ・きくな等の葉菜類を効率よく圧
縮絞りするものがある。図中、３は本体、４は駆動用モ
ータ、６は減速機、６は材料の投入口、７は押し込み棒
、８はスクリュー１の先端部、９はフィルターである。

材料は投入口６より入れられ、そして押し込み棒７でス
クリュー１に押し付けられ、螺旋状の翼体を有するスク
リュー１によりその先端８に向って送られる。そして材
料はスクリュー１と絞り容器２との間で切削され、かつ
スクリュー１の先端８で圧搾されて、ジュース成分がフ
ィルタ９より分離され、ジュース加工（いわゆる圧縮絞
り）ができる。

しかしながら、この調理機の欠点としては、材料の投入
に過大な労力（時間と力）を要するために、使い勝手が
悪いものとなっていることが挙げられる。この原因は第
１図からも明らかなように、スクリュー１と絞シ容器２
の空隙が小さいため、押し込み棒７で一度にスクリュー
１に押し付けて投入できる材料の分量は、投入口６に相
対したスクリュー１の溝１ａの大きさによってほぼ決定
されることにある。ところが、この溝１ａはある大きさ
以上に深くすると、溝１ａの底部に投入した材料が滞留
したままで先端８に移動しない。従って、一般家庭用機
器として、モータ４の駆動力、減速機６の強度・減速比
等から判断してスクリュー１の直径を決めると、スクリ
ュー１の溝１ａの大きさも制限されて、一度に巻込まれ
る材料の分量が決まるため、相料の投入スピードが遅い
ものとなっていた。

特に、投入口６に一度に投入できる行倒の分量に比べて
溝１ａの大きさが小さいため、スクリュー１の回転（約
２０　Ｏｒｐｍ　）により材料を巻込む時間中ずっと第
２図に示すように押し込み棒７で材料Ａを常にスクリュ
ー１に押し付は続ける必要がある。このため、材料投入
に過大な労力（時間と力）を要するものであった。

発明の目的 本発明はこのような従来の問題点を解消するもので、材
料をスピーディに投入することが可能で、かつ使い勝手
の良い調理機を提供することを目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明の調理機は、材料を巻
込んで粉砕する螺旋状の翼体を設けた回転体と、材料の
投入口を有し、かつ前記回転体を内包し、さらにジュー
ス取出口とかす取出口を有する絞り容器とを具備し、前
記回転体における材料の投入口に相対する翼体部分は略
斜円錐形状をなし、その頂点を回転中心軸に対して偏心
させたもので、この回転体の構成により、一度に投入で
きる材料の分量が増大し、材料の投入がスピーディに行
えるものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。第３図〜第６図において、１０は月料を巻込んで粉砕
する螺旋状の翼体１１と、粉砕した材料を係止させる多
数の溝１２と、材料を翼体１１とは逆方向に送る螺旋状
の翼体１３とを有する回転体である。１４は回転体１０
を内包する絞シ容器で、この絞り容器１４の内壁と翼体
１１とで切削部１６、また溝１２とで圧搾部１６、そし
てまた翼体１３とで逆移送部１７が構成されている。１
８は絞り容器１４と一体に設けた材料の投入口、１９は
材料を押し込むための押し込み棒である。２０はジュー
ス分を取出すジュース取出口であり、多数の小孔よりな
るフィルタ２０ａを有している。２１はジュースが流れ
る案内部、２２はコツプ、２３ばかすを取出すためのか
す取出口、２４はこのかす取出口２３を弾性的に覆うか
す押さえ、２６ばかず受け、２６は本体である。２７は
回転体１０を駆動する駆動軸であって、その駆動力は減
速機２８を介してモータ２９より得られるＱ 上記構成において動作を説明する。まず駆動軸２７に回
転体１ｏを嵌合させ、絞り容器１４を本体２６にバヨネ
ット結合させる。コツプ２２、かす受け２６を本体２６
上に載置し、そしてスイッチ（図示せず）を入れて、回
転体１ｏを回転させる。次にパセリ・きくな等の材料を
投入口１８より投入し、押し込み棒１９によシ回転体１
０へ押し付ける。そして材料は螺旋状の翼体１１によシ
切削部１６へ巻込まれ、粉砕されながら圧搾部１６へ移
送される。引き続き材料を投入すると、同様に粉砕され
た材料が圧搾部１６に送り込まれ、材料の一部は逆移送
部１７へ入り込むが螺旋状の翼体１３がこれを圧搾部１
６へ逆に押し込む作用をするので、圧搾部１６では粉砕
された材料が後から入り込む材料で圧縮されることにな
る。そして粉砕した材料を圧縮すると、ジュース分が流
出し、これがジュース取出口２ｏよりフィルタ２０　ａ
　ヲ介して分離され、案内部２１を経て、コツプ２２に
たまる。一方、ジュース分を分離した後のかすは、かす
取出口２３より流出し、かす受け２６にたまる。この時
、かす押さえ２４によりかすを弾性的に押さえると共に
かす取出口２３を覆っているので、ジュース分を多量に
含み、かつ粉砕された材料がそのまま流出することはほ
とんどなく、ジュース分を確実に効率良く分離すること
ができる。

