JPS6222607B2 - - Google Patents
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- JPS6222607B2 JPS6222607B2 JP3988883A JP3988883A JPS6222607B2 JP S6222607 B2 JPS6222607 B2 JP S6222607B2 JP 3988883 A JP3988883 A JP 3988883A JP 3988883 A JP3988883 A JP 3988883A JP S6222607 B2 JPS6222607 B2 JP S6222607B2
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Description
産業上の利用分野
本発明は材料を切削するとともに圧搾すること
によりジユース加工を行う一般家庭用の調理機に
関するものである。 従来例の構成とその問題点 従来の遠心分離式ジユーサにおいては、第1図
に示すように、材料を切削するカツター1が高速
回転(約4500rpm)するスピンナ2に固着されて
おり、またこのスピンナ2内には、材料をジユー
スと絞りかすに分離するフイルタ3を装着して使
用するものである。この構成では果実類、葉菜類
等の材料は、投入口4から入れられ、そして押込
棒5により下ろし金状のカツター1に押付けられ
て切削され、この切削されたものは遠心力により
フイルタ3の内周壁に飛ばされて積層状にたま
り、ジユース分のみがフイルタ3を通過すること
によりジユース6と絞りかす7に分離される。し
かしながら、りんご、みかん等の果実類から絞り
取れるジユース量に比べると、パセリ、きくな等
の葉菜類から絞り取れるジユース量は非常に少な
いという欠点があつた。この原因として、葉菜類
は主として薄い葉から成り、しかもカツター1と
押込棒5間の空隙Aよりも薄い場合がほとんどで
あるので、押込棒5にてカツター1に材料を押付
けたときに、材料にかかる圧力は葉菜類より厚み
のある果実類の場合に比べて非常に小さくなり、
材料が十分に細かくすり潰されないことが挙げら
れる。また、葉菜類は果実類に比べると、ジユー
スの保持能力が高く、同程度の細かさにすり潰し
た材料で遠心分離をしても葉菜類から得られるジ
ユース量は少ない。 発明の目的 本発明は、このような従来の遠心分離式ジユー
サの問題点を解消し、葉菜類からジユースを効率
よく絞り取れる調理機を提供することを目的とす
る。 発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、材料を粗
粉砕する切刃を有する第1の切削部と、これから
送られた材料を微粉砕する螺旋状の翼体を有する
ほぼ円筒形の第2の切削部と、この第2の切削部
から送られた材料を圧搾する圧搾部と、この圧搾
部へ材料を第2の切削部とは逆方向から送る螺旋
状の翼体を有するほぼ円筒形のジユース取出部と
を備えたもので、第1の切削部で材料の粗粉砕を
行い、第2の切削部で材料をさらに微粉砕すると
ともに螺旋状の翼体により材料を圧搾部へ移送し
て圧搾することと、圧搾部からジユース取出部に
送り込まれた材料をさらに微粉砕するとともに螺
旋状の翼体により材料を圧搾部へ逆方向から送つ
て圧搾することによつて、細かく粉砕した材料を
多方向から圧縮し、ジユース分を絞り出す様にし
たものである。 実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第2図〜第10図に
基づいて説明する。図において、10は回転体で
あつて、多数の切刃11を有するほぼ水平の第1
の回転切削部10Aと、この外周端に連設され、
かつ外面に材料を下方へ送る螺旋状の翼体12を
有するほぼ円筒形の第2の回転切削部10Bと、
この下端からほぼ水平に延設された回転圧搾部1
0Cと、この外周端に連設され、かつ外面に材料
を上方へ送る螺旋状の翼体13を有するほぼ円筒
形の回転ジユース取出部10Dとで構成されてい
る。14は絞り容器であつて、材料投入口15を
有し、かつ前記第1の回転切削部10Aを覆うほ
ぼ水平の第1の容器切削部14Aと、この外周端
から第2の回転切削部10Bに対応して連設さ
れ、かつ内面に複数のほぼ鉛直方向のリブよりな
る切削刃16を有する円筒形の第2の容器切削部
14Bと、この下端から回転圧搾部10Cに対応