上記一実施例においては、回転体１ｏの螺旋状の翼体１
１部分が第６図に示すように、略斜円錐形状をなし、そ
の頂点が回転中心軸Ｘ−Ｘに対してｔだけ偏心している
ため、材料の投入が、従来の調理機に比べてスピーディ
に行える０以下、この点について詳しく説明する。もし
第４図に示すように、翼体部分１０が回転中心軸Ｘ−Ｘ
に対して偏心していない場合であっても、材料を斜線部
Ｂの切削部１６に押し込めば、材料は螺旋状の翼体１１
で巻込まれ、かつ粉砕されながら圧搾部１６へ送り込ま
れ、また斜線部Ｂを従来例の溝１ａより大きくすること
は容易にできるので、従来例よシも材料をスピーディに
投入できる。なお、斜線部Ｃは回転体１０の１回転当た
りに押し込む材料の分量にほぼ対応し、この部分の回転
体１０と絞り容器１４の内壁の空隙は斜線部１３より小
さくしである。しかし、第４図のものよシもさらに材料
の投入がスピーディに行えるものが望まれている０ そこで、本発明の一実施例でＩ′ｉ第６図に示すように
、回転体１０の翼体部分を回転中心軸Ｘ−Ｘに対してｔ
だけ偏心させてあシ、すなわち、翼体部分の形状を略斜
円錐状に形成し、その頂点の位置を回転中心軸Ｘ−Ｘに
対してｔだけ偏心させることで、材料を押し込む部分、
斜線部りを大きくしである。なお、斜線部Ｅは上記の斜
線部Ｃと同程度の大きさである。したがって、押し込み
俸１９で一度に押し込むことができる材料の分量は非常
に大きくなる。そして押し込まれた材料は回転体１０の
回転（約２０Ｏｒｐｍ）により、巻込まれるので、短時
間で粉砕されながら圧搾部１６へ移送されることになり
、その結果、次に材料を投入する時には斜線部りにはほ
とんど材料が残っていない状態となる。特に投入口１８
に一度に投入できる材料の分量に比べて、斜線部りの大
きさは、従来例よりもかなシ大きいので、第６図に示す
ように、材料を押し込み棒１９で回転体１ｏに押し付け
る時間が従来例より短縮される。

以上のように上記実施例では、材料の投入がスピーディ
にできるとともに、押し込みに際し過大な力は不要であ
シ、小さな労力でジュース加工ができる。

なお、上記実施例では、回転体１０が垂直状態に設置さ
れ、切削部、圧搾部、逆移送部をもった調理機について
説明したが、第１図に示したようなスクリュ一式の調理
機においても同様な考え方が成り立つものである。この
場合、スクリュー（回転体）の投入口と相対する溝（翼
体ン部分を略斜円錐状に形成し、その頂点を回転中心軸
に対して偏心させればよいものである。

発明の効果 上記実施例から明らかなように、本発明の調理機は、と
くに材料の投入口に相対する回転体の翼体部分を略斜円
錐状に形成し、その頂点を回転中心軸に対して偏心させ
たことにより、材料の投入がスピーディにできるととも
に、押し込みも小さな力で簡単に行なえるので、楽にジ
ュース加工ができるものであり、その実用的価値は大き
いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の調理機を示す断面図、第２図はその材料
投入状態を示す断面図、第３図は本発明の一実施例を示
す調理機の断面図、第４図〜第６図は材料投入状態を説
明する断面図である。 １０・・・・・・回転体、１１螺旋状の翼体、１４・・
・・・・絞シ容器、１８・・・・・・投入口、１９・・
・・・・押し込み棒、１６・・・・・・切削部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 材料を巻込んで粉砕する螺旋状の翼体を設けた回転体と
   、材料の投入口を有し、かつ前記回転体を内包し、さら
   にジュース取出口とかす取出口を有する絞シ容器とを具
   備し、前記回転体における材料の投入口に相対する翼体
   部分は、略斜円錐形状をなし、その頂点を回転中心軸に
   対して偏心させた調理機。