してほぼ水平に延設された容器圧搾部14Cと、
この外周端から回転ジユース取出部10Dに対応
して連設され、かつ内面に複数のリブよりなる切
削刃17が形成されると共に多数の小孔よりなる
フイルタ18を装着したジユース取出口19を有
する容器ジユース取出部14Dと、前記容器圧搾
部14Cの周端近傍にジユース取出口19に近接
して設けた絞りかす放出口20とで構成されてい
る。そして、これら回転体10と絞り容器14に
おける第1の回転切削部10Aと第1の容器切削
部14Aで第1の切削部21が、第2の回転切削
部10Bと第2の容器切削部14Bで第2の切削
部22が、回転圧搾部10Cと容器圧搾部14C
で圧搾部23が、回転ジユース取出部10Dと容
器ジユース取出部14Dでジユース取出部24が
それぞれ構成されている。さらに切削刃17のう
ち、ひとつは第4図に示すようにフイルタ18に
近接して回転体10の回転方向下手側に設けられ
ており、切削刃17の回転体10の回転方向下手
側が圧搾部23に近接するように傾斜している。
また圧搾部23は第3図及び第5図に示すよう
に、回転体10に複数の放射状リブ25を全体的
に設け、かつ絞り容器14に複数の放射状リブ2
6を局部的に設けている。また上記絞りかす放出
口20は第4図に示すように絞り容器14の切削
刃17のうちひとつの先端近傍に設けてある。 本実施例において、回転体10はジユース取出
部24で直径約90mmであつて、約200rpmで回転
し、第1の切削部21における切刃11と第1の
容器切削部14A間の間隙はほぼ2〜3mm、第2
の切削部22における翼体12と切削刃16間の
間隙およびジユース取出部24における翼体13
と切削刃17間の間隙はほぼ0.5〜1mmに設定さ
れている。 27は絞り容器14をバヨネツト結合により固
定するための絞り容器受けであり、絞り出された
ジユースをジユース容器28に案内するための流
路27Aがジユース取出口19の周辺に設けら
れ、かつ絞りかす受け27Bが絞りかす放出口2
0に近接して設けられている。この絞り容器受け
27は、本体29に設けた突部29Aと絞り容器
受け27の下部に設けた鉤形の突部27Cとの回
転結合により本体27にバヨネツト結合される。
30はモータ31の回転を減速機32により減速
した出力軸であり、この出力軸30の上部は六角
形になつていて回転体10の六角孔に着脱自在に
嵌合している。33は材料を投入するための押込
棒であり、この押込棒33の下端と切刃11間の
間隙はほぼ2〜3mmに設定されている。 次に動作を説明する。まず本体29に絞り容器
受け27を載置し、回転体10を出力軸30に嵌
合し、フイルタ18を装着した絞り容器14を絞
り容器受け27に結合させ、ジユース容器28を
本体29上に載置し、スイツチ(図示せず)を入
れてモータ31により回転体10を回転させる。
次に投入口15よりパセリ、きくな等の材料を投
入して押込棒33にて押し込む。すると、材料は
第1の切削部21の多数の切刃11に押付られて
粗粉砕され、第2の切削部22へ移動する。第2
の切削部22へ押し込まれた材料は、固定した切
削刃16に係止され、かつ回転する螺旋状の翼体
12によりさらに微粉砕されながら下方へ移動
し、圧搾部23に至る。圧搾部23へ押し込まれ
た材料は固定した容器圧搾部14Cに係止され、
かつ回転する回転圧搾部10Cにより圧搾部23
の外周端へと送られ、第8図に斜線部Aで示すよ
うにほぼリング状に分布する。このとき、斜線部
Aの粉砕材料は、回転体10の螺旋状の翼体13
が翼体12とは逆方向で材料を上方へ送る方向に
してあるので、下方に移動しないでこのまま滞留
する。さらに材料を投入すると、微粉砕されて圧
搾部23へ送り込まれ、回転体10のリブ25に
より外周端へ強く送り込まれるが、すでに斜線部
Aに材料があるため、圧搾部23に分布して圧搾
される。このとき、絞り容器14のリブ26のた
め、第2の切削部22の下端からほぼ一様に圧搾
部23へ送り込まれた粉砕材料はこのリブ26に
係止して第8図、第9図に斜線部B1で示すよう
にジユース取出口19の周辺に集中して分布す
る。さらに引続いて材料を投入すると、微粉砕さ
れた材料は第2の切削部22の下部で第8図に斜
線部Cで示すようにほぼリング状に分布して圧搾
部23に押し込まれる。したがつて粉砕材料(斜
線部A及びB1)に水平方向の圧縮力が加わる
と、同時に下部のジユース取出部24に流出する
材料Aは翼体13の送り力により押し上げられ、
かつ材料には上下方向の圧縮力が加わり、そして
この材料は圧縮絞りされてジユース分を下方に放
出する。ジユース分はジユース取出部24におい
て回転ジユース取出部10Dに付着してほぼ水平
回転し、フイルタ18の近くに位置する切削刃1
7にせき止められてフイルタ18の小孔より第8
図の矢印Pのように流出してジユース取出口19
及び流路27Aを経てジユース容器28に流れ込
む。一方、斜線部Cの粉砕材料は全て圧搾部23
に送り込まれて第9図に斜線部B2で示すように
分布する。このとき、ジユース分を絞り出した斜
線部A及びB1の材料の一部が絞りかすとして、
前記した水平方向及び上下方向の圧縮力により絞
りかす放出口20より第7図及び第9図の矢印Q
のように押し出され、絞りかす受け27Bに至
る。なお、絞り出されたジユース分の一部は粉砕
材料の斜線部A,B1,R2に一度吸収される
が、以後に投入される材料により再び絞り出され
る。以下、材料を投下するごとに上記と同様にジ
ユース分が絞り出され、粉砕材料が圧搾部23で
第9図に斜線部B3,B4で示すように徐々に増
加し、絞りかすが連続して絞りかす放出口20よ
り放出される。この結果、粉砕材料が圧搾部23
で第10図に斜線部Dで示すようにほぼリング状
に分布する。ここでさらに材料を投下すると、第
10図の斜線部Dの粉砕材料は、投下された材料
により圧縮されてジユース分が絞り出され、かつ
圧縮された粉砂材料は絞りかすとして放出される
が、投下した材料は全て圧搾部23に送り込まれ
るので、再び第10図の斜線部Dで示すように粉
砕材料が分布する。このように、絞りかすが自動
的に放出されながらジユースを絞り出すので絞り
かす受け27Bとジユース容器28の容量に応じ
て、ジユースを多量に連続して絞ることができ
る。 採取できたジユース量をジユース絞り率で従来
の方式と比較すると、次表に示す結果になり、葉
菜類のジユース作りにおいて高性能であることが
明らかである。
によりジユース加工を行う一般家庭用の調理機に
関するものである。 従来例の構成とその問題点 従来の遠心分離式ジユーサにおいては、第1図
に示すように、材料を切削するカツター1が高速
回転(約4500rpm)するスピンナ2に固着されて
おり、またこのスピンナ2内には、材料をジユー
スと絞りかすに分離するフイルタ3を装着して使
用するものである。この構成では果実類、葉菜類
等の材料は、投入口4から入れられ、そして押込
棒5により下ろし金状のカツター1に押付けられ
て切削され、この切削されたものは遠心力により
フイルタ3の内周壁に飛ばされて積層状にたま
り、ジユース分のみがフイルタ3を通過すること
によりジユース6と絞りかす7に分離される。し
かしながら、りんご、みかん等の果実類から絞り
取れるジユース量に比べると、パセリ、きくな等
の葉菜類から絞り取れるジユース量は非常に少な
いという欠点があつた。この原因として、葉菜類
は主として薄い葉から成り、しかもカツター1と
押込棒5間の空隙Aよりも薄い場合がほとんどで
あるので、押込棒5にてカツター1に材料を押付
けたときに、材料にかかる圧力は葉菜類より厚み
のある果実類の場合に比べて非常に小さくなり、
材料が十分に細かくすり潰されないことが挙げら
れる。また、葉菜類は果実類に比べると、ジユー
スの保持能力が高く、同程度の細かさにすり潰し
た材料で遠心分離をしても葉菜類から得られるジ
ユース量は少ない。 発明の目的 本発明は、このような従来の遠心分離式ジユー
サの問題点を解消し、葉菜類からジユースを効率
よく絞り取れる調理機を提供することを目的とす
る。 発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、材料を粗
粉砕する切刃を有する第1の切削部と、これから
送られた材料を微粉砕する螺旋状の翼体を有する
ほぼ円筒形の第2の切削部と、この第2の切削部
から送られた材料を圧搾する圧搾部と、この圧搾
部へ材料を第2の切削部とは逆方向から送る螺旋
状の翼体を有するほぼ円筒形のジユース取出部と
を備えたもので、第1の切削部で材料の粗粉砕を
行い、第2の切削部で材料をさらに微粉砕すると
ともに螺旋状の翼体により材料を圧搾部へ移送し
て圧搾することと、圧搾部からジユース取出部に
送り込まれた材料をさらに微粉砕するとともに螺
旋状の翼体により材料を圧搾部へ逆方向から送つ
て圧搾することによつて、細かく粉砕した材料を
多方向から圧縮し、ジユース分を絞り出す様にし
たものである。 実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第2図〜第10図に
基づいて説明する。図において、10は回転体で
あつて、多数の切刃11を有するほぼ水平の第1
の回転切削部10Aと、この外周端に連設され、
かつ外面に材料を下方へ送る螺旋状の翼体12を
有するほぼ円筒形の第2の回転切削部10Bと、
この下端からほぼ水平に延設された回転圧搾部1
0Cと、この外周端に連設され、かつ外面に材料
を上方へ送る螺旋状の翼体13を有するほぼ円筒
形の回転ジユース取出部10Dとで構成されてい
る。14は絞り容器であつて、材料投入口15を
有し、かつ前記第1の回転切削部10Aを覆うほ
ぼ水平の第1の容器切削部14Aと、この外周端
から第2の回転切削部10Bに対応して連設さ
れ、かつ内面に複数のほぼ鉛直方向のリブよりな
る切削刃16を有する円筒形の第2の容器切削部
14Bと、この下端から回転圧搾部10Cに対応
してほぼ水平に延設された容器圧搾部14Cと、
この外周端から回転ジユース取出部10Dに対応
して連設され、かつ内面に複数のリブよりなる切
削刃17が形成されると共に多数の小孔よりなる
フイルタ18を装着したジユース取出口19を有
する容器ジユース取出部14Dと、前記容器圧搾
部14Cの周端近傍にジユース取出口19に近接
して設けた絞りかす放出口20とで構成されてい
る。そして、これら回転体10と絞り容器14に
おける第1の回転切削部10Aと第1の容器切削
部14Aで第1の切削部21が、第2の回転切削
部10Bと第2の容器切削部14Bで第2の切削
部22が、回転圧搾部10Cと容器圧搾部14C
で圧搾部23が、回転ジユース取出部10Dと容
器ジユース取出部14Dでジユース取出部24が
それぞれ構成されている。さらに切削刃17のう
ち、ひとつは第4図に示すようにフイルタ18に
近接して回転体10の回転方向下手側に設けられ
ており、切削刃17の回転体10の回転方向下手
側が圧搾部23に近接するように傾斜している。
また圧搾部23は第3図及び第5図に示すよう
に、回転体10に複数の放射状リブ25を全体的
に設け、かつ絞り容器14に複数の放射状リブ2
6を局部的に設けている。また上記絞りかす放出
口20は第4図に示すように絞り容器14の切削
刃17のうちひとつの先端近傍に設けてある。 本実施例において、回転体10はジユース取出
部24で直径約90mmであつて、約200rpmで回転
し、第1の切削部21における切刃11と第1の
容器切削部14A間の間隙はほぼ2〜3mm、第2
の切削部22における翼体12と切削刃16間の
間隙およびジユース取出部24における翼体13
と切削刃17間の間隙はほぼ0.5〜1mmに設定さ
れている。 27は絞り容器14をバヨネツト結合により固
定するための絞り容器受けであり、絞り出された
ジユースをジユース容器28に案内するための流
路27Aがジユース取出口19の周辺に設けら
れ、かつ絞りかす受け27Bが絞りかす放出口2
0に近接して設けられている。この絞り容器受け
27は、本体29に設けた突部29Aと絞り容器
受け27の下部に設けた鉤形の突部27Cとの回
転結合により本体27にバヨネツト結合される。
30はモータ31の回転を減速機32により減速
した出力軸であり、この出力軸30の上部は六角
形になつていて回転体10の六角孔に着脱自在に
嵌合している。33は材料を投入するための押込
棒であり、この押込棒33の下端と切刃11間の
間隙はほぼ2〜3mmに設定されている。 次に動作を説明する。まず本体29に絞り容器
受け27を載置し、回転体10を出力軸30に嵌
合し、フイルタ18を装着した絞り容器14を絞
り容器受け27に結合させ、ジユース容器28を
本体29上に載置し、スイツチ(図示せず)を入
れてモータ31により回転体10を回転させる。
次に投入口15よりパセリ、きくな等の材料を投
入して押込棒33にて押し込む。すると、材料は
第1の切削部21の多数の切刃11に押付られて
粗粉砕され、第2の切削部22へ移動する。第2
の切削部22へ押し込まれた材料は、固定した切
削刃16に係止され、かつ回転する螺旋状の翼体
12によりさらに微粉砕されながら下方へ移動
し、圧搾部23に至る。圧搾部23へ押し込まれ
た材料は固定した容器圧搾部14Cに係止され、
かつ回転する回転圧搾部10Cにより圧搾部23
の外周端へと送られ、第8図に斜線部Aで示すよ
うにほぼリング状に分布する。このとき、斜線部
Aの粉砕材料は、回転体10の螺旋状の翼体13
が翼体12とは逆方向で材料を上方へ送る方向に
してあるので、下方に移動しないでこのまま滞留
する。さらに材料を投入すると、微粉砕されて圧
搾部23へ送り込まれ、回転体10のリブ25に
より外周端へ強く送り込まれるが、すでに斜線部
Aに材料があるため、圧搾部23に分布して圧搾
される。このとき、絞り容器14のリブ26のた
め、第2の切削部22の下端からほぼ一様に圧搾
部23へ送り込まれた粉砕材料はこのリブ26に
係止して第8図、第9図に斜線部B1で示すよう
にジユース取出口19の周辺に集中して分布す
る。さらに引続いて材料を投入すると、微粉砕さ
れた材料は第2の切削部22の下部で第8図に斜
線部Cで示すようにほぼリング状に分布して圧搾
部23に押し込まれる。したがつて粉砕材料(斜
線部A及びB1)に水平方向の圧縮力が加わる
と、同時に下部のジユース取出部24に流出する
材料Aは翼体13の送り力により押し上げられ、
かつ材料には上下方向の圧縮力が加わり、そして
この材料は圧縮絞りされてジユース分を下方に放
出する。ジユース分はジユース取出部24におい
て回転ジユース取出部10Dに付着してほぼ水平
回転し、フイルタ18の近くに位置する切削刃1
7にせき止められてフイルタ18の小孔より第8
図の矢印Pのように流出してジユース取出口19
及び流路27Aを経てジユース容器28に流れ込
む。一方、斜線部Cの粉砕材料は全て圧搾部23
に送り込まれて第9図に斜線部B2で示すように
分布する。このとき、ジユース分を絞り出した斜
線部A及びB1の材料の一部が絞りかすとして、
前記した水平方向及び上下方向の圧縮力により絞
りかす放出口20より第7図及び第9図の矢印Q
のように押し出され、絞りかす受け27Bに至
る。なお、絞り出されたジユース分の一部は粉砕
材料の斜線部A,B1,R2に一度吸収される
が、以後に投入される材料により再び絞り出され
る。以下、材料を投下するごとに上記と同様にジ
ユース分が絞り出され、粉砕材料が圧搾部23で
第9図に斜線部B3,B4で示すように徐々に増
加し、絞りかすが連続して絞りかす放出口20よ
り放出される。この結果、粉砕材料が圧搾部23
で第10図に斜線部Dで示すようにほぼリング状
に分布する。ここでさらに材料を投下すると、第
10図の斜線部Dの粉砕材料は、投下された材料
により圧縮されてジユース分が絞り出され、かつ
圧縮された粉砂材料は絞りかすとして放出される
が、投下した材料は全て圧搾部23に送り込まれ
るので、再び第10図の斜線部Dで示すように粉
砕材料が分布する。このように、絞りかすが自動
的に放出されながらジユースを絞り出すので絞り
かす受け27Bとジユース容器28の容量に応じ
て、ジユースを多量に連続して絞ることができ
る。 採取できたジユース量をジユース絞り率で従来
の方式と比較すると、次表に示す結果になり、葉
菜類のジユース作りにおいて高性能であることが
明らかである。
本実施例において、材料は第1の切削部21で
粗粉砕され、さらに第2の切削部22で微粉砕さ
れ、しかも第2の切削部22では螺旋状の翼体1
2と切削刃16間の間隙をほぼ0.5〜1mmに設定
してあるために、従来の遠心分離式ジユーサに比
べると、非常に細かく粉砕される。また圧搾部2
3において、送り込まれた材料は圧縮されながら
回転移動するので、粉砕された材料が相互にすり
潰す作用をしてさらに細かく粉砕される。従つて
十分に細かくすり潰した材料を圧縮によりジユー
スと絞りかすに分離するので、上記結果のよう
に、従来の遠心分離式ジユーサよりも多量にジユ
ースを得ることができるのである。 また、回転体10は約200rpmで回転し、従来
の遠心分離式ジユーサのスピンナが約4500rpmで
回転することに比べると、非常に低速の回転であ
るために、特別に高度なバランス精度を必要とし
ないので量産化が容易である。しかも従来の遠心
分離式ジユーサでは絞りかすが高速回転するスピ
ンナに滞留するために、絞りかすのわずかな不均
一な分布からアンバランスを発生し、製品全体の
振動が大きくなつていたことに比較して、本発施
例では絞りかすは絞り容器14の絞りかす放出口
20より自動的に放出されるので、アンバランス
の要因にはならず、また粉砕材料は低速回転する
回転体10と絞り容器14のなす圧搾部23をき
わめて低速で移動するために、大きなアンバラン
スを発生することはなく、従つて従来に比べて振
動が小さく静かである。 さらに回転体10が低速回転であるため、従来
の遠心分離式ジユーサのスピンナに比べて回転騒
音が小さい。しかも材料を切削粉砕するときの切
削音が従来に比べて小さくなり、機器全体として
騒音が低いものとなる。 次にジユースを絞り終えて後始末をするときに
は、絞り容器14、回転体10、絞り容器受け2
7を取り外せば、各部品は従来の遠心分離式ジユ
ーサに比べて小形でしかも洗浄し易い。特にフイ
ルタ18はジユース取出口19に装着された小さ
い部品であり、洗浄の手間もわずかである。 発明の効果 以上のように本発明の調理機によれば、材料を
粗粉砕する切刃を有する第1の切削部と、これか
ら送られた材料を微粉砕する螺旋状の翼体を有す
るほぼ円筒形の第2の切削部と、材料を圧搾する
圧搾部と、材料を第2の切削部とは逆方向から送
る螺旋状の翼体を有するほぼ円筒形のジユース取
出部とで構成されているので、葉菜類を微粉砕す
ると共に2方向から圧縮し、ジユース絞り率を向
上させることができるものである。
粗粉砕され、さらに第2の切削部22で微粉砕さ
れ、しかも第2の切削部22では螺旋状の翼体1
2と切削刃16間の間隙をほぼ0.5〜1mmに設定
してあるために、従来の遠心分離式ジユーサに比
べると、非常に細かく粉砕される。また圧搾部2
3において、送り込まれた材料は圧縮されながら
回転移動するので、粉砕された材料が相互にすり
潰す作用をしてさらに細かく粉砕される。従つて
十分に細かくすり潰した材料を圧縮によりジユー
スと絞りかすに分離するので、上記結果のよう
に、従来の遠心分離式ジユーサよりも多量にジユ
ースを得ることができるのである。 また、回転体10は約200rpmで回転し、従来
の遠心分離式ジユーサのスピンナが約4500rpmで
回転することに比べると、非常に低速の回転であ
るために、特別に高度なバランス精度を必要とし
ないので量産化が容易である。しかも従来の遠心
分離式ジユーサでは絞りかすが高速回転するスピ
ンナに滞留するために、絞りかすのわずかな不均
一な分布からアンバランスを発生し、製品全体の
振動が大きくなつていたことに比較して、本発施
例では絞りかすは絞り容器14の絞りかす放出口
20より自動的に放出されるので、アンバランス
の要因にはならず、また粉砕材料は低速回転する
回転体10と絞り容器14のなす圧搾部23をき
わめて低速で移動するために、大きなアンバラン
スを発生することはなく、従つて従来に比べて振
動が小さく静かである。 さらに回転体10が低速回転であるため、従来
の遠心分離式ジユーサのスピンナに比べて回転騒
音が小さい。しかも材料を切削粉砕するときの切
削音が従来に比べて小さくなり、機器全体として
騒音が低いものとなる。 次にジユースを絞り終えて後始末をするときに
は、絞り容器14、回転体10、絞り容器受け2
7を取り外せば、各部品は従来の遠心分離式ジユ
ーサに比べて小形でしかも洗浄し易い。特にフイ
ルタ18はジユース取出口19に装着された小さ
い部品であり、洗浄の手間もわずかである。 発明の効果 以上のように本発明の調理機によれば、材料を
粗粉砕する切刃を有する第1の切削部と、これか
ら送られた材料を微粉砕する螺旋状の翼体を有す
るほぼ円筒形の第2の切削部と、材料を圧搾する
圧搾部と、材料を第2の切削部とは逆方向から送
る螺旋状の翼体を有するほぼ円筒形のジユース取
出部とで構成されているので、葉菜類を微粉砕す
ると共に2方向から圧縮し、ジユース絞り率を向
上させることができるものである。
第1図は従来の遠心分離式ジユーサの縦断面
図、第2図〜第10図は本発明の一実施例を示
し、第2図は縦断面図、第3図は回転体の正面
図、第4図は絞り容器を第2図のX−X線で切断
した断面図、第5図は絞り容器を第2図のY−Y
線で切断した断面図、第6図は第3図のZ−Z線
断面図、第7図は絞りかす受けを示す第2図のS
−S線断面図、第8図は動作状態を示す縦断面
図、第9図は動作状態を示す横断面図、第10図
は絞り動作終了状態を示す縦断面図である。 10……回転体、11……切刃、12,13…
…翼体、14……絞り容器、15……投入口、1
6,17……切削刃、18……フイルタ、19…
…ジユース取出口、20……絞りかす放出口、2
1……第1の切削部、22……第2の切削部、2
3……圧搾部、24……ジユース取出部、31…
…押込棒。
図、第2図〜第10図は本発明の一実施例を示
し、第2図は縦断面図、第3図は回転体の正面
図、第4図は絞り容器を第2図のX−X線で切断
した断面図、第5図は絞り容器を第2図のY−Y
線で切断した断面図、第6図は第3図のZ−Z線
断面図、第7図は絞りかす受けを示す第2図のS
−S線断面図、第8図は動作状態を示す縦断面
図、第9図は動作状態を示す横断面図、第10図
は絞り動作終了状態を示す縦断面図である。 10……回転体、11……切刃、12,13…
…翼体、14……絞り容器、15……投入口、1
6,17……切削刃、18……フイルタ、19…
…ジユース取出口、20……絞りかす放出口、2
1……第1の切削部、22……第2の切削部、2
3……圧搾部、24……ジユース取出部、31…
…押込棒。
Claims (1)
- 1 材料を粗粉砕する切刃を有する第1の切削部
と、これから送られた材料を微粉砕する螺旋状の
翼体を有するほぼ円筒形の第2の切削部と、この
第2の切削部から送られた材料を圧搾する圧搾部
と、この圧搾部へ材料を第2の切削部とは逆方向
から送る螺旋状の翼体を有するほぼ円筒形のジユ
ース取出部とを備えた調理機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3988883A JPS59164018A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 調理機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3988883A JPS59164018A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 調理機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59164018A JPS59164018A (ja) | 1984-09-17 |
JPS6222607B2 true JPS6222607B2 (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=12565509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3988883A Granted JPS59164018A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 調理機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59164018A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59194711A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | 東芝テック株式会社 | ジユ−サ |
JPS59194710A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | 東芝テック株式会社 | ジユ−サ |
JPS59194715A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-05 | 東芝テック株式会社 | ジユ−サ |
JPS59194716A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-05 | 東芝テック株式会社 | ジユ−サ |
JPS59194714A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-05 | 東芝テック株式会社 | ジユ−サ |
JPS59197217A (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-08 | 東芝テック株式会社 | ジユ−サ |
JPS6164823U (ja) * | 1984-10-04 | 1986-05-02 |
-
1983
- 1983-03-09 JP JP3988883A patent/JPS59164018A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59164018A (ja) | 1984-09-17 |
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